JP2007234865A - GaN系半導体発光素子およびその製造方法 - Google Patents

GaN系半導体発光素子およびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】基板上にGaN系半導体を形成してなる積層体に導電性基板を接合し、その後積層体側の基板を除去してGaN系半導体発光素子を製造する際に、接合強度を高くできかつ接合界面の抵抗成分も十分に低くできるようにする。
【解決手段】本発明は、GaN系半導体からなる各層を備えるGaN系半導体発光素子1において、n型半導体層、発光層およびp型半導体層のGaN系半導体からなる各層12が順に積層され、最上層に金属からなる第1の接合層14を有する積層体10Aと、導電性基板31上に形成されているとともに、その導電性基板31が形成されている側とは反対側の面が第1の接合層14と接合しその第1の接合層14とは実質的に同一物質からなりかつ接合面直方向の結晶方位が互いに同一である第2の接合層33と、を有するものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、GaN系半導体からなる各層を備えるGaN系半導体発光素子およびその製造方法に関する。
近年、短波長光発光素子用の半導体材料としてGaN系化合物半導体材料が注目を集めている。GaN系化合物半導体は、サファイア単結晶をはじめとして、種々の酸化物基板やIII−V族化合物を基板として、その上に有機金属気相化学反応法(MOCVD法)や分子線エピタキシー法(MBE法)等によって形成される。
サファイア単結晶基板は、GaNとは格子定数が10%以上も異なるが、AlNやAlGaNなどのバッファ層を形成することにより、その上に良好な窒化物半導体を形成することができ、一般的に広く用いられている。サファイア単結晶基板を用いた場合、n型半導体層、発光層、p型半導体層が、この順で積層される。サファイア単結晶基板は絶縁体であるので、その素子構造は一般的に、p型半導体層上に形成された正極とn型半導体層上に形成された負極が存在することになる。ITOなどの透明電極を正極に使用してp型半導体側から光を取り出すフェイスアップ方式、Agなどの高反射膜を正極に使用してサファイア基板側から光を取り出すフリップチップ方式の2種類がある。
このように、サファイア単結晶基板は一般的に広く用いられているが、絶縁体であるためにいくつかの問題点がある。
第一に、n型半導体層上に負極を形成するために発光層をエッチングなどにより除去しn型半導体層を露出させることから、負極を形成する部分だけ発光層の面積が減ってしまい、その分、出力が低下する。
第二に、正極と負極が基板に対して同一面側にあるために電流の流れが水平方向になってしまい、局部的に電流密度の高いところができ、素子が発熱してしまう。
第三に、サファイア単結晶基板の熱伝導率は低いので、発生した熱が拡散せず素子の温度が上昇してしまう。
以上の問題を解決するため、サファイア単結晶基板上にn型半導体層、発光層、p型半導体層がこの順で積層した積層体に導電性基板を接合し、その後、サファイア単結晶基板を除去して、正極と負極を上下に配置させて窒化物半導体発光素子を製造する方法が開示されている(下記の特許文献1参照)。
特許第3511970号公報
導電性基板を接合させる場合、接合強度や接合温度による基板の熱膨張率の問題、接合界面の抵抗の増加などさまざまな問題がある。
接合強度を高めるためには同一の半導体素子を結晶軸方向を一致させて接合する方法が開示されている(下記の特許文献2参照)。
特開平6−296040号公報
この方法をGaN系半導体発光素子に適用する場合、接合する基板に、導電性を有する一軸方向に結晶面が揃った単結晶あるいは多結晶基板を用いなければならない。しかしながら金属基板の結晶面を一軸方向に揃えることは可能であるが、そのためにはコストが掛かってしまい安価に発光素子を提供する方法としては用いることができない。
GaN系半導体発光素子はサファイア単結晶基板上にMOCVD法を用いて作成されることが一般的であるが、AuSnなどの共晶合金を用いて高温(300℃付近)で接合させる場合、サファイア単結晶基板と接合基板(導電性基板)との熱膨張係数の差が大きいと熱応力が発生してしまい接合がうまくいかない。この問題に対しては、サファイア単結晶基板とほぼ同等の熱膨張係数を有するCu−Wなどを接合基板に用いることが開示されている(下記の特許文献3参照)。
特開2004−266240号公報
しかしながら、この方法では接合基板に使用する基板が限定されてしまうし、また接合に共晶金属を使用するために温度に対して弱いといった問題点がある。
基板の熱膨張率の差を回避するために、接合を常温付近で行う方法が開示されている(下記の特許文献4参照)。
特開2004−337927
この方法は真空中において常温付近で不活性ガスイオンビームなどを照射して接合表面を洗浄し活性化させるために基板の熱膨張率の問題、接合界面の抵抗の増加の問題に対しては有効である。しかしながら、GaN系半導体発光素子の場合、この方法だけでは十分な接合強度は得られない。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、基板上にGaN系半導体を形成してなる積層体に導電性基板を接合し、その後積層体側の基板を除去してGaN系半導体発光素子を製造する際に、接合強度を高くできかつ接合界面の抵抗成分も十分に低くできるGaN系半導体発光素子およびその製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、1)第1の発明は、GaN系半導体からなる各層を備えるGaN系半導体発光素子において、n型半導体層、発光層およびp型半導体層のGaN系半導体からなる各層が順に積層され、最上層に金属からなる第1の接合層を有する積層体と、導電性基板上に形成されているとともに、その導電性基板が形成されている側とは反対側の面が上記第1の接合層と接合しその第1の接合層とは実質的に同一物質からなりかつ接合面直方向の結晶方位が互いに同一である第2の接合層と、を有するものである。
2)第2の発明は、上記した1)項に記載の発明の構成において、上記積層体のp型半導体層と第1の接合層との間に第1アモルファス層が形成されているものである。
3)第3の発明は、上記した2)項に記載の発明の構成において、上記第1アモルファス層はCo、NiおよびFeから選ばれる何れか1種類以上と、W、Mo、TaおよびNbから選ばれる何れか1種類以上とを含むものである。
4)第4の発明は、上記した2)項に記載の発明の構成において、上記第1アモルファス層はRuおよびReから選ばれる何れか1種類以上と、W、Mo、TaおよびNbから選ばれる何れか1種類以上とを含むものである。
5)第5の発明は、上記した1)項から4)項の何れか1項に記載の発明の構成において、上記導電性基板と上記第2の接合層との間に第2アモルファス層が形成されているものである。
6)第6の発明は、上記した5)項に記載の発明の構成において、上記第2アモルファス層はCo、NiおよびFeから選ばれる何れか1種類以上と、W、Mo、TaおよびNbから選ばれる何れか1種類以上とを含むものである。
7)第7の発明は、上記した5)項に記載の発明の構成において、上記第2アモルファス層はRuおよびReから選ばれる何れか1種類以上と、W、Mo、TaおよびNbから選ばれる何れか1種類以上とを含むものである。
8)第8の発明は、上記した1)項から7)項の何れか1項に記載の発明の構成において、上記第1の接合層および第2の接合層は、面心立方構造を有し、接合面直方向の結晶方位を(111)とするものである。
9)第9の発明は、上記した8)項に記載の発明の構成において、上記第1の接合層および第2の接合層は、Au、Ag、Cu、Pt、Pd、Rh、Irの何れかから形成されているものである。
10)第10の発明は、上記した1)項から7)項の何れか1項に記載の発明の構成において、上記第1の接合層および第2の接合層は、六方最密充填構造を有し、接合面直方向の結晶方位を(00・1)とするものである。
11)第11の発明は、上記した10)項に記載の発明の構成において、上記第1の接合層および第2の接合層は、RuまたはReから形成されているものである。
12)第12の発明は、上記した1)項から11)項の何れか1項に記載の発明の構成において、上記導電性基板をシリコンとするものである。
13)第13の発明は、上記した1)項から11)項の何れか1項に記載の発明の構成において、上記導電性基板を金属とするものである。
14)第14の発明は、上記した13)項に記載の発明の構成において、上記導電性基板をCu系合金とするものである。
15)第15の発明は、GaN系半導体からなる各層を備えるGaN系半導体発光素子の製造方法において、基板上に少なくともn型半導体層、発光層およびp型半導体層のGaN系半導体からなる各層を順に積層させ、最上層に金属からなる第1の接合層を有する第1の積層体を形成する工程と、導電性基板上に少なくとも、上記第1の接合層とは実質的に同一物質からなりかつ接合面直方向の結晶方位が互いに同一である第2の接合層を有する第2の積層体を形成する工程と、上記第1の積層体と上記第2の積層体とを、第1の接合層と第2の接合層同士を接合させることにより一体化させる工程と、上記第1の積層体から基板を除去する工程と、を有するものである。
16)第16の発明は、上記した15)項に記載の発明の構成において、上記第1の接合層と第2の接合層同士の接合は、各接合層の接合面に真空中で不活性ガスイオンビームまたは不活性ガス中性原子ビームを照射して行うものである。
17)第17の発明は、上記した15)項または16)項に記載の発明の構成において、上記基板をサファイアとするものである。
本発明によれば、積層体側の接合層と、導電性基板側の接合層とを、実質的に同一物質で形成し、かつ接合面直方向の結晶方位を互いに同一としたので、接合層同士の接合強度を高くでき、接合界面の抵抗成分も十分に低くすることができる。
本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明のGaN系半導体発光素子の製造方法の説明図であり、(A)、(B)、(C)は製造手順のステップを示している。
図1において、ステップ(A)では、基板11上にn型半導体層、発光層およびp型半導体層のGaN系半導体からなる各層12を順に積層させ、さらに介在層13を形成した後、最上層に金属からなる第1接合層14を形成し、第1積層体10とする。
また、導電性基板31上に、中間層32を形成した後、その中間層32上に第2接合層33を形成し、第2積層体30とする。この第2接合層33は、第1接合層14とは実質的に同一物質からなりかつ接合面直方向の結晶方位が互いに同一のものである。
次のステップ(B)では、第1積層体10と第2積層体30とを、第1接合層14と第2接合層33同士を接合させることにより一体化させる。
続いてステップ(C)では、第1積層体10から基板11を除去した後、電極(図示省略)を設け、GaN系半導体発光素子1とする。
なお、ここでは、第1積層体10に介在層13を設け、第2積層体30に中間層32を設けるようにしたが、介在層13および中間層32は、省くこともできる層である。後述するように、介在層13としてはオーミックコンタクト層、反射層、相互拡散防止層、アモルファス層を用いることができる。アモルファス層は第1接合層14に接して、または結晶性向上層(結晶性配向層)を介して設けられる。中間層32としてはアモルファス層、結晶性向上層などを用いることができる。
上記手順で製造されたGaN系半導体発光素子1は少なくとも、図1(C)に示すように、GaN系半導体からなる各層12が順に積層され最上層に金属からなる第1接合層14を有する積層体10Aと、その第1接合層14に接合する第2接合層33とを有している。この第2接合層33は、導電性基板31上に形成されているとともにその導電性基板31が形成されている側とは反対側の面が第1接合層14と接合している。第1接合層14と第2接合層33とは、実質的に同一物質からなりかつ接合面直方向の結晶方位が互いに同一のものである。
次に図2〜図7
を用いて本発明のGaN系半導体発光素子およびその製造方法をより詳細に説明する。
図2は第1積層体の構成例の断面を模式的に示す図である。図中、基板101上には、順にGaN層102、n型半導体層103、発光層104、p型半導体層105、オーミックコンタクト層106、反射層107、アモルファス層108および第1接合層109が積層されて、第1積層体100を構成している。
(基板) 基板101としては、サファイア単結晶(Al23;A面、C面、M面、R面)、スピネル単結晶(MgAl24)、ZnO単結晶、LiAlO2単結晶、LiGaO2単結晶、MgO単結晶などの酸化物単結晶、Si単結晶、SiC単結晶、GaAs単結晶、AlN単結晶、GaN単結晶およびZrB2などのホウ化物単結晶などの基板材料が周知である。本発明においても、これら周知の基板材料を含めて、如何なる基板材料を何ら制限なく用いることができる。これらの中でもサファイア単結晶およびSiC単結晶が好ましい。なお、基板101の面方位は特に限定されない。また、ジャスト基板でも良いしオフ角を付与した基板であっても良い。
(GaN層) 基板101上には、通常、バッファ層としてのGaN層102を介して、GaN系半導体からなるn型半導体層、発光層およびp型半導体層が積層される。使用する基板やエピタキシャル層の成長条件によっては、バッファ層が不要である場合がある。
(GaN系半導体(n型半導体層、発光層およびp型半導体層)) GaN系半導体としては、例えば一般式AlXGaYInZ1-AA(0≦X≦1、0≦Y≦1、0≦Z≦1で且つ、X+Y+Z=1。記号Mは窒素(N)とは別の第V族元素を表し、0≦A<1である。)で表わされるGaN系半導体が多数知られており、本発明においても、それら周知のGaN系半導体を含めて一般式AlXGaYInZ1-AA(0≦X≦1、0≦Y≦1、0≦Z≦1で且つ、X+Y+Z=1。記号Mは窒素(N)とは別の第V族元素を表し、0≦A<1である。)で表わされるGaN系半導体を何ら制限なく用いることができる。
GaN系半導体は、Al、GaおよびIn以外に他のIII族元素を含有することができ、必要に応じてGe、Si、Mg、Ca、Zn、Be、P、AsおよびBなどの元素を含有することもできる。さらに、意識的に添加した元素に限らず、成膜条件等に依存して必然的に含まれる不純物、並びに原料、反応管材質に含まれる微量不純物を含む場合もある。
GaN系半導体の成長方法は特に限定されず、MOCVD(有機金属化学気相成長法)、HVPE(ハイドライド気相成長法)、MBE(分子線エピタキシー法)などGaN系半導体を成長させることが知られている全ての方法を適用できる。好ましい成長方法としては、膜厚制御性、量産性の観点からMOCVD法である。
MOCVD法では、キャリアガスとして水素(H2)または窒素(N2)、III族原料であるGa源としてトリメチルガリウム(TMG)またはトリエチルガリウム(TEG)、Al源としてトリメチルアルミニウム(TMA)またはトリエチルアルミニウム(TEA)、In源としてトリメチルインジウム(TMI)またはトリエチルインジウム(TEI)、V族原料であるN源としてアンモニア(NH3)、ヒドラジン(N24)などが用いられる。また、ドーパントとしては、n型にはSi原料としてモノシラン(SiH4)またはジシラン(Si26)を、Ge原料としてゲルマンガス(GeH4)や、テトラメチルゲルマニウム((CH34Ge)やテトラエチルゲルマニウム((C254Ge)等の有機ゲルマニウム化合物を利用できる。
MBE法では、元素状のゲルマニウムもドーピング源として利用できる。p型にはMg原料としては例えばビスシクロペンタジエニルマグネシウム(Cp2Mg)またはビスエチルシクロペンタジエニルマグネシウム(EtCp2Mg)を用いる。
n型半導体層103は、通常、下地層、nコンタクト層およびnクラッド層から構成される。下地層は上記のGaN層102上に形成され、nクラッド層上には発光層104が形成される。
nコンタクト層は下地層および/またはnクラッド層を兼ねることができる。下地層はAlXGa1-XN層(0≦X≦1、好ましくは0≦X≦0.5、さらに好ましくは0≦X≦0.1)から構成されることが好ましい。その膜厚は0.1μm以上、好ましくは0.5μm以上、さらに好ましくは1μm以上である。この膜厚以上にした方が結晶性の良好なAlXGa1-XN層が得られやすい。
下地層にはn型不純物を1×1017〜1×1019/cm3の範囲内であればドープしても良いが、アンドープ(<1×1017/cm3)の方が良好な結晶性の維持という点で好ましい。n型不純物としては、特に限定されないが、例えば、Si、GeおよびSn等が挙げられ、好ましくはSiおよびGeである。
下地層を成長させる際の成長温度は、800〜1200℃が好ましく、さらに好ましくは1000〜1200℃の範囲に調整する。この成長温度範囲内で成長させれば結晶性の良いものが得られる。また、MOCVD成長炉内の圧力は15〜40kPaに調整する。
nコンタクト層としては、下地層と同様にAlXGa1-XN層(0≦X≦1、好ましくは0≦X≦0.5、さらに好ましくは0≦X≦0.1)から構成されることが好ましい。また、nコンタクト層にはn型不純物がドープされていることが好ましく、n型不純物を1×1017〜1×1019/cm3、好ましくは1×1018〜1×1019/cm3の濃度で含有すると、負極との良好なオーミック接触の維持、クラック発生の抑制、良好な結晶性の維持の点で好ましい。n型不純物としては、特に限定されないが、例えば、Si、GeおよびSn等が挙げられ、好ましくはSiおよびGeである。成長温度は下地層と同様である。
nコンタクト層を構成するGaN系半導体は、下地層と同一組成であることが好ましく、nコンタクト層と下地層との合計の膜厚を1〜20μm、好ましくは2〜15μm、さらに好ましくは3〜12μmの範囲に設定することが好ましい。nコンタクト層と下地層との合計の膜厚が上記範囲にあると、半導体の結晶性が良好に維持される。
nコンタクト層と発光層104との間には、nクラッド層を設けることが好ましい。nコンタクト層の表面に生じた平坦性の悪化を埋めることできるからである。nクラッド層はAlGaN、GaN、GaInNなどで形成することが可能である。また、これらの構造のヘテロ接合や複数回積層した超格子構造としてもよい。nクラッド層をGaInNで形成する場合には、発光層104のGaInNのバンドギャップよりも大きくすることが望ましいことは言うまでもない。
nクラッド層の膜厚は、特に限定されないが、好ましくは0.005〜0.5μmであり、より好ましくは0.005〜0.1μmである。nクラッド層のn型ドープ濃度は1×1017〜1×1020/cm3が好ましく、より好ましくは1×1018〜1×1019/cm3である。ドープ濃度がこの範囲であると、良好な結晶性の維持および素子の動作電圧低減の点で好ましい。
n型半導体層103の上に積層される発光層104としては、GaN系半導体、好ましくはGa1-SInSN(0<S<0.4)のGaN系半導体からなる発光層が本発明では通常用いられる。発光層104の膜厚としては、特に限定されないが、量子効果の得られる程度の膜厚、即ち臨界膜厚が挙げられ、例えば好ましくは1〜10nmであり、より好ましくは2〜6nmである。発光層の膜厚が上記範囲であると発光出力の点で好ましい。
また、発光層104は、上記のような単一量子井戸(SQW)構造の他に、上記Ga1-SInSNを井戸層として、この井戸層よりバンドギャップエネルギーが大きいAlCGa1-CN(0≦C<0.3)障壁層とからなる多重量子井戸(MQW)構造としてもよい。また、井戸層および障壁層には、不純物をドープしてもよい。
AlCGa1-CN障璧層の成長温度は700℃以上とすることが好ましく、さらに好ましくは800〜1100℃で成長させると結晶性が良好になるため好ましい。GaInN井戸層は600〜900℃、好ましくは700〜900℃で成長させる。すなわちMQWの結晶性を良好にするためには層間で成長温度を変化させることが好ましい。
p型半導体層105は、通常、pクラッド層およびpコンタクト層から構成される。pクラッド層は発光層104上に形成され、pコンタクト層上にオーミックコンタクト層106が形成される。しかし、pコンタクト層がpクラッド層を兼ねてもよい。
pクラッド層としては、発光層104のバンドギャップエネルギーより大きくなる組成であり、発光層104へのキャリアの閉じ込めができるものであれば特に限定されないが、好ましくは、AldGa1-dN(0<d≦0.4、好ましくは0.1≦d≦0.3)のものが挙げられる。pクラッド層が、このようなAlGaNからなると、発光層へのキャリアの閉じ込めの点で好ましい。pクラッド層の膜厚は、特に限定されないが、好ましくは1〜400nmであり、より好ましくは5〜100nmである。pクラッド層のp型ドープ濃度は、1×1018〜1×1021/cm3が好ましく、より好ましくは1×1019〜1×1020/cm3である。p型ドープ濃度が上記範囲であると、結晶性を低下させることなく良好なp型結晶が得られる。
pコンタクト層は、少なくともAleGa1-eN(0≦e<0.5、好ましくは0≦e≦0.2、より好ましくは0≦e≦0.1)を含んでなるGaN系半導体層である。Al組成が上記範囲であると、良好な結晶性の維持およびpオーミック電極との良好なオーミック接触の点で好ましい。p型不純物(ドーパント)を1×1018〜1×1021/cm3の濃度で、好ましくは5×1019〜5×1020/cm3の濃度で含有していると、良好なオーミック接触の維持、クラック発生の防止、良好な結晶性の維持の点で好ましい。p型不純物としては、特に限定されないが、例えば好ましくはMgが挙げられる。膜厚は、特に限定されないが、0.01〜0.5μmが好ましく、より好ましくは0.05〜0.2μmである。膜厚がこの範囲であると、発光出力の点で好ましい。
(オーミックコンタクト層) オーミックコンタクト層106に要求される性能としては、p型半導体層105との接触抵抗が小さいことが必須である。オーミックコンタクト層106の材料はp型半導体層105との接触抵抗の観点から、Pt、Ru、Os、Rh、Ir、Pd等の白金族またはAgが好ましい。さらに好ましくはPt,Ir,RhおよびRuである。Ptが特に好ましい。Agを用いることは良好な反射を得るためには好ましいが、接触抵抗はPtよりも低い。したがって、接触抵抗がそれほど要求されない用途にはAgを用いることも可能である。
オーミックコンタクト層106の厚さは、低接触抵抗を安定して得るために0.1nm以上とすることが好ましい。さらに好ましくは1nm以上であり、均一な接触抵抗が得られる。
(反射層) オーミックコンタクト層106上の反射層107にはAg合金などを用いることができる。Pt,Ir,Rh、Ru、OS,PdなどはAg合金と比較すると可視光から紫外領域の反射率が低い。したがって、発光層104からの光が十分に反射せずに出力の高い発光素子を得ることが難しい。この場合、オーミックコンタクト層106を光が十分に透過するほどに薄く形成し、Ag合金などの反射層104を形成して反射光を得る方が、良好なオーミック接触が得られ、かつ出力の高い発光素子を作成することができる。この場合、オーミックコンタクト層106の膜厚は30nm以下とすることが好ましい。さらに好ましくは10nm以下である。
ところで、GaN層102、n型半導体層103、発光層104、p型半導体層105は何れもGaN系単結晶である。このGaNの結晶構造はウルツ鉱構造であり、格子定数はa=3.16Å、c=5.13Åである。オーミックコンタクト層106が接するp型半導体層105はAlが添加されているので格子定数は変動するが、その添加量は多くとも10%程度であるので、格子定数はほぼa=3.16Åといえる(AlNの結晶構造もウルツ鉱構造であり、格子定数はa=3.08Å、c=4.93Åであるので10%程度の添加量では格子定数はほとんど同じである。)。
基板101をサファイア単結晶としたとき、その基板101上に積層されたGaN系単結晶(GaN層102、n型半導体層103、発光層104、p型半導体層105)は(00・1)配向であるので、その上に積層されるオーミックコンタクト層106、反射層107も(00・1)配向、あるは(111)配向していると考えられるが、このオーミックコンタクト層106、反射層107は(00・1)配向、あるいは(111)配向しない場合が生じることがある。
特にオーミックコンタクト層106は、p型半導体層103との接触抵抗低減と結晶配向性を両立しなければならないが、接触抵抗を低減させるためには、p型半導体層103にダメージが少ない方が好ましいのでスパッタや蒸着時の粒子のもつエネルギーは小さいほうが好ましい。一方、結晶性を向上させるためには、スパッタや蒸着時の粒子のもつエネルギーは大きいほうが好ましい。このために接触抵抗の改善のためには、オーミックコンタクト層106が(00・1)配向、あるいは(111)配向しない場合が生じることがある。
そこで、本発明では、アモルファス層をオーミックコンタクト層106と第1接合層109との間に挿入することにより、オーミックコンタクト層106の結晶配向性の如何に関わらず、第1接合層109の結晶配向性を所望の方向に制御できるようにしている。
なお、結晶面表記の中の「・」は、結晶面を表すミラ−ブラベ−指数の省略形を示す。すなわち、結晶面を表わすのにGaNのような六方晶系では、通常(hkil)と4つの指数で表わすが、この中で「i」に関してはi=−(h+k)と定義されており、この「i」の部分を省略した形式では、(hk・l)と表記する。
(アモルファス層) アモルファス層108はp型半導体層105上と第1接合層109との間であれば、どのような位置においても構わないが、反射率は反射層107と比較すると高くないので、反射層107と第1接合層109との間に形成することが好ましい。
アモルファス層108には、アモルファス化する金属であればどのような物質を使用することも可能であるが、第1接合層109の結晶面が面直方向に一軸に揃っていることが好ましい。特にアモルファス層108上に六方晶系の(00・1)面、または面心立方晶系の(111)面、または体心立方晶系の(001)面を優先的に成長させる特性を有していることが好ましい。
具体的には、Co、NiおよびFeから選ばれる何れか1種類以上と、W、Mo、TaおよびNbから選ばれる何れか1種類以上とを含むこと金属であるか、RuおよびReから選ばれる何れか1種類以上と、W、Mo、TaおよびNbから選ばれる何れか1種類以上とを含むこと金属であることが好ましい。
さらに具体的は、CoW系合金、CoMo系合金、CoTa系合金、CoNb系合金、NiW系合金、NiMo系合金、NiTa系合金、NiNb系合金、FeW系合金、FeMo系合金、FeTa系合金、FeNb系合金、RuW系合金、RuMo系合金、RuTa系合金、RuNb系合金、ReW系合金、ReMo系合金、ReTa系合金、ReNb系合金であることが好ましい。
上記のアモルファス化する金属を用いると、真空中でアモルファス金属成膜後に、続けて、六方晶系、または面心立方晶系の金属を成膜すると六方晶系の(00・1)面、または面心立方晶系の(111)面を優先的に成長させることができる。また、真空中でアモルファス金属成膜後に、アモルファス表面を酸素ガスにより酸化し、続けて、体心立方晶系の金属を成膜すると体心立方晶系の(001)面を優先的に成長させることができる。
アモルファス層108と第1接合層109との間には、第1接合層109の結晶性を高めるために、結晶性向上層を設けても良い。結晶性向上層にはPt、Ru、Re、Os、Rh、Ir、Pd、Ti、Hf、Zrなどを用いることができるが、特にPtを用いることが良好な(111)が得られるので好ましい。
(第1接合層) 第1接合層109には、どのような単体金属あるいは合金を使用しても構わないが、接合時に真空中で不活性ガスイオンビームまたは不活性ガス中性原子ビームを照射して容易に表面が活性化する金属であることが好ましい。なお、活性化するとは表面の不純物が取れダングリングボンドが剥き出しになっている状態を示す。金属は大気中では表面が酸化されていることが多いために、酸素との親和力が小さい方が容易に酸化皮膜を除去できる。したがって、貴金属を用いることが好ましい。
第1接合層109に用いられる金属としては、Au、Ag、Ir、Pt、Pd、Rh、Ru,Re、Cuなどの単体金属、あるいはこれらの金属をすくなくとも2種類以上含む合金であることが好ましい。
オーミックコンタクト層106、反射層107、アモルファス層108、結晶性向上層、第1接合層109の成膜方法は、蒸着法、スパッタ法、CVD法など公知の成膜方法を用いることができるが、良好な結晶得るためには、成膜時のエネルギーの大きいスパッタ法を用いることが好ましい。
反射層107、アモルファス層108、結晶性向上層、第1接合層109の膜厚は特には限定されないが、良好な結晶性を得るためには1nm以上であることが好ましい。膜厚が厚くなって結晶性が劣化することは特にないので、上限は限定されないが、生産性の観点から10μm以下であることが好ましい。
図3は第2積層体の構成例の断面を模式的に示す図である。図中、導電性基板301上には、アモルファス層302、第2接合層303が順に積層されて、第2積層体300を構成している。
導電性基板301には導電性を有すればどのような物質でも用いることができるが、金属または導電性を有するシリコンを用いることが好ましい。金属であればどのような物質でも用いることができるが、熱伝導率の高いCuまたはCu合金を用いることが好ましい。シリコンは熱伝導率ではCuなどの金属に劣るが、GaN系半導体発光素子を素子に分割する際の加工性の良さなどの利点を有している。
導電性基板301に金属単結晶基板を用いることも可能であるが、コストが高くなってしまう。したがって、多結晶で結晶方位の揃っていない金属基板を使用することが好ましい。しかしながら、多結晶で結晶方位の揃っていない金属基板に直接、第2接合層303を形成すると金属の結晶面の影響をうけてしまい、結晶面を面直方向に一軸に揃えることができない。
多結晶で結晶方位の揃っていない金属基板(導電性基板)の影響を抑えるためには、第2接合層303を形成する前にアモルファス層302を形成することが好ましい。アモルファス層302には、アモルファス化する金属であればどのような物質を使用することも可能であるが、アモルファス層108の場合と同様に、CoW系合金、CoMo系合金、CoTa系合金、CoNb系合金、NiW系合金、NiMo系合金、NiTa系合金、NiNb系合金、FeW系合金、FeMo系合金、FeTa系合金、FeNb系合金、RuW系合金、RuMo系合金、RuTa系合金、RuNb系合金、ReW系合金、ReMo系合金、ReTa系合金、ReNb系合金を用いることがより好ましい。
アモルファス層302と第2接合層303との間には、第2接合層303の結晶性を高めるために、結晶性向上層を設けても良い。結晶性向上層にはPt、Ru、Re、Os、Rh、Ir、Pd、Ti、Hf、Zrなどもちいることができるが、特にPtを用いることが良好な(111)面が得られるので好ましい。
アモルファス層302、結晶性向上層、第2接合層303の成膜方法は、上記のオーミックコンタクト層106等の場合と同様に、蒸着法、スパッタ法、CVD法など公知の成膜方法を用いることができるが、良好な結晶を得るためには、成膜時のエネルギーの大きいスパッタ法を用いることが好ましい。
アモルファス層302、結晶性向上層、第2接合層303の膜厚は特には限定されないが、上記の反射層107等の場合と同様に、良好な結晶性を得るためには1nm以上であることが好ましい。膜厚が厚くなって結晶性が劣化することは特にないので、上限は限定されないが、生産性の観点から10μm以下であることが好ましい。
図4は第1積層体と第2積層体を接合するときの模式図である。2つの基板ホルダー401の各々に接合させようとする接合サンプル402(第1積層体100、第2積層体300)を添着し、その接合サンプル402の表面(第1接合層109の接合面、第2接合層303の接合面)に向けて、不活性ガスイオンビーム源403からの不活性ガスイオンビーム、または不活性ガス中性原子ビーム源403からの不活性ガス中性原子ビームを照射し(図4(A))、その後接合サンプル402の各々の接合面を重ね合わせる(図4(B))。
接合方法は真空中で接合層表面が活性化された状態(ダングリングボンドが剥き出しになった状態)で接合する方法であれば、どのような方法を用いることも可能であるが、上記のように、不活性ガスイオンビームまたは不活性ガス中性原子ビームを照射した後、接合面を重ね合わせることが好ましい。
不活性ガスイオンビームまたは不活性ガス中性原子ビームを照射した後、接合面を重ね合わせるまでには一定時間(例えば1秒〜60秒)を要するので、ガスの再付着による接合層表面の汚染が心配される。このために、真空装置内の到達真空度は、10-4Pa以下として不純物ガス量を低減させることが好ましい。さらに好ましくは10-5Pa以下である。
接合時には加圧することが接合強度を向上させるので好ましい。加圧の圧力は0.1〜100MPaであることが好ましい。0.1MPa未満では圧力が弱すぎて十分な接合強度を得られない。100MPaを超えると、基板を損傷する恐れがある。さらに好ましくは1〜10MPaである。
不活性ガスには、不活性であればどのようなガスを使用することも可能であるが、He,Ne,Ar、Kr,Xeを用いることが好ましい。特にArは低コストで入手できるので、さらに好ましい。
接合時、あるいは接合後に加温することは接合強度を上げるために好ましい。但し、この場合は基板101と導電性基板301との熱膨張係数差は小さくしければならない。例えば、基板101にサファイア単結晶を用いる場合、導電性基板301にCuWなどのサファイア単結晶との熱膨張係数が小さい物質を用いるほうが好ましい。
接合時の接合強度および接合界面の抵抗成分を低くするためには、第1接合層109と第2接合層303が実質的に同一物質であり、かつ、接合面直方向の結晶方位が同一であることことが好ましい。例えば、第1接合層109がAuからなり、接合面直方向の結晶方位が(111)であれば、第2接合層303もAuからなり、接合面直方向の結晶方位が(111)であることが好ましい。
本発明において、実質的に同一物質とは、第1接合層109および第2接合層303における同一物質の濃度が50原子%以上であり、かつ、同じ結晶構造を有し、その格子定数差が5%以内であると定義される。
第1積層体100と第2積層体300とを接合させた後、第1積層体100の基板101を剥離させる。その基板剥離の方法としては、研磨法、エッチング法、レーザリフトオフ法など公知の技術を何ら制限なく用いることが出来る。レーザリフトオフ法を用いる場合は、KrFエキシマレーザ(波長248nm)、ArFエキシマレーザ(波長193nm)を用いることが好ましい。
基板剥離の後、研磨法、エッチング法などによりバッファ層(GaN層102)を除去しn型半導体層103を露出させる。
次にn型半導体層103上には、図5に示すように、負極502を形成し、導電性基板301の裏面には、正極501を形成する。
負極502としては、各種組成および構造の負極が公知であり、これら公知の負極を何ら制限なく用いることが出来る。
正極501はAu,Al,NiおよびCu等の材料を用いた各種構造が公知であり、これら公知の材料を何ら制限なく用いることが出来る。
負極502、正極501を形成したのち、素子は分割され最終的に、図6に示すような本発明のGaN系半導体発光素子1Aが得られる。分割方法としてはレーザスクライブ法、ダイシング法など公知の技術を何ら制限なく用いることが出来る。
次に、上記のGaN系半導体発光素子1Aを用いてランプを構成した場合について説明する。
図7は本発明のランプの一例を模式的に示した断面図である。図7に示すランプ80は、図6に示す本発明の上下電極型のGaN系半導体素子1Aを砲弾型(テーパ状)に加工して実装したものであり、従来公知の方法により製造することができる。具体的には、例えば2本のフレーム81,82のうち、フレーム81にGaN系半導体発光素子1Aの正極501を銀ペーストなどの導電性接着材で接着し、GaN系半導体発光素子1Aの負極502を金からなるワイヤー83でフレーム82に接合した後、透明な樹脂からなるモールド84でGaN系半導体発光素子1Aの周辺をモールドすることにより作成することができる。
次に、図8〜図12、表1を用いて本発明の実施例をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例にのみ限定されるものではない。
(実施例1) (作製方法)図8に示すように、サファイア単結晶からなる基板111上に、AlNからなるバッファ層112−1を介して、窒化ガリウム(GaN)系化合物半導体層を積層した。この窒化ガリウム系化合物半導体層は、厚さ4μmのアンドープGaNからなる下地層112−2、厚さ2μmのGeドープn型GaNコンタクト層および厚さ0.02μmのn型In0.1Ga0.9Nクラッド層がこの順序で積層されたn型半導体層113、厚さ16nmのSiドープGaN障壁層および厚さ2.5nmのIn0.06Ga0.94N井戸層を5回積層し、最後に障壁層を設けた多重量子井戸構造の発光層114、および厚さ0.01μmのMgドープp型Al0.07Ga0.93Nクラッド層と厚さ0.18μmのMgドープp型Al0.02Ga0.98Nコンタクト層がこの順序で積層されたp型半導体層115からなり、各層をこの順で積層して形成した。
この構造において、n型GaNコンタクト層のキャリア濃度は1×1019cm-3であり、GaN障壁層のSiドープ量は1×1017cm-3であり、p型AlGaNコンタクト層のキャリア濃度は5×1018cm-3であり、p型AlGaNクラッド層のMgドープ量は5×1019cm-3であった。
また、GaN系化合物半導体層の各層112−2,113,114,115の積層は、MOCVD法により、当該技術分野においてよく知られた通常の条件で行なった。
次に、p型半導体層115上に、厚さ1.5nmのPt層を、オーミックコンタクト層116としてスパッタ法により成膜した。
次に、反射層117としてAgを20nm、アモルファス層118としてCoW合金(Co:50原子%,W:50原子%)を20nm、結晶性向上層119−1としてPtを20nm、第1接合層119−2としてAuを20nm、この順番でスパッタ法により成膜し、第1積層体110を形成した。
次に、図9に示すようにCuからなる導電性基板311に、アモルファス層312としてCoW合金(Co:50原子%,W:50原子%)を20nm、結晶性向上層313−1としてPtを20nm、第2接合層313−2としてAuを20nm、この順番でスパッタ法により成膜し、第2積層体310を形成した。
次に、第1積層体110と第2積層体310とを真空装置内で、第1接合層119−2と第2接合層313−2との各接合面を重ね合わせて接合させた。このときの、真空装置内の到達真空度は1.0×10-5Paとし、各接合面にArガス中性原子ビームを1分間照射した後、5MPaの圧力で加圧して接合させた。なお、接合時および接合前後には加温処理は施さなかった。
次に、第1積層体110と第2積層体310との接合体からレーザリフトオフ法を用い、基板111を除去した。レーザリフトオフにはArFエキシマレーザを用い、1ショットあたりのレーザ照射面積を700μm×700μmとして、1000mJ/cm2のエネルギー密度で実施した。
次に、ドライエッチング法により、AlNからなるバッファ層112−1、およびアンドープGaNからなる下地層112−2を除去し、n型半導体層113を露出させた。
次いで、n型半導体層113の表面に、ITO(SnO2:10質量%)512−1を400nm、蒸着により成膜した。次いで、ITO512−1表面上の中央部に、Cr(40nm)、Ti(100nm)、Au(1000nm)からなる負極512−2を蒸着法により成膜した。負極512−2のパターンは、公知のフォトリソグラフィー技術及びリフトオフ技術を用いた。
また、導電性基板311表面上には、Au(1000nm)からなる正極511を蒸着法により成膜した。
次いで、ダイシングにより分割し、図10に示すような350μm角のGaN系半導体発光素子1Bとした。
(評価方法)得られたGaN系半導体発光素子1Bについて、TO−18缶パッケージに実装して、テスターによって印加電流20mAにおける発光出力を測定した。
密着性を評価するため、ダイシングによりGaN系半導体発光素子に分割する前に、膜剥離試験を実施した。剥離試験はJISに規定された方法(JIS H8062−1992)に、ヒートショック試験を組み合わせた加速試験を採用した。
まず、ダイシングにより分割する前のGaN系半導体発光素子にカッターナイフを用いて直線状の引っかき傷を1mm間隔の碁盤目状に入れた。この引っかき傷の深さは、導電性基板311表面に到達する深さとした。次いで、これを400℃のオーブン内で30分加熱した後に、温度20℃に水中で急冷、乾燥させた。
次いで、引っかき傷を入れた、ダイシングにより分割する前のGaN系半導体発光素子の表面部分に粘着テープ(ニチバン製、セロハンテープ、幅12mm)を貼り付け、これを隙間無く密着させた後、テープを表面から引き剥がした。この際、引っかき傷によって区画された1mm四方の発光素子表面区画100個の内、引き剥がされずに残った区画を計数した。即ち、残った区画が100個であれば、膜剥がれが無いものと判断できる。
(実施例2) 実施例1と同様に、サファイア単結晶からなる基板111上に、バッファ層112−1、下地層112−2、n型半導体層113、発光層114、およびp型半導体層115からなる各層をこの順で積層して形成した。
次いで、公知のフォトリソグラフィー法を用いて、ドライエッチングによりp型半導体層115からバッファ層112−1に至るまでGaN系半導体各層を掘り、図11に示すように分割した。このとき、レジストをテーパ状にすることにより、基板111上の各層の側面もテーパ形状とし、テーパ層190とした。
GaN系半導体各層をテーパ形状にすることは光取り出し効率の向上に有効であるが、接合後にテーパ形状を形成することは加工面側から見た場合、逆テーパ加工をしなければならなくなるので困難である。したがって、接合前にテーパ形状に加工することが好ましい。テーパ形状を形成するためには、上記のフォトリソグラフィーによるエッチング法の他に、ブラスト加工、レーザ加工などを用いることができる。
次に、テーパ層190の表面をなすp型半導体層115上に、実施例1と同様に、厚さ1.5nmのPt層をオーミックコンタクト層116としてスパッタ法により成膜し、また反射層117としてAgを20nm、アモルファス層118としてCoW合金(Co:50原子%,W:50原子%)を20nm、結晶性向上層119−1としてPtを20nm、第1接合層119−2としてAuを20nm、この順番でスパッタ法により成膜した。
オーミック接触層116、反射層117、アモルファス層108、結晶性向上層119−1、第1接合層119−2は公知のフォトリソグラフィー法を用いてp型半導体層115上に成膜し、第1積層体とした。
したがって、実施例2の第1積層体が実施例1の第1積層体110と相違しているのは、バッファ層112−1からp型半導体層115までをテーパ層190とした点である。
第2積層体についても上記の実施例1と同様にして作成し、またその後の第1積層体と第2積層体との接合、第1積層体からの基板、バッファ層および下地層の除去(n型半導体層の露出)、および電極の形成も上記の実施例1と同様に行った。そして、図12に示すように、最終的に350μm角のGaN系半導体発光素子1Cを製造した。
(評価方法) 得られたGaN系半導体発光素子1Cについて、上記の実施例1と同じ評価方法で、発光出力の測定および密着性の評価を行った。
実施例1、実施例2の主な製造条件、および評価結果(発光出力、駆動電圧、剥離試験残留区画数)を表1に示す。
Figure 2007234865
(実施例3〜34) 第1積層体のアモルファス層、結晶性向上層、第1接合層、第2積層体の第2接合層、結晶性向上層、アモルファス層を表1に示す条件で変化させた以外は、実施例2と同様にしてGaN系半導体発光素子を作製し、実施例2と同様に評価した。
(実施例35) 第2積層体の導電性基板にシリコンを使用した以外は、実施例2と同様にしてGaN系半導体発光素子を作製し、実施例2と同様に評価した。
(比較例1〜4) 第1積層体のアモルファス層、結晶性向上層、第1接合層、第2積層体の第2接合層、結晶性向上層、アモルファス層を表1に示す条件で変化させた以外は、実施例2と同様にしてGaN系半導体発光素子を作製し、実施例2と同様に評価した。
実施例1に示すように、第1接合層、第2接合層に同一物質、同一配向のAuを用いることにより剥離がなく駆動電圧が低いGaN系半導体発光素子が得られる。実施例1と実施例2はGaN系半導体発光素子にテーパ加工が施されているか、いないかの違いであるが、出力向上のためにはテーパ加工が施されているほうが好ましいことが実施例1と実施例2との比較から分かる。ただし、テーパを施すことにより工程が増えるので目的に応じて使い分けることができる。
実施例2と実施例3,4,5との比較から結晶性向上層を入れたほうが駆動電圧が低減していることが分かる。
実施例6〜13から、第1、第2接合層にAu以外のAg,Cu,Pt,Pd,Rh,Ir,Ru,Reを用いてもAuの場合と同様の効果があることが分かる。
実施例14〜34から、第1積層体のアモルファス層にCoW合金以外のCoMo系合金、CoTa系合金、CoNb系合金、NiW系合金、NiMo系合金、NiTa系合金、NiNb系合金、FeW系合金、FeMo系合金、FeTa系合金、FeNb系合金、RuW系合金、RuMo系合金、RuTa系合金、RuNb系合金、ReW系合金、ReMo系合金、ReTa系合金、ReNb系合金を用いてもCoW合金の場合と同様の効果があることが分かる。
実施例35から導電性基板がシリコンの場合でも、良好な駆動電圧、密着性が得られていることが分かる。
比較例1〜4から第1接合層または第2接合層の何れかにもアモルファス層が無い場合は一軸の配向性が得られず、密着性が悪いことが分かる。
本発明のGaN系半導体発光素子の製造方法の説明図であり、(A)、(B)、(C)は製造手順のステップを示す。 第1積層体の構成例の断面を模式的に示す図である。 第2積層体の構成例の断面を模式的に示す図である。 第1積層体と第2積層体を接合するときの模式図である。 基板剥離後、接合体に正極と負極を形成したときの断面を模式的に示す図である。 最終的なGaN系半導体発光素子の断面を模式的に示す図である。 本発明のランプの一例を模式的に示した断面図である。 実施例1の第1積層体の断面を模式的に示す図である。 実施例1の第2積層体の断面を模式的に示す図である。 実施例1の最終的なGaN系半導体発光素子の断面を模式的に示す図である。 実施例2におけるテーパ加工の説明図である。 実施例2の最終的なGaN系半導体発光素子の断面を模式的に示す図である。
符号の説明
1 GaN系半導体発光素子
1A GaN系半導体発光素子
1B GaN系半導体発光素子
1C GaN系半導体発光素子
10 第1積層体
10A 積層体
11 基板
12 GaN系半導体各層
13 介在層
14 第1接合層
30 第2積層体
31 導電性基板
32 中間層
33 第2接合層
80 ランプ
81 フレーム
82 フレーム
83 ワイヤー
84 モールド
100 第1積層体
101 基板
102 GaN層
103 n型半導体層
104 発光層
105 p型半導体層
106 オーミックコンタクト層
107 反射層
108 アモルファス層
109 第1接合層
110 第1積層体
111 基板
112−1 バッファ層
112−2 下地層
113 n型半導体層
114 発光層
115 p型半導体層
116 オーミックコンタクト層
117 反射層
118 アモルファス層
119−1 結晶性向上層
119−2 第1接合層
190 テーパ層
300 第2積層体
301 導電性基板
302 アモルファス層
303 第2接合層
310 第2積層体
311 導電性基板
312 アモルファス層
313−1 結晶性向上層
313−2 第2接合層
401 基板ホルダー
402 接合サンプル
403 不活性ガスイオンビーム源または不活性ガス中性原子ビーム源
501 正極
502 負極
511 正極
512−1 ITO
512−2 負極

Claims (17)

  1. GaN系半導体からなる各層を備えるGaN系半導体発光素子において、
    n型半導体層、発光層およびp型半導体層のGaN系半導体からなる各層が順に積層され、最上層に金属からなる第1の接合層を有する積層体と、
    導電性基板上に形成されているとともに、その導電性基板が形成されている側とは反対側の面が上記第1の接合層と接合しその第1の接合層とは実質的に同一物質からなりかつ接合面直方向の結晶方位が互いに同一である第2の接合層と、
    を有することを特徴とするGaN系半導体発光素子。
  2. 上記積層体のp型半導体層と第1の接合層との間に第1アモルファス層が形成されている、請求項1に記載のGaN系半導体発光素子。
  3. 上記第1アモルファス層はCo、NiおよびFeから選ばれる何れか1種類以上と、W、Mo、TaおよびNbから選ばれる何れか1種類以上とを含む、請求項2に記載のGaN系半導体発光素子。
  4. 上記第1アモルファス層はRuおよびReから選ばれる何れか1種類以上と、W、Mo、TaおよびNbから選ばれる何れか1種類以上とを含む、請求項2に記載のGaN系半導体発光素子。
  5. 上記導電性基板と上記第2の接合層との間に第2アモルファス層が形成されている、請求項1から4の何れかに記載のGaN系半導体発光素子。
  6. 上記第2アモルファス層はCo、NiおよびFeから選ばれる何れか1種類以上と、W、Mo、TaおよびNbから選ばれる何れか1種類以上とを含む、請求項5に記載のGaN系半導体発光素子。
  7. 上記第2アモルファス層はRuおよびReから選ばれる何れか1種類以上と、W、Mo、TaおよびNbから選ばれる何れか1種類以上とを含む、請求項5に記載のGaN系半導体発光素子。
  8. 上記第1の接合層および第2の接合層は、面心立方構造を有し、接合面直方向の結晶方位が(111)である、請求項1から7の何れかに記載のGaN系半導体発光素子。
  9. 上記第1の接合層および第2の接合層は、Au、Ag、Cu、Pt、Pd、Rh、Irの何れかから形成されている、請求項8に記載のGaN系半導体発光素子。
  10. 上記第1の接合層および第2の接合層は、六方最密充填構造を有し、接合面直方向の結晶方位が(00・1)である、請求項1から7の何れかに記載のGaN系半導体発光素子。
  11. 上記第1の接合層および第2の接合層は、RuまたはReから形成されている、請求項10に記載のGaN系半導体発光素子。
  12. 上記導電性基板はシリコンである、請求項1から11の何れかに記載のGaN系半導体発光素子。
  13. 上記導電性基板は金属である、請求項1から11の何れかに記載のGaN系半導体発光素子。
  14. 上記導電性基板はCu系合金である、請求項13に記載のGaN系半導体発光素子。
  15. GaN系半導体からなる各層を備えるGaN系半導体発光素子の製造方法において、
    基板上に少なくともn型半導体層、発光層およびp型半導体層のGaN系半導体からなる各層を順に積層させ、最上層に金属からなる第1の接合層を有する第1の積層体を形成する工程と、
    導電性基板上に少なくとも、上記第1の接合層とは実質的に同一物質からなりかつ接合面直方向の結晶方位が互いに同一である第2の接合層を有する第2の積層体を形成する工程と、
    上記第1の積層体と上記第2の積層体とを、第1の接合層と第2の接合層同士を接合させることにより一体化させる工程と、
    上記第1の積層体から基板を除去する工程と、
    を有することを特徴とするGaN系半導体発光素子の製造方法。
  16. 上記第1の接合層と第2の接合層同士の接合は、各接合層の接合面に真空中で不活性ガスイオンビームまたは不活性ガス中性原子ビームを照射して行う、請求項15に記載のGaN系半導体発光素子の製造方法。
  17. 上記基板はサファイアである、請求項15または16に記載のGaN系半導体発光素子の製造方法。
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