JP2007230730A - 搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】挫屈による補正不良を抑制しつつ、記録媒体の位置ずれを補正することができる搬送装置を提供する
【解決手段】搬送ベルト12の上側には、保持板18A、18Bが配置されている。保持板18Bは、保持板18Aよりも幅広とされ、搬送ベルト12のガイド14と逆サイド端辺に沿って配置されている。保持板18Bには、円形の配置孔22が形成されている。配置孔22は、搬送方向Xの上流側では、ガイド14に近い側に配置され、下流側へ向かうにつれてガイド14から遠い位置に配置されるように複数(本実施形態では7個)並べられている。搬送方向Xの上流側3個については、ガイド14との距離が記録媒体Sの幅よりも近く構成されており、下流側の他の4個については、ガイド14との距離が記録媒体Sの幅よりも遠く構成されている。各配置孔22内には、ボール21が配置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、用紙などの記録媒体を搬送する搬送装置に関するものである。
一般に、画像形成装置や紙折機などにおいては、用紙などを搬送する際に種々の要因で搬送中の用紙が位置ずれを起こすことがある。そうした場合、用紙が位置ずれしたまま画像形成部等に送り込まれると、用紙に対して画像がずれた状態で形成される等の不都合が生じてしまう。
そのため、これらの装置には搬送中に用紙の位置ずれを修正する用紙整合装置が組み込まれている。この種の用紙整合装置としては、搬送中の用紙の側端を基準に用紙の位置ずれを補正する、いわゆるサイドレジストレーション(以下、サイドレジと略称)基準による整合方式が知られている(特許文献1参照)。
上記整合方式を採用した従来の用紙搬送装置としては、用紙搬送路の一方側に搬送方向に沿って基準ガイドを設けるとともに、用紙の搬送路中に斜行ロールを配置し、この斜行ロールによって搬送中の用紙を基準ガイド側へ幅寄せし、用紙の側端を基準ガイドに突き当ててサイドレジ(用紙搬送方向と直交する方向での用紙側端の位置ずれ)とサイドスキュー(用紙搬送方向に対する用紙側端の傾き)を同時に補正するものが知られている。
この種の用紙搬送装置では、用紙の側端を斜行ロールで基準ガイドに突き当てた際に、用紙と斜行ロールとの間にある一定の力が働くことでスリップを発生させ、このスリップ現象を利用して用紙の側端を基準ガイドに沿わせて走行させるようにしている。
しかしながら上記従来の用紙搬送装置 においては、用紙の側端を基準ガイドに突き当てる前と後では、突き当て後の方が、斜行ロールで用紙を搬送する際の搬送抵抗が大きくなる。そして、この搬送抵抗の変化に伴う斜行ロールのスリップにより、用紙の搬送方向において用紙の搬送遅れを招いてしまう。
この対策としては、斜行ロールにおける用紙のニップ圧(挟持圧)を高めて用紙の搬送力を強くすることも考えられるが、そうした場合は、基準ガイドへの突き当てによって用紙が挫屈しやすくなる。特に、腰の弱い薄紙などでは挫屈しやすくなる。その結果、サイドレジ及びサイドスキューの補正不良を招く。
特開平11−295948号公報
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、挫屈による補正不良を抑制しつつ、記録媒体の位置ずれを補正することができる搬送装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の搬送装置は、搬送路の一方側に設けられ、搬送される記録媒体の側端辺の位置決めを行うガイドと、前記ガイドに突き当てるように前記記録媒体を斜行搬送する搬送ベルトと、前記搬送ベルト上に自重が負荷されるように複数並べられ、無指向に回転可能とされた挟持部材と、前記挟持部材を保持する保持部材と、前記記録媒体の一端辺が前記ガイドに沿って配置された後に前記記録媒体が前記ガイドへ押しつけられる力を軽減する挫屈抑制手段と、を備えている。
上記構成の搬送装置では、搬送ベルトにより記録媒体がガイドに対して斜行搬送され、ガイドに突き当てられる。このとき、記録媒体の上には挟持部材が載置されており、挟持部材の自重による負荷で記録媒体が搬送ベルトと挟持部材との間に挟持されている。ガイドに突き当てられると、記録媒体は側端辺がガイドに沿って搬送されるように搬送ベルト上でスリップしながら移動し始め、無指向に回転可能とされている挟持部材は、記録媒体の進行方向に応じて回転しつつ記録媒体を挟持する。搬送が進むにつれて、記録媒体がサイドレジ及びサイドスキューが補正され、ガイドに沿って配置される。
ところで、記録媒体がガイドに沿って配置された後は、補正が完了しているため、記録媒体をガイドに押しつける力は必要なく、むしろ、記録媒体の挫屈を抑制するためには、前記押しつけ力は小さくすることが望まれる。そこで、挫屈抑制手段によって、本発明では、記録媒体の一端辺がガイドに沿って配置された後に、記録媒体がガイドへ押しつけられる力を軽減する。
上記構成によれば、位置ずれの補正後に記録媒体がガイドへ押しつけられる力が軽減されるので、記録媒体の挫屈を抑制することができる。
なお、本発明の挫屈抑制手段材は、請求項2に記載のように、前記挟持部材のうちの複数個を、前記記録媒体の幅よりも前記ガイドから離れた位置に配置することにより構成することができる。
上記構成によれば、記録媒体の一端辺がガイドに沿って配置されると、記録媒体の幅よりもガイドから離れた位置に配置された複数の挟持部材は記録媒体上から離れる。したがって、記録媒体が搬送ベルトへ押しつけられる力が小さくなり、ガイドへ押しつけられる力も小さくすることができる。
また、本発明は、請求項3に記載のように、前記搬送ベルト上における前記記録媒体の位置を検知するセンサを更に備えたこと、を特徴とすることができる。
このように、搬送ベルト上における記録媒体の位置を検知センサを備えることにより、記録媒体の位置補正が完了したタイミングを検知することができる。
また、本発明は、請求項4に記載のように、前記挫屈抑制手段が、前記センサにより前記記録媒体の一端辺が前記ガイドに沿って配置されたことが検知された後に、前記搬送ベルトの方向を前記ガイドに平行な方向へ近づくように変向させることを特徴とする。
ここで、搬送ベルトを変向するとは、搬送ベルトを移動させて搬送方向を変えることをいう。本発明では、記録媒体の位置補正前には、記録媒体をガイドに突き当てるために搬送ベルトとガイドとは角度を有しているが、挫屈抑制手段により、搬送ベルトとガイドとが平行になる方向へ搬送ベルトを移動させる。なお、搬送ベルトとガイドとは、平行となることが好ましいが、必ずしも平行になる必要はなく、元の状態よりも平行に近くなればよい。
また、本発明は、請求項5に記載のように、前記挫屈抑制手段が、前記センサにより前記記録媒体の一端辺が前記ガイドに沿って配置されたことが検知された後に、前記挟持部材のうちの複数個を、前記記録媒体に非接触となるように移動させることを特徴とする。
上記構成によれば、複数個の挟持部材が非接触となるので、記録媒体が搬送ベルトへ押しつけられる力が小さくなり、その結果、ガイドへ突き当てられる力も弱くなり、記録媒体の挫屈を抑制することができる。
また、本発明は、請求項6に記載のように、前記挟持部材が、球体のボールであることを特徴とする。
このように、ボールを用いることにより、容易に無指向に回転可能な挟持部材を構成することができる。
本発明によれば、挫屈による補正不良を抑制しつつ、記録媒体の位置ずれを補正することができる。
以下、本発明の搬送装置の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本実施形態に係る搬送装置10の構成を示す概略斜視図であり、図2はこれを上面から見た上面図である。搬送装置10は、用紙やOHPシートなどの記録媒体Sを、サイドレジ及びサイドスキューを補正しつつ搬送路Wに沿って搬送するものであり、画像形成装置や紙折機に内蔵される。
搬送装置10は、搬送ベルト12、ガイド14、保持板18A、18B、及び、ボール20、21を備えている。
ガイド14は、搬送路Wの一方側に設けられ、側壁部15、及び、下板部16を有している。側壁部15は、鉛直に配置され記録媒体Sが突き当てられる突当面15Aを有している。突当面15Aは、所定の状態に位置決めされて記録媒体Sが次工程へ搬送されるように、搬送路Wに沿って配置されている。下板部16は、側壁部15と直交し、搬送ベルト12と略同一面上に配置されている。下板部16上には、記録媒体Sの一端辺が載置される。
搬送ベルト12は、2つのプーリー11A、11Bに架け渡された無端ベルトで構成されている。図2にも示すように、搬送ベルト12は、ガイド14に対して角度を有しており、搬送方向Xの上流側から下流側に向かうにつれて、ガイド14に近づくように配置されている。
搬送ベルト12の上側には、保持板18A、18Bが配置されている。保持板18Aは、ガイド14側に、保持板18Bは、保持板18Aよりもガイド14から遠い側に各々配置されている。保持板18A、18Bは長尺とされ、搬送ベルト12と所定距離だけ離間して対向するようにして搬送ベルト12に沿って配置されている。
保持板18Aには、円形の配置孔19が形成されている。配置孔19は、長尺方向に沿って所定間隔に複数(本実施形態では7個)形成されている。各配置孔19内には、ボール20が配置されている。
ボール20は、球体とされ、配置孔19よりも僅かに小さい直径とされ、図3にも示すように、搬送ベルト12側に露出されている。ボール20は、搬送ベルト12上に載置され、自由に(無指向に)回転可能とされている。なお、ボール20、配置孔19の大きさ及び個数は、記録媒体Sに対して必要とされる押しつけ力に応じて設定すればよい。また、ボール20は、記録用紙Sが搬送ベルト12上でスリップしながら搬送されることから、摩擦係数の比較的低いガラスやプラスチックなどを材料として構成されたものであることが好ましい。
また、ボール20と配置孔19の大きさ関係は、必ずしも配置孔19>ボール20である必要はなく、ボール20が自由に回転可能なように搬送ベルト12上に載置されているのであれば、配置孔19<ボール20であってもよい。
保持板18Bは、保持板18Aよりも幅広とされ、搬送ベルト12のガイド14と逆サイド端辺に沿って配置されている。保持板18Bには、円形の配置孔22が形成されている。配置孔22は、搬送方向Xの上流側では、ガイド14に近い側に配置され、下流側へ向かうにつれてガイド14から遠い位置に配置されるように複数(本実施形態では7個)並べられている。搬送方向Xの上流側3個については、ガイド14との距離が記録媒体Sの幅よりも近く構成されており、下流側の他の4個については、ガイド14との距離が記録媒体Sの幅よりも遠く構成されている。各配置孔22内には、ボール21が配置されている。
ボール21は、球体とされ、配置孔22よりも僅かに小さい直径とされ、図3にも示すように、搬送ベルト12側に露出されている。ボール21、搬送ベルト12上に載置され、自由に(無指向に)回転可能とされている。ボール21のうち、搬送方向Xの下流側の4個は、記録媒体Sの一端辺がガイド14の突当面15Aに沿うように配置されると、記録媒体S上には載置されず、搬送ベルト12上に当接される。
なお、ボール21、配置孔22の大きさ及び個数についても、記録媒体Sに対して必要とされる押しつけ力に応じて設定すればよい。また、ボール20についても、記録媒体が搬送ベルト12上でスリップしながら搬送されることから、摩擦係数の比較的低いガラスやプラスチックなどを材料として構成されたものであることが好ましい。
また、ボール21と配置孔22の大きさ関係についても、必ずしも配置孔22>ボール21である必要はなく、ボール21が自由に回転可能なように搬送ベルト12上に載置されているのであれば、配置孔22<ボール21であってもよい。
次に、上記構成の搬送装置10での搬送動作について説明する。
搬送装置10のプーリー11A、11Bは、図示しない駆動手段によって矢印Y方向に回転駆動され、これにより搬送ベルト12が搬送方向Xへ回転する。記録媒体Sは、搬送方向Xの上流側から、搬送ベルト12とボール20、21との間に送り込まれ、搬送ベルト12とボール20、21によって挟持される。通常、搬送方向Xの上流側では、記録媒体Sはガイド14の突当面15Aから離間されており、下流側へ搬送されることにより突当面15Aへ突き当てられる。記録媒体Sは、突当面15Aへ突き当てられると、側端辺を突当面15Aへ沿わせつつ搬送ベルト12との間でスリップしながらガイド14と平行な方向に搬送される。これにより、記録媒体Sの一端辺が、ガイド14の突当面15Aに沿って配置され、記録媒体Sのサイドレジ及びサイドスキューが補正される。このとき、記録媒体Sは、ボール20、21の自重によって搬送ベルト12へ押しつけられているので、搬送ベルト12による搬送力を確実に記録媒体Sへ伝達することができる。また、ボール20、21は、記録媒体Sの進行方向に応じて回転方向を変えることができるので、斜行ロールを用いてサイドレジ及びサイドスキューを補正する場合と比較して、記録媒体Sの挫屈を抑制することができる。
記録媒体Sの一端辺が、ガイド14の突当面15Aに沿って配置されると、ボール21は、記録媒体Sから外れ、ボール20のみで記録媒体Sは搬送ベルト12に押しつけられる。したがって、ボール20、21の両方が記録媒体S上に載置されていた時と比較して、突当面15Aへ突き当てられる力が弱くなり、記録媒体Sの挫屈をより抑制することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態については、第1実施形態と同様の部分については同一の符号を付して、詳細な説明は省略する。
図4は本実施形態に係る搬送装置30の構成を示す概略斜視図であり、図5はこれを上面から見た上面図である。搬送装置30は、搬送ベルト12、ガイド14、センサ28、保持板18A、調整保持板32、駆動装置34、及び、ボール20、40を備えている。ガイド14、搬送ベルト12、及び、保持板18Aの構成は第1実施形態と同様である。
ガイド14の下流側には、センサ28が配置されている。センサ28は、突当面15Aと面一とされ、搬送方向Xに間隔をおいて2個配置されている。センサ28は、駆動装置34と接続されており、記録媒体Sが双方に当接されると駆動装置34へ当接信号を出力する。
搬送ベルト12の上側には、保持板18Aと平行に、調整保持板32が配置されている。調整保持板32は、底面にスライド板32Aを備えている。スライド板32A以外の構成は、保持板18Aと同様である。保持板18A、調整保持板32は、搬送方向Xに沿って長尺とされ、搬送ベルト12と所定距離だけ離間して対向するようにして配置されている。
調整保持板32には、円形の配置孔36が形成されている。配置孔36は、長尺方向に沿って所定間隔に複数(本実施形態では7個)形成されている。各配置孔36内には、ボール40が配置されている。ボール40は、ボール20と同型とされ、配置孔36は配置孔19と同型とされている。
スライド板32Aは、図6にも示すように、調整保持板32の下部に配置され、搬送方向X下流側の一端部が駆動装置34に連結されている。スライド板32Aは、長尺方向に沿って移動可能とされており、駆動装置34によってスライド移動される。駆動装置34は、ソレノイドなどで構成することができる。
スライド板32Aには、配置孔36に対応する位置に移動孔38が構成されている。搬送方向Xの下流側4個の移動孔38Aは、配置孔36と同一径とされている。上流側3個の移動孔38Bは、配置孔36よりも大径とされている。スライド板32Aの移動により、移動孔38Aは移動し、配置孔36の下側の開口サイズが小さくなり、ボール40が持ち上げられて記録媒体Sと非接触となる。一方、スライド板32Aの移動によって、移動孔38Bは移動するが、移動孔38Bは配置孔36の下側の開口サイズに影響を与えない程度の径とされており、ボール40は記録媒体Sを搬送ベルト12へ押しつける。
次に、上記構成の搬送装置30での搬送動作について説明する。
搬送装置10のプーリー11A、11Bは、図示しない駆動手段によって矢印Y方向に回転駆動され、これにより搬送ベルト12が搬送方向Xへ回転する。記録媒体Sは、搬送方向Xの上流側から、搬送ベルト12とボール20、40との間に送り込まれ、搬送ベルト12とボール20、40によって挟持される。記録媒体Sは、下流側へ搬送されて突当面15Aへ突き当てられる。記録媒体Sは、突当面15Aへ突き当てられると、側端辺を突当面15Aへ沿わせつつ搬送ベルト12との間でスリップしながらガイド14と平行な方向に搬送される。このとき、記録媒体Sは、ボール20、40の自重によって搬送ベルト12へ押しつけられているので、搬送ベルト12による搬送力を確実に記録媒体Sへ伝達することができる。また、ボール20、40は、記録媒体Sの進行方向に応じて回転方向を変えることができるので、斜行ロールを用いてサイドレジ及びサイドスキューを補正する場合と比較して、記録媒体Sの挫屈を抑制することができる。
記録媒体Sの位置補正が完了して、一端辺がガイド14の突当面15Aに沿って配置されると、記録媒体Sは、センサ28の双方に当接される。これにより、当接信号が駆動装置34へ出力され、駆動装置34がスライド板32Aを搬送方向Xへスライドさせ、スライド板32Aは、図6(A)に示す位置から、図6(B)に示す位置へ移動する。この移動により、移動孔38Aに配置されていたボール40は持ち上げられ、記録媒体Sから離れる。これにより、記録媒体Sは、ボール20のみで記録媒体Sは搬送ベルト12に押しつけられる。したがって、ボール20、40の両方が記録媒体S上に載置されていた時と比較して、突当面15Aへ突き当てられる力が弱くなり、記録媒体Sの挫屈をより抑制することができる。
なお、本実施形態では、ガイド14から遠い列と近い列で同一サイズのボールを用いたが、異なる重さのボールを配置してもよい。この場合には、ガイド14に近い位置で大きい力が加わると、挫屈しやすくなるため、図7に示すように、ガイド14から近い列を小さいボール20、遠い列をボール40Bで構成することが好ましい。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態については、第1、第2実施形態と同様の部分については同一の符号を付して、詳細な説明は省略する。
図8は本実施形態に係る搬送装置50の構成を示す概略斜視図であり、図9はこれを上面から見た上面図である。搬送装置50は、搬送ベルト12、センサ28、枠体52、ガイド14、保持板54、駆動装置56、及び、ボール20を備えている。ガイド14、センサ28、搬送ベルト12の構成は第1実施形態と同様である。
枠体52は、搬送ベルト12を収容する箱状とされ、上部が開放されていると共に、側面からプーリー11A、11Bの回転軸11Sが突出されている。搬送方向Xの下流側には、枠体52の外側に駆動装置56が配置されている。枠体52は、駆動装置56と連結されており、駆動装置56により駆動装置56との連結部分を支点として回動され、これにより搬送ベルト12も回動されて、搬送ベルト12での搬送方向が変向可能とされている。
搬送ベルト12の上側には、保持板54が配置されている。保持板54は、搬送ベルト12に沿って2枚配置されている。保持板54は、保持板18Aと同形状とされている。保持板54には、円形の配置孔19が形成されている。配置孔19は、長尺方向に沿って所定間隔に複数(本実施形態では7個)形成されている。各配置孔19内には、ボール20が配置されている。
次に、上記構成の搬送装置50での搬送動作について説明する。
搬送装置50のプーリー11A、11Bは、図示しない駆動手段によって矢印Y方向に回転駆動され、これにより搬送ベルト12が搬送方向Xへ回転する。記録媒体Sは、搬送方向Xの上流側から、搬送ベルト12とボール20との間に送り込まれ、搬送ベルト12とボール20によって挟持される。記録媒体Sは、下流側へ搬送されて突当面15Aへ突き当てられる。記録媒体Sは、突当面15Aへ突き当てられると、側端辺を突当面15Aへ沿わせつつ搬送ベルト12との間でスリップしながらガイド14と平行な方向に搬送される。このとき、記録媒体Sは、ボール20の自重によって搬送ベルト12へ押しつけられているので、搬送ベルト12による搬送力を確実に記録媒体Sへ伝達することができる。また、ボール20は、記録媒体Sの進行方向に応じて回転方向を変えることができるので、斜行ロールを用いてサイドレジ及びサイドスキューを補正する場合と比較して、記録媒体Sの挫屈を抑制することができる。
記録媒体Sの位置補正が完了して、一端辺がガイド14の突当面15Aに沿って配置されると、記録媒体Sは、センサ28の双方に当接される。これにより、当接信号が駆動装置56へ出力され、駆動装置56により、枠体52が矢印D方向へ回動されて、搬送ベルト12が図9(A)に示す位置から、図9(B)に示す位置へ移動する。これにより、記録媒体Sは、ガイド14と平行に搬送され、突当面15Aへ突き当てられる力が弱くなり、記録媒体Sの挫屈をより抑制することができる。
なお、本実施形態では、搬送ベルト12での搬送方向を変向したが、ガイド14を搬送ベルト12から離れる方向へ僅かに回転させて、記録媒体Sへ加わる力を軽減して記録媒体Sの挫屈を抑制することもできる。
本発明の第1実施形態に係る搬送装置を示す概略斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る搬送装置を示す概略上面図である。 本発明の第1実施形態に係る搬送装置を示す概略断面図である。 本発明の第2実施形態に係る搬送装置を示す概略斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る搬送装置を示す概略上面図である。 本発明の第2実施形態に係る搬送装置を示す概略断面図である。 本発明の第2実施形態に係る搬送装置の変形例を示す上面図である。 本発明の第3実施形態に係る搬送装置を示す概略斜視図である。 本発明の第3実施形態に係る搬送装置を示す概略上面図である。
符号の説明
10 搬送装置
12 搬送ベルト
14 ガイド
15A 突当面
18A 保持板
18B 保持板
19 各配置孔
19 配置穴
19 配置孔
20 ボール
21 ボール
22 配置孔
28 センサ
30 搬送装置
32A スライド板
32 調整保持板
34 駆動装置
36 配置孔
38 移動孔
40 ボール
50 搬送装置
52 枠体
54 保持板
56 駆動装置
S 記録媒体
W 搬送路

Claims (6)

  1. 搬送路の一方側に設けられ、搬送される記録媒体の側端辺の位置決めを行うガイドと、
    前記ガイドに突き当てるように前記記録媒体を斜行搬送する搬送ベルトと、
    前記搬送ベルト上に自重が負荷されるように複数並べられ、無指向に回転可能とされた挟持部材と、
    前記挟持部材を保持する保持部材と、
    前記記録媒体の一端辺が前記ガイドに沿って配置された後に前記記録媒体が前記ガイドへ押しつけられる力を軽減する挫屈抑制手段と、
    を備えた搬送装置。
  2. 前記挫屈抑制手段は、前記挟持部材のうちの複数個を、前記記録媒体の幅よりも前記ガイドから離れた位置に配置すること、を特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
  3. 前記搬送ベルト上における前記記録媒体の位置を検知するセンサを更に備えたこと、を特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
  4. 前記挫屈抑制手段は、前記センサにより前記記録媒体の一端辺が前記ガイドに沿って配置されたことが検知された後に、前記搬送ベルトの方向を前記ガイドに平行な方向へ近づくように変向させることを特徴とする請求項3に記載の搬送装置。
  5. 前記挫屈抑制手段は、前記センサにより前記記録媒体の一端辺が前記ガイドに沿って配置されたことが検知された後に、前記挟持部材のうちの複数個を、前記記録媒体に非接触となるように移動させることを特徴とする請求項3に記載の搬送装置。
  6. 前記挟持部材が、球体のボールであることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の搬送装置。
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