JP4909252B2 - 鉄筋連結用シール構造および鉄筋連結装置 - Google Patents

鉄筋連結用シール構造および鉄筋連結装置 Download PDF

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本発明は、2本の異形鉄筋を一直線状に連結する装置およびこの装置に用いられるシール構造に関する。
特許文献1に示すように、梁主筋としての2本の異形鉄筋を水平に一直線上に並べ、その端部をスリーブに挿入した状態で、モルタル(充填材)をスリーブに充填することにより、2本の異形鉄筋を連結することは知られている。
詳述すると、スリーブの両端部内周には環状のシール部材が装着されており、2本の異形鉄筋をスリーブに挿入した状態では、スリーブの両端部内周と異形鉄筋の外周との間は、シール部材によりシールされるようになっている。
上記スリーブの両端部には上記シール部材に近接して一対の開口が形成されるとともに、それより長手方向中央寄りに各異形鉄筋に対応するねじ穴が形成されている。これら開口とねじ穴は、スリーブ軸芯と平行な直線上に配置されている。
また、上記スリーブの内周には、スリーブ軸芯を挟んで上記ねじ穴の反対側の領域に、周方向に延びる支持リブ(支持突起)が形成されている。
上記ねじ穴にボルトをねじ込み、スリーブに挿入されている異形鉄筋を支持リブに押し付けることにより、スリーブを異形鉄筋に仮固定する。
この仮固定状態で注入ノズルを、上記一対の開口の一方に挿してモルタルを注入する。そして他方の開口からモルタルが溢れた時に充填完了と認識してモルタル注入作業を終える。このモルタル充填の際に、シール部材のシール作用により、モルタルがスリーブと異形鉄筋との間から漏れるのを防止する。
上記スリーブおよびシール部材は鉄筋の径に応じて選択される。シール部材はほぼ全周にわたって弾性変形した状態で鉄筋の外周に接し、良好なシール性を発揮できるものを選択する。
特許3237050号公報
上述した特許文献1の鉄筋連結装置では、いくつかの課題が残されている。例えば、異なる径の鉄筋を連結する場合、上記一対の同形状のシール部材を大径の鉄筋に対応させると、一方のシール部材が大径の鉄筋に対しては良好なシールを行うことができるものの、他方のシール部材と小径の鉄筋との間で隙間が生じてしまい、良好なシールを行うことができない。上記一対のシール部材を小径の鉄筋に対応させると、一方のシール部材が小径の鉄筋に対して良好なシールを行うことができるものの、他方のシール部材に対して大径の鉄筋の挿入が困難になる。
また、連結されるべき鉄筋が同径である場合でも、スリーブやシール部材を、種々の鉄筋径に対応して多種類を用意しなければならず、部品管理が煩雑である。
上記のいずれかの課題を解決するため、本発明は、鉄筋連結用スリーブの端部内周と、このスリーブに挿入される鉄筋外周との間に装着されるシール構造において、上記スリーブの内周に装着される第1シール部材と、この第1シール部材に着脱可能に装着される第2シール部材とを備え、上記第1、第2シール部材はそれぞれ弾性変形可能な環状の鍔部を有し、第2シール部材の鍔部の内径が第1シール部材の鍔部の内径より小さいことを特徴とする。
上記構成によれば、第1シール部材と第2シール部材を組み合わせて第2シール部材に対応する小径の鉄筋のシールを良好に行うことができ、また第1シール部材単体で用いれば大形の鉄筋のシールを良好に行うことができる。
好ましくは、上記第1シール部材は、スリーブ内周に形成された環状の収容溝に嵌め込まれる環状の基部と、この基部と一体をなして基部の内周から径方向、内方向に延びるとともに互いに軸線方向に離れた一対の上記鍔部とを有し、第2シール部材は、環状の基部と、この基部と一体をなして基部の内周から径方向、内方向に延びる上記鍔部とを有し、上記第2シール部材の基部が、上記第1シール部材の基部と一対の鍔部とで形成された環状の収容凹部に収容される。
この構成によれば、第2シール部材を第1シール部材に安定して着脱可能に装着できる。しかも、第1シール部材において、第1シール部材の基部を収容する収容凹部は、スリーブへの装着のための基部と大径の鉄筋をシールするための鍔部によって形成されるので、第2シール部材を装着するための構造を簡単にすることができる。
好ましくは、上記第2シール部材の基部の外径が上記第1シール部材の基部の内径より小さく、これにより、第2シール部材が第1シール部材に対して径方向に変位可能である。
この構成によれば、鉄筋がスリーブの軸芯に対して径方向に変位してセットされる場合でも、第2シール部材はこの鉄筋に追随して径方向に変位でき、良好なシールを行うことができる。
好ましくは、上記第2シール部材の基部の軸方向寸法は、上記第2シール部材の収容凹部の軸方向寸法より小さく、これにより、第2シール部材の基部が第1シール部材の収容凹部に軸方向の遊びをもって収容される。
この構成によれば、第2シール部材が第1シール部材の鍔部の摩擦抵抗を受けずに、確実に径方向に変位可能である。
さらに、本発明は、スリーブと、このスリーブの両端部内周に配置される一対の環状のシール構造とを備え、上記スリーブに一直線上に配置された2本の異形鉄筋の端部が挿入されるとともに、上記シール構造によりスリーブの両端内周と異形鉄筋の外周との間がシールされた状態で、スリーブ内に充填材を充填し、この充填材により上記2本の異形鉄筋を連結するようにした装置において、上記一対のシール構造のうち少なくとも一方のシール構造が、上述した特徴を有するシール構造である。
これにより、小径の鉄筋を連結する場合でも良好なシールを行うことができ、充填材が当該鉄筋とスリーブの間を漏れるのを防止できる。
径の異なる2本の鉄筋を連結する場合には、スリーブの一方の端部において一方の小径の鉄筋をシールするシール構造が、上述した第1、第2のシール部材を備えたシール構造であり、スリーブの他方の端部において他方の大径の鉄筋をシールするシール構造が、上述のシール構造の第1シール部材と同形状をなすシール部材単体により構成されている。
これにより、径の異なる鉄筋を連結する場合でも、両方の鉄筋とスリーブとの間のシールを良好に行うことができる。
本発明によれば、鉄筋の径に応じてスリーブと鉄筋との間のシールを良好に行うことができる。
以下、本発明の第1実施形態をなす鉄筋連結装置1について図面を参照しながら説明する。図4に示すように、本実施形態の連結装置1は、一直線上に配置された径の異なる2本の異形鉄筋5、6を、建築現場において連結するためのものである。これら異形鉄筋5、6は、外周に軸方向に延びる縦リブを有するとともに所定ピッチで横リブを有する通常の異形鉄筋でも良いし、ねじ節を有するねじ鉄筋でもよい。
なお、図4において、鉄筋5、6の径をそれぞれ符号Da,Dbで示す。
最初に図1〜図3を参照しながら、連結装置1の構造について説明する。この連結装置1は、1本の金属鋳物からなるスリーブ10を備えている。このスリーブ10の両端部内周にはそれぞれ環状の収容溝11が形成されている。
上記スリーブ10の両端部近傍の周壁には、上記収容溝11に隣接して一対の開口12が形成されている。後述するように、いずれか一方の開口12が注入口として用いられ、他方の開口12が排出確認口として用いられる。
上記スリーブ10の軸方向長さの中央と上記一対の開口12との間の領域には、スリーブ10の周壁を貫通するねじ穴14がそれぞれ形成されている。
上記一対の開口12および一対のねじ穴14は、スリーブ10の軸芯Lと平行をなす1本の直線上に配置されている。
上記スリーブ10の内周において、ねじ穴14の形成位置と対峙する領域(軸芯Lを挟んで反対側の領域)には、ほぼ180°の角度範囲にわたって周方向に延びる複数の支持リブ15(支持突起)が、軸芯方向に間隔をおいて形成されている。また、ねじ穴14の形成位置を含む領域には、ほぼ180°の角度範囲にわたって周方向に延びる複数の補助リブ16が、軸芯方向に間隔をおいて形成されている。これら補助リブ16の突出高さは支持リブ15より小さい。
上記スリーブ10の両端部内周には、環状のシール構造20A,20Bが装着されている。図1において右端部のシール構造20Aは、径の大きな鉄筋5(図4参照)のシールに好適なものであり、左端部のシール構造20Bは径の小さな鉄筋6(図4参照)のシールに好適なものである。
上記シール構造20Aは第1シール部材21のみによって構成されており、シール構造20Bは第1、第2のシール部材21,22により構成されている。両シール構造20A,20Bの第1シール部材21は同形状をなしている。
図7に最も良く示すように、上記第1シール部材21はゴム製で環状をなし、環状の基部21aと、この基部21aと一体をなし、その内周から径方向、内方向に突出する一対の環状の鍔部21bとを有している。この鍔部21bは薄肉をなし、後述するように容易に弾性変形される。
図1に示すように、上記基部21aをスリーブ10の収容溝11にはめ込むことにより、第1シール部材21はスリーブ10に着脱可能に装着されている。
第1シール部材21には、基部21aと一対の鍔部21bにより、環状の収容凹部21cが形成されている。
図7において、上記第1シール部材21の基部21aの内径を符号Φxで示す。一対の鍔部21bの内径(鍔部21bの内周縁21gの径)は互いに等しく,これを符号Φyで示す。また、一対の鍔部21bの間隔、すなわち上記収容凹部21cの幅(軸方向寸法)を符号Wで示す。
左側のシール構造Bに用いられる第2シール部材22もゴム製で環状をなし、図7に最も良く示されているように、環状の基部22aと、この基部22aと一体をなし、その内周から径方向、内方向に突出する環状の鍔部22bとを有している。この鍔部22bは薄肉をなし、後述するように容易に弾性変形される。
本実施形態では第2シール部材22の鍔部22bは1つであり、基部22aの一方の軸方向端面と面一をなしている。
図7において、第2シール部材22の基部22aの外径を符号Φx’で示し、基部22aの厚み(軸方向寸法)を符号Tで示し、鍔部22bの内径(鍔部22bの内周縁22gの径)を符号Φy’で示す。
第2シール部材22の鍔部22bの内径Φy’は、第1シール部材21の鍔部21bの内径Φyより小さい。
図1に示すように、シール構造Bの第1シール部材21は、シール構造Aと同様にしてスリーブ10に装着されている。
上記第2シール部材22は、その基部22aを第1シール部材21の収容凹部21cに収容することにより、第1シール部材21に着脱可能に装着されている。
上記第2シール部材22の基部22aの外径Φx’が第1シール部材21の基部21aの内径Φxより所定量小さいので、第2シール部材22は、第1シール部材21に対して径方向に変位が可能であり、後述するように鉄筋6の径方向変位に良好に追随することができる。
しかも、基部22aの軸方向厚みTが第1シール部材21の収容凹部21cの軸方向幅Wより若干小さいので、基部22aは収容凹部21cに軸方向の遊びを有して収容されている。そのため、第2シール部材22は第1シール部材21に対して摩擦抵抗を受けずに径方向変位が可能である。
上記構成をなす鉄筋連結装置1の作用について図4〜図6を参照しながら説明する。両端部にシール構造20A、20Bを装着したスリーブ10を、例えば一方の異形鉄筋5の端部に全長にわたって挿入しておき、2本の異形鉄筋5、6を互いに近接させて一直線上に配置した状態で、スリーブ10を他方の異形鉄筋6に沿ってずらし、スリーブ10の全長の半分ずつを2本の異形鉄筋5、6の端部に被せるようにする。
次に、スリーブ10の2つのねじ穴14に2本のボルト30をねじ込み、その先端で異形鉄筋5、6を支持リブ15に押し付ける。このようにして2本の異形鉄筋5、6にスリーブ10を仮固定する。
上記の仮固定状態において、シール構造20Aの第1シール部材21の鍔部21aは、その全周にわたって異形鉄筋5の外周に弾性変形した状態で接する。なお、鉄筋5が支持リブ15側に変位しているので、鍔部21bにおいて、支持リブ15側の部位が最も大きく変形し、ボルト30側が最も小さく変形する。
上記第1シール部材21の基部21aの内径Φxは異形鉄筋5の径Daより大きく、鍔部21bの内径Φyは異形鉄筋5の径Daより小さい。
上記鍔部21bの内径Φyは、異形鉄筋5の径Daと、異形鉄筋5の軸芯Lに対する径方向変位量を考慮して決定され、上記のように異形鉄筋5の全周にわたって鍔部21bが弾性変形した状態で接するようにする。
上記の仮固定状態において、小径の異形鉄筋6はスリーブ10の軸芯Lに対する径方向変位量が大きいので、シール構造20Bの第1シール部材21の鍔部21bは、その全周にわたって鉄筋6の外周に接することができず、この鍔部21aの内周縁21gと鉄筋6の外周との間には図5に斜線で示すように隙間Sが生じてしまう。
しかし、上記シール構造20Bは第1シール部材21に加えて第2シール部材22を有している。この第2シール部材22bの鍔部22bが異形鉄筋6の外周に全周にわたって弾性変形した状態で接し、これにより、上記隙間Sを塞ぐことができる。
上記第2シール部材22の鍔部11aの内径Φy’は異形鉄筋6のDbより小さく、しかも、鉄筋6のスリーブ軸芯Lに対する径方向変位に追随して径方向に変位するので、上述のように、全周にわたって弾性変形した状態で鉄筋6の外周に接することができる。
本実施形態では、第2シール部材22の基部22aが第1シール部材21の基部21bに当たることにより、径方向変位は所定量に制限されるため、第2シール部材22は異形鉄筋6の軸芯Lに対する変位に完全には追随しない。そのため、この第2シール部材22の鍔部22bでも、支持リブ15側の部位が最も大きく変形し、ボルト30側が最も小さく変形する。
上記鍔部22bの内径Φy’は、異形鉄筋6の径Dbと、異形鉄筋6の軸芯Lに対する径方向変位量と、第2シール部材22の軸芯Lに対する径方向変位量を考慮して決定され、上記のように異形鉄筋6の全周にわたって鍔部22bが弾性変形した状態で接するようにする。
次に、スリーブ10内にモルタル40(充填材)を充填する。異形鉄筋5、6が水平をなしている場合には、一対の開口12、ボルト30をスリーブ10の軸芯Lの上方に位置させ、注入ノズル(図示しない)を一方の開口12に差し込む。この状態で、モルタル40の注入を開始する。
上記モルタル40の注入作業は、他方の開口12からモルタル40が漏出するのを確認することにより終了する。このモルタル40の硬化により異形鉄筋5,6はモルタル40およびスリーブ10を介して連結される。
上記モルタル40の充填の際に、スリーブ10と鉄筋5との間は、第1シール部材21からなるシール構造20Aによりシールされており、両者の間からモルタル40が漏れるのを防止できる。
また、スリーブ10と鉄筋6との間は、鉄筋6が小径であるため第1シール部材21と鉄筋6との間に隙間Sができても、第2シール部材22でこの隙間Sを塞ぐことができるので、このスリーブ10と鉄筋6との間からのモルタル40の漏れも防止することができる。
本発明は上記実施形態に制約されず、種々の形態を採用可能である。例えば、第2シール部材の基部を第1シール部材の基部の内周に径方向の遊び無く着脱可能に装着してもよい。
上記実施形態では、スリーブの一方の端部のシール構造だけを第1、第2シール部材のアッセンブリにより構成したが、両方の端部のシール構造とも第1、第2シール部材のアッセンブリにより構成してもよい。この場合、大径の鉄筋連結用のスリーブを用いても小径の2本の鉄筋の連結を行うことができる。大径の鉄筋の連結を行う場合には、第2シール部材を省き、両方のシール構造を第1シール部材のみで構成すればよい。そのため、現場で用意するスリーブの種類を削減でき、部品管理がしやすくなる。
上記実施形態では、主に水平をなす梁用鉄筋の連結について説明したが、垂直の柱用鉄筋の連結にもそのまま適用することができる。この場合、下側の開口12が注入口となる。
鉄筋の連結の態様によっては、スリーブ10の一端部だけにシール構造を装着する場合があるが、このような連結装置にも本発明を適用できる。例えばプレキャストコンクリート柱を製造する際、柱の主筋(鉄筋)の一端部にスリーブの半分を被せ、スリーブの端部に装着したシール構造と鉄筋との間をシールする。この状態でコンクリートを打設するが、上記シール構造は、コンクリートのノロがスリーブ内に侵入するのを防ぐ。
本発明の一実施形態をなす鉄筋連結装置を水平姿勢で示す縦断面図であり、鉄筋挿入前の状態を示す。 図1において右方向から見た図である。 図1において左方向から見た図である。 同鉄筋連結装置を鉄筋を連結した状態で示す縦断面図である。 図4において右方向から見た図である。 図4において左方向から見た図である。 同鉄筋連結装置に用いられるシール構造を、第1、第2シール部材を組み込んだ状態で示すもので、(A)は正面図、(B)は断面図である。
符号の説明
1 鉄筋連結装置
5,6 異形鉄筋
10 スリーブ
20A、20B シール構造
21 第1シール部材
22 第2シール部材
21a,22a 基部
21b,22b 鍔部
21c 収容凹部
40 モルタル(充填材)

Claims (6)

  1. 鉄筋連結用スリーブの端部内周と、このスリーブに挿入される鉄筋外周との間に装着されるシール構造において、
    上記スリーブの内周に装着される第1シール部材と、この第1シール部材に着脱可能に装着される第2シール部材とを備え、
    上記第1、第2シール部材はそれぞれ弾性変形可能な環状の鍔部を有し、第2シール部材の鍔部の内径が第1シール部材の鍔部の内径より小さいことを特徴とするシール構造。
  2. 上記第1シール部材は、スリーブ内周に形成された環状の収容溝に嵌め込まれる環状の基部と、この基部と一体をなして基部の内周から径方向、内方向に延びるとともに互いに軸線方向に離れた一対の上記鍔部とを有し、第2シール部材は、環状の基部と、この基部と一体をなして基部の内周から径方向、内方向に延びる上記鍔部とを有し、
    上記第2シール部材の基部が、上記第1シール部材の基部と一対の鍔部とで形成された環状の収容凹部に収容されることを特徴とする請求項1に記載のシール構造。
  3. 上記第2シール部材の基部の外径が上記第1シール部材の基部の内径より小さく、これにより、第2シール部材が第1シール部材に対して径方向に変位可能であることを特徴とする請求項2に記載のシール構造。
  4. 上記第2シール部材の基部の軸方向寸法は、上記第2シール部材の収容凹部の軸方向寸法より小さく、これにより、第2シール部材の基部が第1シール部材の収容凹部に軸方向の遊びをもって収容されることを特徴とする請求項3に記載のシール構造。
  5. スリーブと、このスリーブの両端部内周に配置される一対の環状のシール構造とを備え、上記スリーブに一直線上に配置された2本の異形鉄筋の端部が挿入されるとともに、上記シール構造によりスリーブの両端内周と異形鉄筋の外周との間がシールされた状態で、スリーブ内に充填材を充填し、この充填材により上記2本の異形鉄筋を連結するようにした装置において、
    上記一対のシール構造のうち少なくとも一方のシール構造が、請求項1〜4のいずれかに記載のシール構造であることを特徴とする鉄筋連結装置。
  6. 径の異なる2本の鉄筋を連結する装置であって、スリーブの一方の端部において一方の小径の鉄筋をシールするシール構造が、請求項1〜4のいずれかに記載のシール構造であり、
    スリーブの他方の端部において他方の大径の鉄筋をシールするシール構造が、請求項1〜4のいずれかに記載のシール構造の第1シール部材と同形状をなすシール部材単体により構成されていることを特徴とする請求項5に記載の鉄筋連結装置。
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