JP2007231922A - 圧縮着火式内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高いSOx捕獲率を確保する。
【解決手段】NOx吸蔵触媒12上流の機関排気通路内に排気ガス中に含まれるSOxを捕獲しうる一対のSOxトラップ触媒11a,11bを配置する。流通する排気ガスの温度が低い方に配置された低温用SOxトラップ触媒11bの貴金属触媒担持量を流通する排気ガスの温度が高い方に配置された高温用SOxトラップ触媒11aの貴金属触媒担持量よりも少なくする。
【選択図】図1

Description

本発明は圧縮着火式内燃機関の排気浄化装置に関する。
流入する排気ガスの空燃比がリーンのときには排気ガス中に含まれるNOxを吸蔵し流入する排気ガスの空燃比が理論空燃比又はリッチになると吸蔵したNOxを放出するNOx吸蔵触媒を用いて排気ガスを浄化するようにした内燃機関において、機関排気通路を一対の排気枝通路に分岐し、NOx吸蔵触媒を、NOxに対し高い浄化率を示す温度範囲が低温側の低温用NOx吸蔵触媒と高温側の高温用NOx吸蔵触媒から構成してこれらNOx吸蔵触媒を夫々各排気枝通路内に配置し、排気ガス温が低いときには排気ガスを低温用NOx吸蔵触媒に導びくと共に排気ガス温が高いときには排気ガスを高温用NOx吸蔵触媒に導びくことによりNOxを浄化しうる温度範囲を広げるようにした内燃機関が公知である(例えば特許文献1を参照)。
一方、燃料および潤滑油内にはイオウが含まれており、従って排気ガス中にはSOxが含まれている。このSOxはNOxと共にNOx吸蔵触媒に吸蔵される。ところがこのSOxは排気ガスの空燃比を単にリッチにしただけではNOx吸蔵触媒から放出されず、従ってNOx吸蔵触媒に吸蔵されているSOxの量が次第に増大していく。その結果吸蔵しうるNOx量が次第に減少してしまう。そこでNOx吸蔵触媒にSOxが送り込まれるのを阻止するためにNOx吸蔵触媒上流の機関排気通路内にSOxトラップ触媒を配置するようにした内燃機関も公知である。
特開平5−263631号公報
ところでNOx吸蔵触媒において低温における活性を高めるには、即ち低温におけるNOx浄化率を高めるには一般的な触媒と同様に貴金属触媒の担持量を増大させることが必要である。しかしながらSOxトラップ触媒はNOx吸蔵触媒とは逆で低温におけるSOx捕獲率を高めるには貴金属触媒の担持量を減少させる必要があることが判明したのである。これは、NOx吸蔵触媒にはNOxを吸収する機能とNOxを放出させる機能の双方の機能を持たせなければならないのに対して、SOxトラップ触媒にはSOxを吸収する機能だけを持たせればよいことに起因している。
本発明は、SOxトラップ触媒について判明した知見に基づき、高いSOx捕獲率を確保することのできる圧縮着火式内燃機関の排気浄化装置を提供することにある。
即ち、本発明によれば、排気ガス中に含まれるSOxを捕獲するために機関排気通路内に配置されたSOxトラップ触媒が一対のSOxトラップ触媒からなり、流通する排気ガスの温度が低い方に配置された低温用SOxトラップ触媒の貴金属触媒担持量を流通する排気ガスの温度が高い方に配置された高温用SOxトラップ触媒の貴金属触媒担持量よりも少なくしている。
SOxトラップ触媒による高いSOx捕獲率を確保することができる。
図1に圧縮着火式内燃機関の全体図を示す。
図1を参照すると、1は機関本体、2は各気筒の燃焼室、3は各燃焼室2内に夫々燃料を噴射するための電子制御式燃料噴射弁、4は吸気マニホルド、5は排気マニホルドを夫々示す。吸気マニホルド4は吸気ダクト6を介して排気ターボチャージャ7のコンプレッサ7aの出口に連結され、コンプレッサ7aの入口はエアクリーナ8に連結される。吸気ダクト6内にはステップモータにより駆動されるスロットル弁9が配置され、更に吸気ダクト6周りには吸気ダクト6内を流れる吸入空気を冷却するための冷却装置10が配置される。図1に示される実施例では機関冷却水が冷却装置10内に導かれ、機関冷却水によって吸入空気が冷却される。
一方、排気マニホルド5は排気ターボチャージャ7の排気タービン7bの入口に連結され、排気タービン7bの出口に続く排気通路内には直列に配置された一対のSOxトラップ触媒11a,11bが配置される。即ち、排気タービン7bの出口はSOxトラップ触媒11aの入口に連結され、SOxトラップ触媒11bの出口は排気管13を介してNOx吸蔵触媒12に連結される。排気管13には排気管13内を流れる排気ガス中に例えば炭化水素からなる還元剤を供給するための還元剤供給弁14が取付けられる。
排気マニホルド5と吸気マニホルド4とは排気ガス再循環(以下、EGRと称す)通路15を介して互いに連結され、EGR通路15内には電子制御式EGR制御弁16が配置される。また、EGR通路15周りにはEGR通路15内を流れるEGRガスを冷却するための冷却装置17が配置される。図1に示される実施例では機関冷却水が冷却装置17内に導かれ、機関冷却水によってEGRガスが冷却される。一方、各燃料噴射弁3は燃料供給管18を介してコモンレール19に連結される。このコモンレール19内へは電子制御式の吐出量可変な燃料ポンプ20から燃料が供給され、コモンレール19内に供給された燃料は各燃料供給管18を介して燃料噴射弁3に供給される。
電子制御ユニット30はデジタルコンピュータからなり、双方向性バス31によって互いに接続されたROM(リードオンリメモリ)32、RAM(ランダムアクセスメモリ)33、CPU(マイクロプロセッサ)34、入力ポート35および出力ポート36を具備する。NOx吸蔵触媒12にはNOx吸蔵触媒12の前後差圧を検出するための差圧センサ21が取付けられており、この差圧センサ21の出力信号は対応するAD変換器37を介して入力ポート35に入力される。
アクセルペダル40にはアクセルペダル40の踏込み量Lに比例した出力電圧を発生する負荷センサ41が接続され、負荷センサ41の出力電圧は対応するAD変換器37を介して入力ポート35に入力される。更に入力ポート35にはクランクシャフトが例えば15°回転する毎に出力パルスを発生するクランク角センサ42が接続される。一方、出力ポート36は対応する駆動回路38を介して燃料噴射弁3、スロットル弁9駆動用ステップモータ、還元剤供給弁14、EGR制御弁16および燃料ポンプ20に接続される。
図2に圧縮着火式内燃機関の別の実施例を示す。この実施例では排気管13内にSOxトラップ触媒11bから流出した排気ガス中のSOx濃度を検出するためのSOxセンサ22が配置されている。
まず初めに図1および図2に示されるNOx吸蔵触媒12について説明すると、これらNOx吸蔵触媒12は三次元網目構造のモノリス担体或いはペレット状担体上に担持されているか、又はハニカム構造をなすパティキュレートフィルタ上に担持されている。このようにNOx吸蔵触媒12は種々の担体上に担持させることができるが、以下NOx吸蔵触媒12をパティキュレートフィルタ上に担持した場合について説明する。
図3(A)および(B)はNOx吸蔵触媒12を担持したパティキュレートフィルタ12aの構造を示している。なお、図3(A)はパティキュレートフィルタ12aの正面図を示しており、図3(B)はパティキュレートフィルタ12aの側面断面図を示している。図3(A)および(B)に示されるようにパティキュレートフィルタ12aはハニカム構造をなしており、互いに平行をなして延びる複数個の排気流通路60,61を具備する。これら排気流通路は下流端が栓62により閉塞された排気ガス流入通路60と、上流端が栓63により閉塞された排気ガス流出通路61とにより構成される。なお、図3(A)においてハッチングを付した部分は栓63を示している。従って排気ガス流入通路60および排気ガス流出通路61は薄肉の隔壁64を介して交互に配置される。云い換えると排気ガス流入通路60および排気ガス流出通路61は各排気ガス流入通路60が4つの排気ガス流出通路61によって包囲され、各排気ガス流出通路61が4つの排気ガス流入通路60によって包囲されるように配置される。
パティキュレートフィルタ12aは例えばコージライトのような多孔質材料から形成されており、従って排気ガス流入通路60内に流入した排気ガスは図3(B)において矢印で示されるように周囲の隔壁64内を通って隣接する排気ガス流出通路61内に流出する。
このようにNOx吸蔵触媒12をパティキュレートフィルタ12a上に担持させた場合には、各排気ガス流入通路60および各排気ガス流出通路61の周壁面、即ち各隔壁64の両側表面上および隔壁64内の細孔内壁面上には例えばアルミナからなる触媒担体が担持されており、図4はこの触媒担体45の表面部分の断面を図解的に示している。図4に示されるように触媒担体45の表面上には貴金属触媒46が分散して担持されており、更に触媒担体45の表面上にはNOx吸収剤47の層が形成されている。
本発明による実施例では貴金属触媒46として白金Ptが用いられており、NOx吸収剤47を構成する成分としては例えばカリウムK、ナトリウムNa、セシウムCsのようなアルカリ金属、バリウムBa、カルシウムCaのようなアルカリ土類、ランタンLa、イットリウムYのような希土類から選ばれた少なくとも一つが用いられている。
機関吸気通路、燃焼室2およびNOx吸蔵触媒12上流の排気通路内に供給された空気および燃料(炭化水素)の比を排気ガスの空燃比と称すると、NOx吸収剤47は排気ガスの空燃比がリーンのときにはNOxを吸収し、排気ガス中の酸素濃度が低下すると吸収したNOxを放出するNOxの吸放出作用を行う。
即ち、NOx吸収剤47を構成する成分としてバリウムBaを用いた場合を例にとって説明すると、排気ガスの空燃比がリーンのとき、即ち排気ガス中の酸素濃度が高いときには排気ガス中に含まれるNOは図4に示されるように白金Pt46上において酸化されてNO2となり、次いでNOx吸収剤47内に吸収されて酸化バリウムBaOと結合しながら硝酸イオンNO3 -の形でNOx吸収剤47内に拡散する。このようにしてNOxがNOx吸収剤47内に吸収される。排気ガス中の酸素濃度が高い限り白金Pt46の表面でNO2が生成され、NOx吸収剤47のNOx吸収能力が飽和しない限りNO2がNOx吸収剤47内に吸収されて硝酸イオンNO3 -が生成される。
これに対し、還元剤供給弁14から還元剤を供給することによって排気ガスの空燃比をリッチ或いは理論空燃比にすると排気ガス中の酸化濃度が低下するために反応が逆方向(NO3 -→NO2)に進み、斯くしてNOx吸収剤47内の硝酸イオンNO3 -がNO2の形でNOx吸収剤47から放出される。次いで放出されたNOxは排気ガス中に含まれる未燃HC,COによって還元される。
このように排気ガスの空燃比がリーンであるとき、即ちリーン空燃比のもとで燃焼が行われているときには排気ガス中のNOxがNOx吸収剤47内に吸収される。しかしながらリーン空燃比のもとでの燃焼が継続して行われるとその間にNOx吸収剤47のNOx吸収能力が飽和してしまい、斯くしてNOx吸収剤47によりNOxを吸収できなくなってしまう。そこで本発明による実施例ではNOx吸収剤47の吸収能力が飽和する前に還元剤供給弁14から還元剤を供給することによって排気ガスの空燃比を一時的にリッチにし、それによってNOx吸収剤47からNOxを放出させるようにしている。
ところで排気ガス中にはSOx、即ちSO2が含まれており、このSO2がNOx吸蔵触媒12に流入するとこのSO2は白金Pt46において酸化されてSO3となる。次いでこのSO3はNOx吸収剤47内に吸収されて酸化バリウムBaOと結合しながら、硫酸イオンSO4 2-の形でNOx吸収剤47内に拡散し、安定した硫酸塩BaSO4を生成する。しかしながらNOx吸収剤47が強い塩基性を有するためにこの硫酸塩BaSO4は安定していて分解しづらく、排気ガスの空燃比を単にリッチにしただけでは硫酸塩BaSO4は分解されずにそのまま残る。従ってNOx吸収剤47内には時間が経過するにつれて硫酸塩BaSO4が増大することになり、斯くして時間が経過するにつれてNOx吸収剤47が吸収しうるNOx量が低下することになる。
ところでこの場合、NOx吸蔵触媒12の温度を600℃以上のSOx放出温度まで上昇させた状態でNOx吸蔵触媒12に流入する排気ガスの空燃比をリッチにするとNOx吸収剤47からSOxが放出される。ただし、この場合NOx吸収剤47からは少しずつしかSOxが放出されない。従ってNOx吸収剤47から全ての吸収SOxを放出させるには長時間に亘って空燃比をリッチにしなければならず、斯くして多量の燃料或いは還元剤が必要になるという問題がある。また、NOx吸収剤47から放出されたSOxは大気中に排出されることになり、このことも好ましいことではない。
そこで本発明ではNOx吸蔵触媒12の上流に一対のSOxトラップ触媒11,11bを配置してこれらSOxトラップ触媒11a,11bにより排気ガス中に含まれるSOxを捕獲し、それによってNOx吸蔵触媒12にSOxが流入しないようにしている。次にこれらSOxトラップ触媒11a,1bについて説明する。
これらSOxトラップ触媒11a,11bは例えばハニカム構造のモノリス触媒からなり、SOxトラップ触媒11a,11bの軸線方向にまっすぐに延びる多数の排気ガス流通孔を有する。このようにSOxトラップ触媒11a,11bをハニカム構造のモノリス触媒から形成した場合には、各排気ガス流通孔の内周壁面上に例えばアルミナからなる触媒担体が担持されており、図5はこの触媒担体50の表面部分の断面を図解的に示している。図5に示されるように触媒担体50の表面上にはコート層51が形成されており、このコート層51の表面上には貴金属触媒52が分散して担持されている。
本発明による実施例では貴金属触媒52として白金が用いられており、コート層51を構成する成分としては例えばカリウムK、ナトリウムNa、セシウムCsのようなアルカリ金属、バリウムBa、カルシウムCaのようなアルカリ土類、ランタンLa、イットリウムYのような希土類から選ばれた少なくとも一つが用いられている。即ち、SOxトラップ触媒11のコート層51は強塩基性を呈している。
さて、排気ガス中に含まれるSOx、即ちSO2は図5に示されるように白金Pt52において酸化され、次いでコート層51内に捕獲される。即ち、SO2は硫酸イオンSO4 2-の形でコート層51内に拡散し、硫酸塩を形成する。なお、上述したようにコート層51は強塩基性を呈しており、従って図5に示されるように排気ガス中に含まれるSO2の一部は直接コート層51内に捕獲される。
図5においてコート層51内における濃淡は捕獲されたSOxの濃度を示している。図5からわかるようにコート層51内におけるSOx濃度はコート層51の表面近傍が最も高く、奥部に行くに従って次第に低くなっていく。コート層51の表面近傍におけるSOx濃度が高くなるとコート層51の表面の塩基性が弱まり、SOxの捕獲能力が弱まる。ここで排気ガス中に含まれるSOxのうちでSOxトラップ触媒11に捕獲されるSOxの割合をSOxトラップ率と称すると、コート層51の表面の塩基性が弱まればそれに伴なってSOxトラップ率が低下することになる。
図6にSOxトラップ率の時間的変化を示す。図6に示されるようにSOxトラップ率は初めは100パーセントに近いが時間が経過するとSOxトラップ率は急速に低下する。そこで本発明による実施例では図7に示されるようにSOxトラップ率が予め定められた率よりも低下したときには排気ガスの空燃比がリーンのもとでSOxトラップ触媒11a,11bの温度を上昇させる昇温制御を行い、それによってSOxトラップ率を回復させるようにしている。
即ち、排気ガスの空燃比がリーンのもとでSOxトラップ触媒11a,11bの温度を上昇させるとコート層51内の表面近傍に集中的に存在するSOxはコート層51内におけるSOx濃度が均一となるようにコート層51の奥部に向けて拡散していく。即ち、コート層51内に生成されている硫酸塩はコート層51の表面近傍に集中している不安定な状態からコート層51内の全体に亘って均一に分散した安定した状態に変化する。コート層51内の表面近傍に存在するSOxがコート層51の奥部に向けて拡散するとコート層51の表面近傍のSOx濃度が低下し、斯くしてSOxトラップ触媒11a,11bの昇温制御が完了すると図7に示されるようにSOxトラップ率が回復する。
SOxトラップ触媒11a,11bの昇温制御を行ったときにSOxトラップ触媒11a,11bの温度をほぼ450℃程度にすればコート層51の表面近傍に存在するSOxをコート層51内に拡散させることができ、SOxトラップ触媒11a,11bの温度を600℃程度まで上昇させるとコート層51内のSOx濃度をかなり均一化することができる。従ってSOxトラップ触媒11a,11bの昇温制御時には排気ガスの空燃比がリーンのもとでSOxトラップ触媒11a,11bの温度を600℃程度まで昇温させることが好ましい。
なお、このようにSOxトラップ触媒11a,11bを昇温したときに排気ガスの空燃比をリッチにするとSOxトラップ触媒11a,11bからSOxが放出されてしまう。従ってSOxトラップ触媒11a,11bを昇温したときには排気ガスの空燃比をリッチにしてはならない。また、コート層51の表面近傍のSOx濃度が高くなるとSOxトラップ触媒11a,11bを昇温しなくても排気ガスの空燃比をリッチにするとSOxトラップ触媒11a,11bからSOxが放出されてしまう。従って本発明ではSOxトラップ触媒11a,11bの温度がSOx放出温度以上であるときにはSOxトラップ触媒11a,11bに流入する排気ガスの空燃比をリッチにしないようにしている。
本発明では基本的には車両を購入してから廃車するまでSOxトラップ触媒11a,11bを交換することなくそのまま使用することを考えている。近年では特に燃料内に含まれるイオウの量が減少せしめられており、従ってSOxトラップ触媒11a,11bの容量を或る程度大きくすればSOxトラップ触媒11a,11bを交換することなく廃車するまでそのまま使用することができる。例えば車両の耐用走行距離を50万kmとするとSOxトラップ触媒11a,11bの容量は、走行距離が25万km程度まで昇温制御することなく高いSOxトラップ率でもってSOxを捕獲し続けることのできる容量とされる。この場合、最初の昇温制御は走行距離が25万km程度で行われる。
さて、図4を参照しつつ既に説明したようにNOx吸蔵触媒12では排気ガスの空燃比がリーンのときには排気ガス中のNOは貴金属触媒46によりNO2に酸化され、次いでNOx吸収剤47に吸収される。即ち、貴金属触媒46による酸化作用によってNOxがNOx吸収剤47に吸収される。一方、NOx吸収剤47からNOxを放出すべく排気ガスの空燃比がリッチにされたときには貴金属触媒46による還元作用によって吸収されていたNOxが還元される。
このようにNOx吸蔵触媒12では貴金属触媒46による酸化還元反応によってNOxの吸放出作用が行われる。この酸化還元反応は温度が低くなるにつれて弱まり、弱まった酸化還元反応は貴金属触媒46を増量することによって強めることができる。従ってこのNOx吸蔵触媒12において低温時に良好なNOxの吸放出作用を行うためには貴金属触媒46を増量する必要がある。このようなNOx吸蔵触媒12に限らず一般的な触媒においても低温時における活性を高めるためには貴金属触媒の担持量を増大させる必要がある。
しかしながら、SOxトラップ触媒11a,11bはNOx吸蔵触媒12を含め一般的な触媒とは逆になる。このことについて図8に示す実験結果を参照しつつ説明する。図8において横軸はSOxトラップ触媒11a,11bの温度Ts(℃)を示しており、縦軸はSO2捕獲率を示している。また、図8において実線Aは白金Ptの担持量が1g/lの場合、実線Bは白金Ptの担持量が1.5g/lの場合、実線Cは白金Ptの担持量が2.0g/lの場合を夫々示している。即ち、図8において実線Aは貴金属触媒52の担持量の少ないSOxトラップ触媒11a又は11bを示しており、実線Cは貴金属触媒52の担持量の多いSOxトラップ触媒11a又は11bを示している。
図8を参照するとSO2捕獲率が高くなるSOxトラップ触媒11a又は11bはSOxトラップ触媒11a又は11bの温度Tsがほぼ400℃で逆転しており、Ts<400℃のとき、即ち低温時には貴金属触媒52の担持量の少ないSOxトラップ触媒11a又は11bの方が貴金属触媒52の担持量の多いSOxトラップ触媒11a又は11bよりもSO2捕獲率が高く、Ts>400℃のとき、即ち高温時には貴金属触媒52の担持量の多いSOxトラップ触媒11a又は11bの方が貴金属触媒52の担持量の少ないSOxトラップ触媒11a又は11bよりもSO2捕獲率が高くなる。
このように触媒の活性を高める貴金属触媒の担持量と温度との関係がNOx吸蔵触媒その他一般的な触媒と逆になるのはSOxトラップ触媒11a,11bにSOx、即ちSO2を吸収させる機能のみを持たせているからである。即ち、排気ガス中に含まれるSO2は酸性であるので本来的には貴金属触媒52がなくても塩基性のコート層51内に吸収される。即ち、SO2の吸収作用には貴金属触媒52はあまり寄与していない。
ところで低温時には化学平衡によりSO2はSO3 -に変化しようとする。このとき排気ガス中にHCが存在し貴金属触媒52が存在するとSO3 -に対しSO2に還元するように作用し、その結果、SO2捕獲量が減少する。この場合、SO2捕獲量を増大するにはSO3 -に対する還元作用を弱めればよく、そのためには貴金属触媒52の担持量を少なくする必要がある。一方、上述したようにSO2の吸収作用には貴金属触媒52はあまり寄与しておらず、従って低温時には貴金属触媒52の担持量を少なくするとSO2捕獲率が高くなる。
一方、高温時には分子エネルギが高くなるためにSO2は吸着しずらくなり、また高温になると化学平衡によりSO3 -はSO2に変化しようとする。この場合、貴金属触媒52の担持量を多くしておくとSO2をSO3 -に酸化する作用が強力となり、斯くして多量のSO3 -を吸収した状態に保持しておくことができる。従って高温時には貴金属触媒52の担持量を多くするとSO2捕獲率が高くなる。
図8の実線Aで示されるように低温時に高いSO2捕獲率の得られるSOxトラップ触媒を低温用SOxトラップ触媒と称し、図8の実線Cで示されるように高温時に高いSO2捕獲率の得られるSOxトラップ触媒を高温用SOxトラップ触媒と称すると、低温用SOxトラップ触媒の貴金属触媒担持量は高温用SOxトラップ触媒の貴金属触媒担持量よりも少なくされている。
この場合、SOx捕獲率を高めるために低温用SOxトラップ触媒は温度の低い排気ガスの流路内に配置され、高温用SOxトラップ触媒は温度の高い排気ガスの流路内に配置される。図1および図2に示される実施例ではSOxトラップ触媒11a内を流通する排気ガス温の方がSOxトラップ触媒11b内を流通する排気ガス温よりも高く、従ってSOxトラップ触媒11aが高温用SOxトラップ触媒とされ、SOxトラップ触媒11bが低温用SOxトラップ触媒とされる。
即ち、図1および図2に示される実施例では高温用SOxトラップ触媒11aと低温用SOxトラップ触媒11bとが同一排気通路内において直列に配置されており、低温用SOxトラップ触媒11bが高温用SOxトラップ触媒11aの下流に配置されている。なお、SOxトラップ触媒内におけるHCの燃焼等何らかの理由によってSOxトラップ触媒11b内を流通する排気ガス温の方がSOxトラップ触媒11a内を流通する排気ガス温よりも高くなる場合にはSOxトラップ触媒11bが高温用トラップ触媒とされ、SOxトラップ触媒11aが低温用トラップ触媒とされる。
前述したように本発明による実施例ではSOxトラップ触媒11a,11bのSOxトラップ率を回復するために昇温制御が行われる。図9はこの昇温制御方法の一例を示している。
さて、SOxトラップ触媒11a,11bの温度を上昇させるのに有効な方法の一つは燃料噴射時期を圧縮上死点以降まで遅角させる方法である。即ち、通常主燃料Qmは図9において、(I)に示されるように圧縮上死点付近で噴射される。この場合、図9の(II)に示されるように主燃料Qmの噴射時期が遅角されると後燃え期間が長くなり、斯くして排気ガス温が上昇する。排気ガス温が高くなるとそれに伴ってSOxトラップ触媒11a,11bの温度が上昇する。
また、SOxトラップ触媒11a,11bの温度を上昇させるために図9の(III)に示されるように主燃料Qmに加え、吸気上死点付近において補助燃料Qvを噴射することもできる。このように補助燃料Qvを追加的に噴射すると補助燃料Qv分だけ燃焼せしめられる燃料が増えるために排気ガス温が上昇し、斯くしてSOxトラップ触媒11a,11bの温度が上昇する。
一方、このように吸気上死点付近において補助燃料Qvを噴射すると圧縮行程中に圧縮熱によってこの補助燃料Qvからアルデヒド、ケトン、パーオキサイド、一酸化炭素等の中間生成物が生成され、これら中間生成物によって主燃料Qmの反応が加速される。従ってこの場合には図9の(III)に示されるように主燃料Qmの噴射時期を大巾に遅らせても失火を生ずることなく良好な燃焼が得られる。即ち、このように主燃料Qmの噴射時期を大巾に遅らせることができるので排気ガス温はかなり高くなり、斯くしてSOxトラップ触媒11a,11bの温度をすみやかに上昇させることができる。
また、SOxトラップ触媒11a,11bの温度を上昇させるために図9の(IV)に示されるように主燃料Qmに加え、膨張行程中又は排気行程中に補助燃料Qpを噴射することもできる。即ち、この場合、大部分の補助燃料Qpは燃焼することなく未燃HCの形で排気通路内に排出される。この未燃HCはSOxトラップ触媒11a,11b上において過剰酸素により酸化され、このとき発生する酸化反応熱によってSOxトラップ触媒11a,11bの温度が上昇せしめられる。なお、いずれの方法により昇温した場合でもSOxトラップ触媒11a,11bに流入する排気ガスの空燃比はリッチにされることなくリーンに維持される。
次に図10から図12を参照しつつSOxトラップ触媒11a,11bにおけるSOx安定化処理の第1実施例について説明する。
この第1実施例では、SOxトラップ触媒11a,11bに捕獲されたSOx量を推定し、SOxトラップ触媒11a,11bに捕獲されたSOx量が予め定められた量を越えたときにSOxトラップ率が予め定められた率よりも低下したと判断され、このときSOxトラップ率を回復するために排気ガスの空燃比がリーンのもとでSOxトラップ触媒11a,11bの温度を上昇させる昇温制御を行うようにしている。
即ち、燃料中には或る割合でイオウが含まれており、従って排気ガス中に含まれるSOx量、即ちSOxトラップ触媒11a,11bに捕獲されるSOx量は燃料噴射量に比例する。燃料噴射量は要求トルクおよび機関回転数の関数であり、従ってSOxトラップ触媒11a,11bに捕獲されるSOx量も要求トルクおよび機関回転数の関数となる。本発明による実施例ではSOxトラップ触媒11a,11bに単位時間当り捕獲されるSOx量SOXAが要求トルクTQおよび機関回転数Nの関数として図10(A)に示されるようなマップの形で予めROM32内に記憶されている。
また、潤滑油内にも或る割合でイオウが含まれており、燃焼室2内で燃焼せしめられる潤滑油量、即ち排気ガス中に含まれていてSOxトラップ触媒11a,11bに捕獲されるSOx量も要求トルクおよび機関回転数の関数となる。本発明による実施例では潤滑油に含まれていてSOxトラップ触媒11a,11bに単位時間当り捕獲されるSOxの量SOXBが要求トルクTQおよび機関回転数Nの関数として図10(B)に示されるようなマップの形で予めROM32内に記憶されており、SOx量SOXAおよびSOx量SOXBの和を積算することによってSOxトラップ触媒11a,11bに捕獲されているSOx量ΣSOXが算出される。
また、本発明による実施例では図10(C)に示されるようにSOx量ΣSOXと、SOxトラップ触媒11a,11bを昇温処理すべきときの予め定められたSOx量SO(n)との関係が予め記憶されており、SOx量ΣSOXが予め定められたSO(n)(n=1,2,3,…)を越えたときにSOxトラップ触媒11a,11bの昇温処理が行われる。なお、図10(C)においてはnは何回目の昇温処理であるかを示している。図10(C)からわかるようにSOxトラップ率を回復するための昇温処理回数nが増大するにつれて予め定められた量SO(n)が増大せしめられ、この予め定められた量SO(n)の増大割合は処理回数nが増大するほど減少する。即ち、SO(2)に対するSO(3)の増大割合はSO(1)に対するSO(2)の増大割合よりも減少する。
即ち、図11のタイムチャートに示されるようにSOxトラップ触媒11a,11bに捕獲されたSOx量ΣSOXは許容値MAXまで時間の経過と共に増大し続ける。なお、図11においてΣSOX=MAXになったときが走行距離にして50万km程度のときである。
一方、図11においてSOx濃度はSOxトラップ触媒11a,11bの表面近傍におけるSOx濃度を示している。図11からわかるようにSOxトラップ触媒11a,11bの表面近傍におけるSOx濃度が許容値SOZを越えると排気ガスの空燃比A/FがリーンのもとでSOxトラップ触媒11a,11bの温度Tを上昇させる昇温制御が行われる。昇温制御が行われるとSOxトラップ触媒11a,11bの表面近傍におけるSOx濃度は減少するがこのSOx濃度の減少量は昇温制御が行われる毎に小さくなり、従って昇温制御が行われてから次に昇温制御が行われるまでの期間は昇温制御が行われる毎に短かくなる。
なお、図11に示されるように捕獲されたSOx量ΣSOXがSO(1),SO(2),…に達するということはSOxトラップ触媒11a,11bの表面近傍におけるSOx濃度が許容値SOZに達したことを意味している。
図12はSOx安定化処理の第1実施例を実行するためのルーチンを示している。
図12を参照するとまず初めにステップ100において図10(A),(B)から夫々単位時間当り捕獲されるSOx量SOXAおよびSOXBが読み込まれる。次いでステップ101ではこれらSOXAおよびSOXBの和がSOx量ΣSOXに加算される。次いでステップ102ではSOx量ΣSOXが図10(C)に示される予め定められた量SO(n)(n=1,2,3,…)に達したか否かが判別される。SOx量ΣSOXが予め定められた量SO(n)に達したときにはステップ103に進んで昇温制御が行われる。
図13および図14にSOx安定化処理の第2実施例を示す。この実施例では図2に示されるようにSOxトラップ触媒11bの下流にSOxセンサ22が配置されており、このSOxセンサ22によってSOxトラップ触媒11a,11bから流出した排気ガス中のSOx濃度が検出される。即ち、この第2実施例では図14に示されるようにSOxセンサ22により検出された排気ガス中のSOx濃度が予め定められた濃度SOYを越えたときにSOxトラップ率が予め定められた率よりも低下したと判断され、このときSOxトラップ率を回復するために排気ガスの空燃比A/FがリーンのもとでSOxトラップ触媒11a,11bの温度Tを上昇せしめる昇温制御が行われる。
図13はこの第2実施例を実行するためのルーチンを示している。
図13を参照するとまず初めにステップ110においてSOxセンサ22の出力信号、例えば出力電圧Vが読込まれる。次いでステップ111ではSOxセンサ22の出力電圧Vが設定値VXを越えたか否か、即ち排気ガス中のSOx濃度が予め定められた濃度SOYを越えたか否かが判別される。V>VXになると、即ち排気ガス中のSOx濃度が予め定められた濃度SOYを越えるとステップ112に進んで昇温制御が行われる。
次に図15を参照しつつNOx吸蔵触媒12に対する処理について説明する。
本発明による実施例ではNOx吸蔵触媒12に単位時間当り吸蔵されるNOx量NOXAが要求トルクTQおよび機関回転数Nの関数として図16に示すマップの形で予めROM32内に記憶されており、このNOx量NOXAを積算することによってNOx吸蔵触媒12に吸蔵されたNOx量ΣNOXが算出される。本発明による実施例では図15に示されるようにこのNOx量ΣNOXが許容値NXに達する毎にNOx吸蔵触媒12に流入する排気ガスの空燃比A/Fが一時的にリッチにされ、それによってNOx吸蔵触媒12からNOxが放出される。
なお、NOx吸蔵触媒12に流入する排気ガスの空燃比A/FをリッチにするときにSOxトラップ触媒11a,11bに流入する排気ガスの空燃比はリーンに維持しておかなければならない。従って本発明による実施例ではSOxトラップ触媒11a,11bとNOx吸蔵触媒12との間の排気通路内に還元剤供給装置、例えば図1および図2に示されるように還元剤供給弁14が配置されており、NOx吸蔵触媒12からNOxを放出すべきときにはこの還元剤供給弁14から排気通路内に還元剤を供給することによりNOx吸蔵触媒12に流入する排気ガスの空燃比を一時的にリッチにするようにしている。
一方、排気ガス中に含まれる粒子状物質はNOx吸蔵触媒12を担持しているパティキュレートフィルタ12a上に捕集され、順次酸化される。しかしながら捕集される粒子状物質の量が酸化される粒子状物質の量よりも多くなると粒子状物質がパティキュレートフィルタ12a上に次第に堆積し、この場合粒子状物質の堆積量が増大すると機関出力の低下を招いてしまう。従って粒子状物質の堆積量が増大したときには堆積した粒子状物質を除去しなければならない。この場合、空気過剰のもとでパティキュレートフィルタ12aの温度を600℃程度まで上昇させると堆積した粒子状物質が酸化され、除去される。
そこで本発明による実施例ではパティキュレートフィルタ12a上に堆積した粒子状物質の量が許容量を越えたときには排気ガスの空燃比がリーンのもとでパティキュレートフィルタ12aの温度を上昇させ、それによって堆積した粒子状物質を酸化除去するようにしている。具体的に言うと本発明による実施例では差圧センサ21により検出されたパティキュレートフィルタ12aの前後差圧ΔPが図15に示されるように許容値PXを越えたときに堆積粒子状物質の量が許容量を越えたと判断され、このときパティキュレートフィルタ12aに流入する排気ガスの空燃比をリーンに維持しつつパティキュレートフィルタ12aの温度Tが上昇させる昇温制御が行われる。なお、パティキュレートフィルタ12aの温度Tが高くなるとNOx吸蔵触媒12からNOxが放出されるために捕獲されているNOx量ΣNOXは減少する。
パティキュレートフィルタ12aを昇温すべきときにSOxトラップ触媒11a,11bを昇温させる必要はない。従ってパティキュレートフィルタ12aを昇温させるときには排気ガスの空燃比をリーンに維持しうる範囲内で還元剤供給弁14から還元剤が供給され、この還元剤の酸化反応熱でパティキュレートフィルタ12aの温度Tが上昇せしめられる。
図17はNOx吸蔵触媒12に対する処理ルーチンを示している。
図17を参照するとまず初めにステップ120において図16に示すマップから単位時間当り吸蔵されるNOx量NOXAが算出される。次いでステップ121ではこのNOXAがNOx吸蔵触媒12に吸蔵されているNOx量ΣNOXに加算される。次いでステップ122では吸蔵NOx量ΣNOXが許容値NXを越えたか否かが判別され、ΣNOX>NXとなったときにはステップ123に進んで還元剤供給弁14から供給された還元剤によってNOx吸蔵触媒12に流入する排気ガスの空燃比を一時的にリーンからリッチに切換えるリッチ処理が行われ、ΣNOXがクリアされる。
次いでステップ124では差圧センサ21によりパティキュレートフィルタ12aの前後差圧ΔPが検出される。次いでステップ125では差圧ΔPが許容値PXを越えたか否かが判別され、ΔP>PXとなったときにはステップ126に進んでパティキュレートフィルタ12aの昇温制御が行われる。この昇温制御はパティキュレートフィルタ12aに流入する排気ガスの空燃比をリーンに維持しつつ還元剤供給弁14から還元剤を供給することによって行われる。
図18に更に別の実施例を示す。この実施例では排気タービン7bの出口に接続された排気管23から一対の排気枝通路24a,24bが分岐され、各排気枝通路24a,24b内に夫々高温用SOxトラップ触媒11aと低温用SOxトラップ触媒11bとが配置される。これら排気枝通路24a,24bは互いに合流して排気管13に連結される。図18に示されるように排気管23からの各排気枝通路24a,24bの分岐部には流路切換弁25が配置され、排気管23内には排気ガス温を検出するための温度センサ26が配置される。
図19に流路切換弁25の切換え制御を示す。図19を参照するとステップ130では温度センサ26により検出された排気ガス温Teが予め定められた温度T0、例えば400℃よりも高いか否かが判別される。Te>T0のときにはステップ131に進んで高温用SOxトラップ触媒11aの配置されている排気枝通路24a内、即ち高温ラインに排気ガスが流入するように流路切換弁25が実線で示す位置に切換えられる。これに対し、Te≦T0のときにはステップ132に進んで低温用SOxトラップ触媒11bの配置されている排気枝通路24b内、即ち低温ラインに排気ガスが流入するように流路切換弁25が破線で示す位置に切換えられる。
即ち、言い換えるとこの実施例では機関排気通路が温度の高い方の排気ガスが流通する高温用排気枝通路24aと温度の低い方の排気ガスが流通する低温用排気枝通路24bに分岐され、高温用SOxトラップ触媒11aが高温用排気枝通路24a内に配置され、低温用SOxトラップ触媒11bが低温用排気枝通路24b内に配置されていることになる。従って各SOxトラップ触媒11a,11bにおいて高いSOx捕獲率を確保することができる。
一方、SOxトラップ触媒11a,11bの温度が極度に高くなると、即ちほぼ600℃以上になると排気ガスの空燃比がリーンであってもSOxトラップ触媒11a,11bからSOxの放出が開始される。図20は図8の実線Aで示される場合、即ち白金Ptの担持量が1g/lの場合と、図8の実線Cで示される場合、即ち白金Ptの担持量が2g/lの場合のSOx放出量を示している。図20から白金Ptの担持量が多い方、即ち高温用SOxトラップ触媒11aの方がSOx放出量が多いことがわかる。
白金Ptの担持量が多くなるとSO3 -の還元作用が進み、その結果多量のSOxが放出されるものと考えられる。従って本発明による実施例では排気ガス温が極度に高くなったときには高温用SOxトラップ触媒11aから多量のSOxが放出されるのを阻止するために排気ガスの流入するSOxトラップ触媒が高温用SOxトラップ触媒11aから低温用SOxトラップ触媒11bに切換えられる。
図21に流路切換弁25の切換え制御を行うためのルーチンを示す。
図21を参照するとまず初めにステップ140において温度センサ26により検出された排気ガスの温度Teが予め定められた温度T1、例えば400℃よりも低いか否かが判別される。Te<T1のときにはステップ145に進んで低温用SOxトラップ触媒11bの配置されている排気枝通路24b内、即ち低温ラインに排気ガスが流入するように流路切換弁25が破線で示す位置に切換えられる。
これに対し、ステップ140においてTe≧T1であると判別されたときにはステップ141に進んで温度センサ26により検出された排気ガスの温度Teが予め定められた温度T2、例えば600℃よりも高いか否かが判別される。Te>T2のときにはステップ145に進んで低温用SOxトラップ触媒11bの配置されている排気枝通路24b内、即ち低温ラインに排気ガスが流入するように流路切換弁25が破線で示す位置に切換えられる。従って高温用SOxトラップ触媒11aから多量のSOxが放出されるのが阻止される。
一方、ステップ141においてTe≦T2であると判別されたときにはステップ142に進んでSOx吸蔵量のスレッシュホルド値SORが算出される。即ち、SOx吸蔵量が多くなったときに貴金属の担持量の多い高温用SOxトラップ触媒11aに排気ガスを流通させておくと高温用SOxトラップ触媒11aからSOxが放出される危険性がある。そこでこの実施例ではSOx吸蔵量が多くなったときには排気ガスを低温用SOxトラップ11bに流入させるようにしている。
なお、ステップ142において算出されるSOx吸蔵量のスレッシュホルド値SORはSOx量ΣSOXがSO(i)とSO(i+1)との間である場合、SO(i)とSO(i+1)の中間値とされる。ステップ143ではSOx量ΣSOXがこのスレッシュホルド値SORよりも高いか否かが判別される。ΣSOX≦SORのときにはステップ144に進んで高温用SOxトラップ触媒11aの配置されている排気枝通路24a内、即ち高温ラインに排気ガスが流入するように流路切換弁25が実線で示す位置に切換えられる。
これに対し、ΣSOX>SORのとき、即ちSOx吸蔵量が多いときにはステップ145に進んで低温用SOxトラップ触媒11bの配置されている排気枝通路24b内、即ち低温ラインに排気ガスが流入するように流路切換弁25が破線で示す位置に切換えられる。それによって高温用SOxトラップ触媒11aからSOxが放出されるのを阻止することができる。
圧縮着火式内燃機関の全体図である。 圧縮着火式内燃機関の別の実施例を示す全体図である。 パティキュレートフィルタの構造を示す図である。 NOx吸蔵触媒の触媒担体の表面部分の断面図である。 SOxトラップ触媒の触媒担体の表面部分の断面図である。 SOxトラップ率を示す図である。 昇温制御を説明するための図である。 SO2捕獲率を示す図である。 噴射時期を示す図である。 吸蔵SOx量ΣSOXと、昇温制御を行うべき吸蔵SOx量SO(n)との関係等を示す図である。 吸蔵SOx量ΣSOX等の変化を示すタイムチャートである。 SOx安定化処理の第1実施例を実行するためのフローチャートである。 SOx安定化処理の第2実施例を実行するためのフローチャートである。 SOx安定化処理を示すタイムチャートである。 パティキュレートフィルタの昇温制御を示すタイムチャートである。 吸蔵NOx量NOXAのマップを示す図である。 NOx吸蔵触媒に対する処理を実行するためのフローチャートである。 圧縮着火式内燃機関の更に別の実施例を示す全体図である。 流路切換弁の切換え制御を行うためのフローチャートである。 SOx放出率を示す図である。 流路切換弁の切換え制御を行うためのフローチャートである。
符号の説明
4 吸気マニホルド
5 排気マニホルド
7 排気ターボチャージャ
11a 高温用SOxトラップ触媒
11b 低温用SOxトラップ触媒
12 NOx吸蔵触媒
14 還元剤供給弁

Claims (15)

  1. 排気ガス中に含まれるSOxを捕獲するために機関排気通路内に配置されたSOxトラップ触媒が一対のSOxトラップ触媒からなり、流通する排気ガスの温度が低い方に配置された低温用SOxトラップ触媒の貴金属触媒担持量を流通する排気ガスの温度が高い方に配置された高温用SOxトラップ触媒の貴金属触媒担持量よりも少なくした圧縮着火式内燃機関の排気浄化装置。
  2. 低温用SOxトラップ触媒と高温用SOxトラップ触媒とが同一排気通路内において直列に配置されている請求項1に記載の圧縮着火式内燃機関の排気浄化装置。
  3. 低温用SOxトラップ触媒が高温用SOxトラップ触媒の下流に配置されている請求項2に記載の圧縮着火式内燃機関の排気浄化装置。
  4. 機関排気通路が、温度の低い方の排気ガスの流通する低温用排気枝通路と温度の高い方の排気ガスの流通する高温用排気枝通路に分岐され、低温用SOxトラップ触媒が該低温用排気枝通路内に配置され、高温用SOxトラップ触媒が該高温用排気枝通路内に配置される請求項1に記載の圧縮着火式内燃機関の排気浄化装置。
  5. 排気ガス温が予め定められた温度よりも低いときには排気ガスを上記低温用排気枝通路内に流入させ、排気ガス温が予め定められた温度よりも高いときには排気ガスを上記高温用排気枝通路内に流入させる流路切換弁を具備した請求項1に記載の圧縮着火式内燃機関の排気浄化装置。
  6. 排気ガス温が高温用SOxトラップ触媒からSOxの放出される温度に達したときには排気ガス温が上記予め定められた温度以上であっても排気ガスを上記低温用排気枝通路内に流入させる請求項1に記載の圧縮着火式内燃機関の排気浄化装置。
  7. 上記SOxトラップ触媒は、SOxトラップ触媒に流入する排気ガスの空燃比がリーンのときには排気ガス中に含まれるSOxを捕獲し、排気ガスの空燃比がリーンのもとでSOxトラップ触媒の温度が上昇すると捕獲したSOxが次第にSOxトラップ触媒の内部に拡散していく性質を有すると共にSOxトラップ触媒に流入する排気ガスの空燃比がリッチになるとSOxトラップ触媒の温度がSOx放出温度以上であれば捕獲したSOxを放出する性質を有し、機関運転中SOxトラップ触媒に流入する排気ガスの空燃比をリッチにさせることなくリーンに維持し続ける空燃比制御手段と、排気ガス中に含まれるSOxのうちでSOxトラップ触媒に捕獲されるSOxの割合を示すSOxトラップ率を推定する推定手段とを具備し、SOxトラップ率が予め定められた率よりも低下したときには排気ガスの空燃比がリーンのもとでSOxトラップ触媒の温度を上昇させ、それによってSOxトラップ率を回復させるようにした圧縮着火式内燃機関の排気浄化装置。
  8. 上記SOxトラップ触媒は触媒担体上に形成されたコート層と、コート層上に維持された貴金属触媒からなり、コート層内にはアルカリ金属、アルカリ土類金属又は希土類金属が分散して含有されている請求項7に記載の圧縮着火式内燃機関の排気浄化装置。
  9. 上記SOxトラップ触媒に捕獲されたSOx量を推定し、SOxトラップ触媒に捕獲されたSOx量が予め定められた量を越えたときにSOxトラップ率が予め定められた率よりも低下したと判断され、このときSOxトラップ率を回復するために排気ガスの空燃比がリーンのもとでSOxトラップ触媒の温度が上昇せしめられる請求項7に記載の圧縮着火式内燃機関の排気浄化装置。
  10. SOxトラップ率を回復するための処理回数が増大するにつれて上記予め定められた量が増大せしめられ、この予め定められた量の増大割合は該処理回数が増大するほど減少する請求項9に記載の圧縮着火式内燃機関の排気浄化装置。
  11. SOxトラップ触媒下流の排気通路内に排気ガス中のSOx濃度を検出しうるSOxセンサを配置し、該SOxセンサの出力信号からSOxトラップ率を算出する請求項7に記載の圧縮着火式内燃機関の排気浄化装置。
  12. SOxセンサにより検出された排気ガス中のSOx濃度が予め定められた濃度を越えたときにSOxトラップ率が予め定められた率よりも低下したと判断され、このときSOxトラップ率を回復するために排気ガスの空燃比がリーンのもとでSOxトラップ触媒の温度が上昇せしめられる請求項11に記載の圧縮着火式内燃機関の排気浄化装置。
  13. 上記SOxトラップ触媒下流の排気通路内に、流入する排気ガスの空燃比がリーンのときには排気ガス中に含まれるNOxを吸蔵し流入する排気ガスの空燃比が理論空燃比又はリッチになると吸蔵したNOxを放出するNOx吸蔵触媒を配置し、SOxトラップ触媒とNOx吸蔵触媒との間の排気通路内に還元剤供給装置を配置し、NOx吸蔵触媒からNOxを放出すべきときには還元剤供給装置から排気通路内に還元剤を供給してNOx吸蔵触媒に流入する排気ガスの空燃比を一時的にリッチにするようにした請求項1に記載の圧縮着火式内燃機関の排気浄化装置。
  14. NOx吸蔵触媒が排気ガス中に含まれる粒子状物質を捕獲して酸化させるためのパティキュレートフィルタ上に担持されている請求項13に記載の圧縮着火式内燃機関の排気浄化装置。
  15. パティキュレートフィルタ上に堆積した粒子状物質の量が許容量を越えたときには排気ガスの空燃比がリーンのもとでパティキュレートフィルタの温度を上昇させ、それによって堆積した粒子状物質を酸化除去するようにした請求項14に記載の圧縮着火式内燃機関の排気浄化装置。
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