JP2007237760A - ハイブリッド車の駆動装置 - Google Patents
ハイブリッド車の駆動装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007237760A JP2007237760A JP2006058790A JP2006058790A JP2007237760A JP 2007237760 A JP2007237760 A JP 2007237760A JP 2006058790 A JP2006058790 A JP 2006058790A JP 2006058790 A JP2006058790 A JP 2006058790A JP 2007237760 A JP2007237760 A JP 2007237760A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- engine
- electric motor
- clutch
- engagement
- hybrid vehicle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/60—Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
- Y02T10/62—Hybrid vehicles
Landscapes
- Arrangement Of Transmissions (AREA)
- Hybrid Electric Vehicles (AREA)
- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
Abstract
【解決手段】駆動源としての電気モータが機関駆動輪に至る内燃機関の動力経路に出力を伝達可能に配設されたハイブリッド車の駆動系において、機関及び電気モータの回転位相を、機関の変動トルクAのピークに対して電気モータのコギングトルクBの逆位相のピークが重畳する関係に設定する。
【選択図】 図5
Description
図1は、本発明の第1の実施形態に係るハイブリッド車の駆動装置1aの構成を示している。このハイブリッド車は、駆動源としての内燃機関11及び電気モータ12が駆動輪16,16に対して夫々独立に動力を伝達可能に構成された、いわゆるパラレル型のハイブリッド車である。本実施形態では、内燃機関(以下「エンジン」という。)11に6気筒のガソリンエンジンを、電気モータ(以下「モータジェネレータ」という。)12に永久磁石型の3相同期モータ(極数を4とする。)を採用している。エンジン11には、6以外の気筒数のものを採用してもよい。モータジェネレータ12は、電動機としての機能と、発電機としての機能とを兼ね備える。
図2は、ロックアップ制御ルーチンのフローチャートである。このルーチンは、スタートキー62の操作による電源のオンにより起動され、その後所定の時間毎に実行される。
S101では、車両の走行条件としてアクセルペダルの踏込み量APO及び車速VSP等を読み込むとともに、バッテリ41の残容量SOCを読み込む。
S104では、モータジェネレータ12とエンジン11との回転速度の差である回転速度差Drev(=NM−NE)を検出する。本実施形態では、Drevの検出のため、モータジェネレータ12の出力軸に対してその回転速度NMを検出する回転速度センサを設置する。なお、モータジェネレータ12の出力軸と車両の駆動輪16,16とが無段変速機14を介して連結されることから、回転速度NMは、車速VSP及び変速比等に基づいて算出することもできる。
S107では、相対位相θrと締結後の目標相対位相tθrとの差(=tθr−θr)が、θrのずれの許容限界を示す所定の値D2以下であるか否かを判定する。D2以下であるときは、S108へ進み、D2よりも大きいときは、S109へ進む。なお、tθrは、6気筒エンジン11と3相4極モータ12との組み合わせにおいて、30°×N(Nを整数とする。)に設定する。
時刻t1において、エンジン11の始動要求が検出されると、ECM31に対してエンジン11の始動指令が発せられるとともに、ロックアップクラッチ13に対してロックアップ指令Cmが発せられる。これに伴い圧力制御弁131の通電デューティが変更され、ロックアップクラッチ13の作動圧が増大することで、比較的に小さな締結力Fbが形成され、エンジン11の回転速度NEが上昇する。このロックアップ制御と並行して行われるモータ制御において、モータジェネレータ12の回転速度NMがエンジン11の始動を可能とする目標回転速度NMtrgに調整される。回転速度NEの上昇によりエンジン11とモータジェネレータ12との回転速度差Drevが所定の値D1にまで減じた時刻t2に、相対位相θrの目標相対位相tθrに対する差(=tθr−θr)が検出される。この差が所定の値D2以下であるときは、締結力Fが締結後の値Faに切り換えられる一方(この場合の締結力Fの変化を二点鎖線で示す。)、差がD2よりも大きいときは、相対位相θrのずれが解消されないままでの締結を回避するため、回転速度差Drevの減少に応じて締結力FをFbから更に減少させる。これにより微小な回転速度差Drevのもとでのクラッチフェーシングの滑りが阻害されず、θrのずれが速やかに解消される。差(=tθr−θr)が所定の値D2にまで減じた時刻t3に、締結力Fが締結後の値Faに切り換えられ、時刻t4に締結動作を完了する。他方、エンジン11は、回転速度NEが始動可能速度NEstrに達した時点で始動制御を実行し、燃料の供給及び点火を開始して自律運転に移行する。
本実施形態では、エンジン11の始動に際し、ロックアップ制御により締結後のモータジェネレータ12の相対位相θmを、30°×N(Nを整数とする。)により表される目標相対位相tθrに調整することとした。このため、6気筒エンジン11と3相4極モータ12とを組み合わせた駆動装置1aにおいて、エンジン11の変動トルクのピークに対してモータジェネレータ12のコギングトルクの逆位相のピークが重畳することとなり、始動に際して顕著に生じるエンジン11の変動トルクをモータコギングトルクにより低減し、静粛性を向上させることができる。図5は、モータコギングトルクによる変動トルクの低減効果を示すものであり、エンジン11の変動トルクを点線Aにより、モータコギングトルクを実線Bにより、エンジン11の変動トルクの負方向のピークに対してモータコギングトルクの正方向のピークを重畳させた好ましい合成トルクを実線C1により、エンジン11の変動トルクに対してモータコギングトルクの順方向のピークを重畳させた比較例としての合成トルクを実線C2により示している。なお、ここでは、モータジェネレータ12の相数等の設定により、変動トルクの負方向のピークばかりでなく、その正方向のピークに対してもコギングトルクの逆方向のピークが重畳している。本実施形態では、モータコギングトルクによりエンジン11の変動トルクを低減するとともに、変動トルクの負方向のピークに対してモータコギングトルクの正方向のピークを重畳させたことで、合成トルクC1における負方向成分を低減することができ、エンジン11の回転上昇に寄与する駆動トルクを増大させ、回転速度NEを始動可能速度NEstrにまで速やかに上昇させることができる。なお、モータコギングトルクの波形自体は、各個のモータジェネレータ12について固有のものであり、また、モータジェネレータ12の相数若しくは極数、又はエンジン11との間の増減速比等の選択により調整可能であるので、ロックアップ制御後の特別な制御を必要とせずにこの効果を得ることができる。また、変動トルクの低減にモータコギングトルクを利用することとしたので、モータジェネレータ12として比較的に小型のものを採用し、車両における駆動装置1aの搭載容易性が損なわれることを回避し得る。
本実施形態に係る駆動装置1bは、ロックアップクラッチ13に相当する断続機能を有しておらず、エンジン11のクランクシャフトとモータジェネレータ12の回転軸とが直結されている。なお、駆動装置1bは、エンジン11及びモータジェネレータ12の接続形態を除き、図1に示すものと同様の構成である。本実施形態において、エンジン11とモータジェネレータ12とは、モータジェネレータ12のエンジン11に対する相対位相θmが30°×N(Nを整数とする。)となる関係で直結されている。
Claims (9)
- 内燃機関と、
車両の駆動系において、機関駆動輪に至る前記機関の動力経路に出力を伝達可能に配設された電気モータと、を含んで構成され、
前記機関及び前記電気モータの回転位相が、前記機関の変動トルクのピークに対し、前記電気モータのコギングトルクの前記変動トルクに対する逆位相のピークが重畳する所定の関係に設定されたハイブリッド車の駆動装置。 - 前記回転位相が、前記機関の変動トルクの負方向のピークに対して前記電気モータのコギングトルクの正方向のピークが重畳する関係に設定された請求項1に記載のハイブリッド車の駆動装置。
- 前記電気モータが、前記機関の始動時におけるクランキングを行うものである請求項1又は2に記載のハイブリッド車の駆動装置。
- 前記機関及び前記電気モータの各出力軸が直結された請求項1〜3のいずれかに記載のハイブリッド車の駆動装置。
- 前記機関と前記電気モータとがクラッチを介して連結されるものにおいて、
前記クラッチを解放状態から締結させる締結動作時に、前記クラッチの締結力を制御して、締結後の前記機関及び前記電気モータの回転位相を前記所定の関係に調整するクラッチ締結制御手段を更に含んで構成される請求項1〜3のいずれかに記載のハイブリッド車の駆動装置。 - 前記クラッチ締結制御手段は、
前記クラッチを締結させるべき締結要求を検出する締結要求検出手段と、
前記機関及び前記電気モータの回転速度差を検出する回転速度差検出手段と、
前記電気モータの前記機関に対する相対的な回転位相を相対位相として検出する相対位相検出手段と、
前記締結要求検出手段による締結要求の検出に対応して前記クラッチに締結力を生じさせる締結力発生手段と、
前記回転速度差検出手段により検出された回転速度差及び前記相対位相検出手段により検出された相対位相に基づいて前記締結力発生手段が生じさせる締結力を制御する締結力制御手段と、
を含んで構成される請求項5に記載のハイブリッド車の駆動装置。 - 前記締結力制御手段は、前記クラッチの締結完了前において、前記締結力発生手段が生じさせる締結力を、締結後に生じさせる締結力よりも減少させる請求項6に記載のハイブリッド車の駆動装置。
- 前記締結力制御手段は、前記クラッチの締結完了前において、前記検出された回転速度差が所定の値以下であるときに、前記検出された相対位相と締結後の目標相対位相との差に応じ、前記検出された回転速度差が前記所定の値よりも大きいときと比較して前記締結力を減少させる請求項7に記載のハイブリッド車の駆動装置。
- 前記締結力制御手段は、前記クラッチの締結完了前に前記締結力を減少させる場合に、前記検出された回転速度差が小さいときほどこれを大きく減少させる請求項8に記載のハイブリッド車の駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006058790A JP4622891B2 (ja) | 2006-03-06 | 2006-03-06 | ハイブリッド車の駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006058790A JP4622891B2 (ja) | 2006-03-06 | 2006-03-06 | ハイブリッド車の駆動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007237760A true JP2007237760A (ja) | 2007-09-20 |
JP4622891B2 JP4622891B2 (ja) | 2011-02-02 |
Family
ID=38583727
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006058790A Expired - Fee Related JP4622891B2 (ja) | 2006-03-06 | 2006-03-06 | ハイブリッド車の駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4622891B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010070036A (ja) * | 2008-09-18 | 2010-04-02 | Denso Corp | ハイブリッド車両の制御装置 |
JP2010076712A (ja) * | 2008-09-29 | 2010-04-08 | Mazda Motor Corp | 車両用駆動装置の制御方法 |
WO2012086075A1 (ja) * | 2010-12-24 | 2012-06-28 | トヨタ自動車株式会社 | ハイブリッド車両の制御装置 |
JP2013095205A (ja) * | 2011-10-28 | 2013-05-20 | Daihatsu Motor Co Ltd | クラッチタイミング制御装置 |
JP2015143104A (ja) * | 2015-04-24 | 2015-08-06 | 日産自動車株式会社 | 車両の制御装置、及び車両の制御方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006327233A (ja) * | 2005-05-23 | 2006-12-07 | Toyota Motor Corp | エンジンの始動装置 |
-
2006
- 2006-03-06 JP JP2006058790A patent/JP4622891B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006327233A (ja) * | 2005-05-23 | 2006-12-07 | Toyota Motor Corp | エンジンの始動装置 |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010070036A (ja) * | 2008-09-18 | 2010-04-02 | Denso Corp | ハイブリッド車両の制御装置 |
JP2010076712A (ja) * | 2008-09-29 | 2010-04-08 | Mazda Motor Corp | 車両用駆動装置の制御方法 |
WO2012086075A1 (ja) * | 2010-12-24 | 2012-06-28 | トヨタ自動車株式会社 | ハイブリッド車両の制御装置 |
CN103260983A (zh) * | 2010-12-24 | 2013-08-21 | 丰田自动车株式会社 | 混合动力车辆的控制装置 |
JP5573963B2 (ja) * | 2010-12-24 | 2014-08-20 | トヨタ自動車株式会社 | ハイブリッド車両の制御装置 |
US9079583B2 (en) | 2010-12-24 | 2015-07-14 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Control device of hybrid vehicle |
JP2013095205A (ja) * | 2011-10-28 | 2013-05-20 | Daihatsu Motor Co Ltd | クラッチタイミング制御装置 |
JP2015143104A (ja) * | 2015-04-24 | 2015-08-06 | 日産自動車株式会社 | 車両の制御装置、及び車両の制御方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4622891B2 (ja) | 2011-02-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2532549B1 (en) | Engine start control device for hybrid vehicle | |
RU2563300C2 (ru) | Устройство управления быстрым замедлением гибридного транспортного средства | |
JP4492585B2 (ja) | ハイブリッド車両の制御装置及びハイブリッド車両の制御方法。 | |
JP5704148B2 (ja) | 車両の走行制御装置 | |
JP4064428B2 (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP5309962B2 (ja) | ハイブリッド車両の制御装置 | |
KR20100109421A (ko) | 하이브리드 차량의 제어 장치 | |
JP2011025811A (ja) | ハイブリッド車両の制御装置 | |
JP6852802B2 (ja) | ハイブリッド車両の制御方法および制御装置 | |
WO2012105042A1 (ja) | ハイブリッド車両 | |
JP5131112B2 (ja) | ハイブリッド車両の制御装置 | |
CN105829153A (zh) | 用于混合动力车辆的控制装置 | |
JP2010143306A (ja) | ハイブリッド車両の制御装置 | |
JP4622891B2 (ja) | ハイブリッド車の駆動装置 | |
JP5807379B2 (ja) | ハイブリッド車両のエンジン停止制御装置 | |
JP2018135050A (ja) | ハイブリッド車両の動力制御方法及び動力制御装置 | |
JP5381120B2 (ja) | ハイブリッド車両の変速制御装置および変速制御方法 | |
JP2019025985A (ja) | ハイブリッド車両のエンジンの始動制御装置および始動制御方法 | |
JP2013124083A (ja) | ハイブリッド電気自動車の制御装置 | |
JP5954859B2 (ja) | ハイブリッド電気自動車の制御装置 | |
JP5724289B2 (ja) | ハイブリッド車両の制御装置 | |
JP5533150B2 (ja) | 車両制御システム | |
JP2019026038A (ja) | ハイブリッド車両のエンジンの始動制御装置および始動制御方法 | |
JP2019043347A (ja) | ハイブリッド車両 | |
JP6971076B2 (ja) | ハイブリッド車両 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20080324 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20080331 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090204 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100727 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100907 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20101005 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20101018 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131112 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |