JP4909252B2 - 鉄筋連結用シール構造および鉄筋連結装置 - Google Patents
鉄筋連結用シール構造および鉄筋連結装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4909252B2 JP4909252B2 JP2007326196A JP2007326196A JP4909252B2 JP 4909252 B2 JP4909252 B2 JP 4909252B2 JP 2007326196 A JP2007326196 A JP 2007326196A JP 2007326196 A JP2007326196 A JP 2007326196A JP 4909252 B2 JP4909252 B2 JP 4909252B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seal member
- sleeve
- seal
- reinforcing bar
- base portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Reinforcement Elements For Buildings (AREA)
Description
また、上記スリーブの内周には、スリーブ軸芯を挟んで上記ねじ穴の反対側の領域に、周方向に延びる支持リブ(支持突起)が形成されている。
この仮固定状態で注入ノズルを、上記一対の開口の一方に挿してモルタルを注入する。そして他方の開口からモルタルが溢れた時に充填完了と認識してモルタル注入作業を終える。このモルタル充填の際に、シール部材のシール作用により、モルタルがスリーブと異形鉄筋との間から漏れるのを防止する。
この構成によれば、第2シール部材を第1シール部材に安定して着脱可能に装着できる。しかも、第1シール部材において、第1シール部材の基部を収容する収容凹部は、スリーブへの装着のための基部と大径の鉄筋をシールするための鍔部によって形成されるので、第2シール部材を装着するための構造を簡単にすることができる。
この構成によれば、鉄筋がスリーブの軸芯に対して径方向に変位してセットされる場合でも、第2シール部材はこの鉄筋に追随して径方向に変位でき、良好なシールを行うことができる。
この構成によれば、第2シール部材が第1シール部材の鍔部の摩擦抵抗を受けずに、確実に径方向に変位可能である。
これにより、小径の鉄筋を連結する場合でも良好なシールを行うことができ、充填材が当該鉄筋とスリーブの間を漏れるのを防止できる。
これにより、径の異なる鉄筋を連結する場合でも、両方の鉄筋とスリーブとの間のシールを良好に行うことができる。
なお、図4において、鉄筋5、6の径をそれぞれ符号Da,Dbで示す。
上記スリーブ10の両端部近傍の周壁には、上記収容溝11に隣接して一対の開口12が形成されている。後述するように、いずれか一方の開口12が注入口として用いられ、他方の開口12が排出確認口として用いられる。
上記一対の開口12および一対のねじ穴14は、スリーブ10の軸芯Lと平行をなす1本の直線上に配置されている。
第1シール部材21には、基部21aと一対の鍔部21bにより、環状の収容凹部21cが形成されている。
本実施形態では第2シール部材22の鍔部22bは1つであり、基部22aの一方の軸方向端面と面一をなしている。
第2シール部材22の鍔部22bの内径Φy’は、第1シール部材21の鍔部21bの内径Φyより小さい。
上記第2シール部材22は、その基部22aを第1シール部材21の収容凹部21cに収容することにより、第1シール部材21に着脱可能に装着されている。
上記鍔部21bの内径Φyは、異形鉄筋5の径Daと、異形鉄筋5の軸芯Lに対する径方向変位量を考慮して決定され、上記のように異形鉄筋5の全周にわたって鍔部21bが弾性変形した状態で接するようにする。
また、スリーブ10と鉄筋6との間は、鉄筋6が小径であるため第1シール部材21と鉄筋6との間に隙間Sができても、第2シール部材22でこの隙間Sを塞ぐことができるので、このスリーブ10と鉄筋6との間からのモルタル40の漏れも防止することができる。
5,6 異形鉄筋
10 スリーブ
20A、20B シール構造
21 第1シール部材
22 第2シール部材
21a,22a 基部
21b,22b 鍔部
21c 収容凹部
40 モルタル(充填材)
Claims (6)
- 鉄筋連結用スリーブの端部内周と、このスリーブに挿入される鉄筋外周との間に装着されるシール構造において、
上記スリーブの内周に装着される第1シール部材と、この第1シール部材に着脱可能に装着される第2シール部材とを備え、
上記第1、第2シール部材はそれぞれ弾性変形可能な環状の鍔部を有し、第2シール部材の鍔部の内径が第1シール部材の鍔部の内径より小さいことを特徴とするシール構造。 - 上記第1シール部材は、スリーブ内周に形成された環状の収容溝に嵌め込まれる環状の基部と、この基部と一体をなして基部の内周から径方向、内方向に延びるとともに互いに軸線方向に離れた一対の上記鍔部とを有し、第2シール部材は、環状の基部と、この基部と一体をなして基部の内周から径方向、内方向に延びる上記鍔部とを有し、
上記第2シール部材の基部が、上記第1シール部材の基部と一対の鍔部とで形成された環状の収容凹部に収容されることを特徴とする請求項1に記載のシール構造。 - 上記第2シール部材の基部の外径が上記第1シール部材の基部の内径より小さく、これにより、第2シール部材が第1シール部材に対して径方向に変位可能であることを特徴とする請求項2に記載のシール構造。
- 上記第2シール部材の基部の軸方向寸法は、上記第2シール部材の収容凹部の軸方向寸法より小さく、これにより、第2シール部材の基部が第1シール部材の収容凹部に軸方向の遊びをもって収容されることを特徴とする請求項3に記載のシール構造。
- スリーブと、このスリーブの両端部内周に配置される一対の環状のシール構造とを備え、上記スリーブに一直線上に配置された2本の異形鉄筋の端部が挿入されるとともに、上記シール構造によりスリーブの両端内周と異形鉄筋の外周との間がシールされた状態で、スリーブ内に充填材を充填し、この充填材により上記2本の異形鉄筋を連結するようにした装置において、
上記一対のシール構造のうち少なくとも一方のシール構造が、請求項1〜4のいずれかに記載のシール構造であることを特徴とする鉄筋連結装置。 - 径の異なる2本の鉄筋を連結する装置であって、スリーブの一方の端部において一方の小径の鉄筋をシールするシール構造が、請求項1〜4のいずれかに記載のシール構造であり、
スリーブの他方の端部において他方の大径の鉄筋をシールするシール構造が、請求項1〜4のいずれかに記載のシール構造の第1シール部材と同形状をなすシール部材単体により構成されていることを特徴とする請求項5に記載の鉄筋連結装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007326196A JP4909252B2 (ja) | 2007-12-18 | 2007-12-18 | 鉄筋連結用シール構造および鉄筋連結装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007326196A JP4909252B2 (ja) | 2007-12-18 | 2007-12-18 | 鉄筋連結用シール構造および鉄筋連結装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009150049A JP2009150049A (ja) | 2009-07-09 |
JP4909252B2 true JP4909252B2 (ja) | 2012-04-04 |
Family
ID=40919469
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007326196A Expired - Fee Related JP4909252B2 (ja) | 2007-12-18 | 2007-12-18 | 鉄筋連結用シール構造および鉄筋連結装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4909252B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5718652B2 (ja) * | 2011-01-11 | 2015-05-13 | 東京鐵鋼株式会社 | 鉄筋連結用シール構造 |
JP6190602B2 (ja) * | 2013-03-18 | 2017-08-30 | 東京鐵鋼株式会社 | 鉄筋連結用シール部材 |
JP7026501B2 (ja) * | 2017-12-21 | 2022-02-28 | 東京鐵鋼株式会社 | 鉄筋用継手 |
JP7060428B2 (ja) * | 2018-03-30 | 2022-04-26 | 株式会社フジタ | 充填材収容部材およびねじ節鉄筋の連結構造 |
KR102570239B1 (ko) * | 2023-04-20 | 2023-08-25 | 홍종규 | 정착 인장력 강화 구조의 논 스레드 터미네이터를 이용한 피씨기둥 시공방법 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3639621B2 (ja) * | 1994-08-09 | 2005-04-20 | 日本スプライススリーブ株式会社 | スリーブ継手用プラグ |
JP3954991B2 (ja) * | 2003-06-20 | 2007-08-08 | 株式会社富士ボルト製作所 | グラウト継手のシールキャップ |
-
2007
- 2007-12-18 JP JP2007326196A patent/JP4909252B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2009150049A (ja) | 2009-07-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4909252B2 (ja) | 鉄筋連結用シール構造および鉄筋連結装置 | |
JP2008163556A (ja) | 鉄筋連結装置 | |
KR20050094334A (ko) | 갱생관 어셈블리용 세그먼트 | |
JP5704903B2 (ja) | 鉄筋連結用シール部材 | |
JP5235123B2 (ja) | セグメントの連結方法及び連結具 | |
JP2009203764A (ja) | ピン装置を用いた既存建物の補強方法及び補強構造 | |
JP5131839B2 (ja) | 外殻鋼管付コンクリート杭及びその製造方法 | |
JP2018178365A (ja) | 鉄筋継手カプラー | |
JP5517443B2 (ja) | 注入アンカー用のアンカー管 | |
JP2005200994A (ja) | 閉鎖断面部材の接合構造 | |
JP5611148B2 (ja) | 鉄筋コンクリート構造物のせん断補強方法および補助装置 | |
JP5452414B2 (ja) | ナット構造および埋め込みナット構造体 | |
JP2006265853A (ja) | スクリュー翼付きコンクリート杭 | |
JP5718652B2 (ja) | 鉄筋連結用シール構造 | |
JP6982044B2 (ja) | シース接続具及びコンクリートセグメントの設置方法 | |
JP5081040B2 (ja) | 鉄筋連結構造および鉄筋連結用継手 | |
JP5827736B2 (ja) | 鉄筋連結用シール部材 | |
JP2011127399A (ja) | プレキャスト鉄筋コンクリート柱及び柱施工方法 | |
JP5705038B2 (ja) | 鉄筋継手における鉄筋挿入深さ再確認方法 | |
JP4105822B2 (ja) | 鉄筋連結装置および鉄筋連結方法 | |
JP5495962B2 (ja) | せん断補強筋支持機能付きの機械式鉄筋継手および配筋構造 | |
JP3889283B2 (ja) | ねじ鉄筋用定着金物 | |
JP2008144526A (ja) | 鉄筋の定着構造、鉄筋の定着方法、pc部材の接合構造、pc部材の接合方法 | |
JP2006329437A (ja) | 丸管用実管スリーブとその使用方法 | |
JP2006200270A (ja) | 接合構造及び接合方法。 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20101104 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20111222 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120110 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120113 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150120 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4909252 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |