JP2007244538A - 電気掃除機 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の電気掃除機として塵埃を排出する際、排出蓋に該排出蓋の開放動作に連動して集塵容器本体内の塵埃を掻き出すための排出促進部材を設けることが提案されているが、排出促進部材がある位置よりも多くの塵埃が溜められた場合には、この塵埃の固まりが排出促進部材の動きを邪魔して、排出蓋を開放することが困難となる。
【解決手段】電動送風機を内蔵する掃除機本体と、該掃除機本体に着脱自在に設けられて集塵ケースとを備えた電気掃除機において、前記集塵ケース内に塵埃を捕集する塵埃収容器を設け、該塵埃収容器は、前記集塵ケースの開口部から突出可能に設けるようにした。
【選択図】図6

Description

本発明は、集塵ケースに集塵された塵埃の排出が容易にできる電気掃除機に関するものである。
集塵ケースに集塵された塵埃の排出が容易にできる電気掃除機は、例えば、特開2003−19094号公報(特許文献1)に記載されている。
特許文献1に示される電気掃除機は、掃除機の本体ケースに着脱自在なる集塵容器を備え、集塵容器には上部にフィルタを、下部に開閉自在なる底蓋を備えている。集塵容器が集塵した塵埃で一杯になったらゴミ捨てをする。
ゴミ捨ては、本体ケースから集塵容器を外し、集塵容器に底側にごみ箱等を位置させ、底蓋を開くことにより、集塵容器の集塵がごみ箱等に廃棄されるので容易に行われる。
また、例えば、特開2005−152380号公報(特許文献2)に記載されている。特許文献2に示されている電気掃除機は、掃除機の本体ケースに着脱自在なる集塵容器を備え、集塵容器は、容器本体と容器本体の開放部を開閉すべく容器本体に設けられた排出蓋とを有し、排出蓋には、排出蓋の開放動作に連動して容器本体内の塵埃を掻き出すための排出促進板が設けられている。集塵容器を取り外して排出蓋を開けると、排出促進板が集塵容器の底部に溜められた塵埃を掻き出す構成である。
特開2003−19094号公報 特開2005−152380号公報
集塵容器本体に溜められた塵埃は、電動送風機に所定の吸引力を発揮させ続けるために掃除終了後あるいは定期的に捨てる必要があり、このときには塵埃に触れることなく簡単に容器本体から捨てることが衛生上、望ましい。
電気掃除機を運転している間は集塵容器を通過する空気流により、綿ゴミなどの軽くてフワフワした繊維塵は圧縮された固まりとなり易い。しかしながら、電気掃除機の運転を停止すると空気流による圧縮力が無くなり、圧縮された塵埃の固まりが広がり、塵埃の固まりの体積が大きくなる。このため、特許文献1に記載の発明では、集塵容器本体の排出蓋が開けられても塵埃の固まりが容器本体の内部に引っ掛り塵埃が落ちてこないことがある。この場合、集塵容器本体の内部に引っ掛った塵埃を手または棒等で掻き出す必要があり、衛生的な作業はとは言えず好ましいことではない。
また、特許文献1の課題を解決するために、特許文献2に記載の発明のように排出蓋に該排出蓋の開放動作に連動して集塵容器本体内の塵埃を掻き出すための排出促進部材を設けることが提案されているが、排出促進部材がある位置よりも多くの塵埃が溜められた場合には、この塵埃の固まりが排出促進部材の動きを邪魔して、排出蓋を開放することが困難となる。この結果、塵埃の排出が困難となる。また、排出促進部材と集塵容器の隙間に塵埃が入り込んだ場合も、排出促進部材を動かすことが困難となるので、排出蓋を開放することが困難となる。さらに、特許文献2の図6に示されているように、排出蓋を開いた場合には排出促進部材が塵埃を排出する開口部を塞ぐ形となるので、排出促進部材より上にあった塵埃が排出促進部材の上に載り、使用者が排出促進部材の上に載った塵埃を掻き出さなければならず、衛生的に好ましくないといった問題があった。加えて、排出促進部材の上に載った塵埃を掻き出さずに排出蓋を閉じようとすると、排出促進部材と集塵容器とに挟まれて塵埃が邪魔をして排出蓋を閉じることができないといった問題があった。
本発明の目的は、上記問題を解決するためになされたものであり、集塵した塵埃を容易にかつ衛生的に排出できる電気掃除機を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の特徴とするところは、電動送風機を内蔵する掃除機本体と、該掃除機本体に着脱自在に設けられて集塵ケースとを備えた電気掃除機において、前記集塵ケース内に塵埃を捕集する塵埃収容器を設け、該塵埃収容器は、前記集塵ケースの開口部から突出可能に設けたことにある。
本発明によれば、集塵容器内の塵埃を容易にかつ衛生的に排出できる電気掃除機を提供することができる。
本発明の実施例について、図面を引用して説明する。
まず、図1,図2,図3に沿って電気掃除機の概要から説明する。
電気掃除機1は、掃除機本体2を有する。掃除機本体2は、下本体ケース3と上本体ケース4を有する。集塵ケース5は、掃除機本体2の前側内部に着脱自在に置かれる。
電動送風機6は、掃除機本体2の後側に内蔵されている。掃除機本体2に内蔵される除塵ユニット7は、電動送風機6と集塵ケース5との間に位置する。
蓋体8は、図1,図2に示すように、上本体ケース4に回動自在に支持される。掃除機本体2の前側内部には、集塵ケース5を収納する集塵ケース収納部9を有する。
集塵ケース5の出し入れは、図2に示すように蓋体8を開いて行い、掃除運転中には、蓋体8は閉じられている。
集塵ケース5は、図1および、後述する図5から図7に示すように、内部に塵埃を捕集するための塵埃収容器20を備え、この塵埃収容器20は集塵ケース5の開口部25から突出可能に設けられている。この塵埃収容器20は、一部が集塵ケース5の開口部25から突出した状態においては他の部分が集塵ケース内に位置している。また、この塵埃収容器20は、空気と塵埃とを分離する第1のフィルタとしての機能を有する。
集塵ケース5の後側には、波形のプリーツ加工されたフィルタを有するフィルタ部21が備わる。このフィルタ部21は、第2のフィルタとして機能し、図4に示すように、集塵ケース5に対して開閉自在に設けられる。フィルタ部21の下部は集塵ケース5の下部に蝶番23により回動自在に支持され、上部は集塵ケース5の上部に設けたフック22に係止されている。
このフック22が指で外されると、フィルタ部21は下部の蝶番23を支点として開かれる。なお、フック22を操作する操作ボタンを集塵ケース5に設けることも可能である。
塵埃収容器20は、大き目の粗塵を濾過捕集する。細かな細塵は、塵埃収容器20を通過して集塵ケース5のフィルタ部21に濾過捕集される。
除塵ユニット7は、図1に示すように除塵回転体24を有する。この除塵体24は、コードリール(図示せず)に巻装された電源コード(図示せず)の巻き解きに伴なって回転作動し、フィルタ部21を振動させて、フィルタ部21で捕集された微細な塵埃をフィルタ部21から除塵する。このフィルタ部21から除塵された微細な塵埃は下方に落下し、集塵ケース5の下部に設けたポケット51に溜められる。なお、このポケット51は電気掃除機の運転により集塵ケース5内を空気流が通過する際に、除塵された微細な塵埃が再飛散して、フィルタ部21に再付着するのを防ぐように構成されている。ポケット51に溜められた微細な塵埃は、集塵ケース5からフィルタ部21を回動して集塵ケースの後方に開口部を開放した際、廃棄すると良い。この際、フィルタ部21に付着した塵埃の除塵は、刷毛が付いたブラシでブラッシングしたり、水洗いにより行えばよい。フィルタ部
21で捕集される塵埃は大部分が微細な塵埃である。このため、フィルタ部21の波形のプリーツを弾いて微細な塵埃の除塵を行い易いという特徴も有する。
次に本発明の主要部になる集塵ケース5、および塵埃収容器20について、図4〜図9を参照し説明する。
集塵ケース5は、前側に塵埃収容器20が出没する出し入れ開口部25を有する。開口部25を開閉する開閉蓋としての前蓋26は、集塵ケース5の前側に回動自在に設けられる。前蓋26は、塵埃を含んだ含塵空気が流入する流入口30を有する。この流入口30を通過した含塵空気は塵埃収容器20に流入する。塵埃収容器20は流入口30側(前側)が開口し奥側がフィルタ部材201などにより閉じられる容器状に形成される(空気の流れ的に見て上流側が開口し、下流側がフィルタ部材201で覆われている)。そして、塵埃収容器20の開口部は流入口30と対向させるように配置し、流入口30から流入した塵埃が塵埃収容器20で受け入れるようにしている。そして、塵埃収容器20は塵埃が流れ込む流入口30に向かって突出するようにしている。すなわち、第1のフィルタとしての塵埃収容器20は、集塵ケース5の開口部25から突出可能に設けられ、フィルタの上流側で捕集した塵埃を、空気の流れ方向(塵埃を吸込む方向)を剪断することなく、空気の流れ方向とは逆の上流側に向かって押し出すように排出する。このため、塵埃収容器
20が集塵ケース5の開口部25から突出する際の動作を阻害することがなく、塵埃収容器20に収容した塵埃の廃棄を容易に行うことができる。
流入口30には、塵埃収容器20に溜った塵埃が逆流したり、吸引した塵埃が集塵ケース5からこぼれるのを防ぐ逆止弁31が備わる。
前蓋26の下部は、蝶番27により集塵ケース5の外周側で前側下部に回動自在に支持される。集塵ケース5の上部には、前後に延びるハンドル28を有する。ハンドル28の先端側に閉じられた前蓋26を閉じた状態に拘束する前蓋用拘束手段としてのクランプ部材29を有する。また、前蓋26の上部には、クランプ部材29と係合する前蓋用拘束手段としての係止溝40を設けている。この前蓋用拘束手段により、前蓋26は閉じた状態に拘束されており、クランプ部材29の係止を解くことにより、前蓋26は前側に倒れるように開放する。
塵埃収容器20は、上下に分割される少なくとも二つの塵埃収容器部片20A,20Bを有する。塵埃収容器20は左右に分割することも可能であるが、ここでは上下に分割された二つの塵埃収容器部片20A,20Bに沿って説明する。
上側の塵埃収容器部片20Aと、下側の塵埃収容器部片20Bとが上下に合わさり塵埃収容器20が形成される。塵埃廃棄口202は、塵埃収容器20の前側に設けられる。塵埃収容器20の奥側/後側には、蝶番203が設けられる。二つの塵埃収容器部片20A,20Bは、この蝶番203で回動自在に連結支持される。
蝶番203で回動自在に連結支持された二つの塵埃収容器部片20A,20Bは、塵埃廃棄口202を拡げたり、狭めたりすることができる。また、蝶番203には、図10に示すように、開放付勢バネ204が備わる。この開放付勢バネ204は、つるまきバネや板バネが用いられる。この、開放付勢バネ204につるまきバネを用いる際には、蝶番
203の支持軸(図示せず)に通して、支持するようにすることが望ましい。
この開放付勢バネ204により、二つの塵埃収容器部片20A,20Bは、塵埃廃棄口202を拡げるように付勢される。
塵埃収容器20は、二つの塵埃収容器部片20A,20Bが合わさっている状態でも塵埃廃棄口202から奥側(空気の流れ的に見て上流側から下流側)に向かって狭くなる形状を有している。
つまり、塵埃収容器20は、塵埃廃棄口202に向かって拡がっている。しかも溜った塵埃を捨てる際に二つの塵埃収容器部片20A,20Bが塵埃廃棄口202を拡げるように開放する。
塵埃収容器20は、外郭形状を保つ支骨200と、この支骨200に張られたフィルタ部材201とを有する。このフィルタ部材201は、メッシュ状の網フィルタとか、金網とか、微小な穴を有する金属板とか、微小な穴を有するプラスチックの板などで構成されているので、フィルタ部材201は粗塵を濾過捕集する。フィルタ部材201のうち、特に一番奥側の部分は吸込んだ塵埃が直接当り易いので、尖った物で穴が開かないように奥側フィルタ部材201aをステンレス等の金属で構成された網を用いると良い。
塵埃収容器20で捕集された綿ゴミなどの軽くてフワフワした繊維塵は、塵埃収容器
20を通過する空気流により、圧縮された固まりとなり易い。また、塵埃収容器20内で圧縮されて固まりとなった繊維塵により、塵埃収容器20に流入した微細な塵埃の一部も捕集される。これらの、圧縮された塵埃の固まりは、電気掃除機の運転を停止すると空気流による圧縮力が無くなり、圧縮された塵埃の固まりが広がり、塵埃の固まりの体積が大きくなる。
しかし、塵埃収容器20は、塵埃廃棄口202に向かって拡がっており、しかも溜った塵埃を捨てる際に二つの塵埃収容器部片20A,20Bが塵埃廃棄口202を拡げるように開放するので、塵埃収容器20に収容した圧縮された塵埃の固まりが広がった場合でも塵埃廃棄口202から容易に排出することができる。
この際、塵埃収容器20に吸引された塵埃は空気流により、圧縮された固まりとなり易いので、塵埃収容器20から塵埃廃棄口202を通じて排出する際も固まり状となって排出されるので、塵埃収容器20に設けたフィルタ部材201には、塵埃の付着や絡み付きが少なく、目詰まりが生じにくい。このため、塵埃収容器20に溜った塵埃を捨てるだけで、フィルタ部材201の除塵の手間を防ぐことができる。
また、塵埃収容器20内で圧縮されて固まりとなった繊維塵により、塵埃収容器20に流入した粉塵などの微細な塵埃の一部も捕集され、繊維塵が微細な粉塵を包んでいるので、塵埃収容器20に溜った塵埃を捨てる際に、細塵の舞い上がりが生じず衛生的である。なお、塵埃収容器20に流入した粉塵などの微細な塵埃の一部も捕集され、繊維塵が微細な粉塵を包んでいるので、微細な塵埃による塵埃収容器20に設けたフィルタ部材201の目詰まりを生じにくいので、電気掃除機を運転した際の風量の低下を抑えることができ、吸引力の低下を抑えることができるので、被掃除面の塵埃を吸引する能力の低下を抑えることができる。
ここで、集塵ケース5を掃除機本体2に取り付ける前に、前蓋26を開けた状態で塵埃収容器20の凹部にティッシュペーパー等の使い捨ての集塵濾紙を入れた後、前蓋26を閉じれば、塵埃収容器20は前蓋26に押されて集塵ケース5内の所定の位置に配置される。このようにした後、集塵ケース5を掃除機本体2に取り付け、電気掃除機1を運転して清掃を行えば、塵埃収容器20内に吸引された塵埃は、フィルタ部材201の上流に配置したティッシュペーパー等の使い捨ての集塵濾紙内及び、その上流側に吸引された塵埃の大部分が堆積する。この状態で、集塵ケース5を掃除機本体2から取り出して塵埃を廃棄する際について述べる。塵埃収容器20に吸引された塵埃は、空気流により圧縮された固まりとなり易いので、塵埃収容器20の上流で、しかも塵埃収容器20の凹部に配したティッシュペーパー等の使い捨ての集塵濾紙に包まれた状態にある。このため、塵埃廃棄口202を通じて塵埃を排出する際もほとんどの塵埃は、ティッシュペーパー等の使い捨ての集塵濾紙に包まれた固まり状の状態となって排出されるので、細塵の舞い上がりが生じず衛生的である。なお、上記では、ティッシュペーパー等の使い捨ての集塵濾紙の取り付けは、集塵ケース5を掃除機本体2から取り外して行ったが、集塵ケース5を掃除機本体2に取り付けた状態で電気掃除機1を運転し、掃除機本体2に接続したホース(図示せず)等の先からティッシュペーパー等の使い捨ての集塵濾紙を吸込んで、塵埃収容器20の凹部に配置することも可能である。
さらに、ゴミ捨て前に集塵ケース5を掃除機本体2に取り付けた状態で電気掃除機1を運転し、掃除機本体2に接続したホース(図示せず)等の先からティッシュペーパー等の使い捨ての集塵濾紙を吸込んで、塵埃収容器20に吸引堆積した塵埃の上流側・下流側ともティッシュペーパー等の使い捨ての集塵濾紙で包んだ後に塵埃を廃棄することも可能である。
このように、塵埃収容器20の第1フィルタの上流側にティッシュペーパー等の使い捨ての集塵濾紙を配しておけば、第1フィルタに塵埃が付着しにくいとともに、第1フィルタの目詰まりを防ぐことができるので、吸引力の低下を防ぐことができる。
次に、下側の塵埃収容器部片20Bは、塵埃廃棄口202の端部側の塵埃収容器部片
20B下部に蝶番41にて回動自在に支持される。なお、この蝶番41は、集塵ケース5内で出し入れ開口部25が形成されている鍔部42の内側に位置する。
この蝶番41と前蓋26の蝶番27は、集塵ケース5の前側に位置し、かつ隣り合う近傍に設けられる。このため、前蓋26と、塵埃収容器部片20Bの開閉作動は、一緒に揃って円滑に行われる。
なお、前蓋26を開閉自在に支持する前蓋26用支持箇所である蝶番27を集塵ケース5の外周部に配し、塵埃収容器20を開閉自在に支持するために塵埃収容器部片20Bに設けた蝶番41を前記集塵ケース5の内部に設けている。また、塵埃収容器20を開閉自在に支持する蝶番41は塵埃収容器20の前部で、前蓋26用支持箇所である蝶番27に近い位置に配置している。このように配置しているので、前蓋26と集塵ケース5の気密は、前蓋26に取り付けた弾性体シール部材52を設ければよい。
この弾性体シール部材52が、前蓋26を回動支持するる蝶番27をまたぐ必要がないので、集塵ケース5と前蓋26の気密を取る際は、弾性体シール52と当接部53が同一平面上に構成されるので、気密をとり易い。さらに、弾性体シール部材52は、塵埃収容器20を回動支持する蝶番41もまたがないように構成できるので、弾性体シール部材
52は前蓋26と塵埃収容器20間をシールする際には、弾性体シール52と塵埃収容器部片20Aに設けたA当接部54および、弾性体シール52と塵埃収容器部片20Bに設けたB当接部55が同一平面上に構成されるので、気密をとり易い。さらに、ひとつの弾性体シール52で、前蓋26と集塵ケース5の気密を確保でき、前蓋26と塵埃収容器
20を構成する塵埃収容器部片20Aの気密を確保でき、前蓋26と塵埃収容器20を構成する塵埃収容器部片20Bの気密を確保できる。また、前蓋26に設けた弾性体シール52との当接箇所を同一平面上に構成できるので、前蓋26を集塵ケース5側へ付勢する方向のみの力を前蓋26と集塵ケース5間に与えればよく、空気の漏れを起こし難い構造にすることができるので、吸込仕事率の低下やゴミのこぼれを防ぐことができる。さらに、流入口30から流入した塵埃が塵埃収容器20を通過せずにフィルタ部21に短絡して流れるのを防ぐことができる。また、これらの前蓋26に設けた弾性体シール52との当接箇所を同一平面上で共通にすることにより、開閉作動に際し、前蓋26と塵埃収容器
20との間に位置ずれがなく、前蓋26と塵埃収容器20の開閉動作が更に円滑に行われる。
ここで、突き出し付勢バネ43は、図10に示すように、下側の塵埃収容器部片20Bの前側下部に設けられる。この突き出し付勢バネ43は、下側の塵埃収容器部片20Bを集塵ケース5の外側に押し出すように付勢している。
この突き出し付勢バネ43はつるまきバネで形成され、一端は下側の塵埃収容器部片
20Bに設けたバネ係止部44に係合され、他端は集塵ケース5に係合されている。この突き出し付勢バネ43により、下側の塵埃収容器部片20Bは集塵ケース5から突き出す方向の回転力が付与されている。
また、上側の塵埃収容器部片20Aは、出し入れ開口部25の内側面に摺動自在に支持されており、この摺動自在なる支持により、塵埃収容器部片20Aは滑りながら集塵ケース5を出入するように作動する。このように構成しているので、前蓋26が閉じた状態に拘束されているクランプ部材29の係止を解くことにより、前蓋26は前側に倒れ、二つの塵埃収容器部片20A,塵埃収容器部片20Bが塵埃廃棄口202を拡げるように開放される。つまり、突き出し付勢バネ43は塵埃収容器部片20Bを集塵ケース5の外側に押し出すように付勢するとともに、塵埃廃棄口202を拡げるように二つの塵埃収容器部片20A,塵埃収容器部片20Bを開放させる解放付勢バネの役割を兼ねることも可能である。
なお、突き出し付勢バネに代えてモータや人の操作力により、塵埃収容器部を外方に向けて押すような突き出し手段を設けることも可能である。
脱落防止手段の脱落防止部材45は、上側の塵埃収容器部片20Aの外側に設けられる。脱落防止部材45は、集塵ケース5の鍔部42の上側に当接するように構成されている。脱落防止部材45が鍔部42の上側に当接することにより、上側の塵埃収容器部片20Aは止められる。上側の塵埃収容器部片20Aはそれ以上外側に突き出さないので、塵埃収容器20を構成する塵埃収容器部片20Aおよび塵埃収容器部片20Bが拡がり、塵埃廃棄口202が拡がっているときは、塵埃収容器20は集塵ケース5から脱落しない。
すなわち、塵埃収容器20は、下側の塵埃収容器部片20Bが蝶番41で集塵ケース5に回動自在に支持され、上側の塵埃収容器部片20Aが出し入れ開口部25に摺動自在に支持されるので、塵埃収容器20は集塵ケース5から脱落しないように構成している。
この塵埃収容器20には、突き出し付勢バネ43や開放付勢バネ204により常に集塵ケース5の外側に押し出す力が作用している。前蓋26は、その押し出す力に抗して塵埃収容器20が突き出すのを止めている。
さて、前蓋26用の拘束手段のクランプ部材29を外すと、図5に示すように前蓋26が手前に倒れるように開かれる。前蓋26で抑えられていた塵埃収容器20は、図6,図7に示すように、集塵ケース5の出し入れ開口部から外に突き出す。
この突き出しに伴い、上側の塵埃収容器部片20Aと下側の塵埃収容器部片20Bが開き、塵埃廃棄口202が拡大する。塵埃収容器20に溜まった塵埃は、拡がった塵埃廃棄口202から一気に放出される。
また塵埃収容器20が、突き出し付勢バネ43と解放付勢バネ204により勢いよく集塵ケース5外へ突き出して来たところを脱落防止手段45で急激に止められるので、この衝撃により第1フィルタに付着した塵埃が剥離しやすく、塵埃収容器20から塵埃の放出は更に良く行われるとともに、第1フィルタの目詰まりを防ぐことができるので、吸引力の低下を防ぐことができる。
ゴミ捨てを終えた塵埃収容器20は、図4に示すように、集塵ケース5内に収められる。拡大していた塵埃廃棄口202が狭まるようにして、集塵ケース5に収め戻されるのである。
塵埃収容器20の収納は、前蓋26を閉じる動作に伴い行われる。前蓋26の開閉軸である蝶番27と、塵埃収容器20の回転軸である蝶番41が、集塵ケース5に対して同一方向である集塵ケース5の下部に配置しているので、前蓋26と塵埃収容器20を開閉する際の回転方向を同じにでき、前蓋26を閉じると塵埃収容器20を閉じることが可能である。
すなわち、出し入れ開口部25と揃って前向きに置かれる塵埃廃棄口202は、前蓋
26と向き合っている。前蓋26を閉じて行くと、前蓋26の内面側が塵埃収容器20の前面側である塵埃廃棄口202に当接する。前蓋26に押されて塵埃収容器20は、集塵ケース5内に戻されて行く。
この塵埃収容器20の押し戻しは、突き出し付勢バネ43や開放付勢バネ204に抗して行われる。上側の塵埃収容器部片20Aの外面側は、出し入れ開口部25の内側に押されて摺合っている。
このため、上側の塵埃収容器部片20Aは集塵ケース5内に入って行くにしたがい、下側の塵埃収容器部片20Bに近づき、塵埃廃棄口202が狭まる。こうして、塵埃収容器20は、集塵ケース5内に収められる。
このように、塵埃収容器20の出し入れは、前蓋26の開け,閉めにより行われるので容易である。また、塵埃収容器20に触れずに、塵埃収容器20の出し入れをすることができるので、衛生面でも好都合である。
塵埃収容器20のメンテナンスは、図9に示すように、集塵ケース5から取り出して行う。塵埃収容器20は、図7に示す状態において、上側の塵埃収容器部片20Aを下向きに押すことにより、脱落防止部材45が鍔部42から外れ、外部に取り出すことができる。取り出された塵埃収容器20は、メンテナンスが容易にできる。また、集塵ケース5の内部掃除等も容易に行うことができる。
また、図8に示すように、フィルタ部21を集塵ケース5から取り外して塵埃収容器
20の背面側から行うことも可能である。この際に、ポケット51に溜められた微細な塵埃も廃棄すると良い。
本発明の実施例に係わるもので、電気掃除機の縦断面図である。 本発明の実施例に係わるもので、蓋体を開いた状態を示す電気掃除機の外観図斜視図である。 本発明の実施例に係わるもので、集塵ケースの外観斜視図である。 本発明の実施例に係わるもので、集塵ケースの縦断面図である。 本発明の実施例に係わるもので、前蓋を開放して集塵ケースの前から見た斜視図である。 本発明の実施例に係わるもので、塵埃収容器が集塵ケースから抜け出し始めたところを示した斜視図である。 本発明の実施例に係わるもので、塵埃収容器が集塵ケースから抜け出し終えたところを示した斜視図である。 本発明の実施例に係わるもので、塵埃収容器が集塵ケースから抜け出し終えたところを塵埃収容器の背面/裏面から見た斜視図である。 本発明の実施例に係わるもので、塵埃収容器の全体を集塵ケースから出したところを示す斜視図である。 本発明の実施例に係わるもので、塵埃収容器の単体/裏面を背面から示した斜視図である。
符号の説明
5…集塵ケース、20…塵埃収容器、20A…塵埃収容器部片、20B…塵埃収容器部片、25…出し入れ開口部、202…塵埃廃棄口、203…蝶番。

Claims (6)

  1. 電動送風機を内蔵する掃除機本体と、該掃除機本体に着脱自在に設けられた集塵ケースとを備えた電気掃除機において、
    前記集塵ケース内に塵埃を捕集する塵埃収容器を設け、
    該塵埃収容器は、前記集塵ケースの開口部から突出可能に設けたことを特徴とする電気掃除機。
  2. 請求項1において、
    前記塵埃収容器は、外郭形状を保つ支骨と、この支骨に張られた集塵フィルタとを有することを特徴とする電気掃除機。
  3. 請求項1または2において、
    前記塵埃収容器は、一部が前記開口部から突出した状態においては他の部分が前記集塵ケース内に位置していることを特徴とする電気掃除機。
  4. 請求項1から3のいずれかにおいて、
    前記集塵ケースの開口部を開閉する開閉蓋を設け、該開閉蓋には塵埃が流入する流入口を設けたことを特徴とする電気掃除機。
  5. 請求項4において、
    前記塵埃収容器の開口部は前記流入口に対向させたことを特徴とする電気掃除機。
  6. 電動送風機を内蔵する掃除機本体と、該掃除機本体に着脱自在に設けられて集塵ケースとを備えた電気掃除機において、
    前記集塵ケースは、開口部と、該開口部を覆う開閉蓋とを備え、
    該開閉蓋は、前記集塵ケース内に塵埃を流入させるための流入口を備え、
    前記集塵ケース内に塵埃を捕集するフィルタを設け、
    該フィルタを、前記集塵ケースの開口部から突出可能に設けて前記フィルタで集塵した塵埃を排出するように構成したことを特徴とする電気掃除機。
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