JP2007242712A - 有機電界発光素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】発光効率が高くかつ耐熱性に優れる有機電界発光素子を提供する。
【解決手段】下記式(1)で示されるオクタフェニルキンケフェニル誘導体を有機層中に含む。
Figure 2007242712

(式(1)中、R〜R54は、水素原子、アルキル基等。)
【選択図】なし

Description

本発明は、有機電界発光素子に関する。
有機発光素子、特に電界発光機能を備えた有機電界発光素子(以下、「有機EL素子」と呼ぶことがある)は、次世代平面ディスプレイとして注目されている。この有機電界発光素子を用いることにより、例えば、低消費電力、広視野角、自発光、高速応答性などの特徴を有するフルカラー高解像度ディスプレイの実現が可能である。
従来の有機電界発光素子の発光は、主に蛍光を利用したものであった。すなわち、発光層を挟んで電極を設け、両電極から電子及びホールを注入すると、それらが対電極に向かい、発光層においてある割合で再結合して励起子を生成し、その励起子の励起状態が基底状態に戻るときに発光が生じる。この励起状態には、電子スピンの向きが反平行である一重項励起状態と、電子スピンの向きが平行である三重項励起状態とがある。蛍光はこの一重項励起状態のみが関与する発光形態である。単純な量子力学的推論から、一重項励起状態と三重項励起状態の生成比率は1:3であるので、蛍光を利用した有機電界発光素子の場合には、内部量子効率の最大値は25%となる。つまり、励起状態の75%は発光に使用されないことになる。
さらに、有機電界発光素子に用いられる有機材料の屈折率(n)は約1.6〜1.7であり、また、外部への取り出し効率(ηext)は、古典光学における反射と屈折の法則からηext=1/(2n)≒0.2、つまり20%程度である。そのため、蛍光を利用した有機電界発光素子においては、その外部量子効率は、内部量子効率(25%)×取り出し効率(20%)となり、最大5%程度と見積もられる。
このため、外部量子効率をさらに向上させるためには、励起状態のうち75%を占める三重項励起状態からの発光、すなわち燐光も利用する必要がある。燐光の利用が可能となれば、外部量子効率を最大20%程度まで向上させることができる。
そこで、最近では、燐光型有機EL素子の開発が進められており、燐光型発光材料を用いることで従来の蛍光素子の外部量子効率における理論限界の5%を超え、緑色では外部量子効率が19%にも達する高効率素子が報告されている。
燐光発光を利用した燐光型発光材料の開発は高効率発光の観点から活発に研究がされており、緑色、赤色燐光発光材料については、高い色純度を実現する材料が報告されている。また、青色燐光発光材料についても、これを用いた有機電界発光素子が、例えば、非特許文献1〜4などに報告されている。
さらに、高効率発光のために、燐光発光材料自体の開発だけではなく、発光材料と共に発光層に用いられる、燐光発光材料(ドーパント)のホスト材料の開発も行われている。例えば、特許文献1,2には、青色燐光発光材料(ドーパント)のホスト材料である青色燐光用ホスト材料について報告されている。
安達(Adachi)ら、「Applied Physics Letters(アプライド・フィジックス・レターズ)」、2001年、79巻、pp.2082−2084 ホルムズ(Holmes)ら、「Applied Physics Letters(アプライド・フィジックス・レターズ)」、2003年、82巻、pp.2422−2424 時任(Tokito)ら、「Applied Physics Letters(アプライド・フィジックス・レターズ)」、2003年、83巻、pp.569−571 ホルムズ(Holmes)ら、「Applied Physics Letters(アプライド・フィジックス・レターズ)」、2003年、83巻、pp.3818−3820 特開2003−27048号公報 特開2004−244400号公報
しかしながら、上記非特許文献1〜4に記載されている青色有機電界発光素子の発光効率及び耐熱性は不十分であり、改善が必要であった。特に、上記非特許文献1〜3においてホスト材料として用いられているCBP等のカルバゾール基を含む化合物は、そのガラス転移温度(Tg)が非常に低く、有機電界発光素子の耐久性の低さの大きな原因となっている。
また、上記特許文献1に記載されている青色燐光発光用ホスト材料であるヘキサフェニルベンゼンの薄膜は結晶性が高く凝集し易いため、薄膜の安定性が低く発光効率が非常に低く、他に例示されている化合物も分子量が非常に大きくて真空蒸着が困難な材料を含んでおり、薄膜の安定性も十分ではない。また、上記特許文献2に記載されているホスト材料は、アントラセン環を含む構造上、青色燐光発光用ホスト材料としては十分に機能しない。
また、有機電界発光素子の耐久性を向上させるためには、青色燐光発光材料や青色燐光用ホスト材料だけではなく、有機層に使用される各材料について、薄膜の安定性及び耐熱性に優れることが求められている。
本発明は、発光効率が高くかつ耐熱性に優れる有機電界発光素子である。
本発明は、有機層を備える有機電界発光素子であって、下記式(1)で表されるオクタフェニルキンケフェニル誘導体を前記有機層中に含む。
Figure 2007242712

(式(1)中、R〜R54はそれぞれ独立して、水素原子、アルキル基、ハロゲン化アルキル基、アルコキシ基、及びアリール基から選択される置換基を表す。)
また、前記有機電界発光素子において、前記R〜R54はそれぞれ独立して、水素原子、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4のハロゲン化アルキル基、炭素数1〜4のアルコキシ基、及び炭素数6〜13のアリール基から選択される置換基であることが好ましい。
また、前記有機電界発光素子において、前記R〜R54はそれぞれ独立して、水素原子、炭素数1〜4のアルキル基から選択される置換基であることが好ましい。
また、前記有機電界発光素子において、前記R,R,R,R,R,R,R,R10,R11,R12,R14,R15,R16,R17,R19,R20,R21,R22,R24,R25,R26,R27,R29,R30,31,R32,R34,R35,R36,R37,R39,R40,R41,R42,R44,R45,R46、R47,R49,R50,R51,R52,R53,R54のうちの少なくとも1つが前記アルキル基、ハロゲン化アルキル基、アルコキシ基、及びアリール基から選択される置換基であることが好ましい。
また、前記有機電界発光素子において、前記R〜R54は水素原子であることが好ましい。
また、前記有機電界発光素子において、前記有機層が発光層を含有し、前記式(1)で表されるオクタフェニルキンケフェニル誘導体を前記発光層中に含むことが好ましい。
また、前記有機電界発光素子において、前記発光層は、ホスト材料及びドーパント材料を含有し、前記ホスト材料は、前記式(1)で表されるオクタフェニルキンケフェニル誘導体を含むことが好ましい。
また、前記有機電界発光素子において、前記発光層は、ホスト材料及び燐光発光性のドーパント材料を含有し、前記ホスト材料は、前記式(1)で表されるオクタフェニルキンケフェニル誘導体を含むことが好ましい。
さらに、前記有機電界発光素子において、前記発光層は、ホスト材料及び青色燐光発光性のドーパント材料を含有し、前記ホスト材料は、前記式(1)で表されるオクタフェニルキンケフェニル誘導体を含むことが好ましい。
本発明では、有機層を備える有機電界発光素子において、特定の構造を有するオクタフェニルキンケフェニル誘導体を有機層中に含むことにより、発光効率が高くかつ耐熱性に優れる有機電界発光素子を実現することができる。
本発明の実施形態について以下説明する。
本発明の実施形態に係る有機電界発光素子は、有機層を備え、下記式(1)で表されるオクタフェニルキンケフェニル誘導体を有機層中に含む。式(1)中、R〜R54はそれぞれ独立して、水素原子、アルキル基、ハロゲン化アルキル基、アルコキシ基、及びアリール基から選択される置換基を表す。また、前記R〜R54はそれぞれ独立して、水素原子、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4のハロゲン化アルキル基、炭素数1〜4のアルコキシ基、及び炭素数6〜13のアリール基から選択される置換基であることが好ましく、水素原子、炭素数1〜4のアルキル基から選択される置換基であることがより好ましい。炭素数が多すぎると融点あるいは昇華温度が高くなり真空蒸着しにくくなる、あるいは真空蒸着時に高温まで上げる必要があり分解する可能性があるため、好ましくない。
Figure 2007242712
ここで、炭素数1〜4のアルキル基としては、メチル基、エチル基、直鎖、分岐または環状のプロピル基、直鎖、分岐または環状のブチル基等が挙げられる。炭素数が5以上であると、蒸着温度が高くなり真空蒸着しにくくなる、あるいは真空蒸着時に高温まで上げる必要があり分解する可能性がある、あるいは、アルキル鎖は絶縁性が高いので電子又はホールの伝導性が低くなるため、炭素数4以下であることが好ましい。
炭素数1〜4のアルコキシル基としては、メトキシ基、エトキシ基、直鎖、分岐または環状のプロポキシ基、直鎖、分岐または環状のブトキシ基等が挙げられる。炭素数が5以上であると、蒸着温度が高くなり真空蒸着しにくくなる、あるいは真空蒸着時に高温まで上げる必要があり分解する可能性がある、あるいは、電子又はホールの伝導性が低くなるため、炭素数4以下であることが好ましい。
炭素数1〜4のハロゲン化アルキル基としては、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素等を含むアルキル基であり、化合物の安定性の点からフッ素を含むアルキル基であることが好ましい。具体的には、ハロゲン基を含むメチル基、エチル基、直鎖、分岐または環状のプロピル基、直鎖、分岐または環状のブチル基等であり、トリフルオロメチル基、ペンタフルオロエチル基、2,2,2−トリフルオロエチル基、n−パーフルオロプロピル基、i−パーフルオロプロピル基、n−パーフルオロブチル基、等のフッ化アルキル基が挙げられる。炭素数が5以上であると、蒸着温度が高くなり真空蒸着しにくくなる、あるいは真空蒸着時に高温まで上げる必要があり分解する可能性がある、あるいは、電子又はホールの伝導性が低くなるため、炭素数4以下であることが好ましい。
炭素数6〜13のアリール基としては、例えば、ベンゼン環、ナフタレン環等の下記式で示すいずれかの芳香族環が挙げられる。炭素数が14以上であると、融点あるいは昇華温度が高くなり真空蒸着しにくくなる、あるいは真空蒸着時に高温まで上げる必要があり分解する可能性がある、あるいはホスト材料として用いた場合ドーパントへのエネルギー移動が起こりにくくなるため、炭素数13以下であることが好ましい。
Figure 2007242712
また、上記式(1)で表されるオクタフェニルキンケフェニル誘導体が、上記アルキル基、ハロゲン化アルキル基、アルコキシ基、及びアリール基から選択される置換基を有する場合、フェニル基のオルト位あるいはメタ位がそれらの置換基で置換されることが好ましい。すなわち、上記式(1)において、R,R,R,R,R,R,R,R10,R11,R12,R14,R15,R16,R17,R19,R20,R21,R22,R24,R25,R26,R27,R29,R30,31,R32,R34,R35,R36,R37,R39,R40,R41,R42,R44,R45,R46、R47,R49,R50,R51,R52,R53,R54のうちの少なくとも1つが上記アルキル基、ハロゲン化アルキル基、アルコキシ基、及びアリール基から選択される置換基であることが好ましい。上記置換基がフェニル基のオルト位あるいはメタ位に置換されることにより、その立体障害により分子間のベンゼン環同士が近づくことを防ぎ、薄膜の安定性が増す傾向にある。
また、上記式(1)で表されるオクタフェニルキンケフェニル誘導体の分子量は990〜2000の範囲であることが好ましく、990〜1500の範囲であることがより好ましく、990〜1200の範囲であることがさらに好ましい。分子量が2000を超えると、蒸着膜を形成するときに昇華が困難になる傾向にあるので好ましくない。本実施形態において、有機層として用いるオクタフェニルキンケフェニル誘導体の分子量を特定の範囲内とすることにより、薄膜の形成のし易さ、薄膜安定性及び耐熱性を同時に実現することができるため、好ましい。
本実施形態におけるオクタフェニルキンケフェニル誘導体としては、具体的には、下記式(2)〜(8)で示される化合物が挙げられる。
Figure 2007242712
下記式(9)で示されるヘキサフェニルベンゼンの場合、隣り合うベンゼン環同士がねじれた(回転した)構造をとる。その結果、隣り合うベンゼン環同士で非共役になり、バンドギャップが広い有機材料となると考えられる。しかし、置換基がないヘキサフェニルベンゼンの場合には、薄膜が凝集し易くアモルファス性に乏しい。本実施形態に係るオクタフェニルキンケフェニル誘導体の場合は、ヘキサフェニルベンゼンの2量体に近い構造を有し、薄膜のアモルファス性が高く、分子量がある程度大きいため、このオクタフェニルキンケフェニル誘導体を有機発光素子の有機層、特に発光層に用いることにより、高効率発光が可能で、耐熱性の高い有機発光素子を得ることができる。
Figure 2007242712
また、オクタフェニルキンケフェニル構造において、分子同士の凝集を抑える観点から、オクタフェニルキンケフェニル骨格のフェニル基のオルト位あるいはメタ位に置換基を導入することにより、有機EL素子の有機層に用いるために薄膜化した場合にも、膜の安定性が向上すると考えられる。また、カルバゾール環を含まず、ベンゼン環で分子が構成されているため、バンドギャップが広く、純青色の燐光発光効率が高い有機材料となると考えられる。さらに、ヘキサフェニルベンゼンの2量体に近い構造を有することにより、従来知られている上記特許文献1,2に記載の化合物に比べて、アモルファス性が高く、耐久性が高いという利点がある。
なお、上記式(1)で表されるオクタフェニルキンケフェニル誘導体は、例えば、化合物(10)と、2分子の化合物(11)と、を、ジフェニルエーテル等を溶媒として加熱反応させることにより、以下のような経路で合成することができる。
Figure 2007242712
本実施形態に係る有機電界発光素子において、有機層が発光層を含有し、上記式(1)で表されるオクタフェニルキンケフェニル誘導体を発光層中に含むことが好ましい。また、発光層がホスト材料及びドーパント材料を含有し、ホスト材料は、上記式(1)で表されるオクタフェニルキンケフェニル誘導体を含むことが好ましい。また、発光層がホスト材料及び燐光発光性のドーパント材料を含有し、ホスト材料は、上記式(1)で表されるオクタフェニルキンケフェニル誘導体を含むことが好ましい。さらに、発光層がホスト材料及び青色燐光発光性のドーパント材料を含有し、ホスト材料は、上記式(1)で表されるオクタフェニルキンケフェニル誘導体を含むことが好ましい。これにより、発光効率が高くかつ耐熱性に優れる有機電界発光素子、特に発光効率が高くかつ耐熱性に優れる青色有機電界発光素子を実現することができる。
次に、本実施形態に係るオクタフェニルキンケフェニル誘導体を使用した有機EL素子について説明する。
図1は、有機EL素子の概略断面構造を示す。ガラス、プラスチック等の透明基板10には、ITO(Indium Tin Oxide)等を用いて透明電極12が形成される。透明電極12は、ここでは陽極として機能する。透明電極12上には少なくとも1層の有機層20が形成されている。
有機層20は、少なくとも発光層24を備え、用いる有機化合物の機能等によって層構造が異なる。発光層の単層構造の他、正孔輸送層/発光層、発光層/電子輸送層、正孔輸送層/発光層/電子輸送層、等の多層構造を採用することが可能である。本実施形態では、透明電極12側から順に、正孔輸送層22/発光層24/正孔ブロック層26/電子輸送層28が積層されている。
有機層20上には、金属電極14が形成されている。金属電極14は、ここでは陰極として機能する。この金属電極14は、例えば、図1に示すようにLiF層(電子注入層)とAl電極等との積層体により構成することができる。また、Al電極の単独層により金属電極14を構成することもできる。また、Alの他にも、例えば、Mg−Ag合金、Al−Li合金等を使用することができる。また、図示しないが、透明電極12と正孔輸送層22との間には銅フタロシアニン(CuPc)、スターバーストアミン、バナジウム酸等を用いて正孔注入層を形成してもよい。
本実施形態では、以上のような構成の有機EL素子において上記式(1)で示されるオクタフェニルキンケフェニル誘導体を用いる。このオクタフェニルキンケフェニル誘導体は、正孔注入層、正孔輸送層、発光層、正孔ブロック層、電子輸送層、電子注入層等の有機薄膜用の材料として用いることができるが、発光層、正孔ブロック層、電子輸送層の材料として好ましく使用することができ、特に発光層の材料として好ましく使用することができる。ここで、前記オクタフェニルキンケフェニル誘導体は、高効率な蛍光発光または燐光発光が可能であり、この化合物を発光材料として用いることで高効率の蛍光発光型有機EL素子または高効率の燐光発光型有機EL素子を実現することができる。特に、燐光発光型有機EL素子の発光層の材料として用いると、高効率の素子を実現することができるのでより好ましい。前記オクタフェニルキンケフェニル誘導体は、単独で発光層24の材料として用いることもできるが、発光効率、駆動電力の低減、発光色の色純度向上等の観点より、ホスト材料として用いて、ドーパント材料を所定量ドープして発光層24とすることが好ましい。
次に、上記オクタフェニルキンケフェニル誘導体と共に有機EL素子の有機層20に使用可能な材料の例を説明する。まず、発光層24のホスト材料として、このオクタフェニルキンケフェニル誘導体を用いる場合に、ドーパント材料としては、青色燐光用としては例えば下記式(12),(13)に示されるような化合物が挙げられる。緑色燐光用としては例えば下記式(14)に示されるような化合物が挙げられる。赤色燐光用としては例えば下記式(15)に示されるような化合物が挙げられる。青色蛍光用としては例えば下記式(16)に示されるような化合物が挙げられる。
Figure 2007242712
ここで、上記式(12)に示される化合物は、FIrpic(Iridium(III)bis(2-(4,6-difluorophenyl)pyridinato-N,C2')picolinate)、上記式(13)に示される化合物は、FIr6(Bis(4',6'-difluorophenylpyridinato)tetrakis(1-pyrazolyl)borate)、上記式(14)に示される化合物は、Ir(ppy)(tris(2-phenylpyridine) iridium(III))、上記式(15)に示される化合物は、Ir(piq)(tris(2-phenylisoquinoline) iridium (III))、上記式(16)に示される化合物は、Bis[4-(N,N-diphenylamino)styryl]-9,10-Anthraceneである。
また、正孔輸送層22に用いる材料としては、正孔輸送機能を備えていれば特に限定されないが、例えば、トリフェニルアミンの多量体を使用することができ、一例としては、下記式(17)に示すα−NPD(4,4'-Bis[N-(1-naphthyl)-N-phenyl-amino]biphenyl)、下記式(18)に示すTPTE(triphenylamine tetramer)を使用することができる。
Figure 2007242712
また、電子輸送層28に用いる材料としては、電子輸送機能を備えていれば特に限定されないが、例えば、下記式(19)に示すアルミキノリノール錯体(Alq:Tris(8-hydroxyquinolinato)aluminum(III)))を使用することができる。
Figure 2007242712
ところで、発光層24のホスト材料として用いる上記オクタフェニルキンケフェニル誘導体は、ハイポーラ性を有することが多い。発光層24のホスト材料としてハイポーラ性の化合物を用いる場合、発光層24から電子輸送層28に正孔が流れ出てしまうことを防止するために発光層24と電子輸送層28との間に正孔ブロック層26を形成することが好適である。電子輸送層28にAlq等を用いている場合に電位輸送層28に正孔が流れ込むことでこのAlq等が発光したり、正孔を発光層に閉じ込めることができずに発光効率が低下するなどといった問題を防止することができる。正孔ブロック層26に用いる材料としては、下記式(20)に示すTPBI(2,2',2''-(1,3,5-phenylene)tris[1-phenyl-1H-benzimidazole)や、下記式(21)に示すバソクプロイン(BCP)や、下記式(22)に示すBAlq(Aluminum(III)bis(2-methyl-8-quinolinato) 4-phenylphenolate)等を挙げることができる。
Figure 2007242712
次に、上記オクタフェニルキンケフェニル誘導体を燐光発光のためのホスト材料として用いた有機EL素子の発光原理について説明する。
陽極として機能する透明電極12と、陰極として機能する金属電極14から、正孔及び電子を有機層20に注入すると、正孔は正孔輸送層22を介して、電子は電子輸送層28及び正孔ブロック層26を介して輸送され、発光層24に到達し、正孔と電子は再結合する。この正孔と電子の再結合により、まず発光層24中のホスト材料である前記オクタフェニルキンケフェニル誘導体が励起状態となる。前述したように、この励起状態は、一重項励起状態が25%、三重項励起状態が75%となっていると考えられる。このような割合のホスト材料の励起エネルギーは、ドーパント材料に移動し、ドーパント材料は、それぞれ一重項励起状態及び三重項励起状態となる。ドーパント材料の一重項励起状態は、さらに三重項励起状態に移動し、最終的に三重項励起状態からの燐光発光が主となる。これによって、発生した励起状態のエネルギーのほぼ全てが発光エネルギーとして使用されることになる。
本実施形態においては、上記オクタフェニルキンケフェニル誘導体をホスト材料として使用すると、併用する燐光発光用ドーパント材料、例えば式(12)〜式(15)として例示した材料、に応じて、青色、緑色、赤色の各燐光発光を高色純度、高効率で得ることができる。また、前記オクタフェニルキンケフェニル誘導体のオクタフェニルキンケフェニル骨格上の置換基を変更することによって、オクタフェニルキンケフェニル誘導体のバンドギャップの幅(吸収波長)を調整することができ、青色、緑色、赤色の各燐光発光用ドーパント材料に最適化したホスト材料を設計することができる。特に、このオクタフェニルキンケフェニル誘導体は従来十分な耐久性が得られていなかった青色燐光発光のホスト材料と比較して、極めて優れた青色燐光発光のホスト材料として使用することができる。
また、ここでは、前記オクタフェニルキンケフェニル誘導体を燐光発光のためのホスト材料として使用した例を説明したが、蛍光発光用のホスト材料として使用することもできる。併用する蛍光発光用ドーパント材料、例えば式(16)として例示した材料、に応じて、青色、緑色、赤色の蛍光発光を高色純度、高効率で得ることができる。特に、このオクタフェニルキンケフェニル誘導体は青色の蛍光発光用のホスト材料として好適に使用することができる。
本実施形態に係る有機EL素子は、表示素子,コンピュータ,テレビ,携帯電話,デジタルカメラ,PDA,カーナビゲーション等のディスプレイ、バックライト等の光源、照明、インテリア、標識、交通信号機、看板などに好適に使用することができる。
以下、実施例および比較例を挙げ、本発明をより具体的に詳細に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
(合成例1)
<2’,3’,5’,6’,2’’’,3’’’,5’’’,6’’’−オクタフェニルキンケフェニル(Octaphenylquinquephenyl)の合成>
下記式(23)に示す1,4−ビス(フェニルエチニル)ベンゼン 1.0g(3.6mmol)、下記式(24)に示す2,3,4,5−テトラフェニルシクロペンタジエノン 2.9g(7.5mmol)をジフェニルエーテル5mLに添加し、窒素雰囲気下、220℃で48時間撹拌し、反応させた。メタノール100mLを反応液中に加え、析出した沈殿物を吸引ろ過した。得られた固体をニトロベンゼンで再結晶することにより、下記式(2)に示す目的物2’,3’,5’,6’,2’’’,3’’’,5’’’,6’’’−オクタフェニルキンケフェニル(以下、単に「オクタフェニルキンケフェニル」と呼ぶ。)を乳白色結晶として3.27g(収率91.9%)得た。構造はNMR及びMASSスペクトルにより確認した。
Figure 2007242712
〔化合物(2)〕
融点:>300℃
H−NMR(CDCl):6.90−6.89(m,12H),6.83−6.80(m,18H),6.74−6.72(m,12H)、6.68−6.66(m,8H),6.26(s,4H)ppm
MALDI−TOF MASS:M=990
(実施例1)
<青色用燐光発光有機電界発光素子の作製及び評価>
ガラス基板上にITOの透明電極を150nmの膜厚で形成し、有機洗浄、純水洗浄、乾燥、UVオゾン処理を行った。その基板を直ちに真空チャンバへ導入後、ArとOのプラズマ処理を行った。
真空蒸着(真空度5×10−7Torr;1Torr≒133Pa)により、上記式(17)で示すα−NPDを30nm堆積して、正孔輸送層を形成した。次に、発光層のホスト材料として上記式(2)で示したオクタフェニルキンケフェニルを用い、ドーパント材料(水色燐光材料)として上記式(12)で示すイリジウム錯体(FIrpic)が7.6重量%の割合となるように同時蒸着して発光層を50nmの厚さに形成した。
さらに、上記式(20)で示すTPBIを用いて正孔ブロック層を20nm堆積し、電子輸送層として上記式(19)で示すAlqを30nm堆積した。さらにこの後、電子注入層としてLiF層を0.5nm、金属電極としてAlを150nm蒸着した。以上により素子部を得た。
このような素子部の形成された基板を連続して(in-situ)高真空に排気したチャンバへ搬送し、そのチャンバを孤立系にした後、1気圧の高純度窒素で置換した。その後、紫外線硬化樹脂を用いて封止ガラスの端部を端子部は透明電極と、端子部以外はガラス基板の素子形成側表面に接着し、UVランプを用いて紫外線をこの樹脂部に照射し、素子部を密封した。
このようにして得られた有機EL素子に直流電流を印加し、連続駆動させてその発光効率及び発光スペクトルの測定を行った。外部量子効率は最大8.8%に到達し、1,000cd/mの高輝度においても7.5%程度を維持した。この素子の発光スペクトルを図2に示す。472nmの青色ピークがメインピークとなっており、水色燐光材料(FIrpic)からの発光が得られていることがわかる。
<蒸着膜の安定性評価>
石英基板上に、真空蒸着(真空度5×10−7Torr;1Torr≒133Pa)により、上記式(2)で示したオクタフェニルキンケフェニルの層を100nmの厚さに形成した。この薄膜を形成した基板を室温下、大気中で放置したが、3ヶ月経過後も膜質の変化はなく良好であった。また、ITO付きガラス基板上でも同様の結果が得られた。
(比較例1)
<青色用燐光発光有機電界発光素子の作製及び評価>
ホスト材料を上記式(9)で示したヘキサフェニルベンゼン(融点:>300℃)に代えた以外は、実施例1と同様にして有機EL素子を構成した。しかし、電流が筒抜けになり、素子は発光せず、実施例1より劣るものであった。ヘキサフェニルベンゼンのHOMOレベル(6.0eV)、LUMOレベルは、オクタフェニルキンケフェニルと大きく異ならないことから、ヘキサフェニルベンゼン薄膜のアモルファス性が悪いことが原因であると考えられる。
<蒸着膜の安定性評価>
また、上記式(9)で示したヘキサフェニルベンゼンに代えた以外は、実施例1と同様にして石英基板上に薄膜を形成した。この薄膜は、成膜直後は透明であったが1日経過後には白濁化が観察された。また、ITO付きガラス基板上では、成膜直後から白濁化が観察された。
(比較例2)
<青色用燐光発光有機電界発光素子の作製及び評価>
ホスト材料を下記式(25)で示したCBP(融点:281℃、ガラス転移温度:室温以上で観測されない)に代えた以外は、実施例1と同様にして有機EL素子を構成した。水色燐光材料(FIrpic)からの青色発光が確認された。外部量子効率は最大7.4%、1,000cd/mの高輝度においては6.8%であり、実施例1より劣るものであった。
Figure 2007242712
<蒸着膜の安定性評価>
また、上記式(25)で示したCBPに代えた以外は、実施例1と同様にして石英基板上に薄膜を形成した。この薄膜を形成した基板を室温下、大気中で放置したところ、1週間経過後に基板上で白濁する様子が観察された。
(実施例2)
<青色用燐光発光有機電界発光素子の作製及び評価>
ガラス基板上にITOの透明電極を150nmの膜厚で形成し、有機洗浄、純水洗浄、乾燥、UVオゾン処理を行った。その基板を直ちに真空チャンバへ導入後、ArとOのプラズマ処理を行った。
真空蒸着(真空度5×10−7Torr;1Torr≒133Pa)により、上記式(17)で示すα−NPDを30nm堆積して、正孔輸送層を形成した。次に、発光層のホスト材料として上記式(2)で示したオクタフェニルキンケフェニルを用い、ドーパント材料(純青色燐光材料)として上記式(13)で示すイリジウム錯体(FIr6)が7.2重量%の割合となるように同時蒸着して発光層を50nmの厚さに形成した。
さらに、上記式(20)で示すTPBIを用いて正孔ブロック層を20nm堆積し、電子輸送層として上記式(19)で示すAlqを30nm堆積した。さらにこの後、電子注入層としてLiF層を0.5nm、金属電極としてAlを150nm蒸着した。以上により素子部を得た。
このような素子部の形成された基板を連続して(in-situ)高真空に排気したチャンバへ搬送し、そのチャンバを孤立系にした後、1気圧の高純度窒素で置換した。その後、紫外線硬化樹脂を用いて封止ガラスの端部を端子部は透明電極と、端子部以外はガラス基板の素子形成側表面に接着し、UVランプを用いて紫外線をこの樹脂部に照射し、素子部を密封した。
このようにして得られた有機EL素子に直流電流を印加し、連続駆動させてその発光効率及び発光スペクトルの測定を行った。注入電流密度11mA/cmにおいて外部量子効率は最大1.3%に到達した(243.8cd/m、17.27V)。この素子の発光スペクトルを図3に示す。457nmの青色ピークがメインピークとなっており、青色燐光材料(FIr6)からの純度の良い発光が得られていることがわかる。
(比較例3)
<青色用燐光発光有機電界発光素子の作製及び評価>
ホスト材料を上記式(9)で示したヘキサフェニルベンゼンに代えた以外は、実施例2と同様にして有機EL素子を構成した。青色燐光材料(FIr6)からの青色発光が確認された。外部量子効率は最大0.1%であり、実施例2より劣るものであった。ヘキサフェニルベンゼンのHOMOレベル(6.0eV)、LUMOレベルは、オクタフェニルキンケフェニルと大きく異ならないことから、ヘキサフェニルベンゼン薄膜のアモルファス性が悪いことが原因であると考えられる。
(比較例4)
<青色用燐光発光有機電界発光素子の作製及び評価>
ホスト材料を上記式(25)で示したCBPに代えた以外は、実施例2と同様にして有機EL素子を構成した。この素子の発光スペクトルを図4に示す。青色燐光材料(FIr6)からの青色発光の他に、発光層以外(おそらくα−NPD由来)の発光スペクトルも観察された。外部量子効率は最大0.5%(102.2cd/m、10.36V)であり、実施例2より劣るものであった。
以上の結果をまとめて表1に示す。実施例1,2のオクタフェニルキンケフェニルは、比較例1,3のヘキサフェニルベンゼンに比べて、外部量子効率に優れ、蒸着膜の保存性も良好であった。これは、ヘキサフェニルベンゼンに比べ、蒸着膜の安定性が向上し、効率良くホスト材料のエネルギーがドーパント材料(FIrpic、FIr6)に移動するためと考えられる。
また、実施例1,2のオクタフェニルキンケフェニルは、比較例2,4のCBPに比べて、外部量子効率に優れ、蒸着膜の保存性も良好であった。これは、CBPよりもPLスペクトルが短波長化しており、効率良くホスト材料のエネルギーがドーパント材料(FIrpic、FIr6)に移動するためと考えられる。具体的には、CBPは1ヶ月後には凝集する部分が観察されるが、オクタフェニルキンケフェニルは3ヶ月間以上薄膜がアモルファス性を保っていた。
Figure 2007242712
このように、発光層の青色燐光発光用ホスト材料としてオクタフェニルキンケフェニル誘導体を用いることにより、ヘキサフェニルベンゼン、CBPに比べ、外部量子効率が向上した。特に、ドーパントである水色燐光材料との組み合わせにより、高効率の燐光発光が得られ、純青色燐光材料との組み合わせにより、純度の高い青色燐光発光が得られた。また、オクタフェニルキンケフェニル誘導体を用いることにより、形成した薄膜の安定性も向上した。
本発明の実施形態に係る有機電界発光素子の概略構成を示す図である。 実施例1の素子の発光スペクトルを示す図である。 実施例2の素子の発光スペクトルを示す図である。 比較例4の素子の発光スペクトルを示す図である。
符号の説明
10 透明基板、12 透明電極(陽極)、14 金属電極(陰極)、20 有機層、22 正孔輸送層、24 発光層、26 正孔ブロック層、28 電子輸送層。

Claims (9)

  1. 有機層を備える有機電界発光素子であって、
    下記式(1)で表されるオクタフェニルキンケフェニル誘導体を前記有機層中に含むことを特徴とする有機電界発光素子。
    Figure 2007242712

    (式(1)中、R〜R54はそれぞれ独立して、水素原子、アルキル基、ハロゲン化アルキル基、アルコキシ基、及びアリール基から選択される置換基を表す。)
  2. 請求項1に記載の有機電界発光素子であって、
    前記R〜R54はそれぞれ独立して、水素原子、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4のハロゲン化アルキル基、炭素数1〜4のアルコキシ基、及び炭素数6〜13のアリール基から選択される置換基であることを特徴とする有機電界発光素子。
  3. 請求項1に記載の有機電界発光素子であって、
    前記R〜R54はそれぞれ独立して、水素原子、炭素数1〜4のアルキル基から選択される置換基であることを特徴とする有機電界発光素子。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の有機電界発光素子であって、
    前記R,R,R,R,R,R,R,R10,R11,R12,R14,R15,R16,R17,R19,R20,R21,R22,R24,R25,R26,R27,R29,R30,31,R32,R34,R35,R36,R37,R39,R40,R41,R42,R44,R45,R46、R47,R49,R50,R51,R52,R53,R54のうちの少なくとも1つが前記アルキル基、ハロゲン化アルキル基、アルコキシ基、及びアリール基から選択される置換基であることを特徴とする有機電界発光素子。
  5. 請求項1に記載の有機電界発光素子であって、
    前記R〜R54は水素原子であることを特徴とする有機電界発光素子。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の有機電界発光素子であって、
    前記有機層が発光層を含有し、前記式(1)で表されるオクタフェニルキンケフェニル誘導体を前記発光層中に含むことを特徴とする有機電界発光素子。
  7. 請求項6に記載の有機電界発光素子であって、
    前記発光層は、ホスト材料及びドーパント材料を含有し、
    前記ホスト材料は、前記式(1)で表されるオクタフェニルキンケフェニル誘導体を含むことを特徴とする有機電界発光素子。
  8. 請求項6に記載の有機電界発光素子であって、
    前記発光層は、ホスト材料及び燐光発光性のドーパント材料を含有し、
    前記ホスト材料は、前記式(1)で表されるオクタフェニルキンケフェニル誘導体を含むことを特徴とする有機電界発光素子。
  9. 請求項6に記載の有機電界発光素子であって、
    前記発光層は、ホスト材料及び青色燐光発光性のドーパント材料を含有し、
    前記ホスト材料は、前記式(1)で表されるオクタフェニルキンケフェニル誘導体を含むことを特徴とする有機電界発光素子。
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