JP2007246013A - センターベアリングサポート - Google Patents

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Mitsuhiro Yonetani
光博 米谷
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Abstract

【課題】シングルベロータイプでありながらプロペラシャフトの振れ回りを有効に押さえ込むことができるセンターベアリングサポートを提供する。
【解決手段】車両用駆動系におけるプロペラシャフト6を弾性的に支持するセンターベアリングサポート1であって、環状のベロー部3cを有するセンターベアリングサポート1において、ベロー部3cに、車両前方側へ向けて膨らんだ形状の前方側ベロー部3dと、車両後方側へ向けて膨らんだ形状の後方側ベロー部3eとを円周上交互に設定する。
【選択図】図2

Description

本発明は、自動車等車両における車体の下面に吊設され、車体の下側に横架されるプロペラシャフトを弾性的に支持するセンターベアリングサポートに関するものである。
従来から、図4(A)に示すように、車両の車体側に取り付けられる外環52の内周側にゴム状弾性体製の弾性体53を介して内環54を連結し、内環54の内周側に、プロペラシャフト56を回転自在に支持するセンターベアリング55を取り付けるセンターベアリングサポート51が知られている。ゴム状弾性材製の弾性体53は環状に成形されて、断面円弧状を呈するベロー部53aを有しており、このベロー部53aは全周に亙って車両前方側へ向けて膨らんだ形状とされている。
上記センターベアリングサポート51は、図示するようにプロペラシャフト56におけるジョイント部57の車両前方側に組み付けられ、プロペラシャフト56の回転支持とプロペラシャフト56の振動絶縁を果たすことを機能とする。
しかしながら、上記従来のセンターベアリングサポート51は、以下の理由からプロペラシャフト56の振れ回りを押さえ込むのに不利な構造とされている。
理由1:上記したようにベロー部53aが全周に亙って車両前方側へ向けて膨らんだ形状とされているために、図4(B)に示すようにベロー部53aがフロント(Fr)側ジョイント58の近くに配置されていること(L=小)。
理由2:ベロー部53aが上記形状である結果として、外環52および内環54はその車両前方側の端部が互いに径方向に相対変位しにくい一方で(端部同士の間にベロー部53aが介在するため)、車両後方側の端部は互いに径方向に相対変位しやすく設定されていること(端部同士の間にベロー部53aが介在しないため)。
また、上記センターベアリングサポート51を軸方向反対向きに装着した場合(ベロー部53aが車両後方側を向くようにセンターベアリングサポート51を装着した場合)には、ベロー部53aの裏面側開口53bが全周に亙って車両進行方向(車両前方側)を向くために、走行時に多量の異物(砂、砂利または泥水等)が開口53bへ侵入することが懸念される。
更にまた、上記シングルベロータイプのセンターベアリングサポート51とは別に、従来から図5に示すようなダブルベロータイプのセンターベアリングサポート51が知られているが、このダブルベロータイプのセンターベアリングサポート51には製作上、以下のような不都合がある。
すなわち先ず、図5(A)に示すようにダブルベロー53A,53Bを一体成形するタイプの場合には、離型時にベロー53A,53B内側の中子型59を無理抜きする必要があるために、成形時離型工程が困難である。
また、図5(B)に示すように2つのシングルベロー53A,53Bを軸方向に並べて配置するタイプの場合には、外環52、弾性体53および内環54よりなる加硫成形品を2つ用意する必要があり、またこれらを組み合わせるための圧入工程が必要であるために、部品点数が多く、製作に多くの手間と時間がかかる。
特開2000−337370号公報
本発明は以上の点に鑑みて、シングルベロータイプでありながらプロペラシャフトの振れ回りを有効に押さえ込むことができるセンターベアリングサポートを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のセンターベアリングサポートは、車両用駆動系におけるプロペラシャフトを弾性的に支持するセンターベアリングサポートであって、環状のベロー部を有するセンターベアリングサポートにおいて、前記ベロー部は、車両前方側へ向けて膨らんだ形状の前方側ベロー部と、車両後方側へ向けて膨らんだ形状の後方側ベロー部とを円周上交互に有することを特徴とするものである。
上記構成を備えた本発明のセンターベアリングサポートにおいては、車両前方側へ向けて膨らんだ形状の前方側ベロー部と、車両後方側へ向けて膨らんだ形状の後方側ベロー部とが円周上交互に設けられているために、円周上一部のベロー部すなわち後方側ベロー部がフロント側ジョイントから遠く離れた位置に配置され、かつこの後方側ベロー部が内環および外環の車両後方側端部の間に配置されることになる。
本発明は、以下の効果を奏する。
すなわち、本発明のセンターベアリングサポートにおいては上記したように、円周上一部のベロー部すなわち後方側ベロー部がフロント側ジョイントから遠く離れた位置に配置されるために、ジョイント部の変位に対抗するモーメントが大きく設定される。また、円周上一部のベロー部すなわち後方側ベロー部が内環および外環の車両後方側端部の間に配置されるために、内環および外環は車両前方側端部のみならず車両後方側端部においても互いに径方向に相対変位しにくく設定される。したがってこれらの作用が相俟って、プロペラシャフトの振れ回りを有効に押さえ込むことができる。
本発明には、以下の実施形態が含まれる。
構成・・・
(1)センターベアリングサポートベロー部を車両前方と後方に円周上交互に組み合わされる構成とする。
(2)ベロー部を車両前方と後方に円周上等配交互に組み合わされる構成とし、前方側と後方側の境界には薄膜が形成され、前方側と後方側はベロー部として連続した構造。
(3)ベロー部を車両前方と後方に円周上等配交互に組み合わされる構成とし、前方側と後方側のベロー部は連続せず内環外周、外環内周のゴム廻し部を通して連続している構造。
作用効果・・・
(4)従来構造より、後方側のベロー位置がFr側ジョイント部より遠く(L=大)なるため、ジョイントの変位に対抗するモーメントが大きくなりプロペラシャフトの振れ回りを押さえられる。
(5)後方側のベロー開口部がFr側ジョイント部に対し逆向きとなり、ベロー頂点もFr側ジョイントにより遠くなるためジョイント部の挙動を押さえられる。
(6)ベローを前方側と後方側に交互に組み合わせる構成としているため、上下2枚割りの成形型にて成形が可能であり、また製品1個につき1回の加硫成形にて製作できる。
つぎに本発明の実施例を図面にしたがって説明する。
図1および図2は、本発明の実施例に係るセンターベアリングサポート1を示している。当該実施例に係るセンターベアリングサポート1は、車両用駆動系におけるプロペラシャフト6を弾性的に支持するものであり、環状のベロー部3cを有するシングルベロータイプのセンターベアリングサポート1であって、以下のように構成されている。
すなわち先ず、車両の車体側に取り付けられる外環2の内周側にゴム状弾性体製の弾性体3を介して内環4が連結されており、内環4の内周側に、プロペラシャフト6を回転自在に支持するセンターベアリング5が取り付けられる。外環2はブラケット等を介して車体側に固定されることになる。
ゴム状弾性材製の弾性体3は、環状に成形されていて、外環2の内周面に加硫接着された外周取付部3aと、内環4の外周面に加硫接着された内周取付部3bと、両取付部3a,3bの間に一体成形されたベロー部3cとを一体に有しており、このうちのベロー部3cに、車両前方側へ向けて膨らんだ形状の前方側ベロー部3dと、車両後方側へ向けて膨らんだ形状の後方側ベロー部3eとが円周上交互に設けられている。
すなわち、図1に示すように、ゴム状弾性材製のベロー部3cは円周上第1ないし第8の8区画E〜Eに等配状に分割されていて、このうち1つおきの第1、第3、第5および第7区画E,E,E,Eの4箇所にそれぞれ、車両前方方向へ向けて膨らんだ形状の前方側ベロー部3dが設けられている。この前方側ベロー部3dは断面円弧状に成形されて、その円弧の凸が車両前方を向くように配置されたものであって、ベロー頂部はその全厚が外環2の前方側端部よりも更に前方に配置されている。
また、この前方側ベロー部3dに挟まれるようにして第2、第4、第6および第8区画E,E,E,Eの4箇所にそれぞれ、車両後方方向へ向けて膨らんだ形状の後方側ベロー部3eが設けられている。この後方側ベロー部3eは断面円弧状に成形されて、その円弧の凸が車両後方を向くように配置されたものであって、ベロー頂部はその全厚が外環2の後方側端部よりも更に後方に配置されている。
また、前方側ベロー部3dと後方側ベロー部3eの境界は、図1の方向から見て都合8箇所の放射状に設定されており、この境界部すなわち円周上互いに隣り合う前方側ベロー部3dと後方側ベロー部3eの間にはそれぞれ、円周方向の貫通部を無くすように平面状の薄膜部3fが一体成形されている。
また、上記弾性体3において、外環2の内周面に加硫接着された外周取付部3aと、内環4の外周面に加硫接着された内周取付部3bはそれぞれ環状に成形されており、この環状の両取付部3a,3bに対して前方側ベロー部3dおよび後方側ベロー部3eがそれぞれ一体成形されている。
上記構成のセンターベアリングサポート1は、図2に示すようにプロペラシャフト6におけるジョイント部7の車両前方側に組み付けられ、プロペラシャフト6の回転支持と振動絶縁の両機能を果たすものであって、上記構成により以下の作用効果を奏する点に特徴を有している。
すなわち先ず、上記構成のセンターベアリングサポート1においては上記したように、円周上一部(半分)のベロー部3cすなわち後方側ベロー部3eがフロント側ジョイント8から遠く離れた位置に配置されるために(L=大)、ジョイント部7の変位に対抗するモーメントが大きく設定されている。尚、ここに「L」とはプロペラシャフト6の支点からベロー部3eの弾性中心までの距離のことを云い、この距離Lが従来対比で大きく設定されている。また、円周上一部(半分)のベロー部3cすなわち後方側ベロー部3eが外環2の車両後方側端部と内環4の車両後方側端部の間に配置されるために、外環2および内環4はその車両前方側端部のみならず車両後方側端部においても従来対比で互いに径方向に相対変位しにくく設定されている。したがってこれらのことから、プロペラシャフト6の振れ回りを有効に押さえ込むことができる。
また、上記構成のセンターベアリングサポート1においては上記したように、ベロー部3cに前方側ベロー部3dと後方側ベロー部3eとが円周上交互に設けられているために、前方側ベロー部3dの裏面側開口3gは車体後方側を向き、後方側ベロー部3eの裏面開口3hのみが車両前方側を向く。したがって、上記図4のセンターベアリングサポート51を軸方向反対向きに装着する場合と比較して、車両進行方向(車両前方側)を向く開口3hの面積が小さく設定されるために、この分、走行時に開口3hへ侵入する異物の量を少なく抑えることができる。
また、上記構成のセンターベアリングサポート1は、図3に示すような一対の分割型12,13を有する2枚割りの成形型11により成形され、構成要素をなす加硫成形品の数としては1つ用意すれば良い。したがって、離型時に無理抜きする必要がないとともに加硫成形品を複数用意する必要がないために、上記図5のダブルベロータイプと比較して製造工程を容易化することができ、部品点数を削減することができる。尚、上記成形型11は、内環4を保持するための芯棒14を併せ有している。また、上記薄膜部3fは、一対の分割型12,13の合わせ面にて成形されることになる。
本発明の実施例に係るセンターベアリングサポートを示す図であって、(A)はその正面図、(B)はその断面図であって図1(A)におけるA−O−A線断面図 同センターベアリングサポートの装着および作動状態を示す図であって、(A)はその装着状態を示す断面図、(B)はその作動状態を示す説明図 同センターベアリングサポートを成形する成形型を示す図であって、(A)はその断面図であって図3(B)におけるC−C線断面図、(B)はその断面図であって図3(A)におけるB−B線断面図 従来例に係るセンターベアリングサポートの装着および作動状態を示す図であって、(A)はその装着状態を示す断面図、(B)はその作動状態を示す説明図 (A)および(B)とも他の従来例に係るセンターベアリングサポートの断面図
符号の説明
1 センターベアリングサポート
2 外環
3 弾性体
3a 外周取付部
3b 内周取付部
3c ベロー部
3d 前方側ベロー部
3e 後方側ベロー部
3f 薄膜部
3g,3h 開口
4 内環
5 センターベアリング
6 プロペラシャフト
7 ジョイント部
8 フロント側ジョイント
11 成形型
12,13 分割型
14 芯棒

Claims (1)

  1. 車両用駆動系におけるプロペラシャフト(6)を弾性的に支持するセンターベアリングサポート(1)であって、環状のベロー部(3c)を有するセンターベアリングサポート(1)において、
    前記ベロー部(3c)は、車両前方側へ向けて膨らんだ形状の前方側ベロー部(3d)と、車両後方側へ向けて膨らんだ形状の後方側ベロー部(3e)とを円周上交互に有することを特徴とするセンターベアリングサポート。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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