JP2007250120A - 磁気記録媒体 - Google Patents

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利夫 杉本
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アジャン アントニ
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良作 稲村
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亮 栗田
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Abstract

【課題】垂直磁気記録層の結晶性を高めることにより、信号品質の改善を図ることが可能な磁気記録媒体を提供する。
【解決手段】NiFeCrからなり、Crの濃度が7〜35原子%の範囲内である下地層が、非磁性基板上に配置されている。下地層の上に、Ruからなる中間層が配置されている。中間層の上に、垂直磁気記録膜が配置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、磁気記録媒体に関し、特に垂直磁気記録膜の結晶性及び保磁力を高めると共に、S/N比の低下を抑制する磁気記録媒体に関する。
次世代のハードディスクドライブに適用される磁気記録方式として、記録磁化が媒体面に対して垂直である垂直磁気記録媒体を用いた磁気記録方式が注目されている。
垂直磁気記録方式は、従来の面内磁気記録方式と比べて、高密度記録が可能で、かつ高い出力を得ることが可能である。さらに、記録磁化の熱緩和耐性を高くすることが期待される。
下記の特許文献1に、磁気記録層の媒体性能を向上させた垂直磁気記録媒体が開示されている。特許文献1に開示された発明においては、非磁性基板上に、パーマロイ系軟磁性材料からなる下地層を形成し、その上に垂直磁気記録膜が形成される。下地層を配置することにより、磁気記録層の配向性を改善し、高出力化及び低ノイズ化が図られる。
特開2002−358617号公報
200Gb/inを超える記録密度を実現するためには、記録及び再生時の信号品質(例えばエラーレートやS/N比)が不足しており、更なる改善が要望されている。信号品質の向上を図るためには、記録ビットの均一性が重要である。記録ビットの均一性を高めるためには、記録層を形成する磁性粒子の幾何学的形状を均一にすると共に、磁気的にも均一化を図る必要がある。
磁性粒子の形状の均一化、及び磁気的均一化を図るために、記録媒体の結晶成長を制御する必要がある。結晶成長を制御するために、磁気記録層の下に下地層や中間層を設けているが、磁性粒子の粒径及び結晶性にばらつきがあり、均一性をより高めることが必要とされている。また、磁気記録層の結晶性を高めるために下地層の構成を最適化すると、S/N比が低下してしまう場合がある。
本発明の目的は、垂直磁気記録層の結晶性を高めることにより、信号品質の改善を図ることが可能な磁気記録媒体を提供することである。
本発明の一観点によると、
非磁性基板上に配置され、NiFeCrからなり、Crの濃度が7〜35原子%の範囲内である下地層と、
前記下地層の上に形成されたRuからなる中間層と、
前記中間層の上に形成された垂直磁気記録膜と
を有する磁気記録媒体が提供される。
本発明の他の観点によると、
非磁性基板上に配置されたNiFeRuからなる下地層と、
前記下地層の上に形成されたRuからなる中間層と、
前記中間層の上に形成された垂直磁気記録膜と
を有する磁気記録媒体が提供される。
下地層を、Crの濃度が7〜35原子%の範囲内のNiFeCr、またはNiFeRuで形成すると、記録層の結晶性を高め、かつ高いS/N比を得ることが可能になる。
図1に、実施例及び比較例による磁気記録媒体の断面図を示す。基板1の上に、軟磁性裏打層2、シード層3、下地層4、中間層5、記録層6、保護層7、及び潤滑層8がこの順番に積層されている。
基板1は、非磁性材料、例えばガラス、非磁性金属等で形成される。裏打層2は、軟磁性材料、例えばCoNbZr等で形成され、その厚さは50nmである。シード層3は、Ta等の非磁性材料で形成され、その厚さは例えば3nmである。下地層4は、CoFe、CoFeCr、CoFeRu等のfcc(面心立方)結晶構造を持つ軟磁性材料で形成される。その詳細な組成及び厚さについては、後述する。中間層5は、Ru、またはRuを主成分とする合金等のhcp(六方最密充填)結晶構造を持つ非磁性材料で形成され、その厚さは例えば20nmである。
記録層6は、SiO膜の中にCoCrPtからなる磁性粒子が離散的に分布したグラニュラ構造を有し、その厚さは例えば10nmである。記録層6内に分布する各磁性粒子は、hcp結晶構造を有する。磁性粒子として、CoCrPtの他に、hcp結晶構造を有する他の垂直磁化用磁性材料を用いてもよい。保護層7は炭素で形成され、その厚さは例えば6nmである。潤滑層8は、例えばパーフルオロポリエーテル系の潤滑剤を用いて形成される。なお、潤滑剤として、磁気記録媒体の潤滑層材料として一般的に用いられる種々の他の材料を用いてもよい。
裏打層2から保護層8までの各層は、例えば、DCマグネトロンスパッタリングにより形成される。なお、基板1を大気中に取り出すことなく真空を維持した状態で、裏打層2から保護層7まで連続的に成膜する。
以下、成膜条件の一例を示す。CoNbZrからなる裏打層2は、Arガス圧0.5Pa、スパッタ電力1kWの条件で成膜する。Taからなるシード層3は、Arガス圧0.5Pa、スパッタ電力0.4kWの条件で成膜する。下地層4をNiFeで形成する場合には、Arガス圧0.5Pa、スパッタ電力0.1kWの条件で成膜し、NiFeCrまたはNiFeRuで形成する場合には、Arガス圧0.5Pa、スパッタ電力0.4kWの条件で成膜する。Ruからなる中間層5は、Arガス圧2.0Pa、スパッタ電力0.4kWの条件で成膜する。記録層6は、CoCrPt−SiOターゲットを用い、Arガス圧4Pa、スパッタ電力0.4kWの条件で成膜する。保護層7は、Arガス圧1.0Pa、スパッタ電力0.8kWの条件で成膜する。
シード層3は、裏打層2と下地層4とを磁気的に分離する機能を有するが、省略することも可能である。中間層5は、fcc結晶構造を持つ下地層4と、記録層6内に分布するhcp結晶構造を持つ磁性粒子との間に配置され、記録層6内の磁性粒子の結晶性を高める機能を有する。
図2A〜図2Eに、下地層4をNi80Fe20で形成した比較例による磁気記録媒体の種々の特性の測定結果を、下地層4の厚さの関数として示す。図2A〜図2Eの横軸は、下地層4の厚さを、単位「nm」で表す。ここで、「Ni80Fe20」は、Ni濃度が80原子%、Fe濃度が20原子%のNiFe合金を意味する。
図2Aの縦軸は、信号出力のピークツーピーク値を、単位「μV」で表す。図2Bの縦軸は、媒体ノイズの二乗平均平方根を、単位「μV」で表す。図2Cの縦軸は、媒体S/N比を単位「dB」で表す。図2Dの縦軸は、記録層6の保磁力を単位「kOe」で表す。図2Eの縦軸は、記録層6のX線ロッキングカーブの半値幅を単位「度」で表す。
下地層4を厚くすると、図2D及び図2Eに示すように、記録層6の結晶性が高まり、保持力が大きくなることがわかる。従って、結晶性及び保磁力の観点から、記録層6を厚くすることが好ましい。ところが、図2A〜図2Cに示すように、下地層4を厚くすると、信号出力の低下、及び媒体ノイズの増大を招き、媒体S/N比が低下してしまう。S/N比の観点からは、下地層4を薄くすることが好ましく、下地層4を挿入しないことが最も好ましい。下地層4を挿入しない場合に、図2Dに示したように保磁力が低下するのは、記録層6の磁性粒子の寸法が不均一になり、本来分離して分布すべき磁性粒子同士が一体化してしまうためと考えられる。
このように、下地層4としてNiFeを用いると、高いS/N比と大きな保磁力とを両立させることが困難である。
次に、第1の実施例による磁気記録媒体について説明する。第1の実施例による磁気記録媒体では、図1に示した下地層4が[Ni80Fe20](1−x)Cr(x)で形成されている。例えば、NiFeターゲットとCrターゲットとを用いたコスパッタリングにおいて、2つのターゲットに投入するスパッタ電力を制御することによって、下地層4のCr濃度を調整することができる。また、DCマグネトロンスパッタリングのターゲットの組成を調整することによっても、下地層4のCr濃度を調整することができる。実施例においては、コスパッタリングを用いて下地層4の成膜を行った。
図3Aに、Cr濃度と媒体ノイズとの関係を示し、図3Bに、Cr濃度とトータルS/N比との関係を示す。いずれのグラフにおいても、横軸はCr濃度を単位「原子%」で表す。また、図中の黒丸、黒四角、及び黒三角が、それぞれ下地層4の厚さを5nm、10nm、及び15nmにした場合の測定結果を示す。図3Aの縦軸は、媒体ノイズの二乗平均平方根を単位「μV」で表し、図3Bの縦軸は、トータルS/N比を単位「dB」で表す。ここで、「トータルS/N比」とは、媒体ノイズのみならず、評価回路や磁気ヘッドに起因するノイズをも含めた合計のノイズを考慮した場合のS/N比のことである。
下地層4の厚さを5nm、10nm、15nmと厚くしていくと、媒体ノイズが大きくなり、S/N比が低下している。これは、図2B及び図2Cに示した比較例の場合と同様の傾向である。ところが、第1の実施例では、Cr濃度を制御することにより、媒体ノイズの増加や、S/N比の低下を抑制することができる。
例えば、下地層4の厚さを5nmとした場合、図3Aに示すように、Cr濃度を高くすると媒体ノイズが減少している。また、図3Bに示すように、S/N比は、Cr濃度を高くすると一旦低下するが、Cr濃度が5原子%の近傍で極小値をとり、その後は上昇する。Cr濃度が7原子%以上の範囲では、Cr濃度が0、すなわち下地層4をNiFeで形成した比較例に比べて、高いS/N比が得られている。Cr濃度を20原子%とすると、比較例に比べてS/Nが約0.5dB改善されている。
下地層4の膜厚を10nm及び15nmとしたときには、媒体ノイズは、図3Aに示すように、Cr濃度を増加させると、Cr濃度7〜8原子%近傍で極大値を示し、その後は減少する。S/N比も、図3Bに示すように、Cr濃度を増加させると一旦極小値を示し、その後は上昇する。
また、図3Aに示したように、下地層4を厚さ5nmのNiFe層とした比較例(Cr濃度=0の点)と、下地層4を厚さ10nmにし、Cr濃度を20原子%にした実施例とを比較すると、実施例の媒体ノイズの方が小さいことがわかる。すなわち、下地層4を厚くしても、下地層4にCrを添加することにより、媒体ノイズの増加を防止することができる。
図3A及び図3Bでは、下地層4の厚さが5nm、10nm、及び15nmの場合を示した。比較例の図2Cのグラフにおいては、下地層4が5nmより薄い範囲内でも、下地層4が薄くなるに従ってS/N比がより改善されている。この評価結果から、第1の実施例においても下地層4を5nmより薄くするとS/N比がより改善されるであろうと思われる。ただし、記録層6の結晶性を高める効果を維持するために、下地層4の厚さは2nm以上とすることが好ましい。
図3Cに、Cr濃度と保磁力との関係を、中間層5の厚さを15nm、20nm、及び25nmとした場合について示す。横軸はCr濃度を単位「原子%」で表し、縦軸は記録層6の保磁力を単位「kOe」で表す。白丸、白四角、及び白三角が、それぞれ中間層5の厚さを15nm、20nm、及び25nmにした場合の保磁力を示す。下地層4の厚さは5nmとした。
中間層5の厚さがいずれの場合にも、Cr濃度を高くするに従って保磁力が大きくなり、Cr濃度が15原子%の近傍で極大値を示し、その後は低下する。十分大きな保磁力を維持するために、Cr濃度を35原子%以下にすることが好ましい。
図3A及び図3Bに示した媒体ノイズとS/N比、及び図3Cに示した保磁力とを総合的に参酌すると、Cr濃度を7〜35原子%の範囲内とすることが好ましいことが分かる。
図3Dに、下地層4のCr濃度と、記録層6のX線ロッキングカーブ半値幅との関係を示す。下地層4の厚さは5nmとした。Crを添加しても、Crを添加しない場合と比べてX線ロキングカーブ半値幅がほとんど変化していないことがわかる。このことから、下地層4にCrを添加しても、NiFeで形成した場合と比べて記録層6の結晶性は悪くなっていないことが確認された。
比較例の場合には、S/N比を高くするために、図2Cの評価結果に基づいて下地層4の膜厚を0にすると、図2Eに示したように、X線ロッキングカーブ半値幅が5度程度まで大きくなってしまう。第1の実施例の場合には、S/N比を高くするために、図3Bの評価結果に基づいてCr濃度を20原子%にしても、Cr濃度が0の場合に比べてX線ロッキングカーブ半値幅は大きくならない。このように、第1の実施例によれば、X線ロッキングカーブ半値幅の劣化を招くことなく、S/N比の向上を図ることが可能である。
図4に、下地層4のCr濃度を変化させたときの中間層5のX線回折パターンを示す。X線回折パターンの形状は、Cr濃度を10原子%及び40原子%としても、Cr濃度が0の場合とほとんど変化がない。Cr濃度を50原子%まで増加させると、X線回折パターンのピーク強度が低下すると共に、その形状が変化する。Cr濃度が40原子%以下の範囲であれば、Ruからなる中間層5が、良好なhcp結晶構造を維持していることが確認された。このことから、下地層4も、良好なfcc結晶構造を維持しているものと考えられる。
図5に、Cr濃度と飽和磁化との関係を示す。横軸は、Cr濃度を単位「原子%」で表し、縦軸は、飽和磁化を単位「emu/cm」で表す。図中の白丸は、Si基板上に形成した厚さ200nmのNiFeCr膜の飽和磁化を示し、白三角は、ガラス基板上の厚さ3nmのTa膜の上に形成した厚さ10nmのNiFeCr膜の飽和磁化を示す。
いずれの場合にも、Cr濃度が高くなるに従って飽和磁化が減少している。図1に示した下地層4が軟磁性を示す場合には、下地層4が軟磁性裏打層2の機能を補強する。従って、下地層4は、完全な非磁性とするよりも、軟磁性とすることが好ましい。ただし、下地層4の飽和磁化が大きくなりすぎると、媒体ノイズが大きくなってしまう。媒体ノイズの増加を抑制するために、下地層4の飽和磁化を250emu/cm以下とすることが好ましい。下地層4に軟磁性を残し、かつ媒体ノイズの増加を抑制するために、下地層4のCr濃度を15〜25原子%の範囲内とすることが好ましい。
次に、図6A〜図6Cを参照して、第2の実施例について説明する。第1の実施例では、下地層4の材料として、NiFeにCrを添加した磁性材料を用いたが、第2の実施例では、Crの代わりにRuを添加する。図6A〜図6Cは、それぞれ第1の実施例の図3A〜図3Cのグラフに対応する。いずれのグラフも、横軸はRu濃度を単位「原子%」で表す。図6A及び図6Bは、下地層4の厚さを5nmとした場合を示している。図6Cの黒丸及び白丸は、それぞれ下地層4の厚さを5nm及び10nmとした場合の保磁力を示す。
図6Aにおいて、Ru濃度が0〜20原子%の範囲内で、媒体ノイズの変化は、図3Aに示した第1の実施例と同様の傾向を示している。図6Bにおいても、Ru濃度が0〜20原子%の範囲内で、トータルS/N比の変化は、図3Bに示した第1の実施例と同様の傾向を示している。Ru濃度を10〜20原子%の範囲内にすると、下地層4をNiFeで形成した場合に比べて、S/N比が約0.3dB高くなることがわかる。図6Cにおいても、Ru濃度が0〜20原子%の範囲内で、保磁力の変化は、図3Cに示した第1の実施例と同様の傾向を示している。
このように、下地層4の材料としてNiFeRuを用いても、第1の実施例の場合と同様に、保磁力を維持しつつ、S/N比を高めることが可能になる。
上記第1及び第2の実施例では、下地層4を形成するベース材料をNi80Fe20としたが、NiとFeとの組成比を、その他の比としてもよい。例えば、Ni:Feの比を、原子パーセントで65:35〜95:5の範囲としても、CrやRuを含有させることによる効果が得られるであろう。
図7に、第1または第2の実施例による磁気記録媒体を用いた磁気記録装置の平面図を示す。筐体50が、平たい直方体状の内部空間を画定する。この内部空間に、1枚以上の磁気ディスク51が収容される。磁気ディスク51は、第1または第2の実施例による磁気記録媒体と同様の構造を有する。磁気ディスク51は、スピンドルモータ52の回転軸に装着される。スピンドルモータ52は、例えば回転数7200rpmまたは10000rpm等で磁気ディスク51を高速回転させる。
スピンドルモータ52の回転軸と平行な方向に延在する支軸53に、ヘッドアクチュエータ55が装着されている。ヘッドアクチュエータ55は、アーム56とサスペンション57とを備える。アーム56は、支軸53により、磁気ディスク51の面に平行な方向に揺動可能に支持されている。サスペンション57は、アーム56の先端に取り付けられ、アーム56から前方に延びる。サスペンション58の先端に、浮上ヘッドスライダ58が取り付けられている。
第1または第2の実施例による磁気記録媒体を、磁気ディスク51に用いることにより、大きな保磁力を維持し、かつ高いS/N比を実現することができる。
以上実施例に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
実施例及び比較例による磁気記録媒体の断面図である。 (2A)は、比較例による磁気記録媒体の下地層の厚さと信号出力との関係を示すグラフであり、(2B)は、比較例による磁気記録媒体の下地層の厚さと媒体ノイズとの関係を示すグラフであり、(2C)は、比較例による磁気記録媒体の下地層の厚さと媒体S/N比との関係を示すグラフである。 (2D)は、比較例による磁気記録媒体の下地層の厚さと保磁力との関係を示すグラフであり、(2E)は、比較例による磁気記録媒体の下地層の厚さとX線ロッキングカーブ半値幅との関係を示すグラフである。 (3A)は、第1の実施例による磁気記録媒体の下地層のCr濃度と媒体ノイズとの関係を示すグラフであり、(3B)は、第1の実施例による磁気記録媒体の下地層のCr濃度とトータルS/N比との関係を示すグラフである。 (3C)は、第1の実施例による磁気記録媒体の下地層のCr濃度と保磁力との関係を示すグラフであり、(3D)は、第1の実施例による磁気記録媒体の下地層のCr濃度とX線ロッキングカーブ半値幅との関係を示すグラフである。 下地層のCr濃度を変化させたときの中間層のX線回折パターンを示すグラフである。 NiFeCrのCr濃度と飽和磁化との関係を示すグラフである。 (6A)は、第2の実施例による磁気記録媒体の下地層のRu濃度と媒体ノイズとの関係を示すグラフであり、(6B)は、第2の実施例による磁気記録媒体の下地層のRu濃度とトータルS/N比との関係を示すグラフであり、(6C)は、第2の実施例による磁気記録媒体の下地層のRu濃度と保磁力との関係を示すグラフである。 第1または第2の実施例による磁気記録媒体を用いた磁気記録装置の平面図である。
符号の説明
1 基板
2 裏打層
3 シード層
4 下地層
5 中間層
6 記録層
7 保護層
8 潤滑層
50 筐体
51 磁気ディスク
52 スピンドルモータ
53 支軸
55 ヘッドアクチュエータ
56 アーム
57 サスペンション
58 浮上ヘッドスライダ

Claims (4)

  1. 非磁性基板上に配置され、NiFeCrからなり、Crの濃度が7〜35原子%の範囲内である下地層と、
    前記下地層の上に形成されたRuからなる中間層と、
    前記中間層の上に形成された垂直磁気記録膜と
    を有する磁気記録媒体。
  2. 前記下地層のCrの濃度が、15〜25原子%の範囲内である請求項1に記載の磁気記録媒体。
  3. 非磁性基板上に配置されたNiFeRuからなる下地層と、
    前記下地層の上に形成されたRuからなる中間層と、
    前記中間層の上に形成された垂直磁気記録膜と
    を有する磁気記録媒体。
  4. 前記下地層のRuの濃度が、10〜20原子%の範囲内である請求項3に記載の磁気記録媒体。
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