JP2007248767A - 感光性樹脂組成物及びそれを用いた半導体装置の製造方法 - Google Patents

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健一郎 佐藤
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Abstract

【課題】耐熱性を有するレリーフ構造体を製造可能であり、密着性が良好であるとともに、現像残渣が低減された感光性樹脂組成物、及び、該組成物を用いて、さらに密着性を向上、膜減りの低減を可能とする半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】特定の構造を有するポリベンゾオキサゾール前駆体、シロキサン化合物、界面活性剤、及び感光剤を含有することを特徴とするポジ型感光性樹脂組成物、及び該組成物を用いた半導体装置の製造方法。
【選択図】なし

Description

本発明は感光性樹脂組成物に関し、より詳しくは、超小型電子技術の分野での応用に好適であり、アルカリ水溶液で現像可能なポジ型感光性樹脂組成物及び該組成物を用いた半導体装置の製造方法に関する。
超小型電子技術の応用では、高温での耐久性を示すポリマーが一般に広く知られている。ポリイミドおよびポリベンゾオキサゾール(PBO)といったこのようなポリマーの前駆体は、好適な添加剤によって光反応性にすることができる。この前駆体は高温への暴露のような既知の技術によって、所望のポリマーに転化される。従って、保護層、断熱層、および高度に耐熱性のポリマーのレリーフ構造体を製造するためにポリマー前駆体が使用されている。
そして、特許文献1〜4において、高い粘度を有する耐熱性樹脂組成物の塗布性を改良すべく、各種界面活性剤を含有する耐熱性樹脂組成物が開示されている。
また、特許文献5におけるように、感度、解像度、低応力、接着性の点から、芳香族ポリアミドの検討がなされている。
一方で、PBO前駆体を含有する感光性組成物は、基板との密着性が良好であるとともに、現像残渣の低減が望まれている。
特開平7−133428号公報 特開平11−349810号公報 特開2002−107928号公報 特開2003−255533号公報 特開2005−215436号公報
耐熱性を有するレリーフ構造体を製造可能であり、密着性が良好であるとともに、現像残渣が低減された感光性樹脂組成物、及び、該組成物を用いて、さらに密着性を向上、膜減りの低減を可能とする半導体装置の製造方法を提供する。
シロキサン化合物の添加は、現像残渣を悪化させる傾向にあるが、本発明の感光性樹脂組成物の系においては、界面活性剤を添加することで、現像残渣を抑制でき、密着性の向上と現像残渣の低減の両立が可能となった。
すなわち、上記課題は下記構成により達せられた。
(1)下記一般式(A1−1)で表される構造を有するポリベンゾオキサゾール前駆体、シロキサン化合物、界面活性剤、及び、感光剤を含有することを特徴とするポジ型感光性樹脂組成物。
Figure 2007248767

式(A1−1)中、Uは芳香環を有する4価の有機基を示し、Vは2価の有機基を示し、U及びVの少なくとも一方が、一般式(A1−2)で表される構造である。
Figure 2007248767

式(A1−2)中、Mは単結合又は2価の基を示し、R21及びR22は各々独立にフッ素原子又は1価の有機基で、r及びsは各々独立に1〜4の整数である。この構造上の一般式(A1−1)中のアミド基又はOH基との結合手は全て芳香環上に存在する。
(2)上記(1)に記載の感光性樹脂組成物を、半導体素子上に塗布する工程、プリベーク工程、露光工程、現像工程、加熱工程を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
(3)該現像工程において、現像液を複数回に分けて、該組成物上に乗せることを特徴とする上記(2)に記載の半導体装置の製造方法。
本発明の感光性樹脂組成物は、密着性が良好であるとともに、現像残渣が低減され、さらには膜減りの低減が可能であり、ポリアミド樹脂に基づく、耐熱性、機械特性、電気特性、耐薬品性に優れるレリーフ構造体を製造可能であり、半導体用途、特にバッファーコートとして好適に用いることができる。
〔1〕ポリベンゾオキサゾール前駆体(PBO前駆体)
本発明の感光性樹脂組成物が含有するポリベンゾオキサゾール前駆体(PBO前駆体)は一般式(A1−1)で表される構造を含有する。
Figure 2007248767
式中、Uは4価の有機基を示し、Vは2価の有機基を示し、U又はVの少なくとも一方が、一般式(A1−2)で表される構造である。
Figure 2007248767

(式中、Mは単結合又は2価の基を示し、R21及びR22は各々独立にフッ素原子又は1価の有機基で、r及びsは各々独立に1〜4の整数である。)
この構造上の一般式(A1−1)中のアミド基又はOH基との結合手は全て芳香環上に存在する。
本発明において、一般式(A1−1)においてUで表される4価の有機基とは、一般に、ジカルボン酸と反応してポリアミド構造を形成する、2個のヒドロキシ基がそれぞれアミンのオルト位に位置した構造を有するジアミンの残基である。一方、一般式(A1−1)においてVで表される2価の有機基とは、一般に、ジアミンと反応してポリアミド構造を形成する、ジカルボン酸の残基である。
ここで、Mで示される2価の基としては−CH−,−C(CH−,−O−,−S−,−SO−,−CO−,−(CF−等が好ましいものとして挙げられる。応力の観点からは単結合が最も好ましい。
また、R21及びR22で示される1価の有機基としては、炭素数1〜10の、アルキル基、アルキルエーテル基、フルオロアルキル基、フルオロアルキルエーテル基等が好ましいものとして挙げられる。r及びsの数としては、各々1〜2であることが好ましい。また、その結合位置としては、Mに対してオルト位であることが、透明性等の点で好ましい。
一般式(A1−2)で表される構造は、一般式(A1−3)で表される構造が好ましい。
Figure 2007248767

この場合、R21’、R21”、R22’及びR22”は各々独立に水素原子、フッ素原子および1価の有機基(炭素数1〜10の、アルキル基、アルキルエーテル基、フルオロアルキル基、フルオロアルキルエーテル基等)であるが、R21’及びR21”の少なくとも1つと、R22’及びR22”の少なくとも1つはフッ素原子又は1価の有機基であり、1価の有機基がさらに好ましい。
Mは単結合が、低応力で高透明性の重合体を与えることから最も好ましく、R21’、R21”、R22’及びR22”としては、メチル基、トリフルオロメチル基、エチル基、イソプロピル基、t−ブチル基等が好ましい。
一般式(A1−2)で示される構造(一般式(A1−3)の構造を含む)を与えるジアミン成分としては、2,2’−ビス(トリフロオロメチル)−ビス(3−ヒドロキシ−4−アミノ)ビフェニル、2,2’−ジメチル−ビス(3−ヒドロキシ−4−アミノ)ビフェニル、ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシ−6−メチルフェニル)スルホン等が挙げられ、同様のジカルボン酸としては、2,2’−ジメチル−4,4’−ビフェニルカルボン酸、2,2’−ビス(トリフルオロメチル)−4,4’−ビフェニルカルボン酸、4,4’−ジカルボキシ−2,2’−ジメチルジフェニルエーテル等が挙げられる。
本発明で用いる一般式(A1−1)で表される繰り返し単位を有する芳香族ポリアミドは、前記、一般式(A1−2)で示される構造を有していればよいが、その他の構造のU又はVを有することができる。これらは、前記一般式(A1−2)で示される構造以外であり、2価又は4価の芳香族基又は脂肪族基が好ましく、炭素原子数としては4〜40のものが好ましく、炭素原子数4〜40の2価又は4価の芳香族基がより好ましい。
このようなUを与えるジアミン類としては、3,3’−ジアミノ−4,4’−ジヒドロキシビフェニル、4,4’−ジアミノ−3,3’−ジヒドロキシビフェニル、ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ビス(4−アミノ−3−ヒドロキシフェニル)プロパン、ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)スルホン、ビス(4−アミノ−3−ヒドロキシフェニル)スルホン、2,2−ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン、2,2−ビス(4−アミノ−3−ヒドロキシフェニル)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン、ビス(4−アミノ−3−ヒドロキシフェニル)エーテル、ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)エーテル等が挙げられる。これらの化合物の中で透明性等の点で好ましい化合物として3,3’−ジアミノ−4,4’−ジヒドロキシビフェニル、4,4’−ジアミノ−3,3’−ジヒドロキシビフェニル、ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン、2,2−ビス(4−アミノ−3−ヒドロキシフェニル)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパンが挙げられる。また低応力の点で好ましい化合物として3,3’−ジアミノ−4,4’−ジヒドロキシビフェニル、4,4’−ジアミノ−3,3’−ジヒドロキシビフェニル、加えて下記構造が挙げられる。
Figure 2007248767
(YおよびZは各々独立して単結合又は2価の基を示し、前記2価の基としては−CH−,−C(CH−,−O−,−S−,−SO−,−CO−,−(CF−等が好ましいものとして挙げられる。)
これらの化合物は、単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
また、このようなVを与えるジカルボン酸としては、イソフタル酸、テレフタル酸、2,2−ビス(4−カルボキシフェニル)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン、4,4’−ジカルボキシビフェニル、2,2’−ジカルボキシビフェニル、4,4’−ジカルボキシジフェニルエーテル、4,4’−ジカルボキシテトラフェニルシラン、ビス(4−カルボキシフェニル)スルホン、2,2−ビス(p−カルボキシフェニル)プロパン、5−tert−ブチルイソフタル酸、5−ブロモイソフタル酸、5−フルオロイソフタル酸、5−クロロイソフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸等の芳香族系ジカルボン酸、1,2−シクロブタンジカルボン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、1,3−シクロペンタンジカルボン酸、シュウ酸、マロン酸、コハク酸等の脂肪族系ジカルボン酸などが挙げられる。これらの化合物の中で透明性等の点で好ましい化合物としてイソフタル酸、2,2−ビス(4−カルボキシフェニル)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン、4,4’−ジカルボキシジフェニルエーテル、脂肪族系ジカルボン酸が挙げられる。
また低応力の点で好ましい化合物として4,4’−ジカルボキシビフェニル、2,2’−ジカルボキシビフェニル、テレフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、加えて下記構造が挙げられる。
Figure 2007248767
(YおよびZは各々独立して単結合又は2価の基を示し、前記2価の基としては−CH−,−C(CH−,−O−,−S−,−SO−,−CO−,−(CF−等
が好ましいものとして挙げられる。)。
これらの化合物を、単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができる。
また、前記ポリアミドの式において、一般式(A1−1)で示される繰り返し単位以外の繰り返し単位を有していてもよい。
ポリアミドのアルカリ水溶液に対する可溶性は、フェノール性水酸基に由来するため、ヒドロキシ基を含有するアミドユニットが、ある割合以上含まれていることが好ましい。この場合、次式
Figure 2007248767
(式中、Uは4価の有機基を示し、VとWは2価の有機基を示す。jとkは、モル分率を示し、jとkの和は100モル%であり、jが60〜100モル%、kが40〜0モル%である)で表されるポリアミドであることが好ましい。
ここで、式中のjとkのモル分率は、j=80〜100モル%、k=20〜0モル%であることがより好ましい。Wで表される2価の有機基とは、一般に、ジカルボン酸と反応してポリアミド構造を形成する、ジアミンの残基であり、前記Uを形成するジアミン以外の残基であり、2価の芳香族基又は脂肪族基が好ましく、炭素原子数としては4〜40のものが好ましく、炭素原子数4〜40の2価の芳香族基がより好ましい。
このようなジアミン類としては、4,4’−ジアミノジフェニルエーテル、4,4’−ジアミノジフェニルメタン、4,4’−ジアミノジフェニルスルホン、4,4’−ジアミノジフェニルスルフィド、ベンジシン、m−フェニレンジアミン、p−フェニレンジアミン、1,5−ナフタレンジアミン、2,6−ナフタレンジアミン、ビス(4−アミノフェノキシフェニル)スルホン、ビス(3−アミノフェノキシフェニル)スルホン、ビス(4−アミノフェノキシ)ビフェニル、ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]エーテル、1,4−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン等の芳香族ジアミン化合物、この他にもシリコーン基の入ったジアミンとして、LP−7100、X−22−161AS、X−22−161A、X−22−161B、X−22−161C及びX−22−161E(いずれも信越化学工業株式会社製、商品名)等が挙げられるがこれらに限定されるものではない。これらの化合物は、単独で又は2種以上を組み合わせて用いる。
なお、この場合、Wも前記一般式(A1−2)で示される構造を有していることが好ましい。
また一般式(A1−1)で示される芳香族ポリアミドの末端基はUとVの仕込み比によってカルボン酸又はフェノール基を持つアミンとなる。必要に応じてポリマ末端に単独で又は2種のエンドキャップ剤を反応させて片末端又は両末端を飽和脂肪族基、不飽和脂肪族基、カルボキシル基、フェノール水酸基、スルホン酸基、チオール基としても良い。その際、エンドキャップ率は30〜100%が好ましい。
一般式(A1−1)で表されるPBO前駆体の分子量は、重量平均分子量で3,000〜200,000が好ましく、5,000〜100,000がより好ましい。ここで、分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー法により測定し、標準ポリスチレン検量線より換算して得た値である。
本発明において、一般式(A1−1)で表される繰り返し単位を有するポリアミドは、一般的にジカルボン酸誘導体とヒドロキシ基含有ジアミン類とから合成できる。具体的には、ジカルボン酸誘導体をジハライド誘導体に変換後、前記ジアミン類との反応を行うことにより合成できる。ジハライド誘導体としては、ジクロリド誘導体が好ましい。
ジクロリド誘導体は、ジカルボン酸誘導体にハロゲン化剤を作用させて合成することができる。ハロゲン化剤としては通常のカルボン酸の酸クロ化反応に使用される、塩化チオニル、塩化ホスホリル、オキシ塩化リン、五塩化リン等が使用できる。
ジクロリド誘導体を合成する方法としては、ジカルボン酸誘導体と上記ハロゲン化剤を溶媒中で反応させるか、過剰のハロゲン化剤中で反応を行った後、過剰分を留去する方法で合成できる。反応溶媒としては、N−メチル−2−ピロリドン、N−メチル−2−ピリドン、N,N−ジメチルアセトアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、トルエン、ベンゼン等が使用できる。
これらのハロゲン化剤の使用量は、溶媒中で反応させる場合は、ジカルボン酸誘導体に対して、1.5〜3.0モルが好ましく、1.7〜2.5モルがより好ましく、ハロゲン化剤中で反応させる場合は、4.0〜50モルが好ましく、5.0〜20モルがより好ましい。反応温度は、−10〜70℃が好ましく、0〜20℃がより好ましい。
ジクロリド誘導体とジアミン類との反応は、脱ハロゲン化水素剤の存在下に、有機溶媒中で行うことが好ましい。脱ハロゲン化水素剤としては、通常、ピリジン、トリエチルアミン等の有機塩基が使用される。また、有機溶媒としは、N−メチル−2−ピロリドン、N−メチル−2−ピリドン、N,N−ジメチルアセトアミド、N,N−ジメチルホルムアミド等が使用できる。反応温度は、−10〜30℃が好ましく、0〜20℃がより好ましい。
ポリベンゾオキサゾール前駆体(PBO前駆体)の末端に−SO2NH−基を含む残基
を導入することも好ましい。
この方法としては、例えば以下の様な方法を挙げることができるが、これに限定さ
れるものではない。
(i)ビスアミノフェノール類とビスジカルボン酸誘導体を反応させ高分子量化させた後、末端に残るアミノ基乃至カルボン酸誘導体を、SO2NH基を有する残基に変換する
方法、具体的には、末端のアミノ基とスルフォニルクロリド等のスルフォン酸誘導体を反応させる方法、或いは他端にSO2NH基を有する化合物と反応させる方法などである。
(ii)2官能のビスアミノフェノール類とビスジカルボン酸誘導体とSO2NH基と
アミノ基やカルボン酸誘導基を同時に有する1官能のアミノ化合物乃至はカルボン酸誘導体を反応させる方法。
(i)の末端アミノ基を、SO2NH基を有する残基に変換する場合、例えば以下のよ
うな基に変換することができる。
Figure 2007248767
(i)の末端のアミノ基とスルフォニルクロリド等のスルフォン酸誘導体を反応させる方法によりSO2NH基を有する残基に変換する場合、例えば以下のような基に変換する
ことができる。
Figure 2007248767
(ii)の2官能のビスアミノフェノール類とビスジカルボン酸誘導体とSO2NH基
とアミノ基やカルボン酸誘導基を同時に有する1官能のアミノ化合物乃至はカルボン酸誘導体を反応させる方法により合成する場合、SO2NH基とアミノ基やカルボン酸誘導基
を同時に有する1官能のアミノ化合物乃至はカルボン酸誘導体としては例えば以下のような化合物を挙げることができる。
Figure 2007248767
PBO前駆体の末端に導入する−SO2NH−を含む基は、一般的には質量として、1000以下、好ましくは700以下である。
前記PBO前駆体の分子量に特に制限はないが、重量平均分子量で5,000〜100,000であることが好ましい。なお、分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィ法により測定し標準ポリスチレン換算することなどにより測定することができる。
PBO前駆体の添加量は、本発明の感光性樹脂組成物の全固形分(溶媒を除いた、最終的に得る硬化物を構成する成分の総量)に対して、一般的に50〜99質量%、好ましくは60〜95質量%である。
〔2〕シロキサン化合物
本発明の感光性樹脂組成物が含有するシロキサン化合物としては、シロキサン結合を有する公知のシロキサン化合物を用いることができ、例えば、分子内に−Si(OR)m(R)n
で表される基(Rは水素原子または低級アルキル基を表す。m=1〜3、n=0〜2、m+n=3)を1つまたは2つ有する低分子化合物を挙げることができる。
例えば、ビニルトリエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、尿素プロピルトリエトキシシラン、メチルフェニルシランジオール、エチルフェニルシランジオール、n−プロピルフェニルシランジオール、イソプロピルフェニルシランジオール、n−ブチルシフェニルシランジオール、イソブチルフェニルシランジオール、tert−ブチルフェニルシランジオール、ジフェニルシランジオール、エチルメチルフェニルシラノール、n−プロピルメチルフェニルシラノール、イソプロピルメチルフェニルシラノール、n−ブチルメチルフェニルシラノール、イソブチルメチルフェニルシラノール、tert−ブチルメチルフェニルシラノール、エチルn−プロピルフェニルシラノール、エチルイソプロピルフェニルシラノール、n−ブチルエチルフェニルシラノール、イソブチルエチルフェニルシラノール、tert−ブチルエチルフェニルシラノール、メチルジフェニルシラノール、エチルジフェニルシラノール、n−プロピルジフェニルシラノール、イソプロピルジフェニルシラノール、n−ブチルジフェニルシラノール、イソブチルジフェニルシラノール、tert−ブチルジフェニルシラノール、フェニルシラントリオール、1,4−ビス(トリヒドロキシシリル)ベンゼン、1,4−ビス(メチルジヒドロキシシリル)ベンゼン、1,4−ビス(エチルジヒドロキシシリル)ベンゼン、1,4−ビス(プロピルジヒドロキシシリル)ベンゼン、1,4−ビス(ブチルジヒドロキシシリル)ベンゼン、1,4−ビス(ジメチルヒドロキシシリル)ベンゼン、1,4−ビス(ジエチルヒドロキシシリル)ベンゼン、1,4−ビス(ジプロピルドロキシシリル)ベンゼン、1,4−ビス(ジブチルヒドロキシシリル)ベンゼン、γ‐アミノプロピルトリメトキシシラン、γ‐アミノプロピルトリエトキシシラン等が挙げられる。
特にトリアルコキシシランが好ましい。
シロキサン化合物の添加量は、PBO前駆体100質量部に対して、0.1〜20質量部が好ましく、0.5〜10質量部がより好ましい。
〔3〕界面活性剤
本発明の感光性樹脂組成物が含有する界面活性剤としては、例えば、オルガノポリシロキサン系界面活性剤、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリエチレングリコールジラウリレート、ポリエチレングリコールジステアレート等のノニオン系界面活性剤、アクリル系またはメタクリル系の重合物からなる界面活性剤などが挙げられる。
より具体的には、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル等のポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ポリオキシエチレンオクチルフェノールエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェノールエーテル等のポリオキシエチレンアルキルアリルエーテル類、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンブロックコポリマー類、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンモノオレエート、ソルビタントリオレエート、ソルビタントリステアレート等のソルビタン脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノパルミテ−ト、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレンソルビタントリオレエート、ポリオキシエチレンソルビタントリステアレート等のポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類等のノニオン系界面活性剤等を挙げることができる。
好ましい界面活性剤としては、ケイ素系界面活性剤及びフッ素系界面活性剤を挙げることができる。
ケイ素系界面活性剤としては、シロキサン構造を有するケイ素系界面活性剤、例えば、オルガノポリシロキサン系界面活性剤、ジメチルポリシロキサン−ポリオキシアルキレン共重合体構造を有するケイ素系界面活性剤を挙げることができる。
フッ素系界面活性剤としては、パーフルオロエチレンオキシド系界面活性剤またはフッ素原子含有エチレン性不飽和単量体を主成分として共重合したパーフルオロアルキル基含有オリゴマー系界面活性剤が好ましい。パーフルオロエチレンオキシド系界面活性剤として、下記式で示される成分を含むものが好ましく、パーフルオロエチレンオキシド系界面活性剤中に下記式で示される成分を60質量%以上含むパーフルオロエチレンオキシド系界面活性剤がより好ましい。
817−SO2−N(C25)−CH2−CH2−(−O−CH2−CH2−)n−OH
n=1〜100である。
更にフッ素原子含有エチレン性不飽和単量体を主成分として共重合したパーフルオロアルキル基含有オリゴマー系界面活性剤の中で特に好ましいのはフッ素原子含有エチレン性不飽和単量体と橋状結合を含有するエチレン性不飽和単量体を必須成分として必要に応じて架橋性エチレン性不飽和単量体とポリオルガノシロキシル基含有エチレン性不飽和単量体とを共重合したパーフルオロアルキル基含有オリゴマー系界面活性剤である。
フッ素系及び/又はシリコン系界面活性剤としては、例えば特開昭62−36663号公報、特開昭61−226746号公報、特開昭61−226745号公報、特開昭62−170950号公報、特開昭63−34540号公報、特開平7−230165号公報、特開平8−62834号公報、特開平9−54432号公報、特開平9−5988号公報、特開2002−277862号公報、米国特許第5405720号明細書、同5360692号明細書、同5529881号明細書、同5296330号明細書、同5436098号明細書、同5576143号明細書、同5294511号明細書、同5824451号明細書記載の界面活性剤を挙げることができ、下記市販の界面活性剤をそのまま用いることもできる。
使用できる市販の界面活性剤として、例えばエフトップEF301、EF303、(新
秋田化成(株)製)、フロラードFC430、431、4430(住友スリーエム(株)製)、
メガファックF171、F173、F176、F189、F113、F110、F177、F120、R08(大日本インキ化学工業(株)製)、サーフロンS−382、SC101、102、103、104、105、106(旭硝子(株)製)、トロイゾルS−366(トロイケミカル(株)製)、GF−300、GF−150(東亜合成化学(株)製)、サーフロンS−393(セイミケミカル(株)製)、エフトップEF121、EF122A、EF122B、RF122C、EF125M、EF135M、EF351、352、EF801、EF802、EF601((株)ジェムコ製)、PF636、PF656、PF6320、PF6520(OMNIVA社製)、FTX−204D、208G、218G、230G、204D、208D、212D、218、222D((株)ネオス製)等のフッ素系界面活性剤又はシリコン系界面活性剤を挙げることができる。またポリシロキサンポリマーKP−341、KBM303、KBM403、KBM803(信越化学工業(株)製)もシリコン系界面活性剤として用いることができる。
また、界面活性剤としては、上記に示すような公知のものの他に、テロメリゼーション
法(テロマー法ともいわれる)もしくはオリゴメリゼーション法(オリゴマー法ともいわれる)により製造されたフルオロ脂肪族化合物から導かれたフルオロ脂肪族基を有する重合体を用いた界面活性剤を用いることが出来る。フルオロ脂肪族化合物は、特開2002−90991号公報に記載された方法によって合成することが出来る。
フルオロ脂肪族基を有する重合体としては、フルオロ脂肪族基を有するモノマーと(ポリ(オキシアルキレン))アクリレート及び/又は(ポリ(オキシアルキレン))メタクリレートとの共重合体が好ましく、不規則に分布しているものでも、ブロック共重合していてもよい。また、ポリ(オキシアルキレン)基としては、ポリ(オキシエチレン)基、ポリ(オキシプロピレン)基、ポリ(オキシブチレン)基などが挙げられ、また、ポリ(オキシエチレンとオキシプロピレンとオキシエチレンとのブロック連結体)やポリ(オキシエチレンとオキシプロピレンとのブロック連結体)など同じ鎖長内に異なる鎖長のアルキレンを有するようなユニットでもよい。さらに、フルオロ脂肪族基を有するモノマーと(ポリ(オキシアルキレン))アクリレート(又はメタクリレート)との共重合体は2元共重合体ばかりでなく、異なる2種以上のフルオロ脂肪族基を有するモノマーや、異なる2種以上の(ポリ(オキシアルキレン))アクリレート(又はメタクリレート)などを同時に共重合した3元系以上の共重合体でもよい。
例えば、市販の界面活性剤として、メガファックF178、F−470、F−473、F−475、F−476、F−472(大日本インキ化学工業(株)製)を挙げることができる。さらに、C613基を有するアクリレート(又はメタクリレート)と(ポリ(オ
キシアルキレン))アクリレート(又はメタクリレート)との共重合体、C37基を有するアクリレート(又はメタクリレート)と(ポリ(オキシエチレン))アクリレート(又はメタクリレート)と(ポリ(オキシプロピレン))アクリレート(又はメタクリレート)との共重合体などを挙げることができる。
これらの界面活性剤は単独で使用してもよいし、また、いくつかの組み合わせで使用してもよい。
界面活性剤の添加量は、溶液中に、一般的には0.1〜10000ppm、好ましくは1〜1000ppmである。
〔4〕感光剤
感光剤は、特に限定されるものではなく、例えば、公知のキノンジアジド感光剤を用いることができる。
o−キノンジアジド感光剤は、例えば、o−キノンジアジドスルホニルクロリド類とヒドロキシ化合物、アミノ化合物などとを脱塩酸剤の存在下で縮合反応させることで得られる。
前記o−キノンジアジドスルホニルクロリド類としては、例えば、ベンゾキノン−1,2−ジアジド−4−スルホニルクロリド、ナフトキノン−1,2−ジアジド−5−スルホニルクロリド、ナフトキノン−1,2−ジアジド−4−スルホニルクロリド等が使用できる。
前記ヒドロキシ化合物としては、例えば、ヒドロキノン、レゾルシノール、ピロガロール、ビスフェノールA、ビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ヘキサフルオロプロパン、2,3,4−トリヒドロキシベンゾフェノン、2,3,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、2,3,4,2’,3’−ペンタヒドロキシベンゾフェノン,2,3,4,3’,4’,5’−ヘキサヒドロキシベンゾフェノン、ビス(2,3,4−トリヒドロキシフェニル)メタン、ビス(2,3,4−トリヒドロキシフェニル)プロパン、4b,5,9b,10−テトラヒドロ−1,3,6,8−テトラヒドロキシ−5,10−ジメチルインデノ[2,1−a]インデン、トリス(4−ヒドロキシフェニル)メタン、トリス(4−ヒドロキシフェニル)エタンなどが使用できる。
アミノ化合物としては、例えば、p−フェニレンジアミン、m−フェニレンジアミン、4,4’−ジアミノジフェニルエーテル、4,4’−ジアミノジフェニルメタン、4,4’−ジアミノジフェニルスルホン、4,4’−ジアミノジフェニルスルフィド、o−アミノフェノール、m−アミノフェノール、p−アミノフェノール、3,3’−ジアミノ−4,4’−ジヒドロキシビフェニル、4,4’−ジアミノ−3,3’−ジヒドロキシビフェニル、ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ビス(4−アミノ−3−ヒドロキシフェニル)プロパン、ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)スルホン、ビス(4−アミノ−3−ヒドロキシフェニル)スルホン、ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)ヘキサフルオロプロパン、ビス(4−アミノ−3−ヒドロキシフェニル)ヘキサフルオロプロパンなどが使用できる。
o−キノンジアジドスルホニルクロリドとヒドロキシ化合物及び/又はアミノ化合物とは、o−キノンジアジドスルホニルクロリド1モルに対して、ヒドロキシ基とアミノ基の合計が0.5〜1当量になるように配合されることが好ましい。脱塩酸剤とo−キノンジアジドスルホニルクロリドの好ましい割合は、0.95/1〜1/0.95の範囲である。好ましい反応温度は0〜40℃、好ましい反応時間は1〜10時間とされる。
反応溶媒としては、ジオキサン、アセトン、メチルエチルケトン、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、N−メチルピロリドン等の溶媒が用いられる。脱塩酸剤としては、炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、水酸化カリウム、トリメチルアミン、トリエチルアミン、ピリジンなどが挙げられる。
本発明の感光性樹脂組成物において、キノンジアジド感光剤の配合量は、露光部と未露光部の溶解速度差と、感度の許容幅の点から、PBO前駆体100質量部に対して、5〜100質量部が好ましく、8〜40質量部がより好ましい。
キノンジアジド感光剤としては、例えば、以下の構造を有する化合物を挙げることができる。
Figure 2007248767
Figure 2007248767
Figure 2007248767

(式中、Dは、独立して、Hまたは以下の基のいずれかである。
Figure 2007248767
ただし、各々の化合物において少なくとも1つのDが、キノンジアジド基であればよい。
キノンジアジド感光剤は、市販のものを用いてもよいし、公知の方法にて合成してもよい。
〔5〕溶剤
本発明の感光性樹脂組成物は、少なくとも、感光剤及びPBO前駆体を、溶剤中に溶解された溶液として調製される。
好適な溶剤としては、N−メチルピロリドン(NMP)、γ−ブチロラクトン(GBL)、N,N−ジメチルアセトアミド(DMAc)、ジメチル−2−ピペリドン、N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)、およびこれらの混合物のような有機溶媒があるが、これらに限定されない。好ましい溶媒はγ−ブチロラクトンおよびN−メチルピロリドンである。最も好ましいのはγ−ブチロラクトンである。
本発明の感光性樹脂組成物中の全固形分濃度(乾燥後の膜を構成する全固形分に相当)は、一般的には15〜50質量%、好ましくは25〜45質量%である。
〔6〕パターン形成方法
本発明の感光性樹脂組成物を用いて、レリーフパターンを形成する方法としては、(a)ポリアミド樹脂、感光剤、および溶媒を含有する感光性樹脂組成物を適当な基板上にコートし、(b)コートされたこの基板をベーキングし、(c)活性光線または放射線で露光し、(d)水性現像剤で現像し、そして(e)硬化することにより、硬化されたレリーフパターンを形成することができる。
コートされ、露光された基板を、現像に先立って、高温でベーキングすることもできる。また、現像された基板を、硬化前にリンスしてもよい。
このように、本発明の感光性樹脂組成物により、加熱硬化後の厚みが所定厚み(例えば0.1〜30μm)になるように、半導体素子上に塗布し、プリベーク、露光、現像、加熱硬化して半導体装置を製造できる。
以下、レリーフパターンを形成する方法についてより詳細に説明する。
半導体装置の製造など、レリーフパターンを形成する方法としては、感光性樹脂組成物を、半導体素子上に塗布する工程、プリベーク工程、露光工程、現像工程、加熱工程を有する。
本発明の感光性樹脂組成物は、好適な基板上に塗布される。基板は、例えばシリコンウエハーのような半導体材料またはセラミック基材、ガラス、金属またはプラスチックである。コーティング方法には、噴霧コーティング、回転コーティング、オフセット印刷、ローラーコーティング、スクリーン印刷、押し出しコーティング、メニスカスコーティング、カーテンコーティング、および浸漬コーティングがあるが、これらに限られることはない。
該コーティング膜は、残留する溶媒を蒸発させるために、方法に応じて、約70〜120℃の高められた温度で数分から半時間予めベーキングされる。引き続いて、得られる乾燥フィルムはマスクを通して好ましいパターンで活性光線または放射線に露光される。活性光線または放射線として、X線、電子ビーム、紫外線、可視光線などが使用し得る。最も好ましい放射線は波長が436nm(g−ライン)および365nm(i−ライン)を有するものである。
活性光線または放射線への露光に続いて、露光された基板を約70〜120℃の温度に加熱するのが有利である。露光された基板は短時間、一般的には数秒〜数分、この温度範囲で加熱される。本方法のこの段階は普通、露光後ベーキングと技術上称される。
次いで、該コーティング膜は水性現像剤で現像され、そしてレリーフパターンが形成される。水性現像剤には、無機アルカリ(例えば、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、アンモニア水)、1級アミン(例えば、エチルアミン、n−プロピルアミン)、2級アミン(例えば、ジエチルアミン、ジ−n−プロピルアミン)、3級アミン(例えば、トリエチルアミン)、アルコールアミン(例えば、トリエタノールアミン)、4級アンモニウム塩(例えば、テトラメチルアンモニウムハイドロオキサイド、テトラエチルアンモニウムハイドロオキサイド)、およびこれらの混合物のようなアルカリ溶液がある。最も好ましい現像剤はテトラメチルアンモニウムハイドロオキサイドを含有するものである。加えて、現像剤に適当な量の界面活性剤が添加されてよい。現像は浸漬、噴霧、パドリング、または他の同様な現像方法によって実施されることができる。
特に、該現像工程において、現像液を複数回に分けて、該組成物(コーティング膜)上に乗せることが、密着性向上、膜減り抑制の点から好ましい。
場合によっては、レリーフパターンは次いで脱イオン水を使用してすすぎ洗いされる。次いで、耐熱性の大きいポリマーの最終的なパターンを得るために、レリーフパターンを硬化することによりオキサゾール環が形成される。硬化は耐熱性の大きい最終的なパターンを形成するオキサゾール環を得るように、ポリマーのガラス転移温度Tgで基板をベー
キングすることにより実施される。一般的には、約200℃を越える温度が用いられる。約250〜400℃の温度を用いるのが好ましい。
以下、実施例により本発明を具体的に説明する。
〔PBO前駆体の調製〕
(1)合成例1(樹脂A−1の合成)
攪拌機、温度計を備えた0.5リットルのフラスコ中に、2,2’−ジメチル−4,4’−ビフェニルカルボン酸16.2g、N−メチルピロリドン90gを仕込み、フラスコを5℃に冷却した後、塩化チオニル14.3gを滴下し、30分間反応させて、ジカルボン酸クロリドの溶液を得た。次いで、攪拌機、温度計を備えた0.5リットルのフラスコ中に、N−メチルピロリドン87.5gを仕込み、ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)ヘキサフルオロプロパン18.30gを添加し、攪拌溶解した後、ピリジン9.53gを添加し、温度を0〜5℃に保ちながら、前記ジカルボン酸クロリドの溶液を30分間で滴下した後、30分間攪拌を続けた。溶液を3リットルの水に投入し、析出物を回収、純水で3回洗浄した後、減圧乾燥して樹脂A−1を得た。樹脂A−1の標準ポリスチレン換算により求めた重量平均分子量は18580、分散度は1.5であった。
得られた樹脂A−1をH1NMRによる解析を行い、カルボキシル基の存在を確認した。このカルボキシル基は、仕込み量比より末端に残存しているカルボキシル基と判断される。
(2)合成例2(樹脂A−2の合成)
合成例1で合成した樹脂A−1をN−メチルピロリドンに溶解し、1.5当量の塩化チオニルを滴下した。滴下終了後3時間室温で撹拌し、カルボン酸クロリド化した後、N−メチルピロリドンに溶解した、同じく1.5当量のp−アミノベンゼンスルフォンアミドを添加し、室温下3時間撹拌した。反応終了後、反応液を蒸留水に投入し、白色粉体である目的物を析出させ、濾過、乾燥し、目的物である樹脂A−2を得た。H1NMRによる解析を行い、カルボキシル基の消失とベンゼンスルフォンアミド基の導入を確認した。
(3)合成例3(樹脂A−3の合成)
合成例1で使用したビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)ヘキサフルオロプロパンを2,2'−ビス(トリフルオロメチル)−ビス(3−ヒドロキシ−4−アミノ)ビフェニル22.89gに置き換え、2,2'−ジメチル−4,4'−ビフェニルカルボン酸を4,4'−ジフェニルエーテルジカルボン酸15.48gに置き換えた以外は合成例1と同様の条件にて合成を行った。得られた樹脂A−3の標準ポリスチレン換算により求めた重量平均分子量は20150、分散度は1.7であった。
1NMRによる解析を行い、カルボキシル基の存在を確認した。このカルボキシル基は、仕込み量比より末端に残存したカルボキシル基と判断される。
(4)合成例4(樹脂A−4の合成)
合成例3で合成した樹脂A−3をN−メチルピロリドンに溶解し、1.5当量の塩化チオニルを滴下した。滴下終了後3時間室温で撹拌し、カルボン酸クロリド化した後、N−メチルピロリドンに溶解した、同じく1.5当量の下記スルフォンアミド化合物を添加し、室温下3時間撹拌した。反応終了後、反応液を蒸留水に投入し、白色粉体である目的物を析出させ、濾過、乾燥し、目的物である樹脂A−4を得た。H1NMRによる解析を行い、カルボキシル基の消失とベンゼンスルフォンアミド基の導入を確認した。
Figure 2007248767
(5)合成例5(比較用樹脂A−5の合成)
合成例1で使用した2,2'−ジメチル−4,4'−ビフェニルカルボン酸を4,4'−ジフェニルエーテルジカルボン酸21.25gに、ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)ヘキサフルオロプロパンをビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン15.50gに置き換えた以外は合成例1と同様の条件にて合成を行った。得られた比較用樹脂A−5の標準ポリスチレン換算により求めた重量平均分子量は18860、分散度は1.5であった。
〔感光剤の合成〕
(1)感光剤(P−1)の合成
3つ口フラスコにフェノール化合物(BP−1)21.6gと1,4−ジオキサン20
0mLを加え均一になるまで溶解した。次に1,2−ナフトキノンジアジド−4−スルフ
ォニルクロリド27gを加え溶解した。反応容器を氷水で10℃まで冷却し、ついでトリエチルアミン11.1gを1時間かけて滴下した。滴下終了後24時間撹拌した。反応終了後蒸留水を加え析出した塩を溶解し30分撹拌し、希塩酸で中和した後、蒸留水1Lに晶析した。析出し濃黄色の粉体を濾取した。濾物をジオキサン200mLに再度溶解し、これを蒸留水1Lに晶析した。析出した濾物を濾過し、濾物を1Lの蒸留水で洗浄、濾過し、濃黄色の粉体である目的物(P−1)39gを回収した。得られた(P−1)を高速液体クロマトグラフィー(Waters社製S1525)により分析した結果、フェノール化合物(
BP−1)のエステル化物の純度は98%であった(検出波長254nm)。
Figure 2007248767
(2)感光剤(P−2)の合成
使用したフェノール化合物を(BP−2)に変更し、使用した1,2−ナフトキノンジ
アジド−4−スルフォニルクロリドの量を2倍にした他は上記合成例と同様の方法で感光剤(P−2)を合成した。得られた(P−2)を高速液体クロマトグラフィー(Waters社製S1525)により分析した結果、フェノール化合物(BP−2)のエステル化物の純度は
97.5%であった(検出波長254nm)。
Figure 2007248767
(3)感光性樹脂組成物の調製
表1に記載の材料をγブチロラクトンに溶解し固形分濃度40質量%の溶液を作成し、ついでテトラフルオロエチレン製カセット型フィルター(0.2μm)で濾過し、感光性
樹脂組成物を調製した。なお、シロキサン化合物は樹脂に対して2質量%、界面活性剤は組成物の全量(質量)中、100ppmとなるよう添加した。
〔現像残渣、密着性、残膜率評価〕
調製した組成物をシリコンウエーファ上にスピンコートし、そしてホットプレート上で120℃で3分間ベーキングを行って厚さ7μmのフィルムを得た。このフィルムをi−ラインステッパーを使用し、10ミクロンから0.5μmステップでサイズを変えたビアホール繰り返しパターンのマスクを使用して、露光し、次いで0.262Nのテトラメチルアンモニウムヒドロキシド(TMAH)水溶液を用いて現像し、続いて脱イオン水ですすいだ。
現像方法は以下の2つの方法で実施した。
(1)40秒間現像液に浸積したのち、これを振り払いながら水で40秒間リンスした。(2)20秒間現像液に浸積したのち、これを振り払い、再度20秒間現像液に浸積したのちこれを振り払いながら水で40秒間リンスした。
2つの現像方法で得られたパターンを30カ所走査型電子顕微鏡で観察し、現像残渣の数を計測、各々現像残渣1、現像残渣2とした。現像時にパターン以外に溶け残ったものは大きさ、形状にかかわらず残渣として数えた。
次に上で得られた5ミクロンのビアホールパターンを再現する露光量を最適露光量として、現像法(2)で現像し、未露光部の膜厚(FT1)を測定し、残膜率を以下のように定義した。
残膜率=100×FT1(μm)/7μm
上で得た(現像法(2))ウエハーを窒素条件下150℃で30分、300℃で1時間加熱した。同じ操作で10枚のウエハーを作成し、これを室温下1%のフッ化水素酸水溶液に1分間浸漬し、パターンの剥離の有無を確認した。10枚中剥離したサンプルの数を数えた。
<シロキサン化合物>
S1:尿素プロピルトリエトキシシラン
S2:N−トリエトキシシリルプロピルエチルウレタン
S3:γ−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン
<界面活性剤>
W1:日本油脂製プロノン204(プルロニック型ノニオン界面活性剤)
W2:住友スリーエム製FC−170(フッ素系界面活性剤)
W3:アズマックス製DPE−224(シリコン系界面活性剤)
W4:下式有機シロキサン化合物
Figure 2007248767
Figure 2007248767
本発明の感光性樹脂組成物は、すべての性能に優れていることがわかる。

Claims (3)

  1. 下記一般式(A1−1)で表される構造を有するポリベンゾオキサゾール前駆体、シロキサン化合物、界面活性剤、及び、感光剤を含有することを特徴とするポジ型感光性樹脂組成物。
    Figure 2007248767

    式(A1−1)中、Uは芳香環を有する4価の有機基を示し、Vは2価の有機基を示し、U及びVの少なくとも一方が、一般式(A1−2)で表される構造である。
    Figure 2007248767


    式(A1−2)中、Mは単結合又は2価の基を示し、R21及びR22は各々独立にフッ素原子又は1価の有機基で、r及びsは各々独立に1〜4の整数である。この構造上の一般式(A1−1)中のアミド基又はOH基との結合手は全て芳香環上に存在する。
  2. 請求項1に記載の感光性樹脂組成物を、半導体素子上に塗布する工程、プリベーク工程、露光工程、現像工程、加熱工程を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 該現像工程において、現像液を複数回に分けて、該組成物上に乗せることを特徴とする請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
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