JP2007236137A - ノイズフィルタ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】交流を直流に、または直流を交流に、各々変換する電力変換装置に用いるノイズフィルタにおいて、ノイズフィルタに用いるコンデンサの構成を容量の大きなコンデンサと容量の小さなコンデンサとを並列接続して用いることにより、容量の大きなコンデンサが容量性を果たさなくなる数MHz帯域以上の高周波電流成分は容量の小さなコンデンサでバイパスさせ、ノイズ低減効果を得る。
【選択図】図1
Description
この高周波電流の電源側への流出を防ぐためにノイズフィルタ2が用いられる。図9に示すノイズフィルタの構成では、主回路配線を通して電源側に流れ込む高周波電流については、線間コンデンサ23a〜23cでバイパス経路を形成するとともに、コモンモードリアクトル21の漏れインダクタンス成分で電源側のインピーダンスを大きくすることで、電源側への流出を防ぐことができる。また、アース線5を通して電源側に流れ込む高周波電流については、接地コンデンサ22a〜22cでバイパス経路を形成するとともに、コモンモードリアクトル21で電源側のインピーダンスを大きくし、電源側への流入を防ぐことができる。
このような動作は、図7に示す回路構成でも同様であり、主回路配線を通して電源側に流れ込む高周波電流については、線間コンデンサC7〜C9でバイパス経路を構成するとともに、コイルL4〜L6で構成するコモンモードリアクトルの漏れインダクタンス成分で電源側のインピーダンスを大きくし、電源側への流出量を低減している。また、それでも流出してしまう高周波電流に対しては、線間コンデンサC101〜C103でバイパス経路を構成するとともに、コイルL1〜L3で構成するコモンモードリアクトルの漏れインダクタンス成分で電源側のインピーダンスを大きくし、電源側への流出量を低減している。さらに、それでも流出してしまう高周波電流に対しては、線間コンデンサC1〜C3でバイパス経路を構成するとともに、コイルL7〜L9で構成するコモンモードリアクトルの漏れインダクタンス成分で電源側のインピーダンスを大きくし、電源側への流出量をさらに低減している。
アース線を通して電源側に流れ込む高周波電流については、コイルL4〜L6で構成するコモンモードリアクトルで高周波電流経路のインピーダンスを大きくし、高周波電流の流出量を低減し、接地コンデンサC4〜C6でバイパス経路を構成するとともに、コイルL1〜L3およびL7〜L9で構成するコモンモードリアクトルで電源側のインピーダンスを大きくし、電源側への流出量を低減している。
商用周波数成分の漏洩電流を抑制する回路構成として、図5、図6に示す回路構成が知られている。どちらの回路も目的は、ノイズフィルタの接地コンデンサを通してアースに流れる電源周波数成分の漏洩電流を目的に応じて低減したい場合に、接地コンデンサの容量をスイッチ27aあるいは27bを用いて変更して対応できるようにしたものである。図5では、目的に応じて接地コンデンサ22aと22bを切替えて使用する構成となっている。図6では、スイッチ27bを投入した場合に、接地コンデンサが並列に接続される形となる。しかし、図6の回路構成では、コンデンサの並列回路内にスイッチ27bが挿入されており、このスイッチ27bが接続されていないと目的を果たせない。これらの方式の目的は電源周波数成分の漏洩電流の低減であるので、スイッチが挿入されてインダクタンスが増加しても問題にならないが、数MHz〜10MHz以上の周波数帯域での高周波電流の低減においては適用できない。尚、ここに説明した接地コンデンサの容量を目的に応じてスイッチで切替えて電源周波数成分の漏洩電流を抑制する方法の詳細は、特許文献2に記載されている。
(1)コンデンサとして容量の大きなものを使用すると、数MHz帯域まで容量成分として作用しないため、数MHz帯域以上の高周波電流成分に対しては、バイパス経路の効果が低減し、高周波電流の低減効果が低下する。
(2)数MHz帯域以上の高周波電流成分を低減するために、コンデンサとして容量の小さなものを使用すると、その分、コモンモードリアクトルとして大型のものが必要となる。
4・・・モータ 5・・・アース線
21、21’・・・コモンモードリアクトル
22、22a〜22c、22a’〜22c’、24、24a〜24c・・・接地コンデンサ
23a〜23c、23a’〜23c’、25a〜25c・・・線間コンデンサ
27a、27b・・・スイッチ
L1〜L9・・・コイル
C1〜C9、C101〜C103・・・コンデンサ
T1〜T3・・・入力端子 T4〜T5・・・出力端子
Claims (5)
- 交流を直流に,または直流を交流に、各々変換する電力変換装置に用いるノイズフィルタにおいて,ノイズフィルタに用いるコンデンサの構成を容量の大きなコンデンサと容量の小さなコンデンサとを並列接続して用いることを特徴とする電力変換装置用ノイズフィルタ。
- 請求項1に記載のノイズフィルタにおいて,線間コンデンサは容量の大きなコンデンサのみで構成し,接地コンデンサは容量の大きなコンデンサと容量の小さなコンデンサとを並列接続して用いることを特徴とする電力変換装置用ノイズフィルタ。
- 請求項1及び2に記載のノイズフィルタにおいて,容量の大きなコンデンサと容量の小さなコンデンサとをできるだけ直近に配設して並列接続することを特徴とする電力変換装置用ノイズフィルタ。
- 請求項1〜3に記載のノイズフィルタにおいて,容量の大きなコンデンサと容量の小さなコンデンサとの並列接続回路を1つのユニットとして用いることを特徴とする電力変換装置用ノイズフィルタ。
- 請求項1〜4に記載のノイズフィルタにおいて,容量の大きなコンデンサとしてフィルムコンデンサを,容量の小さなコンデンサとしてセラミックコンデンサを用いることを特徴とする電力変換装置用ノイズフィルタ。
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- 2006-03-02 JP JP2006056299A patent/JP2007236137A/ja not_active Withdrawn
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