JP2007243526A - 携帯情報機器 - Google Patents

携帯情報機器 Download PDF

Info

Publication number
JP2007243526A
JP2007243526A JP2006062272A JP2006062272A JP2007243526A JP 2007243526 A JP2007243526 A JP 2007243526A JP 2006062272 A JP2006062272 A JP 2006062272A JP 2006062272 A JP2006062272 A JP 2006062272A JP 2007243526 A JP2007243526 A JP 2007243526A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
mobile phone
protection
unit
mail
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2006062272A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasutsugu Mihara
康嗣 三原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Platforms Ltd
Original Assignee
NEC AccessTechnica Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC AccessTechnica Ltd filed Critical NEC AccessTechnica Ltd
Priority to JP2006062272A priority Critical patent/JP2007243526A/ja
Publication of JP2007243526A publication Critical patent/JP2007243526A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】携帯情報機器、特に携帯電話機において、本体に格納されている情報が盗用/消去/改竄されるのを防止できるようにする。
【解決手段】保護を必要とする情報を記憶する記憶手段(情報メモリ)と、その記憶手段(情報メモリ)を保護するための保護を実行する制御処理部と、携帯電話網への接続状況を検出する検出手段(無線部)と、その検出手段の検出状況に基づき先の記憶手段(情報メモリ)内の保護を必要とする情報の保護を実施する制御処理部と、を携帯電話機に備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、携帯情報機器に関し、特に本体に格納されている情報の消去/改竄を防止する携帯情報機器に関する。
携帯情報機器、特に携帯電話機は、電話や電子メールといった様々な通信手段を有しており、携帯電話機の利用者及び通信相手の電話番号、メールアドレス、その他の属性情報等の個人情報や通信履歴、各通信手段を介して取得した情報(留守電メッセージ、受信メール、ダウンロードしたデータ等)が格納されている。
携帯電話機の内部に格納している情報は、他人に閲覧されることが望ましくない場合が多い。例えば、利用者が仕事で使用している社用の携帯電話機に格納している情報には、取引先の情報や社外秘の情報が含まれていることもある。また、近年、個人情報保護の機運も高まっている。そのため、携帯電話機の内部に格納している情報の保護については従来から様々な対策が行われていた。
しかし、従来の携帯電話機の構成においては、通話もしくは電子メール/ショートメッセージを介して携帯電話機の内部に格納している情報の保護を実施していたため、携帯電話機の置き忘れや紛失、盗難等の際に、携帯電話機が電波の届かない場所に有る場合、内部のデータ保護を実施することが出来なかった。
従来の格納情報保護機能内蔵携帯電話機に関して説明する。
特開2002−111858号公報(特許文献1)に置き忘れ対策機能内蔵携帯電話機が開示されている。
この置き忘れ対策機能内蔵携帯電話機は、メモリダイヤル機能を持ち且つ電子メールの送受信の可能な携帯電話機、または、メモリダイヤル機能と位置認識機能を持ち且つ電子メールの送受信の可能な携帯電話機である。電子メールを受信した際、受信した電子メールに、予め定められた置き忘れ対策用識別子が含れている場合には、当該携帯電話機をダイヤルロック状態にするとともに、メモりダイヤルのリスト情報を、前記受信電子メールを送信した送信元に自動送出する。前記携帯電話機が位置認識機能も持つ場合には、前記メモリダイヤルのリスト情報の自動送出と携帯電話機の位置情報を前記受信電子メールを送信した送信元に自動送出する。
このように、従来の格納情報保護機能内蔵携帯電話機では、メール受信時に置き忘れ対策キーワードの有無を調べて該当キーワードがあれば、暗証番号の有無を調べ暗証番号が、予め登録してあるものと一致していれば、携帯電話機のキーロック設定を行い操作が出来ないようにする。
しかしながら、従来の格納情報保護機能内蔵携帯電話機においては、次のような問題がある。
第1の問題は、メールを受信することによりキーロック設定を実施するため、電源がOFFの場合には、キーロック設定を有効にすることが出来ないということである。
第2の問題は、メールを受信することによりキーロック設定を実施するため、携帯電話網に接続できないところ(圏外)に位置する場合は、キーロック設定を有効にすることが出来ないということである。
関連する技術として、特開2004−235771号公報(特許文献2)に携帯通信端末装置が開示されている。
この携帯通信端末装置は、情報入出力手段と、認証手段と、周囲情報取得手段と、遠隔制御手段とを具備する。情報入出力手段は、外部機器と通信回線を介して接続し情報の入出力をする。認証手段は、前記外部機器からの認証許可の要求を判別し、その判別結果に基づいて認証許可情報を送出する。周囲情報取得手段は、周囲の周囲情報を取得し記録する。遠隔制御手段は、前記認証手段により認証を許可された前記外部機器からの指令に基づき前記周囲情報取得手段を動作させる。
特開2004−229240号公報(特許文献3)に携帯電話機が開示されている。
この携帯電話機は、記憶手段と、生成手段と、保護手段とを有する。記憶手段は、保護を要する個人情報を記憶する。生成手段は、前記個人情報を保護するための保護処理を実行させる所定の制御信号を生成する。保護手段は、生成された所定の制御信号に基づいて前記保護処理を実行する。
特開2004−228818号公報(特許文献4)に携帯電話装置が開示されている。
この携帯電話装置は、着信音の設定機能を備え、制御手段と、照合手段とを有する。
制御手段は、前記着信音の設定機能を外部操作に応じて制御する。照合手段は、外部装置からの受信音声を予め設定された任意の音声と比較照合する。そして、この携帯電話装置は、前記照合手段で一致が検出された時に前記制御手段で前記着信音の設定機能を制御する。
特開2004−159121号公報(特許文献5)に携帯電話機が開示されている。
この携帯電話機は、少なくとも表示手段の表示機能、操作手段上の照明機能、着呼時の振動機能及びスピーカの鳴動機能を停止状態とする悪用防止モードを備える。更に、前記悪用防止モードへ移行させるのに用いるキーワードを設定するためのキーワード設定手段と、受信したメール文に前記キーワードが含まれている時に自携帯電話機を前記悪用防止モードへ移行させるように制御する悪用防止モード設定手段とを備える。
特開2003−348659号公報(特許文献6)に携帯電話の置き忘れ検知装置が開示されている。
この携帯電話の置き忘れ検知装置は、接続手段と、置き忘れ判定手段とを備える。接続手段は、短距離無線通信機能を有する携帯電話との間で無線接続を確立する。置き忘れ判定手段は、前記携帯電話との接続が一定時間継続している場合に前記携帯電話の置き忘れと判定する。
また、前記携帯電話は、自己を特定する固有情報を備える機能及び自己の現在位置情報を得る機能のいずれか一つを備えており、前記置き忘れ判定手段により前記携帯電話の置き忘れと判定された場合には、予め設定された通信先に前記固有情報及び現在位置情報の少なくとも一つを前記携帯電話を介して送信させる制御手段とを備える。
特開2002−344371号公報(特許文献7)に監視システムが開示されている。
この監視システムは、互いに通信可能な監視ユニットと応答ユニットとを含み、上記応答ユニットの位置を上記監視ユニットが監視する。
上記監視ユニットは、所定の最大通信距離内の上記応答ユニットと通信可能な通信手段と、上記通信手段により上記応答ユニットに対して応答を要求する通信を行い該通信に対する応答を受信することによって上記応答ユニットを確認する機器管理手段と、上記機器管理手段により上記応答ユニットが確認されなかった時に、所定の処理を行う異常事態対応手段とを備える。更に、上記機器管理手段が上記応答ユニットを確認する際、上記応答ユニットから受信した認証値に基づいて認証する認証手段を備え、且つ、上記応答ユニットは、上記監視ユニットからの要求に対して、応答の度に異なる上記認証値を生成する認証値生成手段を備える。
特開2002−125009号公報(特許文献8)に携帯電話端末機器が開示されている。
この携帯電話端末機器は、マナーモード設定機能を有し、マナーモード強制解除用コール回数メモリ部と、コール回数カウント部と、マナーモード強制解除手段を備えていることを特徴とする。マナーモード強制解除用コール回数メモリ部は、マナーモードを強制的に解除するためのコール回数を記憶する。コール回数カウント部は、着信時のコール回数をカウントする。マナーモード強制解除手段は、マナーモード設定中の着信時、前記マナーモード強制解除用コール回数メモリ部に記憶されたコール回数を読み出して前記コール回数カウント部でカウントした着信コール回数と比較し、着信コール回数が前記メモリ部に記憶されたコール回数以上となった時点で前記設定されているマナーモードを解除する。
特開2002−051109号公報(特許文献9)に無音着信電話を操作するための方法及び装置が開示されている。
この装置は、事象を指示する可聴通知装置を有し、前記可聴通知装置は停止可能である無線通信装置であって、前記可聴通知装置を遠隔操作により使用可能にする装置を有する。
特開2002−044230号公報(特許文献10)に置き忘れ機能付き携帯電話機が開示されている。
この置き忘れ機能付き携帯電話機は、文字メッセージを受信できる携帯電話機において、携帯電話機の動作モードとして、携帯電話機のすべてのキー入力を許容する通常モードと、携帯電話機のキー入力を制限する置き忘れモードを設ける。通常モードで動作中に受信した文字メッセージの形式が、予め定められた形式と一致していると、携帯電話機の動作モードを通常モードから置き忘れモードに切り替える。
特開2000−188783号公報(特許文献11)に携帯電話機の自動操作方法が開示されている。
この携帯電話機の自動操作方法は、指定番号を格納する指定番号メモリと、パスワードを格納するパスワードメモリとを有する携帯電話機を用いる。この携帯電話機の自動操作方法では、前記指定番号からの呼び出しであるかどうかを判断する。前記指定番号からの呼び出しでない場合には、自動応答を行う一方、前記指定番号からの呼び出しである場合には、前記パスワードの入力を待つ。前記入力されたパスワードが、パスワードメモリに格納されたパスワードと一致する場合には、予め設定した自動操作を行わせる。
特開2000−184440号公報(特許文献12)に携帯電話端末装置及び方法が開示されている。
この携帯電話端末装置は、携帯電話端末と他の携帯電話端末とが無線基地局を介し無線データの送受信を行う。そして、この携帯電話端末装置は、ユーザが予め設定する情報及び自動応答についての情報と、メモリと、呼び出し状態検出手段と、着信音鳴動スイッチと、自動応答手段とを備える。メモリは、前記他の携帯電話端末からの着信の情報とを記憶する。呼び出し状態検出手段は、前記他の携帯電話端末からの着信により呼び出し状態であることを検出し、前記呼び出し状態を通知する。着信音鳴動スイッチは、前記呼び出し状態の通知を受信すると前記メモリに記憶されている情報を参照し、着信音を鳴動させる。自動応答手段は、前記呼び出し状態の通知を受信すると前記メモリへ着信した時間を記憶し、前記着信した時間から一定時間経過後に自動応答を開始し、前記自動応答の情報を参照し、前記自動応答により前記着信音鳴動スイッチを前記着信音についての情報の書き替えにより切り替える。
特開2000−174892号公報(特許文献13)に無線携帯電話端末が開示されている。
この無線携帯電話端末は、電波を送受信するアンテナと、該アンテナを介して信号を送受信する送受信手段と、着信時に外部に呼出音を出力する鳴音手段と、前記送受信手段を介して受信された信号に基づいた制御を行うとともに着信時に前記鳴音手段を駆動させる制御手段とを少なくとも有する。
更に、この無線携帯電話端末は、検出手段と、監視手段とを有する。検出手段は、該無線携帯電話端末の振動を検出する。監視手段は、該検出手段における検出結果を監視し、該検出手段にて該無線携帯電話端末の振動が検出されない場合、前記制御手段に対して不在モードを通知する。前記制御手段は、前記監視手段から不在モードが通知された場合、着信時であっても前記鳴音手段を駆動させない。
特開2002−111858号公報 特開2004−235771号公報 特開2004−229240号公報 特開2004−228818号公報 特開2004−159121号公報 特開2003−348659号公報 特開2002−344371号公報 特開2002−125009号公報 特開2002−051109号公報 特開2002−044230号公報 特開2000−188783号公報 特開2000−184440号公報 特開2000−174892号公報
本発明の目的は、一定時間圏外に位置した場合は、不正な情報アクセスを防止するために格納された情報を保護することが出来る格納情報保護機能内蔵携帯電話機を提供することにある。
本発明の他の目的は、電源OFFの状態で紛失もしくは置き忘れた場合でも、自動電源ONすることにより格納された情報を保護することが出来る格納情報保護機能内蔵携帯電話機を提供することにある。
以下に、[発明を実施するための最良の形態]で使用される番号を括弧付きで用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明を実施するための最良の形態]との対応関係を明らかにするために付加されたものである。但し、それらの番号を、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明の携帯情報機器(100)は、通信網への接続状況を検出する無線部(110)と、保護を必要とする情報を記憶する記憶部(200)と、前記無線部(110)の検出状況に基づいて前記記憶部(200)内の保護を必要とする情報の保護を実施する制御処理部(120)とを具備する。
前記制御処理部(120)は、前記無線部(110)の検出状況に基づいて前記記憶部(200)内の保護を必要とする情報の消去を実施する。
本発明の携帯情報機器(100)は、予め定められた時間間隔に自動起動するためのタイマー部(190)を更に具備する。
前記制御処理部(120)は、前記無線部(110)の検出状況に基づき前記記憶部(200)内の保護を必要とする情報を予め決められたメールアドレスへ送出し、送出後に保護を必要とする前記記憶部(200)内の情報の消去を実施する。
前記制御処理部(120)は、受信したメールに基づいて前記記憶部(200)内の保護を解除する。
本発明の情報保護方法は、(a)通信網への接続状況を検出するステップと、(b)前記検出状況に基づいて保護を必要とする情報を記憶した記憶装置の保護を実行するステップとを具備する。
本発明の情報保護方法は、(c)前記検出状況に基づいて前記記憶装置内の保護を必要とする情報の消去を実施するステップを更に具備する。
本発明の情報保護方法は、(d)予め定められた時間間隔に自動起動するステップを更に具備する。
本発明の情報保護方法は、(e)前記検出状況に基づき前記記憶装置内の保護を必要とする情報を予め決められたメールアドレスへ送出し、送出後に保護を必要とする前記記憶部(200)内の情報の消去を実施する。
本発明の情報保護方法は、(f)受信したメールに基づいて前記記憶部(200)内の保護を解除するステップを更に具備する。
本発明のプログラムは、上記のいずれかの情報保護方法を制御処理部(120)に実行させる。
第1の効果は、携帯電話網の圏内に位置している携帯電話機が電源ON時にメールを受信して情報アクセス禁止メールが届いているかどうか確認しているので、携帯電話の所有者(管理者)が自分の管理が及ばない場所にある携帯電話に対して携帯電話に格納している情報アクセス保護を実施することが出来ることである。
第2の効果は、携帯電話網の圏外に位置している携帯電話機が電源ON時に圏外に位置しているため、メールを受信して情報アクセス禁止メールが届いているかどうか確認が出来ない場合でも、圏外である時間を計測して、規定値を超えた場合には、情報に対するアクセスを禁止するようにしているので、携帯電話の所有者(管理者)が自分の管理が及ばない場所にある携帯電話に対して携帯電話に格納している情報アクセス保護を実施することが出来ることである。
第3の効果は、携帯電話網の圏内に位置している携帯電話機が電源OFF時にも、規定された時間間隔で自動的に電源ONしてメールを受信して情報アクセス禁止メールが届いているかどうか確認しているので、携帯電話の所有者(管理者)が自分の管理が及ばない場所にある携帯電話に対して携帯電話に格納している情報アクセス保護を実施することが出来ることである。
第4の効果は、携帯電話網の圏外に位置している携帯電話機が電源OFF時に規定された時間間隔で自動的に電源ONして、圏外に位置しているため、メールを受信して情報アクセス禁止メールが届いているかどうか確認が出来ない場合でも、圏外である時間を計測して、規定値を超えた場合には、情報に対するアクセスを禁止するようにしているので、携帯電話の所有者(管理者)が自分の管理が及ばない場所にある携帯電話に対して携帯電話に格納している情報アクセス保護を実施することが出来ることである。
以下に本発明の第1実施形態について添付図面を参照して説明する。
なお、ここでは、携帯情報機器の1つである携帯電話機を例に説明する。
図1を参照すると、本発明の一実施例としての携帯電話機が示されている。図1において、携帯電話100は、無線部110と、制御処理部120と、表示部130と、キー入力部140と、サウンダー150と、スピーカ160と、マイク170と、電源180と、情報メモリ200を備える。
無線部110は、携帯電話網との通信を実施する。また、携帯電話網への接続状況を検出する。制御処理部120は、無線部110からの情報を制御する。表示部130は、制御処理部120により制御されて各種の表示を実施する。キー入力部140は、キー入力を行う。サウンダー150は、着信等の状態を知らせる。スピーカ160は、受話音を聞くための装置である。マイク170は、発話音を取り込むための装置である。電源180は、電源供給を行う。タイマー190は、各種時間を計測管理する。情報メモリ200は、各種情報を格納する。
図2を参照すると、図1に示す情報メモリ200の詳細な構成が示されている。
図2において、情報メモリ200は、自動電源ON間隔201と、認証誤り許容回数202と、キー入力用アクセス禁止情報203と、電話用アクセス禁止情報204と、メール用アクセス禁止情報205と、情報消去指示情報206と、情報転送/消去指示情報207と、携帯電話網圏外判断時間208と、キー入力認証実施設定209と、キー入力用アクセス許可情報210と、メール用アクセス許可情報211と、情報転送メールアドレス212と、各種情報220を有する。
自動電源ON間隔201は、携帯電話機が電源OFF状態において、自動的に電源ONして各種処理を実施する間隔である。
認証誤り許容回数202は、暗証番号等による認証に際して、認証誤りを許容する回数である。これを超えると、制御処理部120は、暗証番号等による認証を中止して、キーロック等の処理を開始する。
キー入力用アクセス禁止情報203は、キーを使用した認証時に使用する予め登録された情報である。制御処理部120は、認証時にこの情報と、キーから入力された情報を照合して、一致すれば、情報メモリ200へ格納されている情報へのアクセス等の各種処理を禁止(実施不可)とする。
電話用アクセス禁止情報204は、携帯電話網を使用して別の機器からのキー音を自動着信時に受話することにより認証を実施する際に使用する予め登録された情報である。制御処理部120は、認証時にこの情報と、キーから入力された情報を照合して、一致すれば、情報メモリ200へ格納されている情報へのアクセス等の各種処理を禁止(実施不可)とする。
メール用アクセス禁止情報205は、携帯電話網を使用して別の機器からのメールを受信して、本情報と照合することにより認証を実施する際に使用する予め登録された情報である。制御処理部120は、認証時にこの情報と、受信されたメール情報を照合して、一致すれば、情報メモリ200へ格納されている情報へのアクセス等の各種処理を禁止(実施不可)とする。
情報消去指示情報206は、携帯電話網を使用して別の機器からのメールを受信して、本情報と照合することにより認証を実施する際に使用する予め登録された情報である。制御処理部120は、認証時にこの情報と、受信されたメール情報を照合して、一致すれば、情報メモリ200へ格納されている情報を情報メモリ200上から消去して参照できないようにする。
情報転送/消去指示情報207は、携帯電話網を使用して別の機器からのメールを受信して、本情報と照合することにより認証を実施する際に使用する予め登録された情報である。制御処理部120は、認証時にこの情報と、受信されたメール情報を照合して、一致すれば、情報メモリ200へ格納されている情報を予め定められたメールアドレスへ転送し、その後に情報メモリ200上から消去して参照できないようにする。
携帯電話網圏外判断時間208は、携帯電話網の圏外が検出されてから情報アクセス禁止等の処理へ行くまでの待ち時間の情報である。この情報により、不用意に情報アクセス禁止設定がなされるのを防ぐ。
キー入力認証実施設定209は、キー入力認証を使用するかどうかに関する情報である。キー入力認証実施設定209において、「認証実施」に設定されている場合は、キー入力用アクセス許可情報210との比較を実行する。
キー入力用アクセス許可情報210は、キーを使用した認証時に使用する予め登録された情報である。制御処理部120は、認証時にこの情報と、キーから入力された情報を照合して、一致すれば、情報メモリ200に格納されている情報へのアクセス等の各種処理を許可(実施可)とする。
メール用アクセス許可情報211は、携帯電話網を使用して別の機器からのメールを受信して、本情報と照合することにより認証を実施する際に使用する予め登録された情報である。制御処理部120は、認証時にこの情報と、受信されたメール情報を照合して、一致すれば、情報メモリ200へ格納されている情報へのアクセス等の各種処理を許可(実施可)とする。
情報転送メールアドレス212は、予め設定された転送用のメールアドレスの情報である。制御処理部120は、情報メモリ200内の情報転送指示を検出した際にこのアドレスへ転送を実施する。
各種情報220は、電話帳等の情報で転送/アクセス禁止/消去の対象である。
情報メモリ200には、上記以外の情報も格納されているが、本発明に直接関係しないものは、割愛している。
次に図3に示すフローチャートを参照して、図1の携帯電話機の動作を説明する。
(1)ステップS301
携帯電話機100を電源ONの状態にする。この時、携帯電話機100が起動していなければ起動する。
(2)ステップS302
携帯電話機100が電源ONの状態で、携帯電話網への接続が実施される。
(3)ステップS303
ここで、携帯電話網への接続確認処理において接続が出来たかどうかの確認を実施する。すなわち、携帯電話網への接続が可能(圏内)か不可(圏外)かを判定する。
(4)ステップS304
携帯電話網への接続が不可(圏外)であった場合は、接続不可(圏外)の時間を計測して、圏外判断時間208を超えているかどうか調べる。圏外判断時間208を超過していない場合は、携帯電話網への接続処理(ステップS302)へ進み、再度携帯電話網への接続を図る。また、この圏外判断時間確認処理(ステップS304)にて、圏外判断時間208を超過していることが判明した場合は、情報アクセス禁止処理へ進む。
(5)ステップS305
携帯電話網への接続確認処理(ステップS303)において、携帯電話網への接続が確認された場合は、次のメール受信処理へ進みメールを受信する。
(6)ステップS306
受信したメールに対して、情報アクセス禁止メール確認処理にて情報アクセス禁止メールかどうかをメール用アクセス禁止情報205と照合を実施して確認する。この情報アクセス禁止メール判断処理において、禁止メールで無い場合は、情報アクセス許可メール判断処理に進む。禁止メールであることが確認された場合は、情報アクセス禁止処理へ進む。
(7)ステップS307
情報アクセス禁止処理にて、情報メモリ200内への情報アクセスを禁止する。情報アクセス禁止後は、携帯電話機から格納情報を参照/消去/改竄することが出来ないようにする。その後、通常処理へ進む。
(8)ステップS308
情報アクセス許可メール判断処理にて情報アクセス許可メールかどうかをメール用アクセス許可情報211と照合を実施して、情報アクセス許可メールでは無い場合は、特に処理を実施しないで、通常処理動作へ移行する。
(9)ステップS309
情報アクセス許可メール判断処理にて情報アクセス許可メールかどうかをメール用アクセス許可情報211と照合を実施して、情報アクセス許可メールであった場合は、情報アクセス許可設定処理により情報メモリ200に格納されている情報へのアクセスを許可する。その後、通常処理へ進む。
(10)ステップS310
通常処理へ進み、通常動作をする。
なお、情報アクセス許可設定(ステップS309)により、仮に情報アクセスが禁止されていた携帯電話機であっても、情報アクセスが許可されているので、電話番号等の情報へアクセス可能となる。
ここでいう電源ON(ステップS301)と携帯電話網接続(ステップS302)及び携帯電話網への接続確認処理(ステップS303)は、通常動作で実施している電源ON状態から携帯電話網への接続の確立までを意味しており、必ずしも、起動直後のみを意味するものでは無い。
また、情報へのアクセスが禁止された携帯電話機に対して、携帯電話機に実装されているキーからキー入力用アクセス許可情報210を入力することにより情報アクセス禁止を解除可能である。但し、認証誤り許容回数202を超過した場合は、キー入力による情報アクセス禁止を解除することは出来なくなる。認証誤り許容回数202を超過して、キー入力による情報メモリ200許可を受け付けない場合は、メモリ用アクセス許可情報211に合致するメールを該当携帯電話へ送信することにより、解除可能である。
更には、キー入力用アクセス禁止情報203を使用すれば、情報メモリ200格納情報へのアクセスを禁止して、携帯電話機の着信及び発信のみを可能とすることが出来る。
このような情報メモリ200内の情報へのアクセス禁止処理は、該当携帯電話機以外の電話機を使用して、電話用アクセス禁止情報204を該当携帯電話機の自動応答中に該当携帯電話機へ送信することにより情報メモリ200格納情報へのアクセスを禁止することが出来る。これは、紛失等に気がついた際、電話機という身近な環境で、情報の保護を実施することが可能である。
図4を用いて、携帯電話の電源がOFFであった場合に関して説明する。
(1)ステップS401
予め設定されている自動電源ON時間間隔201に基づいて、タイマー自動電源ON処理にて操作者の介入無しに携帯電話の電源をONの状態にする。
(2)ステップS402
次に携帯電話網接続処理において携帯電話網への接続が実施される。
(3)ステップS403
ここで、携帯電話網接続確認処理において接続が出来たかどうかの確認を実施する。
(4)ステップS404
携帯電話接続確認処理(ステップS403)において、携帯電話網への接続が不可(圏外)であった場合は接続不可(圏外)の時間を計測して、圏外判断時間208を超えているかどうか調べる。この圏外判断時間確認処理にて、圏外判断時間208を超過していない場合は、携帯電話網接続処理(ステップS402)へ進み、再度携帯電話網への接続を図る。また、この圏外判断時間確認処理にて、圏外判断時間208を超過していることが判明した場合は、情報アクセス禁止処理へ進む。
(5)ステップS405
携帯電話接続確認処理(ステップS403)において、接続が出来て圏内であった場合は、次のメール受信処理を実施する。
(6)ステップS406
受信したメールに対して、情報アクセス禁止メール確認処理にて情報アクセス禁止メールかどうかをメール用アクセス禁止情報205と照合を実施して、禁止メールであるかどうか確認する。この情報アクセス禁止メール確認処理にて、受信したメールが禁止メールであることが確認された場合は、情報アクセス禁止処理へ進む。受信したメールが情報アクセス禁止メールで無かった場合は、自動電源OFF処理に進む。
(7)ステップS407
情報アクセス禁止処理にて、情報メモリ200内への情報アクセスを禁止する。情報アクセス禁止後は、携帯電話機から格納情報を参照/消去/改竄することが出来ないようにする。
(8)ステップS408
情報アクセス禁止処理実施後は、情報アクセス禁止設定がなされているので、自動電源ONにて情報アクセスの保護の必要性を確認する必要は無いため、この自動電源ON設定解除処理にて、タイマー自動電源ONの設定を解除する。その後、自動電源OFF処理に進む。
(9)ステップS409
自動電源OFF処理によって、自動的に電源OFFされる。
なお、自動電源OFF処理(ステップS409)から、予め設定されている自動電源ON時間間隔201経過後に、自動電源ON(ステップS401)により、上記に説明した処理を繰り返す。
ここに説明した自動電源ONによる処理中は、ディスプレイ等に本携帯電話が電源ON状態であるかどうかを表示する必要は無い。
図5を用いて、携帯電話の電源がOFFであった別の場合に関して説明する。
(1)ステップS501
予め設定されている自動電源ON時間間隔201にて、タイマー自動電源ON処理にて操作者の介入無しに携帯電話の電源をONする。
(2)ステップS502
次に携帯電話網接続処理において携帯電話網への接続が実施される。
(3)ステップS503
携帯電話網接続確認処理において、接続が出来たかの確認を実施して、携帯電話網への接続が不可(圏外)であった場合は情報アクセス禁止処理へ進む。
(4)ステップS504
携帯電話接続確認処理において、接続が出来て圏内であった場合は、次のメール受信処理を実施する。
(5)ステップS505
受信したメールに対して、情報アクセス禁止メール確認処理で情報アクセス禁止メールかどうかをメール用アクセス禁止情報205と照合を実施して禁止メールであるかどうか確認する。情報アクセス禁止メール確認処理にて、受信したメールが情報アクセス禁止メールであることが確認された場合は、情報アクセス禁止処理へ進む。受信したメールが情報アクセス禁止メールで無かった場合は、自動電源OFF処理に進む。
(6)ステップS506
情報アクセス禁止処理にて、情報メモリ200内への情報アクセスを禁止する。情報アクセス禁止後は、携帯電話機から格納情報を参照/消去/改竄することが出来ないようにする。
(7)ステップS507
情報アクセス禁止処理実施後は、情報アクセス禁止設定がなされているので、自動電源ONにて情報アクセスの保護の必要性を確認する必要は無いため、タイマー自動電源ONの設定を自動電源ON設定解除処理にて、自動電源ONの設定を解除後に自動電源OFF処理に進む。
(8)ステップS508
自動電源OFF処理にて、電源OFFを実施する。
なお、自動電源OFF処理(ステップS508)から、予め設定されている自動電源ON時間間隔201経過後に、自動電源ON(ステップS501)により、上記に説明した処理を繰り返す。
ここに説明した自動電源ONによる処理中は、ディスプレイ等に本携帯電話が電源ON状態であるかどうかを表示する必要は無い。
この場合は、携帯電話網への接続が出来ない圏外において、圏外判定時間を待たずに情報アクセス禁止設定とすることで、より厳格な情報の保護を実現する。
本発明の他の実施例として、その基本的構成は上記の通りであるが、情報の保護について更に工夫している。その構成を図6に示す。
図6において、圏外を一定時間検出した場合には、情報メモリ200から該当情報を消去(削除)することにより、格納されている情報を保護する。
(1)ステップS601
携帯電話機100を電源ONの状態にする。この時、携帯電話機100が起動していなければ起動する。
(2)ステップS602
携帯電話機100を電源ONの状態にした後で、携帯電話網への接続が実施される。
(3)ステップS603
ここで、携帯電話網への接続確認処理において、携帯電話網への接続が出来たかの確認を実施する。
(4)ステップS604
携帯電話網への接続確認処理(ステップS603)において、携帯電話網への接続が不可(圏外)であった場合は、接続不可(圏外)の時間を計測して、圏外判断時間208を超えているかどうか調べる。圏外判断時間208を超過していない場合は、携帯電話網接続処理(ステップS602)へ進み、再度携帯電話網への接続を図る。また、圏外判断時間208を超過していることが判明した場合は、情報消去処理へ進む。
(5)ステップS605
携帯電話網への接続確認処理において、携帯電話網への接続が確認された場合は、次のメール受信処理へ進みメールを受信する。
(6)ステップS606
受信したメールに対して、情報消去指示メール確認処理にて情報消去指示メールかどうかを情報消去指示情報206と照合を実施して情報消去指示メールであるかどうか確認する。この情報消去指示メール確認処理にて情報消去指示メールであることが確認された場合は、情報消去処理へ進む。また、情報消去指示メールで無い場合は、通常処理へ進む。
(7)ステップS607
情報消去処理にて、情報メモリ200内の情報を消去する。情報消去後は、携帯電話機から格納情報を参照することができないようなる。その後、通常処理へ進む。
(8)ステップS608
通常処理へ進み、通常動作をする。
ここで言う電源ON(ステップS601)と携帯電話網接続(ステップS602)及び携帯電話網への接続確認処理(ステップS603)は、通常動作で実施している電源ONから携帯電話網への接続の確立までを意味しており、必ずしも、起動直後のみを意味するものでは無い。
本発明の更に他の実施例として、その基本的構成は上記の通りであるが、情報の保護について更に工夫している。その構成を図7に示す。本図において、圏外を一定時間検出した場合には、情報メモリ200から該当情報を予め決められているメールアドレスへ送出してから消去(削除)することにより、格納されている情報を復元可能にし、且つ情報の保護をする。
(1)ステップS701
携帯電話機100を電源ONの状態にする。この時、携帯電話機100が起動していなければ起動する。
(2)ステップS702
携帯電話機100を電源ONの状態にした後で、携帯電話網への接続が実施される。
(3)ステップS703
ここで、携帯電話網への接続確認処理において、携帯電話網への接続が出来たかの確認を実施する。
(4)ステップS704
携帯電話網への接続確認処理(ステップS703)において、携帯電話網への接続が不可(圏外)であった場合は、接続不可(圏外)の時間を計測して、圏外判断時間208を超えているかどうか調べる。圏外判断時間208を超過していない場合は、携帯電話網への接続処理(ステップS702)へ進み、再度携帯電話網への接続を図る。また、圏外判断時間208を超過していることが判明した場合は、情報転送/消去処理へ進む。
(5)ステップS705
携帯電話網への接続確認処理(ステップS703)において、携帯電話網への接続が確認された場合は、メール受信処理へ進みメールを受信する。
(6)ステップS706
ここで、受信したメールに対して、情報転送/消去指示メール確認処理にて情報転送/消去指示メールかどうかを情報転送/消去指示情報207と照合を実施して、情報転送/消去指示メールであるかどうか確認する。情報転送/消去指示メールであることが確認された場合は、情報転送/消去処理へ進む。また、情報転送/消去指示メールで無い場合は、通常処理へ進む。
(7)ステップS707
情報転送/消去処理へ進み、情報メモリ200内の情報を転送/消去する。情報消去後は、携帯電話機から格納情報を参照できないようになる。その後、通常処理へ進む。
(8)ステップS708
通常処理へ進み、通常動作をする。
ここで言う電源ON(ステップS701)と携帯電話網接続(ステップS702)及び携帯電話網への接続確認処理(ステップS703)は、通常動作で実施している電源ONから携帯電話網への接続の確立までを意味しており、必ずしも、起動直後のみを意味するものでは無い。
なお、本発明の携帯情報機器の動作については、制御処理部120がプログラムメモリ(図示されず)に格納されたプログラムを実行することで実施しても良い。また、このプログラムは情報メモリ200に格納されていても良い。例えば、情報メモリ200内の各種情報220に、このプログラムを含むようにする。
以上の説明をまとめると、本発明の携帯情報機器の特徴は、様々な視点から捉えることが可能である。
第1の視点では、本発明の携帯情報機器は、保護を必要とする情報を記憶する記憶手段(情報メモリ)と、その記憶手段(情報メモリ)を保護するための保護を実行する制御処理部と、携帯電話網への接続状況を検出する検出手段(無線部)と、その検出手段の検出状況に基づき先の記憶手段(情報メモリ)内の保護を必要とする情報の保護を実施する制御処理部とを有することを特徴とする。
また、第2の視点では、本発明の携帯情報機器は、保護を必要とする情報を記憶する記憶手段(情報メモリ)と、その記憶手段(情報メモリ)を保護するための保護を実行する制御処理部と、携帯電話網への接続状況を検出する検出手段(無線部)と、その検出手段の検出状況に基づき先の記憶手段(情報メモリ)内の保護を必要とする情報の消去を実施する制御処理部とを有することを特徴とする。
また、第3の視点では、本発明の携帯情報機器は、タイマーにて予め定められた時間間隔に自動起動する自動起動手段と、保護を必要とする情報を記憶する記憶手段(情報メモリ)と、その記憶手段(情報メモリ)を保護するための保護を実行する制御処理部と、携帯電話網への接続状況を検出する検出手段(無線部)と、その検出手段の検出状況に基づき先の記憶手段(情報メモリ)内の保護を必要とする情報の保護を実施する制御処理部とを有することを特徴とする。
また、第4の視点では、本発明の携帯情報機器は、タイマーにて予め定められた時間間隔に自動起動する自動起動手段と、保護を必要とする情報を記憶する記憶手段(情報メモリ)と、その記憶手段(情報メモリ)を保護するための保護を実行する制御処理部と、携帯電話網への接続状況を検出する検出手段(無線部)と、その検出手段の検出状況に基づき先の記憶手段(情報メモリ)内の保護を必要とする情報の消去を実施する制御処理部とを有することを特徴とする。
また、第5の視点では、本発明の携帯情報機器は、保護を必要とする情報を記憶する記憶手段(情報メモリ)と、その記憶手段(情報メモリ)を保護するための保護を実行する制御処理部と、携帯電話網への接続状況を検出する検出手段(無線部)と、その検出手段の検出状況に基づき先の記憶手段(情報メモリ)内の保護を必要とする情報を予め決められたメールアドレスへ送出を実施する制御処理部と、送出後に保護を必要とする記憶手段(情報メモリ)内の情報の消去を実施する制御処理部とを有することを特徴とする。
また、第6の視点では、本発明の携帯情報機器は、保護を必要とする情報を記憶する記憶手段(情報メモリ)と、その記憶手段(情報メモリ)を保護するための保護を実行する制御処理部と、携帯電話網への接続状況を検出する検出手段(無線部)と、その検出手段の検出状況に基づき先の記憶手段(情報メモリ)内の保護を必要とする情報の保護を実施する制御処理部と、受信したメールにより保護された記憶手段(情報メモリ)内の保護を解除する制御処理部とを有することを特徴とする。
なお、本発明に関する携帯電話機においては、電源投入時及び使用時に無線部にて携帯電話網への接続が出来ない(圏外)時間が規定値を超えた場合は格納情報を保護するために、格納情報へのアクセスを禁止とする。
また、携帯電話網に接続が出来た場合は、情報メモリ内の格納情報へのアクセスの禁止を指示するメールが届いていないか確認し、該当するメールが届いている場合は、格納情報を保護するために、格納情報へのアクセスを禁止とする。
同様に、情報アクセス許可するメールが届いていた場合は、情報アクセスの禁止を解除して格納情報へのアクセスを許可する。
さらには、携帯情報機器はタイマーによりしかるべき時間間隔にて自動電源ONすることにより、電源OFFの状態で管理者の管理できないところに存在する場合においても、無線部にて携帯電話網への接続を確認して、接続できない場合は、格納情報を保護するために、格納情報へのアクセスを禁止とする。
以上のように、本発明の携帯情報機器においては、内部のデータにアクセスする場合に、電波が届いているかどうかを検出して、電波が届かない場所(状況)においては、内部のデータにアクセスできないようにアクセス禁止状態とすることによって、情報を不正に盗用/消去/改竄されることを防止することが出来る。
また、電源が入っていない状態で置き忘れた携帯電話機の場合でも、自動電源ONすることにより携帯電話の情報へのアクセスを禁止する必要の有無を確認するようにしているため情報に対する不正なアクセスを防止することが出来る。
不正に情報にアクセスしようとして、規定回数を超えてパスワードを誤った場合に解除処理検出手段を備えているため、これを解除することが出来る。
このように、本発明の携帯情報機器では、装置(携帯情報機器)の起動時に格納されている情報へのアクセスの可否確認をしているので、格納されている情報を不正に盗用/消去/改竄されることを防止できる。
なお、ここでは、本発明の携帯情報機器について、特に携帯電話機を例に説明しているが、実際には携帯電話機に限定されない。本発明の携帯情報機器は、例えば、ノートパソコン、PDA(Personal Digital Assistance)、携帯型ゲーム機、ポータブル音楽プレーヤーでも良い。
図1は、本発明の携帯情報機器の構成を示すブロック図である。 図2は、情報メモリに格納されている各種情報を示す図である。 図3は、第1実施例の動作を示すフローチャートである。 図4は、第2実施例の動作を示すフローチャートである。 図5は、第3実施例の動作を示すフローチャートである。 図6は、第4実施例の動作を示すフローチャートである。 図7は、第5実施例の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
100… 携帯情報機器
110… 無線部(接続状況検出部)
120… 制御処理部
130… 表示部
140… キー入力部
150… サウンダー
160… スピーカ
170… マイク
180… 電源
190… タイマー
200… 情報メモリ
201… 自動電源ON間隔
202… 認証誤り許容回数
203… キー入力アクセス禁止回数
204… 電話用アクセス禁止情報
205… メール用アクセス禁止情報
206… 情報消去指示情報
207… 情報転送/消去指示情報
208… 携帯電話網圏外判断時間
209… キー入力認証実施設定
210… キー入力用アクセス許可情報
211… メール用アクセス許可情報
212… 情報転送メールアドレス
220… 各種情報

Claims (11)

  1. 通信網への接続状況を検出する無線部と、
    保護を必要とする情報を記憶する記憶部と、
    前記無線部の検出状況に基づいて前記記憶部内の保護を必要とする情報の保護を実施する制御処理部と
    を具備する
    携帯情報機器。
  2. 請求項1に記載の携帯情報機器において、
    前記制御処理部は、前記無線部の検出状況に基づいて前記記憶部内の保護を必要とする情報の消去を実施する
    携帯情報機器。
  3. 請求項1に記載の携帯情報機器において、
    予め定められた時間間隔に自動起動するためのタイマー部を更に具備する
    携帯情報機器。
  4. 請求項1に記載の携帯情報機器において、
    前記制御処理部は、前記無線部の検出状況に基づき前記記憶部内の保護を必要とする情報を予め決められたメールアドレスへ送出し、送出後に保護を必要とする前記記憶部内の情報の消去を実施する
    携帯情報機器。
  5. 請求項1に記載の携帯情報機器において、
    前記制御処理部は、受信したメールに基づいて前記記憶部内の保護を解除する
    携帯情報機器。
  6. (a)通信網への接続状況を検出するステップと、
    (b)前記検出状況に基づいて保護を必要とする情報を記憶した記憶装置の保護を実行するステップと
    を具備する
    情報保護方法。
  7. 請求項6に記載の情報保護方法において、
    (c)前記検出状況に基づいて前記記憶装置内の保護を必要とする情報の消去を実施するステップを更に具備する
    情報保護方法。
  8. 請求項6に記載の情報保護方法において、
    (d)予め定められた時間間隔に自動起動するステップを更に具備する
    情報保護方法。
  9. 請求項6に記載の情報保護方法において、
    (e)前記検出状況に基づき前記記憶装置内の保護を必要とする情報を予め決められたメールアドレスへ送出し、送出後に保護を必要とする前記記憶部内の情報の消去を実施する
    情報保護方法。
  10. 請求項6に記載の情報保護方法において、
    (f)受信したメールに基づいて前記記憶部内の保護を解除するステップを更に具備する
    情報保護方法。
  11. 請求項6乃至10のいずれか一項に記載の情報保護方法を、コンピュータに実行させるためのプログラム。
JP2006062272A 2006-03-08 2006-03-08 携帯情報機器 Withdrawn JP2007243526A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006062272A JP2007243526A (ja) 2006-03-08 2006-03-08 携帯情報機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006062272A JP2007243526A (ja) 2006-03-08 2006-03-08 携帯情報機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007243526A true JP2007243526A (ja) 2007-09-20

Family

ID=38588622

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006062272A Withdrawn JP2007243526A (ja) 2006-03-08 2006-03-08 携帯情報機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007243526A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009232255A (ja) * 2008-03-24 2009-10-08 Toshiba Corp 携帯通信端末
JP2010056775A (ja) * 2008-08-27 2010-03-11 Kyocera Corp 携帯通信端末
JP2014179872A (ja) * 2013-03-15 2014-09-25 Chugoku Electric Power Co Inc:The 移動通信端末装置のロック制御方法
JP2019153830A (ja) * 2018-02-28 2019-09-12 株式会社東芝 無線システムおよび無線通信方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009232255A (ja) * 2008-03-24 2009-10-08 Toshiba Corp 携帯通信端末
JP2010056775A (ja) * 2008-08-27 2010-03-11 Kyocera Corp 携帯通信端末
JP2014179872A (ja) * 2013-03-15 2014-09-25 Chugoku Electric Power Co Inc:The 移動通信端末装置のロック制御方法
JP2019153830A (ja) * 2018-02-28 2019-09-12 株式会社東芝 無線システムおよび無線通信方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4571010B2 (ja) 携帯電話機を節電できるip電話システム、情報処理端末および携帯電話機
JP4695040B2 (ja) リモートロックシステムおよび通信端末
JP2004274310A (ja) 移動端末装置
JPWO2005069675A1 (ja) 運転中における電話使用時の電話対策装置及び電話対策方法
CN102447772A (zh) 移动设备通信中的保密
JP5132192B2 (ja) 移動体端末装置
JP2007243526A (ja) 携帯情報機器
JP2005033565A (ja) メールおよびスケジュール機能付き携帯電話
JP3261394B2 (ja) 無線携帯端末装置
JP2006211377A (ja) 無線端末装置
JPH11331366A (ja) 携帯電話機
JP2006215730A (ja) 電子機器
JP2008048082A (ja) 携帯電話装置及びプログラム
JP2007110213A (ja) 携帯電話機、利用者情報管理装置、ワン切り電話着信防止システム・方法・プログラム
JP2006340074A (ja) 携帯通信端末装置
JP2006279506A (ja) 無線通信システム、管理サーバ、移動無線端末および警告モード制御方法
JP2003163971A (ja) 移動無線通信機及びロック処理方法
JP4726736B2 (ja) 移動体通信装置およびこの移動体通信装置の通話機能選択方法
JP2006254161A (ja) リモート操作完了通知方法およびリモート操作システム
JP2008209970A (ja) モバイル端末およびその端末を用いたモバイルシステム
JP2000125026A (ja) 携帯通信端末のデータ設定方法
JP5398752B2 (ja) リモートロックシステム
JP2002305771A (ja) 無線通信システムおよび無線携帯情報端末装置
JP2006019873A (ja) 携帯電話機
JP2004166158A (ja) 移動携帯端末

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20090512