JP2007239322A - ネジ鉄筋用螺合金物 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ネジ鉄筋に螺合され充填材で固定される螺合金物において、ネジ鉄筋の誤差範囲を許容しつつ、大きな引張り荷重付与時にネジ鉄筋に対する相対移動量を小さくすることができるようにする。
【解決手段】 定着金物10は、ネジ鉄筋を螺合させる筒部11と、筒部11から径方向,外方向に突出する環状の鍔部12とを備えている。筒部11の内周には、ネジ鉄筋と螺合させるための雌ネジ部14が形成されている。雌ネジ部14の中間領域のネジ山幅が最も広く、両端に向かって狭くなり、両端近傍領域のネジ山幅が最も狭くなっている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ネジ鉄筋に螺合される金物に関する。
ネジ鉄筋に螺合される金物として、例えば特許文献1に示す定着金物が挙げられる。この定着金物は、柱と梁との交差部(仕口部)において、柱主筋または梁主筋としてのネジ鉄筋の端部に螺合することにより、ネジ鉄筋の端部をコンクリートに定着させるものである。
図15に示すように、上記定着金物10は、筒部11と、この筒部11の軸方向後端の外周から径方向,外方向に突出された環状の鍔部12とを有している。筒部11内周には雌ネジ部14が形成されている。また、筒部11の周壁には、軸方向中央に位置して注入口(図示しない)が形成されている。
上記筒部11がネジ鉄筋20の端部に螺合された状態で、上記注入口から注入されたグラウト(充填材)が、雌ネジ部14の内周とネジ鉄筋20の外周との間に充填されて硬化することにより、定着金物10がネジ鉄筋20に固定される。
上記のように定着金物10をネジ鉄筋20の端部に固定した状態で、上記仕口部にコンクリートを打設する。コンクリートに埋められた定着金物10の鍔部12が、ネジ鉄筋20に付与される軸方向の引張り荷重に対する抵抗となり、ネジ鉄筋20の定着を助ける。
特開平6−57952号
ところで、上記ネジ鉄筋20は圧延により製造されるため、機械ネジのように高精度にネジ節21が形成されず、ネジ節21のピッチ(換言すればリード角)に比較的大きな誤差が生じる。例えば16.0mmの標準ピッチに対して0.2mmの誤差が生じる。
定着金物10の雌ネジ部14を、標準ピッチのネジ節21に合わせるとともに所定のクリアランス(例えば0.4mm)で螺合するように形成した場合、この定着金物10は、ネジ節21のピッチが標準ピッチより0.2mm小さい(リード角が標準リード角より小さい)ネジ鉄筋20に螺合することができない。定着金物10を2回りさせただけで、雌ネジ部14のネジ山50’の前側の螺旋面50a’と後側の螺旋面50b’の両方がネジ節21において2回り離れた部位にそれぞれ当たり、それ以上螺合を進めることができなくなるからである。
同様にネジ節21のピッチが標準ピッチより大きいネジ鉄筋20に対しても、上記標準ピッチ仕様の定着金物を螺合させることができない。
そこで実際には、上記ネジ節21がピッチ誤差範囲の上限と下限の場合を想定し、これらの場合でも正常に螺合するとともに上記所定のクリアランスを確保できるように、定着金物10のネジ山50’の幅(雌ネジ部14の軸方向における寸法)を狭くしている。
しかし、上記のように定着金物10のネジ山50’の幅を狭くすると、ネジ鉄筋20のネジ節21が標準ピッチの場合に、過剰なクリアランス(図15において符号Xで示す)が生じてしまう。この過剰なクリアランスXは次の不都合を招く。
上記定着金物10は、ネジ鉄筋20に螺合後,グラウト注入前において、ネジ鉄筋20に対してクリアランスX分だけ移動可能である。そのため、図15に示すように定着金物10が最も前進した位置にあり、そのネジ山50’の前側螺旋面50a’がネジ鉄筋20のネジ節21に当たった状態で、グラウトが注入され硬化することがある。この場合、例えば大地震によりネジ鉄筋20が矢印方向に大きな引張り荷重を受けた時に、ネジ節21がグラウトを破壊してネジ山50’の後側螺旋面50b’に当たるまでクリアランスX分だけ移動する。
上述したネジ鉄筋20の定着金物10に対する相対的移動量は、クリアランスXが過剰だと大きくなり、建造物の強度を低下させることになる。
ネジ鉄筋20が大きな引張り荷重を受けた時の定着金物10に対する相対移動量を小さくするためには、定着金物10のネジ山50’の後側螺旋面50b’がネジ節21に当たるか近づいた位置にある時に、グラウトを注入する必要があるが、このようなグラウト注入毎の定着金物の位置管理は作業性を悪化させることになる。
上記課題を解決するため、本発明の第1の態様は、雌ネジ部を有し、この雌ネジ部にネジ鉄筋を螺合するとともに、雌ネジ部内周とネジ鉄筋外周との間に充填材を充填することにより、ネジ鉄筋に固定される螺合金物において、上記雌ネジ部のネジ山の幅がネジ山の螺旋に沿って変化し、上記雌ネジ部の中間領域におけるネジ山幅が最も広く、雌ネジ部の両端近傍領域におけるネジ山幅が最も狭いことを特徴とする。
上記態様では、螺合金物の中間領域におけるネジ山幅を最大にするため、主としてこの中間領域で螺合金物のネジ鉄筋に対する相対移動可能な量すなわちクリアランスを最小限または適度にすることができる。しかも、螺合金物の両端近傍領域のネジ山幅を狭くしたことにより、ネジ鉄筋のネジ節ピッチに誤差があっても、ネジ節との干渉がなくなり、ネジ鉄筋への螺合が妨げられない。
上記のようにして、螺合金物はネジ鉄筋の誤差範囲を許容しつつ、大きな引張り荷重付与時にネジ鉄筋に対する相対移動量を小さくすることができる。
上記態様において、好ましくは、ネジ山幅が雌ネジ部の中間領域から両端に向かって徐々に減少することを特徴とする。
これによれば、ネジ山幅をネジ鉄筋のネジ節ピッチの誤差に対応して、比較的広くすることができ、ネジ山強度を高めることができる。
さらに好ましくは、上記雌ネジ部のネジ山は、雌ネジ部の軸方向の一方側を向く螺旋面と他方側を向く螺旋面とを有し、上記一方側を向く螺旋面は、雌ネジ部の軸方向一方側の領域に位置する第1螺旋面部分と雌ネジ部の他方側の領域に位置する第2螺旋面部分とを有し、上記他方側を向く螺旋面は、上記一方側領域に位置する第3螺旋面部分と上記他方側の領域に位置する第4螺旋面部分とを有し、上記第1,第4螺旋面部分のリード角は一定で互いに等しく、上記第2,第3螺旋面部分のリード角は一定で互いに等しいとともに、上記第1,第4螺旋面部分のリード角と異なる。
これによれば、第1,第4の螺旋面部分のリード角をネジ節のリード角の誤差範囲における一方の限界値にほぼ一致させ、第2,第3の螺旋面部分のリード角をネジ節のリード角の誤差範囲における他方の限界値にほぼ一致させるようにすれば、ネジ山幅を可能な限り広くすることが可能であり、ネジ山強度をさらに高めることができる。
上記態様において、好ましくは、上記雌ネジ部の上記中間領域におけるネジ山幅が一定であり、上記両端近傍領域のネジ山幅が一定である。
これによれば、定着金物の製作が容易になる。
さらに好ましくは、上記雌ネジ部は、上記ネジ山幅が一定である中間領域と両端近傍領域の間に、ネジ山幅が両端近傍領域に向かって減少する遷移領域を有している。
これによれば、定着金物の製作がより一層容易になる。
本発明の他の態様では、雌ネジ部を有し、この雌ネジ部にネジ鉄筋を螺合するとともに、雌ネジ部内周とネジ鉄筋外周との間に充填材を充填することにより、ネジ鉄筋に固定される螺合金物において、上記雌ネジ部のネジ山の幅がネジ山の螺旋に沿って変化し、上記雌ネジ部の一端近傍領域におけるネジ山幅が最も広く、他端近傍領域におけるネジ山幅が最も狭いことを特徴とする。
上記他の態様では、螺合金物の一端側領域におけるネジ山幅を最大にするため、主としてこの一端近傍領域で、螺合金物のネジ鉄筋に対する相対移動可能な量すなわちクリアランスを最小限または適度にすることができる。しかも、螺合金物の他端近傍領域のネジ山幅を狭くしたことにより、ネジ鉄筋のネジ節ピッチに誤差があっても、ネジ節との干渉がなくなり、ネジ鉄筋への螺合が妨げられない。
上記他の態様において、好ましくは上記雌ネジ部のネジ山幅は、一端から他端に向かって徐々に狭くなる。
これによれば、ネジ山幅をネジ鉄筋のネジ節ピッチの誤差に対応して、比較的広くすることができ、ネジ山強度を高めることができる。
さらに好ましくは、上記雌ネジ部は、その軸方向の一方側を向く螺旋面と他方側を向く螺旋面とを有し、上記一方側を向く螺旋面と他方側を向く螺旋面のリード角は一定であるとともに互いに異なる。
これによれば、一方側を向く螺旋面のリード角をネジ節のリード角の誤差範囲における一方の限界値にほぼ一致させ、他方側を向く螺旋面のリード角をネジ節のリード角の誤差範囲における他方の限界値にほぼ一致させるようにすれば、ネジ山幅を可能な限り広くすることが可能であり、ネジ山強度をさらに高めることができる。
上記他の態様において、好ましくは、上記一端近傍領域のネジ山幅が一定であるとともに、他端近傍領域のネジ山幅が一定である。
これによれば、定着金物の製作が容易になる。
さらに好ましくは、上記雌ネジ部は、上記ネジ山幅が一定である一端近傍領域と他端近傍領域との間に、ネジ山幅が一端近傍領域から他端近傍領域に向かって減少する遷移領域を有している。
これによれば、定着金物の製作がより一層容易になる。
好ましくは、上記雌ネジ部のネジ山の幅方向中心が、ネジ山に沿って一定リード角の基準螺旋を通る。
本発明によれば、螺合金物はネジ鉄筋の誤差範囲を許容しつつ、大きな引張り荷重付与時にネジ鉄筋に対する相対移動量を小さくすることができる。
以下、本発明の第1実施形態について図1〜図7を参照しながら説明する。図1に示すように、鋳物からなる定着金物10(ネジ鉄筋用螺合金物)は、円筒形状の筒部11と、この筒部11の一端外周に設けられて径方向,外方向に突出する環状の鍔部12とを備えている。筒部11の両端は開口13となっている。
上記筒部11の内周には雌ネジ部14が形成されている。筒部11の中央の内周には、円環状の溝15が形成されており、上記雌ネジ部14のネジ山50を遮断している。この溝15の径は、雌ネジ部15の谷径と等しい。
上記筒部11の中央の周壁には、グラウト注入口16が形成されており、上記溝15と連なっている。
上記定着金物10は、図2に示すように、例えば仕口部に位置する梁主筋としてのネジ鉄筋20の端部に螺合される。なお、図2では環状溝15の図示を省略している。
この螺合状態で、注入口13からグラウト(充填材)が注入される。このグラウトは、環状溝15に回り込み、ここから筒部11とネジ鉄筋20との間を経て両端開口13に向かう。
上記グラウトは、雌ネジ部14の内周とネジ鉄筋20の外周との間を満たした状態で硬化する。この硬化により定着金物10がネジ鉄筋20の端部に固定される。その後で、コンクリートが仕口部に打設され、定着金物10とネジ鉄筋20がコンクリートに埋設された状態となる。
ネジ鉄筋20が図2において矢印方向の引張り荷重を受けた時には、定着金物10がコンクリートに対する抵抗となり、その荷重を受け止めることができる。
次に、本発明の特徴部について説明する。図1を参照しながら概略的に説明すると、雌ネジ部14のネジ山50の幅W(雌ネジ部14軸方向の寸法)が、ネジ山50の螺旋に沿って変化し、中央を含む中間領域で最も広く、両端に向かって徐々に狭くなり、両端近傍領域で最も狭くなっている。
上記雌ネジ部14のネジ山50は、雌ネジ部14の軸方向の前側(定着金物10の前進方向)に位置する螺旋面50a(一方側の螺旋面)と、後側(定着金物10の後退方向)に位置する螺旋面50b(他方側の螺旋面)とを有している。本実施例において、これら螺旋面50a,50bにおいてネジ鉄筋20のネジ節21が当接する箇所間の寸法を、上記幅Wとする。
次に、上記雌ネジ部14の特徴を図3〜図7を参照しながら詳細に説明する。説明を分かり易くするため、これら図においても、上記環状溝15を図示せず、ネジ山50は環状溝15によって遮断されていないものと想定する。また、ネジ鉄筋20のネジ節21は軸方向から見た時180°対向する2箇所に形成されており、螺旋に沿って断続的に形成されるが、これを連続したものと想定する。
図3〜図7は、雌ネジ部14のネジ山50の展開図であり、図面において左右方向が雌ネジ部14の軸方向であり、右下が前端を表し、左上が後端を表す。図4〜図6では、定着金物10をネジ鉄筋20に螺合した状態で示す。図4はネジ鉄筋20のネジ節21が標準ピッチ(標準リード角)の場合を示し、図5はネジ節21が誤差範囲の下限ピッチ(下限リード角)の場合を示し、図6はネジ節21が誤差範囲の上限ピッチ(上限リード角)の場合をそれぞれ示す。
発明の特徴を理解し易くするために、図3〜図7において、ネジ山50およびネジ節21のピッチ(リード角)およびネジ山50の幅Wを誇張して示し、これによりネジ山50の幅Wの変化を誇張して示している。なお、ネジ山50の前後端部は定着金物10の両端面で切断されるので不完全である。
本実施形態では、定着金物10を5回り程度回すことにより、ネジ鉄筋20への螺合が完了する。図4において、ネジ山50に隣接するネジ節21を前から順に1周分ずつR1〜R5の番号を付す。ネジ鉄筋20のネジ節21をネジ山50の両側に示すので、ネジ節21の同じ部位が重複して示されることになる。例えばネジ節21の1周分の領域R2について説明すると、この領域R2は、ネジ山50の前端部の後側に示されるとともに、この部位より1周分遅れたネジ山50の部位の前側にも示される。
なお、定着金物10のネジ山50の幅Wは、所定のクリアランスを確保するように決定するのが好ましいが、理解を容易にするため、このクリアランスをゼロとして説明する。
図3に示すように、ネジ山50の前側螺旋面50aは、雌ネジ部14の前側領域(図における右下側領域)に位置する第1螺旋面部分51と、後側領域(図における左上側領域)に位置する第2螺旋面部分52とを有している。これら螺旋面部分51,52の交差部を図において符号P1で示す。
ネジ山50の後側螺旋面50bは、前側領域に位置する第3螺旋面部分53と後側の第4螺旋面部分54とを有している。これら螺旋面部分53,54の交差部を図において符号P2で示す。
第1螺旋面部分51と第4螺旋面部分54は一定のリード角を有し、互いに平行であり、それぞれ螺旋面A1,A2と一致する。
同様に、第2螺旋面部分52と第3螺旋面部分53も一定のリード角を有し、互いに平行であり、それぞれ螺旋面B1,B2と一致する。
上記螺旋面A1,A2は、図5に示すように、ネジ節21が下限ピッチ(下限リード角)にある時のネジ節21の後側の螺旋面と前側の螺旋面を表す。
したがって、図5に示すようにネジ節21が下限ピッチの場合、ネジ節21の螺旋面A1,A2間に上記ネジ山50が入り込んだ状態(定着金物10がネジ鉄筋21の端部に螺合された状態)において、ネジ山50の前側螺旋面50aにおいて第1螺旋面部分51と第4螺旋面部分54がネジ節21の螺旋面A1,A2にそれぞれ接触することになり、軸方向のクリアランスはゼロとなる。
上記螺旋面B1,B2は、図6に示すように、ネジ節21が上限ピッチ(上限リード角)にある時のネジ節21の後側の螺旋面と前側の螺旋面を表す。
したがって、図6に示すようにネジ節21が上限ピッチの場合、ネジ節21の螺旋面B1,B2間に上記ネジ山50が入り込んだ状態(定着金物10がネジ鉄筋21の端部に螺合された状態)において、ネジ山50の前側螺旋面50aにおいて第2螺旋面部分52と第3螺旋面部分53がネジ節21の螺旋面B1,B2に接触することになり、軸方向のクリアランスはゼロとなる。
ネジ節21が標準ピッチの場合には、図4に示すように、ネジ山50の上記交差部P1,P2がネジ節21にほぼ接することになり、軸方向のクリアランスはゼロである。
上記のように螺旋面A1,A2,B1,B2によりネジ山50の形状を決めると、図3に示すように、必然的に交差部P1〜P2間の中央領域Rm(中間領域)でのネジ山50の幅Wが一定かつ最大であり、この中央領域Rmから両端に向かって徐々に幅Wが狭くなっていき、両端近傍領域Reで最小となる。また、ネジ山50の中心を結ぶ線は基準螺旋Lと一致する。なお、この基準螺旋Lは、ネジ節21の標準ピッチの螺旋と略一致する。
上記構成によれば、ネジ鉄筋20のネジ節21のピッチが誤差範囲内である限り、定着金物10はネジ鉄筋20に螺合が可能である。
しかも、定着金物10のネジ山50とネジ鉄筋20のネジ節21との間のクリアランスは、ネジ節21のピッチの誤差に拘わらずゼロとすることができる。その結果、グラウト充填により定着金物10がネジ鉄筋20に固定された状態において大きな引張り荷重が付与されても、定着金物10はネジ鉄筋20に対して相対的な移動を禁じられる。
本実施形態において両端近傍領域Reは、雌ネジ部14の両端近傍で完全山幅を有する領域であって、ほぼ1回り分を指す。
図7に示すように、本実施形態のネジ山50は従来の一定幅のネジ山50’と比較すると幅方向に膨らんでいるのが分かる。この比較からも、特に中央領域Rmを幅広にしたことにより、ネジ節21が標準ピッチまたはそれに近い場合に、過剰なクリアランスが生じるのを回避できることが理解できる。
上記実施形態では、雌ネジ部21の中央領域Rmでねじ山幅を最大としたが、中央よりいずれかの端にずれた領域(中間領域)でねじ山幅を最大とすることもできる。
次に、本発明の他の実施形態について説明する。これら実施形態において先行する実施形態に相当する構成部には図において同番号を付してその説明を省略する。
図8に示す第2実施形態では、中央領域Rmを除く領域において、ネジ山50の幅を第1実施形態により狭くしている。詳述すると、両端近傍領域Reは、所定長さにわたって一定幅を有している。両端近傍領域Reの幅は、中央領域Rmの幅より狭く、第1実施形態の両端での幅と等しい。中央領域Rmと両端近傍領域Reの間は両端に向かって幅が狭くなる遷移領域Rsとなっている。
上記第2実施形態では、両端近傍領域Reおよび遷移領域Rsにおいて、前側螺旋面50aと後側螺旋面50bがともに螺旋面A1,A2,B1,B2より後退している。したがって、ネジ山50の中心を結ぶ線は標準ピッチの基準螺旋Lと一致する。
図9に示す第3実施形態では、第2実施形態と同様に、一定幅の中央領域Rm,一定幅の両端近傍領域Reを有している。ただし、前側螺旋面50aは、雌ネジ部14の前側領域に位置する前端近傍領域Reおよび遷移領域Rsにおいて、螺旋面A1に一致し、後側領域に位置する後端近傍領域Reおよび遷移領域Rsにおいて、螺旋面B1より後退している。同様に、後側螺旋面50bは、後側領域に位置する後端近傍領域Reおよび遷移領域Rsにおいて螺旋面A2に一致し、前側領域に位置する前端近傍領域Reおよび遷移領域Rsにおいて螺旋面B2より後退している。
第3実施形態とは逆に、前側螺旋面50aを螺旋面A1から後退させ、後側螺旋面50bを螺旋面A2から後退させて、両端近傍領域Reでのネジ山幅を一定にしてもよい。
さらに、螺旋面50a,50bは、図8の最も後退したラインと図3の最も膨らんだラインの間のラインを描くように構成してもよいし、図9の最も後退したラインと図3の最も膨らんだラインの間のラインを描くように構成してもよい。
ある態様では、ねじ山幅は1箇所のみで最大となることもある。この場合にはこの最大ねじ山幅を含む領域が中間領域となる。
次に、本発明の第4実施形態について、図10〜図13を参照しながら説明する。この実施形態では、ネジ山50の幅は、前端側領域Rf(一端側領域)で最も幅が広く後端に向かうにしたがって徐々に幅が狭くなり、後端側領域Rr(他端側領域)では最も幅が狭くなっている。ネジ山50の前側螺旋面50aは螺旋面B1に一致し、後側螺旋面50bは螺旋面A2に一致する。ネジ山50の中心を結ぶ線は標準ピッチの基準螺旋Lと一致する。
第4実施形態では、図12に示すようにネジ節21が下限ピッチである場合には、ネジ山50の後側螺旋面50bがネジ節21の螺旋面A2に接し、前側螺旋面50aは前端でのみネジ節21に接する。
図13に示すようにネジ節21が上限ピッチにある場合には、ネジ山50の前側螺旋面50aがネジ節21の螺旋面B1に接し、後側螺旋面50bはその前端でのみネジ節21に接する。
図11に示すようにネジ節21が標準ピッチにある場合には、ネジ山50の前側螺旋面50a,後側螺旋面50bとも、その前端でのみネジ節21にほぼ接する。
なお、上記第4実施形態ではネジ節21のピッチ誤差を第1実施形態より小さく設定したので両者のネジ山50の幅に相違は見られないが、ピッチ節21のピッチ誤差を同じくすると、第4実施形態の前端側領域Rfと後端側領域Rrでのねじ山50の幅は、第1実施形態の一端側領域Reより狭くなる。
図14(A),(B)は、第5,第6実施形態を示す。図14では、第4実施形態との差異を明瞭にするために、図10〜図13に比べて上下寸法を半分にして示す。
図14(A)に示す第5実施形態では、前側螺旋面50aを螺旋面A1,B1から後退させるとともに後側螺旋面50bを螺旋面A2,B2から後退させることにより、前端側領域Rfと後端側領域Rrのネジ山幅をそれぞれ一定にし、その間の遷移領域Rsでは幅が後端に向かって徐々に狭くなるようにしている。ネジ山50の中心を結ぶ線は標準ピッチの基準螺旋Lと一致する。
図14(B)に示す第6実施形態では、後側螺旋面50bを螺旋面A2に一致させたまま前側螺旋面50aを螺旋面B1から後退させることにより、前端側領域Rfと後端側領域Rrのネジ山幅をそれぞれ一定にした。
なお、上記第6実施形態とは逆に、前側螺旋面50aを螺旋面B1に一致させたまま後側螺旋面50bを螺旋面A2から後退させることにより、前端側領域Rfと後端側領域Rrのネジ山幅をそれぞれ一定にしてもよい。
さらに、螺旋面50a,50bは、図14(A)の最も後退したラインと図10の最も膨らんだラインの間のラインを描くように構成してもよいし、図14(B)の最も後退したラインと図10の最も膨らんだラインの間のラインを描くように構成してもよい。
上記第4実施形態とは逆に後端側領域Rrのネジ山幅を最大にし前端側領域Rfのネジ山幅を最小幅にすることもできる。
上記実施形態では、誤差範囲内においてネジ山50とネジ節21との間のクリアランスをゼロに設定したが、所定のクリアランスを設定してもよいことは勿論である。このような所定のクリアランスを設定する場合、各実施形態において、前側螺旋面50aと後側螺旋面50bの一方を他方に対して上記所定のクリアランス分だけ雌ネジ部軸方向に近づけるようにすればよい。
上記のように所定のクリアランスを設定した場合には、グラウト充填により定着金物10がネジ鉄筋20に固定された状態においてネジ鉄筋20に大きな引張り荷重が付与された時、定着金物10のネジ鉄筋20に対する相対的移動量は、最大でも上記所定のクリアランス程度に制限することができる。
本発明は上記実施形態に制約されず、種々の形態を採用可能である。例えば、本発明の螺合金物において環状溝15はなくてもよい。
本発明の螺合金物は、仕口部以外で用いられる定着金物であってもよい。定着金物の鍔部は筒部の端ではなく軸方向の中間部に設けてもよい。
また、本発明の螺合金物は、2本のネジ鉄筋同士を連結する継手であってもよい。この場合、継手の雌ネジ部は、実質的にネジ鉄筋毎の2つの雌ネジ部を有するものとして本発明を適用する。
さらに、本発明の螺合金物は、1本のネジ鉄筋と他の異形鉄筋(ネジ鉄筋を含む)を連結する継手であってもよい。この場合、継手の一方側は本発明を適用できる雌ネジ部となり、他方側は上記異形鉄筋を挿入してグラウト材を充填するための収容空間となる。
本発明の第1実施形態をなす定着金物の拡大縦断面図である。 同定着金物をネジ鉄筋に螺合した状態を示す要部拡大縦断面図である。 同定着金物の雌ネジ部のネジ山形状を示す展開図である。 同定着金物を標準ピッチのネジ節を有するネジ鉄筋に螺合させた状態を示す展開図である。 同定着金物を下限ピッチのネジ節を有するネジ鉄筋に螺合させた状態を示す展開図である。 同定着金物を上限ピッチのネジ節を有するネジ鉄筋に螺合させた状態を示す展開図である。 同定着金物の雌ネジ部のネジ山形状を従来形状と比較して示す展開図である。 本発明の第2実施形態をなす定着金物の雌ネジ部のネジ山形状を示す展開図である。 本発明の第3実施形態をなす定着金物の雌ネジ部のネジ山形状を示す展開図である。 本発明の第4実施形態をなす定着金物の雌ネジ部のネジ山形状を示す展開図である。 第4実施形態の定着金物を標準ピッチのネジ節を有するネジ鉄筋に螺合させた状態を示す展開図である。 第4実施形態の定着金物を下限ピッチのネジ節を有するネジ鉄筋に螺合させた状態を示す展開図である。 第4実施形態の定着金物を上限ピッチのネジ節を有するネジ鉄筋に螺合させた状態を示す展開図である。 (A),(B)は、第5,第6実施形態の定着金物の雌ネジ部のネジ山形状をそれぞれ示す展開図である。 従来の定着金物とネジ鉄筋の螺合状態を示す要部拡大縦断面図である。
符号の説明
10 定着金物(ネジ鉄筋用螺合金物)
14 雌ネジ部
20 ネジ鉄筋
21 ネジ節
50 ネジ山
50a 前側螺旋面(一方側を向く螺旋面)
50b 後側螺旋面(他方側を向く螺旋面)
51〜54 第1〜第4螺旋面部分
Rm 中央領域(中間領域)
Re 両端近傍領域
Rs 遷移領域
Rf 前端近傍領域(一端近傍領域)
Rr 後端近傍領域(他端近傍領域)

Claims (10)

  1. 雌ネジ部を有し、この雌ネジ部にネジ鉄筋を螺合するとともに、雌ネジ部内周とネジ鉄筋外周との間に充填材を充填することにより、ネジ鉄筋に固定される螺合金物において、
    上記雌ネジ部のネジ山の幅がネジ山の螺旋に沿って変化し、上記雌ネジ部の中間領域におけるネジ山幅が最も広く、雌ネジ部における両端近傍領域のネジ山幅が最も狭いことを特徴とするネジ鉄筋用螺合金物。
  2. 上記ネジ山幅が雌ネジ部の中間領域から両端に向かって徐々に減少することを特徴とする請求項1に記載のネジ鉄筋用螺合金物。
  3. 上記雌ネジ部のネジ山は、雌ネジ部の軸方向の一方側を向く螺旋面と他方側を向く螺旋面とを有し、
    上記一方側を向く螺旋面は、雌ネジ部の軸方向一方側の領域に位置する第1螺旋面部分と雌ネジ部の他方側の領域に位置する第2螺旋面部分とを有し、
    上記他方側を向く螺旋面は、上記一方側領域に位置する第3螺旋面部分と上記他方側の領域に位置する第4螺旋面部分とを有し、
    上記第1,第4螺旋面部分のリード角は一定で互いに等しく、上記第2,第3螺旋面部分のリード角は一定で互いに等しいとともに、上記第1,第4螺旋面部分のリード角と異なることを特徴とする請求項2に記載のネジ鉄筋用螺合金物。
  4. 上記雌ネジ部の上記中間領域におけるネジ山幅が一定であり、上記両端近傍領域のネジ山幅が一定であることを特徴とする請求項1に記載のネジ鉄筋用螺合金物。
  5. 上記雌ネジ部は、上記ネジ山幅が一定である中間領域と両端近傍領域の間に、ネジ山幅が両端近傍領域に向かって減少する遷移領域を有していることを特徴とする請求項4に記載のネジ鉄筋用螺合金物。
  6. 雌ネジ部を有し、この雌ネジ部にネジ鉄筋を螺合するとともに、雌ネジ部内周とネジ鉄筋外周との間に充填材を充填することにより、ネジ鉄筋に固定される螺合金物において、
    上記雌ネジ部のネジ山の幅がネジ山の螺旋に沿って変化し、上記雌ネジ部の一端近傍領域におけるネジ山幅が最も広く、他端近傍領域におけるネジ山幅が最も狭いことを特徴とするネジ鉄筋用螺合金物。
  7. 上記雌ネジ部のネジ山幅は、一端から他端に向かって徐々に狭くなることを特徴とする請求項6に記載のネジ鉄筋用螺合金物。
  8. 上記雌ネジ部は、その軸方向の一方側を向く螺旋面と他方側を向く螺旋面とを有し、
    上記一方側を向く螺旋面と他方側を向く螺旋面のリード角は一定であるとともに互いに異なることを特徴とする請求項5に記載のネジ鉄筋用螺合金物。
  9. 上記一端近傍領域のネジ山幅が一定であるとともに、他端近傍領域のネジ山幅が一定であることを特徴とする請求項6に記載のネジ鉄筋用螺合金物。
  10. 上記雌ネジ部は、上記ネジ山幅が一定である一端近傍領域と他端近傍領域との間に、ネジ山幅が一端近傍領域から他端近傍領域に向かって減少する遷移領域を有していることを特徴とする請求項9に記載のネジ鉄筋用螺合金物。
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