JP2007246216A - コンテナ - Google Patents

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Abstract

【課題】薄板ガラス等を収容した多数のトレーを容易に出し入れ可能で、収容物の波損なく搬送可能で、製造ライン等の収容物の供給場所あるいは使用場所への搬送をも適切に効率よく行え、他用途にも使用し易い利便性の高いるコンテナを提供する。
【解決手段】外部パレット、側板及び上蓋により形成されるコンテナ内部空間に、薄板ガラスを収容したトレー60を多数内部パレット42に載置した状態で収容する。内部パレット42に棒状部材が着脱自在に装着される。トレー60を収容している時は棒状部材を装着してトレー60の位置を規定する。その他の用途で使用したい時は、棒状部材を離脱させれば内部パレット80の上面は平面なので、容易に他用途で利用することができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、例えばディスプレー装置などの製造に用いる薄板状の、ガラスもしくは樹脂、又はフィルム等の搬送に用いて好適なコンテナに関する。
液晶表示装置やプラズマ表示装置などの平面表示装置では、その製造過程で、ガラス基板を破損しないように、また基板表面が汚れないように、基板を保管及び搬送する必要があり、そのようなガラス基板の搬送に適したコンテナが要望されている。しかしながら、従来、ガラス基板などの薄板を破損させずに、さらに基板表面が汚れないように適切に搬送できるコンテナは無かった。また、従来のコンテナでは開口部がコンテナの上部に設けられているため、薄板を上方から入れて、上方から取り出す作業を必要とし、薄板を割らないようにコンテナに出し入れすることが困難であった。そこで、そのような薄板の搬送に適したコンテナとして、コンテナの側方から薄板を取り出せるようにした薄板用コンテナが開示されている(例えば、特許文献1及び2参照)。
特開平10−310145号公報 特開2003−40271号公報
これらの薄板用コンテナでは、薄板を縦置きにしてコンテナの内部に収容するようにしてあるため、小面積の薄板の場合にはたわみ等の問題が発生せずに良好に搬送することができる。しかしながら、近年、平面表示装置の表示画面の拡大とともに使用されるガラス基板のサイズも大きくなり、薄板を縦置きでコンテナの内部に配置するとたわみ等が生じるようになった。たわみを生じさせないためには、薄板同士を十分に間隔を開けて配置する必要があるが、そのような方法ではコンテナに収容できるガラス基板の枚数が少なくなり、効率よく搬送を行うことが困難になる。一方で、ガラス基板などの薄板をコンテナに単純に横置きにして収容すると、薄板が割れるなどの問題が生じる。さらには、そのようなサイズの大きいガラス基板を扱うにつれて、コンテナへのガラス基板の収容やコンテナからのガラス基板の取り出しを、クリーンルーム等のガラス基板を処理する場所において直接行いたいという要望も強くなっている。
このような問題に対処することのできるコンテナとして、薄板ガラスを少数ずつトレーに収容し、トレーをパレットに載せた状態で搬送用コンテナに収容するようにしたコンテナが、本願出願人らによって提案されている(特許文献3参照)。しかしながら、そのコンテナにおいても利便性が十分とは言えず、より効率よく適切に薄板ガラス等を収容し搬送することのできるコンテナが要望されている。
特に、この種のコンテナは、種々の条件下で多種多様の収容物を収容し搬送したいという汎用性に対しての基本的な要望がある。しかしながら、前述したような例えば薄板ガラスの搬送に適したコンテナは、特殊な構造を具備して用途が特化してしまっている構成が少なからずあり、汎用性に欠けるという不利益がある。
特開2005−104530号公報
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、例えば薄板状物品等の収容物を収容したトレーを、多数、容易な出し入れで収容することができ、また、収容物を破損すること無くその多数のトレーを適切に搬送することができ、搬送用のコンテナと、例えば製造ライン、クリーンルーム等のその収容物の供給場所あるいは使用場所との間の搬送をも適切に効率よく行え、それに加えて他用途にも有効に利用できるような汎用性を兼ね備えた利便性の高いコンテナを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係るコンテナは、
外部パレットと、
前記外部パレット上に収容空間を形成するように前記外部パレットの周縁に沿って装着される複数の側板と、
前記収容空間の上方開口を閉塞するように前記複数の側板の上辺に装着される上蓋と、
前記収容空間内の前記外部パレット上に載置される内部パレットと、
所望の収容物を収容し、必要に応じて段積みされて前記内部パレット上に載置されるトレーと、
各々が前記内部パレットに着脱自在に装着され、前記内部パレット上に載置される前記トレーが平面方向に移動しないように当該トレーの位置を規定する複数の棒状部材と、
前記複数の棒状部材が各々通過する開口を有し、当該開口に前記棒状部材を通過させて前記内部パレット上に載置される前記トレーの最も上のトレー上に載置される押え板と
を有する。
好ましくは、前記押え板の平面方向の外寸は、前記複数の側板により規定される前記収容空間の平面方向の内寸に合わせられている。
また好ましくは、前記棒状部材を前記内部パレットから離脱した時は、前記内部パレットの上面が略平面となる。
また好ましくは、前記棒状部材は、水平方向の断面図が略L字形状のものである。
また好ましくは、前記押え板に形成された前記棒状部材が通過する開口は、当該開口を通過する前記棒状部材の断面形状に略等しい形状である。
また好ましくは、前記外部パレットに前記内部パレットの位置を規定する凸部材が設置されており、前記内部パレットは前記凸部材に係止されて前記外部パレット上の位置が固定される。
また好ましくは、前記内部パレットの位置を規定する前記凸部材は、位置が変更可能に前記外部パレット上に設置されている。
本発明によれば、例えば薄板状物品等の収容物を収容したトレーを、多数、容易な出し入れで収容することができ、また、収容物を破損すること無くその多数のトレーを適切に搬送することができ、搬送用のコンテナと、例えば製造ライン、クリーンルーム等のその収容物の供給場所あるいは使用場所との間の搬送をも適切に効率よく行え、それに加えて他用途にも有効に利用できるような汎用性を兼ね備えた利便性の高いコンテナを提供することができる。
以下、本発明を、図面に示す実施形態に基づき説明する。
図1は本発明の一実施形態に係るコンテナの分解斜視図、
図2は側板と外部パレットとの取り付け構造を示す分解斜視図、
図3は内部パレット及びこれに装着される棒状部材及び押え板の装着状態を示す分解斜視図、
図4は内部パレットに載置されるトレーのブロックを示す図、
図5は内部パレットと外部パレットの凸部材との係止状態を説明するための図、
図6は凸部材の設置方法を説明するための図、
図7はトレー及びその段積み状態を説明するための図、
図8は押え板の開口を棒状部材が通過している状態を説明するための図である。
本実施形態においては、LCDパネル等の薄板ガラスやフィルム等の板状の物品を収容し、搬送等するのに好適なコンテナを例示して本発明を説明する。
図1に示すように、本実施形態のコンテナ2は、底部に外部パレット8を有する。本実施形態の外部パレット8には、フォークリフトの爪部が差し込まれるリフト用孔9が形成してある。本実施形態の外部パレット8は、樹脂により構成されているものとするが、ステンレス等の金属で構成することも可能である。
外部パレット8の周囲辺上には、図示のごとく外部パレット8の側面に沿って外部パレット8の上面よりさらに上方に突出する形態で、金枠10が形成されている。金枠10は、相互に向き合う第1枠10aと、第1枠10aに対して連続して形成され相互に向き合う第2枠10bとを有する。本実施形態において第1枠10aと第2枠10bとは外部パレット8の上面に対して同じ高さで上方に突き出ているが、必ずしも同じ高さではなく、異なる高さに設定しても良い。また、第1枠10aと第2枠10bとからなる金枠10は、必ずしも外部パレット8の周囲上方に連続して形成することなく、分離して断続的に形成しても良い。なお、金枠10の材質は特に限定されないが、例えば亜鉛引き鋼板などが好適である。
金枠10の内側となる外部パレット8の上面には、底板12が載置される。底板12の材質は、ダンボールプラスチック板、合成樹脂板(発泡合成樹脂板を含む)、あるいは薄い金属板などが用いられるが、本実施形態においては発泡合成樹脂板とする。
床板12には、床板12上に載置される後述する内部パレットのずれを防止してその位置を規定する凸部材40が4箇所設置されている。凸部材40の構成及び設置方法等においては後述する。
また、外部パレット8の周縁の金枠10の内側には、2枚の対向する第1の側板14及び2枚の対向する第2の側板16の計4枚の側板14及び16が着脱自在に装着される。コンテナ2においては、外部パレット8の上で、これら4枚の側板14及び16で囲まれた空間が、例えば薄板ガラス等の所望の収容物を収容するための内部空間18となる。4枚の側板14及び16は、それぞれ、ダンボールプラスチック等を材質とする一枚のパネル15で構成される。
第1の側板14の両側端には、側端枠材22が装着してあると共に、上下端には、これらの側端枠材22を連絡するように上下枠材24が装着してあり、パネル15を補強している。
同様に、第2の側板16の両側端には、側端枠材26が装着してあると共に、上下端には、これらの側端枠材26を連絡するように上下枠材28が装着してあり、パネル15を補強している。これらの枠材22,24,26及び28は、本実施形態においては樹脂部材であるが、例えば鋼材などの金属で構成しても良い。
また、底板12、側板14及び16で囲まれた内部空間18の上方開口を閉じるために、側板14及び16の上端に、矩形の上蓋20が上止め金具29により着脱自在に装着される。上蓋20も、ダンボールプラスチック等の材料により構成される。
図1及び図2に示すように、第1の側板14の下端付近の両側外面には、円柱形状の係合凸部42が設けられている。各係合凸部42の外径は、第1枠10aの上端両側に形成してある係合溝44の幅よりも少し小さい程度である。各係合凸部42は、各係合溝44に入り込む位置に形成してある。
各係合溝44は、その長手方向軸心が、底板12の底面に略垂直な鉛直線に対して所定角度θで傾斜するようになっている。所定角度θは、好ましくは10〜60度、さらに好ましくは30〜40度である。このような傾斜角度θに設定することで、第1の側板14を金枠10の第1枠10aに対して容易に取り付けることができると共に、取り付け後には良好に抜け止めが成される。この傾斜角度θが小さすぎると、抜け止めが緩くなる傾向にあり、傾斜角度θが大きすぎると、取り付けが困難になると共に、係合溝44の形成が困難になる傾向にある。
係合溝44の幅は、特に限定されないが、好ましくは、7〜13mmであり、溝の深さは、特に限定されないが、好ましくは15〜25mmである。同一の第1枠10aの両側に形成する係合溝44の傾斜角度θは、同じ方向に傾斜してあり、同じ傾斜角度である必要がある。一枚の第1の側板14を同じ方向に傾斜移動させて一対の凸部42を各係合溝44に挿入させる必要があるからである。
しかしながら、対向する一方の第1枠10aに形成する係合溝44の傾斜角度θと、対向する他方の第1枠10aに形成する係合溝44の傾斜角度θとは、相互に異なっていても良く、また、相互に傾斜方向が異なっていても良い。これらの係合溝44には、異なる第1の側板14の係合凸部が挿入されるからである。
図2に示すように、第2の側板16の側端部は、第1の側板14の側端部に対して、上下方向にスライド移動可能に装着される。第2の側板16の側端部には、断面がL字形状の側端枠材26が固定してあり、側端枠材26で第1の側板14の側端枠材22の外側を覆うようになっている。
本実施形態のコンテナ2においては、このようにして形成された内部空間18に、図3に示すような内部パレット80が収容され、さらに内部パレット80上の空間に、図4に示すようなトレー60を段積みしたトレーのブロックが収容される。薄板ガラス等の所望の収容物は、個々のトレー60内に収容される。
内部パレット80は、フォークリフトの爪部が差し込まれるリフト用孔82が形成してあり、外部パレット8と同様に樹脂製のパレットである。
前述したように、外部パレット8の底板12には、内部パレット80の位置を規定してその位置を固定するための凸部材40が複数設置されており、内部パレット80の底面に形成される開口部にこの複数の凸部材40が各々嵌合されることにより、内部パレット80は底板12の床面内において凸部材40に係止され、その位置が規定される。すなわち、内部パレット80の底板12の床面上の位置が固定される。
例えば、内部パレット80が図5に示すような底面形状である場合、すなわち内部パレット80が部材84により構成されており底面に部材84の間隙としての開口86が形成されている場合、底板12には、同じく図5に示すような配置で凸部材40が形成されているのが好適である。このような配置で内部パレット80の底面開口86と底板12の凸部材40が掛合した場合、内部パレット80は底板12の床面内のいずれの方向にも一切移動することができない。すなわち、内部パレット80は凸部材40に係止されてその位置が固定された状態となり、底板12上で内部パレット80の位置がずれることはない。
凸部材40の底板12への設置方法は任意の方法で良い。例えば図6(A)に示すように、凸部材40をリベット50により底板12に固定するようにしても良い。また、図6(B)に示すように、底板12に設けられた開口52を介して凸部材40を底板12の表側に突出させ、例えば図示のごとく底板12の裏面にて底板12と凸部材40の足部分を接着剤53により貼着するようにしても良い。
なお、本実施形態において、凸部材40は金属製である。
また、凸部材40の位置は、変更可能にしておくのが好適である。そのような構成としておけば、凸部材40の配置を変更するのみで、使用する内部パレット80の種類を変更することができ、トレー60の変更及び収容物の変更も容易に行うことができる。すなわち、内部パレット80の種類、トレー60の種類、あるいは収容物の種類によらず外部パレット8、底板12、側板14、16及び上蓋20を共通的に用いることができる。
凸部材40の位置を変更するためには、凸部材40を底板12に対して着脱可能な構成にしておく必要がある。その方法として、例えば、図6(B)に示すような開口52を所定間隔で、あるいは使用する可能性のある内部パレット80に合わせて所定の位置で、予め底板12に設けておき、使用する内部パレット80に応じて、適切な位置の開口52から凸部材40を突出させるようにすれば良い。
あるいはまた、使用する内部パレット80の種類ごとに、その内部パレット80に対応して凸部材40が設置された底板12を予め用意しておき、使用する内部パレット80を変更する場合には、底板12自体を取り替えることにより実質的に凸部材40の配置を変更するようにしても良い。
図3に戻って、内部パレット80の上面には、トレー60を載置するための底板(内側底板)88が装着されている。
また、内部パレット80の4箇所の角部側面には、その角部側面から垂直上方に延伸するように、水平方向の断面が略L字形状の棒状部材(以下、「Lアングル」と略記することがある。)を設置するための棒状部材受け金具90が設置されており、この棒状部材受け金具90に、Lアングル92が着脱自在に取り付けられる。Lアングル92は、棒状部材受け金具90に設置した状態で、その高さが、コンテナ2の内部空間18の高さと略等しいか若干低い程度となるような長さを有する。本実施形態において、Lアングル92は、アルミニウム等の金属製であるが、樹脂製であっても良い。
内部パレット80の4隅に設置されたLアングル92で規定される空間に、図4に示すようなトレーのブロックを載置する。内部パレット80に設置されたLアングル92により、トレーのブロックが適切に固定できるように、すなわち、Lアングル92によりトレーのブロックの位置を規定できるように、内部パレット80及びトレー60の寸法、あるいは、トレー60の載置の方法は、予め適切な寸法、方法に設定しておく。その結果、例えば本実施形態においては、図4に示すようなトレー60を内部パレット80の底板88上に載置すると、トレーのブロックの4箇所の角部にちょうど内部パレット80に設置された4本のLアングル92が係合するようになっている。その結果、内部パレット80の底板88上に載置されたトレーのブロックは、平面方向においてその移動が抑制され、ずれることなくコンテナ2内に収容されることになる。
トレー60は、図7に示すように、側壁部材61と底板62とを有し、内部空間に所望の収容物66を収容した状態で図4に示すように段積みされ、内部パレット80の底板88の上に載置される。本実施形態において、側壁部材61は樹脂製であり、底板62はアルミニウム等の金属製である。これら側壁部材61と底板62とは、ビス等により固着されても良いし、あるいはまた、インサート成形等により一体的に成形して形成されても良い。
側壁部材61の上面及び下面には、各々、図7に示すような切り欠き部63及び64が設けられている。本実施形態においては、側壁部材61の上面ではトレー60の内側に切り欠き部63が形成され、側壁部材61の下面ではトレー60の外側に切り欠き部64が形成されている。これら切り欠き部63と切り欠き部64の深さは同じであり、これら切り欠き部63と切り欠き部64の幅は、相互に、他方の切り欠かれていない部分の幅(厚み)に相当する幅である。このような形状で切り欠き部63及び切り欠き部64を形成することにより、トレー60を段積みした場合には、図7に示すごとく下のトレー60の切り欠き部63と上のトレー60の切り欠かれていない部分とが、また上のトレー60の切り欠き部64と下トレー60の切り欠れていない部分とがそれぞれ係合することになる。このような係合部分がトレー60の側壁部材61の全周にわたって生じることにより、トレー60がずれることが防止され、段済みされた状態が維持される。
また、内部パレット80に設置された複数(本実施形態では4本)のLアングル92の上方の開放端には、図3に示すように、押え板94が設置される。押え板94は、側板14及び16により囲まれるコンテナ2の内部空間18に内接する大きさ、すなわち、外寸が内部空間18の内寸とほぼ等しくなるような大きさの板状部材である。
また、押え板94の4隅には、図8に示すように、内部パレット80の4隅に設置され垂直に上方の延伸するLアングル92を貫通させるための矩形の開口95が設けられている。
このような構成の押え板94は、内部パレット80の底板88上にトレーのブロックが載置された後、4本のLアングル92が各々4箇所の開口95を通過するように配置され、押え板94がトレーのブロックの上面に載置されるまでトレーのブロック方向に落とし込まれる。
その結果、押え板94がトレーのブロックの上面を塞ぐことになり、最も上のトレー60の収容物がトレー60からこぼれたり飛び出したりするのを防ぐことができる。また、押え板94のサイズは、コンテナ2の内部空間18の内寸とほぼ等しく形成されているので、押え板94が水平方向に移動することは無い。その結果、押え板94のみならず、これが装着しているLアングル92及びLアングル92により位置が規定されているトレーのブロックについても、その水平方向の移動を防止することができる。また、水平方向の移動の防止とともに、水平方向の振動も吸収することができる。
以上説明したように、本実施形態のコンテナ2によれば、収容物は、個々に、あるいは適切な数量ずつトレー60に収容されてコンテナに収容されるので、破損せずに適切に収容、搬送が行える。一方で、コンテナ2には、トレー60を多数収容することができるので、例えば薄板ガラスのような破損する危険性の高い物品であっても、破損することの無い安全な状態で大量に収容し搬送することができる。
また、その多数のトレー60は、内部パレット80に搭載されてコンテナ2に収容されるので、そのコンテナ2への出し入れは、フォークリフト等を用いることにより一括して行うことができ、効率よく行うことができる。また、内部パレット80を用いることにより、例えばクリーンルームや製造ライン等、防塵性が要求されるような場所に対しても、多数のトレー60を一括して搬送することができる。
また、特に本実施形態のコンテナ2によれば、内部パレット80上に段積みされて載置されたトレー60(ブロック)は、内部パレット80の側面に設置されて上方に延伸したLアングル92により移動が制限され、すなわち保持され、その位置が固定されている。従って、内部パレット80の上面及び上面に配置される底板88上には、何ら特殊な機構や構造が形成されておらず、内部パレット80の上面は平面となっている。従って、内部パレット80を他の用途に有効に利用できる可能性が高くなり、その汎用性が高まる。その結果、コンテナ2を効率よく使用し、運用することができる。
また、底板12に設置される凸部材40の位置を変更するのみでコンテナ2に収容できる内部パレット80を変更することができ、コンテナ2に収容するトレー60の種類、ひいては収容物を容易に変更することができる。従って、前述したような安全で大量な収容物の収容及び搬送を、任意の収容物に対して実施することができ、利便性が格段に向上する。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変することができる。
例えば、前述した実施形態においては、押え板94に矩形の開口95を設けて、これにLアングル92を通過させるようにしていた。しかしながら、開口95の形状は、これに限られるものではなく、Lアングル92が通過できる形状であれば任意の形状で良い。例えば、円弧形状であっても良いし、Lアングル92の断面形状に対応した形状、すなわち、L字形状の開口であっても良い。
また、本実施形態においては、2列に段積みしたトレー60を、直接、コンテナ2の内部空間18の内部パレット80上に載置した。しかしながら、これらのトレー60の全体を、一旦、例えばポリエチレン袋等に収容し、この袋に収容された状態のトレー60を内部パレット80上に載置するようにしても良い。そのような構成とすれば、トレー60内の収容物に対する防塵性がより高くなる。
また、前述した実施形態においては、コンテナ2に、トレー60を2列で段積みして収容した。しかしながら、トレー60は1列で収容しても良いし、3列以上で収容しても良く、何ら2列に限定されるものではない。
図1は、本発明の一実施形態に係るコンテナの分解斜視図である。 図2は、側板と外部パレットとの取り付け構造を示す分解斜視図である。 図3は、内部パレット及びこれに装着される棒状部材及び押え板の装着状態を示す分解斜視図である。 図4は、内部パレットに載置されるトレーのブロックを示す図である。 図5は、内部パレットと外部パレット上凸部材との掛合状態を説明するための図である。 図6は、凸部材の設置方法を説明するための図である。 図7は、トレー及びその段積み状態を説明するための図である。 図8は、押え板の開口を棒状部材が通過している状態を説明するための図である。
符号の説明
2…コンテナ
8…外部パレット
9…リフト用孔
10…金枠
12…底板
14…第1の側板
15…パネル
16…第2の側板
18…内部空間
20…上蓋
22、26…側端枠材
24、28…上下枠材
29…上止め金具
40…凸部材
42…係合凸部
44…係合溝
50…リベット
52…開口
53…接着剤
60…トレー
61…側壁部材
62…底板
63,64…切り欠き部
66…収容物
80…内部パレット
82…リフト用孔
88…底板
90…棒状部材受け金具
92…棒状部材
94…押え板
95…開口

Claims (7)

  1. 外部パレットと、
    前記外部パレット上に収容空間を形成するように前記外部パレットの周縁に沿って装着される複数の側板と、
    前記収容空間の上方開口を閉塞するように前記複数の側板の上辺に装着される上蓋と、
    前記収容空間内の前記外部パレット上に載置される内部パレットと、
    所望の収容物を収容し、必要に応じて段積みされて前記内部パレット上に載置されるトレーと、
    各々が前記内部パレットに着脱自在に装着され、前記内部パレット上に載置される前記トレーが平面方向に移動しないように当該トレーの位置を規定する複数の棒状部材と、
    前記複数の棒状部材が各々通過する開口を有し、当該開口に前記棒状部材を通過させて前記内部パレット上に載置される前記トレーの最も上のトレー上に載置される押え板と
    を有するコンテナ。
  2. 前記押え板の平面方向の外寸は、前記複数の側板により規定される前記収容空間の平面方向の内寸に合わせられていることを特徴とする請求項1に記載のコンテナ。
  3. 前記棒状部材を前記内部パレットから離脱した時は、前記内部パレットの上面が略平面となることを特徴とする請求項1又は2に記載のコンテナ。
  4. 前記棒状部材は、水平方向の断面が略L字形状のものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のコンテナ。
  5. 前記押え板に形成された前記棒状部材が通過する開口は、当該開口を通過する前記棒状部材の水平方向の断面形状に略等しい形状であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のコンテナ。
  6. 前記外部パレットに前記内部パレットの位置を規定する凸部材が設置されており、前記内部パレットは前記凸部材に係止されて前記外部パレット上の位置が固定されることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のコンテナ。
  7. 前記内部パレットの位置を規定する前記凸部材は、位置が変更可能に前記外部パレット上に設置されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のコンテナ。
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