JP2007226039A - プラガブル光トランシーバ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】光トランシーバ1は、光ケーブルが着脱自在に装着されるレセプタクル30と、ホスト装置のケージの係合孔に挿脱自在に係合する係合突起23aを有するアクチュエータ20と、レセプタクル30に回動可能に装着されるベール10を有し、ベール10を回動して係合突起23aを前記係合孔に挿脱させて光トランシーバ1をホスト装置のケージに挿脱する。ベール10の脚部先端はアクチュエータ20に接触し、ベール10が回動運動するときに、該接触部分の係合によりアクチュエータ20がシーソー運動し、ケージの係合孔に係合突起23aが挿脱される。
【選択図】図1
Description
また、前述のような挿脱機構では、挿脱機構を構成する構成部品同士が互いに外れやすく、ケースの先端にアクチュエータの支持片などを設けるなどして部品が外れるのを防止する必要がある。
前記アクチュエータの前記接触部に、前記ベールの延長部先端が接触して摺動する接触面が構成され、該接触面は凹部を含み、該凹部に前記延長部先端が係合することで前記ベールを所定の位置に保持可能とした。
また、前記接触面は溝と縁を含み、前記ベールの延長部先端は前記溝に係合する凸部と、前記縁を収納する凹部を含む。
前記板バネ部は、前記アクチュエータを前記レセプタクルに固定した時に、前記シーソー運動の軸を中心として、前記アクチュエータの前記係合突起が形成されている側に対して反対の側を前記レセプタクルに押し付ける付勢力を与えるようにした。
図2(A)は本発明に係るアクチュエータの下方俯瞰図、図2(B)は同上方俯瞰図、及び図2(C)は側面図である。アクチュエータ20は本体部21、支点部22、及び係合部23の大概三つの部分から成る。本体部21は、両側に接触部21a、これら接触部21aを連結する連結部21dを備え、また、この連結部21dから後方に向かって延び出す板バネ部24を一体的に有する。
図3(A)はレセプタクル30の前方俯瞰図、図3(B)は同後方俯瞰図である。レセプタクル30は樹脂のモールド成型により形成されている。レセプタクル30は前方から順にレセプタクル部31、搭載部32、接続部33に分けられる。レセプタクル部31は、前方に送信/受信用の二つの開口31a、31bを有し、当該開口に光ケーブルの端部(光コネクタ)が挿入される。開口の内寸(幅、奥行き)および開口間の間隔は光コネクタの規格により規定されている。
図4(A)は第1の形態に係るベールの上前方俯瞰図、図4(B)は同下後方俯瞰図である。ベール10は一対の脚部11とこれら脚部11を接続する連結部12を有する、所謂U字状の形態を備える。この形態に係るベール10は樹脂のモールド成型により形成されている。ベール10の連結部12には二つの凹部12a、12bが形成されており、ベール10の連結部12のレセプタクル30の所定箇所にセットした際に、レセプタクル30の送信/受信用の二つの開口31a、31bに連続する形状を有する。その上面にはラベルを貼り付けるための凹部12cも設けられている。
また、この延長部11bの突起11cの複合形状により、ベール10はアクチュエータ20と確実に組立てられ、ベール10を回動させた場合であっても、その脚部11が外方に向かって拡がりアクチュエータ20から外れることがなくなる。すなわち、ベール10の脚部11が外方に広がろうとしても、突起11cのガイド縁11dがアクチュエータ20のガイド縁21eの内面に当接して広がるのを防止する。
図5(A)は第2の形態に係るベールの上前方俯瞰図、図5(B)は同下後方俯瞰図である。ベール110は、金属板材、例えばステンレスを折り曲げ加工して形成される。前述のベール10と同様に、ベール110においても、一対の脚部111、及び当該脚部を連結する連結部112を備えるU字形状の部材である。脚部110には、レセプタクル30の取付軸31cが挿通される挿通孔111aが備わり、ベール110は取付軸31cを中心とする回動運動が可能である。
なお、図5(B)に示すベール110の脚部111も前述と同様に、略L字形状であるが、脚部111の短辺(延長部111b)の上面111hに、脚部の短辺の上面が内側に折り曲げられて形成された折り曲げ部111iを備えても良い。折り曲げ部111iを設けることにより、短辺上面111hの面積が増え、短辺上面111hを押下げることが容易になる。また、この折り曲げ部111iは必ずしも両方の脚部111に設ける必要はない。本発明に係る光トランシーバ1を高密度で実装されたケージに挿入して用いる際に、両方の脚部111にこの折り曲げ部111iを設けた場合に、隣接するトランシーバの脚部に触れてしまう場合が想定される。いずれか一方にのみ設けることでこの事態を避けることができる。
図6(A)〜図6(E)は第1の形態のベール10の回動運動とアクチュエータ20のシーソー運動との関係を説明する一連の図である。図6(A)においてベール10は初期状態にある。すなわち、ベール10の連結部12はレセプタクル30の上方にあって、また、レセプタクル30の二つの開口31a、31bを解放している。この時ベール10の延長部11bの突起11cはアクチュエータ20の接触面の最先端にあって、第1の凹部21iに納まり、保持されている。また、係合突起23aは最も外側に突き出された状態にあって、ケージの係合孔に納まっている。
次に、本発明のトランシーバのベール、アクチュエータをレセプタクルに対して組み付ける方法を図7(A)〜図7(D)を参照して説明する。
Claims (7)
- ホスト装置のケージに挿脱可能な光トランシーバであって、
該光トランシーバは、
光伝送ケーブルの端部が着脱自在に装着されるレセプタクルと、
前記ケージの底部に形成された係合孔に挿脱自在に係合する係合突起を有するアクチュエータと、
前記レセプタクルに回動可能に装着され、回動動作によって前記アクチュエータの前記係合突起を前記ケージの係合孔に挿脱させるベールと、
を備え、
前記レセプタクルは、前記ベールが回動可能に取り付けられる取付軸を有し、
前記ベールは、一対の脚部を備え、
該脚部は、前記取付軸が挿通される挿通孔を有し、前記取付軸を中心とする回動運動が可能であり、かつ、前記挿通孔より延長する延長部を有し、
前記アクチュエータは、前記ベールの延長部が接する接触部を有し、
前記ベールが回動運動するときに、前記アクチュエータの前記接触部と前記ベールの前記延長部との係合により前記アクチュエータがシーソー運動し、該シーソー運動により前記ケージの前記係合孔に前記アクチュエータの前記係合突起が挿脱される、
ことを特徴とする光トランシーバ。 - 前記ベールの回動は、少なくとも、前記アクチュエータの前記係合突起が最も下に位置して前記ケージの前記係合孔に係合する位置と前記係合突起が前記係合孔から離脱される係合解除位置との間で、前記アクチュエータをシーソー運動させるものであることを特徴とする請求項1に記載の光トランシーバ。
- 前記アクチュエータの前記接触部に、前記ベールの延長部先端が接触して摺動する接触面が構成され、該接触面は凹部を含み、該凹部に前記延長部先端が係合することで前記ベールを所定の位置に保持可能としたことを特徴とする請求項1または2に記載の光トランシーバ。
- 前記接触面は溝と縁を含み、前記ベールの延長部先端は前記溝に係合する凸部と、前記縁を収納する凹部を含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の光トランシーバ。
- 光伝送ケーブルの端部が着脱自在に装着されるレセプタクルと、
ホスト装置のケージの底部に形成された係合孔に挿脱自在に係合する係合突起を有するアクチュエータとを有し、
前記レセプタクルは、該レセプタクルの下部に前記アクチュエータをシーソー運動可能に軸支して有し、該シーソー運動により前記ケージに形成された前記係合孔に前記アクチュエータの前記係合突起が挿脱され、これによって光トランシーバをホスト装置のケージ内に挿脱可能とした光トランシーバであって、
前記アクチュエータは、該アクチュエータが前記係合突起を前記係合孔から離脱させる方向にシーソー運動させる時に、該シーソー運動に抗する板バネ部を一体的に有し、該板バネ部により、前記係合突起を前記係合孔に向けて付勢するようにしたことを特徴とする光トランシーバ。 - 前記アクチュエータの前記板バネ部を前記レセプタクルに固定し、前記アクチュエータを前記レセプタクルに軸支している軸支部の係合が外れるのを防止するようにしたことを特徴とする請求項5に記載の光トランシーバ。
- 前記板バネ部は、前記アクチュエータを前記レセプタクルに固定した時に、前記シーソー運動の軸を中心として、前記アクチュエータの前記係合突起が形成されている側に対して反対の側を前記レセプタクルに押し付ける付勢力を与えるようにしたことを特徴とする請求項5または6に記載の光トランシーバ。
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