JP2007245935A - 航海計画支援装置 - Google Patents
航海計画支援装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007245935A JP2007245935A JP2006072509A JP2006072509A JP2007245935A JP 2007245935 A JP2007245935 A JP 2007245935A JP 2006072509 A JP2006072509 A JP 2006072509A JP 2006072509 A JP2006072509 A JP 2006072509A JP 2007245935 A JP2007245935 A JP 2007245935A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- route
- point
- current prediction
- ocean current
- data
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Navigation (AREA)
Abstract
【解決手段】地上局2のデータ圧縮手段4で圧縮した海流予測データを、本船に搭載された受信局3に送信する。受信局3では、過去航路記憶手段9から読出された1つの過去航路を初期航路とし、この初期航路の通過点を、海流予測データに基づき改訂して、最適航路を求める。その演算は最適航路演算手段10で行なうが、通過点の改訂は、航海時間が最短となることを条件に行なう。
【選択図】図1
Description
データを送信する地上局と;船舶上に搭載され、地上局から送信されてきたデータを受信する受信局と;を設け、
前記地上局を、外部から入力された海流予測データに基づき、送信用の圧縮データを生成するデータ圧縮手段と;生成された圧縮データを、受信局に向けて送信する送信手段と;で構成し、
前記受信局を、地上局から送信されてきた圧縮データを受信する受信手段と;受信した圧縮データを、海流予測データとして記憶する海流予測データ記憶手段と;A地点およびB地点を含む海域上に設定される格子の各格子点を、通過点として記憶する通過点記憶手段と;任意の通過点を順次結んでA地点とB地点との間に形成される任意数の航路を、過去航路として記憶する過去航路記憶手段と;過去航路記憶手段から初期航路として読出された特定の過去航路に対し、前記海流予測データに基づき、通過点間の通過時間が最短となるように通過点を改訂して最適航路を演算する最適航路演算手段と;演算された最適航路を出力する出力手段と;
で構成するようにしたことを特徴とする。
データを送信する地上局と;船舶上に搭載され、地上局から送信されてきたデータを受信する受信局と;を設け、
前記地上局を、外部から入力された海流予測データに基づき、送信用の圧縮データを生成するデータ圧縮手段と;生成された圧縮データを、受信局に向けて送信する送信手段と;で構成し、
前記受信局を、地上局から送信されてきた圧縮データを受信する受信手段と;受信した圧縮データを、海流予測データとして記憶する海流予測データ記憶手段と;A地点およびB地点を含む海域上に設定される格子の各格子点を、通過点として記憶する通過点記憶手段と;任意の通過点を順次結んでA地点とB地点との間に形成される任意数の航路を、過去航路として記憶する過去航路記憶手段と;過去航路記憶手段から初期航路として読出された特定の過去航路に対し、前記海流予測データに基づき、通過点間の通過時間が最短となるように通過点を改訂して最適航路を演算する最適航路演算手段と;演算された最適航路を出力する出力手段と;
で構成するようにしているので、船舶上で最適航路を演算する際に、海流予測データを考慮して各通過点の位置を改訂することができ、これにより、通過点間の通過時間が最短となる航路を、最適航路として求めることができる。このため、航海時間の短縮や消費燃料の節約等の多くの効果を得ることができる。また、地上局から受信局へは、海流予測データが圧縮データの形式で送信されるので、通信容量が制限されている陸船間通信において、近年入手が可能となった大容量の海流予測シミュレーション結果を、海流予測データとして用いることができる。
図1は、本発明の実施の一形態に係る航海計画支援装置を示すもので、この支援装置1は、地上局2と、図示しない船舶上に搭載されて地上局2からの無線信号を受信する受信局3とで構成されており、前記地上局2は、外部から入力される海流予測データを、例えばzip形式で圧縮して圧縮データを生成するデータ圧縮手段4を備えており、このデータ圧縮手段4で生成された圧縮データは、送信手段5を介し前記受信局3に向けて送信されるようになっている。
なお、この最適航路の具体的な演算方法については、後に詳述する。
すなわち、A地点(始点)とB地点(終点)との間の海域に、図5に示すように、例えば東西方向が1/2度で、南北方向が1/12度の格子を設定し、その格子点を通過点として図1の通過点記憶手段8に記憶させておく。したがって、過去航路記憶手段9に記憶されている過去航路は、前記通過点を順次結んで形成される航路と云うことになる。
本発明者等は、船舶の速力を20ノットとし、東京あるいは香港と北米西岸との間における大圏航路と最適航路との比較実験を行なった。
すなわち、日本周辺から北米西岸までを往復する航路の貨物船等が消費する燃料の消費量は、大圏航路を航行した場合に比較して、0.2〜1.5%程度節約することができる。
本発明者等はまた、7日前に得られたデータに基づいて現在の海流を予測した海流予測データ(以下、「一週間予報値」と称す)と、現在得られるデータに基づいて現在の海流を予測した海流予測データ(以下、「現況推定値」と称す)と、本船に搭載されている計測器により取得した現場海域の海流(以下、「実測値」)とを比較し、そのずれ量を求める実験を行なった。
すなわち、7日間で発生する海流予測データの精度低下は、平均自乗差にして、0.02メートル/秒であることが確認された。
すなわち、船舶の速力を20ノットとした際の、追い流れの海流により付加される速度を、例えば1%程度,すなわち0.2ノットとする。すると、実測値に対する海流予測データの誤差が、正規分布に従うと仮定すれば、平均自乗差が0.27メートル/秒としたとき、現実には追い流れでなく向かい流れとなる確率は35%、同様に平均自乗差が0.25メートル/とした場合の向かい流れとなる確率は34%である。
換言すれば、現実には追い流れでなく向かい流れとなる確率は、平均0.2、標準偏差0.525の正規分布において、零以下となる累積確率密度は35%である。
2 地上局
3 受信局
4 データ圧縮手段
5 送信手段
6 受信手段
7 海流予測データ記憶手段
8 通過点記憶手段
9 過去航路記憶手段
10 最適航路演算手段
11 出力手段
12 速力・燃費記憶手段
13 時計手段
14 航海予定時刻演算手段
21 コンピュータ
22 CPU
23 ROM
24 RAM
25 I/Oポート
26 受信装置
27 モニタ
28 キーボード
29 マウス
30 プリンタ
31 海流データベース
32 航路データベース
33 速力・燃費データベース
Claims (3)
- A地点からB地点に至る航路を、任意数の通過点を通過して航行する船舶のための航路計画支援装置において、
データを送信する地上局と;船舶上に搭載され、地上局から送信されてきたデータを受信する受信局と;を備え、
前記地上局は、外部から入力された海流予測データに基づき、送信用の圧縮データを生成するデータ圧縮手段と;生成された圧縮データを、受信局に向けて送信する送信手段と;を有し、
前記受信局は、地上局から送信されてきた圧縮データを受信する受信手段と;受信した圧縮データを、海流予測データとして記憶する海流予測データ記憶手段と;A地点およびB地点を含む海域上に設定される格子の各格子点を、通過点として記憶する通過点記憶手段と;任意の通過点を順次結んでA地点とB地点との間に形成される任意数の航路を、過去航路として記憶する過去航路記憶手段と;過去航路記憶手段から初期航路として読出された特定の過去航路に対し、前記海流予測データに基づき、通過点間の通過時間が最短となるように通過点を改訂して最適航路を演算する最適航路演算手段と;演算された最適航路を出力する出力手段と;
を有していることを特徴とする航海計画支援装置。 - 受信局は、最適航路における各通過点の通過予定時刻を演算する航海予定時刻演算手段を備えていることを特徴とする請求項1記載の航海計画支援装置。
- データ圧縮手段は、外部から入力される最新の海流予測データに基づき、圧縮データを生成することを特徴とする請求項1または2記載の航海計画支援装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006072509A JP2007245935A (ja) | 2006-03-16 | 2006-03-16 | 航海計画支援装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006072509A JP2007245935A (ja) | 2006-03-16 | 2006-03-16 | 航海計画支援装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007245935A true JP2007245935A (ja) | 2007-09-27 |
Family
ID=38590663
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006072509A Pending JP2007245935A (ja) | 2006-03-16 | 2006-03-16 | 航海計画支援装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007245935A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009286230A (ja) * | 2008-05-28 | 2009-12-10 | Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd | 船舶の運航支援システムと船舶の運航支援方法 |
JP2012086604A (ja) * | 2010-10-18 | 2012-05-10 | Universal Shipbuilding Corp | 船舶運航支援システム |
JP2017203773A (ja) * | 2016-05-10 | 2017-11-16 | 株式会社メテオテック・ラボ | 海上気象予報提供方法 |
JP7459009B2 (ja) | 2021-02-12 | 2024-04-01 | 三菱重工業株式会社 | 経路計画装置、移動体、経路計画方法及びプログラム |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59161015U (ja) * | 1983-04-12 | 1984-10-29 | 川崎重工業株式会社 | 船舶の自動航行装置 |
JPH10209945A (ja) * | 1997-01-22 | 1998-08-07 | Yaesu Musen Co Ltd | 情報報知システム |
JP2000009488A (ja) * | 1998-06-23 | 2000-01-14 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 航行管理システム |
JP2004025914A (ja) * | 2002-06-21 | 2004-01-29 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 船舶の運航システム |
JP2005162117A (ja) * | 2003-12-04 | 2005-06-23 | National Maritime Research Institute | 航海計画支援システム |
JP2005313827A (ja) * | 2004-04-30 | 2005-11-10 | National Maritime Research Institute | 帆装船用航海計画支援システム |
JP2007057499A (ja) * | 2005-08-26 | 2007-03-08 | Universal Shipbuilding Corp | 最適航路探索システム |
-
2006
- 2006-03-16 JP JP2006072509A patent/JP2007245935A/ja active Pending
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59161015U (ja) * | 1983-04-12 | 1984-10-29 | 川崎重工業株式会社 | 船舶の自動航行装置 |
JPH10209945A (ja) * | 1997-01-22 | 1998-08-07 | Yaesu Musen Co Ltd | 情報報知システム |
JP2000009488A (ja) * | 1998-06-23 | 2000-01-14 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 航行管理システム |
JP2004025914A (ja) * | 2002-06-21 | 2004-01-29 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 船舶の運航システム |
JP2005162117A (ja) * | 2003-12-04 | 2005-06-23 | National Maritime Research Institute | 航海計画支援システム |
JP2005313827A (ja) * | 2004-04-30 | 2005-11-10 | National Maritime Research Institute | 帆装船用航海計画支援システム |
JP2007057499A (ja) * | 2005-08-26 | 2007-03-08 | Universal Shipbuilding Corp | 最適航路探索システム |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009286230A (ja) * | 2008-05-28 | 2009-12-10 | Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd | 船舶の運航支援システムと船舶の運航支援方法 |
JP2012086604A (ja) * | 2010-10-18 | 2012-05-10 | Universal Shipbuilding Corp | 船舶運航支援システム |
JP2017203773A (ja) * | 2016-05-10 | 2017-11-16 | 株式会社メテオテック・ラボ | 海上気象予報提供方法 |
JP7459009B2 (ja) | 2021-02-12 | 2024-04-01 | 三菱重工業株式会社 | 経路計画装置、移動体、経路計画方法及びプログラム |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Wang et al. | A Three-Dimensional Dijkstra's algorithm for multi-objective ship voyage optimization | |
US8639441B2 (en) | Vehicle navigation on the basis of satellite positioning data and vehicle sensor data | |
Specht et al. | Application of an autonomous/unmanned survey vessel (ASV/USV) in bathymetric measurements | |
EP2498056B1 (en) | Maneuvering control method and maneuvering control system | |
JP6895700B1 (ja) | 船舶のルーティング予測システム、及び当該ルーティング予測システムに用いるプログラム | |
JP2013531580A (ja) | 船舶運航指示最適化具現のためのエネルギー効率最適化を利用した船舶燃料節減システム、その方法及びその方法によるコンピュータープログラムを保存した記録媒体 | |
JP2010223639A (ja) | 海流データ同化方法および同化システム | |
CN112132346A (zh) | 一种基于船舶类型的船舶航行轨迹预测方法 | |
JP2008145312A (ja) | 最適航路探索方法 | |
Wang et al. | Effectiveness of 2D optimization algorithms considering voluntary speed reduction under uncertain metocean conditions | |
TWI674394B (zh) | 船舶導航系統及方法 | |
JP2019012029A (ja) | 最適航路探索方法及び装置 | |
JP6251842B2 (ja) | 船舶の運航支援システム及び船舶の運航支援方法 | |
JP2007245935A (ja) | 航海計画支援装置 | |
US10293899B2 (en) | Device, program and recording medium for supporting analysis of fuel consumption in voyage of ship | |
CN106372750A (zh) | 一种航行管理方法及系统 | |
KR20190054410A (ko) | 연안 기상 및 해양정보 관련 빅데이터를 이용한 최적항로제공시스템 | |
JP2019012044A (ja) | 最適運航計画演算装置および最適運航計画演算方法 | |
KR102109571B1 (ko) | 선박의 최적항로 도출 시스템 및 방법, 동 방법을 컴퓨터에서 실행하기 위한 컴퓨터 프로그램이 기록된, 컴퓨터 판독 가능한 기록 매체 | |
US20180031376A1 (en) | Systems and methods for computing and displaying navigation indicators based on historic and real-time vessel data | |
JP4461450B2 (ja) | 気象情報提供システム | |
Wang et al. | MetOcean data drived voyage optimization using genetic algorithm | |
WO2014192071A1 (ja) | 配船装置、配船方法、プログラム及び記録媒体 | |
CN114166247A (zh) | 基于海流数值预报信息的航线评估系统、方法及存储介质 | |
KR20200038915A (ko) | 선박의 최적항로 도출 시스템 및 방법, 동 방법을 컴퓨터에서 실행하기 위한 컴퓨터 프로그램이 기록된, 컴퓨터 판독 가능한 기록 매체 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090123 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20090123 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110127 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110204 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20110706 |