JP2007237636A - 発光パネルの固定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】発光パネルの構成の複雑化を伴なうことなく各発光素子の位置ズレを抑制する
【解決手段】固定前の発光パネル10は、基板11の面上に配列された複数の発光素子Eを通過する配列線L1上の所定点Aが、両端の各発光素子Eを通過する直線である基準線L0から離間した位置P1に変位した第1状態にある。工程1においては、基準線L0を挟んで位置P1とは反対側の位置P2に所定点Aが変位した第2状態となるように外力によって発光パネル10を変形させる。工程2においては、発光パネル10を第2状態に維持したままスペーサ部材31に固定する。工程3においては、外力を除去するとともに発光パネル10を基板11の弾性力によって変形させることで配列線L1を基準線L0に接近させる。
【選択図】図3

Description

本発明は、有機発光ダイオード素子などの発光素子を備えた発光パネルを固定する技術に関する。
基板の面上に多数の発光素子を配列した発光パネルが、例えば電子写真方式の画像形成装置にて感光体を露光する光ヘッドとして従来から提案されている。この種の発光パネルにおいては各発光素子を所期の位置に精度よく配置することが必要となる。しかしながら、発光パネルの製造の過程においては、基板の変形(反り)によって各発光素子が所期の位置(設計上の位置)から変位する場合がある。各発光素子の位置の誤差(以下「位置ズレ」という)は、出力画像の品位を低下させる原因となり得る。例えば、複数の発光パネルによる露光で形成された各色の画像(顕像)が重ね合わされるタンデム方式の画像形成装置においては、各発光素子の位置ズレの程度が発光パネルごとに相違することに起因して色ズレが発生するという問題がある。
例えば特許文献1には、基板に接合された封止体によって各発光素子が封止された発光パネルが開示されている。基板と封止体とは、基板が部分的に封止体の縁辺から張り出すように接合される。基板のうち封止体から張り出した領域にはICチップや配線基板といった電子部品が実行される。以上のように基板の中心線に関して非対称な位置に封止体や電子部品が偏在する構成においては、封止体や電子部品を基板に接合する接着剤の硬化収縮に起因した応力が、基板の中心線を挟んで一方の領域と他方の領域とで相違する。したがって、基板は封止体や電子部品の接合面に平行な面内に変形(湾曲)し、この変形に応じて各発光素子には位置ズレが発生する。
特開2000−58255号公報(図1)
画像形成装置において各発光素子の位置ズレの影響を抑制するための方策としては、例えば、発光素子を発光させるタイミングを当該発光素子の位置ズレの大小に応じて調整する構成が考えられる。しかしながら、この構成においては各発光素子の発光の制御が複雑となるから、各発光素子を駆動する回路の規模が肥大化するという問題がある。また、電子部品や封止体を基板の中心線に関して線対称な位置に配置する構成も考えられるが、基板が大型化するとともに設計の自由度が低下するといった問題があるし、接着剤の硬化収縮以外の原因によって発生した位置ズレは何ら解消されない。このような事情に鑑みて、本発明は、発光パネルの構成の複雑化を伴なうことなく各発光素子の位置ズレを抑制するという課題の解決を目的としている。
本発明に係る発光パネルの固定方法は、所期の形状から変形した状態(以下「第1状態」という)にある発光パネルを他の物体(以下「取付体」という)に固定する方法である。第1状態は、基板の面上に配列された複数の発光素子を通過する配列線(例えば図3や図6の配列線L1)上の所定点(例えば図3や図6の所定点A)が、複数の発光素子のうち配列の両端の各発光素子を通過する直線である基準線(例えば図3や図6の基準線L0)から離間した第1位置(例えば図3や図6の位置P1)にある状態である。
本発明に係る固定方法は、基準線を挟んで第1位置とは反対側の第2位置(例えば図3や図6の位置P2)に所定点が変位した第2状態となるように外力によって発光パネルを変形させる第1過程(図3や図6の工程1)と、発光パネルを第2状態に維持したまま取付体に固定する第2過程(図3や図6の工程2)と、外力を除去するとともに発光パネルを基板の弾性力によって変形させることで配列線を基準線に接近させる第3過程(図3や図6の工程3)とを含む。
以上の方法においては、基準線を挟んで第1状態の変形とは逆方向に変形させられた第2状態の発光パネルが取付体に固定され、外力の除去後に発光パネルの形状が弾性的に復元することで各発光素子の位置が決定されるから、各発光素子を高い精度で所期の位置(基準線上)に配列させることが可能である。また、各発光素子の位置ズレが抑制されるから、電子部品や封止体といった要素を基準線に関して線対称な位置に配置した構成や各発光素子の発光のタイミングを調整する構成は原理的には不要である。ただし、これらの構成が採用された発光パネルについて本発明を適用することを排除する趣旨ではない。
なお、発光パネルは、複数の発光素子が1列のみに配列されてもよいし複数列に配列されてもよい。発光素子が複数列に配列された発光パネルを固定する場合には、このうちの1列について本発明の要件が充足されれば足りる。すなわち、複数列の何れかにおける両端の各発光素子を通過する基準線を挟んで第1位置とは反対側の第2位置に、当該列の複数の発光素子を通過する配列線上の所定点が変位するように、第1過程においては発光パネルが変形させられる。また、本発明における基板は、各発光素子が直接的に形成される板材(例えば図2の基板11)のほか、発光素子が形成された基板に接合される板材(例えば図2の封止体15)を含む概念である。
第1過程においては、例えば、第2位置と基準線との距離(例えば図3や図6の距離Δ2)が、第1位置と基準線との距離(例えば図3や図6の距離Δ1)に応じた距離となるように、発光パネルを変形させる。さらに好適には、第3過程で配列線が基準線と合致するように、第1過程においては発光パネルが変形させられる。以上の態様によれば、各発光素子を基準線の近傍(理想的には基準線上)に配列させることができる。
本発明の好適な態様に係る第1過程においては、基板に対向する複数の押圧体(例えば図3の押圧体511・512)の各々によって基板を押圧することで発光パネルを第2状態に変形させる。この態様によれば、押圧体を適宜に操作することで、第1状態における形状に応じて基板を多様な形状に変形させることが可能である。また、第1過程においては、発光パネルが第2状態にあるときの基板の形状に対応した曲面を有する治具(例えば図8の治具52)によって、曲面を基板に接触させた状態で当該基板を押圧することで、発光パネルを第2状態に変形させてもよい。この態様によれば、発光パネルを確実に第2状態に変形させるとともにその形状を安定的に維持することができる。
本発明の好適な態様に係る固定方法は、各発光素子による出射光の観察によって配列線の形状を特定する観察過程と、観察過程での特定の結果に基づいて発光パネルの変形量を決定する決定過程とを含み、第1過程においては、決定過程にて決定した変位量だけ発光パネルを変形させる。この態様によれば、各発光素子からの出射光を観察することで発光パネルの形状(配列線の形状)を容易かつ確実に特定することが可能である。さらに好適な態様において、観察過程における観察は、発光パネルの点灯検査を兼ねる。すなわち、各発光素子を発光させて各々による出射光を検出する処理に基づいて、各発光パネルの点灯の可否(発光パネルの良否)の判別と配列線の形状の特定とが実行される。この態様によれば、各工程が別個に実行される場合と比較して発光パネルの製造に要する時間を短縮することが可能となる。
取付体には、第2状態にある発光パネルの形状に対応した溝部(例えば図7の溝部321)が形成され、第2過程においては、発光パネルを第2状態に維持したまま溝部に嵌め込む。この態様によれば、発光パネルを取付体に対して強固に固定することができる。なお、以上の態様とは逆に、取付体を嵌め込む溝部が発光パネルに形成された構成としてもよい。すなわち、基板には、当該発光パネルが第2状態にあるときに取付体に対応した形状となる溝部が形成され、第2過程においては、第2状態にある発光パネルが溝部に嵌め込まれる。
なお、発光パネルの固定先となる取付体の性質や形状は任意である。本発明の好適な態様における取付体は、発光パネルが固定された状態において各発光素子からの出射光が通過する光透過性の部材であり、取付体のうち発光パネルとは反対側の表面には、当該取付体を通過した各発光素子からの出射光を集束させる複数のレンズ(例えば屈折率分布型レンズ)が配列された集束性レンズアレイが配置される。以上の態様によれば、発光パネルと集束性レンズアレイとの間隙に光透過性のスペーサ部材が介在するから、発光パネルからの出射光のうち集束性レンズアレイに入射する光量の割合を増加させることが可能である。
なお、本発明の方法によって固定された発光パネルを具備する発光装置は各種の電子機器に利用される。電子機器の典型例は、発光装置を感光体ドラムなどの像担持体の露光に利用した画像形成装置である。この画像形成装置は、露光によって潜像が形成される像担持体(例えば図10の感光体ドラム70)と、本発明の固定方法によって製造された発光装置(例えば図1の露光ヘッドH)と、像担持体の潜像に対する現像剤(例えばトナー)の付着によって顕像を形成する現像器とを含む。もっとも、発光装置の用途は像担持体の露光に限定されない。例えば、スキャナなどの画像読取装置においては、本発明で製造された露光ヘッドを原稿の照明に利用することが可能である。この画像読取装置は、露光ヘッドと、露光ヘッドから出射して読取対象(原稿)で反射した光を電気信号に変換する受光装置(例えばCCD(Charge Coupled Device)素子などの受光素子)とを具備する。また、発光素子がマトリクス状に配列された発光装置は、各種の電子機器の表示装置として利用される。
<A:第1実施形態>
<A−1:露光ヘッドの構成>
まず、本発明に係る方法(発光パネルの固定方法)が適用される発光パネルの具体的な形態を説明する。図1は、本実施形態に係る発光パネルを利用した電子写真方式の画像形成装置の部分的な構成を示す斜視図である。同図に示すように、画像形成装置は、露光ヘッド(ラインヘッド)Hと感光体ドラム70とを含む。感光体ドラム70は、主走査方向に延在する回転軸に支持され、外周面を露光ヘッドHに対向させた状態で回転する。
図2は、図1のII−II線からみた断面図である。ただし、図1と図2とでは上下が逆転している。図1および図2に示すように、露光ヘッドHは、発光パネル10と集束性レンズアレイ20とスペーサ部材31とを含む。集束性レンズアレイ20は発光パネル10と感光体ドラム70との間隙に配置される。スペーサ部材31は発光パネル10と集束性レンズアレイ20との間隙に配置される。
図1および図2に示すように、発光パネル10は、主走査方向を長手とする姿勢に設置された長方形状の基板11を具備する。基板11は、ガラスやプラスチックといった適切な材料からなる光透過性の板材である。図2に示すように、基板11のうち感光体ドラム70とは反対側の表面には多数の発光素子Eが形成される。各発光素子Eは、電気エネルギの供給によって光学的な性状(輝度や透過率)が変化する要素である。本実施形態の発光素子Eは、有機EL(ElectroLuminescent)材料からなる発光層を陽極と陰極との間隙に介在させた有機発光ダイオード素子であり、発光層に供給される電流に応じた輝度に発光する。複数の発光素子Eは基板11の長手方向(主走査方向)に沿って1列に配列する。ただし、発光素子Eの配列のパターンは任意であり、複数列であってもよいし他の適切なパターン(例えば二列かつ千鳥状)であってもよい。
基板11のうち各発光素子Eが形成された表面には封止体15が接合される。封止体15は、基板11と協働して各発光素子Eを封止(外気から遮断)する略長方形の板材である。これによって外気や水分の付着に起因した発光素子Eの劣化が抑制される。本実施形態の封止体15は、長辺が基板11のひとつの長辺と重なり合うように配置される。図1に示すように封止体15の外形の寸法(幅寸法)は基板11よりも小さいから、基板11のうち他方の長辺に沿った領域11aは封止体15の周縁から張り出す。この領域11aには、駆動信号の出力によって各発光素子Eを駆動する駆動回路のICチップや発光パネル10を外部の機器に電気的に接続する配線基板など様々な電子部品がCOG(Chip On Glass)技術によって実装される。
集束性レンズアレイ20は、各発光素子Eからの出射光を集束させるための光学体である。本実施形態の集束性レンズアレイ20は、各々の光軸を発光パネル10の基板11に垂直な方向に向けた姿勢でアレイ状に配列された多数の屈折率分布型レンズ(グレーデッドインデックス光ファイバ)を含む。集束性レンズアレイ20としては、例えば日本板硝子株式会社から入手可能なSLA(セルフォック・レンズ・アレイ)がある(セルフォック/SELFOCは日本板硝子株式会社の登録商標)。
スペーサ部材31は、ガラスやプラスチックといった光透過性の材料によって形成された板材である。スペーサ部材31は、基板11のうち各発光素子Eとは反対側の表面と集束性レンズアレイ20の入光面との間に介在して両者に接合される。スペーサ部材31と発光パネル10および集束性レンズアレイ20との接合には光透過性の接着剤が利用される。
各発光素子Eからの出射光は基板11とスペーサ部材31とを透過して集束性レンズアレイ20に入射し、各屈折率分布型レンズによって集光されたうえで感光体ドラム70の表面に到達する。これによって感光体ドラム70の表面には、発光パネル10上の像に対応した正立像が結像される。本実施形態においては発光パネル10と集束性レンズアレイ20との間隙にスペーサ部材31が介在するから、発光パネル10と集束性レンズアレイ20との間隙に空気のみが介在する構成と比較して、集束性レンズアレイ20に向かう各発光素子Eからの光束が狭まる。したがって、発光パネル10からの出射光のうち集束性レンズアレイ20に入射する光量の割合(光の利用効率)を増加させることができる。
<A−2:発光パネル10の固定方法>
次に、図3を参照して、露光ヘッドHを製造する工程のうち発光パネル10をスペーサ部材31に固定する手順について説明する。なお、図3においては発光パネル10のうち封止体15の図示が省略されている。また、図3における紙面の手前側が感光体ドラム70側である。したがって、複数の発光素子Eは、実際には基板11に対して図3における紙面の奥側に位置する。図3の部分(a)に示すように、複数の発光素子Eのうち配列の両端に位置する2個の発光素子Eを通過する直線L0を以下では「基準線」と表記する。複数の発光素子Eは、理想的には(設計上は)基準線L0に沿って直線状に配列する。
図1に示したように、封止体15は基板11の中心線に関して非対称な位置に接着剤によって接合される。また、基板11のひとつの長辺に沿った領域11aには各種の電子部品が接着剤によって接合される。したがって、図1の発光パネル10においては、封止体15や電子部品を基板11に接合する接着剤の硬化収縮に起因した応力が、基板11の中心線を挟んで一方の領域と他方の領域とで相違する。図3の部分(a)は、この応力の相違によって基板11が変形した状態(以下「第1状態」という)の発光パネル10を示す平面図である。
図3の部分(a)に示すように、発光パネル10の基板11は、各発光素子Eの形成面と平行な面内において湾曲する。したがって、複数の発光素子Eは、本来ならば基準線L0上に配列すべきであるにも拘わらず、基板11の変形に伴なって基準線L0から離間した位置に変位する。すなわち、相互に隣接する各発光素子Eを連結した線(以下「配列線」という)は、基準線L0に合致しない弧状の曲線となる。図3の部分(a)に示すように、配列線L1上の所定点A(例えば中央の発光素子E)は基準線L0から距離Δ1だけ離間した位置P1に変位している。
以上のように変形した発光パネル10は以下の手順でスペーサ部材31に固定される。まず、図3の部分(b)に示すように、基準線L0を挟んで位置P1とは反対側の位置P2に所定点Aが変位した状態(以下「第2状態」という)となるように基板11が外力によって弾性的に変形させられる(工程1)。第2状態における所定点Aと基準線L0との距離Δ2は、第1状態における所定点Aと基準線L0との距離Δ1に応じて決定される。例えば、距離Δ1が大きいほど距離Δ2は大きい数値に設定される。図3の部分(b)には、第2状態における配列線L1が基準線L0に関して第1状態の配列線L1と線対称となるように(すなわち基準線L0に関して基板11が第1状態とは線対称な形状となるように)、基板11を変形させた場合(Δ1=Δ2)が例示されている。
本実施形態の工程1においては、治具51を利用した押圧によって発光パネル10が変形させられる。図3の部分(b)に示すように、治具51は、発光パネル10の長手方向に沿って配列された3組の支持対51Aを備える。ひとつの支持対51Aは、相互に間隔(基板11の幅寸法に略一致する間隔)をあけて対向する2個の押圧体511・512を含む。各支持対51Aの2個の押圧体511・512が基板11の長辺の側端面11bと対向する(基板11を幅方向に挟む)ように第1状態の発光パネル10が設置される。そして、少なくともひとつの支持対51Aを第1状態における配列線L1の態様に応じて基板11の幅方向に変位させることで、発光パネル10は第2状態に矯正される。例えば図3の部分(b)においては、両端の各支持対51Aを固定したまま中央の支持対51Aを同図の下方に変位させた場合が例示されている。
工程1においては第1状態における変形の程度に応じて発光パネル10が変形させられるから、工程1に先立って基板11の変形の態様が特定される。より具体的には、発光素子Eを実際に発光させたうえで各々による出射光を受光素子によって検出し、この検出の結果に応じて基板11の具体的な変形の態様(変位量Δ2)が決定される。
例えば、図4に示すように、第1に、両端の各発光素子Eeからの出射光と中央の発光素子Ec(所定点A)からの出射光との検出によって第1状態における各々の位置を特定する。第2に、両端の発光素子Eeを連結する基準線L0と中央の発光素子Ecとの距離Δ1を特定する。そして、第3に、距離Δ1に応じた距離Δ2を決定する。以上のように発光素子Eを実際に発光させて各々の出射光を検出する方法によれば、第1状態における発光パネル10の形状(配列線L1の形状や変位量Δ1)を正確に特定することができるという利点がある。
以上の工程1に続いて、図3の部分(c)に示すように、治具51(押圧体511・512)による押圧によって発光パネル10が第2状態に維持されたまま、発光パネル10とスペーサ部材31とが接着剤によって接合される(工程2)。発光パネル10は、接着剤が硬化するまで、治具51による押圧によって第2状態に維持される。
接着剤が硬化して発光パネル10とスペーサ部材31とが接合されると、図3の部分(d)に示すように、治具51による押圧が解除される(工程3)。以上のように外力が除去されると、発光パネル10は、第2状態における形状から第1状態における形状に近づくように基板11の弾性力によって変形していく。すなわち配列線L1は基準線L0に接近していく。ただし、この段階において発光パネル10にはスペーサ部材31が接合されているから、発光パネル10の形状が第1状態まで変形することはない。発光パネル10は弾性力による復元によって第1状態の形状に近づき、スペーサ部材31は発光パネル10から作用する力によって弾性的に変形する。したがって、図3の部分(d)に示すように、発光パネル10の応力とスペーサ部材31の応力とが釣り合った段階で両者の変形は停止する。この結果として発光パネル10は第1状態と第2状態との中間の形状に維持される。
工程3においては、配列線L1と基準線L0とが合致した段階(複数の発光素子Eが直線状に配列した段階)で発光パネル10の変形が停止することが理想的である。工程3で発光パネル10が変形する程度は工程1における発光パネル10の変形の程度(変形量Δ2)に応じて変化する。例えば、工程1での変形量Δ2が大きいほど第2状態に近い時点で発光パネル10の変形が停止する。したがって、工程1における変形の程度は、工程3において配列線L1と基準線L0とが合致した時点で変形が停止するように実験的または統計的に決定される。
以上の手順によって発光パネル10がスペーサ部材31に固定されると、スペーサ部材31のうち発光パネル10とは反対側の表面に集束性レンズアレイ20が接合される。ただし、集束性レンズアレイ20をスペーサ部材31に接合してから発光パネル10をスペーサ部材31に固定してもよい。
以上に説明したように、本実施形態においては、基準線L0を挟んで第1状態の変形とは逆方向に変形させられた第2状態の発光パネル10がスペーサ部材31に固定され、外力の除去後に発光パネル10の形状が弾性的に復元することで各発光素子Eの位置が決定される。この方法によれば、電子部品や封止体15が基準線L0に関して非対称な位置に配置された構成にも拘わらず、各発光素子Eの位置ズレを抑制して各々を高い精度で所期の位置(基準線L0上)に配列させることが可能である。したがって、基板11の初期的な変形を抑制するために電子部品や封止体15を基準線L0に関して線対称に配置する必要はないから、基板11の大型化や設計の自由度の低下を防止することができる。また、各発光素子Eの位置ズレが抑制されるから、各発光素子Eの発光のタイミングを駆動回路によって調整する構成は原理的には不要である。したがって、発光パネル10の周辺に配置される回路の規模を抑制できるという利点がある。もっとも、発光のタイミングを制御する回路が設置された露光ヘッドHに本発明の方法を適用することを排除する趣旨ではない。
<B:第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に係る露光ヘッドHの構成を説明する。なお、以下の各形態のうち第1実施形態と共通する要素については以上と同様の符号を付してその詳細な説明を適宜に省略する。
図5は、本実施形態に係る露光ヘッドHの構成を示す断面図(図2に対応する断面図)である。図5に示すように、本実施形態のスペーサ部材32は、基板11よりも外形の寸法が大きい光透過性の板材である。スペーサ部材32のうち発光パネル10に対向する表面には、発光パネル10の基板11の外形に対応した形状の溝部321が形成される。基板11は、溝部321に嵌め込まれた状態で接着剤によってスペーサ部材32に接合される。
図6は、発光パネル10をスペーサ部材32に固定する手順を説明するための概念図(図3に対応する図面)である。図6の部分(a)に示すように、第1実施形態と同様の第1状態に変形した発光パネル10がスペーサ部材32に固定される場合を想定する。工程1においては、第1実施形態と同様に、基準線L0を挟んで位置P1とは反対側の位置P2に所定点Aが変位した第2状態となるように基板11が弾性的に変形させられる。なお、工程1において発光パネル10を変形させる方法やその変形量を決定する方法は第1実施形態と同様である。
図7は、基板11が接合される前のスペーサ部材32の形状を示す平面図である。同図においては、第2状態にある発光パネル10の基板11の外形が二点差線によって図示されている。図7に示すように、スペーサ部材32の溝部321は、第2状態にある発光パネル10が僅かな隙間をあけて嵌まり込む形状となっている。すなわち、溝部321の平面的な形状は第2状態にある基板11の形状と相似(略同形状)である。
工程2においては、図6の部分(c)に示すように、溝部321の内側に接着剤が塗布されたうえで、治具51によって第2状態に維持された発光パネル10の基板11が溝部321に嵌め込まれる。なお、第1状態における発光パネル10の形状は製造時の条件や各部の特性のバラツキに応じて区々であるから、第2状態にある発光パネル10の基板11の形状も発光パネル10の個体ごとに相違する。したがって、複数の露光ヘッドHが作成される場合には、各々の溝部321の形状が相違する複数種のスペーサ部材32が予め用意され、第1状態(または第2形状)における発光パネル10の形状に応じて選択されたスペーサ部材32が工程2に使用される。もっとも、第1状態における形状が複数の発光パネル10について略一定であれば、ひとつのスペーサ部材32を作成しておけば足りる。
接着剤の硬化後の工程3においては、治具51による基板11の加圧が第1実施形態と同様に解除される。この外力の解放によって発光パネル10は弾性力による復元によって第1状態の形状に近づき、スペーサ部材32は発光パネル10から作用する力によって弾性的に変形する。したがって、図6の部分(d)に示すように、発光パネル10の応力とスペーサ部材32の応力とが釣り合う段階で両者の変形は停止する。本実施形態において、工程1における変形の程度(変形量Δ2)は、工程3において配列線L1と基準線L0とが合致するように実験的または統計的に決定される。
本実施形態においても第1実施形態と同様の効果が奏される。さらに、本実施形態においては基板11がスペーサ部材32の溝部321に嵌め込まれるから、発光パネル10とスペーサ部材32との相対的な位置関係を容易かつ強固に確定することが可能である。また、工程3で発光パネル10およびスペーサ部材32が変形するときに両者の接合が破損する可能性を低減することができる。
なお、以上においてはスペーサ部材32の溝部321に発光パネル10が嵌め込まれる構成を例示したが、これとは逆に、基板11に形成された溝部に第1実施形態のスペーサ部材31が嵌め込まれる構成としてもよい。この構成においては、発光パネル10が第2状態に変形したときにスペーサ部材31に対応した形状(長方形)となるように、基板11のうちスペーサ部材31に対向する表面に溝部が形成される。この構成によっても第2実施形態と同様の効果が奏される。
<C:第3実施形態>
以上の各形態においては各押圧体511・512を変位させることで発光パネル10が変形させられる構成を例示したが、発光パネル10に外力を作用させる方法や構成は、以下に例示するように適宜に変更される。
図8は、本実施形態の工程1で使用される治具52の構成を示す平面図である。治具52は、相互に対向する第1部材521と第2部材522とを含む。第1部材521および第2部材522は、両者が接近・離間する方向に移動可能である。工程1において発光パネル10は第1部材521と第2部材522との間隙に配置される。
第1部材521における第2部材522との対向面S1および第2部材522における第1部材521との対向面S2は、工程1にて発光パネル10を変形させるべき形状に対応した曲面となっている。すなわち、第1部材521の対向面S1は、発光パネル10が第2状態に変形したときの基板11のひとつの側端面11bの形状に対応した凸面となっている。また、第2部材522の対向面S2は、発光パネル10が第2状態に変形したときの基板11の他方の側端面11bの形状に対応した凹面となっている。
工程1においては、第1部材521と第2部材522とを発光パネル10に接触させた状態で両者を接近させることで基板11を押圧する。この加圧によって、発光パネル10は、図8に示すように、第1部材521の対向面S1と第2部材522の対向面S2とに沿った形状(第2状態)に変形する。工程2および工程3の内容は第1実施形態や第2実施形態と同様である。
本実施形態においても第1実施形態と同様の効果が奏される。さらに、本実施形態においては、第1部材521と第2部材522とを基板11に面接触させた状態で発光パネル10が変形されるから、工程1および工程2において発光パネル10の形状を安定的に第2状態に維持することが可能である。
<D:第4実施形態>
次に、本発明の第4実施形態について説明する。本実施形態は、以上の各形態に説明した方法を装置(露光ヘッドHの製造装置)として実現した形態である。
図9は、本実施形態に係る製造装置Dの構成を示すブロック図である。入力部81は、第1状態にある発光パネル10の変形の程度を入力する手段である。本実施形態の入力部81は、作業者が変位量Δ1の入力のために操作する操作子である。記憶部82は、入力部81から入力され得る複数の変位量Δ1と工程1で発光パネル10の変形の目標となる変位量Δ2とを対応付けて記憶する手段である。
図9の制御部83は、入力部81から入力された変位量Δ1に対応付けられた変位量Δ2を記憶部82から読み出し、この変位量Δ2に応じて治具51(あるいは第3実施形態の治具52)を制御する手段である。すなわち、制御部83は、所定点Aと基準線L0との距離が、記憶部82から読み出した変位量Δ2となるように、各押圧体511・512(第3実施形態においては第1部材521および第2部材522)を駆動する。作業者は、以上の制御によって第2状態とされた発光パネル10にスペーサ部材31を接合する。
以上のように、本実施形態においては、制御部83による制御によって発光パネル10が第2状態に変形するから、変位量Δ1を測定した結果に応じて治具51を操作するといった煩雑な作業は不要である。また、発光パネル10の形状(各発光素子Eの位置)が均一化された複数の露光ヘッドHを作業者の熟練の程度に拘わらず作成することが可能となる。
なお、以上においては変位量Δ1が作業者によって入力される構成を例示したが、発光パネル10を撮像した結果から変位量Δ1を決定する手段を入力部81に採用してもよい。この場合の入力部81は、例えば、各発光素子Eからの出射光を検出する受光素子と、受光素子による検出の結果から図4の手順で変位量Δ1を算定する手段とを含む。
また、本実施形態を第2実施形態に適用する場合には、制御部83が、各々の溝部321の形状が相違する複数のスペーサ部材32のなかから変位量Δ1に応じたスペーサ部材32を作業者に指示する構成も採用される。また、複数のスペーサ部材32の何れかを選択して治具51まで搬送する搬送機構に対し、制御部83が、変位量Δ1に応じたスペーサ部材32を指示する構成としてもよい。
<E:変形例>
以上の各形態には様々な変形を加えることができる。具体的な変形の態様を例示すれば以下の通りである。なお、以下の各態様を適宜に組み合わせてもよい。
(1)変形例1
以上の各形態においては発光パネル10がスペーサ部材31に固定される構成を例示したが、発光パネル10の取付先は適宜に変更される。例えば、発光パネル10の背面側(光出射側とは反対側)に配置された部材に発光パネル10を固定する場合にも以上の各形態を適用することが可能である。このような部材としては、例えば画像形成装置の筐体やこの筐体に固定されたフレームなどがある。
(2)変形例2
以上の各形態においては、各発光素子Eが配列された表面と平行な平面内にて基板11が変形する場合を例示したが、基板11が変形する方向は任意である。例えば、基板11が各発光素子Eの配列面と垂直な方向に変形した発光パネル10を固定する場合にも以上の各形態と同様の方法が採用される。
(3)変形例3
以上の各形態においては各発光素子Eからの出射光の検出によって第1状態の発光パネル10の形状が特定される構成を例示したが、第1状態にある発光パネル10の形状を特定する方法は適宜に変更される。例えば、ダイヤメータなどの計測器や各種の顕微鏡を利用して発光パネル10の変形を検出してもよい。
(4)変形例4
以上の各形態においては発光素子Eとして有機発光ダイオード素子を例示したが、これ以外の発光素子Eを利用した発光パネルにも本発明は適用される。例えば、無機EL材料からなる発光層を含む発光素子Eや発光ダイオード素子、電界放出(FE:Field Emission)素子、表面導電型電子放出(SE:Surface-conduction Electron-emitter)素子、弾道電子放出(BS:Ballistic electron Surface emitting)素子など様々な発光素子Eを備えた発光パネルに本発明を適用することができる。
<F:応用例>
次に、以上の各形態に係る露光ヘッドHを利用した画像形成装置の構成を説明する。
図10は、以上の各形態に係る露光ヘッドHを採用した画像形成装置の構成を示す断面図である。画像形成装置は、タンデム型のフルカラー画像形成装置であり、以上の形態に係る4個の露光ヘッドH(HK,HC,HM,HY)と、各露光ヘッドHに対応する4個の感光体ドラム70(70K,70C,70M,70Y)とを具備する。ひとつの露光ヘッドHは、これに対応した感光体ドラム70の像形成面(外周面)と対向するように配置される。なお、各符号の添字「K」「C」「M」「Y」は、黒(K)、シアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)の各顕像の形成に利用されることを意味している。
図10に示すように、駆動ローラ711と従動ローラ712とには無端の中間転写ベルト72が巻回される。4個の感光体ドラム70は、相互に所定の間隔をあけて中間転写ベルト72の周囲に配置される。各感光体ドラム70は、中間転写ベルト72の駆動に同期して回転する。
各感光体ドラム70の周囲には、露光ヘッドHのほかにコロナ帯電器731(731K,731C,731M,731Y)と現像器732(732K,732C,732M,732Y)とが配置される。コロナ帯電器731は、これに対応する感光体ドラム70の像形成面を一様に帯電させる。この帯電した像形成面を各露光ヘッドHが露光することで静電潜像が形成される。各現像器732は、静電潜像に現像剤(トナー)を付着させることで感光体ドラム70に顕像(可視像)を形成する。
以上のように感光体ドラム70に形成された各色(黒・シアン・マゼンタ・イエロー)の顕像が中間転写ベルト72の表面に順次に転写(一次転写)されることでフルカラーの顕像が形成される。中間転写ベルト72の内側には4個の一次転写コロトロン(転写器)74(74K,74C,74M,74Y)が配置される。各一次転写コロトロン74は、これに対応する感光体ドラム70から顕像を静電的に吸引することによって、感光体ドラム70と一次転写コロトロン74との間隙を通過する中間転写ベルト72に顕像を転写する。
シート(記録材)75は、ピックアップローラ761によって給紙カセット762から1枚ずつ給送され、中間転写ベルト72と二次転写ローラ77との間のニップに搬送される。中間転写ベルト72の表面に形成されたフルカラーの顕像は、二次転写ローラ77によってシート75の片面に転写(二次転写)され、定着ローラ対78を通過することでシート75に定着される。排紙ローラ対79は、以上の工程を経て顕像が定着されたシート75を排出する。
以上に例示した画像形成装置は有機発光ダイオード素子を光源(露光手段)として利用しているので、レーザ走査光学系を利用した構成よりも装置が小型化される。なお、以上に例示した以外の構成の画像形成装置にも露光ヘッドHを適用することができる。例えば、ロータリ現像式の画像形成装置や、中間転写ベルトを使用せずに感光体ドラムからシートに対して直接的に顕像を転写するタイプの画像形成装置、あるいはモノクロの画像を形成する画像形成装置にも露光ヘッドHを利用することが可能である。
なお、露光ヘッドHの用途は像担持体の露光に限定されない。例えば、露光ヘッドHは、原稿などの読取対象に光を照射する照明装置として画像読取装置に採用される。この種の画像読取装置としては、スキャナ、複写機やファクシミリの読取部分、バーコードリーダ、あるいはQRコード(登録商標)のような二次元画像コードを読む二次元画像コードリーダがある。
また、本発明の方法によって固定された発光パネルを具備する発光装置は、各種の電子機器の表示装置としても利用される。この電子機器としては、パーソナルコンピュータ、携帯電話機、携帯情報端末、デジタルスチルカメラ、テレビ、ビデオカメラ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電子ペーパー、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、プリンタ、スキャナ、複写機、ビデオプレーヤ、タッチパネルを備えた機器等などが挙げられる。
第1実施形態に係る画像形成装置の部分的な構成を示す斜視図である。 図1におけるII−II線からみた断面図である。 発光パネルを固定する方法を説明するための概念図である。 基板の所定点の変位量を特定する方法を説明するための概念図である。 第2実施形態に係る露光ヘッドの構成を示す断面図である。 発光パネルを固定する方法を説明するための概念図である。 スペーサ部材の構成を示す平面図である。 第3実施形態に係る治具の構成を示す平面図である。 発光パネルを固定する装置の構成を説明するブロック図である。 画像形成装置の構成を示す縦断面図である。
符号の説明
H……露光ヘッド、E……発光素子、10……発光パネル、11……基板、15……封止体、20……集束性レンズアレイ、31,32……スペーサ部材、321……溝部、70……感光体ドラム、51,52……治具、511,512……押圧体、L0……基準線、L1……配列線、D……製造装置、81……入力部、82……記憶部、83……制御部。

Claims (9)

  1. 基板の面上に配列された複数の発光素子を通過する配列線上の所定点が、前記複数の発光素子のうち配列の両端の各発光素子を通過する直線である基準線から離間した第1位置にある第1状態の発光パネルを、取付体に固定する方法であって、
    前記基準線を挟んで前記第1位置とは反対側の第2位置に前記所定点が変位した第2状態となるように外力によって発光パネルを変形させる第1過程と、
    前記発光パネルを前記第2状態に維持したまま前記取付体に固定する第2過程と、
    前記外力を除去するとともに前記発光パネルを前記基板の弾性力によって変形させることで前記配列線を前記基準線に接近させる第3過程と
    を有する発光パネルの固定方法。
  2. 前記第1過程においては、前記基板に対向する複数の押圧体の各々によって前記基板を押圧することで前記発光パネルを前記第2状態に変形させる
    請求項1に記載の発光パネルの固定方法。
  3. 前記第1過程においては、前記発光パネルが前記第2状態にあるときの前記基板の形状に対応した曲面を有する治具によって、前記曲面を前記基板に接触させた状態で当該基板を押圧することで、前記発光パネルを前記第2状態に変形させる
    請求項1に記載の発光パネルの固定方法。
  4. 前記第1過程においては、前記第2位置と前記基準線との距離が、前記第1位置と前記基準線との距離に応じた距離となるように、前記発光パネルを変形させる
    請求項1から請求項3の何れかに記載の発光パネルの固定方法。
  5. 前記各発光素子による出射光の観察によって前記配列線の形状を特定する観察過程と、
    前記観察過程での特定の結果に基づいて前記発光パネルの変形量を決定する決定過程とを含み、
    前記第1過程においては、前記決定過程にて決定した変位量だけ前記発光パネルを変形させる
    請求項1から請求項4の何れかに記載の発光パネルの固定方法。
  6. 前記第3過程では、前記配列線が前記基準線と合致するように前記発光パネルを変形させる
    請求項1から請求項5の何れかに記載の発光パネルの固定方法。
  7. 前記取付体には、前記第2状態にある前記発光パネルの形状に対応した溝部が形成され、
    前記第2過程においては、前記発光パネルを前記第2状態に維持したまま前記溝部に嵌め込む
    請求項1から請求項6の何れかに記載の発光パネルの固定方法。
  8. 前記基板には、当該発光パネルが前記第2状態にあるときに前記取付体に対応した形状となる溝部が形成され、
    前記第2過程においては、前記第2状態にある前記発光パネルを前記溝部に嵌め込む
    請求項1から請求項6の何れかに記載の発光パネルの固定方法。
  9. 前記取付体は、前記発光パネルが固定された状態において前記各発光素子からの出射光が通過する光透過性の部材であり、
    前記取付体のうち前記発光パネルとは反対側の表面には、当該取付体を通過した前記各発光素子からの出射光を集束させる複数のレンズが配列された集束性レンズアレイが配置される
    請求項1から請求項8の何れかに記載の発光パネルの固定方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016049713A (ja) * 2014-08-29 2016-04-11 株式会社沖データ 露光装置、画像形成装置、及び露光装置の製造方法

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