JP2007247543A - 排気後処理装置用排気導入装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 排気および還元剤を均等な状態で排気後処理装置に導入することができる排気導入装置を提供する。
【解決手段】 排気後処理装置1の流入側端部に開口縁を接続した有底筒状の内ケース3と、該内ケース3の外側を覆う有底筒状の外ケース4を設ける。外ケース4の周壁4aに設けた排気導入口4bから内外ケース3、4の周壁3a、4a間に導入した排気を両ケース3、4の底壁3c、4c間から内ケース3の底壁3cに設けた開口6を経て内ケース3の内側(混合室7)に流入させる一方、外ケース4の底壁4cに取り付けた噴霧器5から混合室7に還元剤を噴射供給して排気と還元剤の噴霧を混合室7で混合して排気後処理装置1に供給する。内ケース3の周壁3aを排気導入口4bとの対向位置において底壁3c側に至るにつれて中心側に変位する傾斜面3bで構成したことにより、排気および還元剤を排気後処理装置の触媒に均等に供給することができるようにした。
【選択図】 図3
【解決手段】 排気後処理装置1の流入側端部に開口縁を接続した有底筒状の内ケース3と、該内ケース3の外側を覆う有底筒状の外ケース4を設ける。外ケース4の周壁4aに設けた排気導入口4bから内外ケース3、4の周壁3a、4a間に導入した排気を両ケース3、4の底壁3c、4c間から内ケース3の底壁3cに設けた開口6を経て内ケース3の内側(混合室7)に流入させる一方、外ケース4の底壁4cに取り付けた噴霧器5から混合室7に還元剤を噴射供給して排気と還元剤の噴霧を混合室7で混合して排気後処理装置1に供給する。内ケース3の周壁3aを排気導入口4bとの対向位置において底壁3c側に至るにつれて中心側に変位する傾斜面3bで構成したことにより、排気および還元剤を排気後処理装置の触媒に均等に供給することができるようにした。
【選択図】 図3
Description
本発明は、ディーゼルエンジンの排気成分からパーティキュレートまたはNOx成分を低減させるために用いられる排気後処理装置のうち、特に排気中に還元剤を噴射供給するようにした排気後処理装置に適した排気導入装置に関するものである。
NOx還元触媒あるいはNOx吸蔵還元触媒を用いた排気後処理装置の従来例としては、特許文献1に見られるように、排気後処理装置の流入側端部に隣接させて入口室を形成し、外ケースの周壁に設けた排気導入口から入口室に突出させた筒体の周壁に、先端に至るにつれて開口面積が小さくなる連通開口を設けることにより、排気後処理装置への排気の流入形態を改善するようにしたものがある。
ところが、上記従来例のように筒体の周壁に開口を設けたものにあっては、排気の通流抵抗を小さくしようとすれば大径の筒体を設ける必要性があるために、排気導入装置が大型化してしまうために、車両などへの搭載性が悪化するという不具合があった。
また、還元剤として例えば燃料を用いる場合は、触媒の負荷を均一化するために入口室の中心部分に還元剤を噴霧供給する必要性があるにもかかわらず、排気の均一性を保持させるためには入口室の中央部分を通る筒体を設ける必要性がある。従って、還元剤を噴霧供給するようにした排気後処理装置の排気導入装置として上記従来例に示された排気導入装置をそのまま適用することは実質的に不可能である。
特開2003−74335号公報
解決しようとする問題点は、大型化を招くことなく排気および還元剤を均等な状態で排気後処理装置に導入することができない点である。
本発明は、排気後処理装置の流入側端部に開口縁を対向させた有底筒状の内ケースと、該内ケースの外側を覆う有底筒状の外ケースを備え、外ケースの周壁に設けた排気導入口から内外ケースの周壁間に導入した排気を両ケースの底壁間から内ケースの底壁に設けた開口を経て内ケースの内側に形成された混合室に流入させる一方、外ケースの底壁に取り付けた噴霧器から混合室に還元剤を噴射供給することにより、排気と還元剤の噴霧を混合室で混合させて排気後処理装置に供給するようにしている。そして、内ケースの周壁を排気導入口との対向位置において底壁側に至るにつれて中心側に変位する傾斜面で構成したことをも主要な特徴としている。なお、内ケースの底壁に複数個の開口を設けるとともに、排気導入口から離間する部分に位置する開口の開口面積を排気導入口の近傍に位置する開口の開口面積より大きくすることが望まれる。
本発明の排気導入装置によれば、排気導入口から内外ケースの周壁間に導入された排気が、排気導入口と対向する内ケースの傾斜面による案内作用で両ケースの底壁間の空間に円滑に回り込む。このために、排気の流れの方向変換にともなう排圧の上昇が見られない。また、両ケースの周壁間から底壁間に誘導案内された排気は、内ケースの底壁に設けた開口から混合室に流入し、噴霧器から噴射された還元剤の噴霧と混合して排気後処理装置に供給される。このような排気の流入に際して、両ケースの周壁間に流入した排気は、開口による整流作用を受けるために、排気は混合室内において内ケースの軸方向に沿って整然と流れることになり、噴霧器から混合室に供給された還元剤が内ケースの周壁面に押しつけられて付着するようなことがなく、排気および還元剤を排気後処理装置の触媒に均等に供給することが可能となる、という利点がある。なお、内ケースの底壁に設けた複数個の開口のうち、排気導入口から離間する部分に位置する開口の開口面積を排気導入口の近傍に位置する開口の開口面積より大きくした場合は、混合室内において発生しがちである内ケースの内周面に接近しようとする排気の流れを抑制する効果が高くなるために、内ケースの内面への還元剤の付着防止効果がより高くなる。
図1は本発明に係る排気導入装置を備えた排気後処理装置の一例を示す外観斜視図、図2は図1に示した排気導入装置の分解斜視図、図3は図1に示した排気導入装置の断面図、図4は図3に示した内ケースを底壁側から見た正面図である。
これらの図において、従来公知の排気後処理装置1の流入側端部に排気導入装置2を接続することにより、排気と還元剤の混合体を排気後処理装置1に供給するようにしている。
排気導入装置2は、排気後処理装置の流入側端部に開口縁を対向させた有底筒状の内ケース3と、該内ケース3の外側を覆う有底筒状の外ケース4を備えている。外ケース4の周壁4aには図示しないエンジンの排気マニフォールドから延設された排気管(図示省略)が接続される排気導入口4bを設ける一方、還元剤として用いられる燃料を噴霧する噴霧器5を外ケース4の底壁4cに設けている。
前記内ケース3の周壁3aにおける前記排気導入口4bとの対向位置を底壁4bに至るにつれて中心側に変位する傾斜面3bを設けることにより、排気導入口4bから内外ケース3、4の周壁3a,4a間に流入した排気を両ケース3、4の底壁3c、4c間に誘導し、もって、流れの方向変換による排圧の上昇を抑制するようにしている。
また、内ケース3の底壁3cに複数個の開口6を設けることにより、両ケース3、4の底壁3c、4cの間に誘導された排気をこれらの開口6から内ケース3の内側に形成された混合室7に流入させるようにしている。なお、このように開口6を設けるに際して、本実施形態にあっては排気導入口4bから離間した領域に位置させた開口6の開口面積を、排気導入口4bの近傍領域に位置する開口の開口面積より大きくしている。
従って、両ケース3、4の底壁3c、4cの間に誘導されて混合室7に流入するに際して、排気導入口4bから離間した領域に位置する開口6から混合室7に流入する排気の量が排気導入口4bの近傍領域に位置する開口6から混合室7に流入する排気の量よりも多くなるために、混合室7においては内ケース3の軸方向に沿って整然と流れることになる。よって、噴霧器5から混合室7に供給された還元剤の噴霧は内ケース3の内壁面に付着することなく排気とともに整然と排気後処理装置1に供給されることになり、排気および還元剤を排気後処理装置1の触媒に均等に供給することができる。還元剤の噴霧は、内ケース3の底壁3cに設けた保護筒8により、排気の流れによる噴霧の影響を低減させる。
また、内ケース3を外ケース4で覆っているために、混合室7が外気による冷却作用を受け難くなり、外気で冷却されない高温状態の混合気を排気後処理装置に供給することができるために、排気後処理装置による排気浄化効果が低下することもない。
なお、噴霧器から噴射される還元剤は、排気後処理装置に用いられる触媒の特性に応じて選定すればよく、ディーゼルエンジンの燃料の他に従来公知の還元剤を用いることも可能である。
1 排気後処理装置
2 排気導入装置
3 内ケース
3a 周壁
3b 傾斜面
3c 底壁
4 外ケース
4a 周壁
4b 排気導入口
4c 底壁
5 噴霧器
6 開口
7 混合室
8 保護筒
2 排気導入装置
3 内ケース
3a 周壁
3b 傾斜面
3c 底壁
4 外ケース
4a 周壁
4b 排気導入口
4c 底壁
5 噴霧器
6 開口
7 混合室
8 保護筒
Claims (2)
- 排気後処理装置(1)の流入側端部に開口縁を対向させた有底筒状の内ケース(3)と、該内ケース(3)の外側を覆う有底筒状の外ケース(4)を備え、外ケース(4)の周壁(4a)に設けた排気導入口(4b)から内外ケース(3)(4)の周壁(3a)(4a)間に導入した排気を両ケース(3)(4)の底壁(3c)(4c)間から内ケース(3)の底壁(3c)に設けた開口(6)を経て内ケース(3)により形成された混合室(7)に流入させる一方、外ケース(4)の底壁(4c)に取り付けた噴霧器(5)から混合室(7)に還元剤を噴射供給することにより、排気と還元剤の噴霧を混合室(7)で混合させて排気後処理装置(1)に供給するようにした排気後処理装置(1)用の排気導入装置(2)であって、内ケース(3)の周壁(3a)を排気導入口(4b)との対向位置において底壁(3c)側に至るにつれて中心側に変位する傾斜面(3b)で構成したことを特徴とする排気後処理装置用排気導入装置。
- 内ケース(3)の底壁(3c)に複数個の開口(6)を設けるとともに、排気導入口(4b)から離間する部分に位置する開口(6)の開口面積を排気導入口(4b)の近傍に位置する開口(6)の開口面積より大きくしたことを特徴とする請求項1に記載の排気後処理装置用排気導入装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006072292A JP2007247543A (ja) | 2006-03-16 | 2006-03-16 | 排気後処理装置用排気導入装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006072292A JP2007247543A (ja) | 2006-03-16 | 2006-03-16 | 排気後処理装置用排気導入装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007247543A true JP2007247543A (ja) | 2007-09-27 |
Family
ID=38592098
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006072292A Pending JP2007247543A (ja) | 2006-03-16 | 2006-03-16 | 排気後処理装置用排気導入装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007247543A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102242663A (zh) * | 2010-05-14 | 2011-11-16 | 上海工程技术大学 | 一种车用柴油机选择还原催化转化器 |
JP2013540230A (ja) * | 2010-10-06 | 2013-10-31 | スカニア シーブイ アクチボラグ(パブル) | 燃焼機関からの燃焼排ガスに液状媒体を導入する装置 |
KR20180066854A (ko) * | 2016-12-09 | 2018-06-19 | 만 디젤 앤 터보 에스이 | 배기 가스 후처리 시스템을 위한 혼합 장치, 배기 가스 후처리 시스템 및 내연 기관 |
-
2006
- 2006-03-16 JP JP2006072292A patent/JP2007247543A/ja active Pending
Cited By (4)
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JP2013540230A (ja) * | 2010-10-06 | 2013-10-31 | スカニア シーブイ アクチボラグ(パブル) | 燃焼機関からの燃焼排ガスに液状媒体を導入する装置 |
KR20180066854A (ko) * | 2016-12-09 | 2018-06-19 | 만 디젤 앤 터보 에스이 | 배기 가스 후처리 시스템을 위한 혼합 장치, 배기 가스 후처리 시스템 및 내연 기관 |
KR102326459B1 (ko) * | 2016-12-09 | 2021-11-12 | 만 에너지 솔루션즈 에스이 | 배기 가스 후처리 시스템을 위한 혼합 장치, 배기 가스 후처리 시스템 및 내연 기관 |
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