JP2007234788A - ウエーハへのゲッタリング層付与方法およびゲッタリング層付与装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】きわめて薄いウエーハであっても、同一性能のゲッタリング効果を安定して得ることができるゲッタリング層を、確実、かつ容易に付与する。
【解決手段】ウエーハ1の裏面にレジノイド基板60を合わせて押圧し、このレジノイド基板60に超音波ユニット50によって超音波振動を付与する。レジノイド基板60に分散する砥粒がウエーハ1の裏面に振動しながら押圧されることにより、ウエーハ1の裏面にゲッタリング層を短時間で均一に付与することができる。
【選択図】図3
【解決手段】ウエーハ1の裏面にレジノイド基板60を合わせて押圧し、このレジノイド基板60に超音波ユニット50によって超音波振動を付与する。レジノイド基板60に分散する砥粒がウエーハ1の裏面に振動しながら押圧されることにより、ウエーハ1の裏面にゲッタリング層を短時間で均一に付与することができる。
【選択図】図3
Description
本発明は、表面に多数のデバイスが形成された半導体ウエーハ等のウエーハを製造する過程においてウエーハの裏面にゲッタリング層を好適に付与する技術に関する。
携帯電話やデジタルカメラなどの小型デジタル機器に代表されるように、近年の各種電子機器は軽薄短小化が顕著であり、これを達成するには、構成部品として重要な役割を果たす半導体チップないしは半導体パッケージ部品の小型化・薄型化が必要とされる。半導体チップにおいては特に薄型化が求められ、より薄くするには、半導体チップに切り出す前の半導体ウエーハをより薄く(例えば100μm以下、さらには50μm以下)加工することによって可能とされる。半導体ウエーハは、シリコン等の材料の単結晶棒をスライスして得られるものであるが、チップ化する前に、素子形成面である表面とは反対側の裏面側を研削して所定の厚さに薄化される。
半導体ウエーハを薄化するには、砥石などによる研削といった機械加工が一般に採用されるが、このように機械加工で薄化された半導体ウエーハの加工面には、細かな傷による厚さ1μm程度の機械的ダメージ層(歪み層)が形成される。このダメージ層が形成されたままであると、抗折強度が低下して割れや欠けの原因となるため、化学的エッチングや研磨などの方法によりダメージ層を除去して強度を保つことが行われている。
ところが、強度を低下させるダメージ層は、一方では、ゲッタリング効果を生じさせるものとして有効に利用される場合がある。ゲッタリング効果とは、半導体チップの製造工程において半導体ウエーハに含有された主に重金属を主とする不純物を、半導体チップに形成された電子回路等の素子の形成領域外の歪み場に集めて素子形成領域を清浄化することであり、歪み場として、機械的ダメージが形成された部分が活用される。このゲッタリング効果によって素子形成領域に不純物が存在しにくくなり、結晶欠陥の発生や電気特性の劣化といった不具合が抑制され、半導体チップの特性の安定化や性能の向上が図られるとされている。ゲッタリング効果を得るための方法は、特許文献1,2等に記載されている。
上記特許文献1では、薄化後のウエーハを熱処理するなどしてゲッタリング層を付与しているが、例えば50μm程度といったきわめて薄いウエーハを熱処理することは、ハンドリング等の面で実際に行うことが困難であり実用的ではない。一方、特許文献2では、ウエーハを薄化する研削装置の砥石を特定することによって良好なゲッタリング層を付与することができるとされているが、砥石や研削加工自体のコンディションにはばらつきがあるため、同一性能を持ったゲッタリング効果を安定して得るには至っていない。
よって本発明は、きわめて薄いウエーハであっても、同一性能のゲッタリング効果を安定して得ることができるゲッタリング層を、確実、かつ容易に付与することができる方法および装置を提供することを目的としている。
本発明のウエーハの製造方法は、表面にデバイスが形成され、裏面にダメージ層を有さないウエーハの裏面にゲッタリング層を付与するにあたり、裏面を露出させた状態にウエーハを保持し、 次いで、このウエーハの裏面に、砥粒が分散された基板を合わせるとともに該基板を相対的にウエーハの裏面に押圧し、次いで、ウエーハもしくは基板のいずれか一方、もしくは双方に超音波振動を付与することを特徴としている。
本発明の上記製造方法は、ウエーハの裏面に、砥粒が分散する基板を合わせて押圧した状態とし、そのウエーハか基板、あるいは双方に超音波振動を付与するもので、基板中の砥粒が振動しながらウエーハの裏面を押圧することにより、微細なダメージ層がウエーハの裏面に付与される。本発明によれば、簡便、かつ短時間で確実にウエーハにダメージ層を付与することができ、また、そのダメージ層は、ばらつきの少ない均一な状態となることから、同一性能のゲッタリング効果を安定して得ることができる。
本発明で用いる基板の材質としては、レジノイドが好適に用いられる。レジノイドは、フェノール樹脂等の樹脂の粉体に砥粒を混合して加圧焼成したもので、本発明では、適宜厚さの板状に成形されたものが基板とされる。レジノイドは、金属等に比べると適度に柔らかいため、ウエーハの裏面に振動しながら押圧されたときに、砥粒がレジノイドの内部に僅かに埋没する緩衝作用が発揮されるので、ウエーハの裏面にダメージを与えすぎないといった利点を有する。
基板は、ウエーハの裏面全面を覆う面積を有するものとし、ウエーハの裏面全面に合わせて押圧した状態から、上記のように超音波振動を付与すると、ばらつきの少ない均一な状態のゲッタリング層を付与することができる。本発明は、保持したウエーハの裏面に基板を押し当てて超音波振動を付与する方法であるから、厚さが100μm、あるいは50μmといったきわめて薄いウエーハにも容易にゲッタリング層を付与することができる。
次に、本発明のウエーハの製造装置は、上記本発明の製造方法を好適に実施することができる装置であり、ウエーハの裏面を露出させた状態に該ウエーハを吸着して保持する吸着テーブルと、母材に砥粒が分散され、吸着テーブルに保持されたウエーハの裏面に合わせられる基板と、この基板をウエーハの裏面に押圧する押圧手段と、ウエーハもしくは基板のいずれか一方、もしくは双方に超音波振動を付与する超音波振動付与手段と備えることを特徴としている。
本発明によれば、ウエーハの裏面に基板を押し当てて超音波振動を付与するといった方法でウエーハの裏面にゲッタリング層を付与するものであるから、きわめて薄いウエーハであっても、同一性能のゲッタリング効果を安定して得ることができるゲッタリング層を確実、かつ容易に付与することができるといった効果を奏する。
以下、図面を参照して本発明に係る一実施形態を説明する。
[1]半導体ウエーハ
図1は、一実施形態の方法および装置によって裏面にゲッタリング層が付与される円盤状の半導体ウエーハ(以下ウエーハと略称)を示している。このウエーハ1はシリコンウエーハ等であり、その表面には、格子状の分割予定ライン2によって複数の矩形状の半導体チップ(デバイス)3が区画されている。これら半導体チップ3の表面には、ICやLSI等の図示せぬ電子回路が形成されている。
[1]半導体ウエーハ
図1は、一実施形態の方法および装置によって裏面にゲッタリング層が付与される円盤状の半導体ウエーハ(以下ウエーハと略称)を示している。このウエーハ1はシリコンウエーハ等であり、その表面には、格子状の分割予定ライン2によって複数の矩形状の半導体チップ(デバイス)3が区画されている。これら半導体チップ3の表面には、ICやLSI等の図示せぬ電子回路が形成されている。
ウエーハ1は、回転する砥石でワークを研削する研削装置等により、半導体チップ3が形成された表面とは反対側の裏面が研削加工されて100μm程度、あるいは50μm程度の厚さに薄化処理されている。さらにウエーハ1は、薄化処理された後、裏面にウエットエッチング等の化学的エッチングやポリッシングなどの処理が施されており、これによって研削加工で裏面に形成された機械的ダメージ層が除去されている。
ダメージ層の除去をエッチングで行う場合には、例えば、フッ酸および硝酸の混合液がエッチング液として用いられ、裏面が20〜30μm程度の厚さ除去される。また、ダメージ層の除去をポリッシングで行う場合には、例えば、ウエーハ1の裏面にKOH等のアルカリ液にシリカ等の砥粒が含有された研磨液を供給しながら研磨布を押圧する方法が採られ、裏面が2〜3μm程度の厚さ除去される。
上記ウエーハ1においては、元来内部に存在していたゲッタリング効果をもたらすゲッタリング層が裏面研削による薄化処理で除去され、裏面研削で新たに裏面に形成された機械的ダメージ層は、ゲッタリング効果をもたらす歪み場として有効であったが強度を低下させる原因となるため除去されている。すなわち、この段階でのウエーハ1はゲッタリング層が存在していない。そこで、次のゲッタリング層付与過程で改めてゲッタリング層が付与される。
[2]ゲッタリング層付与装置
図2は、一実施形態に係るゲッタリング層付与装置を示しており、該装置は、上面が水平な直方体状の基台10を有している。この基台10上には、水平なX方向およびY方向に移動自在とされたXY移動テーブル11が設けられており、さらにこのXY移動テーブル11上には、円盤状のチャックテーブル(吸着テーブル)12が水平に設置されている。ゲッタリング層が付与されるウエーハ1は、裏面を上に向け露出させた状態で、チャックテーブル12上に保持され、上方に配置された超音波ユニット(超音波振動付与手段)50によって裏面にゲッタリング層が付与される。チャックテーブル12は、空気吸引によってワークを吸着、保持する真空チャック式のワーク保持用テーブルであり、外径はウエーハ1の外径よりも大きく、上面はウエーハ1が載置されるに十分な大きさを有している。
図2は、一実施形態に係るゲッタリング層付与装置を示しており、該装置は、上面が水平な直方体状の基台10を有している。この基台10上には、水平なX方向およびY方向に移動自在とされたXY移動テーブル11が設けられており、さらにこのXY移動テーブル11上には、円盤状のチャックテーブル(吸着テーブル)12が水平に設置されている。ゲッタリング層が付与されるウエーハ1は、裏面を上に向け露出させた状態で、チャックテーブル12上に保持され、上方に配置された超音波ユニット(超音波振動付与手段)50によって裏面にゲッタリング層が付与される。チャックテーブル12は、空気吸引によってワークを吸着、保持する真空チャック式のワーク保持用テーブルであり、外径はウエーハ1の外径よりも大きく、上面はウエーハ1が載置されるに十分な大きさを有している。
XY移動テーブル11は、基台10上にX方向に移動自在に設けられたX軸ベース20と、このX軸ベース20上にY方向に移動自在に設けられたY軸ベース30との組み合わせで構成されている。各ベース20,30は矩形板状であって、X軸ベース20がY軸ベース30よりも大きく、辺方向を互いに平行にして積層されている。X軸ベース20は基台10上に固定されたX方向に延びる一対の平行なガイドレール21,21に摺動自在に取り付けられており、X軸駆動機構22によってX方向に移動させられる。Y軸ベース30はX軸ベース20上に固定されたY方向に延びる一対の平行なガイドレール31,31に摺動自在に取り付けられており、Y軸駆動機構32によってY方向に移動させられる。チャックテーブル12はY軸ベース30上に回転自在あるいは固定状態で設置されており、X軸ベース20およびY軸ベース30の移動に伴って、X方向あるいはY方向に移動させられる。
基台10の一側面(図1で右奥側の見えない側面)には鉛直方向(Z方向)上方に延びる角柱状のコラム13が固定されており、このコラム13の基台10側の面には、チャックテーブル12上までY方向に沿って延びる円筒状のアーム(押圧手段)40が設けられている。このアーム40はコラム13に沿って上下動自在に設けられ、コラム13内に収容された図示せぬ上下駆動機構によって上下動させられる。その上下駆動機構には、アーム40を下降させた際に、その下降方向とは反対方向つまり上方に受ける反動負荷を測定する荷重計が具備されている。そして、そのアーム40の先端には、超音波ユニット50が取り付けられている。
超音波ユニット50は、図3に示すように、アーム40の先端に固定された円筒状のハウジング51内に超音波振動子52が収容され、この超音波振動子52の下端に、コーン53を介して、下向きに広がる円錐状のホーン54が連結されたものである。超音波振動子52は、当該装置の外部に設置される超音波発振器55からアーム40内を通されたケーブル56を経て所定周波数の超音波が供給されることにより、その周波数で振動し、その超音波振動は、コーン53を経てホーン54に伝達する。
そのホーン54の下端面には、図4に示す円盤状のレジノイド基板60が保持される。このレジノイド基板60は、フェノール樹脂等の樹脂の粉体に粒径が5μm以下のアルミナやシリカ等からなる砥粒を混合して、0.1〜10mm程度の厚さの円盤状に加圧焼成したものである。レジノイド基板60の外径は、少なくともウエーハ1の外径と同等であってウエーハ1の裏面全面を覆うことが可能な面積を有する大きさのものが用いられる。レジノイド基板60は、両面テープを用いてホーン54に貼り付けるなどの方法で、ホーン54の下端面に保持される。その保持状態での下面がウエーハ1の裏面に押し当てられ、押圧面である下面には砥粒が一様に分散している。なお、レジノイド基板60をホーン54に保持させるには、真空吸着によって行ってもよく、この場合にはレジノイド基板60の交換が容易であるという利点がある。
[3]ゲッタリング層付与装置の作用
以上が本実施形態のゲッタリング層付与装置の構成であり、続いて、この装置の使用方法ならびに作用を説明する。
図3に示すように、ウエーハ1の表面に電子回路を保護するための保護テープ9を貼り、次いで、チャックテーブル12の真空吸着運転を稼働させてから、このチャックテーブル12上に、裏面を上に向けて露出させたウエーハ1を、概ね同心状となるように載置して、保護テープ9を密着させる。なお、保護テープ9は、上記の裏面研削の工程でウエーハ1の裏面に貼られる保護テープをそのまま流用してもよい。保護テープとしては、例えば、厚さ70〜200μm程度のポリオレフィン等の基材の片面に厚さ5〜20μm程度のアクリル系等の粘着剤を塗布したテープなどが好適に用いられる。
以上が本実施形態のゲッタリング層付与装置の構成であり、続いて、この装置の使用方法ならびに作用を説明する。
図3に示すように、ウエーハ1の表面に電子回路を保護するための保護テープ9を貼り、次いで、チャックテーブル12の真空吸着運転を稼働させてから、このチャックテーブル12上に、裏面を上に向けて露出させたウエーハ1を、概ね同心状となるように載置して、保護テープ9を密着させる。なお、保護テープ9は、上記の裏面研削の工程でウエーハ1の裏面に貼られる保護テープをそのまま流用してもよい。保護テープとしては、例えば、厚さ70〜200μm程度のポリオレフィン等の基材の片面に厚さ5〜20μm程度のアクリル系等の粘着剤を塗布したテープなどが好適に用いられる。
次に、XYテーブル11を適宜に移動させて、ウエーハ1を、超音波ユニット50のホーン54の真下であって、ホーン54と概ね同心状となる位置に移動させる。次に、アーム40を下降させ、ホーン54の下端面に保持したレジノイド基板60の下面をウエーハ1の裏面に当て、さらに僅かに下降させて適宜な荷重でレジノイド基板60をウエーハ1の裏面に押圧させる。レジノイド基板60の押圧荷重の設定は、上記荷重計を確認しながら行うことができる。次いで超音波発振器55を作動させ、該超音波発振器55で生成された振動データに基づいて超音波振動子52を振動させる。すると超音波振動はコーン53からホーン54に伝わり、ホーン54とともにレジノイド基板60が振動する。
レジノイド基板60が振動すると、該レジノイド基板60の押圧面である下面に表出している砥粒が振動しながらウエーハ1の裏面を押圧し、これによって、微細な傷によるダメージ層がウエーハ1の裏面全面に一様に付与される。超音波周波数は適宜な範囲に選択されるが、例えば20kHz以上で十分である。次に超音波発振器55を停止させるとともに、アーム40を上昇させてレジノイド基板60をウエーハ1から離し、さらにチャックテーブル12の真空吸着運転を停止して、ウエーハ1をチャックテーブル12上から取り上げて回収する。
本実施形態によれば、ウエーハ1の裏面に押圧させたレジノイド基板60に超音波振動を付与するといった方法であるから、簡便、かつ短時間で確実にウエーハ1の裏面にダメージ層を付与することができる。ウェーハ1枚あたりの超音波振動の付与時間は、例えば3〜120秒の範囲とされ、30〜90秒程度がより好適とされるが、砥粒を含有する基板の組成や選択された超音波振動周波数などによって、最適な時間に適宜調整される。また、ウエーハ1の裏面全面をレジノイド基板60で覆って押圧するので、均一な状態のダメージ層が得られ、したがって同一性能のゲッタリング効果を安定して得ることができるとともに、厚さが100μm、あるいは50μmといったきわめて薄いウエーハ1にも容易にゲッタリング層を付与することができる。
上記実施形態では、樹脂製のレジノイド基板60をウエーハ1の裏面に作用させているが、砥粒が分散された基板としては、例えばニッケル等の金属を電気メッキした基板の表面に砥粒を分散させた金属系のものを用いてもよい。また、ビトリファイドと呼ばれる長石や無機質粘土類による粉体に砥粒を混合して加圧焼成したものも使用することができる。しかしながら、レジノイド基板60は金属等に比べると適度に柔らかいため、ウエーハ1の裏面に振動しながら押圧されたときに砥粒がレジノイドの内部に僅かに埋没する緩衝作用が発揮されるので、ウエーハ1の裏面にダメージを与えすぎないといった利点を有する。
また、本実施形態のゲッタリング層付与装置は単独の装置として構成されているが、超音波ユニット50を、例えば、デバイス製造工程における初期のウエーハを薄化するための研削装置や、研削装置と研磨装置の複合型装置、あるいは洗浄・乾燥装置等に、付属する形で具備させることもできる。その場合には、それらの装置が備えるウエーハ保持用のチャックテーブル上にウエーハ1を保持したまま、研削工程の後にゲッタリング層を付与するなど、工程を一連にこなすことができる。
1…半導体ウエーハ
3…半導体チップ(デバイス)
12…チャックテーブル(吸着テーブル)
40…アーム(押圧手段)
50…超音波ユニット(超音波振動付与手段)
60…レジノイド基板60
3…半導体チップ(デバイス)
12…チャックテーブル(吸着テーブル)
40…アーム(押圧手段)
50…超音波ユニット(超音波振動付与手段)
60…レジノイド基板60
Claims (5)
- 表面にデバイスが形成され、裏面にダメージ層を有さないウエーハの前記裏面にゲッタリング層を付与するにあたり、
前記裏面を露出させた状態にウエーハを保持し、
次いで、このウエーハの裏面に、砥粒が分散された基板を合わせるとともに該基板を相対的にウエーハの裏面に押圧し、
次いで、ウエーハもしくは基板のいずれか一方、もしくは双方に超音波振動を付与することを特徴とするウエーハへのゲッタリング層付与方法。 - 前記基板はレジノイドからなることを特徴とする請求項1に記載のウエーハへのゲッタリング層付与方法。
- 前記基板は、前記ウエーハの裏面全面を覆う面積を有し、該基板をウエーハの裏面全面に合わせて押圧することを特徴とする請求項1または2に記載のウエーハへのゲッタリング層付与方法。
- 前記ウエーハの厚さが100μm以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のウエーハへのゲッタリング層付与方法。
- ウエーハの裏面を露出させた状態に該ウエーハを吸着して保持する吸着テーブルと、
砥粒が分散されており、前記吸着テーブルに保持された前記ウエーハの裏面に合わせられる基板と、
この基板を前記ウエーハの裏面に押圧する押圧手段と、
前記ウエーハもしくは基板のいずれか一方、もしくは双方に超音波振動を付与する超音波振動付与手段と備えることを特徴とするウエーハへのゲッタリング層付与装置。
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JP2006053290A Pending JP2007234788A (ja) | 2006-02-28 | 2006-02-28 | ウエーハへのゲッタリング層付与方法およびゲッタリング層付与装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2007234788A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105710735A (zh) * | 2016-03-18 | 2016-06-29 | 曾凡之 | 一种硬质合金刀片超声波钝化装置及钝化方法 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH01205427A (ja) * | 1988-02-10 | 1989-08-17 | Speedfam Co Ltd | マイクロストレス加工装置 |
JP2002057129A (ja) * | 2000-07-31 | 2002-02-22 | Kobe Precision Inc | ウエハ基板の再生方法 |
JP2003500229A (ja) * | 1999-05-28 | 2003-01-07 | サンーゴバン アブレイシブズ,インコーポレイティド | 電子部品を研削するための研摩工具 |
JP2005317805A (ja) * | 2004-04-28 | 2005-11-10 | Sharp Corp | 薄型半導体装置の製造方法 |
JP2005317846A (ja) * | 2004-04-30 | 2005-11-10 | Disco Abrasive Syst Ltd | 半導体デバイス及び半導体デバイスの加工方法 |
-
2006
- 2006-02-28 JP JP2006053290A patent/JP2007234788A/ja active Pending
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