JP2007241702A - 自動販売機 - Google Patents

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Abstract

【課題】配線カバーの素材に弾性体を使用して弾性領域内の変形を利用することで、組立作業性を良くし、より安価な構成で実現できる自動販売機の配線カバーを提供する。
【解決手段】庫内収納部に配置した商品収納装置3と、商品収納装置3に備えた機能部品とコントロール部とを接続するハーネス4と、庫内収納部を左右に仕切る仕切板2を備えた自動販売機において、仕切板2と商品収納装置3の間で仕切板2の下方にハーネス4をカバーする弾性体シートの配線カバー5を形成したものである。配線カバー5は弾性領域内で変形が可能なので、従来では組立の最終で構造体を複雑によけながら組み付け作業していたものから、あらかじめ簡単な前工程で配線カバー5を仕切板2に取り付けてからでもハーネス4を通すことが出来るので作業性が良く、安価に構成できる。
【選択図】図2

Description

本発明は、自動販売機庫内収納部を左右に仕切る仕切板により複数の商品収納部を備え、庫内に配線したハーネスをカバーする自動販売機の庫内配線用カバーに関するものである。
従来、この種の自動販売機は、本体庫内に搭載した商品収納装置に対して、商品収納装置に装備した搬出機構のアクチュエータ(モータ,ソレノイド),売切れ検知スイッチや、サーモスタットなどの各種電装部品と、本体内の機械室に配した電源,制御用の電装ボックスとの間を接続して本体庫内に電源,制御ラインのハーネスが配線されており、かつこのハーネスを庫内に備えた配線カバーで覆うようにしている。配線カバーは庫内を左右に仕切る複数の仕切板の側面もしくは本体庫内の側面に取り付けられている(例えば、特許文献1参照)。
図5は特許文献1に記載された従来の自動販売機の庫内配線用カバーの分解斜視図、図6は特許文献1に記載された従来の自動販売機の庫内全体の分解斜視図である。従来の自動販売機の庫内配線用カバーは、図5と図6において、本体庫内101の側面に断熱材101a(ウレタンフォームなどの発泡樹脂やアルミフィルムで密閉された真空断熱材)を備えた断熱筐体であり、その庫内101は断熱材101aと同様の素材で構成された断熱仕切板102を備えて複数の商品収納部に仕切られている。その複数の商品収納部にジュースなどの缶・ビン・PET商品等を収納する商品収納装置103が複数配置され、ハーネス104は本体庫内101の庫内側面である断熱材101aの側面,あるいは仕切板102の側面に沿って敷設されており、このハーネス104を包囲して配線カバー105が断熱材101aの下部側面,あるいは仕切板102の下部側面に装着されている。配線カバー105の横には配線カバーの下部と上下方向にラップする位置関係で商品搬送用シューター106が備えられている。
配線カバー105は板金加工された樋状体であり、その上下,左右の四隅には取付け爪105aを備えている。また、この取付け爪105aに対向して断熱材101aの下部側面には配線カバー取付け穴101bが開口している。そして、配線カバー105を装着する際には、あらかじめ庫内に配線されているハーネス104を覆って前方から配線カバー105を被せ、取付け爪105aをカバー取付け穴101bの中に差し込んで配線カバー105が断熱材101aの下部側面に係止固定される。なお、仕切板102の下部側面に配線カバー105を装着する場合も前記と同様な取付け構造を採用している。
特開平11−339113号公報
しかしながら、前記従来の構成では、配線カバー105を装着する際には、あらかじめ庫内に配線されているハーネス104を覆ってから固定する方法をとらなくてはいけない。そのため、従来の自動販売機を組み立てる場合、ハーネス104の取付け・配置する工程よりも配線カバー105の取付け・配置する工程を後にしているが、ハーネス104の取り付け・配置をするには仕切板102の庫内101への挿入が完了し、商品収納装置103の庫内101への挿入が完了した段階になるため、取付け作業に手を差し伸べる範囲が限られてしまい、作業が困難で難しいものになっている。
また、断熱材101aもしくは仕切板102に設けられた取付け穴101bに取付け爪105aを少なくとも1箇所以上差し込んで固定する必要がある。しかし、近年では省エネのための断熱性能の強化のために断熱材101aや仕切板102にウレタン発泡樹脂よりも断熱性能の高いアルミフィルム等で梱包された真空断熱材を使用したりする場合、表面のフィルムを傷つけて破れてしまわないように断熱材表面まで取付け爪105aが貫通しない構成の鉄板部品を追加したり、真空断熱材が位置しない部分に取付け穴105bを設けたりする必要があり、コスト高や複雑な取り付け構成をとらざるを得ないという課題を有していた。
本発明は、前記従来の発明の課題を解決するもので、配線カバーの素材に弾性体を使用して弾性領域内の変形を利用することで、組立作業性を良くし、より安価な構成で実現できる自動販売機の配線カバーを提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の自動販売機の配線カバーは、庫内収納部に商品収納装置を備え、前記商品収納装置に備えた機能部品と前記機能部品を制御するコントロール部とを接続するハーネスと、前記庫内収納部を左右に仕切る仕切板を備えた自動販売機において、前記仕切板と前記商品収納装置の間で前記仕切板の下方に前記ハーネスをカバーする弾性体シートを形成したものである。
これによって、配線カバーが弾性領域内で変形が可能になるので、従来では組立の最終で構造体を複雑によけながら組み付け作業していたものから、あらかじめ簡単な前工程でカバーを仕切板に取り付けてからでもハーネスを通すことが出来る。また、従来の鉄板などでは、ハーネスを通す空間を構成するのに曲げを多数用いて複雑な形状をもうけていたが、弾性領域内の変形を利用することで、シート状の簡単な形状でもハーネスを収納する空間を構成することが出来るので、安価に構成することができる。
また、本発明の自動販売機の配線カバーは、商品収納装置の下方に商品を搬送する商品搬送用シューターを備えた自動販売機で、弾性体シートの少なくとも1辺を仕切板に固定し、前記弾性体シートの上部は商品収納装置とラップさせて配置し、前記弾性体シートの下部は商品搬送用シューターとラップさせて配置し、形成したものである。
これによって、仕切板などの取付け壁面へ複雑な差込爪や取り付け手段を講じなくても、間に位置させておくだけでよいので組立工数が少なく、安価に構成できる。また、3辺が完全固定されていないので、前工程でカバーを取り付けておいても、最終組立において弾性領域内でシートを変形させて、ハーネスを通すことが容易にできるため組立作業性をより良くすることができる。
また、本発明の自動販売機の配線カバーは、仕切板の縁部に補強部材を備え、弾性体シートを前記補強部材と前記仕切板の間に挟みこんで配置し、少なくとも1辺を仕切板に弾性領域内で抜き挿し可能に構成したものである。
これによって、前工程の組立完了時点では挿しておくことで、商品収納装置を組み込んだり、商品搬送用シューターを庫内収納部に組み込むときに出っ張って引っかかったりすることがないので、本体の最終組立作業が容易になる。また、ハーネス挿通後、再度差し込んでおくことによって、過大な出っ張りを規制して商品販売時の商品が搬送途中にひっかかったりする搬出不良等をより簡単な構成で防ぐことができる。
また、本発明の自動販売機の配線カバーは、弾性体シートは矩形状に形成され、上辺に切欠き部を形成したものである。
これによって、万が一、サービス時などで、商品収納装置に接続されているハーネスを結線したままで、強引に引き抜いた場合も、カバーが変形してコノ字形状の開放部からハーネスが配線カバーから外れるので、配線カバーが破壊したり、すぐに断線したりするような大きなトラブルになりにくい。
また、本発明の自動販売機の配線カバーは、仕切板と少なくとも1辺を接着固定されて形成したものである。
これによって、差込やビス固定でなく、接着固定(接着剤、両面テープ貼り付け、ビニールテープ貼り付け等)にすることで、近年の断熱性能向上のために真空断熱材などを使用する場合も、差込用の鉄板部材など設けることなく、真空断熱材のアルミシートの上や、保護シート材の上に直接に取付けることができるので、傷や破れを発生させて断熱機能を損なうことなく、簡単に構成することが出来る。
また、本発明の自動販売機の配線カバーは、樹脂含浸の紙素材のシートで形成したものである。
これによって、通常の弾性体である高分子材料、いわゆるプラスチック樹脂シートやゴムシートだけでなく、樹脂含浸シート(紙)を使用することで、より薄く軽量で、加工もトムソンで重ね抜きすることができるため、材料費と加工費を抑制し、より安価で構成することができる。
本発明の自動販売機は、素材に弾性体を用いることで、あらかじめ簡単な前工程でカバーを仕切板に取り付けてからでもハーネスを通すことが可能で、かつシート状の簡単な形状でもハーネスを収納する空間を構成することが出来る。そのため組立作業性が良くなり、構成も形状も簡単で安価にすることができる。
請求項1に記載の発明は、庫内収納部に商品収納装置を備え、前記商品収納装置に備えた機能部品と前記機能部品を制御するコントロール部とを接続するハーネスと、前記庫内収納部を左右に仕切る仕切板を備えた自動販売機において、前記仕切板と前記商品収納装置の間で前記仕切板の下方に前記ハーネスをカバーする弾性体シートを備えているので、弾性領域内で変形が可能になり、あらかじめ簡単な前工程でカバーを仕切板に取り付けてからでもハーネス通すことが出来て、シート状の簡単な形状でもハーネスを収納する空間を構成することが出来る。これにより組立作業性が良くなり、構成も形状も簡単で安価にすることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、商品収納装置の下方に商品を搬送する商品搬送用シューターを備えた自動販売機で、弾性体シートの少なくとも1辺を仕切板に固定し、前記弾性体シートの上部は商品収納装置とラップさせて配置し、前記弾性体シートの下部は商品搬送用シューターとラップさせて配置している。これにより、仕切板などの取付け壁面へ複雑な差込爪や取り付け手段を講じなくてよいので組立工数が少なく、形状も簡単でより安価に構成できる。また、3辺が完全固定されていないので、前工程でカバーを取り付けておいても、最終組立において弾性領域内でシートを変形させて、ハーネスを通すことが容易にできるため組立作業性をより良くすることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、仕切板の縁部に補強部材を備え、弾性体シートを前記補強部材と前記仕切板の間に挟みこんで配置したことで、本体の最終組立作業時に商品収納装置や商品搬送シューターに過大な引っ掛かりなく、組立作業が容易になる。また、ハーネス挿通後、再度差し込んでおくことによって、過大な出っ張りを規制して商品販売時の商品が搬送途中にひっかかったりする搬出不良等をより簡単な構成で防ぐことができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の発明において、矩形状の弾性体シートの上部に切欠き部を形成したことで、サービス時等で、商品収納装置に接続されているハーネスを結線したまま強引に引き抜いた場合も、カバーが変形してコノ字形状の開放部からハーネスが配線カバーから外れるので、配線カバーが破壊したり、すぐに断線したりするような大きなトラブルを防ぐことができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の発明において、弾性体シートを仕切板と少なくとも1辺を接着固定して形成することで、近年の断熱性能向上のために真空断熱材などを使用する場合も、差込用の補助鉄板部材など設けることなく、直接に真空断熱材のアルミシートの上でも傷や破れを発生させて断熱機能を損なうことなく、簡単に構成することが出来る。
請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれか一項に記載の発明において、弾性体シートを樹脂含浸の紙素材のシートで形成することによって、より薄く軽量で、加工もトムソンで重ね抜きすることができるため、材料費と加工費を抑制し、より安価で構成することができる。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における自動販売機の庫内全体の分解斜視図、図2は本発明の実施の形態1における自動販売機の庫内から見た庫内配線用カバー取付け時の部分側面図、図3は本発明の実施の形態1における自動販売機の庫内配線用カバーのハーネス取付け時の斜視図である。
図1および図2において、本発明の自動販売機は、本体庫内1の側面に断熱材1a(ウレタンフォームなどの発泡樹脂やアルミフィルムで密閉された真空断熱材)を備えた断熱筐体であり、その庫内1は断熱材1aと同様の素材で構成された断熱仕切板2を備えて複数の商品収納部に仕切られている。その複数の商品収納部にジュースなどの缶・ビン・PET商品等を収納する商品収納装置3が複数配置され、ハーネス4は本体庫内1の庫内側面である断熱材1aの側面,あるいは仕切板2の側面に沿って、本体庫内1の下部に備えたコントロール部1bと商品収納装置に備えた搬出装置3aなどの機能部品とを接続して敷設されており、このハーネス4を包囲して配線カバー5が断熱材1aの下部側面,あるいは仕切板2の下部側面に装着される。このとき、図2のように配線カバー5の下部と上下方向にラップする位置関係で商品搬送用シューター6が備えられ、配線カバー5の上部は商品収納装置3と上下方向でラップする位置関係で装着されている。
したがって配線カバー5の上部は商品収納装置3で、下部は商品搬送用シューター6で規制されるので、固定部材で固定する必要はなく、配線カバー5の前後方向どちらかの部分をテープ等で接着固定しておけば良く、配線カバー5によって商品収納装置3から商品搬送用シューター6を通る商品の移動を邪魔することはない。
配線カバー5は弾性体の素材で構成された弾性体シートである。構成を詳しく説明すると、表面にPET樹脂を含浸した紙シートであり、表面に防水機能と、弾性を持たせて適度なコシを備えたものである。このため、あらかじめ簡単な前工程で配線カバー5を断熱材1aもしくは仕切板2に取り付けてからでも、図2のように弾性領域内で変形させて、ハーネスを通し、再度元の取付け位置まで戻すことが可能になるので、組立作業性が良くなる。
さらに、従来の鉄板などでハーネスを通す空間を構成するために曲げを多数用いて複雑な形状をもうけていたが、弾性領域内の変形を利用することで、ハーネスを収めたときに、ハーネス部分が必要最小限で膨らむため、シート状の簡単な形状でもハーネスを収納する空間を構成することが出来るので、安価に構成することができる。
なお、工場での組立作業性が良くなるだけでなく、サービス時のハーネス4の点検、配線替えを行う場合でも、配線カバー5を断熱材1aもしくは仕切板2から取り外す必要なく、簡単にハーネス4の取り外しが出来るので、サービス・メンテナンス作業性も良くなる。
また、配線カバー5は図2のように、1辺を断熱材1aもしくは仕切板2に固定し、上部1辺を商品収納装置3と断熱材1aもしくは仕切板2の間に位置させる。下部1辺を商品搬送用シューター6と断熱材1aもしくは仕切板2の間に位置させて取り付けることにより、断熱材1aもしくは仕切板2の取付け壁面へ複雑な差込爪や取り付け手段を講じなくてよいので組立工数が少なく、形状も簡単でより安価に構成できる。3辺が完全固定されていないので、前工程で配線カバー5を取り付けておいても、最終組立において弾性領域内でシートを変形させて、ハーネス4を通すことが容易にできるため組立作業性をより良くすることができる。
また、配線カバー5は、矩形状に形成されており、図2のように上辺のハーネス4との接触部分に切欠き部5aを備え、切欠き部5aは略コノ字形状に形成することによって、サービス時などの商品収納装置3を引き出す場合、通常はハーネス4を配線カバー5から外して結線されているコネクターなどを外してから引き出すのだが、万が一、商品収納装置3に接続されているハーネス4を配線カバー5から外さずに結線したままで、強引に引き抜いた場合も、カバーが弾性領域内程度で変形してコノ字形状の開放部からハーネスが配線カバーから外れるので、配線カバーが破壊されたり、すぐにハーネス4が断線したりするような大きなトラブルになりにくい。このときコノ字形状の縦方向の直線部は好ましくはテーパーにしておくほうが良く、図2では30度で構成している。
また、配線カバー5は、断熱材1aもしくは仕切板2と図2のように1辺を接着テープで上下方向に接着固定されて形成している。
接着固定の方式をとる背景としては、近年の断熱性能向上、つまりは省エネの要求が高まっていることにある。断熱性能向上のために、断熱材1aもしくは仕切板2の構成素材として従来の発泡ウレタン樹脂から真空断熱材に置き換えて使用する場合がある。真空断熱材は表面をアルミシートなどで密閉されたものが主流で、もちろん破れなどが生じると断熱機能を大きく損なうものである。
現在は素材全面もしくは一部に使用して、アルミシート表面に紙などの保護面材を貼り付けて構成したり、表面に鉄板部材で覆う構成、あるいは発泡ウレタン樹脂の内部に設けたりしている。しかし、傷付きや破れを生じさせないためには、従来方式である、壁面に取付け穴等を設けて、カバー部材に取付け爪等を設けた差込固定や、ビスを突き刺すビス固定をする方法を直接とることが出来ない。そのため、真空断熱材を避けて、支障のない部分に差し込み固定やビス固定を設けたりしてカバー形状が複雑化したり、ビス固定、差込用の補助鉄板部材などを断熱材1aもしくは仕切板2の表面にさらに追加して設けることで、直接断熱材1aもしくは仕切板2へ干渉なく構成したりして複雑かつ、構成が多くなっていた。
本実施の形態のように接着テープ7を使用することで、差込構成をとらずに、真空断熱材のアルミシートの上や、保護面材の上に直接に取付けることができるので、傷や破れを発生させて断熱機能を損なうことなく、簡単に構成することが出来る。
また、配線カバー5は前述したとおり、下地に紙素材を使用して表面にPET樹脂を含浸したシートで、表面に防水機能と、弾性を持たせて適度なコシを備えたものであるので、通常の弾性体といえば、高分子材料、いわゆるプラスチック樹脂シートやゴムシートを連想するが、それに加えて請求項6に示す、樹脂含浸シート(紙)を使用することで、より薄く軽量で、加工もトムソンで重ね抜きすることができるため、材料費と加工費を抑制し、より安価で構成することができる。
なお、上記実施の形態においては、弾性体は高分子材料、いわゆるプラスチック樹脂シートやゴムシートに加えて紙素材の樹脂含浸シートと説明したが、配線カバー5を断熱材1aもしくは仕切板2に取付けた後に、ハーネス4を通すことができる弾性領域内の変形を生じることのできる素材すべてに適用でき、たとえば、ステンレス素材の板バネや、厚み0.5mm程度以下の薄い鉄板などを使用する場合にも、同様の効果が得られる。
(実施の形態2)
図4は、本発明の実施の形態2における自動販売機の庫内配線用カバーのハーネス取付け時の斜視図である。
図4はこの発明の請求項3に対応する実施例を示すものである。この実施例においては、断熱材1aもしくは仕切板2の手前端部に、庫内のシール性を良くするために通常備えられるガスケットと呼ばれる押し出し成形部品を保持する目的や、断熱材1aもしくは仕切板2(以降仕切板2という)の庫内強度確保のための補強部材として備えられるコノ字断面である補強部材8を備えたものである。この補強部材8は通常、鉄板の曲げ部品で構成されることが多いが、ガスケットの押し出し成形で一体構成している場合もある。
配線カバー5は、図4のように手前1辺を仕切板2に備えられた補強部材8と仕切板2の側面の間に挟みこんで配置し、弾性領域内で抜き挿し可能に構成したものである。
これによって、商品収納装置3や、商品搬送用シューター6の取付けよりも前工程の組立で、配線カバー5を仕切板2に備え付け、補強部材8と仕切板2の側面の間に手前1辺を挿しておくことで、商品収納装置3を組み込んだり、商品搬送用シューター6を庫内収納部に組み込むときに配線カバー5の角部が出っ張って引っかかったりすることがないので、本体の最終組立作業が容易になる。また、弾性領域内で移動させて一旦差し込み部を抜き、ハーネス4挿通後、再度差し込んでおくことによって、過大な出っ張りを規制して商品販売時の商品が搬送途中にひっかかったりするなどの搬出不良等を未然に、より簡単な構成で防ぐことができる。
以上のように、本発明にかかる自動販売機は、弾性体を用いることで、あらかじめ簡単な前工程でカバーを仕切板に取り付けてからでもハーネスを通すことが可能で、かつシート状の簡単な形状でもハーネスを収納する空間を構成することが出来るので、金属板等でカバーしているところは、この弾性体シートに変更することができ家具やコンピュータ等で発生する配線処理に適用できる。
本発明の実施の形態1における自動販売機の庫内全体の分解斜視図 本発明の実施の形態1における自動販売機の庫内から見た庫内配線用カバー取付け時の部分側面図 本発明の実施の形態1における自動販売機の庫内配線用カバーのハーネス取付け時の斜視図 本発明の実施の形態2における自動販売機の庫内配線用カバーのハーネス取付け時の斜視図 従来の自動販売機の庫内配線用カバーの分解斜視図 従来の自動販売機の庫内全体の分解斜視図
符号の説明
1 本体庫内
2 仕切板
3 商品収納装置
4 ハーネス
5 配線カバー
5a 切欠き部
6 商品搬送用シューター
7 接着テープ
8 補強部材

Claims (6)

  1. 庫内収納部に商品収納装置を備え、前記商品収納装置に備えた機能部品と前記機能部品を制御するコントロール部とを接続するハーネスと、前記庫内収納部を左右に仕切る仕切板を備えた自動販売機において、前記仕切板と前記商品収納装置の間で前記仕切板の下方に前記ハーネスをカバーする弾性体シートを備えたことを特徴とする自動販売機。
  2. 商品収納装置の下方に商品を搬送する商品搬送用シューターを備えた自動販売機で、弾性体シートの少なくとも1辺を仕切板に固定し、前記弾性体シートの上部は商品収納装置とラップさせて配置し、前記弾性体シートの下部は商品搬送用シューターとラップさせて配置したことを特徴とする請求項1に記載の自動販売機。
  3. 仕切板の縁部に補強部材を備え、弾性体シートを前記補強部材と前記仕切板の間に挟みこんで配置したことを特徴とする請求項1または2に記載の自動販売機。
  4. 矩形状の弾性体シートの上部に切欠き部を形成したことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の自動販売機。
  5. 弾性体シートは仕切板と少なくとも1辺を接着固定されたことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の自動販売機。
  6. 弾性体シートは樹脂含浸の紙素材のシートであることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の自動販売機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010128548A (ja) * 2008-11-25 2010-06-10 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd 自動販売機

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