JP2007239178A - 橋台部付近の接合構造及び接合方法 - Google Patents

橋台部付近の接合構造及び接合方法 Download PDF

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Abstract

【課題】延長床版及び底版を現場打設にて構築することが可能で、かつ、橋梁の耐久性を向上させる橋台付近の接合構造及び接合方法を提供する。
【解決手段】橋梁1の橋台部3付近は、橋台4の上面及び土工部6の路盤上に載置された底版7と、底版7の上部に固着された底版側板材9と、橋桁11側から土工部6側へ底版7の上方に延設された延長床版13と、橋桁11と延長床版13との間に設置された連続床版15と、延長床版13及び連続床版15の下部にそれぞれ固着された床版側板材17と、延長床版13の土工部6側に設置された伸縮装置19とから構成され、橋桁11が温度変化により伸縮すると、連続床版15及び延長床版13が底版7上を橋軸方向へ滑動するとともに、伸縮装置19が伸縮して橋桁11の伸縮を吸収する。
【選択図】図4

Description

本発明は、道路橋等の橋梁における橋台部付近の接合構造及び接合方法に関するものである。
例えば、特許文献1には、橋梁の温度変化による橋軸方向の伸縮を吸収するために、土工部の上部に伸縮装置を設置する構造が開示されている。この構造は、図16に示すように、橋台4の上端面及び土工部6の路盤上に設置されるプレキャストコンクリート(以下、Pcaという)製の底版50と、この底版50の上面に設置されるPca製の延長床版51と、延長床版51の土工部6側に載置される2台の着脱式床版52a、52bと、これら着脱式床版52a、52bの間に設置され、橋桁11の橋軸方向への伸縮を吸収するための伸縮装置19とからなり、橋桁11が温度変化により橋軸方向へ伸縮すると、延長床版51及び着脱式床版52aが底版50上を滑動するとともに、伸縮装置19が橋軸方向へ伸縮して橋桁11の伸縮を吸収するものである。また、橋桁11と延長床版51との間には連続床版53が設置され、この連続床版53と延長床版51とは継手54を介して接続されている。これは、車両が橋桁11上を通過する際に、橋梁1にたわみが生じて延長床版51がキックアップすることを継手54部分が回動することにより防止するものである。
特開2004−84280号公報
しかしながら、特許文献1に記載の延長床版を滑動させる方法では、延長床版の下面と底版の上面とが滑動できるように、それらを精度良く平滑に仕上げることが必要である。そのために、底版や延長床版として高価なPca製部材を使用しなければならず、材料及び製造コストが高くなるという問題点があった。
また、現場でのPca製の延長床版及び底版の設置作業は、Pca部材が重量物であるために、運搬、据付け架台の設置、据付け作業等に手間を要し、施工コストが高くなるという問題があった。そこで、Pca部材を分割して設置する方法も用いられるが、分割された各部材を継手にて接続する作業は滑動面の平滑度の確保に留意しながら行うために、手間及び時間がかかるという問題点があった。
そこで、本発明は、上記の問題点を鑑みてなされたものであり、その目的は、施工性に優れた橋台付近の接合構造及び接合方法を提供することである。
前記目的を達成するため、本発明の橋台部付近の接合構造は、橋梁の橋台上及び土工部の路盤上に設置される底版と、該底版上に設置される延長床版と、該延長床版の土工部側に設置される伸縮装置とから構成され、前記橋梁の伸縮に応じて前記延長床版が前記底版上を橋軸方向に滑動するとともに、前記伸縮装置が伸縮して前記橋梁の伸縮を吸収する橋台部付近の接合構造であって、前記底版又は前記延長床版の少なくとも一方は、現場で水硬化性物質を打設して構築されてなり、該現場で水硬化性物質を打設して構築された前記底版又は前記延長床版の少なくとも一方は、他方の前記底版又は前記延長床版と接触する側の面に、その接触面の摩擦係数が所定の摩擦係数以下である板材が前記打設された水硬化性物質と一体に固着されていることを特徴とする(第1の発明)。
本発明による橋台部付近の接合構造によれば、所定の摩擦係数よりも小さい面を有する板材を現場で打設される水硬化性物質と一体化するために、底版又は延長床版の少なくとも一方を現場にて水硬化性物質を打設して構築することが可能である。また、底版又は延長床版の少なくとも一方を現場打設にて構築するために、PCa部材を用いる場合と比べてコストが削減されるとともに、作業性に優れているために、経済的な施工が可能である。
そして、橋梁が温度変化により伸縮しても、板材の摩擦係数が小さいために、延長床版は容易に底版上を滑動することができる。また、延長床版が容易に滑動するために、橋梁の伸縮が確実に伸縮装置に伝達され、この伸縮装置にて橋桁の伸縮を吸収することが可能である。
第2の発明は、第1の発明において、前記板材の前記接触面は、耐摩耗性を有することを特徴とする。
本発明による橋台部付近の接合構造によれば、底版又は延長床版と接触する側の板材の面は耐摩耗性を有するために、延長床版が底版上を長期間にわたって滑動することが可能である。
第3の発明は、第1の発明において、前記橋桁と前記延長床版との間に現場で水硬化性物質を打設して構築された連続床版と、該連続床版と前記延長床版とを接続するための継手と、該連続床版と前記延長床版との接続部分を覆うように前記連続床版及び前記延長床版の上面に配置された遮水シートと、該連続床版と前記延長床版との間に充填された膨潤性止水材と、前記底版上部の所定の位置に設けられた排水溝とを更に備えることを特徴とする。
本発明による橋台部付近の接合構造によれば、連続床版と延長床版との接続部分を遮水シートで覆うことにより、接続部分への雨水等の浸透を防止することが可能である。
また、連続床版と延長床版との間に膨潤性止水材を充填することにより、連続床版と延長床版との間の雨水等の通過を防止することが可能である。
さらに、底版の上部に排水溝を設けることにより、連続床版と延長床版との間を通過した雨水等をすべて排水することが可能である。したがって、支承への雨水等の浸透を確実に防止するために、支承の性能を長期間維持することができ、橋梁の耐久性を向上させることが可能である。
第4の発明は、第3の発明において、前記継手はヒンジ構造を有することを特徴とする。
本発明による橋台部付近の接合構造によれば、継手をヒンジ構造とすることにより、延長床版のキックアップを防止することが可能である。
第5の発明は、第3の発明において、前記連続床版は、前記橋桁と剛結されてなること特徴とする。
本発明による橋台部付近の接合構造によれば、連続床版と橋桁とが剛結されるために、連続床版と橋桁との間への雨水等の浸透を防止することが可能である。
第6の発明の橋台部付近の接合方法は、橋梁の橋台上及び土工部の路盤上に設置される底版と、該底版上に設置される延長床版と、該延長床版の土工部側に設置される伸縮装置とから構成され、前記橋梁が伸縮すると、前記延長床版が前記底版上を橋軸方向に滑動するとともに、前記伸縮装置が伸縮して前記橋梁の伸縮を吸収する橋台部付近の接合方法において、前記底版又は前記延長床版の少なくとも一方を現場で水硬化性物質を打設して構築する打設工程と、該現場で水硬化性物質を打設して構築された前記底版又は前記延長床版の少なくとも一方に、他方の前記底版又は前記延長床版と接触する側の面の摩擦係数が所定の摩擦係数以下である板材を前記打設された水硬化性物質と一体に固着する板材設置工程とを備えることを特徴とする。
第7の発明は、第6の発明において、前記底版上部の所定の位置に排水溝を設ける溝設置工程と、前記橋桁と前記延長床版との間に現場で水硬化性物質を打設して連続床版を構築する連続床版構築工程と、該連続床版と前記延長床版とを継手にて接続する接続工程と、該連続床版と前記延長床版との間に膨潤性止水材を充填する充填工程と、前記連続床版と前記延長床版との接続部分を覆うように前記連続床版及び前記延長床版の上面に遮水シートを設置する遮水シート設置工程とを更に備えることを特徴とする。
本発明の橋台付近の接合構造及び接合方法を用いることにより、橋梁の経済的な施工が可能となる。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は、本発明の第一実施形態に係る接合構造を適用した橋台部付近の平面図、図2は、図1のA−A’矢視図、図3は、図1のB−B’矢視図である。
図1〜図3に示すように、橋梁1の橋台部3付近には、橋台4の上面及び土工部6の路盤上に載置された底版7と、底版7の上部に固着された底版側板材9と、底版7の上に設置された延長床版13と、橋桁11と延長床版13との間に設置された連続床版15と、延長床版13、連続床版15の下部にそれぞれ固着された床版側板材17a、17bと、延長床版13の土工部6側に設置された伸縮装置19とが設けられ、橋桁11が、例えば、温度変化により伸縮すると、連続床版15及び延長床版13が底版7上を橋軸方向に滑動するとともに、伸縮装置19が伸縮して橋桁11の伸縮を吸収する。
底版側板材9と床版側板材17a、17bとは、セメントを主成分とし、高強度ビニロン繊維で補強された高靱性セメントボード(例えば、パワロン(商品名):株式会社クラレ製)で構成されている。底版側板材9と床版側板材17a、17bとの互いに対向する側の面は、摩擦係数が小さく、かつ、耐摩耗性を有しており、他方の面はそれぞれ底版7、延長床版13、連続床版15に一体化して固着される。なお、この他方の面には、底版7、延長床版13、連続床版15との付着性を向上させるために、高さが1mm程度で、間隔が1〜2mm程度の凹凸部が形成されるとともに、高靭性セメントボードが水硬化性物質37の水分を吸水しないように、吸水を規制するための吸水調整剤が塗布される。各板材9、17a、17bの最大厚みは10mm程度、曲げ強度は30Mpa以上、高靭性(スパン18cmで最大撓み25mm以上)で、かつ、極めて軽量である。
図4は、図3のa部拡大図である。図4に示すように、連続床版15と延長床版13との接続部分には、連続床版15と延長床版13とを接続するためのヒンジ継手29と、連続床版15と延長床版13との接続部分を覆うように配置された遮水シート31と、接続部分に充填された膨潤性止水材33と、接続部分の下方の底版7上部に設けられた排水溝35とが設けられている。
底版7は、型枠を底版7の外形に沿うように設置し、この型枠内に現場で水硬化性物質であるコンクリート37を打設するとともに、底版側板材9の凹凸部を有する下面がコンクリート37と接するように底版側板材9を載置し、コンクリート37と底版側板材9の凹凸部を有する下面とを一体化させることにより構築される。底版7は、土工部6の上面から橋台4の上面まで延設され、アンカーボルト39により橋台4の上面に固定される。
延長床版13は、床版側板材17aの摩擦係数の小さい面が底版7側(つまり、下側)となるように底版側板材9の上に設置し、型枠を延長床版13の外形に沿うように設置し、この型枠内の連続床版15側端部にヒンジ継手であるメナーゼヒンジ29を設置するとともに、コンクリート37を打設し、コンクリート37と床版側板材17aの凹凸部を有する上面とメナーゼヒンジ29とを一体化させることにより構築される。
連続床版15は、延長床版13と同様に、床版側板材17bの摩擦係数の小さい面が底版7側となるように底版側板材9の上に設置し、型枠を連続床版15の外形に沿って、かつ、延長床版13から突出している上記メナーゼヒンジ29がこの型枠内となるように設置し、この型枠内にコンクリート37を打設し、予め橋桁11に配筋されていた鉄筋41とメナーゼヒンジ29とコンクリート37と床版側板材17bの凹凸部を有する上面とを一体化させることにより橋桁11の端部と延長床版13との間に構築される。
つまり、連続床版15と橋桁11とは鉄筋41を介して剛結構造にて接続され、連続床版15と延長床版13とはメナーゼヒンジ29を介してヒンジ構造にて接続される。
図5は、図4のb部拡大図、図6は、図5のc部拡大図である。図5及び図6に示すように、延長床版13と連続床版15との間の上部及び下部には、延長床版13と連続床版15とが回動する際の衝突による衝撃を緩和するための緩衝ゴム43が設置される。また、中間部には膨潤性止水材33が充填されており、たとえ連続床版15と延長床版13との間へ雨水等が浸透しても、膨潤性止水材33にて止水される。
また、底版7の上部の、延長床版13と連続床版15との接続部分の下方、及び延長床版13と伸縮装置19との接続部分(図示しない)の下方に位置する部分には、これらの接続部分を通過した雨水等を排出するための排水溝35が設けられている。排水溝35は所定の排水箇所へ接続されており、たとえ底版7へ雨水等が浸透しても支承2に流れ込むことはない。
さらに、遮水シート31が、連続床版15と延長床版13との接続部分を覆うように連続床版15及び延長床版13の上面に配置され、接続部分への雨水等の浸透を防止する。そして、この遮水シート31の上にアスファルト5等の舗装がされ、橋梁1及び道路が構築される。
以上の構成によれば、橋桁11が温度変化により伸縮すると、延長床版13の床版側板材17a及び連続床版15の床版側板材17bが、底版7の底版側板材9上を橋軸方向へ滑動することにより、橋桁11の伸縮を吸収する。
ここで、連続床版15及び延長床版13が底版7上を滑動するためには、橋桁11が伸縮する際に連続床版15及び延長床版13に作用する水平荷重が底版側板材9と床版側板材17a、17bとの間に生じる摩擦力を上回ることが必要である。そこで、この摩擦係数、水平荷重についてそれぞれ検討した。最初に、摩擦係数について検討した結果を、次に、水平荷重について検討した結果を以下に示す。
以下に、底版側板材9及び床版側板材17a、17bを構成する高靭性セメントボードの摩擦係数を測定した結果について説明する。
まず、高靭性セメントボードからなる一辺の長さが200mm×200mm、900mm×900mmで厚さ8mmの板材をそれぞれ可動材21、固定材23の1セットとし、これを4セット用意した。
図7は、本実施形態に係る摩擦係数の測定方法を示す図で、図8は、本実施形態に係る摩擦係数の測定条件を示す図である。
次に、図7及び図8に示すように、固定材23の上に可動材21を載せ、さらに可動材21の上に測定荷重(9.2kN/m)の錘25を載せて試料を一定速度(100mm/分)で、一定距離(120mm)だけ引張り、その時に発生する摩擦力をロードセル27で測定した。この一連の測定を各セット毎に行い、合計4回測定を行った。動き初めのピーク摩擦力より静摩擦係数を、ピーク後の摩擦距離間の摩擦力の平均より動摩擦係数を求めた。
図9は、本実施形態に係る摩擦係数の測定結果を示す図である。図9に示すように、高靭性セメントボードからなる板材同士の静摩擦係数の平均値は0.53、動摩擦係数の平均値は0.41であることが確認された。
以下に、橋桁11が伸縮する際に延長床版13に作用する水平荷重を算出するとともに、水平荷重と摩擦係数との関係について説明する。
まず、気温上昇時における橋桁11の伸張時について検討する。気温上昇による橋桁11の伸張によって、延長床版13に作用する水平荷重Pは(1)式となる。
P=σc・A=E・ε・A より
=E・A・ΔL/L=E・A・α・ΔT・L/L
=E・B・t・α・ΔT ………(1)
ここで、水平荷重:P、延長床版寸法:B=幅、Le=長さ、t=厚さ、断面積:A(=B×t)、コンクリートのヤング係数:E(=2.8×10N/mm2)、橋桁の伸縮桁長:L、橋桁の温度伸縮量:ΔL、温度変化:ΔT、コンクリートの熱膨張係数:α(=1.0×10−5)、コンクリート強度:σck(=30N/mm2)である。
コンクリートからなる延長床版13の許容圧縮力Pcaは(2)式となる。
Pca=σca・A=σca・B・t ………(2)
ここで、コンクリートの許容圧縮応力度:σca(=1.15×8.5N/mm2)である。
そして、Pca=Pとすると(1)、(2)式より(3)式となる。
σca・B・t=E・B・t・α・ΔT ………(3)
この(3)式を変形し、所定の数値を代入すると温度変化量ΔTは(4)式となる。
ΔT=σca/(E・α)
=1.15×8.5/(2.8×10×1.0×10−5
=+34.9 ℃ ………(4)
ここで、設計で想定している温度変化量ΔTは最大でも±25℃であるため、温度上昇により水平荷重Pが延長床版13の許容圧縮応力Pcaを超えることはないことが確認された。
次に、水平荷重Pと延長床版13の摩擦抵抗Fの比較を行う。
延長床版13の摩擦抵抗Fは(5)式となる。
F=μa・W=μ・γ・B・Le・t ………(5)
ここで、摩擦抵抗:F(=μ×W)、延長床版自重:W(=γ×B×Le×t)、コンクリート単位体積重量:γ(=24.5kN/m3)、伸張時摩擦係数:μaである。
そして、滑り面が機能する条件は(6)式となる。
P>F ………(6)
この(6)式に、(1)、(5)式を代入すると(7)式となる。
E・B・t・α・ΔT>μa・γ・B・Le・t ………(7)
ここで、伸張時摩擦係数μaの満たすべき条件は(7)式を変形して(8)式となる。
μa<E・α・ΔT/(γ・Le) ………(8)
この(8)式に所定の値を代入すると(9)式となる。
μa<2.8×10×1.0×10−5×ΔT/(24.5×10−6×6500)=1.758・ΔT ………(9)
ここで、延長床版の長さLeは、キックアップを生じさせないための橋桁11からメナーゼヒンジ29までの距離1.5mと騒音・振動低減のための距離5.0mとの合計6.5mである。
したがって、橋桁11の伸張時における床版側板材17aと底版側板材9と、床版側板材17bと底版側板材9との伸張時摩擦係数μaは温度変化量ΔTを考慮して算出される。
上述したように、本実施形態において用いられる高靱性セメントボードの摩擦係数は0.53であるため、延長床版13は、(9)式よりΔT=0.53/1.758=+0.3℃以上で滑ることを意味する。したがって、現実的に気温上昇による橋桁11の伸張によって、延長床版13が伸張側に十分な滑り面を確保していることが確認された。
次に、気温下降時における橋桁11の収縮時について検討する。気温下降による橋桁11の収縮によって、延長床版13に作用する水平荷重Pは上述したように(1)式となる。
P=E・B・t・α・ΔT ………(1)
鉄筋からなるメナーゼヒンジ29の許容引張力Ptaは(10)式となる。
Pta=2×n×σsa×As ………(10)
ここで、鉄筋の許容応力度:σsa(=1.15×140N/mm2)、鉄筋断面積:As(D16→198.6mm2)、鉄筋配置本数:n(250ピッチとし、n=B/0.25、メナーゼヒンジの鉄筋本数)である。
そして、Pta=Pとすると(1)、(10)式より(11)式となる。
2×n×σsa×As=E・B・t・α・ΔT………(11)
この式(11)を変形し、所定の数値を代入すると温度変化量ΔTは(12)式となる。
ΔT=2×n×σsa×As/(E・B・t・α)
=2・σsa・As/(250・E・t・α)
=−3.05℃ ………(12)
したがって、温度下降時にはメナーゼヒンジ29の引張がクリティカルとなる。そこで、許容引張力Ptaと延長床版13の摩擦抵抗Fの比較を行う。
滑り面が機能する条件は(13)式となる。
Pta>F ………(13)
この(13)式に、(1)、(10)式を代入すると(14)式となる。
2×n×σsa×As>μb・γ・B・Le・t………(14)
ここで、収縮時摩擦係数:μbである。
そして、収縮時摩擦係数μbの満たすべき条件は(14)式を変形して(15)式となる。
μb<2×n×σsa×As/(γ・B・Le・t)………(15)
この(15)式に所定の値を代入すると(16)式となる。
μb<2・σsa・As/(0.25・γ・Le・t)
=2×1.15×140×198.6/(0.25×24.5×6.5×0.3×1000)=5.354 ………(16)
したがって、橋桁11の収縮時における床版側板材17aと底版側板材9と、床版側板材17bと底版側板材9との収縮時摩擦係数μbが5.354より小さくなるように設計する。
(16)式より算出された収縮時の摩擦係数5.354は、上述したように、本実施形態において用いられる高靱性セメントボードの摩擦係数0.53に比べて非常に大きいために、メナーゼヒンジ29がクリティカルになることなく、延長床版13が引張側に十分な滑り面を確保していることが確認された。
以上のように、高靱性セメントボード同士の摩擦係数0.53は、温度変化時の延長床版13の機能を阻害することなく、十分な滑り面を確保する値であることが確認された。
連続床版15及び延長床版13が長期間にわたって滑動するためには、底版側板材9及び床版側板材17a、17bが高い耐摩耗性を有することが必要である。そこで、複数の測定手法を用いて上記と同様に高靭性セメントボードの摩耗性について測定した結果を以下に説明する。
最初に、落砂法及び研磨紙法による測定結果を示す。
まず、底版側板材9及び床版側板材17の材料である高靭性セメントボードからなる一辺の長さ50mm×50mm、110mm×110mmで厚さ7mmの2枚の板材を供試体とした。また、比較用として同サイズで厚さ8mmの石綿セメント板も用いた。
落砂法の場合においては、JIS−A−5209「陶磁器質タイル」7.8摩耗試験に準じ、板材の一方の面(凹凸加工の無い面)に対して試験を行った。
また、研磨紙法の場合においては、JIS−A−1453「建築材料および建築構成部分の摩耗試験方法(研磨紙法)」に準じ、板材の一方の面(凹凸加工の無い面)について500回転の摩耗試験を行い、途中100回転毎に供試体質量を測定し、各回転毎及び累計の摩耗減量を求めた。
図10は、本実施形態に係る摩耗試験結果を示す図である。また、図11は、本実施形態に係る研磨紙法における試験回転数と累計摩耗減量との関係を示す図で、図12は、本実施形態に係る研磨紙法における試験回転数と100回転毎の摩耗減量との関係を示す図である。
図10に示すように、落差法による板材の摩耗減量は2mgと少量であった。また、図10及び図11に示すように、研磨紙法による板材の摩耗減量は775mgで、石綿セメント板に比べて摩耗減量が少なかった。
そして、図12に示すように、100回転毎の板材の摩耗減量は、石綿セメント板に比べて常に少なかった。
次に、回転円盤機法による測定結果を示す。
まず、高靭性セメントボードからなる一辺の長さ300mm×300mmで厚さ8mmの3枚の板材を供試体とする。
摩耗試験はASTM−C−779「水平なコンクリート表面の耐摩耗試験方法」のA法(回転円盤機)に準じて行った。この摩耗試験は、試験機上部のギャードモーターによって直径30cmの円盤が9rpmで回転するとともに、この円盤に取付けられた直径6cmの3個の摩耗輪が210rpmで回転し、試験時には摩耗面に研磨材(No.60のカーボランダム)が4〜6g/minの量が連続的に散布され,面圧108g/cmで供試体上面をドーナツ状に摩耗するものである。
摩耗量の測定は、供試体の四隅に測定板の脚部を固定するためのチップを貼り付け、供試体上に設置した測定板上面から供試体上面までの深さを摩耗面24点についてデジタルゲージ(1/1000mm)で測定した。摩耗量の測定間隔は、摩耗時間0分、15分、30分、60分に行い、各時間の摩耗深さを24点の平均値で示した。
図13は、本実施形態に係る板材の磨耗試験結果を示す図で、図14は、本実施形態に係る経過時間と磨耗量との関係を示す図である。また、図15は、本実施形態に係る摩耗量の比較として一般コンクリートの磨耗試験結果を示す図である。
図13及び図14に示すように、60分経過後の板材の磨耗量の平均値は0.503mmであった。また、図15に示すように、板材の摩耗量は、一般の砕石コンクリート(青梅産砂岩砕石、大井川産細砂使用)に比べて、すべての測定時間において少なかった。
上述したように、高靭性セメントボードからなる板材の摩耗量は小さく、高い耐摩耗性を有することが確認された。
以上説明した本実施形態の橋台部3付近の接合構造によれば、所定の摩擦係数よりも小さい面を有する底版側板材9及び床版側板材17a、17bを現場で打設されるコンクリートと一体化するために、底版7、延長床版13及び連続床版15を現場打設にて構築することが可能となる。また、底版7、延長床版13及び連続床版15は現場打設にて構築されるために、PCa部材を使用する場合と比べて作業性に優れているとともに、コストが削減され、経済的な施工が可能となる。さらに、橋桁11が温度変化により伸縮しても、底版側板材9及び床版側板材17a、17bの摩擦係数が小さいために、延長床版13及び連続床版15は容易に滑動可能となる。そして、延長床版13及び連続床版15が容易に滑動するために、確実に橋桁11の伸縮が伸縮装置19に伝達され、伸縮装置19にて橋桁11の伸縮を吸収することが可能である。
また、本実施形態の橋台部3付近の接合構造によれば、継手29をヒンジ構造とすることにより、延長床版13のキックアップを防止することが可能となる。
そして、本実施形態の橋台部3付近の接合構造によれば、底版側板材9及び床版側板材17a、17bの摩擦係数の小さい面は耐摩耗性も有するために、延長床版13及び連続床版15が底版7上を長期間にわたって確実に滑動することが可能となる。また、橋桁11の伸縮による水平荷重を考慮した摩擦係数を算出することが可能となる。さらに、正確な摩擦係数が算出されるために、確実に連続床版15を滑動させることが可能となる。
さらに、本実施形態の橋台部3付近の接合構造によれば、連続床版15と延長床版13との接続部分を遮水シート31で覆うことにより、接続部分への雨水等の浸透を防止することが可能である。そして、連続床版15と延長床版13との間に膨潤性止水材33を充填することにより、連続床版15と延長床版13との間の雨水等の通過を防止することが可能である。また、底版7の上部に排水溝35を設けることにより、連続床版15と延長床版13との間を通過した雨水等をすべて所定の箇所に排水することが可能である。そして、連続床版15と橋桁11とが剛結結合されるために、連続床版15と橋桁11との間への雨水等の浸透を防止することが可能である。したがって、支承2への雨水等の浸透を確実に防止するために、支承2の性能を長期間維持することができ、橋梁1の耐久性を向上させることが可能となる。
なお、本実施形態においては、底版7及び延長床版13を共に現場打設し、底版7の上方及び延長床版13の下方にそれぞれ底版側板材9、床版側板材17を固着させ、床版側板材17を底版側板材9に対して滑動させる方法について説明したが、これに限定されるものではなく、底版7のみを現場打設して底版7の上部に板材を固着させ、延長床版はPCa部材を用いて、延長床版を底版側板材9に対して滑動させる方法や、底版はPCa部材を用いて、延長床版のみを現場打設して延長床版の下方に板材を固着させ、床版側板材17を底版に対して滑動させる方法でもよい。
本発明の第一実施形態に係る接合構造を適用した橋台付近の平面図である。 図1のA−A’矢視図である。 図1のB−B’矢視図である。 図3のa部拡大図である。 図4のb部拡大図である。 図5のc部拡大図である。 本実施形態に係る摩擦係数の測定状況を示す図である。 本実施形態に係る摩擦係数の測定条件を示す図である。 本実施形態に係る摩擦係数の測定結果を示す図である。 本実施形態に係る摩耗試験結果を示す図である。 本実施形態に係る研磨紙法における試験回転数と累計摩耗減量との関係を示す図である。 本実施形態に係る研磨紙法における試験回転数と100回転毎の摩耗減量との関係を示す図である。 本実施形態に係る板材の磨耗試験結果を示す図である。 本実施形態に係る経過時間と磨耗量との関係を示す図である。 本実施形態に係る摩耗量の比較として一般コンクリートの磨耗試験結果を示す図である。 従来の橋台部付近の接合構造を示す図である。
符号の説明
1 橋梁 2 支承 3 橋台部
4 橋台 5 アスファルト 6 土工部
7 底版 9 底版側板材 11 橋桁
13 延長床版 15 連続床版 17 床版側板材
19 伸縮装置 21 可動材 23 固定材
25 錘 27 ロードセル 29 メナーゼヒンジ
31 遮水シート 33 膨潤性止水材 35 排水溝
37 コンクリート 39 アンカーボルト 41 鉄筋
43 緩衝ゴム 50 底版 51 延長床版
52 着脱式床版 53 連続床版 54 継手

Claims (7)

  1. 橋梁の橋台上及び土工部の路盤上に設置される底版と、該底版上に設置される延長床版と、該延長床版の土工部側に設置される伸縮装置とから構成され、前記橋梁の伸縮に応じて前記延長床版が前記底版上を橋軸方向に滑動するとともに、前記伸縮装置が伸縮して前記橋梁の伸縮を吸収する橋台部付近の接合構造であって、
    前記底版又は前記延長床版の少なくとも一方は、現場で水硬化性物質を打設して構築されてなり、
    該現場で水硬化性物質を打設して構築された前記底版又は前記延長床版の少なくとも一方は、他方の前記底版又は前記延長床版と接触する側の面に、その接触面の摩擦係数が所定の摩擦係数以下である板材が前記打設された水硬化性物質と一体に固着されていることを特徴とする橋台部付近の接合構造。
  2. 前記板材の前記接触面は、耐摩耗性を有することを特徴とする請求項1に記載の橋台部付近の接合構造。
  3. 前記橋桁と前記延長床版との間に現場で水硬化性物質を打設して構築された連続床版と、
    該連続床版と前記延長床版とを接続するための継手と、
    該連続床版と前記延長床版との接続部分を覆うように前記連続床版及び前記延長床版の上面に配置された遮水シートと、
    該連続床版と前記延長床版との間に充填された膨潤性止水材と、
    前記底版上部の所定の位置に設けられた排水溝とを更に備えることを特徴とする請求項1に記載の橋台付近の接合構造。
  4. 前記継手はヒンジ構造を有することを特徴とする請求項3に記載の橋台付近の接合構造。
  5. 前記連続床版は、前記橋桁と剛結されてなること特徴とする請求項3に記載の橋台付近の接合構造。
  6. 橋梁の橋台上及び土工部の路盤上に設置される底版と、該底版上に設置される延長床版と、該延長床版の土工部側に設置される伸縮装置とから構成され、前記橋梁が伸縮すると、前記延長床版が前記底版上を橋軸方向に滑動するとともに、前記伸縮装置が伸縮して前記橋梁の伸縮を吸収する橋台部付近の接合方法において、
    前記底版又は前記延長床版の少なくとも一方を現場で水硬化性物質を打設して構築する打設工程と、
    該現場で水硬化性物質を打設して構築された前記底版又は前記延長床版の少なくとも一方に、他方の前記底版又は前記延長床版と接触する側の面の摩擦係数が所定の摩擦係数以下である板材を前記打設された水硬化性物質と一体に固着する板材設置工程とを備えることを特徴とする橋台部付近の接合方法。
  7. 前記底版上部の所定の位置に排水溝を設ける溝設置工程と、
    前記橋桁と前記延長床版との間に現場で水硬化性物質を打設して連続床版を構築する連続床版構築工程と、
    該連続床版と前記延長床版とを継手にて接続する接続工程と、
    該連続床版と前記延長床版との間に膨潤性止水材を充填する充填工程と、
    前記連続床版と前記延長床版との接続部分を覆うように前記連続床版及び前記延長床版の上面に遮水シートを設置する遮水シート設置工程とを更に備えることを特徴とする請求項6に記載の橋台付近の接合構造。
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