JP2007244719A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技メダルを大容量で貯留できると共に、メダル容器への移し替え作業を軽減し、かつメダル容器が邪魔にならないようにする。
【解決手段】前扉3の下皿12上方に、正面側に開口し、メダル容器80を収納可能な容器収納部60を設け、容器収納部60の正面開口を閉塞可能かつ開閉自在な下パネル40を設け、前記容器収納部60の底部には、排出開口18を設ける。容器収納部60にメダル容器80を収納した状態では、メダル容器80が排出開口18を塞いで払い出し装置5のメダル排出口53から払い出されるメダルがメダル容器80に落下する。容器収納部60にメダル容器60を収納していない状態では、払い出し装置5から払い出されるメダルが排出開口18から下皿12に落下する。
【選択図】図4

Description

この発明は、入賞により遊技メダルが払い出される遊技機に関するものである。
従来、この種の遊技機、例えばスロットマシンでは、入賞により払い出されたメダルは、遊技機正面下側に設けられた受け皿(下皿)に貯留されるようになっており、下皿に入りきらないメダルは、いわゆるドル箱といわれるメダル容器に移し替えていた。しかし、下皿からメダル容器にメダルを移し替える作業には手間がかかるので、このような労力を軽減するため、種々の考案がなされている。
例えば特許文献1は、メダル容器をそのまま設置可能な下皿を有する遊技機が、引用文献2には、下皿の下にメダル容器を着脱自在にした遊技機が、それぞれ開示されている。
特開2004−97613号公報(図1) 特開2004−159782号公報(図1)
しかし、特許文献1記載の発明では、メダル容器と下皿の併用ができないのでメダルの貯留量が限られ、大量のメダルが払い出された場合は、いくつものメダル容器が必要になり、これらを遊技機の回りに置いておくと遊技の邪魔になる。また特許文献2記載の発明では、メダル容器が下皿の下にあるので、着席したときに邪魔になるおそれがある。
そこで本願発明は、かかる問題点を解決すべくなされたもので、その目的とするところは、以下の点にある。
すなわち、請求項1又は2記載の発明は、遊技メダルを大容量で貯留できると共に、メダル容器への移し替え作業を軽減し、かつメダル容器が邪魔にならない遊技機を提供することを目的とする。そして請求項3記載の発明は、上記目的に加え、不正行為による被害を受けにくい遊技機を提供することを目的とする。
各請求項に記載された発明は、上記した目的を達成するためになされたものであり、本発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、括弧内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(特徴点)
(請求項1)
請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項1記載の発明は、筐体(10)と、筐体(10)の開口部を塞ぐ前扉(3)とを備え、前記筐体(10)内部には、複数の図柄を変動表示可能な複数の図柄表示手段と、遊技メダルを払い出すための払い出し装置とを少なくとも備え、前記前扉(3)には、前記図柄表示手段の図柄変動を開始させるためのスタートスイッチ(15)と、前記図柄表示手段の図柄変動を停止させるためのストップスイッチ(16)と、前記払い出し装置から払い出されたメダルを貯留するための下皿(12)とを少なくとも備え、当選判定の抽選の結果、所定の当選役に当選し、前記ストップスイッチ(16)の操作により、前記複数の図柄表示手段における当選に係る図柄を予め定められた入賞の態様に停止させることができた場合に入賞となり、前記払い出し装置から前記下皿(12)にメダルを払い出すようにした遊技機に係る。
本発明に係る遊技機は、遊技メダルを用いて遊技を行うスロットマシンなどに適している。遊技機としては、上記構成部品のほかに、遊技機の主電源の入切や遊技設定を変更するための電源装置や、遊技機全体の作動を制御売るための制御装置(6)を有していてもよい。
前記「図柄表示手段」は、例えば駆動モータにより回転する回転リール(40)や、液晶表示装置を用いて図柄を表示可能に形成したものとすることができる。
また、前記「払い出し装置」は、貯留部(メダルタンク50)に貯留されている遊技メダルを遊技機外部に排出するための装置であり、例えば、遊技メダルが1枚ずつ嵌入可能なメダル穴を有する円板を駆動モータで回転させることにより、メダル穴に嵌入している遊技メダルを一枚ずつ送り出すようにしたホッパーユニット(5)とすることができる。「払い出し装置」としては、上記構成に限られず、遊技メダル遊技メダルを下皿(12)に排出可能なものであればよい。
そして、本発明に係る遊技機は、前記前扉(3)の下皿(12)上方に、正面側に開口し、メダルを貯留し運搬するためのメダル容器(80)を収納可能な容器収納部(60)を設け、前記容器収納部(60)の正面開口を閉塞可能かつ開閉自在な下パネル(40)を設け、前記容器収納部(60)の底部(底板62)には、前記下皿(12)に向かって開口する排出開口(メダル払い出し口18)を設け、前記容器収納部(60)に前記メダル容器(80)を収納した状態では、メダル容器(80)が前記排出開口(18)を塞ぎ、前記払い出し装置(5)のメダル排出口(53)から払い出されるメダルが前記メダル容器(80)に落下可能に形成するとともに、前記容器収納部(60)に前記メダル容器(80)を収納していない状態では、前記払い出し装置(5)から払い出されるメダルが前記排出開口(18)から下皿(18)に落下可能に形成したことを特徴とする。
前記容器収納部(60)は、下皿(12)の上方に設けられた、好ましくは、上板(61)、底板(62)、奥板(63)、左右の側板(64)により囲まれた、正面側に開口する空間である。前記底板(62)には前記排出開口(18)を設けることができ、この底板(62)の上にメダル容器(80)を載置することにより、排出開口(18)か塞がれるようにすることができる。また、前記奥板(63)に、払い出し装置(5)のメダル排出口(53)を設けることができる。メダル排出口(53)は、メダル容器(80)を前記底板(62)に載置したとき、メダル容器(80)の上端部よりも上方となるような位置に設置される。
前記下パネル(40)は前扉(3)にヒンジ等を介して上下方向又は水平方向に移動自在(回動、スライド、折り畳みを含む)に取り付けられた板部材とすることができ、下パネル(40)を開く方向に移動させることにより前記容器収納部(60)の正面開口を開放し、閉じる方向に移動させることにより容器収納部(60)の正面開口を閉塞するものである。
(作用)
本発明においては、下パネル(40)を開閉することにより、容器収納部(60)にメダル容器(80)を設置し、容器収納部(60)に収納されているメダル容器(80)を取り出すことができる。そして、容器収納部(60)にメダル容器(80)が設置されていない場合には、払い出し装置(5)から払い出されるメダルは、容器収納部(60)の空間内を経て排出開口(18)から下皿(12)に落下する。容器収納部(60)にメダル容器(80)が設置されている場合には、払い出し装置(5)からメダル容器(80)に直接払い出される。
本発明によれば、下皿(12)が満杯になったら容器収納部(60)にメダル容器(80)を設置することにより、下皿(12)からメダル容器(80)へのメダルの入れ替えを最低限にすることができ、遊技前に、下皿(12)に投入用のメダルを残して容器収納部(60)にメダル容器(80)を設置しておけば、下皿(12)からメダル容器(80)へのメダルの入れ替えを行わなくてもよい。
なお、容器収納部(60)に設置してあるメダル容器(80)が満杯になったことを検知するセンサ(満杯検知センサ100)を設け、満杯を検知した場合には所定の報知(例えばメダル容器(80)の入れ替えを促す報知)を行うようにすれば、下パネル(40)を閉じたままで中が見えなくても、容器収納部(60)内でメダル容器(80)からメダルが溢れることがない。
(請求項2)
請求項2記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項2記載の発明は、前記容器収納部(60)は、2個のメダル容器を左右に並列して設置可能であり、前記払い出し装置(5)のメダル排出口(53)には、払い出されるメダルを左右に振り分け可能な流路変更手段が設けられていることを特徴とする。
本発明は、メダルの貯留量をさらに大容量化しようとするものである。
前記流路変更手段は、例えば二股に分かれたメダル排出口(53)の分岐点に設けられた切り替え弁(70)とすることができ、この流路変更手段により、左右いずれかのメダル容器(80)にメダルが払い出されるようにすることができる。流路変更手段は、遊技者が手動で操作するものとしてもよいし、容器収納部(60)に設けた満杯検知センサ(100)の検知に応じて、満杯でない方のメダル容器(80)にメダルが払い出されるよう、自動的に制御されるものでもよい。
(請求項3)
請求項3記載の発明は、上記した請求項1又は2記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項3記載の発明は、前記下パネル(40)が開放されている場合には、前記払い出し装置(5)が作動しないように形成したことを特徴とする。
本発明は、下パネル(40)は遊技者の任意で開放できることと、下パネル(40)を開放した場合には、払い出し装置(5)のメダル排出口(53)に容易に接触可能となることに鑑み、メダル払い出し中にメダル排出口(53)から異物を挿入して払い出しセンサを誤作動させ、不正にメダルを抜き取るいわゆるゴト行為を防止するためのものである。
本発明においては、例えば容器収納部(60)や下パネル(40)に下パネル(40)が閉じていること(例えば下パネル(40)の裏面が容器収納部(60)の周囲の枠に当接していること)を検知するセンサ(開閉センサ90)を設け、このセンサが開放を検知している場合には、たとえ入賞等による払い出し要請があっても、払い出し装置(5)の駆動部を駆動させるための信号を出力しないように形成することができる。
本発明は、以上のように構成されているので、以下のような効果を奏する。
すなわち、請求項1記載の発明によれば、遊技メダルを大容量で貯留できると共に、メダル容器への移し替え作業を軽減し、かつメダル容器が邪魔にならない遊技機を提供するこができ、請求項2記載の発明によれば、さらに大容量のメダルを貯留が可能となる。そして請求項3記載の発明によれば、上記効果に加え、不正行為による被害を受けにくい遊技機を提供することができる。
本発明の好適な実施の形態を、スロットマシンを例に、図面に基づき説明する。
(図面の説明)
図1乃至図8は、本発明の実施の形態を示すものである。
図1はスロットマシンの外観正面図、図2はスロットマシンの側断面図、図3及び図4はスロットマシンの部分縦断面図、図5は下パネルを開いたスロットマシンの部分正面図、図6は図5のメダル排出口の拡大横断面図、図7は満タン検知センサを示す図、図8は払い出しに関するスロットマシンの作動の概略を示す流れ図である。
(スロットマシン1)
スロットマシン1は、図1及び図2に示すように、箱状の筐体10を有し、この筐体10の正面には筐体10の正面開口を閉塞可能かつロック可能な前扉3が開閉自在に取り付けられている。また、筐体10の内部には、図2に示すように、回転リール20を備えるリールユニット2と、スロットマシン1の全体の作動を制御するための制御装置6と、遊技メダルを貯留すると共に払い出すためのホッパーユニット5が内蔵されている。さらに、特に図示しないが、スロットマシン1の主電源の入切や、遊技設定を変更するための電源ユニットが設けられている。
前記前扉3は、筐体10にヒンジ部を介して着脱自在に取り付けられた板状の扉であり、筐体10の開口上部を塞ぐ上扉と、開口下部を塞ぐ下扉とに分割されていてもよい。前扉3の高さ方向の略中央部は、スロットマシン1を作動させるための操作手段が設けられたカウンター状の操作部19となっている。操作部19としては、正面側には、回転リール20の回転を開始させるためのスタートスイッチ15、各回転リール20に対応して設けられ回転リール20の回転を停止させるためのストップスイッチ16が、上面左側には、クレジットとして貯留されているメダルをメダル投入に代えるためのベットスイッチ14、クレジットメダルを払い戻すための精算スイッチ17がそれぞれ設けられている。そして、操作部19の上面右側には、遊技メダルを投入するためのメダル投入口13が形成されている。なお、クレジットとは、メダル投入口13から投入された遊技メダル、又は入賞により払い出される遊技メダルを一定数に限り遊技機内部に貯留することである。
前記操作部19の上部には、図1に示すように、三個の回転リール20の図柄を見ることができる図柄表示窓11が形成された上パネル30が設けられている。前記図柄表示窓11の上方には、液晶表示装置などを用いて遊技の進行にあわせ種々の画像を表示する画像表示部33が設けられ、さらに上パネル30の周囲には、入賞時などに点滅するランプ31及び種々の音声を出力するためのスピーカ32が設けられている。
また、前扉3の下部には、払い出しメダル又は払い戻しメダルを貯留する下皿12が形成されており、この下皿12と前記操作部19の間には下パネル40が設けられている。下パネル40は、枠体に板状のパネルをはめ込んで形成され、枠体上部と前扉3に設けられたヒンジ41により、前後方向に回動自在に取り付けられている。そして、下パネル40の奥側は、図2に示すように、メダルを貯留及び搬送するためのメダル容器80を収納可能な容器収納部60となっており、下パネル40の下側を手前に引いて回動させることにより、正面側が開口し容器収納部60が開放されるようになっている。なお、下パネル40を、横方向に開くように形成してもよい。また、特に図示しないが、下パネル40を閉じたときに前扉3に固定するためのロック装置(例えば凹凸が係合するものや磁石により接着するもの)を設けると好適である。容器収納部60の詳細については後述する。
前記容器収納部60の上側であって、前記メダル投入口13の下側には、メダル投入口13から投入されたメダルを検知して、ホッパーユニット5に誘導するためのメダルセレクター4が設けられている。メダルセレクター4は、内部にメダル通路を有し、このメダル通路には通過メダルを検知するためのメダルセンサが設けられている。そして、メダルセンサを通過したメダルを、側方に設けられたメダル移送路4Aからホッパーユニット5のメダルタンク50に転送するようになっている。また、メダルセレクター4には、特に図示しないキャンセル装置が設けられており、クレジット超過などスロットマシン1がメダル受付状態に無い場合には、投入メダルをキャンセルするように形成されている。キャンセルメダルは、メダルセレクター4の下部から容器収納部60に落下するようになっている。
前記ホッパーユニット5は、図2に示すように、筐体10の開口下部に設置されたメダル投入払い出し装置であって、上方に開口し遊技メダルを貯留可能なメダルタンク50と、メダルタンク50の底部に設けられた送り出し円板51と、送り出し円板51を回転させるためのホッパーモータ52を備えている。前記送り出し円板51は、メダルタンク50に貯留されている遊技メダルが1枚ずつ嵌入可能なメダル穴を複数個有しており、ホッパーモータ52の駆動により回転するように形成されている。そして、送り出し円板51が回転することにより、メダル穴に嵌入した遊技メダルが一枚ずつ、ホッパーユニット5の正面側に設けられたメダル排出口53から排出されるようになっている。
そして、スロットマシン1は、遊技メダルの投入、又は遊技メダルがクレジットされている場合にはベットスイッチ14の操作を条件に、スタートスイッチ15の操作が有効となり、スタートスイッチ15の操作により三個の回転リール20が一斉に回転開始する。そして、ストップスイッチ16を操作して各回転リール20を停止させ、全ての回転リール20が停止したときに図柄表示窓11から視認できる図柄が、所定の入賞態様となった場合に入賞となり、遊技メダルが払い出されたり、有利な遊技が開始されたりするように形成されている。
(容器収納部60)
次に、容器収納部60について説明する。
容器収納部60は、図2に示すように、上扉3の操作部19と下皿12の間に位置し、上板61、底板62、奥板63、側板64により囲まれ、下パネル40によって正面開口が開閉自在に形成された空間である。そして、下パネル40を開いて正面開口を開放し、前記底板62の上にメダル容器80を載置して収納し、または収納してあるメダル容器80を取り出すことができるようになっている。
前記上板61には、メダルセレクター4からのキャンセルメダルが落下可能なキャンセル用開口61Aが設けられており、前記底板62には、下皿12に向かって開口するメダル払い出し口18が形成されている。また、奥板63からは、ホッパーユニット5のメダル排出口53が手前側に向かって表出している。
そして、容器収納部60にメダル容器80を収納していない状態では、図3に示すように、ホッパーユニット5のメタル排出口53から払い出されるメダルは、底板62のメダル払い出し口18から下皿12に落下するようになっている。また、メダルセレクター4からキャンセルされたメダルは、上板61のキャンセル用開口61Aから前記メダル払い出し口18に落下するようになっている。なお、キャンセル用開口61Aはメダル払い出し口18の真上にはないが、キャンセル用開口61Aの下側に設けられた添え板61Bにより、メダルセレクター4から排出されたメダルをメダル払い出し口18に向けて落下させることができる。
一方、容器収納部60にメダル容器80を収納した場合には、図4に示すように、メダル容器80の上端よりもメダル排出口53が上方に位置し、かつメダル容器80によりメダル払い出し口18が塞がれる。そして、メダル排出口53から払い出されるメダル及びメダルセレクター4からキャンセルされたメダルは、メダル容器80が受け入れるものとなっている。
さらに、底板62の正面側には、図3、図4に示すように、下パネル40の開放を検知する開閉センサ90が設けられている。開閉センサ90は、例えば接触すると通電状態となるリミットスイッチとすることができるが、下パネル40が容器収納部60を閉塞していることを検知可能であればどうような構成のものでもかまわない。
そして、この開閉センサ90が下パネル40の開放を検知している場合には、ホッパーユニット5が作動しないように形成されている。これは、例えば払い出し中に下パネル40を開けてメダル排出口53から異物を挿入し、ホッパーユニット5の払い出しセンサを誤作動させ、不正にメダルを抜き取るいわゆるゴト行為を防止するためである。
また、開閉センサ90が下パネル40の開放を検知している場合には、所定のエラー報知が行われる。エラー報知としては、例えば画像表示部33にエラー画面を表示したり、ランプ31を点滅させたり、スピーカ32から警報音を出力させたりすることもできる。しかし、遊技者がメダル容器80を設置したり入れ替えたりするために下パネル40を開くこと、及び遊技中は演出が行われている場合が多いことに鑑み、エラー表示用の表示部(例えば警告ランプ等)を用いるのが好ましい。そして、エラー表示用の表示部が一定時間以上表示されている場合には、前記画像表示部33等に下パネル40の閉塞を促す表示をさせたり、ホールコンピュータに通報されるように形成してもよい。
容器収納部60の使用方法としては、まずメダル容器80を収納しないで遊技を行い、ボーナスゲームの入賞等により大量のメダルが払い出されて下皿12が満杯になった場合には、下パネル40を開けて容器収納部60にメダル容器80を収納する。払い出しメダルは以後、下皿12には払い出されず、容器収納部60内のメダル容器80に貯まる。こうすることで、下皿12に貯まったメダルをメダル容器80に移し替えないまま、遊技を継続することができる。
あるいは、下皿12には投入用のメダルのみ貯留するようにして、メダル容器80をあらかじめ容器収納部60に収納設置しておいてもよい。そして、メダル容器80が満杯になったら、下パネル40を開けてメダル容器80を取り出し、空の容器と入れ替えればよい。こうすれば、遊技終了後に下皿12に貯まった大量のメダルを、メダル容器80に移し替える必要がない。
(メダル収納部60内部のメダル容器80の満杯検知)
ところで、容器収納部60にメダル容器80を収納している場合、下パネル40を閉じたまま遊技を行っているので、内部のメダル容器80が満杯になったかどうか確認することができない。そこで、容器収納部60に、メダル容器80にメダルが満杯になったことを検知する満杯検知センサ100を設けると好適である。
満杯検知センサ100は、図7に示すように、奥板63の表面に設けられた受発光部101と、下パネルの裏面に前記受発光部101と対向するように設けられた反射板102とからなる光センサとすることができる。この満杯検知センサ100は、メダル容器80を底板62に載置したとき容器上端部付近に位置する高さに設けられる。そして、メダル容器80を透明な部材で形成し、又は満杯検知センサ100に対応する位置に透明部分を形成しあるいは貫通孔を設けることにより、メダル容器80の貯留メダルが上端部まで達していないときには受光部が発光部の発光を検知しており、メダル容器80の貯留メダルが上端部まで達すると、メダルに遮られて受光部が発光部の発光を検知しないことにより、容器内のメダルが満杯であることを認識するものである。
そして、満杯検知センサ100がメダル容器80の満杯を検知した場合には、例えば満杯を知らせる音声、ランプの点灯などの所定の報知を行う。遊技者は、この報知により、メダル容器80が満杯になったことを知り、メダル容器80の入れ替えを行うことができるものである。
なお、満杯検知センサ100としては上記構成に限られない。例えば受光部と発光部を対向させて設けてもよく、メダルが満杯になると通電する接触センサを用いてもよい。
さらに、満杯を知らせるための他の方法としては、下パネル40のパネル部分を透光性のある部材で形成し、ホッパーユニット5の作動中は容器収納部60の内部に設けられた照明装置を点灯し、容器収納部60内が照明されるようにしてもよい。このように形成すれば、ホッパー非作動時には下パネル40の内部が見えなくて外観上好ましいとともに、払い出し時には遊技者が内部の様子を視認することができ、適宜容器の入れ替えを行うことができる。
(容器収納部60の他の例)
図5に示すように、容器収納部60に、メダル容器80を2個並べて設置できるように形成してもよい。この場合には、満杯検知センサ100を各メダル容器80に対応するよう設けるとともに、図6に示すように、奥板63から表出しているメダル排出口53を二股に形成し、流路変更手段としての切替弁70によって排出方向を変更できるように形成するとよい。
ここで、切替弁70は、図6に示すように、メダル排出口53の出口部に軸止部を介して水平方向に回動自在に取り付けられた塞ぎ板71を有し、塞ぎ板71の手前側に設けられたつまみ72を左右に動かすことにより、塞ぎ板71右左に移動するようになっている。そして、つまみ72が左側にあるときには、払い出しメダルは左側のメダル排出口53Aから排出され、つまみ73が右側にあるときには、払い出しメダルは右側のメダル排出口53Bから排出されるようになっている。そして、遊技者は、2個並べたメダル容器80のうち、一方が満杯になったら、つまみ72を操作してもう一方のメダル容器80にメダルが払い出されるようにすることができる。
このように形成することにより、払い出しメダルをさらに大容量で貯留することができ、下皿12からのメダルの移し替えだけでなく、容器収納部60へのメダル容器80の入れ替えの手間も減らすことができる。
なお、切替弁70を、満杯検知センサ100が満杯を検知した場合には自動的にもう一方のメダル容器80に流路変更するように形成してもよい。この場合には、二つのメダル容器80が双方満杯になったら、満杯報知を行うようにするとよい。
(スロットマシン10の払い出しに関する作動)
次に、容器収納部60にメダル容器80を収納した場合のスロットマシン1の払い出し作動について、図8のフローに基づき説明する。
まず、図8のステップ100において、メダル払い出しを伴う入賞である払い出し役が入賞したか否かが判断される。払い出し役が入賞していない場合にはステップ100に戻る。そして、払い出し役が入賞した場合には、次のステップ101に進む。
ステップ101において、下パネル40が開放されているか否かが判断される。これは、開閉センサ90の検知信号に基づいて行われる。下パネル40が開放されている場合には、次のステップ102に進む。
ステップ102において、ホッパーユニット5に対して払い出し信号を出力している場合にはその信号を停止し、所定のエラー報知を行う。ここで、「払い出し信号」とは、制御装置6から出力されるホッパーユニット5のホッパーモータ52を駆動させるための信号である。そして、次のステップ103に進む。
ステップ103において、下パネル40が閉塞されたか否かが判断される。下パネル40が閉塞されていない場合、すなわち開閉センサ90が下パネル40の開放を検知している場合には、ステップ102に戻る。従って、下パネル40が開かれたままだと、ホッパーモータ52が作動せず、エラー表示がされたままとなる。下パネル40が閉塞された場合には、次のステップ104に進む。
前記ステップ101において下パネル40が開放されていない場合には、ステップ102,103を飛び越してステップ104に進む。
ステップ104において、満杯検知センサ100がメダル容器80の満杯を検知しているか否かが判断される。満杯検知がされていない場合には、ステップ106に進む。一方、満杯検知がされている場合には、ステップ105に進む。
ステップ105において、満杯報知が行われる。これを受けた遊技者は、下パネル40を開いてメダル容器80を取り替えたり、切替弁70を操作したりすることができる。そして、ステップ106に進む。
ステップ106において、ホッパーユニット5が作動する。すなわち、ホッパーモータ52が駆動してホッパータンク50内のメタルがメダル排出口53から排出される。このとき、排出されるメダルを検知する払い出しセンサの検知信号をカウントする。そして、次のステップ107に進む。
ステップ107において、払い出しが終了したか否かが判断される。これは、払い出しセンサのカウント値が入賞に応じた払い出し枚数に達したかどうかにより判定することができる。払い出しが終了していない場合には、ステップ101に戻る。そして、払い出しが終了した場合には、メダル払い出しに関する制御を終了する。
ここで、上記フローでは、前記ステップ105では、満杯報知がなされるだけであり、報知を受けた遊技者が下パネル40を開けることにより、払い出し信号が停止してホッパーモータ52の駆動が停止するものとしてあるが、本ステップにおいて、満杯報知と同時にホッパーモータ52の駆動を停止させ、満杯状態が解消されたら再びホッパーモータ52を駆動させるようにしてもよい。
また、切替弁70が満杯検知に基づいて作動するように形成した場合には、一つ目の満杯検知センサ100が満杯を検知したら切替弁70を作動させて満杯でない方のメダル容器80にメダルが排出されるよう流路変更し、二つ目の満杯検知センサ100が満杯を検知した場合に、満杯報知をすればよい。
なお、上記フローは、入賞によりメダルが払い出される場合について説明してあるが、精算スイッチ17を操作してクレジットメダルを払い戻す場合も、ステップ101〜107と同様の制御を行うことができる。
さらに、払い出しに関する制御は、スロットマシン1の制御装置6(メイン基板)により行われるようにしてもよいが、制御装置6とは別に、例えばホッパーユニット5に、制御装置6からの出力信号及び前記開閉センサ90、満杯検知センサ100の検知信号を受信可能な払い出し制御装置を設け、この払い出し制御装置がホッパーユニット5の作動や所定の報知制御を行うようにすることもできる。
以上のように、本実施の形態によれば、前扉3に容器収納部60を設けたことにより、払い出しメダルを前扉3の内部に設置したメダル容器80に直接貯留しておくことができ、メダル容器80が邪魔にならないとともに、下皿12に払い出されたメダルをメダル容器80に移し替える手間が省けるものである。
また、容器収納部60を、上板61、底板62、奥板63、側板64で囲まれた空間としたので、下パネル40を開けてもスロットマシン1の内部装置が露出せず、異物などの挿入による内部装置への不正なアクセスを極力防止することができる。さらに、下パネル40が開放されているときにはホッパーユニット5が作動しないように形成してあるので、払い出し中のゴト行為を防ぐことができる。
加えて、満杯検知センサ100を設けたことにより、閉じている下パネル40の中の様子が見えなくても、払い出しメダルがメダル容器80から溢れてしまうといったトラブルを防止できるものである。
なお、本発明は、スロットマシン以外の遊技機にも応用できることはいうまでもない。
本発明の実施の形態であって、スロットマシン1の外観正面図である。 本発明の実施の形態であって、スロットマシン1の側断面図である。 本発明の実施の形態であって、スロットマシン1の部分縦断面図である。 本発明の実施の形態であって、下パネル40を開いたスロットマシン1の部分縦断面図である。。 本発明の実施の形態であって、容器収納部60の他の例を示す下パネル40を開いたスロットマシン1の部分正面図である。 本発明の実施の形態であって、切替弁70を示す図である。 本発明の実施の形態であって、満杯検知センサ100を示す図である。 本発明の実施の形態であって、メダル払い出しに関する制御の概略を示す流れ図である。
符号の説明
1 スロットマシン 2 リールユニット
3 前扉 4 メダルセレクター
4A メダル移送路 5 ホッパーユニット(払い出し装置)
6 制御装置
10 筐体 11 図柄表示窓
12 下皿 13 メダル投入口
14 ベットスイッチ 15 スタートスイッチ
16 ストップスイッチ 17 精算スイッチ
18 メダル払い出し口 19 操作部
20 回転リール
30 上パネル 31 ランプ
32 スピーカ 33 画像表示部
40 下パネル 41 ヒンジ
50 メダルタンク 51 送り出し円板
52 ホッパーモータ 53 メダル排出口
60 容器収納部 61 上板
61A キャンセル用開口 61B 添え板
62 底板 63 奥板
64 側板
70 切替弁(流路変更手段) 71 塞ぎ板
72 つまみ
80 メダル容器
90 開閉センサ 100 満杯検知センサ
101 受発光部 102 反射板

Claims (3)

  1. 筐体と、筐体の開口部を塞ぐ前扉とを備え、
    前記筐体内部には、複数の図柄を変動表示可能な複数の図柄表示手段と、遊技メダルを払い出すための払い出し装置とを少なくとも備え、
    前記前扉には、前記図柄表示手段の図柄変動を開始させるためのスタートスイッチと、前記図柄表示手段の図柄変動を停止させるためのストップスイッチと、前記払い出し装置から払い出されたメダルを貯留するための下皿とを少なくとも備え、
    当選判定の抽選の結果、所定の当選役に当選し、前記ストップスイッチの操作により、前記複数の図柄表示手段における当選に係る図柄を予め定められた入賞の態様に停止させることができた場合に入賞となり、前記払い出し装置から前記下皿にメダルを払い出すようにした遊技機において、
    前記前扉の下皿上方に、正面側に開口し、メダルを貯留し運搬するためのメダル容器を収納可能な容器収納部を設け、
    前記容器収納部の正面開口を閉塞可能かつ開閉自在な下パネルを設け、
    前記容器収納部の底部には、前記下皿に向かって開口する排出開口を設け、
    前記容器収納部に前記メダル容器を収納した状態では、メダル容器が前記排出開口を塞ぎ、前記払い出し装置のメダル排出口から払い出されるメダルが前記メダル容器に落下可能に形成するとともに、前記容器収納部に前記メダル容器を収納していない状態では、前記払い出し装置から払い出されるメダルが前記排出開口から下皿に落下可能に形成したことを特徴とする遊技機。
  2. 前記容器収納部は、2個のメダル容器を左右に並列して設置可能であり、前記払い出し装置のメダル排出口には、払い出されるメダルを左右に振り分け可能な流路変更手段が設けられていることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記下パネルが開放されている場合には、前記払い出し装置が作動しないように形成したことを特徴とする請求項1又は2記載の遊技機。
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