JP2007239672A - ターボ過給機を備えた多気筒内燃機関の制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 排気脈動を利用して加速過渡応答性の向上を図る。
【解決手段】 複数の#1〜#4気筒とターボ過給機10のタービン12A,12Bとを接続する排気通路7A,7Bを2系統に分割し、両排気通路7A,7Bを互いに接続するバイパス通路14にバイパス弁15を設ける。制御部8は、アクセル開度の変化率ΔAPOが所定の判定値Aよりも高い加速過渡状態と判定した場合、バイパス弁15を強制的に閉とする。それ以外の運転領域では機関回転数と要求トルクとに基づいてバイパス弁15の開閉を切り換える。
【選択図】 図1
【解決手段】 複数の#1〜#4気筒とターボ過給機10のタービン12A,12Bとを接続する排気通路7A,7Bを2系統に分割し、両排気通路7A,7Bを互いに接続するバイパス通路14にバイパス弁15を設ける。制御部8は、アクセル開度の変化率ΔAPOが所定の判定値Aよりも高い加速過渡状態と判定した場合、バイパス弁15を強制的に閉とする。それ以外の運転領域では機関回転数と要求トルクとに基づいてバイパス弁15の開閉を切り換える。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ターボ過給機を備えた多気筒内燃機関の制御に関する。
内燃機関に搭載されるターボ過給機は、周知のように、排気エネルギーでタービンを回し、そのタービンがコンプレッサを駆動することにより、吸入空気を過給する。このようなターボ過給機の一つとして、いわゆるツインスクロールターボのように、複数の気筒とタービンとを接続する排気通路を2系統に分割形成して、排気脈動を利用して低速でのタービン回転を向上させるものが知られている。また、特許文献1に記載の従来例では、2系統の排気通路をバイパス通路により連通し、このバイパス通路にバイパス弁を設けている。そして、高速高負荷域を除く大半の領域で、吸排気損失を低減して燃費向上を図るためにバイパス弁を閉じている。
特開平10−30446号公報
上記従来例では、機関回転数及び機関負荷に基づいてバイパス弁の開閉を切り換えているものの、急加速時のような加速過渡状態については考慮されていない。このような加速過渡状態で、仮にバイパス弁を開く設定となっていると、排気脈動を利用したトルク向上効果が得られず、十分な加速応答性を得ることができないおそれがある。
また、比較的低い回転・負荷域から過給が行われる小型・小排気量の内燃機関では、機関運転領域の大半の領域で、バイパス弁を閉じると逆に燃費性能が低下するために、上記従来例のように高速高負荷域を除く大半の領域でバイパス弁を閉じる設定では、燃費性能の低下を招くおそれがある。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであって、複数の気筒とターボ過給機のタービンとを接続する排気通路が2系統に分割され、かつ、両排気通路を互いに接続するバイパス通路を開閉するバイパス弁と、このバイパス弁の開閉を制御する制御部と、を有するターボ過給機を備えた多気筒内燃機関の制御装置であって、上記制御部は、機関要求負荷の変化の度合いが所定の判定値よりも大きい加速過渡状態と判定した場合に、バイパス弁を閉とすることを特徴としている。
本発明によれば、運転者による機関要求負荷の変化の度合いが大きい加速過渡状態では、機関要求負荷及び機関回転数からなる運転領域にかかわらず、バイパス弁を強制的に閉とすることによって、排気脈動を有効に利用して、加速過渡応答性を向上することができる。
以下、本発明の好ましい実施の形態を図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施例を適用した直列4気筒内燃機関のシステム構成を示している。内燃機関1には4つの#1〜#4気筒が気筒列方向に沿って直列に配置されている。これらの気筒へ新気を供給する吸気通路3には、上流側より順に、ターボ過給機10、具体的にはそのコンプレッサ11と、吸気を冷却するインタークーラ4と、吸気量を調整する電制のスロットル(弁)5と、が設けられている。スロットル5は、運転者によるアクセルペダル6の操作とは独立して開度を調整可能な電制のものである。
ターボ過給機10は、排気エネルギで排気タービン12(12A,12B)を回してコンプレッサ11を駆動して吸入空気を過給するもので、この例では2つのタービン12A,12Bがコンプレッサ11と同軸上に連結される。排気タービン12と#1〜#4気筒とを接続する排気通路7は2系統に分割形成されており、具体的には、燃焼順序(#1,#4,#2,#3)に対応して、#1,#4気筒と一方の第1タービン12Aとを接続する第1排気通路7Aと、残りの#2,#3気筒と他方の第2タービン12Bとを接続する第2排気通路7Bと、により構成される。
そして、排気タービン12A,12Bの入口近傍の集合部で両排気通路7A,7Bを連通するバイパス通路14に、このバイパス通路14を開閉するバイパス弁15が設けられている。制御部(エンジン・コントロール・モジュール:ECM)8は、各種制御処理を記憶及び実行する機能を有するデジタルコンピュータシステムであり、運転者により操作されるアクセルペダル6の開度APOを検出するアクセル開度センサ9やクランク角センサ(図示せず)等の各種センサ類によりアクセル開度APOや機関回転数Ne等に基づいて、バイパス弁15やスロットル5に制御信号を出力し、その動作を制御する。
図2は、上記制御部8による制御内容を説明するフローチャートであり、本ルーチンは例えば所定の短期間(例えば10ms又は所定クランク角)毎に繰り返し実行される。ステップS1では、機関運転状態、具体的には機関回転数Ne、アクセル開度APOに基づく機関要求負荷(トルク)等を読み込む。また、機関要求負荷の変化の度合いに対応するアクセル開度APOの変化率ΔAPOを求める。このΔAPOは、例えば本ルーチンの前回値と今回値との差により求めることができる。
ステップS2では、この変化率ΔAPOが所定の判定値Aを超える加速過渡状態であるか否かを判定する。加速過渡状態(ΔAPO>A)と判定されると、ステップS3へ進み、機関要求トルクや機関回転数にかかわらず、バイパス弁15を強制的に閉として、本ルーチンを終了する。一方、加速過渡状態でなければステップS4へ進み、予め設定・記憶される図3の制御マップを参照してバイパス弁15が機関要求トルク及び機関回転数に応じて開閉される。
図3を参照して、バイパス弁15を閉とした方が燃費が向上する低速低負荷域R1と、バイパス弁15を閉とした方がトルク(最大トルク)が向上する中回転高負荷域R2と、を除く大半の領域R3で、バイパス弁15が閉とされる。ここで、本実施例ではターボ過給機10を用いることにより内燃機関の小型化・小排気量化、ひいては燃費向上を図るものであり、比較的低いトルク・回転域から過給が行われる。この関係で、上記従来例に比して、燃費性能が切り替わるラインL(図3参照)が低回転・低トルク側へシフトする形となり、大半の運転領域R3で「開」の設定となる。このために、中回転高負荷域R2では、バイパス弁15を開とした方が燃費が良いものの、定常トルク(最大トルク)が向上することから、「閉」の設定としている。
このように本実施例によれば、機関要求負荷の変化の度合いに対応するアクセル開度変化率ΔAPOが所定の判定値Aよりも大きい加速過渡状態と判定した場合には、バイパス弁15を強制的に閉としているため、図4の破線で示すようにバイパス弁15を「開」とする場合に比して、排気脈動効果によってトルクが増大し、この結果、加速過渡状態での加速応答性を格段に向上することができる。
また、加速過渡状態を除き、機関要求トルク(負荷)と機関回転数とに基づいてバイパス弁15を開閉制御しており、より具体的には、燃費性能が向上する低速低負荷域では、バイパス弁15を閉とすることにより、ポンプロス(吸排気損失)を低減して燃費性能を向上することができる。しかも、中速高負荷域ではバイパス弁15を閉とすることによって、掃気効果を活用して(最大)トルクを向上することができる。
以上のように本発明を具体的な実施例に基づいて説明してきたが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で、種々の変形・変更を含むものである。例えば、タービンのスクロールを2分割して2系統の排気通路に接続した、いわゆるツインスクロールターボ過給機に本発明を適用することも可能である。
1…内燃機関
7A,7B…排気通路
8…制御部
10…ターボ過給機
12A,12B…排気タービン
7A,7B…排気通路
8…制御部
10…ターボ過給機
12A,12B…排気タービン
Claims (4)
- 複数の気筒とターボ過給機のタービンとを接続する排気通路が2系統に分割され、かつ、両排気通路を互いに接続するバイパス通路を開閉するバイパス弁と、このバイパス弁の開閉を制御する制御部と、を有するターボ過給機を備えた多気筒内燃機関の制御装置であって、
上記制御部は、機関要求負荷の変化の度合いが所定の判定値よりも大きい加速過渡状態と判定した場合に、バイパス弁を閉とすることを特徴とするターボ過給機を備えた多気筒内燃機関の制御装置。 - 上記制御部は、上記加速過渡状態を除き、機関要求負荷と機関回転数とに基づいて、バイパス弁を開閉制御することを特徴とする請求項1に記載のターボ過給機を備えた多気筒内燃機関の制御装置。
- 上記制御部は、燃費が向上する低速低負荷域では、バイパス弁を閉とすることを特徴とする請求項2に記載のターボ過給機を備えた多気筒内燃機関の制御装置。
- 上記制御部は、機関トルクが向上する中速高負荷域では、バイパス弁を閉とすることを特徴とする請求項2又は3に記載のターボ過給機を備えた多気筒内燃機関の制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006065066A JP2007239672A (ja) | 2006-03-10 | 2006-03-10 | ターボ過給機を備えた多気筒内燃機関の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006065066A JP2007239672A (ja) | 2006-03-10 | 2006-03-10 | ターボ過給機を備えた多気筒内燃機関の制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007239672A true JP2007239672A (ja) | 2007-09-20 |
Family
ID=38585446
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2006065066A Pending JP2007239672A (ja) | 2006-03-10 | 2006-03-10 | ターボ過給機を備えた多気筒内燃機関の制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007239672A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008038657A (ja) * | 2006-08-02 | 2008-02-21 | Yanmar Co Ltd | 過給機付内燃機関の排気制御方法 |
-
2006
- 2006-03-10 JP JP2006065066A patent/JP2007239672A/ja active Pending
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