JP2007231505A - 無機系構造体の製造方法、及び無機系構造体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】前記無機系不織布は、平均繊維径が2μm以下で、無機成分主体の無機系極細長繊維を含む。好ましくは、接点において接着剤を介することなく接着しており、無機系極細長繊維の繊維径のCV値が0.8以下である。
【選択図】なし
Description
このような無機系短繊維シートは、例えば、無機系短繊維を湿式法によりシート化することにより製造していた。このように製造した無機系短繊維シートは、無機系短繊維シートを構成する無機系短繊維が脱落する恐れがあるため、接着剤により無機系短繊維を接着するのが好ましい。しかしながら、接着剤を使用すると、接着剤が溶出したり、接着剤の種類によって無機系短繊維シートの用途が限定される、という問題があった。
例えば、無機系短繊維シートをクリーンルーム用フィルタの濾過材として使用した場合、接着剤からの溶出物がシリコンウエハやガラス基板表面に付着してしまう可能性があったり、無機系短繊維シートを耐熱フィルタの濾過材として使用した場合、接着剤に耐熱性がないため、使用することができない場合があった。
また、このような無機系短繊維は繊維径が大きく、柔軟性がないため、その形状がシート形状又は平板形状に限定され、この点でも用途が限定されるという問題があった。
(1)無機成分を主体とするゾル溶液を形成する工程(以下、ゾル溶液形成工程と称することがある)、
(2)前記ゾル溶液をノズルから押し出すとともに、押し出したゾル溶液に電界を作用させることにより細くして、無機系ゲル状細繊維を形成し、支持体上に無機系ゲル状細繊維を集積させる工程(以下、集積工程と称することがある)、及び
(3)前記集積させた無機系ゲル状細繊維を乾燥して、無機系乾燥ゲル状細繊維を含む無機系構造体を形成する工程(以下、乾燥工程と称することがある)、及び/又は前記集積させた無機系ゲル状細繊維を焼結して、無機系焼結細繊維を含む無機系構造体を形成する工程(以下、焼結工程と称することがある)
を含むことを特徴とする、無機系構造体の製造方法によって解決することができる。
このような本発明の製造方法によれば、乾燥及び/又は焼結することにより、接着剤を使用することなく無機系構造体を製造することができるため、接着剤を使用することによる弊害を防ぐことができる。
本発明の製造方法の好ましい態様によれば、電界を作用させて細径化された無機系ゲル状細繊維が支持体に集積される前に、前記無機系ゲル状細繊維に対して、有機系繊維、無機系繊維、有機系繊維及び/又は無機系繊維からなる糸、又は粉体を吹き付けることができる。
本発明の製造方法の別の好ましい態様によれば、前記集積工程(2)で用いる支持体が三次元的な立体形状を有する。こうして得られる無機系構造体は、三次元的な立体形状を有するので、各種用途に適合させることができる。
本発明の無機系構造体は長繊維からなるため繊維の脱落の可能性が低く、しかも平均繊維径が2μm以下と非常に細く、柔軟性に優れているため、各種形状に変形することができ、各種用途に適用することができるものである。
本発明の無機系構造体の好ましい態様においては、前記無機系極細長繊維が、接点において、接着剤を介することなく接着している。また、本発明の無機系構造体の好ましい態様においては、接着剤を実質的に含んでいない。このような無機系構造体は、接着剤が存在していないため、接着剤からの汚染物質が発生しにくいものである。
本発明の無機系構造体の別の好ましい態様においては、前記無機系極細長繊維の繊維径のCV値(=標準偏差/平均繊維径)が0.8以下である。このような無機系構造体は、性能が均一になるので好ましい。
本発明の無機系構造体の更に別の好ましい態様においては、前記無機系極細長繊維に、有機系繊維、繊維径が2μmを超える繊維径の太い無機系繊維、無機系短繊維、有機系繊維と繊維径が2μmを超える繊維径の太い無機系繊維と無機系短繊維とからなる群から選んだ繊維1種又はそれ以上からなる糸、織物、編物、不織布、ネット、又は粉体が混合又は複合した状態で含まれている。
本発明の無機系構造体は繊維の脱落の可能性が低く、柔軟性に優れているため、各種形状に変形することができ、各種用途に適用することができ、しかも、接着剤からの汚染物質が発生しにくいものである。
このゾル溶液は、本発明の製造方法で最終的に得られる無機系構造体を構成する無機系乾燥ゲル状細繊維又は無機系焼結細繊維を構成する元素を含む化合物を含む溶液(原料溶液)を、約100℃以下の温度で加水分解させ、縮重合させることによって得ることができる。前記原料溶液の溶媒は、例えば、有機溶媒(例えばアルコール)又は水である。
本発明方法で用いるゾル溶液は、上述のような無機成分以外に、有機成分を含んでいることができ、この有機成分として、例えば、シランカップリング剤、染料などの有機低分子化合物、ポリメチルメタクリレートなどの有機高分子化合物、などを挙げることができる。より具体的には、前記原料溶液に含まれる化合物がシラン系化合物である場合には、メチル基やエポキシ基などで有機修飾されたシラン系化合物が縮重合したものを含んでいることができる。
テトラエトキシシランの場合、水の量がアルコキシドの4倍(モル比)を超えると曳糸性のゾル溶液を得ることが困難になるため、アルコキシドの4倍以下であるのが好ましい。
触媒として塩基を使用すると、曳糸性のゾル溶液を得ることが困難になるため、塩基を使用しないのが好ましい。
反応温度は使用溶媒の沸点以下であればよいが、低い方が適度に反応速度が遅く、曳糸性のゾル溶液を形成しやすい。あまり低すぎても反応が進行しにくいため、10℃以上であるのが好ましい。
また、ノズルは金属製であっても、非金属製であってもよい。ノズルが金属製であればノズルを1つの電極として使用することができ、ノズルが非金属製である場合には、ノズル内に電極を設置することにより、押し出したゾル溶液に電界を作用させることができる。
電界を印加することにより、ゾル溶液に静電荷が蓄積され、支持体側の電極によって電気的に引っ張られて引き伸ばされて細繊維化する。特に電気的に引き伸ばしているため、繊維が支持体に近づくにしたがって電界により繊維の速度が加速され、細繊維化する。また、溶媒の蒸発によって細くなり、ゾル中の静電気密度が高まり、その電気的反発力によって分裂して更に細くなるのではないかと考えている。なお、本発明は前記の推論によって限定されるものではない。
この粉体としては、例えば、酸化チタン、二酸化マンガン、酸化銅、二酸化ケイ素、活性炭、白金などの金属などの無機系粉体や、イオン交換樹脂、色素、顔料、薬剤などの有機系粉体を挙げることができる。この粉体の平均粒径は特に限定されるものではないが、好ましくは0.01〜100μmであり、より好ましくは0.05〜10μmである。このような粉体を含んでいることによって、触媒機能、研磨機能、吸着機能、あるいはイオン交換機能などを付与することができる。
あるいは、本発明の製造方法では、前記集積工程(2)に続いて、前記と同様に乾燥工程(3)を実施し、更に続いて焼結工程(4)を実施することができる。すなわち、前記集積工程(2)で集積させた無機系ゲル状細繊維を乾燥して無機系乾燥ゲル状細繊維を含む無機系構造体を形成した後、前記無機系乾燥ゲル状細繊維を含む無機系構造体を焼結して、無機系焼結細繊維を含む無機系構造体を形成することができる。
更に、本発明の製造方法では、前記集積工程(2)に続いて、乾燥工程(3)を実施せずに、焼結工程(4)を実施することができる。すなわち、前記集積工程(2)で集積させた無機系ゲル状細繊維を焼結して、無機系焼結細繊維を含む無機系構造体を形成することができる。
従って、本発明の製造方法によって得られる無機系構造体は、無機系乾燥ゲル状細繊維を含む場合と、無機系焼結細繊維を含む場合の2種類がある。
前記集積工程(2)で集積させた無機系ゲル状細繊維を乾燥して、無機系乾燥ゲル状細繊維を含む無機系構造体を形成する場合、乾燥温度は無機系ゲル状細繊維を構成する無機成分によって変化するため特に限定されるものではないが、有機成分の分解温度未満の温度、例えば、200℃程度以下の温度で実施するのが好ましい。この乾燥は、オーブンなどで加熱することによって実施することができるし、凍結乾燥あるいは超臨界乾燥によっても実施することができる。
なお、集積させた無機系ゲル状細繊維をいきなり焼結温度で焼結すると、無機系ゲル状細繊維が急激に収縮して損傷する場合があるため、焼結温度まで徐々に昇温して焼結するのが好ましい。
まず、前述のようにして調製されたゾル溶液は、ゾル溶液貯留部1から定量ポンプ等によって、金属製ノズル21〜24へと供給される。このノズル21〜24への供給量は特に限定されるものではないが、例えば、ノズル1本あたり0.01mL/時間〜100mL/時間で変化させることができる。なお、図1においては、4本のノズル21〜24を備えているが、ノズルの数は1本以上であればよく、特に限定されるものではない。
この支持体4上に集積した無機系ゲル状細繊維は、支持体(単純載置型担体)4の移動によって加熱部、例えばヒーター5へと供給され、ヒーター5の熱によって乾燥され、無機系乾燥ゲル状細繊維を含む無機系構造体(無機系乾燥ゲル状細繊維含有シート)となる。なお、ヒーター5を含む領域は乾燥室8として、他の部分と分離されて区切られているのが好ましい。
次いで、この無機系乾燥ゲル状細繊維を含む無機系構造体(無機系乾燥ゲル状細繊維含有シート)は押えロール6によって厚さを調整された後、支持体(単純載置型担体)4から分離され、ガイドロール10aから巻き取りロール10によって巻き取られる。
上述の製造方法によれば、無機系乾燥ゲル状細繊維のみからなる無機系構造体を得ることができる。
更に、図示していないが、ヒーター5の後に、焼結処理用の電気炉等を設置して、乾燥工程と焼結工程を連続的に実施することもできる。あるいは、ヒーター5に代えて、電気炉等を設置し、乾燥工程を実施せずに、焼結工程を実施することもできる。
材、触媒シート、電気機械変換素子、微細気泡発生シート、触媒燃焼シート、太陽電池用カバー材、断熱材、又は液晶用スペーサー材などの用途に好適に使用することができるものである。
《実施例1》
(1)ゾル溶液形成工程
金属化合物としてテトラエトキシシラン、溶媒としてエタノール、加水分解のための水、及び触媒として1規定の塩酸を、1:5:2:0.03のモル比で混合し、温度78℃で、10時間の還流操作を行い、次いで、溶媒をロータリーエバポレーターにより除去した後、温度50℃に加温して、粘度が約20ポイズのゾル溶液を形成した。
次いで、内径が0.5mmのステンレス製ノズルに、ポンプにより1つのノズルあたり、1.2mL/時間で前記ゾル溶液を供給し、ノズルからゾル溶液を押し出すとともに、ノズルに電圧(25kV)を印加し、支持体(単純載置型担体)であるステンレス製無孔ロールをアースして、前記押し出したゾル溶液に電界(2.5kV/cm)を作用させることによって細径化し、無機系ゲル状細長繊維を形成して、回転するステンレス製無孔ロール上に集積させた。なお、ノズルとステンレス製無孔ロールとの距離は10cmとした。
次いで、集積させた無機系ゲル状細長繊維を温度150℃に設定されたヒーターにより乾燥して、平均繊維径が3μm(いずれの点における繊維径も約3μm)の無機系乾燥ゲル状細長繊維(SiO2からなる)からなる無機系構造体を製造した。この無機系構造体を構成する無機系乾燥ゲル状細長繊維(SiO2からなる)は、接点において、接着剤を介することなく接着しており、汚染物質を発生しないものであった。また、この無機系乾燥ゲル構造体は折り曲げても亀裂が生じず、繊維が脱落しないものであった。
次いで、この無機系乾燥ゲル状細長繊維からなる無機系構造体を温度150℃で5時間、温度300℃で5時間、及び温度1000℃で焼結し、完全にガラス化させて、平均繊維径が2μm(いずれの点における繊維径も約2μm)の石英ガラス焼結極細長繊維からなる無機系構造体を製造した。この無機系構造体の石英ガラス焼結極細長繊維は、接点において、接着剤が介在することなく接着しており、汚染物質を発生しないものであった。また、この無機焼結構造体は折り曲げても亀裂が生じず、繊維が脱落しないものであった。
約10ポイズのゾル溶液を使用したこと以外は、実施例1(1)〜(3)と全く同様にして、平均繊維径が1μm(いずれの点における繊維径も約1μm)の無機系乾燥ゲル状極細長繊維(SiO2からなる)からなる無機系構造体を製造した。この無機系構造体を構成する無機系乾燥ゲル状極細長繊維(SiO2からなる)は、接点において、接着剤を介することなく接着しており、汚染物質を発生しないものであった。また、この無機系乾燥ゲル構造体は折り曲げても亀裂が生じず、繊維が脱落しないものであった。
次いで、この無機系乾燥ゲル極細長繊維からなる無機系構造体を実施例1(4)と同様に焼結し、完全にガラス化させて、平均繊維径が0.8μm(いずれの点における繊維径も約0.8μm)の石英ガラス焼結極細長繊維からなる無機系構造体を製造した。この無機系構造体の石英ガラス焼結極細長繊維は、接点において、接着剤が介在することなく接着しており、汚染物質を発生しないものであった。また、この無機焼結構造体は折り曲げても亀裂が生じず、繊維が脱落しないものであった。
ブタノールを添加することによって粘度を約3.5ポイズとしたゾル溶液を使用したこと、1つのノズルあたりにおけるゾル溶液の供給量を0.8mL/時間としたこと、及びノズルへの印加電圧を20kVとしたこと以外は、実施例1(1)〜(3)と全く同様にして、平均繊維径が0.6μm(いずれの点における繊維径も約0.6μm)の無機系乾燥ゲル状極細長繊維(SiO2からなる)からなる無機系構造体を製造した。この無機系乾燥ゲル状極細長繊維は、接点において、接着剤を介することなく接着しており、汚染物質を発生しないものであった。また、この無機系乾燥ゲル構造体は折り曲げても亀裂が生じず、繊維が脱落しないものであった。
次に、この無機系乾燥ゲル状極細長繊維からなる無機系構造体を実施例1(4)と同様に焼結し、完全にガラス化させて、平均繊維径が0.4μm(いずれの点における繊維径も約0.4μm)の石英ガラス焼結極細長繊維からなる無機系構造体を製造した。なお、石英ガラス焼結極細長繊維は、接点において、接着剤が介在することなく接着しており、汚染物質を発生しないものであった。また、この無機系焼結構造体は折り曲げても亀裂が生じず、繊維が脱落しないものであった。
ブタノールを添加することにより粘度を約1.5ポイズとしたゾル溶液を使用したこと、1つのノズルあたりにおけるゾル溶液の供給量を0.6mL/時間としたこと、及びノズルへの印加電圧を20kVとしたこと以外は、実施例1(1)〜(3)と全く同様にして、平均繊維径が0.2μm(いずれの点における繊維径も約0.2μm)の無機系乾燥ゲル極細長繊維(SiO2からなる)からなる無機系乾燥ゲル構造体(無機系乾燥ゲル不織布)を製造した。この無機系乾燥ゲル構造体(無機系乾燥ゲル不織布)を構成する無機系乾燥ゲル極細長繊維(SiO2からなる)は、接点において、接着剤を介することなく接着しており、汚染物質を発生しないものであった。また、この無機系乾燥ゲル構造体は折り曲げても亀裂が生じず、繊維が脱落しないものであった。
(1)ゾル溶液形成工程
金属化合物としてテトラエトキシシラン、溶媒としてエタノール、加水分解のための水、触媒として1規定の塩酸を、1:5:2:0.003のモル比で混合し、温度78℃で、15時間の還流操作を行い、次いで、溶媒をロータリーエバポレーターにより除去した後、温度60℃に加温して、粘度が約2ポイズのゾル溶液を形成した。
次いで、内径が0.7mmのステンレス製ノズルに、ポンプにより1つのノズルあたり、1mL/時間でゾル溶液を供給し、ノズルからゾル溶液を押し出すとともに、ノズルに電圧(16.5kV)を印加し、支持体(単純載置型担体)であるステンレス製無孔ロールをアースして、前記押し出したゾル溶液に電界(1.65kV/cm)を作用させることによって極細化し、無機系ゲル状極細長繊維を形成して、回転するステンレス製無孔ロール上に集積させた。なお、ノズルとステンレス製無孔ロールとの距離は10cmとした。
次いで、集積させた無機系ゲル状極細長繊維を温度150℃に設定されたヒーターにより1時間乾燥して、無機系乾燥ゲル状極細長繊維(SiO2からなる)からなる無機系構造体を製造した。この無機系構造体を構成する無機系乾燥ゲル状極細長繊維(SiO2からなる)は、接点において、接着剤を介することなく接着しており、汚染物質を発生しないものであった。また、この無機系構造体は折り曲げても亀裂が生じず、繊維が脱落しないものであった。
次いで、この無機系乾燥ゲル状極細長繊維からなる無機系構造体を温度800℃で1時間焼結し、完全にガラス化させて、平均繊維径が0.6μm(いずれの点における繊維径も約0.6μm)の石英ガラス焼結極細長繊維からなる無機系構造体を製造した。また、CV値は、0.4であった。この無機系構造体の石英ガラス焼結極細長繊維は、接点において、接着剤が介在することなく接着しており、汚染物質を発生しないものであった。また、この無機系焼結構造体は折り曲げても亀裂が生じず、繊維が脱落しないものであった。
(1)ゾル溶液形成工程
金属化合物としてテトラエトキシシラン、溶媒としてエタノール、加水分解のための水、触媒として1規定の塩酸を、1:5:2.5:0.003のモル比で混合し、温度78℃で、15時間の還流操作を行い、次いで、溶媒をロータリーエバポレーターにより除去した後、温度60℃に加温して、粘度が約2.5ポイズのゾル溶液を形成した。
次いで、内径が0.7mmのステンレス製ノズルに、ポンプにより1つのノズルあたり、1mL/時間でゾル溶液を供給し、ノズルからゾル溶液を押し出すとともに、ノズルに電圧(17.5kV)を印加し、支持体(単純載置型担体)であるステンレス製無孔ロールをアースして、前記押し出したゾル溶液に電界(1.75kV/cm)を作用させることによって極細化し、無機系ゲル状極細長繊維を形成して、回転するステンレス製無孔ロール上に集積させた。なお、ノズルとステンレス製無孔ロールとの距離は10cmとした。
次いで、集積させた無機系ゲル状極細長繊維を温度150℃に設定されたヒーターにより1時間乾燥して、無機系乾燥ゲル状極細長繊維(SiO2からなる)からなる無機系構造体を製造した。この無機系構造体を構成する無機系乾燥ゲル状極細長繊維(SiO2からなる)は、接点において、接着剤を介することなく接着しており、汚染物質を発生しないものであった。また、この無機系乾燥ゲル構造体は折り曲げても亀裂が生じず、繊維が脱落しないものであった。
次いで、この無機系乾燥ゲル状極細長繊維からなる無機系構造体を温度800℃で1時間焼結し、完全にガラス化させて、平均繊維径が0.5μm(いずれの点における繊維径も約0.5μm)の石英ガラス焼結極細長繊維からなる無機系構造体を製造した。また、CV値は、0.4であった。この無機系構造体の石英ガラス焼結極細長繊維は、接点において、接着剤が介在することなく接着しており、汚染物質を発生しないものであった。また、この無機系焼結構造体は折り曲げても亀裂が生じず、繊維が脱落しないものであった。
(1)ゾル溶液形成工程
金属化合物としてテトラエトキシシラン、溶媒としてエタノール、加水分解のための水、触媒として1規定の塩酸を、1:5:3:0.003のモル比で混合し、温度78℃で、15時間の還流操作を行い、次いで、溶媒をロータリーエバポレーターにより除去した後、温度60℃に加温して、粘度が約3ポイズのゾル溶液を形成した。
次いで、内径が0.7mmのステンレス製ノズルに、ポンプにより1つのノズルあたり、1mL/時間でゾル溶液を供給し、ノズルからゾル溶液を押し出すとともに、ノズルに電圧(20kV)を印加し、支持体(単純載置型担体)であるステンレス製無孔ロールをアースして、前記押し出したゾル溶液に電界(2kV/cm)を作用させることによって極細化し、無機系ゲル状極細長繊維を形成して、回転するステンレス製無孔ロール上に集積させた。なお、ノズルとステンレス製無孔ロールとの距離は10cmとした。
次いで、集積させた無機系ゲル状極細長繊維を温度150℃に設定されたヒーターにより1時間乾燥して、無機系乾燥ゲル状極細長繊維(SiO2からなる)からなる無機系構造体を製造した。この無機系構造体を構成する無機系乾燥ゲル状極細長繊維(SiO2からなる)は、接点において、接着剤を介することなく接着しており、汚染物質を発生しないものであった。また、この無機系乾燥ゲル構造体は折り曲げても亀裂が生じず、繊維が脱落しないものであった。
次いで、この無機系乾燥ゲル状極細長繊維からなる無機系構造体を温度800℃で1時間焼結し、完全にガラス化させて、平均繊維径が0.6μm(いずれの点における繊維径も約0.6μm)の石英ガラス焼結極細長繊維からなる無機系構造体を製造した。また、CV値は、0.3であった。この無機系構造体の石英ガラス焼結極細長繊維は、接点において、接着剤が介在することなく接着しており、汚染物質を発生しないものであった。また、この無機系焼結構造体は折り曲げても亀裂が生じず、繊維が脱落しないものであった。
(1)ゾル溶液形成工程
金属化合物としてテトラエトキシシラン、溶媒としてエタノール、加水分解のための水、触媒として1規定の塩酸を、1:5:2:0.003のモル比で混合し、温度78℃で、15時間の還流操作を行い、シリカ系原液を調製した。
一方、2−プロピルアルコールと、アルミニウムsec−ブトキシドと、アセト酢酸エチルとを0.4:0.08:0.08のモル比で混合し、温度78℃で、2時間の還流操作を行い、アルミナ系原液を調製した。
次いで、前記シリカ系原液と前記アルミナ系原液とを78℃で2時間混合し、溶媒をロータリーエバポレーターにより除去した後、温度60℃に加温して、粘度が2ポイズのゾル溶液を形成した。
次いで、内径が0.7mmのステンレス製ノズルに、ポンプにより1つのノズルあたり、1mL/時間でゾル溶液を供給し、ノズルからゾル溶液を押し出すとともに、ノズルに電圧(24kV)を印加し、支持体(単純載置型担体)であるステンレス製無孔ロールをアースして、前記押し出したゾル溶液に電界(2.4kV/cm)を作用させることによって極細化し、無機系ゲル状極細長繊維を形成して、回転するステンレス製無孔ロール上に集積させた。なお、ノズルとステンレス製無孔ロールとの距離は10cmとした。
次いで、集積させた無機系ゲル状極細長繊維を温度150℃に設定されたヒーターにより1時間乾燥して、シリカアルミナ無機系乾燥ゲル状極細長繊維からなる無機系構造体を製造した。この無機系構造体を構成するシリカアルミナ無機系乾燥ゲル状極細長繊維は、接点において、接着剤を介することなく接着しており、汚染物質を発生しないものであった。また、この無機系構造体は折り曲げても亀裂が生じず、繊維が脱落しないものであった。
次いで、この無機系乾燥ゲル状極細長繊維からなる無機系構造体を温度1000℃で1時間焼結し、完全にガラス化させて、平均繊維径が0.5μm(いずれの点における繊維径も約0.5μm)のシリカ−アルミナ焼結極細長繊維からなる無機系構造体を製造した。また、CV値は、0.22であった。この無機系構造体のシリカ−アルミナ焼結極細長繊維は、接点において、接着剤が介在することなく接着しており、汚染物質を発生しないものであった。また、この無機系構造体は折り曲げても亀裂が生じず、繊維が脱落しないものであった。
(1)ゾル溶液形成工程
金属化合物としてテトラエトキシシラン、金属化合物としてメチルトリエトキシシラン、溶媒としてエタノール、加水分解のための水、触媒として1規定の塩酸を、0.75:0.25:5:2:0.003のモル比で混合し、温度78℃で、15時間の還流操作を行い、次いで、溶媒をロータリーエバポレーターにより除去した後、温度60℃に加温して、粘度が約2ポイズのゾル溶液を形成した。
次いで、内径が0.7mmのステンレス製ノズルに、ポンプにより1つのノズルあたり、1mL/時間でゾル溶液を供給し、ノズルからゾル溶液を押し出すとともに、ノズルに電圧(17kV)を印加し、支持体(単純載置型担体)であるステンレス製無孔ロールをアースして、前記押し出したゾル溶液に電界(1.7kV/cm)を作用させることによって極細化し、有機系無機系(シリカ)ハイブリッド−ゲル状極細長繊維を形成して、回転するステンレス製無孔ロール上に集積させた。なお、ノズルとステンレス製無孔ロールとの距離は10cmとした。
次いで、集積させた有機系無機系ハイブリッド−ゲル状極細長繊維を温度150℃に設定されたヒーターにより1時間乾燥して、有機系無機系ハイブリッド−乾燥ゲル状極細長繊維からなる無機系構造体を製造した。この無機系構造体を構成する有機系無機系ハイブリッド−乾燥ゲル状極細長繊維は、接点において、接着剤を介することなく接着しており、汚染物質を発生しないものであった。また、この無機系構造体は折り曲げても亀裂が生じず、繊維が脱落しないものであった。
次いで、この有機系無機系ハイブリッド−乾燥ゲル状極細長繊維からなる無機系構造体を温度500℃で1時間焼結し、完全にガラス化させて、平均繊維径が0.5μm(いずれの点における繊維径も約0.5μm)の有機系無機系ハイブリッド−焼結極極細長繊維からなる無機系構造体を製造した。また、CV値は、0.4であった。この無機系構造体の有機系無機系ハイブリッド−焼結極細長繊維は、接点において、接着剤が介在することなく接着しており、汚染物質を発生しないものであった。また、この無機系構造体は折り曲げても亀裂が生じず、繊維が脱落しないものであった。
(1)ゾル溶液形成工程
金属化合物としてテトラエトキシシラン、金属化合物としてメチルトリエトキシシラン、溶媒としてエタノール、加水分解のための水、触媒として1規定の塩酸を、0.9:0.1:5:2:0.003のモル比で混合し、温度78℃で、15時間の還流操作を行い、次いで、溶媒をロータリーエバポレーターにより除去した後、温度60℃に加温して、粘度が約2ポイズのゾル溶液を形成した。
次いで、内径が0.7mmのステンレス製ノズルに、ポンプにより1つのノズルあたり、1mL/時間でゾル溶液を供給し、ノズルからゾル溶液を押し出すとともに、ノズルに電圧(17kV)を印加し、支持体(単純載置型担体)であるステンレス製無孔ロールをアースして、前記押し出したゾル溶液に電界(1.7kV/cm)を作用させることによって極細化し、有機系無機系(シリカ)ハイブリッド−ゲル状極細長繊維を形成して、回転するステンレス製無孔ロール上に集積させた。なお、ノズルとステンレス製無孔ロールとの距離は10cmとした。
次いで、集積させた有機系無機系ハイブリッド−ゲル状極細長繊維を温度150℃に設定されたヒーターにより1時間乾燥して、有機系無機系ハイブリッド−乾燥ゲル状極細長繊維からなる無機系構造体を製造した。この無機系構造体を構成する有機系無機系ハイブリッド−乾燥ゲル状極細長繊維は、接点において、接着剤を介することなく接着しており、汚染物質を発生しないものであった。また、この無機系構造体は折り曲げても亀裂が生じず、繊維が脱落しないものであった。
次いで、この有機系無機系ハイブリッド−乾燥ゲル状極細長繊維からなる無機系構造体を温度500℃で1時間焼結し、完全にガラス化させて、平均繊維径が0.8μm(いずれの点における繊維径も約0.8μm)の有機系無機系ハイブリッド−焼結極細長繊維からなる無機系構造体を製造した。また、CV値は、0.29であった。この無機系構造体の有機系無機系ハイブリッド−焼結極細長繊維は、接点において、接着剤が介在することなく接着しており、汚染物質を発生しないものであった。また、この無機系構造体は折り曲げても亀裂が生じず、繊維が脱落しないものであった。
平均繊維径5μm、繊維長13mmのEガラスチョップを用い、湿式法によりウェブ形成されたシートに、アクリルバインダーをスプレー法により添加した後、オーブンで乾燥し、架橋させて、ガラス不織布(目付=10g/m2;厚さ=90μm;見掛密度=0.11g/cm3;バインダー比率=15重量%;CV値=0.11)を製造した。
このガラス不織布は折り曲げると、折れたガラス繊維が脱落するものであった。
また、このガラス不織布に、400℃で30分間、熱を作用させたところ、加熱後には質量が5%以上減少し、シート形態を保てなくなった。このことから、汚染物質を発生する耐熱性のないものであった。同様に、実施例5の無機系焼結構造体を前記と同様に加熱したが、質量の減少率が0.2%で、シート形態を保つことができ、汚染物質を発生しにくい耐熱性の優れるものであった。
3・・・対向電極;4・・・支持体;5・・・ヒーター;
6・・・押えロール;7・・・紡糸室;71・・・排気口;8・・・乾燥室;
9・・・巻き出しロール;9a,10a・・・ガイドロール;
10・・・巻き取りロール;30・・・電源;41,42,43・・・ローラ。
Claims (4)
- 平均繊維径が2μm以下で、無機成分を主体とする無機系極細長繊維を含んでいることを特徴とする、無機系不織布。
- 前記無機系極細長繊維は、接点において、接着剤を介することなく接着していることを特徴とする、請求項1に記載の無機系不織布。
- 前記無機系極細長繊維の繊維径のCV値が0.8以下であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の無機系不織布。
- 前記無機系極細長繊維に、有機系繊維、繊維径が2μmを超える繊維径の太い無機系繊維、無機系短繊維、有機系繊維と繊維径が2μmを超える繊維径の太い無機系繊維と無機系短繊維とからなる群から選んだ繊維1種又はそれ以上からなる糸、織物、編物、不織布、ネット、又は粉体が混合又は複合した状態で含まれている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の無機系不織布。
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