JP2007232412A - 物体検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】レベルの異なる2つの閾値を用いて高閾値物体と低閾値物体とを検出する場合の検知感度の拡大と物体検出の信頼性の確保とが可能な物体検出装置を提供すること。
【解決手段】検出された高閾値物体候補数Hth_Numと低閾値物体候補数Lth_Numとの総和が検出結果として出力可能に設定された所定の最大物体数Nmaxを超える場合に(ステップS4:Yes)、高閾値物体候補からの選択が優先されるように高閾値物体候補および低閾値物体候補からの選択処理を割り振って高閾値物体および低閾値物体を検出結果として選択するようにした(ステップS6〜S10)。
【選択図】 図7

Description

本発明は、レーダによって物体を検出するレーダ検出手段を備える物体検出装置、特に、レーダ検出手段によるレーダ反射強度が第1の閾値よりも高い高閾値物体と、レーダ反射強度が前記第1の閾値よりも低く第2の閾値よりも高い低閾値物体と、を検出する物体検出装置に関するものである。
近年、衝突軽減装置、車間距離制御装置、追従走行装置などの運転支援装置が開発されている。これら運転支援装置では、自車両の前方に存在する物体を検出することが重要となる。物体検出装置には、ミリ波レーダの反射波を解析して歩行者と車両とを識別する検出装置であって、高閾値で検出できたときには車両、低い閾値で検出できたときには歩行者であると識別するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。すなわち、特許文献1のものは、主に車両を検出するために設定した通常閾値と、比較して反射レベルの低い物標を検出するために設定した低閾値を持つという技術を開示している。
特開2004−191131号公報
しかしながら、低閾値の追加に伴い、検出される物体数(物標数)が増大するが、その全てを検出結果として出力して処理対象とすることは計算効率を悪くしてしまう。そこで、検出結果として出力する最大物体数が所定値を超えないように規制することとなるが、従来のものにあっては、具体的に処理対象とする物体を選定する点に関しては考慮されていない。特に、通常閾値ミリ波物標と低閾値ミリ波物標との物標検出数は、常に変動するため、以下のような問題がある。例えば通常閾値に基づき検出された通常閾値ミリ波物標を単純に順に検出結果として出力してしまうと低閾値に基づき検出された低閾値ミリ波物標が全く出力されない場合があり、低閾値ミリ波物標を検出可能にした検知感度の拡大効果が半減してしまう。逆に、例えば低閾値に基づき検出された低閾値ミリ波物標を単純に順に検出結果として出力してしまうと通常閾値に基づき検出された通常閾値ミリ波物標が全く出力されない場合があり、通常閾値のみを用いていた従来からの通常閾値ミリ波物標の検知性能すら確保できないことがある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、レベルの異なる2つの閾値を用いて高閾値物体と低閾値物体とを検出する場合の検知感度の拡大と物体検出の信頼性の確保とが可能な物体検出装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る物体検出装置は、レーダによって物体を検出するレーダ検出手段を備え、前記レーダ検出手段によるレーダ反射強度が第1の閾値よりも高い高閾値物体と、レーダ反射強度が前記第1の閾値よりも低く第2の閾値よりも高い低閾値物体と、を検出する物体検出装置であって、検出された高閾値物体候補数と低閾値物体候補数との総和が検出結果として出力可能に設定された所定の最大物体数を超える場合に、前記高閾値物体候補からの選択が優先されるように前記高閾値物体候補および前記低閾値物体候補からの選択処理を割り振って高閾値物体および低閾値物体を検出結果として選択する選択手段を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る物体検出装置は、上記発明において、前記選択手段は、前記所定の最大物体数から前記高閾値物体の選択数を引いた数を超えない範囲で前記低閾値物体候補から低閾値物体を選択することを特徴とする。
また、本発明に係る物体検出装置は、上記発明において、前記選択手段は、前記所定の最大物体数よりも小さく設定された所定の優先選択数を超えない範囲で前記高閾値物体候補から高閾値物体を優先的に選択することを特徴とする。
本発明に係る物体検出装置によれば、検出された高閾値物体候補数と低閾値物体候補数との総和が検出結果として出力可能に設定された所定の最大物体数を超える場合に、高閾値物体候補からの選択が優先されるように高閾値物体候補および低閾値物体候補からの選択処理を割り振って高閾値物体および低閾値物体を検出結果として選択するようにしたので、検出結果には低閾値物体が必ず含まれることとなり第2の閾値を利用する検知感度の拡大効果を常に得ることができるとともに、高閾値物体を優先的に選択するので、第1の閾値を利用する物体検出の信頼性を確保することができるという効果を奏する。
以下、図面を参照して、本発明に係る物体検出装置の実施の形態を説明する。本実施の形態は、本発明に係る物体検出装置を、車両に搭載される衝突軽減装置への適用例を示す。本実施の形態に係る衝突軽減装置は、前方物体を検出し、前方物体との衝突を防止/軽減するために各種制御を行う。特に、本実施の形態に係る衝突軽減装置は、前方物体を検出するためにミリ波レーダを備え、ミリ波レーダによる検出結果に基づいて前方物体を検出する。
図1〜図7を参照して、本実施の形態に係る衝突軽減装置1について説明する。図1は、本実施の形態に係る衝突軽減装置1の構成図である。衝突軽減装置1は、前方物体を検出し、前方物体を検出した場合には衝突の可能性に応じてブレーキ制御、サスペンション制御、シートベルト制御および警報制御を行う。衝突軽減装置1は、前方物体を検出するために、ミリ波レーダによるレーダ反射強度の検出結果に基づき高閾値物標と低閾値物標とを設定する。
このような衝突軽減装置1は、レーダ検出手段に相当するミリ波レーダ2、ブレーキECU(Electronic Control Unit)4、サスペンション制御アクチュエータ5、シートベルトアクチュエータ6、ブザー7および衝突軽減ECU10などを備え、これらがCAN(Controller Area Network)(車内LANの標準インターフェース規格)通信で各種信号を送受信する。
まず、各物標について説明しておく。高閾値物体に相当する高閾値物標は、主に車両の検知を目的とした設定された第1の閾値を用いることにより、ミリ波レーダ2によるレーダ反射強度の検出結果が第1の閾値よりも高い物体である。低閾値物体に相当する低閾値物標は、車両に比較してレーダ反射強度が低い車両以外の物体の検知を目的として設定された第2の閾値(第1の閾値よりも低い)を用いることにより、ミリ波レーダ2によるレーダ反射強度が第1の閾値よりも低くて第2の閾値よりも高い物体である。
ミリ波レーダ2は、ミリ波を利用して物体を検出するためのレーダである。ミリ波レーダ2は、自車両の前側の中央に取り付けられる。ミリ波レーダ2は、ミリ波を水平面内で走査しながら自車両から前方に向けて送信し、反射してきたミリ波を受信する。そして、ミリ波レーダ2は、そのミリ波の送受信データをレーダ信号として衝突軽減ECU10に送信する。この送受信データには、送信したミリ波の情報、送信したミリ波に対する反射波を受信できたか否かの情報、反射波を受信できた場合にはそのレーダ反射強度の情報などが含まれる。
ブレーキECU4は、4輪の各ホイールシリンダの油圧を調節し、4輪のブレーキ力を制御するECUである。ブレーキECU4は、各輪の目標ブレーキ力に基づいて油圧制御信号をそれぞれ設定し、その各油圧信号を各ホイールシリンダの油圧を変化させるブレーキ制御アクチュエータに対してそれぞれ送信する。特に、ブレーキECU4は、衝突軽減ECU10から各輪に対する目標ブレーキ力を受信すると、その目標ブレーキ力信号に示される目標ブレーキ力に基づいて油圧制御信号をそれぞれ設定する。ちなみに、ブレーキ制御アクチュエータは、油圧制御信号を受信すると、油圧制御信号に示される目標油圧に基づいてホイールシリンダの油圧を変化させる。
サスペンション制御アクチュエータ5は、4輪の各油圧式アクティブサスペンションの油圧を変化させるアクチュエータである。サスペンション制御アクチュエータ5は、衝突軽減ECU10から各輪に対する目標減衰力信号を受信すると、各目標減衰力信号に示される目標減衰力に基づいて目標油圧を設定し、目標油圧に基づいて油圧式アクティブサスペンションの油圧を変化させる。なお、図1には、サスペンション制御アクチュエータ5は1個しか図示してないが、4輪のサスペンション毎にそれぞれ設けられている。
シートベルトアクチュエータ6は、各シートベルトを引き込み、シートベルトによる拘束力を変化させるアクチュエータである。シートベルトアクチュエータ6は、衝突軽減ECU10から各シートベルトに対する目標引込量信号を受信すると、各目標引込量信号に示される目標引込量に応じてシートベルトを引き込む。なお、図1には、シートベルトアクチュエータ6は1個しか図示してないが、シートベルトにそれぞれ設けられている。また、ブザー7は、衝突軽減ECU10から警報信号を受信すると、ブザー音を出力する。
衝突軽減ECU10は、CPU、ROM、RAMなどからなる電子制御ユニットであり、CPUがROMに格納されている制御プログラムを実行することにより衝突軽減装置1を統括制御する。衝突軽減ECU10は、高閾値物標候補選択部11、低閾値物標候補選択部12、選択手段としての物標選択部13、衝突予測部14および車両制御部15などを備える。衝突軽減ECU10は、CPUのマスタクロックに基づく一定時間毎に、ミリ波レーダ2からのレーダ信号を取り入れ、一定時間毎に、レーダ情報に基づく高閾値物標候補選択部11および低閾値物標候補選択部12による高閾値物標候補および低閾値物標候補の選択処理、選択された高閾値物標候補および低閾値物標候補からの物標選択部13による高閾値物標および低閾値物標の選択出力処理を行う。これにより、前方物体を検出し、検出した前方物体が高閾値物体であるか低閾値物体であるかの種類に応じた衝突の可能性に応じてブレーキECU4、サスペンション制御アクチュエータ5、シートベルトアクチュエータ6、ブザー7に対する制御を行う。
高閾値物標候補選択部11および低閾値物標候補選択部12について説明する。衝突軽減ECU10は、ミリ波の出射から受信までの時間に基づいて前方の物体までの距離を演算する。ミリ波レーダ2による物体検出では、反射したミリ波を所定の閾値以上の受信強度で受信できた場合に物体を検出したことになる。ここで、高閾値物標候補選択部11は、主に車両の検知を目的として予め設定された第1の閾値を用いることにより、第1の閾値よりも高いレーダ反射強度で受信できた場合に高閾値物体を検出したことになり、レーダ反射強度を第1の閾値以上で受信する毎に1個の高閾値物標を検出する。そして、検出された高閾値物標の自車線確率や相対速度、距離情報からHth_Num個の高閾値物標候補を選択する。選択する高閾値物標候補の個数は、最大N_Hth個、例えば8個に制限されている。
また、低閾値物標候補選択部12は、主に車両以外の物体の検知を目的として予め設定された第2の閾値を用いることにより、第1の閾値よりも低くて第2の閾値よりも高いレーダ反射強度で受信できた場合に低閾値物体を検出したことになり、レーダ反射強度を第1の閾値よりも低く第2の閾値よりも高いレベルで受信する毎に1個の低閾値物標を検出する。そして、検出された低閾値物標の自車線確率や相対速度、距離情報からLth_Num個の低閾値物標候補を選択する。選択する低閾値物標候補の個数は、最大N_Lth個、例えば8個に制限されている。
次に、物標選択部13について説明する。物標選択部13は、高閾値物標候補選択部11および低閾値物標候補選択部12により選択された高閾値物標候補および低閾値物標候補から、最大物標数Nmaxを超えない範囲で、適正個数の高閾値物標および低閾値物標を検出結果として選択して衝突予測部14等に対して出力する。ここで、検出結果として出力可能な所定の最大物標数(最大物体数)Nmaxは予め設定されており、本実施の形態では、例えばNmax=8個に設定されている。また、物標選択部13は、高閾値物標候補および低閾値物標候補からの選択に際して、高閾値物標候補からの選択が優先されるように選択処理を行うものであり、優先的な選択を行うための所定の優先選択数Npriも予め設定されている。所定の優先選択数Npriは、0<Npri<最大物標数(最大物体数)Nmaxなる数であって、本実施の形態では、例えばNpri=4個に設定されている。なお、優先選択数Npriは、4個に限らないが、最大物標数Nmaxの1/2以上の数であることが望ましい。
物標選択部13は、最大物標数Nmax、優先選択数Npri、高閾値物標候補数Hth_Num、低閾値物標候補数Lth_Numによる各種条件に応じて、高閾値物体候補からの選択が優先されるように高閾値物体候補および低閾値物体候補からの選択処理を割り振って高閾値物体および低閾値物体を検出結果として選択する。
各種条件に応じた物標選択部13による選択処理例を図2〜図6に示す模式図を参照して説明する。まず、高閾値物標候補数Hth_Numと低閾値物標候補数Lth_Numとの総和が最大物標数Nmax以下の場合には、(Hth_Num+Lth_Num)個の高閾値物標候補および低閾値物標候補を全て高閾値物標および低閾値物標として選択する。
例えば、図2は、自車の前方物標として、Hth_Num=3個の高閾値物標候補とLth_Num=2個の低閾値物標候補が検出された場合を示している。この場合、(Hth_Num+Lth_Num)≦Nmaxであるので、Hth_Num=3個の高閾値物標候補およびLth_Num=2個の低閾値物標候補を全て高閾値物標および低閾値物標として選択する。図中で括弧付き数字(1)〜(5)の付された物標は、選択された物標を示しており、その数字は選択順を示している。なお、各物標候補内での物標選択の優先順位は、それぞれの物標候補を選択した時の順序に従う。
また、図3は、自車の前方物標として、Hth_Num=5個の高閾値物標候補とLth_Num=2個の低閾値物標候補が検出された場合を示している。この場合、(Hth_Num+Lth_Num)≦Nmaxであるので、Hth_Num=5個の高閾値物標候補およびLth_Num=2個の低閾値物標候補を全て高閾値物標および低閾値物標として選択する。なお、図3に示す例では、高閾値物標候補数Hth_Num>優先選択数Npriであるので、物標選択部13は、まず、高閾値物標候補から物標選択優先順位に従い(1)〜(4)で示すように4個(=Npri個)の高閾値物標を優先的に選択した後、低閾値物標候補から物標選択優先順位に従い(5)(6)で示すように2個の低閾値物標を選択し、さらに余っている分につき、高閾値物標候補から(7)で示すように1個の高閾値物標を選択するように選択処理を割り振る。
次に、高閾値物標候補数Hth_Numと低閾値物標候補数Lth_Numとの総和が最大物標数Nmaxを超える場合について説明する。この条件において、まず、高閾値物標候補数Hth_Num≦優先選択数Npriの場合には、物標選択部13は、Hth_Num個の高閾値物標と、(Nmax−Npri)個の低閾値物標と、(Npri−Hth_Num)個の低閾値物標とを検出結果として選択する。
図4は、自車の前方物標として、Hth_Num=3個の高閾値物標候補とLth_Num=7個の低閾値物標候補が検出された場合を示している。この場合、物標選択部13は、まず、高閾値物標候補から物標選択優先順位に従い(1)〜(3)で示すように3個(=Hth_Num個)の高閾値物標を優先的に選択した後、低閾値物標候補から物標選択優先順位に従い(4)〜(7)で示すように4個(=(Nmax−Npri)個)の低閾値物標を選択し、さらに余っている分につき、低閾値物標候補から(8)で示すように1個(=(Npri−Hth_Num)個)の高閾値物標を選択するように選択処理を割り振る。
また、高閾値物標候補数Hth_Numと低閾値物標候補数Lth_Numとの総和が最大物標数Nmaxを超える場合であって、高閾値物標候補数Hth_Num>優先選択数Npriであり、かつ、低閾値物標候補数Lth_Num≧(Nmax−Npri)の場合には、物標選択部13は、Npri個の高閾値物標と、(Nmax−Npri)個の低閾値物標とを検出結果として選択する。
図5は、自車の前方物標として、Hth_Num=5個の高閾値物標候補とLth_Num=8個の低閾値物標候補が検出された場合を示している。この場合、物標選択部13は、まず、高閾値物標候補から物標選択優先順位に従い(1)〜(4)で示すように4個(=Npri個)の高閾値物標を優先的に選択した後、低閾値物標候補から物標選択優先順位に従い(5)〜(8)で示すように4個(=(Nmax−Npri)個)の低閾値物標を選択するように選択処理を割り振る。
さらに、高閾値物標候補数Hth_Numと低閾値物標候補数Lth_Numとの総和が最大物標数Nmaxを超える場合であって、高閾値物標候補数Hth_Num>優先選択数Npriであり、かつ、低閾値物標候補数Lth_Num<(Nmax−Npri)の場合には、物標選択部13は、Npri個の高閾値物標と、Lth_Num個の低閾値物標と、(Nmax−Npri−Lth_Num)個の高閾値物標とを検出結果として選択する。
図6は、自車の前方物標として、Hth_Num=8個の高閾値物標候補とLth_Num=2個の低閾値物標候補が検出された場合を示している。この場合、物標選択部13は、まず、高閾値物標候補から物標選択優先順位に従い(1)〜(4)で示すように4個(=Npri個)の高閾値物標を優先的に選択した後、低閾値物標候補から物標選択優先順位に従い(5)(6)で示すように2個(=Lth_Num個)の低閾値物標を選択し、さらに余っている分につき、高閾値物標候補から(7)(8)で示すように2個(=(Nmax−Npri−Lth_Num)個)の高閾値物標を選択するように選択処理を割り振る。
次に、衝突予測部14について説明する。物標選択部13により高閾値物標と低閾値物標とを含む検出結果が出力されると、衝突予測部14は、それぞれの高閾値物標や低閾値物標に応じた速度を考慮して、これら高閾値物標や低閾値物標に設定されている物体までの距離に基づいて衝突する可能性の段階(例えば、可能性が高い、低い、無しの3段階)を設定する。
また、車両制御部15は、衝突予測部14により衝突する可能性の段階が設定されると、衝突する可能性の段階に応じて、ブレーキECU4、サスペンション制御アクチュエータ5、シートベルトアクチュエータ6、ブザー7を制御する。
次に、衝突軽減装置1における動作について説明する。特に、物標選択部13における物標選択処理の流れは図7に示すフローチャートを参照して説明する。図7は、本実施の形態に係る物標選択処理の流れを示す概略フローチャートである。
ミリ波レーダ2では、前方にミリ波を走査しながら送信するとともにその反射波を受信し、その送受信データをレーダ信号として衝突軽減ECU10に送信する。衝突軽減ECU10は、ミリ波レーダ2からのレーダ信号を受信する。そして、高閾値物標候補選択部11は、一定時間毎に、レーダ信号によるレーダ反射強度、第1の閾値、自車線確率等に基づいて高閾値物標候補を選択する。同様に、低閾値物標候補選択部12は、一定時間毎に、レーダ信号によるレーダ反射強度、第1の閾値、第2の閾値、自車線確率等に基づいて低閾値物標候補を選択する。そして、物標選択部11は、一定時間毎に、以下の物標選択処理を行う。
まず、一定時間毎の処理タイミングであるか否かを判定し(ステップS1)、処理タイミングであれば(ステップS1:Yes)、高閾値物標候補選択部11、低閾値物標候補選択部12から高閾値物標候補および低閾値物標候補を取得する(ステップS2)。そして、取得した高閾値物標候補数Hth_Numおよび低閾値物標候補数Lth_Numを設定する(ステップS3)。なお、最大物標数Nmax、優先選択数Npriは予め設定されているものとする。
そこで、高閾値物標候補数Hth_Numと低閾値物標候補数Lth_Numとの総和が最大物標数Nmax以下であるか否かを判定する(ステップS4)。総和が最大物標数Nmax以下であれば(ステップS4:Yes)、Hth_Num個の高閾値物標候補およびLth_Num個の低閾値物標候補を全て高閾値物標および低閾値物標として選択して衝突予測部14に出力する(ステップS5)。
総和が最大物標数Nmax以下でなければ(ステップS4:No)、高閾値物標候補数Hth_Num≦優先選択数Npriであるか否かを判定する(ステップS6)。高閾値物標候補数Hth_Num≦優先選択数Npriの場合には(ステップS6:Yes)、物標選択部13は、まず、Hth_Num個の高閾値物標を優先的に選択し、次いで、(Nmax−Npri)個の低閾値物標を選択し、さらに、(Npri−Hth_Num)個の低閾値物標を選択して検出結果として衝突予測部14に出力する(ステップS7)。
一方、高閾値物標候補数Hth_Num≦優先選択数Npriではない場合には(ステップS6:No)、低閾値物標候補数Lth_Num≧(Nmax−Npri)であるか否かを判定する(ステップS8)。低閾値物標候補数Lth_Num≧(Nmax−Npri)の場合には(ステップS8:Yes)、物標選択部13は、まず、Npri個の高閾値物標を優先的に選択し、次いで、(Nmax−Npri)個の低閾値物標を選択し、検出結果として衝突予測部14に出力する(ステップS9)。
また、低閾値物標候補数Lth_Num≧(Nmax−Npri)ではない場合には(ステップS8:No)、低閾値物標候補数Lth_Num<(Nmax−Npri)であり、物標選択部13は、まず、Npri個の高閾値物標を優先的に選択し、次いで、Lth_Num個の低閾値物標を選択し、さらに、(Nmax−Npri−Lth_Num)個の高閾値物標を選択し、検出結果として衝突予測部14に出力する(ステップS10)。
このような物標選択処理によって、今回処理対象となる高閾値物標および低閾値物標が選択された場合、衝突予測部14は、それぞれの高閾値物標や低閾値物標に応じた速度を考慮して、これら高閾値物標や低閾値物標に設定されている物体までの距離に基づいて衝突する可能性の段階を設定し、車両制御部15は、衝突する可能性の段階に応じて、ブレーキECU4、サスペンション制御アクチュエータ5、シートベルトアクチュエータ6、ブザー7を制御する。
上述したように、本実施の形態に係る物体検出装置1によれば、検出された高閾値物標候補数Hth_Numと低閾値物標候補数Lth_Numとの総和が最大物標数Nmax以下であれば、全ての候補を選択する一方、高閾値物標候補数Hth_Numと低閾値物標候補数Lth_Numとの総和が最大物標数Nmaxを超える場合には、高閾値物体候補からの選択が優先されるように高閾値物体候補および低閾値物体候補からの選択処理を割り振って高閾値物体および低閾値物体を検出結果として選択するようにしたので、検出結果には低閾値物体が必ず含まれることとなり第2の閾値を利用する検知感度の拡大効果を常に得ることができるとともに、高閾値物体を優先的に選択するので、第1の閾値を利用する物体検出の信頼性を確保することができる。
また、本実施の形態に係る物体検出装置1によれば、所定の最大物標数Nmaxから高閾値物体の選択数を引いた数を超えない範囲で低閾値物体候補から低閾値物体を選択するようにしたので、最大物標数Nmaxによる制限の下に適正数の低閾値物標を含ませて出力させることができる。
また、本実施の形態に係る物体検出装置1によれば、所定の最大物標数Nmaxよりも小さく設定された所定の優先選択数Npriを超えない範囲で高閾値物体候補から高閾値物体を優先的に選択するようにしたので、適正数の高閾値物標を優先的に選択させることができる。
本発明は、上述した実施の形態に限らず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば、種々の変形が可能である。
例えば、本実施の形態では、車両に搭載される衝突軽減装置への適用例で説明したが、車間距離制御装置、追従走行装置などの他の運転支援装置や周辺監視装置などの他の装置にも適用可能であり、物体検出装置単体としても活用可能である。また、搭載対象としては、車両以外に、ロボットなどに搭載するようにしてもよい。
本実施の形態に係る衝突軽減装置の構成図である。 Hth_Num=3個の高閾値物標候補とLth_Num=2個の低閾値物標候補が検出された場合の物標選択処理例を示す模式図である。 Hth_Num=5個の高閾値物標候補とLth_Num=2個の低閾値物標候補が検出された場合の物標選択処理例を示す模式図である。 Hth_Num=3個の高閾値物標候補とLth_Num=7個の低閾値物標候補が検出された場合の物標選択処理例を示す模式図である。 Hth_Num=5個の高閾値物標候補とLth_Num=8個の低閾値物標候補が検出された場合の物標選択処理例を示す模式図である。 Hth_Num=8個の高閾値物標候補とLth_Num=2個の低閾値物標候補が検出された場合の物標選択処理例を示す模式図である。 本実施の形態に係る物標選択処理の流れを示す概略フローチャートである。
符号の説明
2 ミリ波レーダ
13 物標選択部

Claims (3)

  1. レーダによって物体を検出するレーダ検出手段を備え、前記レーダ検出手段によるレーダ反射強度が第1の閾値よりも高い高閾値物体と、レーダ反射強度が前記第1の閾値よりも低く第2の閾値よりも高い低閾値物体と、を検出する物体検出装置であって、
    検出された高閾値物体候補数と低閾値物体候補数との総和が検出結果として出力可能に設定された所定の最大物体数を超える場合に、前記高閾値物体候補からの選択が優先されるように前記高閾値物体候補および前記低閾値物体候補からの選択処理を割り振って高閾値物体および低閾値物体を検出結果として選択する選択手段を備えることを特徴とする物体検出装置。
  2. 前記選択手段は、前記所定の最大物体数から前記高閾値物体の選択数を引いた数を超えない範囲で前記低閾値物体候補から低閾値物体を選択することを特徴とする請求項1に記載の物体検出装置。
  3. 前記選択手段は、前記所定の最大物体数よりも小さく設定された所定の優先選択数を超えない範囲で前記高閾値物体候補から高閾値物体を優先的に選択することを特徴とする請求項2に記載の物体検出装置。
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