JP5299155B2 - プローブ情報生成装置及びコンピュータプログラム - Google Patents
プローブ情報生成装置及びコンピュータプログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP5299155B2 JP5299155B2 JP2009183531A JP2009183531A JP5299155B2 JP 5299155 B2 JP5299155 B2 JP 5299155B2 JP 2009183531 A JP2009183531 A JP 2009183531A JP 2009183531 A JP2009183531 A JP 2009183531A JP 5299155 B2 JP5299155 B2 JP 5299155B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- events
- event
- vehicle
- probe information
- occurred
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Description
かかるシステムでは、信号制御に未来の予測情報を用いて青時間を最適化することにより、更にリアルタイム性を高めたプロファイル制御が採用されている。このプロファイル制御の特徴は次の通りである(非特許文献1参照)。
(2) 車両の時間遅れの直接評価に基づいたリアルタイム制御の実現
(3) 分散型の制御意思決定:中央制御と連携するハイブリッド型または隣接交差点が強調して動作する自律型の制御モードが選択可能
このシミュレーション演算は、具体的には、交差点全体の待ち行列台数の変動状況である遅れ時間(信号停止待ち時間)を求め、この遅れ時間に基づく評価値が最小となる青終了タイミングを探索し、最適な青終了タイミングを決定する(非特許文献1参照)。
このサブシステムのうち、車両運行管理システム(MOCS)や動的経路誘導システム(DRGS)を行う場合には、交通指標として旅行時間と走行経路が必要である。
そこで、道路を走行するプローブ車両から、例えば光ビーコンを通じてプローブ情報を取得し、このプローブ情報に含まれる車両の位置や時刻等からなる軌跡情報を利用して、旅行時間や走行経路の推定精度の向上を図ることがある。
これを解決する手段として、走行中の車両に生じる代表的なイベントとして、例えば次の(1)〜(3)の種別を定義し、プローブ情報の既送信地点以降に発生したイベントの種別やその関連情報を、所定の限定数以下の範囲内に抑えて、次の光ビーコンの通過地点(未送信地点)でアップリンクするプローブ情報に含ませることが考えられる。
(2) 曲率半径が小さい大きな走行方向の変動(交差点での右折や左折を含む。)である「方向変動」
(3) 車両が一定距離以上の走行を継続する「一定距離走行」
ところが、実際には、走行経路を特定するには過剰なイベントが、比較的短い区間内で偏って生じることがあり、このような場合にも、すべてのイベントをそのまま発生順にプローブ情報に含めてしまうと、無駄な軌跡情報を含むプローブ情報になってしまう。
従って、上記のようなイベントの発生状況においても、実際のイベントを発生順にそのままプローブ情報に含めると、無駄な軌跡情報を含むプローブ情報となり、同数のイベントを含むプローブ情報によって特定可能な経路の区間距離が短くなる。
このため、無駄なイベントがプローブ情報に含まれるのを防止することができ、同数のイベントを含むプローブ情報によって特定可能な経路の区間距離を延ばすことができる。
その理由は、所定距離内に含まれる複数のイベントの種別によっては、後述の通り、すべてのイベントが必要な場合もあるので、イベントが消去可能か否かを所定距離内に含まれる当該イベントの種別に対応して区別する必要があるからである。
(a) 先に生じた前記イベントの種別が方向変動、又は車両が一定距離以上の走行を継続する一定距離走行であり、後に生じた前記イベントの種別が単独停止である場合
(b) 先に生じた前記イベントの種別が単独停止であり、後に生じた前記イベントの種別が単独停止である場合
(c) 先に生じた前記イベントの種別が単独停止、方向変動、又は車両が一定距離以上の走行を継続する一定距離走行であり、後に生じた前記イベントの種別が方向変動である場合
また、上記の順序(c)の場合にいずれも消去しない理由は、方向変動が発生すると車両が異なるリンクに移動した可能性が高いため、車両の走行経路を正確に特定するためには、最新の方向変動を常に把握しておくことが好ましいからである。従って、先後のイベントが同じリンクで発生したことが分かった場合には、後述の通り、後に生じた方向変動を消去できる場合もある。
(6) また、前記所定距離は、例えば、大都市やその近郊等の比較的密な道路網の地域では、200m以下に設定すればよい。
このため、無駄なイベントがプローブ情報に含まれるのを防止することができ、同数のイベントを含むプローブ情報によって特定可能な経路の区間距離を延ばすことができる。
その理由は、複数のイベントが同じリンクに含まれている場合にも、後述の通り、当該リンクに含まれる複数のイベントのうちどのイベントが消去可能かを、そのイベントの種別に対応して区別できるからである。
(d) 先に生じた前記イベントの種別が単独停止であり、後に生じた前記イベントの種別が方向変動である場合
これに対して、単独停止は、前述の通り、待ち行列台数や飽和交通流率といった交通指標を算出するのに利用できるので、同じリンク内にある方向変動よりも、プローブ情報に含めておく価値がある。
(e) 先に生じた前記イベントの種別が方向変動、又は車両が一定距離以上の走行を継続する一定距離走行であり、後に生じた前記イベントの種別が方向変動である場合
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明が適用可能な交通制御システムの一例を示す道路平面図である。
図1に示すように、本実施形態の交通制御システムは、交通信号機1、車載装置2、車両感知器3、中央装置4、車載装置2を搭載したプローブ車両5(以下、単に車両5という場合がある。)、及び光ビーコン6等を含む。
交通信号制御機1aは、電話回線等の通信回線を介して交通管制センター内の中央装置4に接続されており、中央装置4は、自身の管轄エリア内にある各交差点Cの交通信号制御機1aとネットワークを構成している。
交通信号制御機1aは、MODERATO(Management by Origin-DEstination Related Adaptation for Traffic Optimization)制御等の交通制御を行った結果の出力である信号制御指令S1を中央装置4から受信し、この信号制御指令S1に基づいて、各信号灯器1bに含まれる信号灯の点灯、消灯及び点滅を制御する。
光ビーコン6は、車載装置4を搭載したプローブ車両5と光信号での双方向通信が可能であり、上記交通情報S2をダウンリンクDLに含めて送信する。また、車載装置4が光ビーコン6に送信するアップリンクULには、後述のプローブ情報S3が含まれている。このプローブ情報S3は、交通信号制御機1aを介して中央装置4に転送される。
中央装置4は、ワークステーション(WS)等を内部に含み、交通信号制御機1aからの各種の交通情報の収集・処理(演算)・記録、信号制御及び情報提供を統括的に行う。
すなわち、中央装置4は、自身の管轄エリアに属する交通信号制御機1aに対して、同一道路上の交通信号機1群を調整する系統制御や、この系統制御を道路網に拡張した広域制御(面制御)を行うものであり、例えば、前記MODERATO制御やプロファイル制御等を含む複数種の交通制御を実行することができる。
例えば、信号制御の高度化にために実施されるMODERATO制御やプロファイル制御に必要な交通指標(交通制御に対する入力情報)は、待ち行列台数と飽和交通流率であり、迂回路優先制御に必要な交通指標は、旅行時間と走行経路である。
更に、MOCSで行われるCO2排出量の推定には、車両5の停止回数(なお、この場合には、後述する反復停止と単独停止の区別が必要。)が必要であり、MOCSで行われる動態管理に必要な交通指標は、車両5の走行経路である。
図3(a)は、プローブ車両5が信号待ちによって交差点Cの上流側で停止している場合を示しており、図3(b)は、その後、信号が青になり、プローブ車両5が流出部にある光ビーコン6にアップリンクを送信した状態を示している。なお、図3において、ハッチングありの車両がプローブ車両5である。
また、中央装置4は、上記距離L1に対して、停止線からノードまでの距離L2(定数)を減じることによって待ち行列長さLを求め、その待ち行列長さLを所定の平均車頭間隔で割ることにより、待ち行列台数を算出する。
そして、中央装置4は、流出部までの距離をその所要時間で割って交差点Cの通過速度を求め、この通過速度を平均車頭間隔で割ることにより、飽和交通流率を算出する。
図4は、プローブ車両5の車載装置2の内部構成を示す機能ブロック図である。
この車載装置2は、光ビーコン6との間で双方向の光通信を行う路車間通信機能と、搭乗者が設定した目的地に案内するナビゲーション機能を有する。
図4に示すように、車載装置2は、GPS処理部201、方位センサ202、車速取得部203、光通信部204、記憶部205、操作部206、表示部207、音声出力部208及び制御部209等を含む。
方位センサ202は、光ファイバジャイロなどで構成されており、プローブ車両5の方位及び角速度を計測する。車速取得部203は、車速センサ(図示せず)が車輪の角速度を検出することにより計測したプローブ車両5の速度データを取得する。
車載装置2の記憶部205は、ハードディスクや半導体メモリ等から構成され、ダウンリンクDLに含まれる交通情報S2や、アップリンクULに含めるプローブ情報S3等の各種情報を記憶するための記憶領域を有する。
この道路地図データには、交差点IDと交差点の位置とを対応付けた交差点データが含まれている。また、道路地図データには、リンクIDと、リンクの始点・終点・補間点(道路が折れ曲がる地点に対応)それぞれの位置と、リンクの始点に接続するリンクのリンクIDと、リンクの終点に接続するリンクのリンクIDと、リンクコストとを対応付けたリンクデータも含まれている。
すなわち、リンクコストには、リンクの始点から終点までを走行するのに要するコスト(時間)と、リンクの終点から次のリンクの始点までを走行するのに要するコスト(時間)、つまり、交差点を通過するのに要するコストが含まれている。
車載装置2の表示部207は、車両5のダッシュボード部分に取り付けられたモニタ装置(図示せず)よりなり、制御部209が後述する感応要求処理において作成した画像データを搭乗者に表示する。また、音声出力部208は、制御部209が作成した音声データをスピーカー(図示せず)から出力する。
また、車載装置2の制御部209は、GPS処理部201が計測した車両5の位置、方位センサ202が計測した車両5の方位及び角速度、車速取得部203が取得した車両5の速度の各データ、記憶部205に記憶している道路地図データに基づいてマップマッチング処理を行い、道路地図データのリンク上におけるプローブ車両5の位置を算出することができる。
なお、本実施形態では、インフラ側へのプローブ情報S3送信手段として光ビーコン6を利用しているので、車載装置2の制御部209は、光ビーコン6,6間の走行中に生じた各種イベントとその関連情報を記載したプローブ情報S3を生成する。
本実施形態の制御部209が判定する停止イベントには、「単独停止」と「反復停止」とがある。
図5は、それら単独停止と反復停止とを停止イベントの判定方法を示すグラフである。図5のグラフにおいて、横軸は車両5の走行距離であり、縦軸は速度である。
また、図5の第1閾値V1は、車両5の停止が反復停止か単独停止かを判別するための閾値であり、例えば30km/hに設定されている。第2閾値V2は、これ未満の速度の場合に実質的に停止と見なせる値であり、例えば5km/hに設定されている。
例えば、図5の点A及び点Bのように、車両5の速度が、第1閾値V1を超えた状態から単調減少し、その速度が第2閾値V2を下回って当該車両5が停止したと判断される場合には、単独停止と判定される。
(1) まず、制御部209は、起動時に、反復停止の回数、単独停止の回数、再発進時刻と停止位置、及び、高速走行フラグをすべてクリアする。
(3) 次に、制御部209は、速度が第2閾値V2未満の状態が、一定秒数(定数設定:例えば5秒)継続した場合には、車両5が停止したと判定する。
(4) また、制御部209は、車両5の停止を判定した後、速度が第2閾値V2を超えた場合には、車両5が再発進したと判定する。このとき、高速走行フラグがオンの場合は、単独停止の場合に該当するので、その再発進時刻、停止位置及び停止時間を記憶部205に記憶させる。
また、制御部209は、最後に高速走行フラグをオフに設定する。
(5) 制御部209は、次の光ビーコン6との通信が発生するまで、上記(2)〜(4)の処理を繰り返す。
a) 単独停止イベント:停止回数、停止位置、再発進時刻及び停止時間
b) 反復停止イベント:停止回数のみ
また、制御部209は、停止回数については、単独停止と反復停止のそれぞれの停止イベントについての回数をプローブ情報S3に含める。
また、本実施形態では、前回のアップリンクULから今回のアップリンクULまでの停止回数が求められることになるが、さらに細かい単位で停止回数を求めるために、イベント(単独停止、方向変動、一定距離走行)ごとに停止回数を求めても良い。
また、制御部209は、反復停止については、その停止回数をプローブ情報S3に含めるが、停止位置、再発進時刻及び停止時間を含まないプローブ情報S3を生成する。
また、停止回数については、単独停止と反復停止の判別が可能なプローブ情報S3を生成するので、中央装置4は、そのプローブ情報S3を利用してMOCSで停止回数を用いたCO2の排出量推定を実行することができる。
図6は、方向変動イベントの例を示す道路平面図である。
図6(a)は、交差点での右折(ただし、左折でもよい。)に生じる方向変動イベントを示し、図6(b)は、比較的急カーブの単路で生じる方向変動イベントを示している。
車載装置2の制御部209は、図6に示すような、曲率半径が小さくて車両5の走行方向の変化が大きい「方向変動」をイベントとして抽出し、これに関するプローブ情報S3を生成するため、次の各処理(1)〜(5)を実行する。
(2) 次に、制御部209は、前回軌跡と今回軌跡との方位差が一定(定数設定:例えば5度)以上あれば、方位変化が開始されたと見なす。
(4) 次に、制御部209は、方位変化の開始時点の方位と、方位変化の終了時点の方位との差が一定(定数設定:例えば30度)以上であれば、「方向変動」のイベントが発生したとみなし、その方位変化の終了時点での時刻、位置及び方位を記憶部205に記憶させる。
a) 方向変動イベント:方向変化の終了時刻、終了位置及び絶対方位
なお、制御部209は、アップリンクULを送信した後は、方向変動イベントの方位変化終了時刻、位置及び絶対方位をすべてクリアする。
また、車載装置2の制御部209は、車両5が十分に長い一定距離だけ走行したか否か(一定距離走行)をイベントとして判定し、これに関するプローブ情報S3を生成するため、次の処理(1)〜(4)を実行する。
(2) 次に、制御部209は、一定時間(定数設定:例えば1秒)ごとに走行軌跡を監視し、前回のイベントからの走行距離を積算して行く。
ただし、前記した通り、前回のアップリンクULから方向変動と一定距離走行が合わせて一定回数(定数設定:例えば2回)以上あれば、最も古いデータに上書きする。更に、累積走行距離をクリアする。
a) 一定距離走行イベント:その終了時刻、位置および累積走行距離
なお、制御部209は、累積走行距離が一定距離(定数設定:例えば500m)を越える前に、前記方向変動イベントが発生した場合は、累積走行距離をクリアする。
ところで、図6(a)の点Pは、右折時における交差点内の停止位置を示している。ここで、右折車線に先行車両がない場合には、走行中の車両5が点Pにおいて第2閾値V2未満まで減速し、当該点Pにおいて単独停止又は反復停止が生じる場合がある。
しかし、交差点内の点Pは、信号待ちとは無関係であり、前記待ち行列台数や飽和交通流率の算出には不要であるため、これを停止イベントとして採用すると、無駄なプローブ情報S3を含むアップリンクULがインフラ側に送出されることになる。
すなわち、制御部209は、上記右折停止については、これをプローブ情報S3に含めない停止イベントとして処理する。
従って、このような単路での方位変更中の点Qでの停止は、図6(a)の右折時とは異なり、待ち行列台数や飽和交通流率の算出に必要であると考えられるため、プローブ情報S3に含める停止イベントとすべきである。
すなわち、制御部209は、上記単路停止については、これをプローブ情報S3に含める停止イベントとして処理する。
図7は、車載装置2の制御部209が生成するプローブ情報S3のフレームフォーマットを示す表である。
図7に示すように、プローブ情報S3のデータ領域には、ヘッダ、基本項目及び属性種別が含まれており、ヘッダには、単独停止の回数と反復停止の回数とを記載することができる。
更に、属性項目には、イベント種別とイベント値の記載領域が含まれている。イベント種別には、その種別或いはフラグが記載され、イベント値には、イベント種別に応じた値として、方位、停止時間及び走行距離のうちの少なくとも1つが記載される。
また、本実施形態では、プローブ車両5の位置を特定可能な単独停止、方向変動及び一定距離走行のイベントについて、1つのプローブ情報S3に最大で5つのイベントを含めることとし、そのうちの3つのイベントを単独停止に割り当て、残りの2つのイベントを方向変動又は一定距離走行のいずれかに割り当てている。
図8は、プローブ情報S3に記す各種情報のビット割り当てを示す表である。
図8に示すように、単独停止の場合の停止時間は8ビットで表され、当初ビットの値で秒と分の場合に区分し、残りの7ビットで時間を表すようになっている。このため、1秒を最小単位として、16進数で0x01(1秒)から0xff(127分)までの時間を割り当てることができる。
更に、一定距離走行や方向変動の場合の、前回イベントからの走行距離には8ビットが割り当てられており、5m単位になっている。この場合、16進数で0x01(5m)から0xff(1275m)までの走行距離を割り当てることができる。
図9は、プローブ車両5の走行経路の一例を示す概略平面図である。
図9において、格子状の実線は道路の線形を示し、一点鎖線は車両5の走行経路を示している。また、黒塗りの三角は「単独停止」を示し、白抜きの三角は「方向変動」を示している。
なお、図9(a)中の方向変動E2は、交差点C2での右折によるものであり、方向変動E4は、交差点C5での左折によるものである。
従って、仮に車載装置2の制御部209が、車両5の走行中に実際に発生したイベントを、その発生順にすべてプローブ情報S3に含めるとすれば、図9(a)のプローブ車両5がアップリンクするプローブ情報S3には、イベントE1〜E4のすべてが含まれることになる。
従って、上記のようなイベントE2,E3の発生状況においては、図9(b)に示すように、先に生じた方向変動E2を省略し、後に生じた単独停止E3のみをプローブ情報S3に含めるだけで十分である。
例えば、1つのプローブ情報S3に最大で4つのイベントを含める場合を想定すると、図9(a)の場合は、イベントE1〜E4によって交差点C5の左折時までしか走行経路を特定できない。
このように、走行経路を特定するには過剰となる無駄なイベント(例えば、図9(a)の方向変動E3)がある場合に、これを省略すれば、同数のイベントを含む1つのプローブ情報S3によって特定可能な経路の区間距離を延ばすことができる。
図10は、制御部209によるイベント抽出処理の内容を示すフローチャートである。
図10において、車載装置2の制御部209は、まず、記憶部205に記憶させているすべてのイベントE(1)〜E(n)を時系列に並べ(ステップST1)、処理すべきイベントしてまず最初のイベントE(1)を読み出す(ステップST2)。
上記判定がNoである場合にはイベントを抽出する必要がないので、制御部209は処理を終了する。一方、上記判定がYesである場合には、制御部209は、先に発生したイベントE(i)の位置と後に発生したイベントE(i+1)の間の距離を算出する(ステップST4)。
また、制御部209は、上記選択を完了した後、或いは、上記距離が閾値Thを超える場合(ステップST5でNo)には、イベントE(i)の変数iを1つインクリメントしてから(ステップST7)、ステップST3に戻り、同様の処理(ステップST3〜ST6)を繰り返す。
なお、閾値(所定距離)Thは、その距離内に生じた複数のイベントEを1つのイベントに集約しても、車両5の走行経路を捕捉できる程度の距離に設定される。例えば、地方都市や山間部等の比較的疎な道路網の地域では、500m以下に設定すればよく、大都市やその近郊等の比較的密な道路網の地域では、200m以下に設定すればよい。
この場合、制御部209は、記憶部205の道路地図データに基づいて、比較的疎な道路網か密な道路網のいずれでイベントが生じたかを判定し、その地域に応じて閾値Thを使い分けるようにすればよい。これにより、その閾値Thが固定値である場合に比べて、イベントを消去すべきか否かの判定をより正確に行うことができる。
図11は、イベントの選択ルール(図10のステップST6)の一例を示す表である。
図11の表の第1列(最も左の列)には、先に生じたイベントE(i)の種別が上から順に並んでおり、第1行(最も上の行)には、後に生じたイベントE(i+1)の種別が左から順に並んでいる。
また、図11の表の各欄には、それぞれの場合に選択されるべきイベント、すなわち消去せずにプローブ情報S3に含めるべきイベントが記載されている。
その理由は、単独停止は、インフラ側の中央装置4において交通制御に必要な交通指標(例えば、前記待ち行列台数や飽和交通流率)を算出するのに利用価値があるため、常にプローブ情報S3に含めることが好ましいからである。
その理由は、前述の通り、この場合には、後に生じた単独停止の位置及び時刻が分かれば、その前の方向変動や一定距離走行のイベントがなくても、車両の走行経路を推定できるので、単独停止のみをプローブ情報S3に含めるだけで十分だからである。
その理由は、方向変動が発生すると車両5が異なるリンクに移動した可能性が高いため、車両5の走行経路を正確に特定するためには、最新の方向変動を常に把握しておくことが好ましいからである。
なお、イベントE(i),E(i+1)が同じリンクにある場合のより詳細な選択ルール(図12)については、後述する。
その理由は、一定距離走行とは、車両5の累積走行距離が一定距離(定数設定:例えば500m)を越えた場合のイベントであるから、その前の比較的近い距離(前記閾値Th以下の距離)内で他のイベントが発生することがないからである。
図12は、イベントの選択ルール(図10のステップST6)の別例を示す表である。
本実施形態の制御部209は、図10に示すイベント抽出処理を実行するに当たり、図11又は図12のいずれか一方の選択ルールを採用することができる。
図12の選択ルールが図11のそれと異なる点は、後に生じたイベントE(i+1)の種別が「方向変動」である場合の選択処理の仕方にある。
すなわち、制御部209は、先に生じたイベントE(i)と後に生じたイベントE(i+1)がマップマッチング処理によって同じリンクにあるか否かを判定することができ、その判定結果が肯定的である場合には、図11の表における(※3)の処理の代わりに、図12の表における(※5)〜(※7)の処理を実行可能である。
その理由は、前述の通り、単独停止は、交通制御に必要な交通指標(例えば、前記待ち行列台数や飽和交通流率)を算出するために、常にプローブ情報S3に含めることが好ましいのに対して、既に単独停止が生じたリンクと同じリンクにおいて更に方向変動が発生しても、当該リンクの線形が曲がっているだけと推定できることから、後に生じた方向変動がなくても、車両の走行経路を推定できるからである。
その理由は、既に方向変動や一定距離走行が生じたリンクと同じリンクにおいて更に方向変動が発生しても、当該リンクの線形が曲がっているだけと推定できることから、先に生じたイベント(方向変動又は一定距離走行)或いは後に生じた方向変動のいずれか一方があれば、車両5の走行経路を推定できるからである。
以上の通り、本実施形態の車載装置2によれば、制御部209が、車両5の位置を特定可能なイベントE(i),E(1+1)が所定距離内又は同じリンクに複数ある場合に、その中の一部のイベントを記憶部205から消去し、残りのイベントを含むプローブ情報S3を生成するので(図11の表中の(※2)と図12の表中の(※5)(※6)(※7)参照)、所定距離内又は同じリンクに含まれる無駄なイベントを間引くことができる。
このため、無駄なイベントがプローブ情報S3に含まれるのを防止することができ、同数のイベントを含むプローブ情報S3によって特定可能な経路の区間距離を延ばすことができる。
上記実施形態は例示であって本発明の範囲を制限するものではない。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲の構成と均等の範囲内のすべての変更が本発明に含まれる。
また、本発明は、中央装置4が広域制御を行う場合に限らず、LANに含まれる複数の交通信号制御機1aが、中央装置4による制御とは別個のグループ単位での系統制御又は広域制御を行う場合にも適用することができる。
1a 交通信号制御機
1b 信号灯器
2 車載装置(プローブ情報生成装置)
3 車両感知器
4 中央装置
5 プローブ車両
6 光ビーコン
204 光通信部
205 記憶部(記憶手段)
209 制御部(イベント判定手段、情報生成手段)
Claims (11)
- 道路を走行中の車両のプローブ情報を生成して外部に送信するプローブ情報生成装置であって、
走行中に前記車両に生じる複数のイベントを記憶可能な記憶手段と、
前記車両の位置を特定可能な前記イベントが所定距離内に複数ある場合に、そのうちの少なくとも1つの前記イベントを前記記憶手段から消去し、残りの前記イベントを含む前記プローブ情報を生成する情報生成手段と、を備えており、
前記情報生成手段は、前記所定距離内に含まれる複数の前記イベントの種別に基づいて、前記記憶手段からの消去を実行するか否かを判定し、前記所定距離内に含まれる複数の前記イベントが次の順序(a)で発生した場合には、先に生じた前記イベントを消去することを特徴とするプローブ情報生成装置。
(a) 先に生じた前記イベントの種別が方向変動、又は車両が一定距離以上の走行を継続する一定距離走行であり、後に生じた前記イベントの種別が単独停止である場合 - 前記情報生成手段は、前記所定距離内に含まれる複数の前記イベントが次の順序(b)又は(c)で発生した場合には、先後いずれの前記イベントも消去せずに残す請求項1に記載のプローブ情報生成装置。
(b) 先に生じた前記イベントの種別が単独停止であり、後に生じた前記イベントの種別が単独停止である場合
(c) 先に生じた前記イベントの種別が単独停止、方向変動、又は車両が一定距離以上の走行を継続する一定距離走行であり、後に生じた前記イベントの種別が方向変動である場合 - 前記所定距離は500m以下である請求項1又は2に記載のプローブ情報生成装置。
- 前記所定距離は200m以下である請求項1〜3のいずれか1項に記載のプローブ情報生成装置。
- 前記情報生成手段は、前記車両が走行する地域に対応して前記所定距離を可変に設定する請求項1〜4のいずれか1項に記載のプローブ情報生成装置。
- 道路を走行中の車両のプローブ情報を生成して外部に送信するプローブ情報生成装置であって、
走行中に前記車両に生じる複数のイベントを記憶可能な記憶手段と、
前記車両の位置を特定可能な前記イベントが同じリンクに複数ある場合に、そのうちの少なくとも1つの前記イベントを前記記憶手段から消去し、残りの前記イベントを含む前記プローブ情報を生成する情報生成手段と、を備えており、
前記情報生成手段は、同じ前記リンクに含まれる複数の前記イベントの種別に基づいて、前記記憶手段からの消去を実行するか否かを判定し、同じ前記リンクに含まれる複数の前記イベントが次の順序(d)で発生した場合には、後に生じた前記イベントを消去することを特徴とするプローブ情報生成装置。
(d) 先に生じた前記イベントの種別が単独停止であり、後に生じた前記イベントの種別が方向変動である場合 - 道路を走行中の車両のプローブ情報を生成して外部に送信するプローブ情報生成装置であって、
走行中に前記車両に生じる複数のイベントを記憶可能な記憶手段と、
前記車両の位置を特定可能な前記イベントが同じリンクに複数ある場合に、そのうちの少なくとも1つの前記イベントを前記記憶手段から消去し、残りの前記イベントを含む前記プローブ情報を生成する情報生成手段と、を備えており、
前記情報生成手段は、同じ前記リンクに含まれる複数の前記イベントの種別に基づいて、前記記憶手段からの消去を実行するか否かを判定し、同じ前記リンクに含まれる複数の前記イベントが次の順序(e)で発生した場合には、先後いずれか一方の前記イベントを消去することを特徴とするプローブ情報生成装置。
(e) 先に生じた前記イベントの種別が方向変動、又は車両が一定距離以上の走行を継続する一定距離走行であり、後に生じた前記イベントの種別が方向変動である場合 - 道路を走行中の車両のプローブ情報を生成する処理を、コンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムであって、
走行中に前記車両に生じる複数のイベントを記憶領域に記憶する第1のステップと、
前記車両の位置を特定可能な複数の前記イベントが所定距離内に複数ある場合に、そのうちの少なくとも1つを前記記憶領域から消去し、残りの前記イベントを含む前記プローブ情報を生成する第2のステップと、を含み、
前記第2のステップにおいて、前記所定距離内に含まれる複数の前記イベントの種別に基づいて、前記記憶手段からの消去を実行するか否かを判定し、前記所定距離内に含まれる複数の前記イベントが次の順序(a)で発生した場合には、先に生じた前記イベントを消去することを特徴とするコンピュータプログラム。
(a) 先に生じた前記イベントの種別が方向変動、又は車両が一定距離以上の走行を継続する一定距離走行であり、後に生じた前記イベントの種別が単独停止である場合 - 前記第2のステップにおいて、前記所定距離内に含まれる複数の前記イベントが次の順序(b)又は(c)で発生した場合には、先後いずれの前記イベントも消去せずに残す請求項8に記載のコンピュータプログラム。
(b) 先に生じた前記イベントの種別が単独停止であり、後に生じた前記イベントの種別が単独停止である場合
(c) 先に生じた前記イベントの種別が単独停止、方向変動、又は車両が一定距離以上の走行を継続する一定距離走行であり、後に生じた前記イベントの種別が方向変動である場合 - 道路を走行中の車両のプローブ情報を生成する処理を、コンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムであって、
走行中に前記車両に生じる複数のイベントを記憶領域に記憶する第1のステップと、
前記車両の位置を特定可能な複数の前記イベントが同じリンクに複数ある場合に、そのうちの少なくとも1つを前記記憶領域から消去し、残りの前記イベントを含む前記プローブ情報を生成する第2のステップと、を含み、
前記第2のステップにおいて、同じ前記リンクに含まれる複数の前記イベントの種別に基づいて、前記記憶手段からの消去を実行するか否かを判定し、同じ前記リンクに含まれる複数の前記イベントが次の順序(d)で発生した場合には、後に生じた前記イベントを消去することを特徴とするコンピュータプログラム。
(d) 先に生じた前記イベントの種別が単独停止であり、後に生じた前記イベントの種別が方向変動である場合 - 道路を走行中の車両のプローブ情報を生成する処理を、コンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムであって、
走行中に前記車両に生じる複数のイベントを記憶領域に記憶する第1のステップと、
前記車両の位置を特定可能な複数の前記イベントが同じリンクに複数ある場合に、そのうちの少なくとも1つを前記記憶領域から消去し、残りの前記イベントを含む前記プローブ情報を生成する第2のステップと、を含み、
前記第2のステップにおいて、同じ前記リンクに含まれる複数の前記イベントの種別に基づいて、前記記憶手段からの消去を実行するか否かを判定し、同じ前記リンクに含まれる複数の前記イベントが次の順序(e)で発生した場合には、先後いずれか一方の前記イベントを消去することを特徴とするコンピュータプログラム。
(e) 先に生じた前記イベントの種別が方向変動、又は車両が一定距離以上の走行を継続する一定距離走行であり、後に生じた前記イベントの種別が方向変動である場合
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009183531A JP5299155B2 (ja) | 2009-08-06 | 2009-08-06 | プローブ情報生成装置及びコンピュータプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009183531A JP5299155B2 (ja) | 2009-08-06 | 2009-08-06 | プローブ情報生成装置及びコンピュータプログラム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011039587A JP2011039587A (ja) | 2011-02-24 |
JP5299155B2 true JP5299155B2 (ja) | 2013-09-25 |
Family
ID=43767323
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009183531A Expired - Fee Related JP5299155B2 (ja) | 2009-08-06 | 2009-08-06 | プローブ情報生成装置及びコンピュータプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5299155B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5935530B2 (ja) * | 2012-06-14 | 2016-06-15 | 住友電気工業株式会社 | 光ビーコン |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004227317A (ja) * | 2003-01-23 | 2004-08-12 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | プローブカーシステム及び装置 |
JP2007264825A (ja) * | 2006-03-27 | 2007-10-11 | Kenwood Corp | 情報提供システム、情報提供装置、車載装置および情報提供方法 |
JP4938591B2 (ja) * | 2007-08-22 | 2012-05-23 | トヨタ自動車株式会社 | 交通情報作成方法、交通情報作成装置及びナビゲーションシステム |
JP5003465B2 (ja) * | 2007-12-25 | 2012-08-15 | 住友電気工業株式会社 | 運転支援システム、路上通信装置、および、情報提供装置 |
-
2009
- 2009-08-06 JP JP2009183531A patent/JP5299155B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011039587A (ja) | 2011-02-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4861355B2 (ja) | 道路交通情報システム | |
JP5900454B2 (ja) | 車両用車線案内システム及び車両用車線案内方法 | |
JP4809321B2 (ja) | 交通情報算出装置、交通情報算出プログラム及び交通情報算出方法 | |
WO2005078679A1 (ja) | 交通情報算出装置、交通情報算出方法、交通情報表示方法及び交通情報表示装置 | |
JP2011039704A (ja) | プローブ情報の処理装置、コンピュータプログラム及び路車間通信システム | |
JP4969814B2 (ja) | 道路交通状況把握システム | |
JP2013088888A (ja) | 情報処理装置、交通指標推定装置及びコンピュータプログラム | |
JP6139179B2 (ja) | 情報生成装置、交通シミュレータ及びコンピュータプログラム | |
WO2020031236A1 (ja) | 交通流シミュレータ、交通流のシミュレート方法及びコンピュータプログラム | |
Anya et al. | Application of AIMSUN microsimulation model to estimate emissions on signalized arterial corridors | |
JP4082420B2 (ja) | 旅行時間推定システム、装置及び方法 | |
JP4998504B2 (ja) | プローブ情報生成装置及び方法 | |
JP2011085431A (ja) | 走行特性データ生成装置,車載装置及び車載情報システム | |
JP2016062241A (ja) | 交通情報推定システム、方法、およびプログラム | |
JP4865922B1 (ja) | 走行情報演算装置、ナビゲーションシステムおよび走行情報演算方法 | |
JP4313457B2 (ja) | 移動時間予測システム、プログラム記録媒体、移動時間予測方法、情報提供装置、および情報入手装置 | |
JP5841388B2 (ja) | 燃料消費量予測装置、ナビゲーション装置、燃料消費量予測方法 | |
JP5348104B2 (ja) | プローブ情報の処理装置、コンピュータプログラム、情報処理システム及びリンク端の通過時刻算出方法 | |
JP5381808B2 (ja) | 交通情報処理装置とこれを用いた渋滞情報の検出方法 | |
JP5110125B2 (ja) | 情報処理装置及びコンピュータプログラム | |
JP4947090B2 (ja) | プローブ情報生成装置及び方法 | |
JP5716312B2 (ja) | 情報処理装置及びコンピュータプログラム | |
JP5299155B2 (ja) | プローブ情報生成装置及びコンピュータプログラム | |
JP5104916B2 (ja) | 情報処理装置及びコンピュータプログラム | |
JP5110053B2 (ja) | プローブ情報の処理装置及びコンピュータプログラム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20110308 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20110308 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110328 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20121031 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20121106 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20121227 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130129 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130329 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130521 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130603 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |