JP2007247297A - 軽量気泡コンクリートパネル - Google Patents

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Shinya Saito
信弥 齋藤
Masaharu Kurachi
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Abstract

【課題】軽量気泡コンクリートパネルに埋設する補強材を製作する際の作業を簡略化し、且つ充分な強度を発揮させる。
【解決手段】ALCパネルAは、ALC母材1の内部に平板状のリブ2aとラス2bとが交互に配置されたリブラス2を折り曲げて、平らな頂面3を有する山部と平らな底面4を有する谷部とが連続した凹凸波形に形成すると共に山部の頂面及び谷部の底面にリブを配置した補強材Bを配設する。補強材Bがリブ2aに於いて折り曲げられている。
【選択図】 図1

Description

本発明は平板状のリブとラスを交互に配置したリブラスを凹凸波形に形成した補強材を用いた軽量気泡コンクリートパネルに関するものである。
軽量気泡コンクリートパネルは、鉄筋を籠状に編成した補強材や、網状のラスを用いた補強材を埋設して補強されている。特に強い曲げ強度が要求される軽量気泡コンクリートパネルでは鉄筋籠からなる補強材が用いられ、比較的大きな強度が要求されない軽量気泡コンクリートパネルではラスを利用した補強材が用いられる。
例えば特許文献1に記載された技術は建築用薄形パネルを補強材に関するものであり、補強材は平ラスメタルと波形鉄線枠を上下に重ね合わせると共に両者を一体的に結合して構成されている。前記波形鉄線枠は複数本の波形横筋と複数本の主筋を格子状に配置すると共に相互に溶着することで構成されている。そしてこの波形鉄線枠を平ラスメタルに重ねて針金で止着することで一体化している。この技術では、曲げ強度を高めることができ、且つ耐衝撃性も高めることができるとされている。
また特許文献2に記載された技術は軽量気泡コンクリートパネル内に複数本の平板状リブを有するラスを埋設し、ボルトをこの平板状リブに結合させると共に躯体に連結することで軽量気泡コンクリートパネルを取り付けるものである。特に、特許文献2には、2枚以上のラスを適宜な間隔を持って埋設させ、更に、リブを互いにオフセットさせて配置することで強度が上がり、且つ強度が平均化されることが記載されている。
上記の如く、厚さ方向に設けた平ラスメタルと波形鉄線枠或いは複数のラス、からなる補強材を軽量気泡コンクリートパネルに埋設することによって、高い曲げ強度を実現することが提案されている。
特開平08−170404号公報 特開平11−117430号公報
特許文献1の技術では、波形鉄線枠を製作し且つこの波形鉄線枠と平ラスメタルを一体化するために幾つかの手作業による工程を経る必要があり、補強材を製作するための作業が煩雑になるという問題がある。
特許文献2に記載された軽量気泡コンクリートパネルに2枚以上のラスを適宜な間隔を持って配置して補強する構造を実現するには、ラスを設定された位置に保持しておく手段、例えば、隣接するラスの間に複数のスペーサー或いは鉄筋を配置して一体化させることで間隔を保持するような手段が必要となり、補強材を製作するための作業が煩雑になるという問題がある。また、平板状のリブの寸法が大きいと、軽量気泡コンクリートパネルに曲げ力が作用したとき、軽量気泡コンクリートがリブから剥離する剥離破壊を起こす虞がある。
本発明の目的は、補強材を製作する際の作業を簡略化することができ、且つ充分な強度を発揮し得る軽量気泡コンクリートパネルを提供することにある。
上記課題を解決するために本発明に係る軽量気泡コンクリートパネルは、軽量気泡コンクリートパネルの内部に平板状のリブとラスとが交互に配置されたリブラスを折り曲げて平らな頂面を有する山部と平らな底面を有する谷部とが連続した凹凸波形に形成すると共に山部の頂面及び谷部の底面にリブを配置した補強材を配設したものである。
上記軽量気泡コンクリートパネルに於いて、補強材が平板状のリブに於いて折り曲げられていることが好ましい。
本発明に係る軽量気泡コンクリート(ALC)パネルは、凹凸波形に形成された補強材に於ける頂面と底面に平板状のリブが配置されているので、複数のリブが頂面と底面との高さの差だけ離隔して交互に配置されることとなり、高い強度を発揮することができる。
特に、リブラスを折り曲げることによって連続して頂面と底面が形成されているので、これら頂面と底面の間隔は予め設定された寸法を持って保持される。即ち、頂面に配置されるリブと底面に配置されるリブの間隔を保持させるために特別な手段(例えばスペーサーや鉄筋等)を必要としない。このため、補強材を製作する際の作業を単純化することができる。
また補強材を製作するに際し、平板状のリブに折り曲げることで、折曲成形の手段に関わらず正確な折り目をつけることが可能となり、寸法精度、形状精度の良い補強材とすることができる。
以下、本発明に係るALCパネルの構成について図を用いて説明する。図1は本発明に係るALCパネルの構成を説明する図である。図2はリブラスの構成を説明する図である。図3は補強材の例を説明する図である。図4は補強材の他の例を説明する図である。図1に示すALCパネルAは、ALC母材1にリブラス2を凹凸波形に形成した補強材Bを埋設して構成されている。
先ず、図3に示す補強材B、図4に示す補強材Cを形成するためのリブラス2について図2により説明する。図に示すように、リブラス2は鋼板を山形の刃物で切り、且つ引き伸ばすことで、平板状のリブ2aと網状のラス2bを交互に配置して構成されている。
リブラス2を構成する鋼板の厚さは、0.5mm〜2.5mmの範囲であることが好ましく、0.5mmよりも薄いと必要な強度をだすためにリブ1aの面積を広くしなければならず、実質的にALC母材1と鋼板とのサンドウィッチ構造となってALC母材1とリブ2aとが剥離し易くなるという問題が生じる。また2.5mmよりも厚くなると、現場加工を行う際に切断し難くなって、加工の容易性が損なわれるという問題が生じる。
またリブラス2に於けるリブ2aの幅寸法が大きくなると、ALCモルタルが発泡する際にリブ1aの周囲に空洞が生じ易くなるため、リブ2aの幅寸法は50mm以下であることが好ましい。またリブ2aの幅寸法が小さいと切断時にゆがみが生じ易くなるため10mm以上であることが好ましい。従って、リブ2aの幅寸法は10mm以上、50mm以下の範囲にあることが好ましい。
リブラス2に於けるラス2bのメッシュ幅、メッシュ長等の寸法は特に限定するものではない。ラス2bに於けるメッシュの粗さは、ALCパネルAの曲げ強度に影響を与える要素ではないため、コスト面やALC母材1との一体化を確実にするという面を考慮すると粗い方が好ましい。
次に、補強材Bについて説明する。補強材Bは、上記の如く構成されたリブラス2を折り曲げて、頂面3を有する山部と、底面4を有する谷部とが連続した凹凸波形に形成され、これらの頂面3及び底面4に夫々リブ2aが配置されている。
頂面3、底面4は夫々平坦な面として構成されており、面5を介して互いに接続されている。これらの頂面3、底面4はALCパネルAの表面或いは裏面と平行に配置される。従って、ALCパネルAには補強材Bの頂面3、底面4が所定寸法離隔して交互に配置されることとなり、補強材Bが1枚のリブラス2によって構成されるにも関わらず、恰も2枚のリブラスを対向して配置したかの如き様相を呈することが可能である。
補強材Bでは、リブラス2を構成するリブ2aは頂面3、底面4に配置されている。しかし、リブ2aが頂面3、底面4のみに配置されることを限定するものではなく、頂面3、底面4から夫々の面3、4に連続した面5にかけて配置されていても良い。
特に、リブラス2に対し折曲加工を施す場合、網状に形成されたラス2bに曲げ加工を施すよりも、平板状のリブ2aに於いて曲げ加工する方が、高い寸法精度、形状精度を保証することが可能となる。このため、リブ2aは頂面3、底面4から面5にかけて配置されることが好ましい。
リブラス2を構成するリブ2aに於いて折曲加工を施す場合、折曲線をリブ2aの何れの部位に設定するかは限定するものではない。即ち、リブ2aの略中央に折曲線を設定して該リブ2aを山形(L字状)に折り曲げて良く、リブ2aの幅方向の両側であってラス2bとの接続部の近傍に設定して該リブ2bを溝形(コ字状)に折り曲げても良い。
リブ2aの略中央で折り曲げて該リブ2aを山形に形成した場合、補強材Bを構成することが可能であり、リブ2aの幅方向の両側を折り曲げてコ字状に形成した場合、後述する補強材Cを構成することが可能である。
尚、リブラス2に対して折曲加工を行う方法は限定するものではなく、プレス法や、ロールフォーミング法を採用することが可能である。
頂面3、底面4の幅寸法は特に限定するものではなく、両面3、4が同じ寸法であっても、異なる寸法であっても良い。頂面3と底面4が同じ寸法とした場合、補強材Bの表裏の勝手違いをなくすことが可能である。また頂面3と底面4の寸法が異なる場合、補強材Bの表裏を設定して強度の変化を発揮させることが可能となり、作用する曲げ力に対し最適な補強材Bの配置を設定して高い強度を発揮し得るALCパネルAとすることが可能である。
補強材Bでは、頂面3、底面4の幅寸法及び面5の寸法は夫々約35mmに設定されている。また頂面3、底面4は幅方向の両側にリブ2aが配置されており、中央部分にはラス2bが配置されている。このように、頂面3、底面4の中央部分にラス2bが配置された構成では、ALC母材1がラス2bに対し強固に付着して一体化し、ALCパネルAに曲げ力が作用した場合でも、ALC母材1が補強材Bから剥離することがない。
上記の如く、補強材Bが1枚のリブラス2によって構成されているため、複数の材を溶接したり針金で止着したりする必要がなく、製作工程を極めて単純化することが可能である。
次に、上記の如く構成された補強材Bを埋設したALCパネルAを製造する手順について簡単に説明する。先ず、予め設定された型枠に複数の補強材Bを互いに予め設定された間隔を持ってセットする。この型枠にALCモルタルスラリーを注入して発泡硬化させ、形成されたモルタルブロックをピアノ線で所定の寸法、形状に切断し、その後、オートクレーブ養生することで、複数のALCパネルAを製造することが可能である。
次に、ALCパネルAに埋設される補強材の他の例について図4により説明する。尚、図に於いて前述した補強材Bと同一部分及び同一の機能を有する部分には同一の符号を付して説明を省略する。
図4に示す補強材Cは、頂面3及び底面4の全面がリブ2aによって形成されている。この補強材Cでは、リブ2aによる平板状の部分の寸法が大きくなり、高い強度を発揮することが可能である。しかし、リブ2aの幅寸法が50mm以上になることは好ましいことではなく、前記寸法よりも小さい範囲で形成される。
上記の如く構成された補強材Cは、前述の補強材Bと同様に1枚のリブラス2によって構成されているため、製作工程を極めて単純化することが可能である。この補強材Cを埋設して構成したALCパネルAでは、恰も2枚の鋼板を対向して配置した補強材のような曲げ強度を発揮することが可能である。
本発明は、補強材を製作する際の手順を単純化し且つこの補強材を埋設して強度的に優れたALCパネルを得る際に利用することが可能である。
本発明に係るALCパネルの構成を説明する図である。 リブラスの構成を説明する図である。 補強材の例を説明する図である。 補強材の他の例を説明する図である。
符号の説明
A ALCパネル
B、C 補強材
1 ALC母材
2 リブラス
2a リブ
2b ラス
3 頂面
4 底面
5 面

Claims (2)

  1. 軽量気泡コンクリートパネルの内部に平板状のリブとラスとが交互に配置されたリブラスを折り曲げて平らな頂面を有する山部と平らな底面を有する谷部とが連続した凹凸波形に形成すると共に山部の頂面及び谷部の底面にリブを配置した補強材を配設したことを特徴とする軽量気泡コンクリートパネル。
  2. 前記補強材が平板状のリブに於いて折り曲げられていることを特徴とする請求項1に記載した軽量気泡コンクリートパネル。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4891716A (ja) * 1972-02-07 1973-11-29
JPS5322376B1 (ja) * 1977-03-26 1978-07-08

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