JP2007241987A - 交通情報生成方法及び交通情報生成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】プローブデータによる可変リンクを用いて、プローブ情報を有効に活用し、旅行時間等の交通情報を精度良く算出可能にする。
【解決手段】位置およびその計測時間の配列によって構成されるプローブデータを用いて、交通情報を生成するものであって、プローブデータを受信し(ST1)、混雑指標情報の判定時間間隔を決定し(ST2)、この判定時間間隔単位にプローブデータを時間的に分割し(ST3)、この分割単位ごとに交通混雑指標値を判定する(ST4)。そして、分割単位で、判定時間間隔に該当する道路区間を地図上にマッピングすることによって道路区間(空間成分)を地図上に特定し、該当道路区間の交通情報を生成する(ST5)。
【選択図】図10
【解決手段】位置およびその計測時間の配列によって構成されるプローブデータを用いて、交通情報を生成するものであって、プローブデータを受信し(ST1)、混雑指標情報の判定時間間隔を決定し(ST2)、この判定時間間隔単位にプローブデータを時間的に分割し(ST3)、この分割単位ごとに交通混雑指標値を判定する(ST4)。そして、分割単位で、判定時間間隔に該当する道路区間を地図上にマッピングすることによって道路区間(空間成分)を地図上に特定し、該当道路区間の交通情報を生成する(ST5)。
【選択図】図10
Description
本発明は、ドライバーに対して道路の混雑状況などの交通情報を提供する交通情報提供システムに関し、特にセンター側からの高精度な交通情報を端末に提供する際の交通情報生成方法と生成装置に関する。
従来、この種の道路交通情報提供方法に際して、図25(a)に示すように所定区間における道路リンクが設定されている。たとえば、道路上の所定区間に各リンクを設定し、当該リンクを使って運転者に対して道路の混雑状況などの交通情報を提供する路車間情報システム(VICSリンクにおける交通情報提供システム)が知られている。図25(a)に示す各リンクに車両が通行し、各リンクの通過時間等を計測することで、リンク間における車両の走行速度が算出され、その区間内の速度により、閑散、混雑、渋滞が示される(表示される)。すなわち、従来の方法ではリンク間の旅行時間によって、渋滞情報が判定される。
上述した道路交通情報提供方法では、路上センサは道路上で固定的に設置されるため、交通情報が発生する場所は固定される。情報提供する区間もリンクにより固定されるため、ある意味、必要十分といえる。
しかしながら、プローブデータによる交通情報の提供システムでは、さまざまな場所で突発的に情報が発生し、図25(b)に示すようにプローブカーが走行した場合にはリンク番号がふられていない道路や、リンク5上の走行軌跡のように、固定リンク以外で情報が発生した場所(一部区間を途中から走行する等)では、図25(c)に示すように、ある区間では交通情報の収集が不可能な区間が生じ、交通情報の表現や提供が出来ない問題があった。
つまり、固定リンクを使った交通情報生成方式では、路上センサを道路上で固定的に設置した場合、交通情報が発生する場所は固定された範囲である。この範囲の情報は提供できるが、プローブデータの場合は、様々な場所でAd-hoc/Dynamicに(動的に/臨機応変に)情報が発生(全ての道路で発生しうる)するため、従来の固定リンクを使った交通情報生成方式では、固定リンク以外で発生した情報は、表現、提供ができない。
また、VICSリンク(固定リンク)では、1つの道路区間で表現できる交通混雑情報は一つであり、実際の交通流では、直進の交通流と、右左折待ち行列の交通流、駐車場待ちの行列の交通流など、1つの道路区間に複数の交通流が混在しうるため、その区間の詳細な交通情報が提供できない。
また、リンク長が場所により固定化されてしまうため、リンクが長くかつ、混雑している場合はプローブ車載機がリンクを完走するまでに時間を要し、情報鮮度がリンク長と混雑状況に左右される。すなわち、精度(あるべき代表値からの差異)が場所と混雑状況によりまちまちとなる。すなわち、固定リンクでは、リンク長(=詳細度)が固定化されているため、精度と鮮度のレベルがリンクごとにばらつきが生ずる可能性がある。
そこで、本発明では上記の課題の解決に当たり、従来の固定リンクによるものではなく、プローブデータに基づく可変リンクを用いて、プローブ情報を有効に活用し、旅行時間等の交通情報を精度良く算出可能なようにした交通情報生成方法及び装置を提供する。
なお、ここで交通情報とは、位置参照情報(場所を表す情報)及び混雑指標情報(混雑状況を表す情報)を含むものと定義する。
本発明の交通情報生成方法は、位置情報および当該位置情報に対応する計測時間の配列によって構成されるプローブデータを用いて、交通情報を生成する交通情報生成方法であって、所定の道路区間を走行するプローブカーからプローブデータを取得するステップと、前記プローブデータ中の計測時間を基準として、複数のセグメントデータを生成するステップと、前記複数のセグメントデータの各々について交通混雑指標値を決定するステップと、前記セグメントデータ各々の位置情報を基準とした道路区間を地図上で位置特定することによって、前記プローブデータの交通情報を生成するステップと、を備える。
これにより、生成できる交通情報のばらつき(交通情報精度または信頼性)およびリアルタイム性が混雑状況によらず均質化できる。
また、判定時間周期(τ)を変更することにより、リアルタイム性と交通情報精度(信頼性)、および情報の詳細度の間のトレードオフを変更可能である。
また、前記交通混雑指標値は、前記各セグメントデータに対応した道路区間におけるプローブカーの旅行時間と、渋滞度と、平均速度のうちの少なくとも一つであってよい。
また、前記各セグメントデータの生成にあたって、交通混雑指標値の目標誤差、または目標遅れ時間、または目標空間詳細度のうちの少なくとも一つによって前記プローブデータを等時間間隔に分割することによって決定することができる。
また、前記等時間間隔を、道路区間の信号制御サイクルによって決定することもできる。
また、前記等時間間隔は、対象道路区間で収集したプローブデータ数によって決定することができる。
これにより、ばらつきに変化は無いが、情報の詳細度(Resolution)とリアルタイム(鮮度)性が向上する。
また、台数に応じて、判定時間周期(τ)を変更することにより、リアルタイム性・情報詳細度と交通情報精度(信頼性)の間のトレードオフを変更可能となる。
また、前記等時間間隔は、プローブデータ数が多いほど短くしてもよい。すなわち、プローブデータの数が多いほど、リアルタイム性の向上が図られる。
更に、特定のプローブカーについて決定された前記交通混雑指標値と、予め設定された所定の規定値との差が所定の値以上である場合、前記規定値を前記交通混雑指標値とみなすこともできる。例えば、プローブカーの中に速度違反車があった場合や、信号制御の関係で順調に連続青信号をプローブカーが走行し、非常に早い値となった場合は、法定速度等に基づく規定値を提供することが望ましいからである。
また、特定のプローブカーが前記所定の道路区間中の交差点を右左折する場合、前記交通混雑指標値としての右左折待ち時間を生成することもできる。交差点での右折が異常に早い時間で通過する場合、通常の信号サイクルの時間を活用するか、または通過時間に所定時間を加算して、これを判定値にすることが望ましいからである。
また、前記所定の道路区間を走行するプローブカーが通常に走行した区間と、前記走行した区間に隣接したプローブカーが停止または所定の速度以下となった区間とを含めた区間を、判定区間の最小単位として前記交通混雑指標値を決定することもできる。このようにすれば、都市部の走行における信号制御の影響等、特定のプローブデータに特異なデータに左右されることなく、実情を反映した指標値を決定することができる。
さらに本発明は、位置情報および当該位置情報に対応する計測時間の配列によって構成されるプローブデータを用いて、交通情報を生成する交通情報生成装置を提供し、当該装置は、所定の道路区間を走行するプローブカーからプローブデータを取得するプローブデータ受信部と、前記プローブデータ中の計測時間を基準として、複数のセグメントデータを生成する判定時間決定部と、前記複数のセグメントデータの各々について交通混雑指標値を決定する混雑指標決定部と、前記セグメントデータ各々の位置情報を基準とした道路区間を地図上で位置特定することによって、前記プローブデータの交通情報を生成する道路区間判定部と、を備える。
また、本発明の交通情報活用装置は、交通情報生成装置から交通情報を受信する交通情報受信部と、受信した交通情報をデジタル地図データベースを用いて再現する交通情報再現部と、再現した交通情報を表示する表示部とを備えた交通情報活用装置であり、交通情報生成部からの交通情報を受信して、新鮮且つ高精度な情報を表示することが出来る。
更に本発明は、上記交通情報生成方法をコンピュータに実行させるプログラムを含む。
本発明では、規定時間で走行した距離から、交通混雑情報(交通混雑指標値)を生成(空間的な位置は、規定時間の開始・終了時刻までの走行軌跡を地図上にマッピング/特定)するため、以下の効果がある。
・生成できる交通情報のばらつき(交通情報精度または信頼性)およびリアルタイム性が混雑状況によらず均質化できる。
・判定時間周期(τ)を変更することにより、リアルタイム性と交通情報精度(信頼性)の間のトレードオフを変更可能である。
・判定時間周期(τ)を変更することにより、リアルタイム性と交通情報精度(信頼性)の間のトレードオフを変更可能である。
プローブ台数が多い場合は、さらに、
・ばらつき(交通情報精度もしくは信頼性)一定とする場合、判定時間周期(τ)を短くできる。すなわち、ばらつきに変化は無いが、情報の詳細度(Resolution)とリアルタイム性が向上する。
・台数に応じて、判定時間周期(τ)を変更することにより、リアルタイム性・情報詳細度と交通情報精度(信頼性)の間のトレードオフを変更可能である。
・ばらつき(交通情報精度もしくは信頼性)一定とする場合、判定時間周期(τ)を短くできる。すなわち、ばらつきに変化は無いが、情報の詳細度(Resolution)とリアルタイム性が向上する。
・台数に応じて、判定時間周期(τ)を変更することにより、リアルタイム性・情報詳細度と交通情報精度(信頼性)の間のトレードオフを変更可能である。
まず、本発明の基本的な概念を、図面を用いて説明する。本発明の基本的な概念は、以下の(1)〜(3)の事項に基づいている。
(1)プローブデータが発生した任意の道路で、Ad-hoc/Dynamicに(動的に/臨機応変に)渋滞判定リンクを生成する。生成した情報の蓄積/情報交換には、座標列を含む道路形状情報(道路特定情報)による提供方法を用いる。
(2)1つの道路区間に複数の交通流(直進/右折/左折等)が発生した場合、1つの道路区間に複数の渋滞判定リンクを生成する。
(3)プローブデータの収集状況に合わせて、Ad-hoc/Dynamicに渋滞判定リンクを最適化する。
(1)〜(3)の事項各々について、更に具体的に述べると、平均速度とサンプル台数により、渋滞判定リンク長(=情報の空間的詳細度)を最適化し、情報品質の3要素(精度・鮮度・詳細度)のバランスをとりながら、渋滞判定リンクを生成する。たとえば、精度と鮮度のレベルを揃えるように、リンク長(=詳細度)の方を変化させる。少数のプローブデータから、代表化した混雑状況を推定するためのアプローチとして、複数のプローブデータの平均化及び、空間的な平滑化(走行軌跡をマクロに見ると、個体差は吸収される)を図る。
なお、プローブデータは固定リンク以外のエリアもカバーできる一方で、特に少ない情報の場合、情報のばらつきが存在する。
図1に示すグラフは、所定の道路区間を走行するのに費やした旅行時間と、車両別の当該旅行時間の発生頻度を、統計上概念的に示したものである。このように、旅行時間を含むプローブデータには不可避的に車両ごとのばらつきが生ずることとなる。すなわち、プローブデータは、1台ごとのデータであり、「真値」からのばらつきをもつため、個別車両1台の情報でしかなく、特定のプローブカーのプローブデータが、図1に示すようなグラフのどこに位置づけられるデータなのかわからない。尚、ここでの「真値」とは、個別車両の走行実績ではなく、交通管制システムで提供するような、万人向けの、“その道路区間の交通流を代表化した”混雑状況を指す。代表化した混雑状況を求めるには、通常は多数の個別車両の情報が必要になる。
この影響(特定のプローブカーの特異なプローブデータ)で、閑散・混雑・渋滞の判定結果にばらつきが生ずることが多くなることが考えられる。主な原因は、信号停止位置、ドライバーの運転特性、判定区間長、混雑度、台数等により、交通情報の精度(信頼性)が変わることにある。たとえば、図1で示した(1)の「クレンジングされるべきデータ」とは、他の車両とは異なり、極めて高速に移動した車両の情報であり、(2)の「クレンジングされるべきデータ」とは、停止、立寄り等をした車両の情報である。これら(1)、(2)のデータは、真値からは遠く、交通情報の生成にあたっては、クレンジング(削除)されるべきデータと考えられるが、対象のプローブカーがこのようなデータを持つ場合、このプローブカーは実際の交通状態を的確に反映していないと考えられる。
図4は上述のような問題点を表わすグラフである。このグラフは固定されたVICSリンクによる渋滞判定値[km/h]と、実際の旅行時間[sec/15m]の双方を示す。渋滞判定値は、0〜10km/hが「渋滞」、10〜20km/hが「混雑」、20km/h〜が「閑散」、と区分けされている。
本例では、実際には「混雑」の状態でも、一部のVICSリンクにおいては「閑散」と判定され(3.0km付近)、実際には「渋滞」の状態でも、一部のVICSリンクにおいては「閑散」と判定される等(4.5〜6.0km付近)、プローブカーにより得られた情報の実際の状態からの乖離(ふらつき)が生じている。
そこで、本発明においては、VICSリンクのような場所的に固定された固定リンクではなく、場所が変動可能ないわゆる「可変リンク」を用いることにより、上記の課題を克服することにしている。すなわち、道路中の所定の道路区間を走行するプローブカーからプローブデータを取得し、当該プローブデータを所定の時間間隔に改めて分割する。そして、分割した時間の単位のデータ(セグメントデータ)で交通状態を判定し、交通情報を生成する。
このような可変リンクを用いるに際しても、誤差を少なくさせることが好ましいが、経験則上、可変リンクで使用するプローブデータの誤差については、図2(a)及び図2(b)の概念図で示したように以下の知識が得られている。
・プローブカーで計測した旅行時間は、「平均旅行時間(真値)」と「ばらつき」を内在する。
・「ばらつき」は「信号制御によるバラツキΔTs」と「車群拡散によるばらつきΔTd
」で構成される。
・都市部においては、「信号制御によるばらつきΔTs」が、ばらつき全体のほとんどを
占める。
・「信号制御によるばらつきΔTs」は、走行距離に依存せず、ほぼ一定である。
・「信号制御によるばらつきΔTs」は、混雑度にも依存せず、ほぼ一定である。
・プローブカーで計測した旅行時間は、「平均旅行時間(真値)」と「ばらつき」を内在する。
・「ばらつき」は「信号制御によるバラツキΔTs」と「車群拡散によるばらつきΔTd
」で構成される。
・都市部においては、「信号制御によるばらつきΔTs」が、ばらつき全体のほとんどを
占める。
・「信号制御によるばらつきΔTs」は、走行距離に依存せず、ほぼ一定である。
・「信号制御によるばらつきΔTs」は、混雑度にも依存せず、ほぼ一定である。
以上の経験則が妥当な場合、ある所定の道路区間での混雑度とばらつきの関係について以下のことが言える。
・渋滞・旅行時間の判定区間が長いほど、誤差率は小さい(短いほど誤差率は大きい)。
・判定区間長が同じである場合、混雑しているほど、誤差率は小さい。
・サンプリング台数が多いほど、(ばらつきが相殺されるため)誤差は小さい
・渋滞・旅行時間の判定区間が長いほど、誤差率は小さい(短いほど誤差率は大きい)。
・判定区間長が同じである場合、混雑しているほど、誤差率は小さい。
・サンプリング台数が多いほど、(ばらつきが相殺されるため)誤差は小さい
すなわち、生成する交通情報の誤差状況は、判定区間長・混雑度合い・サンプル台数に依存することが把握される。
このことから、渋滞判定は、図8に示すように、誤差率がばらつきがちとなる距離で判定するよりも、時間で区切って判定した方が良いと考えられる。すなわち、τ:渋滞判定周期(判定時間周期)とし、τ単位に渋滞判定を行うと、誤差率(ばらつき)ER=(Δ
Ts+ΔTd)/τ≒ΔTs/τ≒一定 となり、プローブデータの誤差率を一定として
把握することが可能となるからである。この場合、図8の右側の様に、空間的な位置は判定周期毎に写像して特定する。すなわち、判定距離は混雑度に応じて伸び縮みすることとなる。すなわち、閑散のときは速度が速いため判定距離は伸びるが、渋滞のときは速度が遅いため判定距離は縮む。
Ts+ΔTd)/τ≒ΔTs/τ≒一定 となり、プローブデータの誤差率を一定として
把握することが可能となるからである。この場合、図8の右側の様に、空間的な位置は判定周期毎に写像して特定する。すなわち、判定距離は混雑度に応じて伸び縮みすることとなる。すなわち、閑散のときは速度が速いため判定距離は伸びるが、渋滞のときは速度が遅いため判定距離は縮む。
上述した本発明の概念は、図7に示したように、通常、空間的に固定化された区間毎の渋滞判定を、図8に示したように固定時間周期毎に行うというものである。空間的に固定した周期(固定リンク)における経過時間で渋滞度を判定する図7に対して、図8では、距離を経過時間一定で算出し、経過時間に対応する空間リンクに割り振り、時間的に固定した周期(可変リンク)における渋滞混雑判定を行う。
なお、図8において、着目した時点または地点の前後で所定時間間隔分の対応道路を抽出し、当該着目した時点または地点での渋滞混雑判定を行っても良い。この場合、着目した時点または地点を順次移動し、各着目した渋滞混雑判定を行っていく。
したがって、これを考慮して可変リンクによる渋滞状況を判定すると、図5に示すように(τ=3分)、VICSリンクによる判定に比べ、実際の状況との乖離が改善される。なお、図6では、可変リンクにおいて判定時間周期τを3分、4分、5分と変更した場合の、それぞれにおける渋滞判定結果を示す。
また、前述のER=ΔTs/τにおいて、ΔTsは信号制御による誤差であり、ΔTs
は通常信号の1サイクルの±0.5サイクル分となる。ここで、1サイクルは、青→赤→次の青に変わるまでの周期で、通常は2分程度である。ここから、概ねΔTsは±1分程
度になる。また、差が開いても±0.75サイクル程度となる(±1.5分程度)。ここからτ=3分とすると、誤差率ER=33%、τ=5分でER=20%となる。ここでいう車両間の差が開く概念を示したのが図20であり、先行した車両αは青信号を通過できたとしても、近隣を走行していた車両βは当該青信号を通過できない場合がある。この場合、+1分程度のΔTsが車両αと車両βの間に生ずる。
は通常信号の1サイクルの±0.5サイクル分となる。ここで、1サイクルは、青→赤→次の青に変わるまでの周期で、通常は2分程度である。ここから、概ねΔTsは±1分程
度になる。また、差が開いても±0.75サイクル程度となる(±1.5分程度)。ここからτ=3分とすると、誤差率ER=33%、τ=5分でER=20%となる。ここでいう車両間の差が開く概念を示したのが図20であり、先行した車両αは青信号を通過できたとしても、近隣を走行していた車両βは当該青信号を通過できない場合がある。この場合、+1分程度のΔTsが車両αと車両βの間に生ずる。
以上より、τ=3分とした場合は、混雑状況に関わらず、誤差率33%の精度の交通情報の生成が期待できる。また、リアルタイム性(情報鮮度)も、3分が保証できる。従って、プローブカーが走行した道路区間の信号制御サイクルにより、渋滞判定周期(判定時間周期)τを決定することは望ましい。
一方、同一区間でN台のプローブデータが収集できると、N台を平均化することにより、ΔTs自体を小さくすることが可能である(時間周期がΔTs/Nになり得る)。すな
わち、プローブデータ数で渋滞判定周期(判定時間周期)τを決定するのであるが、プローブデータ数が多いほど、渋滞判定周期(判定時間周期)τを短くすることができる。これにより、リアルタイム性の向上が図られる。
わち、プローブデータ数で渋滞判定周期(判定時間周期)τを決定するのであるが、プローブデータ数が多いほど、渋滞判定周期(判定時間周期)τを短くすることができる。これにより、リアルタイム性の向上が図られる。
プローブデータ数Nにおいて、信号制御によるばらつきΔTsに基づく所定の誤差率E
Rを満たす判定時間周期τは、いわゆる中心極限定理に従って求めることができる。中心極限定理とは、「xが平均μ、標準偏差σのある分布に従うならば、大きさnの無作為標本に基づく標本平均Xは、nが無限に大きくなるとき、平均μ、標準偏差σ/√(n)の正規分布に近づく。」という定理である。統計学上においては、「xが平均μ、標準偏差σの正規分布に従うならば、大きさnの無作為標本に基づく標本平均Xは、平均μ、標準偏差σ/√(n)の正規分布に従う。」という統計量に関する定理が存在するが、中心極限定理によれば、母集団の分布がどのような分布であっても、その標本平均は正規分布に近づくことが導かれる。
Rを満たす判定時間周期τは、いわゆる中心極限定理に従って求めることができる。中心極限定理とは、「xが平均μ、標準偏差σのある分布に従うならば、大きさnの無作為標本に基づく標本平均Xは、nが無限に大きくなるとき、平均μ、標準偏差σ/√(n)の正規分布に近づく。」という定理である。統計学上においては、「xが平均μ、標準偏差σの正規分布に従うならば、大きさnの無作為標本に基づく標本平均Xは、平均μ、標準偏差σ/√(n)の正規分布に従う。」という統計量に関する定理が存在するが、中心極限定理によれば、母集団の分布がどのような分布であっても、その標本平均は正規分布に近づくことが導かれる。
従って、信号制御に伴うばらつきは、厳密には場所によって分布状況は異なるが、多くの場合、ほぼ正規分布に従うと考えられる。ここで、渋滞判定周期=τ、信号制御に伴うばらつきの標準偏差=σts、交通情報を生成するサンプル数(プローブデータ数)=nとすると、上記の定理より、サンプル数nのときの誤差E、誤差率ERは以下の(1)、(2)式で表わされる。
以上より、サンプル数nのとき、旅行時間の目標誤差率ERTargetを満たす渋滞判定周期τは、以下の(3)式で表わされる。
多数のプローブデータが収集でき、ΔTsが小さくなり、例えば1/2となった場合、
以下2通りの活用方法が考えられる。
(1)τを変更しないで維持すると、(3)式より、誤差率は1/2になる。従って、交通情報の精度を上げることができる。
(2)τもΔTsの変化にあわせて1/2にする。(3)式より、誤差率を維持しつつ(
交通情報の精度はそのまま)、判定区間の分解能(空間的な判定区間の分解能が1/2の細かさになる)とリアルタイム性(こちらは2倍)を向上することが可能になる。なお、τを2/3や3/4等とすることや、(1)と(2)を合わせることも可能である。従って、渋滞判定周期は、サンプル数(プローブデータ数)が多いほど短くすることができる。
以下2通りの活用方法が考えられる。
(1)τを変更しないで維持すると、(3)式より、誤差率は1/2になる。従って、交通情報の精度を上げることができる。
(2)τもΔTsの変化にあわせて1/2にする。(3)式より、誤差率を維持しつつ(
交通情報の精度はそのまま)、判定区間の分解能(空間的な判定区間の分解能が1/2の細かさになる)とリアルタイム性(こちらは2倍)を向上することが可能になる。なお、τを2/3や3/4等とすることや、(1)と(2)を合わせることも可能である。従って、渋滞判定周期は、サンプル数(プローブデータ数)が多いほど短くすることができる。
(第1の実施形態)
以下、上述した本発明の概念を実施するための各種実施形態を説明する。本実施形態においては、一台のプローブカーによるデータ収集を実行する。この場合、たとえば、交通量のきわめて少ない道路環境等での、一台のプローブ車載機からの情報収集にて有効である。
以下、上述した本発明の概念を実施するための各種実施形態を説明する。本実施形態においては、一台のプローブカーによるデータ収集を実行する。この場合、たとえば、交通量のきわめて少ない道路環境等での、一台のプローブ車載機からの情報収集にて有効である。
図9に示すように、本実施形態における交通情報を提供する交通情報提供システムは、道路を走行するプローブカーに搭載されたプローブカー車載機100と、VICSセンター等に設置されたセンター装置に組み込まれた交通情報生成部200と、道路を走行する他の車両に搭載された車載ナビゲーション装置等に組み込まれた交通情報活用部300とから構成される。
図9において、プローブカー車載機100は、自車位置判定部101と、センサ情報収集部102と、プローブデータ生成部103と、プローブデータ送信部104とを含む。そして、プローブカー車載機100は、速度パルス10、GPSアンテナ11、ジャイロ12によって自車位置判定部101により空間的な自車の位置(空間成分)を判定する。一方、時刻等の時間的な成分は、センサ情報収集部102で、時計13、車載センサA14、車載センサZ15からの情報により収集される。プローブデータ生成部103は、自車位置判定部101とセンサ情報収集部102からのそれぞれの情報を集め、走行する車両のプローブデータを生成する。生成されたプローブデータを、プローブデータ送信部104が、任意の無線通信等によって交通情報生成部200に送信する。
交通情報生成部200は、プローブデータ受信部201と、混雑指標判定部202と、道路区間判定部203と、デジタル地図データベース204と、交通情報送信部205とを含む。さらに混雑指標判定部202は、判定時間決定部202aと混雑指標決定部202bを含み、道路区間判定部203は、位置特定部203aを含む。
交通情報生成部200では、プローブデータ受信部201が、プローブカー車載機100から送信されたプローブデータを受信し、このプローブデータを基に、混雑指標判定部202において、判定時間決定部202aが判定時間周期τを決定し、かつプローブデータをその計測時間列を基準として周期τという等時間間隔で分割し、複数のセグメントデータを生成する。さらに混雑指標決定部202bがセグメントデータごとの交通混雑指標値を決定することによって混雑度を決定する。また、道路区間判定部203において、位置特定部203aが、混雑指標判定部202により決定された情報(対象道路区間含む)をデジタル地図データベース204の地図情報を用いて位置特定する。これにより、対象道路区間毎の交通情報が生成される。生成された交通情報を、交通情報送信部205が、任意の無線通信等によって交通情報活用部300に送信する。プローブデータ受信部201、混雑指標判定部202、道路区間判定部203、交通情報送信部205の処理ステップ(交通情報生成方法)は、コンピュータとしての交通情報生成部200が所定のプログラムに基づいて各部の処理を実行することによって、実現される。このようなプログラムは、種々のメモリ、記憶媒体等に格納されるが、メモリ、記憶媒体等が交通情報生成部の内部に格納されることは必須ではない。
交通情報活用部300は、交通情報受信部301と、交通情報再現部302と、デジタル地図データベース303と、交通情報処理部304と、ディスプレイ305とを含む。さらに交通情報再現部302は、道路区間特定部302aと混雑指標特定部302bとを含む。
交通情報活用部300では、交通情報受信部301が、交通情報生成部200から送信された交通情報を受信し、交通情報再現部302が受信した交通情報を、自己のデジタル地図データベース303を用いて再現する。
具体的には、道路区間特定部302aおよび混雑指標特定部302bでそれぞれ、対象道路区間と混雑指標が再現される。なお、交通情報送信部205から送信された交通情報を、デジタル地図データベース303のデジタル地図上で位置特定する際には、座標列からなる道路形状情報または、位置情報にてマッチングを行う(なお、形状等を使った位置参照技術については、発明者らは特開2001−41757号公報等で開示している)。交通情報再現部302は、装置に設けられるコンピュータのプロセッサにより所定のプログラムに基づいて処理を実行することによって、それぞれの機能が実現される。
特定された交通情報に対し、交通情報処理部304は情報処理を行い、表示部を構成するディスプレイ305にデジタル地図データベース303のデジタル地図とともに交通情報を表示する。なお、交通情報は、渋滞、混雑、閑散等の状況を色分けして表示してもよい。
また、交通情報活用部300としては、センター側(交通情報生成部)から配信される交通情報を受信して、渋滞情報等を表示することが可能な車載ナビゲーション装置ほか、携帯情報端末等も含まれる。
次に図10を用いて交通情報生成部200における動作について説明する。
プローブデータ受信部201が、プローブカー車載機100からプローブデータを受信し<ST1>、判定時間決定部202aが、プローブデータ中の位置情報の計測時間に基づいて判定時間間隔(判定時間周期τ)を決定するとともに<ST2>、この判定時間間隔単位にプローブデータを分割する<ST3>。ここで分割されたプローブデータはセグメントデータとして定義されるが、このセグメントデータは一定の時間長における位置情報及びその計測時間を含むものである。判定時間決定部202aは、元のプローブデータに含まれている計測時間を参照して、判定時間周期τの等時間間隔にプローブデータを分割することができる。そして、分割により生成されたセグメントデータは一定の時間長単位のデータであるため、各セグメントデータに含まれる位置情報の数は、プローブカーの走行状態において変わることとなり、セグメントデータのリンク長は各々異なることとなる。すなわち、一定の時間長単位でプローブデータを分割することは、生成されるセグメントデータ毎にリンク長が「可変」であることを意味する。
そして、混雑指標決定部202bは、このセグメントデータ(分割単位)ごとに交通混雑指標値を決定する<ST4>。尚、交通混雑指標値としては、道路区間(セグメントデータの場合は、当該データに対応した道路区間)におけるプローブカーの旅行時間、渋滞度、平均速度等が考えられる。渋滞度は、図4〜6のグラフに示したように、所定の速度ごとに渋滞度のランクを設定することができるが、特に渋滞度の定義は限定されない。
さらに位置特定部203aが、セグメントデータ(分割単位)毎に対象道路区間(空間成分)を判定し、この対象道路区間の交通情報を生成する<ST5>。セグメントデータにも位置情報が含まれており、位置特定部203aは、この位置情報を基準とした道路区間をデジタル地図データベース204のデジタル地図上で位置特定することによって、交通情報を生成することができる。
なお、プローブカー車載機100から送信されるプローブデータは図11に示すように、各ポイントWP−M(Way Point-M)での緯度経度座標(位置情報)と計測時刻、属性情報からなる。なお、属性情報とは、道路種別や、道路番号、進行方向、POI(Point Of Interest)、渋滞の開始地点、終点、事象情報等のように地図上での位置を特定する際の補完的な情報である。
また、交通情報生成部200により生成される交通情報は、図12(a),(b)に示すようなデータ構成を採る。図12(a)は、場所を表わす位置参照情報と、混雑状況を表わす混雑指標情報を別々に構成したデータ構成の例である。一方、図12(b)は、両者をまとめて一つの交通情報を構成した例である。特に図12(b)は、位置参照情報と混雑指標情報を交通情報としてまとめたものであり、本方式に適したデータ構成である。
なお、交通渋滞を判定するセグメントデータのリンク長を変動させ、変動するリンク毎に交通情報を作成する際に、計測したプローブカーの旅行時間等の交通混雑指標値と、予め設定された規定値(たとえば、信号サイクル時間を考慮して定めた値や所定道路区間における法定速度から割り出された値)との間に、所定以上の差(計測値が規定値より大きい場合も小さい場合も含む)がある場合がある。例えば、プローブカーの中に速度違反車があった場合や、信号制御の関係で順調に連続青信号をプローブカーが走行し、非常に早い値となる場合である。このようなプローブデータは実体から大きく乖離しているので使用しないほうが好ましく、むしろ前述の規定値を交通混雑指標値として活用することが考えられる。また、計測した旅行時間にあらかじめ所定の規定値や一定値を加算した値を活用してもよい。このような処理は、混雑指標決定部202bが、計測した旅行時間等に基づき決定された交通混雑指標値と予め設定された所定の規定値との差が所定の値以上である場合、規定値を交通混雑指標値とみなすことによって行なわれる。
なお、上記の方法は、特に交差点での右折時間の判定に有効である。通常、交差点では右折のレーンでの右折待ちの渋滞が発生し、プローブカーが通過するには相応の時間がかかると考えられる。しかしながら、交差点において通常考慮された範囲外の通過時間を収集した場合には、たとえば信号サイクル時間等、一定の時間(値)を加算または所定値を判定に採用することで、交通情報の精度を実質的に向上させることが可能である。このとき、混雑指標決定部202bは、特定のプローブカーが前記所定の道路区間中の交差点を右左折する場合、交通混雑指標値としての右左折待ち時間を生成する。
また、プローブ収集における交通情報の判定においては、たまたま信号等の「停止」に挟まれた区間を判定対象区間とした場合、すなわち判定対象区間内では停止のない走行状態であるため、実体(平均的な走行速度または旅行時間)よりも「早い(短い)」結果となる(他の車両は、違う信号で止まる可能性があるが、実質的には平均的な走行速度よりも速い値となる)。逆に、偶然両方の停止状態を含む判定区間を判定対象区間として選出した場合、実体よりも「遅い(長い)」結果となる。
従って、図3に示したプローブカーの時空間軌跡と空間軌跡を示すグラフの判定区間1,2,3に示すように、交通情報(交通混雑指標値)の判定には、好適には「スムーズに走行した区間」と「停止した区間」を一つのペア(一対)として、このペアを最小単位として(状況によってこのペアを複数組み合わせて)判定することが望ましい。このとき、混雑指標決定部202bは、プローブカーが通常に走行した区間と、当該走行した区間に隣接したプローブカーが停止または所定の速度以下となった区間とを含めた区間を、判定区間の最小単位として交通混雑指標値を決定する。
なお、「等時間間隔に分割する(時間で区切る)」という考え方は、都市部の走行においては「信号制御の影響により周期的に停止する」という特徴があることに着目し、「できるだけ誤差を均質化する」ための技術をも意味する。従って、プローブデータの特性により停止状態が判別できない場合や、トラック等が(停止せずに)ゆっくり走る等、挙動のバラツキがある場合に、「等時間間隔に分割する(時間で区切る)」という概念は、特に有効に作用することとなる。
(第2の実施形態)
本実施形態においては、複数台のプローブカーによるデータ収集を実行する。この場合、特に幹線道路等で複数のプローブカー車載機からの情報収集が可能な場合に有効である。
本実施形態においては、複数台のプローブカーによるデータ収集を実行する。この場合、特に幹線道路等で複数のプローブカー車載機からの情報収集が可能な場合に有効である。
図13に示すように、本実施形態における交通情報を提供する交通情報提供システムは、第1の実施形態と同様、プローブカー車載機100と、交通情報生成部200と、交通情報活用部300とから構成される。さらに本実施形態においては、交通情報生成部200が、第1の実施形態の構成に加え、プローブ軌跡重複判定部206を更に含む。このプローブ軌跡重複判定部206は、同一道路区間走行判定部206aと位置特定部206bを含む。
本実施形態において、複数台のプローブカー車載機100から収集したプローブデータについて、図14を用いて説明する。
プローブデータAとプローブデータBはそれぞれのプローブカー車載機から収集した別々のプローブデータ(走行軌跡)であるが、この道路区間は2台が重複して走行するので、これらの平均化により精度向上が期待できるため、この区間は判定時間周期τを短くする。
そして、複数のプローブデータの走行道路が重複しているか否かを判定する場合、通常は一旦位置特定等を行って、同一道路を通っているか否かを判別する。
図13において、プローブカー車載機100及び交通情報活用部300は図9と同じ構成であるため、説明を省略する。
交通情報生成部200において、プローブデータ受信部201はプローブカー車載機100からのプローブデータを受信し、プローブ軌跡重複判定部206は、複数台のプローブカー車載機に相当する複数のプローブデータが受信されたか否か判定する。さらにプローブ軌跡重複判定部206において、位置特定部206bがデジタル地図データベース204を用いてプローブデータの走行軌跡を特定し、特定した区間が、複数のプローブデータ間で同一の区間のものであるか否かを、同一道路区間走行判定部206aが判定する。以降の処理は図9と同じである。
次に、図15を用いて複数台のプローブカー車載機により提供されたプローブデータによる交通情報の生成について説明する。
プローブデータ受信部201がプローブデータを受信後<ST100>、プローブデータの番号Pを取得する<ST101>。次に、位置特定部206bが、プローブデータPの走行道路区間を特定し<ST102>、Pの位置情報を地図データの微小リンク番号に変換し、各微小リンクの進入または退出時刻を算出する<ST103>。さらに位置特定部206bは、収集したすべてのプローブデータの処理が終わったか否かを判定し<ST104>、終わった場合は(ST104;YES)、各プローブデータの各微小リンクに、走行車両数を記録<ST106>する。処理が終わっていない場合は(ST104;NO)、さらに位置特定部206bはP以降のプローブデータの走行道路区間を特定する<ST105>。
次に、同一道路区間走行判定部206aは各プローブデータの同一走行車両数の部分を判定し、取りまとめて集約しこれを区分化する<ST107>。ここでプローブデータP=1である場合<ST108>に、着目する集約区間をK=1とする<ST109>。そして、判定時間決定部202aは、このプローブデータPと区間Kにおける混雑指標情報の判定時間間隔を決定する<ST110>。
次に、判定時間決定部202aは、判定時間間隔単位(判定時間周期τ)にプローブデータを分割する<ST111>。そして、混雑指標決定部202bは、この分割した単位に混雑指標値を判定する<ST112>。次に位置特定部203aが、この分割単位に対象道路区間を判定する<ST113>とともに、区間Kについて順次混雑指標情報の判定時間間隔を決定する<ST115>。さらに全区間の処理を終了し<ST114;YES>、かつ全プローブデータの処理が終了<ST116>したと判定した場合、同一道路区間走行判定部206aにより複数台のプローブカーのプローブデータが重複している区間と判定された区間については、単位距離毎に平均値を算出した上で、位置特定部203aは、対象道路区間の交通情報を生成する<ST118>。尚、ST114で全区間の処理が終了していない<ST114;NO>、また、ST116で全プローブデータの処理が終了していないと判定した場合、位置特定部203aは、次の区間または次のプローブデータの処理を上述したのと同様に行なう<ST115及びST117>。
図16は複数台のプローブデータを扱った場合に処理されるプローブデータを示したものである。図示の様に、「WP−M」の部分は、一台のプローブカーから得られたプローブデータ(「プローブデータ(元)」)のうち一区間のデータを示す。そして、図15の処理により得られた複数台のプローブカーのプローブデータを集約することにより、集約プローブデータ(「プローブデータ(A)」)が得られる。各区間のデータ(WP−M)に、複数のデータを集約した旨を示す集約区間番号K、当該区間で集約したプローブカーの台数が付与されている。
以上により、同一区間で複数台のプローブカーデータを収集できるということは、同一箇所に複数台データが収集されることになるので、τの値に関わらず、交通情報の精度が向上することを意味する。すなわち、台数に応じて判定時間周期(τ)を変更することによりリアルタイム性・情報詳細度と交通情報精度(信頼性)間のトレードオフが変更可能である。
(第3の実施形態)
本発明のように、時間的に定周期で交通状態を判定した場合、交通情報の切れ目がわかりにくくなる場合がある。このため、交通混雑指標値が大幅に変わる箇所があいまいになる恐れがある。例えば、図17(b)に示すように、理想的な判定結果ではA−B間では「渋滞」であり、その両側は「閑散」と判定されなければならない状態において、本発明のようにプローブデータを時間周期で分割した場合、図17(a)の様に誤って交通状態が判定されるおそれがある。
本発明のように、時間的に定周期で交通状態を判定した場合、交通情報の切れ目がわかりにくくなる場合がある。このため、交通混雑指標値が大幅に変わる箇所があいまいになる恐れがある。例えば、図17(b)に示すように、理想的な判定結果ではA−B間では「渋滞」であり、その両側は「閑散」と判定されなければならない状態において、本発明のようにプローブデータを時間周期で分割した場合、図17(a)の様に誤って交通状態が判定されるおそれがある。
図17(a),(b)において、◎と○の双方とも、プローブデータの計測箇所を示すが、○の地点は通常の速度でプローブカーが走行している地点を示し、◎の地点はプローブカーが停止している、またはその速度が遅い地点を示す。特にこのような場合、分割点a及び分割点b間のみが「渋滞」と判定され、その外側が誤って「混雑」と判定されてしまうおそれがある。現実には(理想的な判定結果)「渋滞」または「閑散」の状態の領域であっても、一つの時間周期内に渋滞と閑散の部分が引っかかり、中間的な「混雑」の判定がなされてしまうのである。
そこで、本実施形態では、元のプローブデータまたは地図データから、変化点またはその候補点を抽出し、その間またはそこから判定を開始する。前記変化点または候補点としては、以下のものが考えられる。
・地図データから取得した交差点の位置
・地図データから取得した信号機の位置
・統計的に算出した、または経験的に定義した、ボトルネック箇所、著名施設等が存在する箇所
・地図データから取得した交差点の位置
・地図データから取得した信号機の位置
・統計的に算出した、または経験的に定義した、ボトルネック箇所、著名施設等が存在する箇所
なお、渋滞の先頭は、事故等の突発イベントを除きほぼ固定的に決まっているため、上記の地図データや統計情報は、特に渋滞の先頭部の特定に有効である。
さらに、プローブ軌跡の停止パターン(停止間隔が短い箇所の集合を渋滞部分とみなす)による分析、渋滞末尾および、事故等突発イベントに伴う渋滞先頭の特定に有効である。
一般的に、信号制御のサイクル(青→黄→赤→次の青までの時間)は、最小で60秒、最長で150秒、通常で90〜120秒程度に設定されている。また、スプリット(該当方路に割り当てられる青時間の割合)は、最低30%、最高70%、通常50%に設定されている。さらに、車の平均車頭間隔は7m、平均的な飽和走行密度は2秒/台であることが統計上明らかになっている。
以上のことから、
・平均停止間距離:サイクル90秒・スプリット50%⇒90[s]×0.5÷2[s/台]×7[m/台]=158m
・最小停止間距離:サイクル60秒・スプリット30%⇒60[s]×0.3÷2[s/台]×7[m/台]=63m
・最大停止間距離:サイクル150秒・スプリット70%⇒150[s]×0.7÷2[s/台]×7[m/台]=368m
が各々計算により算出され、渋滞時に車両は、信号制御の状態により異なるが100−300m(一般的には150m)を動いては止まり、動いては止まりを繰り返すことが理解される。
・平均停止間距離:サイクル90秒・スプリット50%⇒90[s]×0.5÷2[s/台]×7[m/台]=158m
・最小停止間距離:サイクル60秒・スプリット30%⇒60[s]×0.3÷2[s/台]×7[m/台]=63m
・最大停止間距離:サイクル150秒・スプリット70%⇒150[s]×0.7÷2[s/台]×7[m/台]=368m
が各々計算により算出され、渋滞時に車両は、信号制御の状態により異なるが100−300m(一般的には150m)を動いては止まり、動いては止まりを繰り返すことが理解される。
さらに、ある軌跡の停止位置の間隔が、350m以下のときは、概ね渋滞中を走行していると判断できる。よって、350m間隔以内の停止が続く場合は、渋滞中、それ以上離れている場合は、渋滞では無いと判定することができる。
なお、停止の判定は30秒程度以上の停止をもって行う(サイクル長60秒×スプリット50%)。
本実施形態では、上述したような変化点、候補点、停止間距離、停止時間等のいずれか少なくとも一つを交通情報に含めることにより、図18に示したような理想的な判定結果、渋滞の先頭及び末尾の情報を取得することができる。
図19は所定区間における走行時間のグラフと重要交差点における渋滞の先頭/末尾との関係を示す。
また、本発明の緯度経度座標値に交通混雑座標を付与した交通上表現方法は図21で示される。
(第4の実施形態)
プローブカーによる情報生成の本質的な課題として、ウインカーなどの補助情報が存在しない場合、図22に示すように、交差点を通過するまでは、該当プローブカーの軌跡が直進車両・右折車両・左折車両のいずれのものか判別できないことが挙げられる。つまり、交差点の前のプローブカーは、次に直進・右折・左折のどの方向に進むかわからないので、もしプローブカーが自らが意図した方向と違う方向に進行した場合、誤判定しやすい。
プローブカーによる情報生成の本質的な課題として、ウインカーなどの補助情報が存在しない場合、図22に示すように、交差点を通過するまでは、該当プローブカーの軌跡が直進車両・右折車両・左折車両のいずれのものか判別できないことが挙げられる。つまり、交差点の前のプローブカーは、次に直進・右折・左折のどの方向に進むかわからないので、もしプローブカーが自らが意図した方向と違う方向に進行した場合、誤判定しやすい。
このため、本実施形態では、図23のように、プローブカーの軌跡をマップマッチングした際、軌跡上の交差点の通過位置を判別し、図23(b)に示したように、その交差点の上流側のみ交通情報を生成する。特に道路密度が高い都市部では、ボトルネック交差点や、幹線同士の交差点では、交差点を通過したのち、該当交差点上流の渋滞を判定する。また、図23(b)の様に、プローブカーが右折車両の場合、右折用の情報として特別に提供することもできる。
また、図24のように、マップマッチングの結果、下流側の交差点まで右左折待ち行列が発生し得ない所定距離(概ね500m以上)がある場合は、その距離より上流の区間については、交通情報を生成しても直進・右折・左折の差は無いため、生成する。つまり、交差点間の距離が長い場合は、交差点直上流の右左折待ち行列が発生しうる範囲(交差点から所定距離以下の範囲)は、プローブ軌跡が交差点を通過するまで交通情報を生成せず、その上流の領域では(交差点から所定距離以上の範囲)、プローブ軌跡を受信すると即座に交通情報を生成する。さらに、駐車場待ち行列が発生しやすい著名施設も、交差点と同様に扱い、通過後、または、下流側の該当施設まで駐車場待ち行列が発生し得ない所定距離より上流側で交通情報を生成する。
以上のように、本実施形態によれば、交差点におけるプローブカーの進行状態にとらわれず、高精度な交通情報を生成することができる。
本発明の各種実施形態を説明したが、本発明は前記実施形態において示された事項に限定されず、明細書の記載、並びに周知の技術に基づいて、当業者がその変更・応用することも本発明の予定するところであり、保護を求める範囲に含まれる。
本発明はプローブカーシステムにおいて、生成される交通情報の信頼性を高めることが可能となる効果を有し、プローブカーにより収集される情報から交通情報を生成する交通情報生成方法および交通情報生成装置、及び交通情報活用装置に適用可能である。
100 プローブカー車載機
103 プローブデータ生成部
104 プローブデータ送信部
200 交通情報生成部
201 プローブデータ受信部
202 混雑指標判定部
202a 判定時間決定部
202b 混雑指標決定部
203 道路区間判定部
204 デジタル地図データベース
205 交通情報送信部
206 プローブ軌跡重複判定部
206a 同一道路区間走行判定部
206b 位置特定部
300 交通情報活用部
301 交通情報受信部
302 交通情報再現部
302a 道路区間特定部
302b 混雑指標特定部
303 デジタル地図データベース
304 交通情報処理部
103 プローブデータ生成部
104 プローブデータ送信部
200 交通情報生成部
201 プローブデータ受信部
202 混雑指標判定部
202a 判定時間決定部
202b 混雑指標決定部
203 道路区間判定部
204 デジタル地図データベース
205 交通情報送信部
206 プローブ軌跡重複判定部
206a 同一道路区間走行判定部
206b 位置特定部
300 交通情報活用部
301 交通情報受信部
302 交通情報再現部
302a 道路区間特定部
302b 混雑指標特定部
303 デジタル地図データベース
304 交通情報処理部
Claims (20)
- 位置情報および当該位置情報に対応する計測時間の配列によって構成されるプローブデータを用いて、交通情報を生成する交通情報生成方法であって、
所定の道路区間を走行するプローブカーからプローブデータを取得するステップと、
前記プローブデータ中の計測時間を基準として、複数のセグメントデータを生成するステップと、
前記複数のセグメントデータの各々について交通混雑指標値を決定するステップと、
前記セグメントデータ各々の位置情報を基準とした道路区間を地図上で位置特定することによって、前記プローブデータの交通情報を生成するステップと、
を備える交通情報生成方法。 - 請求項1記載の交通情報生成方法であって、
前記交通混雑指標値が、前記各セグメントデータに対応した道路区間におけるプローブカーの旅行時間と、渋滞度と、平均速度のうちの少なくとも一つである交通情報生成方法。 - 請求項1記載の交通情報生成方法であって、
前記各セグメントデータの生成にあたって、前記交通混雑指標値の目標誤差と、目標遅れ時間と、目標空間詳細度のうちの少なくとも一つによって前記プローブデータを等時間間隔に分割することにより決定するステップを更に含む交通情報生成方法。 - 請求項3記載の交通情報生成方法であって、
前記等時間間隔を、前記道路区間の信号制御サイクルによって決定するステップを更に含む交通情報生成方法。 - 請求項3記載の交通情報生成方法であって、
前記等時間間隔を、対象道路区間で収集したプローブデータ数によって決定するステップを更に含む交通情報生成方法。 - 請求項5記載の交通情報生成方法であって、
前記等時間間隔を、プローブデータ数が多いほど短くするステップを更に含む交通情報生成方法。 - 請求項1記載の交通情報生成方法であって、
特定のプローブカーについて決定された前記交通混雑指標値と、予め設定された所定の規定値との差が所定の値以上である場合、前記規定値を前記交通混雑指標値とみなすステップを更に含む交通情報生成方法。 - 請求項1記載の交通情報生成方法であって、
特定のプローブカーが前記所定の道路区間中の交差点を右左折する場合、前記交通混雑指標値としての右左折待ち時間を生成するステップを更に含む交通情報生成方法。 - 請求項1記載の交通情報生成方法であって、
前記所定の道路区間を走行するプローブカーが通常に走行した区間と、前記走行した区間に隣接したプローブカーが停止または所定の速度以下となった区間とを含めた区間を、判定区間の最小単位として前記交通混雑指標値を決定する交通情報生成方法。 - 位置情報および当該位置情報に対応する計測時間の配列によって構成されるプローブデータを用いて、交通情報を生成する交通情報生成装置であって、
所定の道路区間を走行するプローブカーからプローブデータを取得するプローブデータ受信部と、
前記プローブデータ中の計測時間を基準として、複数のセグメントデータを生成する判定時間決定部と、
前記複数のセグメントデータの各々について交通混雑指標値を決定する混雑指標決定部と、
前記セグメントデータ各々の位置情報を基準とした道路区間を地図上で位置特定することによって、前記プローブデータの交通情報を生成する道路区間判定部と、
を備える交通情報生成装置。 - 請求項10記載の交通情報生成装置であって、
前記交通混雑指標値が、前記各セグメントデータに対応した道路区間におけるプローブカーの旅行時間と、渋滞度と、平均速度のうちの少なくとも一つである交通情報生成装置。 - 請求項10記載の交通情報生成装置であって、
前記判定時間決定部は、前記各セグメントデータの生成にあたって、前記等時間間隔を前記交通混雑指標値の目標誤差と、目標遅れ時間と、目標空間詳細度のうちの少なくとも一つによって前記プローブデータを等時間間隔に分割することにより決定する交通情報生成装置。 - 請求項12記載の交通情報生成装置であって、
前記判定時間決定部は、前記等時間間隔を、前記道路区間の信号制御サイクルによって決定する交通情報生成装置。 - 請求項12記載の交通情報生成装置であって、
前記判定時間決定部は、前記等時間間隔を、対象道路区間で収集したプローブデータ数によって決定する交通情報生成装置。 - 請求項12記載の交通情報生成装置であって、
前記判定時間決定部は、前記等時間間隔を、プローブデータ数が多いほど短くする交通情報生成装置。 - 請求項10記載の交通情報生成装置であって、
前記混雑指標決定部は、特定のプローブカーについて決定された前記交通混雑指標値と、予め設定された所定の規定値との差が所定の値以上である場合、前記規定値を前記交通混雑指標値とみなす交通情報生成方法。 - 請求項10記載の交通情報生成装置であって、
前記混雑指標決定部は、特定のプローブカーが前記所定の道路区間中の交差点を右左折する場合、前記交通混雑指標値としての右左折待ち時間を生成する交通情報生成方法。 - 請求項10記載の交通情報生成装置であって、
前記混雑指標決定部は、前記所定の道路区間を走行するプローブカーが通常に走行した区間と、前記走行した区間に隣接したプローブカーが停止または所定の速度以下となった区間とを含めた区間を、判定区間の最小単位として前記交通混雑指標値を決定する交通情報生成方法。 - 請求項10ないし18のいずれか1項に記載の交通情報生成装置から交通情報を受信する交通情報受信部と、
受信した交通情報をデジタル地図データベースを用いて再現する交通情報再現部と、
再現した交通情報を表示する表示部と、
を備える交通情報活用装置。 - 位置情報および当該位置情報に対応する計測時間の配列によって構成されるプローブデータを用いて、交通情報を生成する交通情報生成方法をコンピュータに実行させる交通情報生成プログラムであって、当該交通情報生成プログラムは、
所定の道路区間を走行するプローブカーからプローブデータを取得する手順と、
前記プローブデータ中の計測時間を基準として、複数のセグメントデータを生成する手順と、
前記複数のセグメントデータの各々について交通混雑指標値を決定する手順と、
前記セグメントデータ各々の位置情報を基準とした道路区間を地図上で位置特定することによって、前記プローブデータの交通情報を生成する手順と、
をコンピュータに実行させる交通情報生成プログラム。
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