JP2007229032A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技者が納得して遊技を中断することができるようにする。
【解決手段】セーブボタン101を操作することにより、内部当籤役が決定された結果に関連した権利内容データをパスワード及びIDコードに関連付けてRAM33に記憶させておく。後日、ロードボタン102を操作してパスワード及びIDコードを入力することにより、RAM33が記憶した権利内容データをロードして、その権利内容データが付与された状態から遊技を再開させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、一連の遊技を終えるまでに時間を要する特定の遊技が行われるパチスロ機やパチンコ機、その他の遊技機に関する。
従来、所謂パチスロ機と呼ばれる遊技機には、一旦遊技を始めると、一連の遊技を終えるまでに時間を要する特定の遊技がある。このような特定の遊技としては、アシストタイム遊技や、チャレンジタイム遊技、ビッグボーナスゲーム等が該当する。ところが、遊技機自体に故障が生じたり、ホールの営業時間が終了する等により、特定の遊技を中断せざるを得ない場合がある。係る場合、遊技者の一失利益の補償が行われる。
特許文献1には、特定の遊技を継続できなくなった場合に、報知手段により権利内容の全部又は一部を報知させて、権利内容を認識したホール係員により適正な補償を行わせることで、他の遊技者との関係を考慮した公平で適正な補償を行うことが可能な遊技機が開示されている。
特開2004−105464号公報
しかしながら、特許文献1に記載の発明のように、ホール係員が公平で適正な補償を行ったとしても、遊技者がそのまま遊技を続けていたならば得られた利益の方がその補償額よりも大きい可能性があることから、その補償額では遊技者は遊技の中断に納得することができない場合がある。
本発明の目的は、遊技者が納得して遊技を中断することが可能な遊技機を提供することである。
課題を解決するための手段及び効果
本発明の遊技機は、遊技の開始を指令する遊技開始指令手段と、複数の図柄を変動表示可能な図柄表示手段と、前記遊技の開始と遊技状態とに基づいて内部当籤役を決定する内部当籤役決定手段と、前記内部当籤役に基づいて、前記図柄の変動表示を停止させる停止制御手段と、前記停止制御手段が前記図柄の変動表示を停止させた結果が所定の停止態様である場合に、遊技価値を付与する遊技価値付与手段と、前記内部当籤役が決定された結果に関連した権利内容データを記憶する記憶手段と、前記権利内容データの記憶を指令する記憶開始指令手段と、前記記憶開始指令手段からの指令に応じて、IDコードを設定するIDコード設定手段と、前記記憶開始指令手段からの指令に応じて、パスワードの入力を受け付けるパスワード入力手段と、前記パスワードが入力されたことを条件に、前記権利内容データを前記パスワード及び前記IDコードに関連付けて前記記憶手段に記憶させる記憶手段制御手段と、前記記憶手段が記憶した前記権利内容データを付与した状態からの遊技の再開を指令する遊技再開指令手段と、前記遊技再開指令手段からの指令に応じて、前記パスワード及び前記IDコードの入力を受け付ける入力手段と、前記権利内容データに関連付けられた前記パスワード及び前記IDコードが入力されたことを条件に、前記記憶手段が記憶した前記権利内容データを付与した状態から遊技を再開させる遊技再開手段と、前記IDコードと前記パスワードとを表示する表示手段と、を有することを特徴とする。
上記の構成によれば、パスワードが入力されたことを条件に、内部当籤役が決定された結果に関連した権利内容データをパスワード及びIDコードに関連付けて記憶手段に記憶させる記憶手段制御手段と、権利内容データに関連付けられたパスワード及びIDコードが入力されたことを条件に、記憶手段が記憶した権利内容データを付与した状態から遊技を再開させる遊技再開手段とを備えているから、遊技を中断する場合や遊技を中断せざるを得ない場合に、遊技者は、中断時の権利内容データを記憶手段に記憶させておくことで、後日、記憶手段が記憶した権利内容データを付与した状態から遊技を再開することができる。よって、遊技者は納得して遊技を中断することができる。
また、本発明の遊技機において、前記遊技再開手段が再開させた遊技に係る前記権利内容データが消去されてよい。上記の構成によれば、遊技再開手段が再開させた遊技に係る権利内容データが消去されるから、不当に利益を得ることを目的として、同じ権利内容データが付与された状態の遊技が2回以上再開されるのを防止することができる。
また、本発明の遊技機において、特定の遊技中であって、所定の時刻に前記特定の遊技が終了しない場合に、前記記憶開始指令手段からの指令によらずに、前記IDコード設定手段に前記IDコードを設定させ、前記パスワード入力手段に前記パスワードの入力を受け付けさせる遊技中断手段を更に備えていてよい。上記の構成によれば、特定の遊技中であって、所定の時刻に特定の遊技が終了しない場合に、記憶開始指令手段からの指令によらずに、IDコード設定手段にIDコードを設定させ、パスワード入力手段にパスワードの入力を受け付けさせる遊技中断手段を更に備えているから、例えばボーナスゲームがホールの営業時間内に終了しない場合に、遊技を中断して権利内容データを記憶手段に記憶させるように遊技者を促すことができる。
また、本発明の遊技機において、所定の期間が経過すると前記記憶手段が記憶した前記権利内容データが消去されてよい。上記の構成によれば、所定の期間が経過すると記憶手段が記憶した権利内容データが消去されるから、例えば権利内容データが記憶されてから3日経過した後にその権利内容データが消去されることで、記憶手段の記憶容量が肥大化するのを防止することができる。
また、本発明の遊技機において、前記所定の期間を設定する所定期間設定手段を更に備えていてよい。上記の構成によれば、所定の期間を設定する所定期間設定手段を更に備えているから、ホールの集客状況や記憶手段の記憶容量等を考慮して、ホール側が所定の期間を任意に設定することができる。
本発明の実施の形態を図1ないし図8に基づいて以下に説明する。
本実施の形態にかかる遊技機は、図1に示すように、所謂『パチスロ機』であり、複数の図柄の変動表示を停止して表示される図柄に基づいて特定の入賞態様が成立するように、遊技者の操作により変動表示を停止可能に構成されている。尚、遊技機は、コインやメダル、遊技球、トークン等の他、遊技者に付与された、もしくは付与される遊技価値の情報を記憶したカード等の遊技媒体を用いて遊技するものであるが、以下の説明においては、メダルを用いるものとして説明する。
(遊技機1の機械的構成)
図1は、遊技機1の外観を示す斜視図である。遊技機1の全体を形成している筐体であるキャビネット2の正面には、略垂直面としてのパネル表示部2aが形成され、その中央には縦長矩形の表示窓4L・4C・4Rが設けられている。表示窓4L・4C・4Rには、入賞ラインとして水平方向にトップライン8b、センターライン8c及びボトムライン8d、斜め方向にクロスダウンライン8a及びクロスアップライン8eが設けられている。これらの入賞ラインは、後述の1−BETボタン11、2−BETボタン12、最大BETボタン13を操作すること、或いはメダル投入口22にメダルを投入することにより、それぞれ1本、3本、5本が有効化される。どの入賞ラインが有効化されたかは、後で説明するBETランプ9a・9b・9cの点灯で表示される。
ここで、入賞ライン8a〜8eは、役の入賞の成否に関わる。具体的には、所定の役(例えば、後述の『上チリの小役』)に対応する一の図柄(例えば、後述の「上チリ」)が何れかの有効化された入賞ラインに対応する所定の位置(例えば、後述のBET数が「3」であれば左の表示窓4L内の位置)に停止表示されること、又は所定の役に対応する図柄組み合わせを構成する図柄が何れかの有効化された入賞ラインに対応する所定の位置に並んで停止表示されることにより、所定の役の入賞が成立することとなる。
キャビネット2は、筐体2bと、筐体2bに回転自在に設けられたドア枠2cとで構成されている。具体的には、筐体2b及びドア枠2cが一方の側面側(図1左側)で図示しない蝶番により連結され、それを支点にドア枠2cが筐体2bに対して開閉できるようになっている。そして、後述のドア開閉/打ち止め解除装置28を施錠することにより、ドア枠2cが筐体2bに固定されるようになっている。
キャビネット2の内部には、図柄表示手段としての3個のリール3L・3C・3Rが回転自在に横一列に設けられている。各リール3L・3C・3Rの外周面には、複数の図柄からなる図柄列が記されている。
図柄列は、「00」〜「20」のコードナンバーが付された複数種類の図柄からなっている。具体的には、「赤7」、「青7」、「下チリ」、「ベル」、「スイカ」、「Replay」および「上チリ」の図柄からなっている。各リールの図柄は、表示窓4L・4C・4Rを通して観察可能にされている。各リールは、定速回転(例えば80回転/分)で回転する。
上記の図柄列中における「赤7」、「青7」は、特定の入賞態様を構成するものとして設定されている。ここで、特定の入賞態様とは、後述のBB(ビッグボーナス)やRB(レギュラーボーナス)のボーナスが成立する入賞態様を意味する。
表示窓4L・4C・4Rの左側には、1−BETランプ9a、2−BETランプ9b、最大BETランプ9c、クレジット表示部19が設けられている。1−BETランプ9a、2−BETランプ9b及び最大BETランプ9cは、一のゲーム(単位遊技)を行うために賭けられたメダルの数(以下『BET数』という)に応じて点灯する。ここで、本実施の形態では、一のゲームは、全てのリールが停止したときに終了する。1−BETランプ9aは、BET数が「1」で1本の入賞ラインが有効化されたときに点灯する。2−BETランプ9bは、BET数が「2」で3本の入賞ラインが有効化されたときに点灯する。最大BETランプ9cは、BET数が「3」で全て(5本)の入賞ラインが有効化されたときに点灯する。クレジット表示部19は、7セグメントLEDから成り、貯留されているメダルの枚数を表示する。
表示窓4L・4C・4Rの右側には、当り表示ランプ(所謂WINランプ)17及び払出表示部18が設けられている。当り表示ランプ17は、基本的に、BB又はRBの入賞成立が実現可能となった後、BB又はRBの入賞が成立するまでの間、点灯する。ここで、BB及びRBを総称して、以下『ボーナス』という。払出表示部18は、7セグメントLEDから成り、入賞成立時のメダルの払出枚数を表示する。
パネル表示部2aの右側上部には、役物作動回数表示部20が設けられている。役物作動回数表示部20は、7セグメントLEDを備えており、後で説明するBB一般遊技状態におけるゲームの回数等を表示する。
表示窓4L・4C・4Rの下方には、水平面の台座部10が配置されている。台座部10と表示窓4L・4C・4Rとの間には、表示手段としての液晶表示装置5が設けられている。液晶表示装置5は、遊技に関連する情報、例えばBB一般遊技状態時における内部当籤役の入賞に関する情報や、遊技上の演出等を表示画面5aに表示する。
液晶表示装置5の右側には、メダル投入口22が設けられている。液晶表示装置5の左側には、1−BETボタン11、2−BETボタン12、及び最大BETボタン13が設けられている。1−BETボタン11は、1回の押し操作により、クレジットされているメダルのうちの1枚をゲームへの賭け枚数とする。2−BETボタン12は、1回の押し操作により、クレジットされているメダルのうちの2枚をゲームへの賭け枚数とする。最大BETボタン13は、1回のゲームに賭けることが可能な最大枚数をゲームへの賭け枚数とする。これらのBETボタン11・12・13を操作することで、前述のとおり、所定の入賞ラインが有効化される。
台座部10の前面部の左寄りには、遊技者がゲームで獲得したメダルのクレジット/払出しを押しボタン操作で切替えるC/Pボタン14が設けられている。このC/Pボタン14の切り替えにより、正面下部のメダル払出ロ15からメダルが払出され、払出されたメダルはメダル受け部16に溜められる。
C/Pボタン14の右側には、遊技開始指令手段としてのスタートレバー6が配置されている。スタートレバー6は、所定の角度範囲で回動自在に取り付けられており、遊技者の操作により遊技の開始を指令する信号を出力することによって、リール3L・3C・3Rを回転させ、表示窓4L・4C・4R内での図柄の変動表示を開始させる。
また、台座部10の前面部中央には、3個のリール3L、3R、3Cの回転をそれぞれ停止させるための3個の停止ボタン7L・7C・7Rが設けられている。
3個の停止ボタン7L・7C・7Rの右側には、記憶開始指令手段及びパスワード入力手段としてのセーブボタン101が設けられている。このセーブボタン101は、ボーナス中に遊技を中断する場合やボーナス中に遊技を中断せざるを得ない場合に押下される。そして、セーブボタン101による一連の操作を行うことによって、遊技者に現在与えられているボーナス中の遊技における権利内容データを後述のRAM33にセーブしてから、ボーナス中に遊技を中断することが可能となる。ここで、『権利内容データ』とは、ボーナスが内部当籤役として決定された結果に関連したデータをいう。具体的には、現在の遊技状態(BB一般遊技状態又はRB遊技状態)、BB一般遊技状態におけるゲーム回数、BB一般遊技状態におけるRB回数、RB遊技状態における入賞回数、RB遊技状態におけるゲーム回数などのデータである。遊技状態、BB一般遊技状態、RB遊技状態については後述する。
セーブボタン101が押下されると、図2(a)に示すセーブ確認画面が液晶表示装置5の表示画面5aに表示される。即ち、「現在の状況をセーブし、遊技を中断しますか?」の文字により、遊技者に現在与えられている権利内容データをセーブして、遊技を中断するか否かが確認される。図2(a)の画面において、各BETボタン11・12・13のいずれかが押下されると、遊技者に現在与えられている権利内容データがセーブされることなく、セーブボタン101の押下前の遊技に復帰される。
図2(a)の画面において、遊技者がセーブボタン101を押下すると、図2(b)に示す画面に切り替わり、4桁のパスワードの入力が促される。この画面において、セーブボタン101が押下されると、先ず始めに、4つの枠のうち一番左の枠内にアルファベットの「a」が表示され、セーブボタン101が押下される毎に、一番左の枠内のアルファベットが「a」→「b」→「c」のように、アルファベット順に切り替わって行く。スタートレバー6は、パスワードを確定する際に操作される。図2(b)においては、一番左の枠内のアルファベットが「d」になったときにスタートレバー6が操作されて、「d」がパスワードとして確定されている。一番左の枠に対応するパスワードが確定されると、左から2番目の枠内にアルファベットの「a」が表示される。そして、同様の操作により、左から2番目の枠に対応するパスワード、右から2番目の枠に対応するパスワード、一番右の枠に対応するパスワードの順に、パスワードの入力が行われる。
4桁のパスワードが入力されると、図2(c)に示す画面に切り替わり、遊技者のIDコード「abcd」と、遊技者が入力したパスワード「dcba」とが表示される。そして、「遊技を中断してよろしいですか?」の文字により、遊技を中断するか否かが確認される。図2(c)の画面において、各BETボタン11・12・13のいずれかが押下されると、遊技者に現在与えられている権利内容データがセーブされることなく、セーブボタン101の押下前の遊技に復帰される。
図2(c)の画面において、セーブボタン101が押下されると、図2(d)に示す画面に切り替わり、権利内容データのセーブが行われて遊技が中断されたことを遊技者に報知する。セーブされた権利内容データは、所定の期間(本実施の形態においては3日)の経過後に自動消去されるように構成されている。よって、「セーブ内容は3日後に消去されます」の文字により、セーブされた権利内容データが3日後に自動消去される旨を遊技者に報知する。このように、所定の期間の経過後にセーブした権利内容データを消去することで、RAM33の記憶容量が肥大化するのを防止することができる。
図1に戻って、セーブボタン101の右側には、遊技再開指令手段及び入力手段としてのロードボタン102が設けられている。このロードボタン102は、セーブボタン101の操作によりセーブされた権利内容データをロードし、ロードした権利内容データを付与した状態、即ち、ボーナスを中断した時の状態から遊技を再開する場合に押下される。ロードボタン102が押下されると、図3(a)に示すロード確認画面が液晶表示装置5の表示画面5aに表示される。即ち、「つづきから遊技を行いますか?」の文字により、ロードした権利内容データを付与した状態から遊技を再開するか否かが確認される。図3(a)の画面において、各BETボタン11・12・13のいずれかが押下されると、セーブされた権利内容データがロードされることなく、ロードボタン102の押下前の遊技に復帰される。
図3(a)の画面において、ロードボタン102が押下されると、図3(b)に示す画面に切り替わり、4桁のIDコードの入力が促される。スタートレバー6と、セーブボタン101に代わってロードボタン102とが操作されることで、図2(b)と同様の方法で4桁のIDコードが入力される。
IDコードが入力されると、図3(c)に示す画面に切り替わり、4桁のパスワードの入力が促される。そして、ロードボタン102とスタートレバー6とが操作されることで、図2(b)と同様の方法で4桁のパスワードが入力される。
パスワードが入力されると、図3(d)に示す画面に切り替わり、遊技者が入力したIDコード(例えば「abcd」)と、遊技者が入力したパスワード(例えば「dcba」)とが表示される。そして、「つづきから遊技を行ってよろしいですか?」の文字により、ロードした権利内容データを付与した状態から遊技を再開するか否かが確認される。図3(d)の画面において、各BETボタン11・12・13のいずれかが押下されると、セーブされた権利内容データがロードされることなく、ロードボタン102の押下前の遊技に復帰される。
図3(d)の画面において、ロードボタン102が押下されると、IDコード及びパスワードが正しい場合には、セーブされた権利内容データがロードされて、図3(e)に示す画面に切り替わり、ロードした権利内容データを付与した状態から遊技が再開されたことを遊技者に報知する。一方、IDコード又はパスワードが正しくない場合には、図3(f)に示すようなエラー画面に切り替わり、セーブされた権利内容データをロードすることができない旨を遊技者に報知する。
このように、ボーナス中に遊技を中断する場合やボーナス中に遊技を中断せざるを得ない場合に、中断時の権利内容データをRAM33に記憶させておき、後日、RAM33が記憶した権利内容データを付与した状態、つまり、ボーナスを中断した時の状態から遊技を再開することができるから、遊技者は納得して遊技を中断することができる。
なお、一度ロードした権利内容データは、RAM33から消去されるようにされている。これにより、不当に利益を得ることを目的として、同じ権利内容データが付与された状態の遊技が2回以上再開されるのを防止することができる。
図1に戻って、ロードボタン102の右側には、ドア開閉/打止め解除装置28(以下、開閉装置28と言う)が設けられており、この開閉装置28は、所定の鍵を用いて、右に回すことによりドア枠2cを開錠すると伴に遊技を打止め、左に回すことによりドア枠2cを施錠する。なお、開閉装置28は、施錠すると同時に打止め解除を行う。ここで、「打止め」とは、遊技を行えない状態(停止状態)にすることを言う。この開閉装置28は、所定の鍵を有するホール係員によって操作される。
遊技機1の内部を示す図である図4に示すように、筐体2bの内部であって、リール3L・3C・3Rの上方には、セーブされた権利内容データが自動消去されるまでの所定の期間(セーブ期間という)をホール側が設定する所定期間設定手段としてのセーブ期間設定ボタン103が設けられている。ホール係員は、このセーブ期間設定ボタン103を操作することにより、ホールの集客状況やRAM33の記憶容量等を考慮して、セーブ期間を任意に設定することができる。本実施の形態においては、セーブ期間設定ボタン103の操作により、セーブ期間が3日に設定されている。
図1に戻って、キャビネット2の上方の左右には、スピーカ21L・21Rが設けられている。これら2台のスピーカ21L・21Rの間には、入賞図柄の組み合わせ及びメダルの配当枚数等を表示する配当表パネル23が設けられている。また、スピーカ21L・21Rや配当表パネル23の上方にはLEDランプ29が設けられており、後述の遊技状態に応じた演出等に伴い、点滅等するようになっている。
(遊技機1の電気的構成)
上記のように構成された遊技機1は、図5に示すように、主基板に設けられた主制御回路71と、副基板に設けられた副制御回路72とで動作が制御されている。図5に示す主制御回路71は、回路基板上に配置されたマイクロコンピュータ30を主たる構成要素とし、これに乱数サンプリングのための回路を加えて構成されている。マイクロコンピュータ30は、予め設定されたプログラムに従って制御動作を行うCPU31と、主基板側の記憶手段としてのRAM33及びROM32を有している。
CPU31には、基準クロックパルスを発生するクロックパルス発生回路34及び分周器35と、サンプリングされる乱数を発生する乱数発生器36及びサンプリング回路37とが接続されている。乱数発生器36は、一定の数値範囲に属する乱数を発生する。サンプリング回路37は、スタートレバー6が操作された後の適宜のタイミングで1個の乱数をサンプリングする。そして、CPU31は、これらの乱数発生器36及びサンプリング回路37でサンプリングされた乱数及びROM32内に格納されている確率抽籤テーブルに基づいて、内部当籤役を決定するようになっている。
尚、乱数サンプリングのための手段として、マイクロコンピュータ30内で、即ち、CPU31の動作プログラム上で乱数サンプリングを実行するように構成しても良い。その場合、乱数発生器36及びサンプリング回路37は省略可能であり、或いは、乱数サンプリング動作のバックアップ用として残しておくことも可能である。
また、CPU31は、セーブボタン101により4桁のパスワードが入力されたタイミングで、IDコードを設定する。
主制御回路71のRAM33には、種々の情報が一時的に格納される。例えば、現在の遊技状態、一の遊技におけるメダル投入数、一の遊技におけるメダル払出数、BB一般遊技状態におけるゲーム回数、BB一般遊技状態におけるRB回数、RB遊技状態における入賞回数、RB遊技状態におけるゲーム回数、IDコード、パスワード等が格納される。上述したように、現在の遊技状態、BB一般遊技状態におけるゲーム回数、BB一般遊技状態におけるRB回数、RB遊技状態における入賞回数、及び、RB遊技状態におけるゲーム回数は、セーブ及びロードされる権利内容データに含まれる。
一方、主制御回路71のROM32には、スタートレバー6を操作(スタート操作)する毎に行われる乱数サンプリングの判定に用いられる確率抽籤テーブルや停止ボタンの操作に応じてリールの停止態様を決定するための停止テーブル群等の各種のデータテーブルと、副制御回路72へ送信するための各種制御指令(コマンド)等が格納されている。また、ROM32には、後述のメインルーチン等の各処理ルーチンを実行するプログラム等が格納されている。
上記のマイクロコンピュータ30からの制御信号により動作が制御される主要なアクチュエータとしては、各種ランプ(1−BETランプ9a、2−BETランプ9b、最大BETランプ9c、当り表示ランプ17)と、各種表示部(払出表示部18、クレジット表示部19、役物作動回数表示部20)と、メダルを収納し、ホッパー駆動回路41の命令により所定枚数のメダルを払出す遊技価値付与手段としてのホッパー(払出しのための駆動部を含む)40と、リール3L・3C・3Rを回転駆動するステッピングモータ49L・49C・49Rとがある。
さらに、ステッピングモータ49L・49C・49Rを駆動制御するモータ駆動回路39、ホッパー40を駆動制御するホッパー駆動回路41、各種ランプを駆動制御するランプ駆動回路45、及び各種表示部を駆動制御する表示部駆動回路48がI/Oポート38を介してCPU31の出力部に接続されている。これらの駆動回路は、それぞれCPU31から出力される駆動指令等の制御信号を受けて、各アクチュエータの動作を制御する。
また、主制御回路71は、制御指令を発生するために必要な入力信号を発生する入力信号発生手段に接続されている。主な入力信号発生手段としては、スタートスイッチ6S、1−BETスイッチ11S、2−BETスイッチ12S、最大BETスイッチ13S、C/Pスイッチ14S、投入メダルセンサ22S、リール停止信号回路46、リール位置検出回路50、払出完了信号回路51、セーブスイッチ101S、ロードスイッチ102S、セーブ期間設定スイッチ103Sがある。これらもI/Oポート38を介してCPU31に接続されている。
スタートスイッチ6Sは、スタートレバー6の操作を検出する。投入メダルセンサ22Sは、メダル投入口22に投入されたメダルを検出する。リール停止信号回路46は、各停止ボタン7L・7C・7Rの操作に応じてリール停止信号を発生する。リール位置検出回路50は、リール回転センサからのパルス信号を受けて各リール3L・3C・3Rの位置を検出するための信号をCPU31へ供給する。払出完了信号回路51は、メダル検出部40sの計数値(ホッパー40から払出されたメダルの枚数)が指定された枚数データに達した時、メダル払出完了を検知するための信号を発生する。セーブスイッチ101Sは、セーブボタン101の操作を検出する。ロードスイッチ102Sは、ロードボタン102の操作を検出する。セーブ期間設定スイッチ103Sは、セーブ期間設定ボタン103の操作を検出する。
また、主制御回路71には、副制御回路72がコマンドや情報等を一方向に出力可能に接続されている。副制御回路72は、主制御回路71からの制御指令(コマンド)に基づいて液晶表示装置5の表示制御、スピーカ21L・21Rからの音の出力制御、及び、LEDランプ29の出力制御を行う。副制御回路72は、主制御回路71を構成する主制御基板とは別の副制御基板上に構成されている。
また、主制御回路71には、外部集中端子板89が接続されている。外部集中端子板89は、ホールコンピュータ200との間でデータ通信を可能にしている。このホールコンピュータ200は、外部集中端子板89を介して、ホールの終了時刻に関する情報を遊技機1の主制御回路71に送信する。主制御回路71のCPU31は、ホールの終了時刻までに特定の遊技(本実施の形態においてはボーナス)が終了するかどうかを判断し、ホールの終了時刻までに特定の遊技が終了しないと判断した場合に、セーブボタン101が押下されなくても、図2(a)に示すセーブ確認画面を液晶表示装置5の表示画面5aに表示させる。これにより、権利内容データをセーブして遊技を中断するように遊技者を促すことができるから、遊技者は権利内容データをセーブして、納得して遊技を中断することができる。
(遊技状態)
以上のように構成された遊技機1は、『一般遊技状態』、『RB遊技状態』及び『BB一般遊技状態』からなる3種類の遊技状態を出現させる。これら「3種類」の各遊技状態は、基本的に、内部当籤する可能性のある役の種類、再遊技に内部当籤する確率及び入賞成立を実現することが可能なボーナスの種別、内部当籤と入賞成立との関係により区別される。
『一般遊技状態』は、基本的に、所謂「出球率」(遊技に賭けられた単位有価価値に対して遊技者に付与される有価価値)の期待値が「1」よりも小さい遊技状態であり、他の遊技状態と比べて遊技者にとって最も不利な遊技状態である。
『BB一般遊技状態』は、『一般遊技状態』において、BBに内部当籤し、BBに入賞した場合に発生する。BBの入賞は、『一般遊技状態』において「赤7−赤7−赤7」又は「青7−青7−青7」が有効ラインに沿って並ぶことにより成立する。『BB一般遊技状態』は、30回の小役ゲーム又は3回のRB(レギュラーボーナス)を消化すると終了する。なお、『BB一般遊技状態』は、所定枚数のメダルの払い出しが完了すれば終了するようにしてもよい。
『RB遊技状態』は、『一般遊技状態』よりも出玉率の期待値が高く、他の遊技状態と比べて遊技者にとって最も有利な遊技状態である。『RB遊技状態』は、『一般遊技状態』又は『BB一般遊技状態』においてRB(レギュラーボーナス)に入賞した場合に発生する。RBの入賞は、一般遊技状態又はBB一般遊技状態において「赤7−赤7−青7」が有効ラインに沿って並ぶことにより成立する。なお、『BB一般遊技状態』においてRBの入賞が成立することを、一般に『JACIN』と称し、その後のゲームを『JACゲーム』と称す。なお、各遊技状態間の移行は、ボーナス図柄の組み合せが入賞ライン上に表示されたとき等により移行する。
(図柄組み合わせと払い出し枚数)
次に、遊技状態と入賞成立を示す図柄組み合せとメダルの払い出し枚数との関係について説明する。一般遊技状態においては、『BB』と、『RB』と『再遊技(リプレイ)』と『スイカの小役』と『ベルの小役』と『上チリの小役』と『下チリの小役』とに入賞する可能性がある。『BB』は、「赤7−赤7−赤7」、又は、「青7−青7−青7」が有効ラインに沿って並ぶことにより成立する。『RB』は、「赤7−赤7−青7」が有効ラインに沿って並ぶことにより成立する。これらのメダルの払い出し枚数は「0枚」である。また、『再遊技(リプレイ)』は、「Replay−Replay−Replay」が並ぶことにより成立する。再遊技の入賞が成立すると、投入したメダルの枚数と同数のメダルが自動投入されるので、遊技者はメダルを消費することなく次回のゲームを行うことができる。また、スイカ、ベル、上チリ、下チリの小役の場合、それぞれ6枚、10枚、6枚、6枚のメダルが払い出される。
BB一般遊技状態では、『RB』と『スイカの小役』と『ベルの小役』と『上チリの小役』と『下チリの小役』とに入賞する可能性がある。また、RB遊技状態においては、『再遊技』、『スイカ』、『ベル』、『上チリ・下チリ』の小役に入賞する可能性がある。スイカ、ベル、上下チリの小役の場合、それぞれ6枚、10枚、6枚のメダルが払い出される。
(遊技機1の動作)
上記の構成において、図6に示すメインフローチャートを参照して、主制御回路71のCPU31の制御動作について説明する。
先ず、電源が投入されると、遊技機1は、主制御回路71において図6のメインルーチンを実行することにより遊技を実施可能な状態になると共に、副制御回路72において図示しない演出処理ルーチンを実行することにより液晶表示装置5において演出画像の表示等を実施したり、実施可能な状態になる。
(主制御回路71の動作:メインルーチン)
主制御回路71によりメインルーチンが実行されると、図6に示すように、ゲーム開始時の初期化が行われる(S1)。具体的には、RAM33の記憶内容の初期化、通信データの初期化等が行われる。この後、ゲーム終了時のRAM33の所定の記憶内容が消去される(S2)。具体的には、前回のゲームに使用されたRAM33の書き込み可能エリアのデータの消去等が行われる。次に、メダル投入処理が実行され、BETスイッチ11S・12S・13S等からの入力があるまで待機状態となる(S3)。そして、BETスイッチ11S・12S・13S等からの入力があると、メダル投入信号が副制御回路72に単位遊技の開始信号として送信される。続いて、スタートレバー6の操作によりスタートスイッチ6Sがオンされたか否かが判定される(S4)。スタートスイッチ6Sがオンされなければ(S4,NO)、S4が再実行され、スタートレバー6が操作されるまで待機状態とされる。スタートスイッチ6Sがオンされると(S4,YES)、リール回転処理に実行が移行される(S5)。そして、抽籤用の乱数が抽出され(S6)、遊技状態監視処理が実行されることによって、今回のゲームにおける遊技状態が確認される(S7)。即ち、今回のゲームの遊技状態がBB一般遊技状態、RB遊技状態及び一般遊技状態の何れかにセットされる。
今回のゲームの遊技状態が確認されると、図示しない確率抽籤テーブルに基づく確率抽籤処理において遊技状態に対応した内部当籤役が抽籤され(S8)、抽籤された内部当籤役の情報が副制御回路72に出力される。内部当籤役を決定すると、停止テーブル群選択処理が実行される(S9)。そして、リール回転停止処理が実行され(S10)、何れかの停止ボタン7L・7C・7Rが操作されたタイミングや自動停止タイマの値が「0」になったタイミングで滑りコマ数が決定された後、滑りコマ数分、リール3L・3C・3Rが回転されてから停止される。ここで、リール3L・3C・3Rの停止に合わせて、リール停止信号や全リール停止信号が副制御回路72に出力される。『滑りコマ数』は、停止ボタン7L・7C・7Rが操作された後、リール3L・3C・3Rが停止するまでの間に移動する図柄の数である(リールが停止するまでの間における図柄の移動量(移動距離)を示す)。この後、入賞判定(入賞検索)により表示窓4L・4C・4Rの図柄の停止態様に基づいて入賞役(入賞が成立した役)が識別され(S11)、入賞信号が単位遊技の終了信号として副制御回路72に出力される。そして、遊技状態に応じてメダルのクレジット又は払出しが行われる(S12)。尚、入賞役がBB又はRBであると判定された場合には、BB一般遊技状態又はRB遊技状態の発生が行われる。
次に、現在の遊技状態がBB一般遊技状態又はRB遊技状態であるか否かが判定される(S13)。そして、遊技状態がBB一般遊技状態又はRB遊技状態でない場合には(S13,NO)、S2が再実行される。一方、遊技状態がBB一般遊技状態又はRB遊技状態である場合には(S13,YES)、ボーナスの『遊技数チェック処理』が行われる(S14)。この『遊技数チェック処理』では、RB遊技状態が発生した回数、BB一般遊技状態のゲーム回数、RB遊技状態における入賞回数、及びRB遊技状態におけるゲーム回数がチェックされると共に、BB一般遊技状態及びRB遊技状態間における遊技状態の移行(セット)が行なわれる。この後、ボーナスの終了時であるか否かが判定される(S15)。具体的には、BBの入賞が成立した後では、3回目のRB遊技状態において入賞回数が8回又はゲーム回数が12回であるか、又はBB一般遊技状態においてゲーム回数が30回であるか否かが判定される。また、RBの入賞が成立した後では、RB遊技状態において入賞回数が8回又はゲーム回数が12回であるか否かが判定される。この結果、ボーナスの終了時でないと判定された場合には(S15,NO)、S2が再実行される。一方、ボーナスの終了時であると判定された場合には(S15,YES)、ボーナス終了信号が副制御回路72に出力された後(S16)、S2が再実行される。
(主制御回路71の動作:遊技中断処理ルーチン)
また、主制御回路71は、図7に示す遊技中断処理ルーチン及び図8に示す遊技再開処理ルーチンを、メインルーチンとは独立して実行している。
主制御回路71により遊技中断処理ルーチンが実行されると、図7に示すように、セーブボタン101が押下されたか否かが判定される(A1)。セーブボタン101が押下されると(A1,YES)、図2(a)の画面において、BETボタン11・12・13が押下されたか否かが判定され(A2)、BETボタン11・12・13が押下されると(A2,YES)、権利内容データのセーブが行なわれることなく、A1から再実行される。一方、BETボタン11・12・13が押下されなければ(A2,NO)、セーブボタン101が押下されたか否かが判定され(A3)、セーブボタン101が押下されなければ(A3,NO)、A2から再実行される。一方、セーブボタン101が押下されると(A3,YES)、図2(b)の画面において、パスワードが入力されたか否かが判定される(A4)。
パスワードが入力されなければ(A4,NO)、A4から再実行されることで、パスワードの入力待ちとなる。一方、パスワードが入力されると(A4,YES)、IDコードが設定され(A5)、図2(c)の画面において、BETボタン11・12・13が押下されたか否かが判定される(A6)。BETボタン11・12・13が押下されると(A6,YES)、権利内容データのセーブが行なわれることなく、A1から再実行される。一方、BETボタン11・12・13が押下されなければ(A6,NO)、セーブボタン101が押下されたか否かが判定され(A7)、セーブボタン101が押下されなければ(A7,NO)、A6から再実行される。一方、セーブボタン101が押下されると(A7,YES)、権利内容データがIDコード及びパスワードに関連付けてRAM33に記憶される(A8)。このとき、液晶表示装置5には図2(d)の画面が表示される。そして、A1から再実行される。
このように、権利内容データをRAM33に記憶させておくことで、後日、RAM33が記憶した権利内容データを付与した状態から遊技を再開することができるから、ボーナス中に遊技を中断する場合やボーナス中に遊技を中断せざるを得ない場合に、遊技者は納得して遊技を中断することができる。
A1において、セーブボタン101が押下されなければ(A1,NO)、ボーナス中であるか否かが判定され(A9)、ボーナス中でなければ(A9,NO)、A1から再実行される。一方、ボーナス中であれば(A9,YES)、ボーナス中にホールの営業時間が終了するか否かが判定され(A10)、ボーナス中にホールの営業時間が終了しなければ(A10,NO)、A1から再実行される。一方、ボーナス中にホールの営業時間が終了するのであれば(A10,YES)、図2(a)の画面が液晶表示装置5に表示されて、A2から実行される。
このように、ボーナスが営業時間内に終了しない場合に、権利内容データをセーブしてボーナス中の遊技を中断するように遊技者を促すことができるから、遊技者は権利内容データをセーブして、納得して遊技を中断することができる。
なお、RAM33が記憶した権利内容データは、セーブ期間(本実施の形態においては3日)が経過すると消去されるから、RAM33の記憶容量が肥大化するのを防止することができる。
また、セーブ期間は、セーブ期間設定ボタン103(図4参照)により任意に設定することができるから、ホール側は、ホールの集客状況やRAM33の記憶容量等を考慮して、セーブ期間を変更することができる。
(主制御回路71の動作: 遊技再開処理ルーチン)
次に、図8を用いて遊技再開処理ルーチンについて説明する。主制御回路71により遊技再開処理ルーチンが実行されると、図8に示すように、ロードボタン102が押下されたか否かが判定される(B1)。ロードボタン102が押下されなければ(B1,NO)、B1から再実行される。一方、ロードボタン102が押下されると(B1,YES)、図3(a)の画面において、BETボタン11・12・13が押下されたか否かが判定され(B2)、BETボタン11・12・13が押下されると(B2,YES)、セーブされた権利内容データがロードされることなく、B1から再実行される。一方、BETボタン11・12・13が押下されなければ(B2,NO)、ロードボタン102が押下されたか否かが判定され(B3)、ロードボタン102が押下されなければ(B3,NO)、B2から再実行される。一方、ロードボタン102が押下されると(B3,YES)、図3(b)の画面において、IDコードが入力されたか否かが判定される(B4)。
IDコードが入力されなければ(B4,NO)、B4から再実行されて、IDコードの入力待ちとなる。一方、IDコードが入力されると(B4,YES)、図3(c)の画面において、パスワードが入力されたか否かが判定される(B5)。パスワードが入力されなければ(B5,NO)、B5から再実行されて、パスワードの入力待ちとなる。一方、パスワードが入力されると(B5,YES)、図3(d)の画面において、BETボタン11・12・13が押下されたか否かが判定され(B6)、BETボタン11・12・13が押下されると(B6,YES)、セーブされた権利内容データがロードされることなく、B1から再実行される。一方、BETボタン11・12・13が押下されなければ(B6,NO)、ロードボタン102が押下されたか否かが判定され(B7)、ロードボタン102が押下されなければ(B7,NO)、B6から再実行される。
一方、ロードボタン102が押下されると(B7,YES)、IDコードがRAM33内に存在するか否かが判定され(B8)、IDコードがRAM33内に存在しなければ(B8,NO)、図3(f)のようなエラー画面が液晶表示装置5に表示されて、B1から再実行される。一方、IDコードがRAM33内に存在すれば(B8,YES)、パスワードがIDコードに一致するか否かが判定され(B9)、パスワードがIDコードに一致しなければ(B9,NO)、図3(f)のエラー画面が液晶表示装置5に表示されて、B1から再実行される。一方、パスワードがIDコードに一致すれば(B9,YES)、セーブされた権利内容データがロードされ(B10)、図3(e)の画面が液晶表示装置5に表示されて、ロードされた権利内容データが付与された状態から遊技が再開される(B11)。その後、ロードされた権利内容データが消去され(B12)、B1から再実行される。
このように、一度ロードされた権利内容データは消去されるから、不当に利益を得ることを目的として、同じ権利内容データが付与された状態の遊技が2回以上再開されるのを防止することができる。
(副制御回路72の動作)
上記の主制御回路71におけるメインルーチン等により各種の処理が実行されると、処理に応じた結果や内容がコマンドやデータとして副制御回路72に入力される。副制御回路72においては、図示しない演出処理ルーチン等をそれぞれ独立して実行している。そして、演出処理ルーチンの実行によりコマンドに基づいた演出画像等を液晶表示装置5に表示させる。例えば、メダル投入を示すコマンドが入力された場合には、スタートレバー6の操作を促す演出画像等が液晶表示装置5に表示される。また、副制御回路72は、図7の遊技中断処理ルーチンに応じて、図2(a)〜(d)の画面を液晶表示装置5に表示させるとともに、図8の遊技再開処理ルーチンに応じて、図3(a)〜(f)の画面を液晶表示装置5に表示させる。また、液晶表示装置5からの演出にともなって、或いは独立して、LEDランプ29による演出、スピーカ21L・21Rからの音声による演出を行う。
(本実施の形態の概要)
以上のように、本実施の形態の遊技機1は、遊技の開始を指令する遊技開始指令手段(スタートレバー6、スタートスイッチ6S等)と、複数の図柄(赤7等)を変動表示可能な図柄表示手段(ステッピングモータ49L・49C・49R、リール位置検出回路50、リール3L・3C・3R等)と、遊技の開始と遊技状態とに基づいて内部当籤役を決定する内部当籤役決定手段(主制御回路71、図6のメインルーチン等)と、内部当籤役に基づいて、図柄の変動表示を停止させる停止制御手段(主制御回路71、図6のメインルーチン等)と、停止制御手段が図柄の変動表示を停止させた結果が所定の停止態様である場合に、遊技価値を付与する遊技価値付与手段(主制御回路71、図6のメインルーチン、ホッパー40、ホッパー駆動回路41、メダル検出部40s等)と、内部当籤役が決定された結果に関連した権利内容データを記憶する記憶手段(RAM33等)と、権利内容データの記憶を指令する記憶開始指令手段(セーブボタン101、セーブスイッチ101S等)と、記憶開始指令手段からの指令に応じて、IDコードを設定するIDコード設定手段(主制御回路71、CPU31等)と、記憶開始指令手段からの指令に応じて、パスワードの入力を受け付けるパスワード入力手段(セーブボタン101、セーブスイッチ101S等)と、パスワードが入力されたことを条件に、権利内容データをパスワード及びIDコードに関連付けて記憶手段に記憶させる記憶手段制御手段(主制御回路71、図7の遊技中断処理ルーチン等)と、記憶手段が記憶した権利内容データを付与した状態からの遊技の再開を指令する遊技再開指令手段(ロードボタン102、ロードスイッチ102S等)と、遊技再開指令手段からの指令に応じて、パスワード及びIDコードの入力を受け付ける入力手段(ロードボタン102、ロードスイッチ102S等)と、権利内容データに関連付けられたパスワード及びIDコードが入力されたことを条件に、記憶手段が記憶した権利内容データを付与した状態から遊技を再開させる遊技再開手段(主制御回路71、図8の遊技再開処理ルーチン等)と、IDコードとパスワードとを表示する表示手段(液晶表示装置5等)と、を有する構成にされている。
上記の構成によれば、パスワードが入力されたことを条件に、内部当籤役が決定された結果に関連した権利内容データをパスワード及びIDコードに関連付けて記憶手段に記憶させる記憶手段制御手段と、権利内容データに関連付けられたパスワード及びIDコードが入力されたことを条件に、記憶手段が記憶した権利内容データを付与した状態から遊技を再開させる遊技再開手段とを備えているから、遊技を中断する場合や遊技を中断せざるを得ない場合に、遊技者は、中断時の権利内容データを記憶手段に記憶させておくことで、後日、記憶手段が記憶した権利内容データを付与した状態から遊技を再開することができる。よって、遊技者は納得して遊技を中断することができる。
また、本実施の形態の遊技機1において、遊技再開手段が再開させた遊技に係る権利内容データが消去される構成にされている。上記の構成によれば、遊技再開手段が再開させた遊技に係る権利内容データが消去されるから、不当に利益を得ることを目的として、同じ権利内容データが付与された状態の遊技が2回以上再開されるのを防止することができる。
また、本実施の形態の遊技機1においては、特定の遊技中であって、所定の時刻に特定の遊技が終了しない場合に、記憶開始指令手段からの指令によらずに、IDコード設定手段にIDコードを設定させ、パスワード入力手段にパスワードの入力を受け付けさせる遊技中断手段(主制御回路71、図7の遊技中断処理ルーチン等)を更に備えた構成にされている。上記の構成によれば、特定の遊技中であって、所定の時刻に特定の遊技が終了しない場合に、記憶開始指令手段からの指令によらずに、IDコード設定手段にIDコードを設定させ、パスワード入力手段にパスワードの入力を受け付けさせる遊技中断手段を更に備えているから、例えばボーナスゲームがホールの営業時間内に終了しない場合に、遊技を中断して権利内容データを記憶手段に記憶させるように遊技者を促すことができる。
また、本実施の形態の遊技機1において、所定の期間(セーブ期間)が経過すると記憶手段が記憶した権利内容データが消去される構成にされている。上記の構成によれば、所定の期間が経過すると記憶手段が記憶した権利内容データが消去されるから、例えば権利内容データが記憶されてから3日経過した後にその権利内容データが消去されることで、記憶手段の記憶容量が肥大化するのを防止することができる。
また、本実施の形態の遊技機1においては、所定の期間を設定する所定期間設定手段(セーブ期間設定ボタン103、セーブ期間設定スイッチ103S等)を更に備えた構成にされている。上記の構成によれば、所定の期間を設定する所定期間設定手段を更に備えているから、ホールの集客状況や記憶手段の記憶容量等を考慮して、ホール側が所定の期間を任意に設定することができる。
なお、本実施の形態においては、権利内容データが、ボーナスが内部当籤役として決定された結果に関連したデータである構成にされているが、この構成に限定されるものではなく、ボーナス以外の内部当籤役が決定された結果に関連したデータであってもよい。
また、本実施の形態においては、キャビネット2の前面の一部を覆う程度の液晶表示装置5を用いて説明しているが、キャビネット2の前面全体を覆うように設けられた液晶表示装置5が設けられた構成であってもよい。
(本発明の実施の形態の変形例)
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、遊技機は、以下の構成を上述の実施の形態における構成に加えて、或いは重複して備えていても良い。
即ち、遊技機は、所定の遊技結果が表示された場合に遊技者に遊技価値を付与する遊技価値付与手段と、遊技開始指令信号に基づいて所定の役を当籤役として決定する当籤役決定手段と、当籤役に基づいて入賞表示手段に入賞態様を表示させる入賞表示制御手段と、演出表示手段に遊技に関連した演出態様を表示させる演出表示制御手段と、遊技結果表示手段に特定の遊技結果が表示される以前に、特定の遊技結果が表示される可能性があることを予告表示手段に予告態様を表示させる予告表示制御手段と、遊技結果表示手段に特定の遊技結果が表示される以前に特定役蓄積手段が蓄積して記憶している特定の役を当籤役とする蓄積特定役当籤手段とを少なくとも1つ以上備えていても良い。
ここで、上記の『遊技結果表示手段』は、まとめると入賞表示手段、演出表示手段、告知表示手段等を含んで構成されている。それらが、別体の表示装置であっても良いし、単一の表示装置に設けられた所定の表示部(スプライト、深度の異なる3Dオブジェクト)でも良い。また、重なって表示されても良い。さらには、1又は複数の音、1又は複数の光、1又は複数の色、1又は複数の画像、1又は複数の臭い等、1又は複数の感触(振動、圧力)のうちの何れか、複数又は全部により遊技者に報知を行なうようになっていても良い。
『遊技価値付与手段』は、遊技価値(コイン)を付与(払出)するプログラム等、有利状態発生手段を含み、賞媒体の払出、磁気カードへの記録、ゲームの得点加算も含む。
『表示制御手段』は、まとめると入賞表示制御手段、演出表示制御手段、告知表示制御手段等を含んで構成されている。単一の基板に設けられていても、別体の複数の基板に設けられても良いし、入賞表示制御手段は当籤役決定手段と同一の基板に設けられても良い。(別体でも良い。)さらには、演出表示制御手段及び告知表示制御手段は、当籤役決定手段と別体の基板に設けられても良い。(別体でも良い。)
『入賞表示手段』は、静止画像・動画像等を表示するものであり、リールやディスクによる移動表示、複数種類の図柄を可変表示または停止表示する1又は複数の図柄表示部から構成されている。例えばパチスロ機やビデオスロットの図柄、パチンコの特図、音図、判定図柄等を表示する。また、遊技結果として、特定の入賞態様を表示すれば何でも良い。
『表示停止指令手段』は、演出表示手段、入賞表示手段、告知表示手段等のうちの1つ、複数、全ての可変表示を停止させる信号を出力しても良いし、1つ又は複数の表示部に対応して1つ設けられていても良い(表示部は、図柄表示部等)。或いは、1つの表示部に対応して複数設けられていても良い(表示部は、図柄表示部等)。
『有利状態発生手段』は、複数の遊技単位の間、継続して遊技者に有利な状態が続けば何でも良い。例えば発生判定、継続判定、途中終了判定、発生、継続、終了等を行なうプログラム等である。また、『当籤役決定手段』は、当籤役抽籤手段、当籤役持越手段、特定役蓄積手段、蓄積特定役当籤手段等から構成されている。
尚、本実施の形態において、『遊技機』は、パチスロ機、スロットマシン、ビデオスロット等を含む。『遊技結果』は、入賞態様、外れ態様、演出態様、告知態様等を含む。『特定の入賞態様』は、特定の図柄の表示(『3』、『7』等)や特定の図柄の組合せの表示(『777』『776』等)、複数の図柄うちに特定の図柄が含まれている(上チリ、デカチリ等)等を含む。
『外れ態様』は、入賞表示手段に表示される入賞態様以外の態様、演出態様、告知態様等を含む。『所定の遊技結果』は、入賞態様等を含む。『演出態様』は、客待ち中、遊技中、遊技間、入賞(前、中、後)、有利状態(前、中、後)等を盛り上げる態様、または、それらの遊技情報(遊技案内)の報知態様、その他の態様等を含み、『大当り』、『ボーナス』、『外れ』、有利状態の継続数等の文字も含む。
『予告態様』は、所定の当籤役または特定の当籤役が決定されている可能性があることを遊技者に対して予告する態様や外れを予告する態様、また、その演出態様を含む。『外れ?』、『ベル?』、『大当り当籤?』、『ボーナス当籤?』、『遊技手順ナビゲート機能当籤?』等の文字も含む。『告知態様』は、所定の当籤役または特定の当籤役が決定されていることを遊技者に対して告知する態様や、所定の当籤役または特定の当籤役が決定されていないことを遊技者に対して告知する態様を含む。また、その演出態様。『大当り確定』、『ボーナス確定』、『外れ確定』、『ベル確定』、『遊技手順ナビゲート機能当籤?』等の文字も含む。
『態様』は、1又は複数の図柄(動/静止)画像、1又は複数のキャラクタ(動/静止)画像、1又は複数の背景(動/静止)画像、1又は複数の吹出し(動/静止)画像、1又は複数の文字、1図形、1又は複数の可動物の所定の動作等、1又は複数のランプの点灯、点滅等、1又は複数のスピーカの音等を含む。『遊技情報』は、遊技コンセプト(背景)、遊技のルール、操作説明、リーチ目、チャンス目、役・リプレイの説明、有利状態(BB,RB,SB等)の説明、有利状態(BB,RB等)、確率、所定時点(ボーナス、BB,RB、所定操作等)からの経過ゲーム数等を含む。
『遊技開始指令手段』は、スタートレバー、スピンボタン等のスイッチ、遊技媒体投入、図柄始動口(ゲート)等を含む。『表示停止指令手段』は、ボタン、レバー、プログラム(計時手段)等を含む。『図柄表示手段』は、CRT、LCD、プラズマディスプレイ、7セグ、ドットマトリックス、ランプ、LED、蛍光灯、EL、電子ペーパ、フレキシブルLED、フレキシブル液晶、液晶プロジェクタ、リール、ディスク、可動物等。それらが複数、それらの組合せ等を含む。
『当籤役』は、複数の役から当籤役決定手段により当籤役として決定された1または複数の役を含む。『入賞役』は、当籤役に対応する入賞態様が表示された役を含む。『遊技価値』は、賞媒体(コイン、メダル、遊技球)の払出し、遊技結果記憶媒体(磁気カード等)への所定の書き込み、リプレイ、得点の加算、有利状態の発生等を含む。『遊技媒体(賞媒体)』は、コイン、メダル、遊技球、貨幣、紙幣、磁気カード等を含む。
また、パチスロ等における役は、次のうちの1または複数を適用しても良い。外れ、所定枚数の賞媒体を払出す小役、当籤役決定手段が小役を当籤役と決定する確率を1単位遊技(1ゲーム)の間だけ高確率とするシングルボーナス、当籤役決定手段が小役を当籤役と決定する確率を複数単位遊技の間だけ高確率とするレギュラーボーナス、当籤役決定手段がレギュラーボーナスを当籤役と決定する確率を複数単位遊技の間だけ高確率とするビッグボーナス、当籤役決定手段が決定した当籤役に関する情報を遊技者による表示停止指令手段の操作より以前に報知する当籤役ナビゲート機能。停止パターン選択手段が選択した停止パターンに関する情報を遊技者による表示停止指令手段の操作より以前に報知する押順ナビゲート機能。遊技者にとって有利となる遊技手順を報知する遊技手順ナビゲート機能。
例えば、上述の当籤役ナビゲート機能、左リール、中リール、右リールに対応する左、中、右リール停止ボタンを停止操作する以前に報知されるリール停止パターン(例えば、最初に左リールを停止し、次に中リールを停止、最後に右リールを停止するパターン、同様に左リール停止→右リール停止→中リール停止のパターン、中リール停止→右リール停止→左リール停止のパターン、中リール停止→左リール停止→右リール停止のパターン、右リール停止→左リール停止→中リール停止のパターン、右リール停止→中リール停止→左リール停止のパターン)の6種類等にしたがって、左、中、右リール停止ボタンを停止操作することで入賞表示手段に所定の入賞態様が得られるリール停止ナビゲート機能等。リール停止ナビゲート機能は全てのリール(リール以外で図柄を可変表示する画像表示手段も含まれる)の停止順序をナビゲートしなくても、所定回目(例えば、最初、2番目、3番目等)に停止させるリールを遊技者に報知するようなナビゲート機能も含む。また、所定回目に停止させるリールに所定の図柄が表示されている状態でリールを停止させた場合に入賞表示手段に所定の入賞態様が得られるものも含む。遊技者による表示停止指令手段からの停止指令信号の出力から最小移動(又は略最小変動)で図柄を停止させる機能。遊技媒体の投入無しで1単位遊技の遊技を開始できるリプレイ。
また、1回の単位遊技は、例えば次のようなもののうち何れかを適用しても良い。遊技開始指令手段からの遊技開始指令信号の出力から遊技結果の表示まで。スタートレバーの操作から入賞表示手段(所定の表示手段)に遊技結果が表示されるまで。スタートレバーの操作から所定の表示手段に特定の表示(例えば、特定の文字情報、特定のキャラクタ、特定の画像)が表示されるまで。ベットボタンが遊技者により操作されたこと、または遊技媒体が遊技者により投入されたこと、等により遊技開始指令信号を出力するように構成し、ベットボタンの操作または遊技媒体の投入から入賞表示手段に遊技結果が表示されるまで。ベットボタンが遊技者により操作されたこと、または遊技媒体が遊技者により投入されたこと、等により遊技開始指令信号を出力するように構成し、ベットボタンの操作または遊技媒体の投入から所定の表示手段に特定の表示が表示されるまで。遊技開始指令信号を出力する図柄始動手段が遊技媒体(例えば遊技球)の投入または通過を検出してから入賞表示手段(所定の表示手段)に遊技結果が表示されるまで。遊技開始指令信号を出力する図柄始動手段が遊技媒体の投入または通過を検出してから所定の表示手段に特定の表示(例えば、特定の文字情報、特定のキャラクタ、特定の画像)が表示されるまで。また、複数単位遊技は、連続的または間欠的な複数回の単位遊技を適用しても良い。
さらに、本発明は、上述のパチスロ機やパチンコ遊技機等の実機の他、これらのパチスロ機等の実機の動作を家庭用ゲーム機用として擬似的に実行するようなゲームプログラムにおいても、本発明を適用してゲームを実行することができる。その場合、ゲームプログラムを記録する記録媒体は、DVD−ROM、CD−ROM、FD(フレキシブルディスク)、その他任意の記録媒体を利用できる。
以上、本発明の実施例を説明したが、具体例を例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではなく、具体的構成などは、適宜設計変更可能である。尚、発明の実施の形態に記載された、作用及び効果は、本発明から生じる最も好適な作用及び効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用及び効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
遊技機の斜視図。 液晶表示装置の表示例を示す図。 液晶表示装置の表示例を示す図。 遊技機の内部を示す図。 電気回路の構成を示すブロック図。 メインルーチンのフローチャート。 遊技中断処理ルーチンのフローチャート。 遊技再開処理ルーチンのフローチャート。
符号の説明
1 遊技機
3L,3C,3R リール
5 液晶表示装置
6 スタートレバー
6S スタートスイッチ
31 CPU
33 RAM
40 ホッパー
40s メダル検出部
41 ホッパー駆動回路
49L,49C,49R ステッピングモータ
50 リール位置検出回路
71 主制御回路
101 セーブボタン
101S セーブスイッチ
102 ロードボタン
102S ロードスイッチ

Claims (5)

  1. 遊技の開始を指令する遊技開始指令手段と、
    複数の図柄を変動表示可能な図柄表示手段と、
    前記遊技の開始と遊技状態とに基づいて内部当籤役を決定する内部当籤役決定手段と、
    前記内部当籤役に基づいて、前記図柄の変動表示を停止させる停止制御手段と、
    前記停止制御手段が前記図柄の変動表示を停止させた結果が所定の停止態様である場合に、遊技価値を付与する遊技価値付与手段と、
    前記内部当籤役が決定された結果に関連した権利内容データを記憶する記憶手段と、
    前記権利内容データの記憶を指令する記憶開始指令手段と、
    前記記憶開始指令手段からの指令に応じて、IDコードを設定するIDコード設定手段と、
    前記記憶開始指令手段からの指令に応じて、パスワードの入力を受け付けるパスワード入力手段と、
    前記パスワードが入力されたことを条件に、前記権利内容データを前記パスワード及び前記IDコードに関連付けて前記記憶手段に記憶させる記憶手段制御手段と、
    前記記憶手段が記憶した前記権利内容データを付与した状態からの遊技の再開を指令する遊技再開指令手段と、
    前記遊技再開指令手段からの指令に応じて、前記パスワード及び前記IDコードの入力を受け付ける入力手段と、
    前記権利内容データに関連付けられた前記パスワード及び前記IDコードが入力されたことを条件に、前記記憶手段が記憶した前記権利内容データを付与した状態から遊技を再開させる遊技再開手段と、
    前記IDコードと前記パスワードとを表示する表示手段と、
    を有することを特徴とする遊技機。
  2. 前記遊技再開手段が再開させた遊技に係る前記権利内容データが消去されることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 特定の遊技中であって、所定の時刻に前記特定の遊技が終了しない場合に、前記記憶開始指令手段からの指令によらずに、前記IDコード設定手段に前記IDコードを設定させ、前記パスワード入力手段に前記パスワードの入力を受け付けさせる遊技中断手段を更に備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 所定の期間が経過すると前記記憶手段が記憶した前記権利内容データが消去されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の遊技機。
  5. 前記所定の期間を設定する所定期間設定手段を更に備えていることを特徴とする請求項4に記載の遊技機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016005605A (ja) * 2015-09-01 2016-01-14 株式会社平和 遊技機

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