JP2007230524A - ハーネス用クランプ - Google Patents

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Abstract

【課題】ハーネスに適正な張力を発生させることが可能なハーネス用クランプを提供することを目的とする。
【解決手段】ハーネス用クランプ3は、ルーフ内装材1上に固定された固定部4と、固定部4上に形成された複数のリブ5と、固定部4に被せることが可能な蓋部6を備えている。ワイヤハーネスWRを、ルーフ内装材1の面方向に引っ張った状態で、いずれかのリブ5間に位置させて固定部4上に載置した後、蓋部6を固定部4に被せていくと、蓋部6によってリブ5が押えられて傾倒し、ワイヤハーネスWRをその横方向に押圧して、更に引っ張った状態で保持できる。
【選択図】図4

Description

本発明は、ハーネスを基材に張設するハーネス用クランプに関する。
通常、車両等においてハーネスを基材に保持させる場合、車両の振動によってハーネスが基材と当たり合うことがないように、ハーネスに所定のテンションが発生するように、引っ張り状態に保持(張設)することが望ましい。このために、従来より、ハーネスを引っ張ったうえで、粘着テープによって基材上に固定することが行われてきた。この方法によれば、ハーネスを保持するための手間が多く、また、粘着力の経時変化あるいは車両の振動によって、その保持状態が弛むことがあった。
これに対して、アーチ状をした一対の保持片が基材上に固定され、保持片内にハーネスを収容した後、保持片を互いに係合させてハーネスを覆う構造のハーネス用クランプに関する従来技術があった(例えば、特許文献1参照)。この従来技術によるハーネス用クランプは、ハーネスを保持片内に収容するのみで、基材上に容易に保持することができ、ハーネスを粘着テープによって基材上に固定することに比べ、保持するための手間が少なく、粘着テープのように、粘着力の経時変化あるいは車両の振動によって、その保持状態が弛むということがない。
特開2000−264138公報(第2−3頁、第3図)
しかし、その反面、クランプが基材上に固定されているため、その基材上の位置のばらつきによっては、ハーネスに十分な張力が与えられずに、基材と当たり合ったり、逆に、ハーネスに無理な張力が発生して、保持片内への収容作業が困難になる場合もあった。本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、ハーネスに適正な張力を発生させることが可能なハーネス用クランプを提供することを目的とする。
本発明によるハーネス用クランプは、基材に取り付けられた固定部、該固定部上に横方向に並ぶように設けられた複数のリブ、および前記固定部に被せる蓋部を備え、ハーネスを、いずれかの前記リブ間に位置させた後、前記固定部に前記蓋部を被せることにより、前記リブが前記蓋部により傾倒されて、前記ハーネスを横方向に押圧して移動させ、引っ張った状態で保持する。
このため、ハーネスを複数のリブのうちのいずれかの間に保持させることにより、ハーネスに発生させる張力を調整することが可能となり、固定部の基材上の取付位置にばらつきが生じても、ハーネスに適正な張力を発生させた状態で保持することが可能となる。また、蓋部を固定部に被せるだけで、ハーネスを引っ張った状態にすることができ、容易に、ハーネスに発生する張力を増大させることができる。
また、基材に取り付けられた固定部、該固定部上に横方向に並ぶように設けられた複数のハーネス受部、および前記固定部に被せる蓋部を備え、ハーネスを、いずれかの前記ハーネス受部に載置した後、前記固定部に前記蓋部を被せることにより、前記ハーネス受部が前記蓋部により傾倒されて、前記ハーネスを横方向に引っ張った状態で保持する。
このため、ハーネスを複数のハーネス受部のうちのいずれかに保持させることにより、ハーネスに発生させる張力を調整することが可能となり、固定部の基材上の取付位置にばらつきが生じても、ハーネスに適正な張力を発生させた状態で保持することが可能となる。また、蓋部を固定部に被せるだけで、ハーネスを引っ張った状態にすることができ、容易に、ハーネスに発生する張力を増大させることができる。
本発明の実施態様として、次の構成が好ましい。
(1)蓋部は固定部と一体に形成されている。これにより、部品点数を低減でき、その成形型の削減が可能であるとともに、組付けのための部品搬送も容易となる。
(2)基材は合成樹脂材料を含んで形成されており、基材上に成形型を配置して、基材との間にキャビティを形成した後、キャビティ内に溶融樹脂材料を供給することにより、溶融樹脂材料が基材に含まれる樹脂材料と結合して、基材上に固定部が形成される。これにより、繊維材料を含んで合成樹脂材料をバインダーとして形成された基材にも、その表面に取付孔等を設けることなく、ハーネス用クランプを固定できる。
その基材上の取付位置にばらつきが生じても、ハーネスに適正な張力を発生させた状態で保持することが可能となるため、基材上の取付位置の精度を向上させる必要がなく、低コストのハーネス用クランプにすることが可能となる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1乃至図4によって説明する。説明中、図2乃至図4において、左右方向を横方向と呼ぶ。本実施形態によるルーフ内装材(ルーフヘッドライニング)1は、これに限られるものではないが、ケナフ等の植物繊維を含み、ポリプロピレン等の熱可塑性合成樹脂材料をバインダーとして形成されており、車両の車室上方に配置され、図示しないルーフパネルに取り付けられている。ルーフ内装材1は本発明の基材に該当し、図1に示すように、車両のルーフ部分を覆う中央の天井部11と、各ピラーに被せるために天井部11の角部から四方へと延びた延在部12(図1に1箇所のみ示す)とによって形成されており、車室内からは見えないその上面(ルーフパネル側)には、ワイヤハーネスWRが配索されている。
ルーフ内装材1の天井部11の上面(室内からは不可視の裏面に該当する)には、複数の保持クランプ2が取り付けられている。保持クランプ2は熱可塑性樹脂材料にて形成されており、後述する直接成形法にて天井部11上に固定されている。保持クランプ2は、天井部11に固定された取付部21と、これと一体に形成され取付部21の上方へと延びた押え部22とを具備しており、取付部21と押え部22との間に挟むことにより、2本のワイヤハーネスWR(2本に限ったものではなく、1本でもよいし、3本以上収容してもよい)を保持している。
ルーフ内装材1の天井部11の裏面上には、ハーネス用クランプ3が直接成形法により取り付けられて(固着されて)おり、配索されたワイヤハーネスWRのコーナー部を、延在部12方向へ向けて引っ張って、張力を発生させた状態で保持している(図1示)。ハーネス用クランプ3は、ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂材料にて一体に形成されており、図2に示すように、固定部4によってルーフ内装材1に固定されている。ハーネス用クランプ3は、固定部4上に立設された複数のリブ5、および固定部4に被せられることが可能な蓋部6を備えている。
固定部4は、上面視によれば長方形をしているとともに(図3示)、ルーフ内装材1の裏面上に接合された平板部41と、その一端に立設されたロック部42およびロック部42に隣接して設けられたガイド壁43を有している。ロック部42は、平板部41の全幅に渡って延び(図3示)、下方に向いたロック突部42aを具備しており、後述するように、蓋部6のフック部62aと係合可能とされている。ガイド壁43は、ロック部42と同様に、平板部41の全幅に渡って延びるとともに(図3示)、ロック部42と対向しており、蓋部6を固定部4に被せる際に、その案内の機能を果たしている。また、ガイド壁43は、蓋部6のフック部62aを導くために、その上部が湾曲している(図2示)。
リブ5は平板部41の全幅に渡って延びる(図3示)とともに、平板部41上に横方向に互いに等間隔に並ぶように、複数本(図2においては3本)設けられ、それぞれ撓み可能に形成されている。各々のリブ5の自由端側部は、傾倒した際に、リブ5間で保持するワイヤハーネスWRを横方向に導くことが可能なように、ロック部42に向けて横方向に突出した曲面部51が設けられており、また、その自由端には、ワイヤハーネスWRが外れないように膨出部52が形成されている。それぞれのリブ5の自由端は、蓋部6を固定部4に被せて、フック部62aを固定部4のロック突部42aに係合させた状態で、蓋部6よりも高くなるように形成されている。
蓋部6は固定部4の全幅と同寸となるように、固定部4と一体に形成されている。蓋部6は、平坦な押え部61の一端から係合部62が垂直に延びており、その先端には、外方に突出したフック部62aが形成され、これは、蓋部6を固定部4に被せた時に、固定部4のロック突部42aと係合し、蓋部6を固定部4に固定する。押え部61は、その他端に形成された薄肉のヒンジ部63により、固定部4の平板部41の他端と連結されている。蓋部6は、ヒンジ部63を撓ませることにより、固定部4に対して回動可能とされている。
次に、本実施形態によるハーネス用クランプ3を用いた、ルーフ内装材1上にワイヤハーネスWRを保持する方法について説明する。最初に、ワイヤハーネスWRをルーフ内装材1の延在部12方向に引っ張った状態で、平板部41を横切るように、上方(蓋部6の開方向)よりいずれかのリブ5間に位置させて固定部4上に載置する(図2示)。この状態において、ワイヤハーネスWRには、ある程度の張力が発生している。次に、ヒンジ部63を撓ませて、押え部61によってリブ5を押えながら、蓋部6を回動させて固定部4上に被せていく。蓋部6を固定部4に対して被せていくことにより、各々のリブ5の自由端が押え部61により押圧されて傾き、固定部4上に載置されたワイヤハーネスWRを、図2において右方に付勢する。リブ5によって付勢されたワイヤハーネスWRは、リブ5の曲面部51に乗り上げるように右方へと移動する(図4示)。
蓋部6の回動が進むと、固定部4の係合部62は、固定部4のガイド壁43に案内されながら、徐々にロック部42との間に進入していき、ロック部42を撓ませた後、フック部62aがロック突部42aと係合して、蓋部6が固定部4に固定される(図4示)。この状態において、各々のリブ5は蓋部6の押え部61によって押圧されて、図4において右方に傾倒されており、これにより、リブ5は、ワイヤハーネスWRを、その横方向(径方向)に押圧して移動させ、蓋部6を被せる前よりも、更に引っ張った状態で保持する。尚、図4において、二点鎖線は、リブ5によって押圧される以前のワイヤハーネスWRの位置を示している。ロック突部42aと係合したフック部62aは、ガイド壁43との間で挟持されているため、その係合が外れることはない。双方の係合を外す場合、ロック部42の上端部を押圧して、図4において、ロック部42を右方に撓ませて行う。
ハーネス用クランプ3をルーフ内装材1上に、直接成形法により形成する場合、ルーフ内装材1の裏面上に成形型(図示せず)を配置して、ルーフ内装材1との間にキャビティを形成した後、キャビティ内にポリプロピレン等の溶融樹脂材料を供給する。キャビティ内に供給された溶融樹脂材料は、その熱によって、ルーフ内装材1に含まれるバインダーとしての樹脂材料を溶融させることにより、キャビティ内に注入された樹脂材料と、ルーフ内装材1中の樹脂材料同士が結合する。キャビティ内の樹脂材料が固化することにより、ルーフ内装材1上にはハーネス用クランプ3が形成され、その固定部4はルーフ内装材1に強固に固定されている。
本実施形態によるハーネス用クランプ3は、ルーフ内装材1に取り付けられた固定部4、固定部4上に横方向に並ぶように設けられた複数のリブ5、および固定部4に被せる蓋部6を備え、ワイヤハーネスWRを、上方よりいずれかのリブ5間に位置させて固定部4上に載置した後、固定部4に蓋部6を被せることにより、リブ5が蓋部6により傾倒されて、ワイヤハーネスWRを横方向に押圧して移動させ、引っ張った状態で保持する。
このため、ワイヤハーネスWRを複数のリブ5のいずれかに保持させることにより、保持するワイヤハーネスWRに発生させる張力を調整することが可能となり、そのルーフ内装材1上の取付位置にばらつきが生じても、ワイヤハーネスWRに適正な張力を発生させた状態で保持することが可能となり、ルーフ内装材1上の取付位置の精度を向上させる必要がなく、低コストのハーネス用クランプ3にすることが可能となる。また、蓋部6を固定部4に被せるだけで、ワイヤハーネスWRを引っ張った状態にすることができ、容易に、ワイヤハーネスWRに発生する張力を増大させることができる。
また、蓋部6は固定部4と一体に形成されている。これにより、部品点数を低減でき、その成形型の削減が可能であるとともに、組付けのための部品搬送も容易となる。また、ルーフ内装材1は合成樹脂材料を含んで形成されており、ルーフ内装材1上に成形型を配置して、ルーフ内装材1との間にキャビティを形成した後、キャビティ内に溶融樹脂材料を供給することにより、溶融樹脂材料がルーフ内装材1に含まれる樹脂材料と結合して、ルーフ内装材1上に固定部4が形成される。これにより、繊維材料を含んで合成樹脂材料をバインダーとして形成された基材にも、その表面に取付孔等を設けることなく、ハーネス用クランプ3を固定できる。また、リブ5は傾倒することによりワイヤハーネスWRを押圧するため、リブ5間において、あらゆる太さのワイヤハーネスを保持することができ、あるいは、複数本のワイヤハーネスを保持することも可能である。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を図5乃至図7によって説明する。説明中、図5乃至図7において、左右方向を横方向と呼ぶ。本実施形態によるハーネス用クランプ3Aは熱可塑性樹脂材料にて一体に形成されており、ルーフ内装材1の裏面上に取り付けられた固定部7、固定部7上に横方向に並ぶように設けられた複数のハーネス受部8、および固定部7に被せることが可能な蓋部9を備えている(図5示)。固定部7は、ルーフ内装材1に固定された平板部71の一端に連結部72が立設されるとともに、他端には直立したロック部73が形成されている。ロック部73の上端部は深くえぐられており、その内壁にはロック突部73aが突出しており、ロック突部73aと対向するように、ガイド部73bが上方へと延びている(図5示)。
ハーネス受部8は、図5において、右方に撓み可能で、固定部7の平板部71の全幅に渡って延びるとともに(図6示)、それぞれ平板部71上に立設された脚部81と、その上に形成され互いに所定間隔だけ離れた一対の受片82aを有し、略U字状をした保持体82を備えており、保持体82内に、ワイヤハーネスWRを載置可能にしている。それぞれのハーネス受部8の自由端は、蓋部9を固定部7に被せて、フック部92aを固定部7のロック突部73aに係合させた状態で、蓋部9よりも高くなるように形成されている。
蓋部9も平板部71の全幅に渡って延びており(図6示)、固定部7と一体に形成されている。蓋部9の平坦な押え部91の一端からは、係合部92が垂直に延びており、その先端には、外方に突出したフック部92aが形成され、これは、蓋部9を固定部7に被せた時に、固定部7のロック突部73aと係合し、蓋部9を固定部7に固定する。押え部91は、その他端に形成された薄肉のヒンジ部93により、固定部7の連結部72とつながっている。蓋部9は、ヒンジ部93を撓ませることにより、固定部7に対して回動可能とされている。
次に、本実施形態によるハーネス用クランプ3Aを用いた、ルーフ内装材1上にワイヤハーネスWRを保持する方法について説明する。最初に、ワイヤハーネスWRをルーフ内装材1の延在部12方向に引っ張った状態で、平板部71を横切るように、上方よりいずれかの保持体82内に載置する(図5示)。この状態において、ワイヤハーネスWRには、ある程度の張力が発生している。次に、ヒンジ部93を撓ませて、押え部91によってハーネス受部8を押えながら、蓋部9を回動させて固定部7上に被せていく。蓋部9を固定部7に対して被せていくことにより、各々のハーネス受部8の自由端が押え部91により押圧されて傾き、保持体82内に載置されたワイヤハーネスWRを、図5において右方に付勢する。
蓋部9の回動が進むと、係合部92は固定部7のガイド部73bに案内されながら、徐々にロック突部73aとの間に進入して、ロック突部73aを撓ませた後、フック部92aがロック突部73aと係合して、蓋部9が固定部7に固定される(図7示)。この状態において、各々のハーネス受部8は蓋部9の押え部91によって押圧されて、図7において右方に傾倒されており、これにより、ハーネス受部8は、ワイヤハーネスWRをその横方向(径方向)に付勢して、蓋部9を被せる前よりも、更に引っ張った状態で保持する。尚、図7において、二点鎖線は、ハーネス受部8によって付勢される以前のワイヤハーネスWRの位置を示している。ロック突部73aと係合したフック部92aは、ガイド部73bとの間で挟持されているため、その係合が外れることはない。双方の係合を外す場合、ロック突部73aの上端部を押圧して、図7において、右方に撓ませて行う。ハーネス用クランプ3Aをルーフ内装材1上に形成する方法は、上述した実施形態1によるハーネス用クランプ3を形成する方法と同様なため、その説明は省略する。
本実施形態によるハーネス用クランプ3Aは、ルーフ内装材1に取り付けられた固定部7、固定部7上に横方向に並ぶように設けられた複数のハーネス受部8、および固定部7に被せる蓋部9を備え、ワイヤハーネスWRを、上方よりいずれかのハーネス受部8に載置した後、固定部7に蓋部9を被せることにより、ハーネス受部8が蓋部9により傾倒されて、ワイヤハーネスWRを横方向に引っ張った状態で保持する。
このため、ワイヤハーネスWRを複数のハーネス受部8のいずれかに保持させることにより、保持するワイヤハーネスWRに発生させる張力を調整することが可能となり、そのルーフ内装材1上の取付位置にばらつきが生じても、ワイヤハーネスWRに適正な張力を発生させた状態で保持することが可能となるため、ルーフ内装材1上の取付位置の精度を向上させる必要がなく、低コストのハーネス用クランプ3Aにすることが可能となる。また、蓋部9を固定部7に被せるだけで、ワイヤハーネスWRを引っ張った状態にすることができ、容易に、ワイヤハーネスWRに発生する張力を増大させることができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)本発明による固定部は直接成形法によらずに、繊維を含まない基材上に一体成形によって設ける、あるいは単独で成形した後、接着等によって基材上に貼着してもよく、特に、基材への取付方法に拘束されるものではない。
(2)本発明によるハーネス用クランプは、ルーフ内装材のみでなく、ドアトリム等の車両内装部材上に取り付けることもできる。
本実施形態によるハーネス用クランプを用いて、ルーフ内装材の裏面上に、ワイヤハーネスを保持したところを示した平面図 実施形態1によるハーネス用クランプのワイヤハーネスを保持する前の断面図 図2の平面図 図2に示したハーネス用クランプでワイヤハーネスを保持したところを示す断面図 実施形態2によるハーネス用クランプのワイヤハーネスを保持する前の断面図 図5の平面図 図5に示したハーネス用クランプでワイヤハーネスを保持したところを示す断面図
符号の説明
1…ルーフ内装材
3、3A…ハーネス用クランプ
4、7…固定部
5…リブ
6、9…蓋部
8…ハーネス受部
WR…ワイヤハーネス

Claims (4)

  1. 基材に取り付けられた固定部、
    該固定部上に横方向に並ぶように設けられた複数のリブ、および
    前記固定部に被せる蓋部を備え、
    ハーネスをいずれかの前記リブ間に位置させた後、前記固定部に前記蓋部を被せることにより、前記リブが前記蓋部により傾倒されて、前記ハーネスを横方向に押圧して移動させ、引っ張った状態で保持することを特徴とするハーネス用クランプ。
  2. 基材に取り付けられた固定部、
    該固定部上に横方向に並ぶように設けられた複数のハーネス受部、および
    前記固定部に被せる蓋部を備え、
    ハーネスをいずれかの前記ハーネス受部に載置した後、前記固定部に前記蓋部を被せることにより、前記ハーネス受部が前記蓋部により傾倒されて、前記ハーネスを横方向に引っ張った状態で保持することを特徴とするハーネス用クランプ。
  3. 前記蓋部は前記固定部と一体に形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載のハーネス用クランプ。
  4. 前記基材は合成樹脂材料を含んで形成されており、前記基材上に成形型を配置して、前記基材との間にキャビティを形成した後、前記キャビティ内に溶融樹脂材料を供給することにより、前記溶融樹脂材料が前記基材に含まれる樹脂材料と結合して、前記基材上に前記固定部が形成されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のハーネス用クランプ。
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