JP2007226886A - ガイドシャフト固定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】作業が容易で高効率にて行うことができ、工数の増加が抑制できるガイドシャフト固定装置(60)を提供する。
【解決手段】平行配設された第1及び第2ガイドシャフト(13a,13b)と、平板状の基部(19c)から延出して形成された、第1ガイドシャフトを2箇所の支持部(19A1)で支持する第1シャフト支持部(19A)及び第2ガイドシャフトを2箇所の支持部(19B1)で支持する第2シャフト支持部(19B)と、を有する弾性材のシャフトホルダ(19)と、第1及び第2ガイドシャフトが各当接する第1及び第2当接部を有しシャフトホルダ(19)が固定されたシャーシ(18)とを備え、第1及び第2ガイドシャフトは、各支持部に設けられ第1及び第2のガイドシャフトが挿通された孔(19AH,19BH)により、径方向に支持され、それぞれが第1及び第2当接部(18Ac,18Bc)に押圧されて、シャーシに固定されている。
【選択図】図10

Description

本発明は、ガイドシャフト固定装置に係り、特に、球面収差補正用光学素子の移動機構においてガイドシャフトを光学ベースに固定する用途に好適なガイドシャフト固定装置に関する。
ガイドシャフトに沿って部材を移動させる移動機構は、種々の装置に搭載されている。例えば、光ディスクなどのディスク状記録媒体に対して記録または再生を行うディスク装置においては、その光ピックアップや光学素子の移動用に用いられている。
このディスク装置が民生用機器やコンピュータの外部記憶装置として普及するに伴い、搭載された光ピックアップに対する小型化あるいは薄型化の市場要求が強くなってきている。
その要求に対応して、光ピックアップを構成する部品はより小さくなると共にその実装密度も高くなり、組み立てや調整時の良好な作業性を如何に確保するかが課題となっている。
さらに、記録媒体の記録密度も高密度化し、それに伴う組み立て精度の向上要求もあるため、組み立て調整時の作業性向上と装置の小型化あるいは薄型化との両立も課題となっている。
ディスク装置には、光ピックアップ、あるいは、ディスク状記録媒体に対して照射するレーザの光路中に生じる球面収差を補正する光学素子、などの光学部材と嵌合してこの光学部材を直線移動させるためのガイドシャフトが搭載されており、このガイドシャフトはシャーシなどの基準となる部材に光学部材の移動方向と平行に精度よく固定されている。
このガイドシャフトをシャーシに固定する固定装置の一例が特許文献1に記載されている。
具体的には、一対のガイドシャフトをシャーシに対して押さえ板バネを用いて固定した例であり、押さえ板バネは、一対のガイドシャフトの両端部側にそれぞれ独立して合計4個配置され、それぞれがガイドシャフトをシャーシ側に押し付けながら個々にネジにより固定された構成である。
この構造に関連した別の具体例を、図11を用いて説明する。
図11(b)は従来のディスク装置に搭載される球面収差補正用光学素子、いわゆるエキスパンダ系駆動部の可動部JKを示している。このエキスパンダ系駆動部は可動部JKと図示しない固定部とで構成され、固定部は、固定レンズがホルダーを介して可動側の光軸CLと一致するようにシャーシである光学ベース18に固定されている。
可動部JKの構成をその組み立て図である図11(a)も参照して説明する。
まず、可動側のレンズ10bはホルダー12に固定されている。
そのホルダー12は嵌合孔12a,12bを有しており、ホルダー12は、この嵌合孔12a,12bのそれぞれにガイドシャフト13a,13bが挿通してそのガイドシャフト13a,13bに沿って摺動可能なように支持されている。
光学ベースであるシャーシ18には、2対のシャフト支持部である第1のシャフト支持部18aと第2のシャフト支持部18bとが図の上方に突出して形成されており、その第1及び第2のシャフト支持部18a,18bは、その上端部に第1のシャフト支持部18aと第2のシャフト支持部18bとで互いに向かい合うようなL字状の第1及び第2の切り欠き部18a1,18b1を有している。
一対のガイドシャフト13a,13bは、それぞれこの第1及び第2の切り欠き18a1,18b1のL字状なる2つの面に当接するように載置され、シャーシ18に形成された雌ねじ18cと雄ねじ17との螺合によってシャーシ18に固定された2つの板バネ31,32により、各シャフト支持部18a,18bに押しつけられることでシャーシ18に対して支持される。
さらに具体的には、板バネ31,32はそれぞれ一対の腕部31a,31b,32a,32bを備えており、各腕部31a,31b,32a,32bがガイドシャフト13a,13bを上方側から当接するように各寸法が設定されている。
従って、2本のシャフト18a,18bを2つの板バネ31,32で固定する構成となっている。
このエキスパンダ系駆動部の可動部JKのホルダー12は、リードスクリューを介して駆動用モータと連結され(いずれも図示せず)、このモータの駆動によりガイドシャフト13a,13b上を光軸CL方向にスムーズに摺動する。
特開昭63−113874号公報
上述したように、従来のエキスパンダ系の駆動部における可動部JKのホルダー12は、一対のガイドシャフト13a,13bと一対の板バネ31,32と一対の雄ねじ17を用いて光学ベース(シャーシ)18に固定されている。
一部繰り返しとなるが、この可動部JKの詳細な組み立て手順を、図11(a)を参照して説明する。
まずホルダー12の嵌合孔12a,12bにガイドシャフト13a、13bを挿通し、その状態で、ガイドシャフト13a,13bを光学ベース18のシャフト支持部18a,18bの上端部に設けた切り欠き部18a1,18b1に載置する。
次に、板バネ31,32を、その腕部31a,31b,32a,32bがガイドシャフト13a,13bを上方から当接するようにして雄ねじ17と光学ベース18の雌ねじ13aとの螺合により固定する。
この固定において、板バネ31,32の各腕部31a,31b,32a,32bはガイドシャフト13a、13bに当接すると共にさらに弾性的に変形することで、ガイドシャフト13a,13bは、シャフト支持部18a,18bの切り欠き部18a1,18b1の2つの面、すなわち、光学ベース18に直交する面と平行な面との2面に押圧された状態で支持される。
しかしながら、この組み立て作業においては、ホルダー12の嵌合孔12a,12bにガイドシャフト13a,13bを挿通しただけの不安定な状態でシャフト支持部18a,18bに載置するので、作業の途中でガイドシャフト13a,13bが嵌合孔12a,12bから抜けてしまう場合があり、作業が難しく、また、効率が良くないという問題があった。
さらに、ガイドシャフト13a,13bを固定する板バネが2つあり、これを光学ベース18に対して別々に位置決めして雄ねじ17でネジ止めするので、取り付け時間が余分にかかり工数が増加するという課題があった。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、作業が容易で高効率にて行うことができ、工数の増加が抑制できるガイドシャフト固定装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本願発明は手段として次の構成を有する。
すなわち、互いに平行に配設された第1及び第2のガイドシャフト(13a,13b)と、平板状の基部(19c)と、該基部(19c)から延出して形成された、前記第1のガイドシャフト(13a)を2箇所の支持部(19A1)で支持する第1シャフト支持部(19A)及び前記第2のガイドシャフト(13b)を2箇所の支持部(19B1)で支持する第2シャフト支持部(19B)と、を有して弾性材から成るシャフトホルダ(19)と、前記第1及び第2のガイドシャフト(13a,13b)がそれぞれ当接する第1及び第2当接部(18Ac,18Bc)を有し前記シャフトホルダ(19)が固定されたシャーシ(18)と、を備え、
前記第1及び第2のガイドシャフト(13a,13b)は、各前記支持部(19A1,19B1)に設けられ前記第1及び第2のガイドシャフト(13a,13b)がそれぞれ挿通された孔(19AH,19BH)により径方向に支持されると共に、それぞれが前記第1及び第2当接部(18Ac,18Bc)に押圧されて前記シャーシ(18)に対して固定されて成ることを特徴とするガイドシャフト固定装置(60)である。
本発明によれば、作業が容易で高効率にて行うことができ、工数の増加が抑制できるという効果を奏する。
本発明の実施の形態を、好ましい実施例により図1〜図10を用いて説明する。
図1は、本発明のガイドシャフト固定装置の実施例が適用されるディスク装置を説明する概略構造図である。
図2は、本発明のガイドシャフト固定装置の実施例の要部を説明する平面図と側面図である。
図3は、本発明のガイドシャフト固定装置の実施例における一部材を説明する斜視図である。
図4は、本発明のガイドシャフト固定装置の実施例における他の部材を説明する斜視図である。
図5は、本発明のガイドシャフト固定装置の実施例の組み立て手順を説明するための第1の組み立て図である。
図6は、本発明のガイドシャフト固定装置の実施例の組み立て手順を説明するための第2の組み立て図である。
図7は、本発明のガイドシャフト固定装置の実施例の組み立て手順を説明するための第3の組み立て図である。
図8は、本発明のガイドシャフト固定装置の実施例の組み立て手順を説明するための第4の組み立て図である。
図9は、本発明のガイドシャフト固定装置の実施例を説明するための側面図である。
図10は、本発明のガイドシャフト固定装置の実施例を説明するための斜視図である。
本発明の実施例として、ここではディスク状記録媒体に対して情報の記録又は再生を行うディスク装置に搭載されるエキスパンダ系駆動部51について説明する。もちろん、この実施例は、ガイドシャフトを備えた種々の駆動機構に適用できることは言うまでもない。
まず、このディスク装置50の光ピックアップ周辺の光学系の概略について図1を用いて説明する。
図1において、レーザダイオード1から出射したレーザ光LB(図中に一点鎖線で示す)は、コリメートレンズ2で平行光とされ、偏向ビームスプリッタ3aと一体となった整形プリズム3(以下、単に整形プリズム3と呼ぶ)に入射しほぼ円形のビームに整形される。
その後、レーザ光LBは、球面収差を補正するために設けられているエキスパンダレンズ群10を通過し、立ち上げミラー4において、1/4波長板5や対物レンズ6が配置されている方向(図1における上方向)に向け反射する。
対物レンズ6では、図の下方から入射したレーザ光LBを集光して光ディスク7に照射し、記録を行う場合はその信号面に対して情報の書き込みを行う。
光ディスク7からの反射光は、対物レンズ6及び1/4波長板5を通過した後、立ち上げミラー4においてエキスパンダレンズ群10の方向(図1における左方向)に向け反射する。
この反射光は、エキスパンダレンズ群10を通過した後、整形プリズム3と一体となった偏向ビームスプリッタ3aで検出レンズ8の方向(図1の下方向)に向け反射し、レンズ8で集光されて光検出器9に入射する。
光検出器9では光ディスク7の信号面からのメイン信号,フォーカスエラー信号,及びトラッキング信号が検出される。
ここで、エキスパンダレンズ群10は、上述したように、2枚のレンズ10a,10bで構成されている。
レーザの光路において対物レンズ6側に位置するレンズ10bは、図1には図示しない駆動機構により光軸CL方向に沿って移動可能な移動レンズ10bである。
一方、光路においてレーザダイオード1側に位置するレンズ10aは、移動しない固定レンズ10aである。
このエキスパンダレンズ群10において、可動レンズ10bを光軸CLに沿って移動させ固定レンズ10aとの距離を変化させることにより、球面収差を補正することができる。
この球面収差は、光ディスク7の入射面7a側に設けられた透明のカバー層(図示せず)の厚みの誤差により発生する光学的収差である。
次に、上述したエキスパンダレンズ群10の可動レンズ10bを駆動するエキスパンダ系駆動部51について詳述する。
図2は、このエキスパンダ系駆動部51の概略図である。
固定レンズ10aは固定ホルダー11に保持され、この固定ホルダー11は、ディスク装置50側のシャーシ(以下、光学ベースとも称する)18に固定されている。この固定ホルダー11は樹脂材料を射出成形して形成されている。
可動レンズ10bはホルダー12のレンズ保持孔12hに保持されている。
このホルダー12は、図3にも示すように、可動レンズ10bを保持するレンズ保持孔12hが形成された枠部12wと、その枠部12wから互いに離れる方向に延出する一対のシャフト支持腕12a,12bを備えている。
各シャフト支持腕12a,12bには、シャフト嵌合孔12a1,12b1が設けられており、このシャフト嵌合孔12a1,12b1には、図2に示すようにガイドシャフト13a,13bがそれぞれ挿通されている。
このとき、ガイドシャフト13a,13bの軸方向と、ホルダー12が保持した可動レンズ10bとの光軸CLとが平行となるように設定されている。
また、このガイドシャフト13a,13bは、シャフトホルダ19により支持されている。
シャフトホルダ19は、図4に示すように、平板状の基部19cと、その概ね4隅から立ち上げられた2対の腕部19A,19Bとを備えており、ばね性を有する材料(例えばリン青銅板など)で形成されている。
腕部19A,19Bには、立ち上げにおける2段曲げにより、互いに平行で、かつ、基部19cに対して垂直な面を有するシャフト支持部19A1,19B1がそれぞれ形成されている。
また、各シャフト支持部19A1,19B1には、貫通孔19AH,19BHが形成されており、この各貫通孔19AH,19BHには、図2に示すように、それぞれガイドシャフト13a,13bが挿通される。
このとき、各ガイドシャフト13a,13bは、貫通孔19AH,19BHによりその径方向に位置規制され、また、互いに精度よく平行となるようにその貫通孔19AH,19BHの位置などが設定されている。
また、基部19cには、一対の取り付け孔19dと一方を長孔とした一対の位置出し孔19eとが、貫通孔19AH,19BHに挿通されたガイドシャフト13a,13bの長手方向に沿って形成されている。
そして、シャフトホルダ19は、図2に示すように、位置出し孔19eがシャーシ18に設けられた基準用凸部18kと嵌合して位置出しされると共に、取り付け孔19dを介して雄ねじ17がシャーシ18に設けられた雌ねじ18mに螺合することでシャーシ18に固定されている。
このとき、ガイドシャフト13a,13bが、シャーシ18に設けられた載置部18s(図2には図示せず)に当接するように固定されるが、載置部18sについての詳細は後述する。
上述した構成において、図2に示すように、ホルダー12は、ガイドシャフト13a,13bを支持するシャフトホルダ19のシャフト支持部19A1,19B1間に配置されている。
具体的には、ホルダー12のシャフト支持腕12aは、シャフトホルダ19の一対のシャフト支持部19A1間に配置され、シャフト支持腕12bは、一対のシャフト支持部19B1間に配置されている。
一方、ホルダー12のシャフト支持腕12aは、駆動モータ14と接続されたリードスクリュー15に対してリード連結部21で連結されている。
従って、駆動モータ14の駆動によるリードスクリュー15の回動に伴い、ホルダー12は、シャフトホルダ19のシャフト支持部19A1の間隔Waとシャフト支持部19B1の間隔Wbとの内の短い方の間隔の範囲内でガイドシャフト13a,13bに沿って移動する。
このホルダー12の移動、すなわち、可動レンズ10bの光軸CL方向の移動により、固定レンズ10aと可動レンズ10bとの間隔が変化して球面収差の補正を行うことができる構成となっている。
次に、図5〜図7を用いて、このエキスパンダ系駆動部51の組み立て手順の概略について説明する。また、光学ベース18の載置部18sについても詳述する。
(手順1)まず、図5に示すように、予め可動レンズ10bをレンズ保持孔12hに接着剤などにより取り付けたホルダー12を、シャフトホルダ19の基部19c上に載置する。その際、ホルダー12のシャフト支持腕12a,12bが、それぞれシャフトホルダ19の一対の腕部19Aの間及び一対の腕部19Bの間に入るように位置決めする。
(手順2)次に、図6に示すように、ガイドシャフト13a及び13bを、それぞれシャフトホルダ19の貫通孔19AH,19BHの各一方に挿通し、さらに、ホルダー12のシャフト嵌合孔12a1,12b1に挿通し、最後に貫通孔19H1,19BHの各他方に挿通する。
この挿通した状態を組立体KTと称し、その斜視図を図7に示す。
光学ベース18との固定の前に予めこのような組立体KTを構成することで、可動レンズ10bを有するホルダー12と、シャフトホルダ19と、ガイドシャフト13a,13bとが一体化されると共に、ガイドシャフト13a,13bは、その長手方向の離れた位置でシャフトホルダ19により支持されるので容易に抜けることが無い。
従って、作業効率が低下することがなく、扱いも極めて容易となる。
ここで、光学ベース18の形態について詳細を説明する。
図8において、光学ベース18には、上述したように、一対の雌ねじ18mと基準用凸部18kが形成されている。
また、光学ベース18には、ガイドシャフト13aをその両端側で支持するための一対の載置部18A,18Aと、ガイドシャフト13bをその両端側で支持するための一対の載置部18B,18Bと、が形成されている。
まず、図8の手前の載置部18Aを代表として詳細を説明すると、この載置部18Aは、ガイドシャフト13aの長手方向に沿う方向の互いに交わる2つの平面18A1,18A2を有する切り欠き部18Acをその先端側に有している。
別の言い方で説明すると、この2つの平面18A1,18A2は、光学ベース18の表面18pと平行な平面18A1及びその平面18A1に直交する平面18A2であり、この両面は、ガイドシャフト13aと当接する当接面18A1,18A2でもある。
また、載置部18Bについても同様であり、ガイドシャフト13bの長手方向に沿う方向の互いに交わる2つの平面18B1,18B2を有する切り欠き部18Bcをその先端側に有している。また、この2つの平面18B1,18B2は、光学ベース18の表面18pと平行な平面18B1及びその平面18B1に直交する平面18B2であり、この両面は、ガイドシャフト13bと当接する当接面18B1,18B2でもある。
そして、載置部18Aと載置部18Bとにおいて、切り欠き部18Ac,18Bcは、互いに非対向側となるように形成されている。
2つの当接面18A1,18A2、あるいは、2つの当接面18B1,18B2は、互いに交わる平面であれば直交するものに限らないが、面形成の容易性から直交する面とするのが好ましい
図8において、光学ガイド18の表面18pと、これに平行な当接面18A1,18B1との距離HSは、シャフトホルダ19の底面を含む平面とガイドホルダ19の貫通孔19AH,19BHで径方向の位置規制がなされた状態のガイドシャフト13a,13bの表面との距離H0よりも大きく形成されている。すなわち、HS>H0である。
(手順3)再び組み立て手順を図8により説明する。
手順2で組み立てた組立体KTを、光学ベース18上に載置する。
その際、シャフトホルダ19の位置出し孔19eに光学ベース18の基準用凸部18kが係合するように、また、ガイドシャフト13aの両端部側が一対の載置部18Aの切り欠き部18Acに当接するように、また、ガイドシャフト13bの両端部側が一対の載置部18Bの切り欠き部18Bcに当接するように、位置を調節する。
この調節した位置において、雄ねじ17をシャフトホルダ19の取り付け孔19dに挿入し、さらに光学ベース18の雌ねじ18mに螺合して、組立体KTを光学ベース18に固定する。
ここで、上述したように、HS>H0であるから、雄ねじ17を締め付けていくと、シャフトホルダ19の底面が光学ベース18の表面18pに当接するよりも先にガイドシャフト13a,13bが切り欠き部13Ac,13Bcの当接面13A1,13B1に当接する。
従って、この当接位置からさらに雄ねじ17を締め付けていくと、シャフトホルダ19の各腕部19A,19Bが弾性変形してガイドシャフト13a,13bを切り欠き部18Ac,18Bcに向けて押圧するようになる。この状態を図9に示す。
この図9を用いて各ガイドシャフト13a,13bの切り欠き部18Ac,18Bcに対する押圧を詳しく説明すると、雄ねじ17の締め込みによりシャフトホルダ19の基部19cには、図の下向きの力F1が作用する。
ガイドシャフト13a,13bは各切り欠き部18Ac,18Bcに当接しているので、基部19cの締めしろ、すなわち、HS−H0(差分)はシャフトホルダ19自体の変形により吸収される。
この変形において、シャフトホルダ19の貫通孔19AH,19BHは、基部19cと一体であるから基部19cとの距離を維持しようとして弾性反発力Fa,Fbをそれぞれガイドシャフト13a,13bに与える。その力Fa,Fbは、基部19cの雄ねじ17の固定部位に向かう力である。
従って、2本のガイドシャフト13a,13bは、一部品の固定のためのねじの締め付けによって、それぞれ切り欠き部18A1,18B1の各当接面18A1,18A2,18B1,18B2に確実に押圧され、浮きなどが発生することなく、また、外部からの振動や衝撃の付与に対してもずれることがなく極めて確実に光学ベース18に固定される。
以上の手順により、組立体KTが光学ベース18に固定されてエキスパンダ系駆動部51の可動側KTが組み立てられる。この状態を図10に示す。
この図10に示したガイドシャフト固定装置60の実施例は、一対のガイドシャフト13a,13bと、このガイドシャフト13a,13b上を摺動するホルダー12と、このガイドシャフト13a,13bが挿通されると共にこれをその長手方向に離隔した位置で支持する各一対の貫通孔19AH,19BHを備えてばね性を有する一体のシャフトホルダ19と、このシャフトホルダ19が締めしろを吸収するよう変形して固定されるベース18であって、シャフトホルダ19の固定位置19dが一対のガイドシャフト13a,13b間に設定されると共に、ガイドシャフト13a,13bがベース18側と他方のガイドシャフト13b,13a側との双方に固定の際の変形により押圧する2つの当接面18A1,18A2,18B1,18B2を有する切り欠き部18Ac,18Bcを備えたベース18と、により構成されて成るものである。
この実施例は、繰り返しになるが、上述したエキスパンダ系駆動部に限らず、一対のガイドシャフトとそのシャフトに沿って摺動する可動部とを備えた種々の駆動機構に適用可能であることは言うまでもない。
本発明の実施例は、上述した構成及び手順に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において変形例としてもよいのは言うまでもない。
シャフトホルダをシャーシに固定する手段は、上述したようなネジ締結に限るものではなく、溶着やかしめなど、周知の部材固定手段を適用することができる。
本発明のガイドシャフト固定装置の実施例が適用されるディスク装置を説明する概略構造図である。 本発明のガイドシャフト固定装置の実施例の要部を説明する平面図と側面図である。 本発明のガイドシャフト固定装置の実施例における一部材を説明する斜視図である。 本発明のガイドシャフト固定装置の実施例における他の部材を説明する斜視図である。 本発明のガイドシャフト固定装置の実施例の組み立て手順を説明するための第1の組み立て図である。 本発明のガイドシャフト固定装置の実施例の組み立て手順を説明するための第2の組み立て図である。 本発明のガイドシャフト固定装置の実施例の組み立て手順を説明するための第3の組み立て図である。 本発明のガイドシャフト固定装置の実施例の組み立て手順を説明するための第4の組み立て図である。 本発明のガイドシャフト固定装置の実施例を説明するための側面図である。 本発明のガイドシャフト固定装置の実施例を説明するための斜視図である。 従来のエキスパンダ系駆動部の可動部を説明するための斜視図である。
符号の説明
1 レーザダイオード
2 コリメートレンズ
3 整形プリズム
3a 偏向ビームスプリッタ
4 立ち上げミラー
7 光ディスク
7a 入射面
8 レンズ
9 光検出器
10 エキスパンダレンズ群
10a 固定レンズ
10b 可動レンズ
11 固定ホルダー
12 ホルダー
12a,12b シャフト支持腕
12a1,12b1 シャフト嵌合孔
12h レンズ保持孔
12w 枠部
13a,13b ガイドシャフト
14 駆動モータ
15 リードスクリュー
17 雄ねじ
18 シャーシ(光学ベース)
18k 基準用凸部
18m 雌ねじ
18A,18B,18s 載置部
18A1,18A2,18B1,18B2 当接面(平面)
18Ac,18Bc 切り欠き部
19 シャフトホルダ
19c 基部
19A,19B 腕部
19A1,19B1 シャフト支持部
19AH,19BH 貫通孔
19d 取り付け孔
19e 位置出し孔
21 リード連結部
50 ディスク装置
51 エキスパンダ系駆動部
CL 光軸
F1,Fa,Fb 力
KT 組立体
LB レーザ光
Wa,Wb 間隔

Claims (1)

  1. 互いに平行に配設された第1及び第2のガイドシャフトと、
    平板状の基部と、該基部から延出して形成された、前記第1のガイドシャフトを2箇所の支持部で支持する第1シャフト支持部及び前記第2のガイドシャフトを2箇所の支持部で支持する第2シャフト支持部と、を有して弾性材から成るシャフトホルダと、
    前記第1及び第2のガイドシャフトがそれぞれ当接する第1及び第2当接部を有し前記シャフトホルダが固定されたシャーシと、を備え、
    前記第1及び第2のガイドシャフトは、各前記支持部に設けられ前記第1及び第2のガイドシャフトがそれぞれ挿通された孔により径方向に支持されると共に、それぞれが前記第1及び第2当接部に押圧されて前記シャーシに対し固定されて成ることを特徴とするガイドシャフト固定装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009301697A (ja) * 2008-05-16 2009-12-24 Panasonic Corp 光ピックアップ装置及び光ディスク装置
JP2010165396A (ja) * 2009-01-14 2010-07-29 Sanyo Electric Co Ltd 光ディスク装置のガイド軸支持装置

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