JP2007229380A - 家具類の転倒防止給電装置 - Google Patents

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治 植野
Masahiko Ikeda
雅彦 池田
Yuichi Takahashi
雄一 高橋
Shinichi Furukawa
眞一 古川
Keiichi Ito
桂一 伊藤
Hiromi Tonegawa
浩巳 刀根川
Ichiji Nakajima
一司 中嶋
Takeshi Magai
豪 真貝
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Abstract

【課題】美観を損なうことなく、家具類に電力を供給しつつ強い地震に対しても家具類を確実に支えることができる家具類の転倒防止給電装置を提供する。
【解決手段】壁体2aに固定されたコンセント3と、該コンセントに着脱自在に差し込まれるとともに、前記コンセントと係合するロック機構を備えるプラグ5と、該プラグに接続されて、家具類6に給電する補強電線7と、該補強電線が接続される家具類に設けられて、前記補強電線を張設する張設機構8とを備えるので、地震による振動に対して家具類6が、壁体2aに強固に取り付けられたコンセント3に抜けないように差し込まれたプラグ5から張った状態で家具類6まで延びる補強電線7により支えられて、家具類6の転倒を確実に防止することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、本棚、冷蔵庫などの家具類に電力を供給しつつ該家具類が転倒することを防止する家具類の転倒防止給電装置に関するものである。
従来、本棚、冷蔵庫などの家具類が地震による震動で転倒することを防止する装置としては、例えば特許文献1に記載されているように、家具類の上面と天井面との間に伸縮可能の支柱を挟み込む転倒防止装置が知られている。
また、テレビジョンなど小型の電気機器などの家具類であれば、特許文献2に記載されているように、電気機器から延びる電源コードを被載置体に設けたフック部に巻き付けて、電気機器などの家具類を被載置体上に固定するようにした固定構造が知られている。
実公昭59−42930号公報 特開2004−297252号公報
上記従来の伸縮可能の支柱を家具類の上面と天井面との間に挟み込む転倒防止装置では、室内の美観を損なう問題があり、また、電気機器から延びる電源コードを被載置体に設けたフック部に巻き付けて電気機器を被載置体上に固定する固定構造では、電源コードに大きな力が作用して該電源コードが切れた場合には、電気機器などの家具類を確実に固定できない問題があった。
よって本発明は、上記した問題点に鑑みなされたもので、美観を損なうことなく、家具類に電力を供給しつつ強い地震に対しても家具類を確実に支えることができる家具類の転倒防止給電装置を提供するものである。
上記課題を解決するため本発明によりなされた請求項1に記載の家具類の転倒防止給電装置は、建造物の躯体に固定されたコンセントと、該コンセントに着脱自在に差し込まれるとともに、前記コンセントと係合するロック機構を備えるプラグと、該プラグに接続されて、被転倒防止家具類に給電する補強電線と、該補強電線が接続される被転倒防止家具類に設けられて、前記補強電線を張設する張設機構と、を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の家具類の転倒防止給電装置において、前記躯体が、前記コンセントを固定する固定機構を備えることを特徴する。
上記請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の家具類の転倒防止給電装置において、前記固定機構が、前記コンセントを装着するベース板と、該ベース板にスライド可能に設けられて前記コンセントのコンセントケース本体を外側より挟持固定するコンセント固定爪とを備えることを特徴とする。
上記請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の家具類の転倒防止給電装置において、前記ロック機構が、前記コンセントと前記プラグとのいずれか一方から他方に突出する固定爪と、前記他方に設けられて前記固定爪が侵入係合する係合穴とを備えることを特徴とする。
上記請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の家具類の転倒防止給電装置において、前記補強電線が、少なくとも給電線と、補強用ケーブルとを備え、該補強用ケーブルの端部が前記プラグのプラグケース本体に固定していること特徴とする。
上記請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の家具類の転倒防止給電装置において、前記張設機構が、前記補強電線を巻き取る巻き取り部と、該巻き取り状態を保持するロック部とを備えることを特徴とする。
以上説明したように請求項1に記載した本発明の家具類の転倒防止給電装置によれば、建造物の躯体に固定されたコンセントと、該コンセントに着脱自在に差し込まれるとともに、前記コンセントと係合するロック機構を備えるプラグと、該プラグに接続されて、被転倒防止家具類に給電する補強電線と、該補強電線が接続される被転倒防止家具類に設けられて、前記補強電線を張設する張設機構と、を備えるので、建造物の躯体に固定されたコンセントに差し込まれてロック機構によりコンセントからの抜けが防止されたプラグから延びる補強電線を被転倒防止家具類の張設機構により張った状態でコンセントから被転倒防止家具類まで設けることができ、そのために、コンセントから被転倒防止家具類まで張った状態で延びる補強電線により、美観を損なうことなく、家具類に電力を供給しつつ強い地震に対しても家具類を確実に支えて、家具類の転倒を防止することができる。また、家具類に電力を供給するコンセント、プラグ及び補強電線を利用することにより、別途耐震補強具などを用意することなく、容易に家具類を支えて、家具類の転倒を確実に防止することができる。
請求項2に記載の発明によれば、前記躯体が、前記コンセントを固定する固定機構を備えるので、建造物の躯体にコンセントを強固に固定することができ、そのために、コンセントそのものが抜け落ちてしまうことを防ぐことができ、補強電線で家具類を確実に支えて家具類の転倒を防ぐことができる。
請求項3に記載の発明によれば、前記固定機構が、前記コンセントを装着するベース板と、該ベース板にスライド可能に設けられて前記コンセントのコンセントケース本体を外側より挟持固定するコンセント固定爪とを備えるので、躯体にコンセントを強固に固定することができ、コンセントに抜けないように差し込まれたプラグにコンセントからプラグを無理矢理抜くような引っ張り力が作用する場合でも、プラグがコンセントから抜けないで躯体が破壊されてコンセントそのものが抜け落ちてしまうことを防ぐことができ、そのために、補強電線で家具類を確実に支えて家具類の転倒を防ぐことができる。
請求項4に記載の発明によれば、前記ロック機構が、前記コンセントと前記プラグとのいずれか一方から他方に突出する固定爪と、前記他方に設けられて前記固定爪が侵入係合する係合穴とを備えるので、プラグとコンセントとが相互に強固に結合するようになってプラグの抜けを防止でき、そのために、地震により家具類が振動してプラグに無理な引っ張り力が作用する場合でも、プラグがコンセントから抜けないことにより、プラグに接続された補強電線で家具類を確実に支えて家具類の転倒を防ぐことができる。
請求項5に記載の発明によれば、前記補強電線が、少なくとも給電線と、補強用ケーブルとを備え、該補強用ケーブルの端部が前記プラグのプラグケース本体に固定しているので、家具類を支える補強電線で家具類に電力も供給することができ、さらに、補強電線に補強用ケーブルが組み込まれ、該補強用ケーブルの端部がプラグに固定されることにより、補強電線に無理な引っ張り力が作用しても補強電線が切断するおそれがなく、しかも、プラグから補強電線が抜けるおそれもなく、そのために、補強電線で家具類を確実に支えて家具類の転倒を防ぐことができる。
請求項6に記載の発明によれば、前記張設機構が、前記補強電線を巻き取る巻き取り部と、該巻き取り状態を保持するロック部とを備えるので、躯体のコンセントから家具類に延びる補強電線を緩まないで張った状態で配設することができ、そのために、補強電線で家具類を確実に支えて家具類の転倒を防ぐことができる。
以下、本発明に係る家具類の転倒防止給電装置の一実施の形態を説明する。図1は本発明の概略構成図、図2は躯体へのコンセントの固定方法を説明する側面図、図3はコンセントの正面図、図4は前記コンセントに差し込まれるプラグ及び該プラグに接続された補強電線を説明する概略構成図、図5はプラグの正面図、図6は前記補強電線の張設機構が設けられた家具類の概略図、図7は前記張設機構を説明する概略構成図である。
図1に示すように、家具類の転倒防止給電装置1は、建造物の躯体2に固定されたコンセント3と、該コンセント3に着脱自在に差し込まれるとともに、前記コンセント3と係合する後述するロック機構4を備えるプラグ5と、該プラグ5に接続されて、被転倒防止家具類6に給電する補強電線7と、該補強電線7が接続される被転倒防止家具類6に設けられて、前記補強電線7を張設する張設機構8と、を備えている。前記躯体2は、家屋などの建造物を構造的に支えるように頑丈に形成されたものであれば、壁体、柱などでよい。
図2及び図3に示すように、前記躯体2としての壁体2aの裏面側には、建造物の内部に配索された電力線9に接続されたコンセント3が2つ縦方向に並んで壁体2aに形成された開口2bに臨むように配設されている。なお、前記コンセント3の数は、必要に応じて増減でき、また、コンセント3をその設置場所に応じて横方向に並んで設けてもよい。
前記壁体2aの開口2bには、前記コンセント3を壁体2aに固定する固定機構10として、コンセント3を装着するベース板10aが開口2bを塞ぐように設けられている。前記ベース板10aは、前記壁体2aの裏面に裏打ちされた壁補強板10bに螺子10cによって固定的に取り付けられて、壁体2aには直接取り付けられていない。そのために、コンセント3が装着されるベース板10aに大きな力が作用すると、該力が壁体2aに分散して作用するようになり、よって、壁体2aの破損を防ぐようになっている。前記ベース板10a及び壁補強板10bは、例えば頑丈な金属板から形成されている。
前記コンセント3は、絶縁性の合成樹脂から形成された箱状のコンセントケース本体3aを有し、該コンセントケース本体3aの内部には、導電性の板金から形成されて前記電力線9が接続された受け接触子(図示せず)が配設されている。前記コンセントケース本体3aのプラグ5側の連結面3bには、プラグ5の端子5aが挿入される孔3cが2つ形成され、該孔3cにプラグ5の端子5aが差し込まれて前記受け接触子と電気的に接触するようになっている。また、前記連結面3bには、前記プラグ5に設けられたアース端子5bが挿入される孔3dも形成されている。さらに、前記連結面3bには、コンセント3とプラグ5とのロック機構4を構成するプラグ5に突設された固定爪4aが侵入係合する係合穴4bが形成されている。なお、プラグ5の端子5aが挿入される孔3cは、端子5aの数に合わせて3つ以上に形成してもよく、アース端子5bが挿入される孔3dは、プラグ5にアース端子5bが無ければ形成する必要がない。
また、前記コンセントケース本体3aのプラグ5側には、フランジ部3eが形成されて、該フランジ部3eよりプラグ5側に位置するコンセントケース本体3aの先端部両側には、前記ベース板10aにスライド可能に設けられてコンセントケース本体3aを外側より挟持固定するコンセント固定爪10dが嵌合される嵌合穴3fが形成されている。
即ち、前記コンセント3を壁体2aに強固に固定するために前記ベース板10aにコンセント3を固定的に装着するには、ベース板10aに2つ縦方向に並んで形成されたコンセント用開口10e内にそれぞれコンセントケース本体3aの先端部が臨むようにコンセントケース本体3aを配置し、前記コンセント用開口10eの両側部分でベース板10aの裏面側にベース板10aに対してベース板に形成された長孔10fに沿ってスライド可能に設けられた前記一対のコンセント固定爪10dをコンセントケース本体3aの先端部両側に形成された前記嵌合穴3fに嵌合させる(図3の上方に位置するコンセント3を参照)。そして、その状態でコンセント固定爪10dに設けられた固定螺子10gを締め付け、コンセント固定爪10dでコンセントケース本体3aを外側より挟持固定した状態でコンセント固定爪10dをベース板10aに固定的に取り付ける。
これにより、壁体2aに固定的に取り付けられたベース板10aにコンセント3を固定的に装着することができ、コンセント3にプラグ5側に引っ張られるような大きな力が作用するような場合でも、コンセント3を両側より挟持固定する固定爪10dがコンセントケース本体3aのフランジ部3eと係合するので、コンセント3がベース板10aからプラグ5側に外れることがない。なお、前記コンセント3が装着されたベース板10aの表面側の壁体2aの表面には、コンセント3に対応した位置に開口を有する化粧板10hが取り付けられている。
図4及び図5に示すように、壁体2aに固定されたコンセント3に着脱自在に差し込まれるプラグ5は、絶縁性の合成樹脂から形成された箱状のプラグケース本体5cを有するとともに、該プラグケース本体5cの外方に突出して平行に配置された前記一対の端子5aを有している。前記プラグケース本体5cは、一方と他方のハウジング5d、5eからなる二つ割り構造で、前記ハウジング5d、5eが対向配置された状態で図示しない螺子により締め付け固定される。
前記端子5aは、導電性の板金から形成されて、端子5aの長手方向一方側がプラグケース本体5cから外方に突出し、他方側がプラグケース本体5cの内部に収納されている。プラグケース本体5cの内部に収納された前記端子5aの他方側には、プラグ5に接続されて、被転倒防止家具類6に給電する補強電線7の内部に組み込まれた給電線7aの芯線7bが螺子7cにより締め付けられて、端子5aと給電線7aとが電気的に接続されている。なお、前記端子5aの数は3つ以上でもよく、その場合には端子5aと接続される給電線7aの数も3本以上になる。
また、前記プラグ5には、アース端子5bが設けられ、該アース端子5bに接続されたアース線7dも前記補強電線7の内部に組み込まれている。さらに、前記補強電線7の内部には、金属製のワイヤなどで形成された補強用ケーブル7eも組み込まれ、該補強用ケーブル7eの端部に形成されたリング状部7fが前記プラグケース本体5cのハウジング5d、5eを締め付け固定する図示しない螺子が挿通するボス部5fに係止されて固定されることにより、補強用ケーブル7eがプラグケース本体5cに固定されている。なお、前記補強用ケーブル7eの端部をプラグケース本体5cのハウジング5d、5eで直接挟み込んで螺子で締め付け固定するようにしてもよく、また、前記プラグ5にアース端子5bが無い場合には、補強電線7にアース線7dは組み込まれていない。
さらに、前記プラグ5には、コンセント3に差し込まれたプラグ5の抜けを防止するためのロック機構4として、コンセント3に向けて突出した固定爪4aが設けられ、該固定爪4aが前記コンセント3のコンセントケース本体3aのプラグ5側連結面3bに形成された係合穴4bに侵入係合するようになっている。前記固定爪4aは前記プラグケース本体5cからコンセント3側に突出する固定ピン4cの先端部から横方に突出して形成され、該固定爪4aとコンセント3の係合穴4bとを一致させた状態でプラグ5をコンセント3に差し込み、その後差し込んだプラグ5を回転させることにより、プラグ5の固定爪4aがコンセント3の係合穴4bの内面に形成された段部4dと係合して、コンセント3に差し込まれたプラグ5の抜けが防止されるようになっている。なお、前記固定爪4aをコンセント3側に設けて、該固定爪4aが侵入係合する係合穴4bをプラグ5側に設けてもよい。
図6及び図7に示すように、前記壁体2aに固定された前記コンセント3に差し込まれて、前記ロック機構4によりコンセント3からの抜けが防止された前記プラグ5から延びる前記補強電線7が接続される被転倒防止家具類6には、補強電線7を張設する張設機構8が設けられている。なお、前記被転倒防止家具類6としては、前面にコンセントを備えた本棚や、電気機器としての冷蔵庫など、電力の供給を必要とする様々な家具類がある。
前記被転倒防止家具類6の張設機構8は、家具類6の側面上部に回転可能に設けられた巻き取り部としてのリール8aを有し、該リール8aには、家具類6に向けて延びる補強電線7の終端部が固着されている。リール8aには回転ハンドル8bが設けられ、該回転ハンドル8bを時計方向に回転することにより、リール8aに補強電線7を巻き付けて、コンセント3から家具類6に向けて延びる補強電線7が張った状態で配設されるようになっている。
また、前記リール8aの内周部には回転防止爪8cが設けられ、該回転防止爪8cにロック部としてのストッパ8dが係止することにより、リール8aが反時計方向に回転して巻き取って張った状態にある補強電線7が緩まないようになっている。前記ストッパ8dは、前記回転ハンドル8bの端部に前記回転防止爪8cに向けて突出するように取り付けられ、リール8aの長孔8eに沿ってリール8aの径方向に移動可能な前記回転ハンドル8bを移動させることにより、ストッパ8dと回転防止爪8cとを係止させたりその係止状態を解除するようになっている。
次に、この実施の形態の作用を説明する。図1に示すように、本棚、冷蔵庫などの被転倒防止家具類6を室内の壁体2aに沿って設置する場合、壁体2aからある程度離れて被転倒防止家具類6を設置する。該被転倒防止家具類6に電力を供給するために家具類6の背面側に延びる補強電線7を壁体2aに向けて延ばし、補強電線7の先端部に取り付けられたプラグ5を壁体2aに設けられたコンセント3に差し込む。プラグ5をコンセント3に差し込んだ後プラグ5を回転させることにより、プラグ5の固定爪4aがコンセント3の係合穴4bの内面に形成された段部4dと係合して、コンセント3に差し込まれたプラグ5の抜けが防止される。次に、被転倒防止家具類6に取り付けられ前記補強電線7の終端部が固着されたリール8aを時計方向に回転させてリール8aに補強電線7を巻き付け、壁体2aのコンセント3から家具類6まで延びる補強電線7を張った状態に配設する。その際、リール8aの回転防止爪8cにストッパ8dを係止させて、巻き取って張った状態にある補強電線7が緩まないようにする。
ここで、前記コンセント3は、壁体2aに補強して取り付けられたベース板10aに固定的に取り付けられて壁体2aには直接取り付けられていないので、コンセント3に差し込まれたプラグ5に大きな引っ張り力が作用した場合でも、該引っ張り力はコンセント3が取り付けられたベース板10aに作用して、該力がベース板10a及び壁補強板10bを介して壁体2aに分散して作用するようになり、そのために、壁体2aが破損してコンセント3が抜け落ちることがない。
このような状態で地震が発生すると、本実施形態による家具類の転倒防止給電装置1によれば、地震による振動に対して家具類6が、壁体2aに強固に取り付けられたコンセント3に抜けないように差し込まれたプラグ5から張った状態で家具類6まで延びる補強電線7により支えられて、家具類6の転倒を確実に防止することができる。また、前記補強電線7は家具類6の背面側から壁体2aに延びているので、美観を損なうことなく家具類6を支えることができる。さらに、家具類6への電力供給を行う補強電線7を耐震用に利用することにより、別途耐震補強具などを用意することなく、容易に家具類6を支えることができる。なお、本棚や冷蔵庫などの背の高い家具類6を補強電線7で支える場合には、壁体2aに取り付けられるコンセント3をなるべく高い位置に取り付ける方が家具類6を安定的に支える上で好ましい。
また、壁体2aが、コンセント3を固定する固定機構10としてのベース板10aと、該ベース板10aにスライド可能に設けられてコンセント3のコンセントケース本体3aを外側より挟持固定するコンセント固定爪10dとを有するので、壁体2aにコンセント3を強固に固定することができ、プラグ5にコンセント3からプラグ5を無理矢理抜くような引っ張り力が作用する場合でも、プラグ5がコンセント3から抜けないで壁体2aが破壊されてコンセント3そのものが抜け落ちてしまうことを防ぐことができ、そのために、補強電線7で家具類6を確実に支えて家具類6の転倒を防ぐことができる。
さらに、前記コンセント3に差し込まれたプラグ5が抜けないようにするロック機構4が、プラグ5に突設された固定爪4aと、該固定爪4aが侵入係合するコンセント3に形成された係合穴4bとを有するので、プラグ5とコンセント3とが相互に強固に結合するようになってプラグ5の抜けを防止でき、そのために、地震により家具類6が振動してプラグ5に無理な引っ張り力が作用する場合でも、プラグ5がコンセント3から抜けないことにより、プラグ5に接続された補強電線7で家具類6を確実に支えて家具類6の転倒を防ぐことができる。
また、前記補強電線7が少なくとも給電線7aと補強用ケーブル7eとを有し、該補強用ケーブル7dの端部が前記プラグ5のプラグケース本体5cに固定しているので、家具類6を支える補強電線7で家具類6に電力も供給することができ、さらに、補強電線7に補強用ケーブル7eが組み込まれ、該補強用ケーブル7eの端部がプラグ5に固定されることにより、補強電線7に無理な引っ張り力が作用しても補強電線7が切断するおそれがなく、しかも、プラグ5から補強電線7が抜けるおそれもなく、そのために、補強電線7で家具類6を確実に支えて家具類6の転倒を防ぐことができる。
さらに、前記家具類6に設けた張設機構8が前記補強電線7を巻き取るリール8aと、リール8aに巻き取った状態を保持するストッパ8dとを有するので、壁体2aのコンセント3から家具類6に延びる補強電線7を緩まないで張った状態で配設することができ、そのために、補強電線7で家具類6を確実に支えて家具類6の転倒を防ぐことができる。
なお、前記した実施形態は、本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形することができる。
即ち、前記した実施形態では、被転倒防止家具類6として室内に設置される本棚や冷蔵庫などを例に説明したが、店舗の前に設置される自動販売機など屋外に設置される家具類6にも対応可能である。また、被転倒防止家具類6に接続される補強電線7として、電線の内部に補強用ケーブルを組み込まずに電線の周囲を金属製のメッシュで保護強化したものや、電線自体を太く形成したものでもよい。さらに、壁体2aにコンセント3を固定する固定機構10としては様々な構造が考えられ、要は、コンセント3に作用する外力によりコンセント3が躯体2から抜け落ちる事態が生じないようにコンセント3を躯体2に強固に固定できる構造であれば、いかなる構造でもよい。
また、コンセント3とプラグ5とのロック機構4としては、コンセント3からプラグ5が抜けるのを防止する構造であれば、図8に示すように、プラグ5の平刃部4eをコンセント3の受け孔4f内で挟んで抜けを防止する方法や、図9に示すように、補強電線7に環状のフック4gを設けて、該フック4gをコンセント3と一体化したフック4hに係止して抜けを防止する方法が考えられる。
さらに、被転倒防止家具類6に設けられた張設機構8としては、図10に示すように、家具類6の側面に突設されたフック8fに補強電線7を巻き付けて補強電線7を張った状態にするようにしてもよい。
本発明に係る家具類の転倒防止給電装置の概略構成図である。 本発明に係る家具類の転倒防止給電装置の躯体へのコンセントの固定方法を説明する側面図である。 本発明に係る家具類の転倒防止給電装置のコンセントの正面図である。 本発明に係る家具類の転倒防止給電装置のコンセントに差し込まれるプラグ及び該プラグに接続された補強電線の概略構成図である。 前記プラグの正面図である。 本発明に係る家具類の転倒防止給電装置の補強電線の張設機構が設けられた家具類の概略図である。 前記張設機構の概略構成図である。 コンセントとプラグとのロック機構の変形例を示す概略図である。 コンセントとプラグとのロック機構の他の変形例を示す概略図である。 家具類に設けられた張設機構の変形例を示す概略図である。
符号の説明
1 家具類の転倒防止給電装置
2 躯体
2a 壁体
3 コンセント
3a コンセントケース本体
3b プラグ側の連結面
3c、3d 孔
3f 嵌合穴
4 ロック機構
4a 固定爪
4b 係合穴
5 プラグ
5a 端子
5b アース端子
5c プラグケース本体
5d、5e ハウジング
5f ボス部
6 被転倒防止家具類
7 補強電線
7a 給電線
7d アース線
7e 補強用ケーブル
8 張設機構
8a リール
8b 回転ハンドル
8c 回転防止爪
8d ストッパ
9 電力線
10 固定機構
10a ベース板
10b 壁補強板
10d コンセント固定爪
10e コンセント用開口
10g 固定螺子
10h 化粧板

Claims (6)

  1. 建造物の躯体に固定されたコンセントと、
    該コンセントに着脱自在に差し込まれるとともに、前記コンセントと係合するロック機構を備えるプラグと、
    該プラグに接続されて、被転倒防止家具類に給電する補強電線と、
    該補強電線が接続される被転倒防止家具類に設けられて、前記補強電線を張設する張設機構と、
    を備えることを特徴とする家具類の転倒防止給電装置。
  2. 前記躯体が、前記コンセントを固定する固定機構を備えることを特徴とする請求項1に記載の家具類の転倒防止給電装置。
  3. 前記固定機構が、前記コンセントを装着するベース板と、該ベース板にスライド可能に設けられて前記コンセントのコンセントケース本体を外側より挟持固定するコンセント固定爪とを備えることを特徴とする請求項2に記載の家具類の転倒防止給電装置。
  4. 前記ロック機構が、前記コンセントと前記プラグとのいずれか一方から他方に突出する固定爪と、前記他方に設けられて前記固定爪が侵入係合する係合穴とを備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の家具類の転倒防止給電装置。
  5. 前記補強電線が、少なくとも給電線と、補強用ケーブルとを備え、該補強用ケーブルの端部が前記プラグのプラグケース本体に固定していること特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の家具類の転倒防止給電装置。
  6. 前記張設機構が、前記補強電線を巻き取る巻き取り部と、該巻き取り状態を保持するロック部とを備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の家具類の転倒防止給電装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6255454B1 (ja) * 2016-09-01 2017-12-27 Kyb株式会社 転倒防止装置

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