JP2007232183A - 油圧式オートテンショナ - Google Patents

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Tomoyoshi Izutsu
智善 井筒
Masayoshi Yamada
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Abstract

【課題】リターンスプリングのコイル部間への異物の噛み込みや、飛び石等の衝突によるリターンスプリングの損傷を防止できるばね外装式の油圧式オートテンショナを提供する。
【解決手段】スリーブ12が内装されたシリンダ11の上部開口内にオイルシール13を組込み、オイルシール13をスライド自在に貫通するロッド14に、シリンダ11の外部に設けられたリターンスプリング17の弾性力を負荷して外方向に付勢する。リターンスプリング17のコイル部17a間に弾性を有する螺旋状のプロテクタリング30を組込み、そのプロテクタリング30の上側面および下側面の内径部と外径部のそれぞれにコイル部17aの上部両側および下部両側に弾性接触する螺旋状片31a乃至31dを設け、上記プロテクタリング30により、異物のコイル部17a間への噛み込み、あるいは異物の衝突によるリターンスプリング17の損傷を防止する。
【選択図】図2

Description

この発明は、オルタネータ等の自動車補機を駆動するベルトの張力調整用に用いられる油圧式オートテンショナに関するものである。
スリーブが内装されたシリンダの上部開口内に、シリンダ内部に充填された作動油の外部への漏洩を防止するオイルシールを組込み、そのオイルシールをスライド自在に貫通するロッドにリターンスプリングのばね力を負荷して外方向への突出性を付与し、上記ロッドに負荷される押込み力をスリーブの内部に設けられた油圧ダンパにより緩衝するようにした油圧式オートテンショナは従来から知られている。
上記の油圧式オートテンショナには、シリンダの内部にリターンスプリングを組込んだばね内装式と、特許文献1に記載されているように、シリンダの外部にリターンスプリングを設けたばね外装式とが存在し、ばね外装式の油圧式オートテンショナにおいては、リターンスプリングに組込み制限を受けることがないため、外径の大きなリターンスプリングを用いることができる。
このため、ばね外装式の油圧式オートテンショナのばね推力は、ばね内装式の油圧式オートテンショナに比較して大きい。
ここで、オルタネータやエアコンのコンプレッサ等の補機は、一般に、ベルト伝動装置を介して駆動され、そのベルト伝動装置は摩擦伝導のため、補機駆動用ベルトの張力調整にはばね外装式の油圧式オートテンショナが採用されている。
特開平10−299846号公報
ところで、補機駆動用ベルトの張力調整に用いられるばね外装式の油圧式オートテンショナにおいては、リターンスプリングが外部に露出しているため、飛び石がリターンスプリングのコイル部に噛み込んで油圧式オートテンショナの機能を阻害し、あるいは、飛び石との衝突により、リターンスプリングに施された防錆処理皮膜が傷つけられ、リターンスプリングの耐久性を低下させる可能性があった。
この発明の課題は、リターンスプリングのコイル部間に対する異物の噛み込みや、飛び石等の異物の衝突によるリターンスプリングの損傷を防止することができるようにしたばね外装式の油圧式オートテンショナを提供することである。
上記の課題を解決するため、この発明においては、スリーブが内装されたシリンダの上端開口部内に、シリンダ内部に充填された作動油の外部への漏洩を防止するオイルシールを組込み、そのオイルシールをスライド自在に貫通するロッドを前記シリンダの外側に設けられたリターンスプリングにより外方向への突出性を付与し、そのロッドに負荷される押込み力をスリーブ内に設けられた油圧ダンパによって緩衝するようにしたばね外装式の油圧式オートテンショナにおいて、
前記リターンスプリングのコイル部間に弾性を有する螺旋状のプロテクタリングを組込み、そのプロテクタリングには、リターンスプリングのコイル部と対向する上側面および下側面の外径部と内径部のそれぞれにコイル部の上部両側と下部両側に弾性接触する螺旋状片を設けた構成を採用したのである。
ここで、プロテクタリングの下側面の外径部に形成された螺旋状片に、コイル部の外周側部を覆うスカートを連設することにより、プロテクタリングによってリターンスプリングの外周を全長にわたって覆うことができるため、飛び石等の異物の衝突を完全に防止することができ、リターンスプリングの損傷を完全に防止することができる。
上記のように、リターンスプリングのコイル部間に弾性を有する螺旋状のプロテクタリングを組込むことにより、コイル部間に異物が噛み込むのを防止することができ、しかもプロテクタリングは弾性を有するため、リターンスプリングの伸縮を阻害するようなことはなく、油圧式オートテンショナの機能を充分に発揮させることができる。
また、プロテクタリングのリターンスプリングのコイル部と対向する上側面および下側面の外径部と内径部のそれぞれにコイル部の上部両側と下部両側に弾性接触する螺旋状片を設けたことにより、リターンスプリングの各コイル部は、周方向のほぼ全体が覆われることになるため、リターンスプリングの表面に施された防錆処理皮膜やリターンスプリングそのものが飛び石等の異物の衝突により傷つけられるのを防止することができ、耐久性の低下を抑制することができる。
以下、この発明の実施の形態を図面に基いて説明する。図1は、補機駆動ベルトの張力調整装置を示す。図示のように、テンションプーリ1を回転自在に支持するプーリアーム2は支点軸3を中心にして揺動自在に支持され、そのプーリアーム2は油圧式オートテンショナ10によってテンションプーリ1がベルト4を押圧する方向に付勢されている。
図2に示すように、油圧式オートテンショナ10は、シリンダ11を有し、そのシリンダ11内にスリーブ12が組込まれている。シリンダ11の上部開口内には、シリンダ11内に充填された作動油の外部への漏洩を防止するオイルシール13が組込まれ、そのオイルシール13をスライド自在に貫通するロッド14のシリンダ11外部に位置する上端部にばね座15が設けられている。
ばね座15とシリンダ11の下部外周に設けられたフランジ16との間にはリターンスプリング17が組込まれている。リターンスプリング17は、シリンダ11から突出する方向に向けてロッド14を付勢している。
ばね座15の上部にはプーリアーム2に接続される連結片18が設けられ、一方、シリンダ11の下端にはエンジンブロックAに連結される連結片19が設けられている。
スリーブ12内には、ロッド14が押込まれた際に、その押込み力を緩衝する油圧ダンパ20が設けられている。
油圧ダンパ20は、ロッド14の下端にスリーブ12の内径面に沿って摺動可能なプランジャ21を設け、そのプランジャ21の組込みによってスリーブ12内を圧力室22とリザーバ室23とに仕切り、上記プランジャ21には、その下方に形成された圧力室22と上方のリザーバ室23とを連通する通路24を設け、その通路24の圧力室22側の端部にチェックバルブ25を設け、上記ロッド14が押込まれた際、チェックバルブ25で通路24を閉じ、圧力室22に封入された作動油によって上記押込み力を緩衝するようにしている。なお、26は、プランジャ21をロッド14の下端に押付けるプランジャスプリングを示す。
図3(I)に示すように、リターンスプリング17の各コイル部17a間には螺旋状のプロテクタリング30が組込まれている。プロテクタリング30は、ゴムあるいは合成樹脂より形成されて弾性を有し、各コイル部17aと対向する上側面および下側面の内径部と外径部それぞれにコイル部17aの上部両側および下部両側に弾性接触する薄肉厚の螺旋状片31a乃至31dが設けられている。
上記の構成からなる油圧式オートテンショナにおいて、図1に示す補機駆動用ベルト4の張力が、補機の負荷変動やクランクシャフトの角速度変化によって変化し、そのベルト4に弛みが生じると、リターンスプリング17の押圧によりロッド14が外方に移動してベルト4の弛みを吸収する。
このとき、圧力室22の容積が大きくなって圧力が低下するため、チェックバルブ25が通路24を開放し、リザーバ室23の作動油は通路24から圧力室22に流れ、ロッド14は外方に急速に移動してベルト4の弛みを直ちに吸収する。
一方、ベルト4の張力が大きくなると、ロッド14に押込み力が負荷される。このとき、圧力室22の圧力はリザーバ室23の圧力より高くなるため、チェックバルブ25は通路24を閉鎖し、圧力室22に封入された作動油により、ロッド14に負荷される上記押込み力が緩衝される。
押込み力がリターンスプリング17の弾性力より大きい場合、圧力室22の作動油はスリーブ12とプランジャ21の摺動面間に形成された微小なリーク隙間からリザーバ室23内に流れ、上記押込み力とリターンスプリング17の弾性力とが釣り合う位置までロッド14はシリンダ11内にゆっくりと移動し、ベルト4の張力は一定に保持される。
ベルト4の張力を調整する上記の油圧式オートテンショナ10は、シリンダ11の外部にリターンスプリング17を設けたばね外装式であり、そのリターンスプリング17のコイル部17a間にはプロテクタリング30が組込まれているため、隣接するコイル部17a間に飛び石等の異物が入り込むようなことはない。
このため、異物の噛み込みによってリターンスプリング17の伸縮が阻害されるようなことはない。このため、油圧式オートテンショナの機能を充分に発揮させることができる。
また、プロテクタリング30のリターンスプリング17のコイル部17aと対向する上側面および下側面の外径部と内径部のそれぞれには、そのコイル部17aの上部両側と下部両側に弾性接触する螺旋状片31a乃至31dが設けられているため、リターンスプリング17の各コイル部17aは、周方向のほぼ全体がプロテクタリング30で覆われることになる。
このため、リターンスプリング17の表面に施された防錆処理皮膜やリターンスプリング17そのものが飛び石等の異物の衝突によって傷つけられるということはない。
図3(II)に示すように、プロテクタリング30の下側面の外径部に形成された螺旋状片31dに、コイル部17aの外周側部を覆うスカート32を連設することにより、プロテクタリング30によってリターンスプリング17の外周を全長にわたって覆うことができる。このため、飛び石等の異物の衝突を完全に防止することができ、リターンスプリング17の損傷を完全に防止することができる。
この発明に係る油圧式オートテンショナを用いた補機駆動用ベルトの張力調整装置の正面図 図1のII−II線に沿った断面図 (I)はリターンスプリングの一部を拡大して示す断面図、(II)はプロテクタリングの他の例を示す断面図
符号の説明
11 シリンダ
12 スリーブ
13 オイルシール
14 ロッド
17 リターンスプリング
17a コイル部
20 油圧ダンパ
30 プロテクタリング
31a 螺旋状片
31b 螺旋状片
31c 螺旋状片
31d 螺旋状片
32 スカート

Claims (2)

  1. スリーブが内装されたシリンダの上端開口部内に、シリンダ内部に充填された作動油の外部への漏洩を防止するオイルシールを組込み、そのオイルシールをスライド自在に貫通するロッドを前記シリンダの外側に設けられたリターンスプリングにより外方向への突出性を付与し、そのロッドに負荷される押込み力をスリーブ内に設けられた油圧ダンパによって緩衝するようにしたばね外装式の油圧式オートテンショナにおいて、
    前記リターンスプリングのコイル部間に弾性を有する螺旋状のプロテクタリングを組込み、そのプロテクタリングには、リターンスプリングのコイル部と対向する上側面および下側面の外径部と内径部のそれぞれにコイル部の上部両側と下部両側に弾性接触する螺旋状片を設けたことを特徴とする油圧式オートテンショナ。
  2. 前記下側面の外径部の螺旋状片に、コイル部の外周側部を覆うスカートを連設した請求項1に記載の油圧式オートテンショナ。
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