JP2007226033A - レンズ系 - Google Patents

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Abstract

【課題】色収差を軽減した、負屈折率媒質を用いたレンズ系を提供すること。
【解決手段】負屈折を示す媒質301で形成された第1のレンズ502と、正の屈折率を持つ媒質302で形成された第2のレンズ503を含み、第1のレンズ502を形成するレンズのアッベ数と、第2のレンズ503を形成する材料のアッベ数との符号が異なることを特徴とするレンズ系である。また、負屈折を示す媒質303で形成された第1のレンズ509と、負屈折を示す媒質304で形成された第2のレンズ510を含み、前記第1のレンズ509を形成するレンズのアッベ数と、前記第2のレンズ510を形成する材料のアッベ数との符号が異なることを特徴とするレンズ系である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、レンズ系に関する。
光あるいは電磁波を用いた光学素子、撮像光学系、観察光学系、投影光学系、信号処理系等の光学系及びそれらを用いた光学装置が従来より知られている。これらの光学系は光あるいは電磁波の波動性のために生ずる回折の為に、解像が制限される欠点があった。
そこでこの回折限界を越える結像を実現する技術として以下の非特許文献2,5等では負屈折率媒質を用いることが記されている。
図9は、その説明図で、負屈折率媒質301で形成された平行平板380による結像を示したものである。図9において、
t0 …物点と平板380の左側面の距離
t0′…像点と平板380の右側面の距離
t…平板380の厚さ
i…入射角
r…屈折角
ns …負屈折率媒質301の真空に対する屈折率
とする。
平板380の周囲の媒質の真空に対する屈折率はn0 であり真空の場合n0 =1である。図9はn0 =1,ns =−1の場合を示している。
矢印は物体から出た光のうちの放射光成分を示している。非特許文献2によれば屈折の法則が成り立つから
n0 sin i=ns sin r …式101
であり、n0 =1,ns =−1とすれば
r=−i …式102
となる。従って、
t0 +t0′=t …式103
を満たすt0′のところに放射光成分の光は像点として結像する。
一方、物点から出たエバネッセント波も式103を満たすt0′のところで、物点と等強度になる。物体から出たすべての光が像点に集るので回折限界を越える結像が実現する。これを完全結像と呼ぶ。完全結像は負屈折率媒質301の周囲が真空でなくても、式103かつ
ns =−n0 …式104
を満たせば実現することが以下の非特許文献2により知られている。
光学系の仕組みと応用、73−77,166−170 オプトロニクス社、2003年 J.B.Pendry Phys.Rev.Lett.,Vol 85,18(2000)3966-3969 M.Notomi Phys.Rev.B.Vol 62(2000)10696 V.G.Veselago Sov.Phys.Usp.Vol.10,509-514(1968) L.Liu and S.He Optics Express Vol.12 No.20 4835-4840(2004) 佐藤・川上 オプトロニクス 2001年7月号 197ページ D.Schurig and D.R.Smith Phys.Rev.E Vol.70 065601(R) (2004) US 2003/0227415 A1 US 2002/0175693 A1
なお、本願で光と言う言葉は、マイクロ波、テラヘルツ波等の電磁波も含むものとする。また、図9で、撮像素子408が設けられている。
一方、非特許文献4に示されているように負屈折率媒質には色分散(色収差)がある。このため負屈折率媒質301で図10に示すような曲面を有するレンズ501を作ると色収差が発生する欠点があった。実線はd-line(オレンジ色の光線)、点線はg-line(青紫色の光線)を表している。また、Aは光軸である。
この点に鑑みるに本願は、色収差を軽減した、負屈折率媒質を用いたレンズ系を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明によれば、負屈折を示す媒質で形成された第1のレンズと、第2のレンズを含み、前記第1のレンズを形成する材料のアッベ数と、前記第2のレンズを形成する材料のアッベ数との符号が異なることを特徴とするレンズ系を提供できる。
また、他の本発明によれば、負屈折を示す媒質で形成された第1のレンズと、正の屈折率を持つ媒質で形成された第2のレンズを含み、前記第1のレンズを形成する材料のアッベ数と、前記第2のレンズを形成する材料のアッベ数との符号が異なることを特徴とするレンズ系を提供できる。
また、さらに他の本発明によれば、負屈折を示す媒質で形成された第1のレンズと、負屈折を示す媒質で形成された第2のレンズを含み、前記第1のレンズを形成する材料のアッベ数と、前記第2のレンズを形成する材料のアッベ数との符号が異なることを特徴とするレンズ系を提供できる。
また、別の本発明によれば、負屈折を示す媒質で形成された第1のレンズと、第2のレンズを含み、前記第1のレンズを形成する材料のアッベ数と、前記第2のレンズを形成する材料のアッベ数との符号が同じであることを特徴とするレンズ系を提供できる。
また、さらに別の本発明によれば、負屈折を示す媒質で形成された第1のレンズと、正の屈折率を持つ媒質で形成された第2のレンズを含み、前記第1のレンズを形成する材料のアッベ数と、前記第2のレンズを形成する材料のアッベ数との符号が同じであることを特徴とするレンズ系を提供できる。
また、他の本発明によれば、負屈折を示す媒質で形成された第1のレンズと、負屈折を示す媒質で形成された第2のレンズを含み、前記第1のレンズを形成する材料のアッベ数と、前記第2のレンズを形成する材料のアッベ数との符号が同じであることを特徴とするレンズ系を提供できる。
本発明によれば、色収差を軽減した、負屈折率媒質を用いたレンズ系を提供することができるという効果を奏する。
以下に、本発明にかかるレンズ系の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
本発明の実施例1について説明する。図1は、本発明の1例で、負屈折率媒質301でできた凹面を両側にもつレンズ502と、正の屈折率媒質302でできた凸面を両側にもつレンズ503とを組合せたレンズ系504である(実施例1)。
レンズ301の周囲の媒質に対する比屈折率をn’1、
レンズ302の周囲の媒質に対する比屈折率をn’2とすると、
n’1<0 ・・・式105
n’2>0 ・・・式106
であるから、
レンズ502は、光収束作用を持つレンズ(つまり焦点距離が正)のレンズとして作用し、レンズ503は光収束作用を持つレンズ(つまり焦点距離が正)のレンズとして作用する。
レンズ502の焦点距離をf1、
レンズ503の焦点距離をf2とする。
負屈折率媒質301のアッベ数をν1、
正の屈折率媒質302のアッベ数をν2とする。
非特許文献3によれば、典型的な負屈折率材料であるフォトニック結晶の光の角周波数ωに対する屈折率の関係は図2のようになる。角周波数とは光の周波数に2πを掛けたものである。
従って、図2の媒質をレンズ502に用いた場合、屈折率が負の領域では
ν1<0 ・・・式107
となる。
正の屈折率媒質302としてガラス、プラスチック等通常の光学材料を考えれば、
ν2>0 ・・・式108
である。
2枚の薄肉レンズを近接させた場合の色収差除去に必要な条件は、
1/(f1・ν1)+1/(f2・ν2)=0 ・・・式109
である。
ここで、
f1>0 ・・・式110
f2>0 ・・・式111
であるから、式107、式108が成り立つので、f1,f2,ν1,ν2を適当に選べば式109を満たすことができる。つまり、色収差を除去できるのである。
しかも、レンズ502、レンズ503ともに焦点距離が正であるから強い正のパワーのレンズを得ることができる。
通常の正の屈折率媒質を用いた凹凸2枚のレンズからなる系では、いずれのアッベ数も
正のため色収差を除去すると、各レンズの焦点距離が逆符号となってしまう。このため、強いパワーを得ることが困難であった。しかしながら、本発明ではそのようなことがない。
なお、レンズ502は、f1>0であれば少なくとも片面が凹面であればよい。なお、レンズ503はf2>0であれば少なくとも片面が凸面であればよい。
なお、図1の系でレンズ502とレンズ503とは図3のように接合して1枚のレンズ505としてもよい。また、レンズ502とレンズ503との光軸A上の順番は逆でもよい。
次に、本発明の実施例2に係るレンズ系について説明する。図4のように2枚のレンズ506、507からなるレンズ系508を考えてみる。
レンズ506は、負屈折率媒質301で構成され、その焦点距離をf3とする。レンズ507は、正の屈折率媒質302で構成され、その焦点距離をf4とする。
f3<0 ・・・式112
f4<0 ・・・式113
とする。
従って、レンズ506の少なくとも片側の面は凸面である。レンズ507の少なくとも片側の面は凹面である。レンズ506についても式107が成りたつものとする。レンズ507についても式108が成りたつ。
すると、式109でf1をf3で,f2をf4で置きかえれば、f3,f4,ν1,ν2を適当に選べば、式109を成りたたせることができる。
従って、色収差のない強い負パワーのレンズ系を得ることができるのでよい。なお、図4でレンズ506とレンズ507は接着剤等で接合されてもよい。レンズ506とレンズ507の光軸A上の順番は逆でもよい。なお、実用的には式109は厳密になりたたなくてもよい。
−|1/(10fT)|≦1/(f1・ν1)+1/(f2・ν2)≦|1/(10fT)|
・・・式114
であれば良い場合も多い。
用いる光の波長帯域が狭い場合などでは、
−|1/(fT)|≦1/(f1・ν1)+1/(f2・ν2)≦|1/(fT)|
・・・式115
を満たせば良い。
さらに、あまり色収差を気にしない用途によっては、
−|10/(fT)|≦1/(f1・ν1)+1/(f2・ν2)≦|10/(fT)|
・・・式116
を満たせば良い。
ここで、fTは、レンズ系504の全系の焦点距離である。
式114,式115,式116は、焦点距離f1,f2をf3,f4でそれぞれ置き換えれば図4の系についても成り立つ。この場合fTは、レンズ系508の全系の焦点距離である。
表1に色収差を軽減することのできる負屈折率レンズと正屈折率レンズの組合せの例を示した。
Figure 2007226033
組合せ1は実施例1に、組合せ2は実施例2に、それぞれ対応する。組合せ7,8も2枚のレンズを組合せた時のパワーの絶対値が大きくなり有利である。
組合せ3,4,5,6は、2つのレンズの焦点距離が逆符号のため、パワーの絶対値が大きくなる効果は少ないが、色収差を軽減できる。
次に、本発明の実施例3に係るレンズ系について説明する。図5は、実施例3に係る負屈折率媒質303,304で構成された2枚の正の焦点距離f5,f6のレンズ509,510を組合せたレンズ系511である。
負屈折率媒質303のアッベ数ν5は負である。
ν5<0 ・・・式117
負屈折率媒質304のアッベ数ν6は正である。
ν6>0 ・・・式118
f5,f6,ν5,ν6を適当に選ぶことにより
1/(f5・ν5)+1/(f6・ν6)=0 ・・・式119
を満たすことができる。
従って、色収差の補正が可能となるのである。そして、レンズ509,510ともに正の焦点距離を有するのでレンズ系511は強い正パワーのレンズとなる。
式114,式115,式116,はf1,f2をf5,f6で、ν1,ν2をν5,ν6で置き換えれば図5の系についても成り立つ。この場合fTは、レンズ系511の全系の焦点距離である。なお、レンズ509とレンズ510の光軸A上の順番は逆でもよい。
表2に色収差を軽減することのできる負屈折率レンズ2枚の組合せの例を示した。
Figure 2007226033
組合せ9は、実施例3に対応する。組合せ10,15,16も2枚のレンズを組合せた時のパワーの絶対値が大きくなり有利である。組合せ11,12,13,14は、2つのレンズの焦点距離が逆符号のためパワーの絶対値が大きくなる効果は少ないが色収差を軽減できる。
表1、表2に共通していえることは2つのレンズのアッベ数が逆符号であれば、色収差を除去した時、レンズ系のパワーの絶対値を強くする効果が出せるということである。また、2つのレンズの光軸A上の順序は逆でも良い。
図6は、3枚以上のレンズを組合せたレンズ系512である。レンズ系512の中には少なくとも1枚の負屈折率媒質からなるレンズが含まれている。そして、レンズ系512の中には表1又は表2のいずれかの組合せに該当するレンズの組合せが含まれている。従って色収差軽減効果があるのである。
そして、特にその2枚のレンズのアッベ数が逆符号であれば、色収差を除去した時レンズ系のパワーの絶対値を強くする効果が出せるのである。
図6の例の場合、
i番目のレンズの焦点距離をfi
i番目のレンズのアッベ数をνi
レンズ系512の全系の焦点距離をfTN
レンズ枚数をNとすれば、
Figure 2007226033
であれば色収差を除去できる。ここでレンズ系は、薄肉密着系で近似してある。実用的には、
Figure 2007226033
を満たせば良い場合が多い。用いる光の波長帯域が狭い場合などでは、
Figure 2007226033
を満たせば良い。さらにあまり色収差を気にしない用途によっては、
Figure 2007226033
を満たせばよい。式120,式121,式122,式123は、Nが2の場合にも成り立つ。従って、式120,式121,式122,式123は、N≧2の自然数Nについて成り立つ。
なお、ここで、本願で用いるアッベ数νについて詳述しておく。用いる光の波長が可視光領域(波長380nm〜700nm)にある場合は、アッベ数νは次式で定義される。
ν=(n’d−1)/(n’F−n’C) ・・・式125
ここで
n’dは、波長587.6nmの光に対するレンズ周囲の媒質に対する比屈折率
n’Fは、波長486.1nmの光に対するレンズ周囲の媒質に対する比屈折率
n’Cは、波長656.3nmの光に対するレンズ周囲の媒質に対する比屈折率
である。ここでレンズ周囲の媒質に対する比屈折率の値は正でも負でもよい。
一方、用いる光の波長域が可視光外の場合(電磁波領域の場合も含む)
n’dをその波長域の中央の波長のレンズ周囲の媒質に対する比屈折率で置き換え、
n’Fをその波長域の短い方の波長端のレンズ周囲の媒質に対する比屈折率で置き換え、
n’Cをその波長域の長い方の波長端のレンズ周囲の媒質に対する比屈折率で置き換えればよい。
なお、本願で焦点距離はレンズ周囲の媒質中における焦点距離を指すものとする。
レンズを形成する負屈折率媒質301の真空に対する屈折率nsは、次式を満たすことが望ましい。
−5≦ns≦−0.3 ・・・式141
nsが式141の上限を越えるとレンズ単体でのペッツバール和の絶対値が大きくなりレンズ系としての像面弯曲収差の補正が困難になる。nsが式141の下限を下回ると負屈折率媒質の製作が困難になりコスト高となる。
実用的には、
−10≦ns≦−0.1 ・・・式142
を満たせば良い場合もある。
−3≦ns≦−0.5 ・・・式143
とすればなお良い。
負屈折率媒質のνの値ついて述べる。
1≦|ν|≦200 ・・・式145
であることが望ましい。
νの値が上限を上回ると色収差補正の効果が出にくくなり、νの値が下限を下回ると光学材料の製造誤差等に対して色収差が変化しやすくなる。
実用的には、
0.1≦|ν|≦1000 ・・・式146
でも許容される場合がある。
色収差があまり問題にならない用途では、
0.01≦|ν|≦10000 ・・・式147
でもよい。
図1の例の数値実施例を掲げる。
ν1=−10
f1=50μm
n’1=−1

ν2=60
f2=8.333μm
n’2=1.6
fT=7.14μm
図4の例の数値実施例を掲げる。
ν1=−20
f1=−10mm
n’1=−2

ν2=50
f2=−4mm
n’2=1.52
fT=−2.857mm
以下、本発明に共通して言える内容を述べる。負屈折率媒質301の具体的な物質としてはフォトニック結晶が挙げられる。図7は、フォトニック結晶340の第1の具体例を示し、図8は、フォトニック結晶340の第2の具体例を示している。図7、図8に示すように、フォトニック結晶340はλ〜数十分の1λ程度の周期的な構造を持つ物質で、リソグラフィー等によって作られる。材質はSiO2 、TiO2 、アクリル、ポリカーボネート等の合成樹脂などの誘電体、GaAs等である。ここでλは使用する光の波長である。図中のX,Y,Z方向の繰返しの周期Sx,Sy,Szの値がλ〜数十分の1λ程度の値を持つ。フォトニック結晶のバンド端近傍で負屈折率を実現することができることが知られている(非特許文献3を参照のこと)。図のZ方向を光学系の光軸とするのが良い。
Z軸はフォトニック結晶の回転対称性の最も良い軸の方向である。
Sx,Sy,Szは次式のいずれかを満たすことが望ましい。
λ/10<Sx<λ …式(5−1)
λ/10<Sy<λ …式(5−2)
λ/10<Sz<λ …式(5−3)
Sx,Sy,Szの値が上限を越えても下限を下回ってもフォトニック結晶として機能しなくなる。
用途によっては、
λ/30<Sx<4λ …式(5−4)
λ/30<Sy<4λ …式(5−5)
λ/30<Sz<4λ …式(5−6)
のいずれかを満たせばよい。
負屈折率媒質についてであるが、媒質の比誘電率εが負で、かつ、媒質の比透磁率μが負のとき、媒質の屈折率が
Figure 2007226033
になることが知られている。
また、負屈折率媒質としては、負屈折を示す物質、近似的に負の屈折を示す物質、例えば銀、金、銅等の薄膜、特定の偏光方向について負屈折率を示す物質、らせん構造を持つ物質、誘電率εあるいは透磁率μが負、例えば−1の物質等を用いてもよい。
また、負屈折率媒質のことを左手系材料(Left handed material)と呼ぶこともある。本願ではこれらの負屈折率媒質、左手系材料、近似的に負の屈折を示す物質、特定の偏光方向について負屈折率を示す物質、らせん構造を持つ物質、誘電率εあるいは透磁率μが負の物質等をすべて含めて負屈折を示す媒質と呼ぶことにする。完全結像を示す物質も負屈折を示す媒質に含まれる。また、誘電率ε又は透磁率μが負の物質の場合、次式を満たすと良い。
ε’=ε/εc …式(5−6−1)
μ’=μ/μc …式(5−6−2)
で、ε’、μ’を定義する。
但し、
εcは、レンズの周囲の媒質の誘電率
μcは、レンズの周囲の媒質の透磁率
である。
この時、
−2≦ε’≦−0.5 …式(5−7)
を満たすとよい。用途によっては、
−8.0≦ε’≦−0.2 …式(5−8)
でもよい。透磁率がほぼ−1の物質の場合は、式(5−7)、式(5−8)のε’
をμ’で置き換えれば良い。また、本願で完全結像という用語を用いた場合、100%完全結像が行われない場合も含むものとする。例えば、回折限界の数倍結像性能が向上している場合も完全結像に含むものとする。結像性能が回折限界よりも数十%向上している場合も完全結像に含むものとする。
また、レンズの形状は通常の3次元レンズでなくても良く、2次元のレンズでも良い。つまり、シリンドリカルレンズでも良い。また、レンズ面の形状は、球面、非球面、アナモルフィック面、自由曲面など各種曲面が適用できる。アナモルフィック面、自由曲面等の場合には、ローカル曲率で決まる焦点距離に対して色収差の除去を考えていけば良い。
用いる光の波長としては連続スペクトルの光源、白色光源、複数の単色光の和、スーパールミネッセントダイオード等の低コヒーレンス光源、ガスレーザー、半導体レーザー等を用いてもかまわない。
用いる光の波長としては空気中でも伝送可能なこと、光源が入手しやすいことから等から、0.1μm〜3μmを用いるのがよい。可視波長ならばさらに利用しやすいので良い。マイクロ波、テラヘルツ波等の電磁波でも良い。赤外光、紫外光でも良い。
波長を0.6μm以下にすれば解像が向上しやすいのでなお良い。
なお本願の実施例に共通して言えることであるが、負屈折率媒質301あるいは302の周囲は空気又は真空、水、油、アクリル等の合成樹脂等としてもよい。
負屈折率媒質301あるいは302の周囲を真空にすると短波長の真空紫外光を用いることができること、空気のゆらぎによる解像の低下がないこと等により良い結像性能が得られる。周囲を空気とすれば光学装置が作りやすく、取扱いも容易となるので良い。光学装置のうち、負屈折率媒質301あるいは302の周辺の光路だけを真空とし、光学装置の残りの部分は空気中に置いてもよい。
取扱いが容易で結像性能の良い光学装置が得られる。
空気の真空に対する屈折率をnA とする。1気圧、波長500nmのときnA =1.0
002818である。
t’を負屈折率媒質で形成されたレンズの厚さとする。t’の値について述べる。
0.1mm≦t’≦300mm …式(15−2)
とするのがよい。t’の値が上限を越えると光学装置が大きくなり製造しにくくなる。
製品によっては
0.01mm≦t’≦300mm …式(16−2)
でも許容される。
用途によっては
1100nm≦t’≦200mm …式(17)
あるいは負屈折率媒質301に光の吸収がある場合などでは
30nm≦t’≦50mm …式(18)
でも許容できる場合がある。
また式15−2あるいは16−2を満せば、光学素子としての負屈折率媒質の機械的強度が増すので、光学装置組立時の取扱いが楽になるので良い。
あるいは負屈折率媒質を形成する基板あるいはレンズが不要になる可能性もでてくるので良い。
式(17)、(18)でt’の上限値を0.01mmとすれば、負屈折率媒質を薄膜として蒸着あるいはスパッタリング等で製造する可能性も出てくるので良い。
例えばフォトニック結晶を自己クローニング法で製作することが考えられる(非特許文
献6参照)。
なお、負屈折率媒質を含む光学系の光軸に沿って計った長さは20m以下とすれば、光
学系及び光学装置が製作しやすいのでなお良い。本願のレンズ系は、各種光学装置に用いることができる。
最後に、本実施形態で用いられた技術用語の定義を述べておく。
光学装置とは、光学系あるいは光学素子を含む装置のことである。光学装置単体で機能
しなくてもよい。つまり、装置の一部でもよい。
光学装置には、撮像装置、観察装置、表示装置、照明装置、信号処理装置、光情報処理
装置、投影装置、投影露光装置、等が含まれる。
撮像装置の例としては、フィルムカメラ、デジタルカメラ、PDA用デジタルカメラ、
ロボットの眼、レンズ交換式デジタル一眼レフカメラ、テレビカメラ、動画記録装置、電
子動画記録装置、カムコーダ、VTRカメラ、携帯電話のデジタルカメラ、携帯電話のテ
レビカメラ、電子内視鏡、カプセル内視鏡、車載カメラ、人工衛星のカメラ、惑星探査機
のカメラ、宇宙探査機のカメラ、監視装置のカメラ、各種センサーの眼、録音装置のデジ
タルカメラ、人工視覚、レーザ走査型顕微鏡、投影露光装置、ステッパー、アライナー、
光プローブ型顕微鏡、近接場顕微鏡等がある。デジカメ、カード型デジカメ、テレビカメ
ラ、VTRカメラ、動画記録カメラ、携帯電話のデジタルカメラ、携帯電話のテレビカメ
ラ、車載カメラ、人工衛星のカメラ、惑星探査機のカメラ、宇宙探査機のカメラ、録音装
置のデジタルカメラなどはいずれも電子撮像装置の一例である。
観察装置の例としては、顕微鏡、望遠鏡、眼鏡、双眼鏡、ルーペ、ファイバースコープ
、ファインダー、ビューファインダー、コンタクトレンズ、眼内レンズ、人工視覚等があ
る。
表示装置の例としては、液晶ディスプレイ、ビューファインダー、ゲームマシン(ソニ
ー社製プレイステーション)、ビデオプロジェクター、液晶プロジェクター、頭部装着型
画像表示装置(head mounted display:HMD)、PDA(携帯情
報端末)、携帯電話、人工視覚等がある。
ビデオプロジェクター、液晶プロジェクター、等は投影装置でもある。
照明装置の例としては、カメラのストロボ、自動車のヘッドライト、内視鏡光源、顕微
鏡光源等がある。
信号処理装置の例としては、携帯電話、パソコン、ゲームマシン、光ディスクの読取・
書込装置、光計算機の演算装置、光インターコネクション装置、光情報処理装置、光LS
I、光コンピュータ、PDA等がある。
情報発信装置とは、携帯電話、固定式の電話、ゲームマシン、テレビ、ラジカセ、ステ
レオ等のリモコンや、パソコン、パソコンのキーボード、マウス、タッチパネル等の何ら
かの情報を入力し、送信することができる装置を指す。
撮像装置のついたテレビモニタ、パソコンのモニター、ディスプレイも含むものとする
情報発信装置は、信号処理装置の中に含まれる。
撮像素子は、例えばCCD、撮像管、固体撮像素子、写真フィルム等を指す。また、平
行平面板はプリズムの1つに含まれるものとする。観察者の変化には、視度の変化を含む
ものとする。被写体の変化には、被写体となる物体距離の変化、物体の移動、物体の動き
、振動、物体のぶれ等を含むものとする。撮像素子、ウエハー、光ディスク、銀塩フィル
ム、等は結像部材の例である。
拡張曲面の定義は以下の通りである。
球面、平面、回転対称非球面のほか、光軸に対して偏心した球面、平面、回転対称非球
面、あるいは対称面を有する非球面、対称面を1つだけ有する非球面、対称面のない非球
面、自由曲面、微分不可能な点、線を有する面等、いかなる形をしていても良い。反射面
でも、屈折面でも、光になんらかの影響を与えうる面ならば良い。
本発明では、これらを総称して拡張曲面と呼ぶことにする。
結像光学系とは、撮像光学系、観察光学系、投影光学系、投影露光光学系、表示光学系
、信号処理用光学系等を指す。
撮像光学系の例としてはデジタルカメラの撮像用レンズがある。
観察光学系の例としては顕微鏡光学系、望遠鏡光学系等がある。
投影光学系の例としてはビデオプロジェクターの光学系、リソグラフィー用の光学系、
光ディスクの読み出し、書き込み光学系、光ピックアップの光学系等がある。
投影露光光学系の例としてはリソグラフィー用の光学系がある。
表示光学系の例としてはビデオカメラのビューファインダーの光学系がある。
信号処理光学系の例としては光ディスクの読み出し、書き込み光学系、光ピックアップ
の光学系がある。
光学素子とはレンズ、非球面レンズ、鏡、ミラー、プリズム、自由曲面プリズム、回折
光学素子(DOE)、不均質レンズ等を指すものとする。平行平板も光学素子のひとつで
ある。
本発明は、また以下のような種々の特徴を備えたものである。
(付記)
10. 負屈折を示す媒質で形成された第1のレンズと、それ以外に第2のレンズを含み、
前記第1のレンズを形成する材料のアッベ数と、前記第2のレンズを形成する材料のアッベ数との符号が異なることを特徴とするレンズ系。
20.負屈折を示す媒質で形成された第1のレンズと、正の屈折率を持つ媒質で形成された第2のレンズを含み、
前記第1のレンズを形成する材料のアッベ数と、前記第2のレンズを形成する材料のアッベ数との符号が異なることを特徴とするレンズ系。
30.負屈折を示す媒質で形成された第1のレンズと、負屈折を示す媒質で形成された第2のレンズを含み、
前記第1のレンズを形成する材料のアッベ数と、前記第2のレンズを形成する材料のアッベ数との符号が異なることを特徴とするレンズ系。
40.正の屈折率を持つ媒質で形成された第1のレンズと、正の屈折率を持つ媒質で形成された第2のレンズを含み、
前記第1のレンズを形成する材料のアッベ数と、前記第2のレンズを形成する材料のアッベ数との符号が異なることを特徴とするレンズ系。
50.前記第1のレンズの焦点距離と、前記第2のレンズの焦点距離とが同符号であることを特徴とする10.乃至40.のいずれかに従属するレンズ系。
52.前記第1のレンズと、前記第2のレンズとからなる10.乃至50.のいずれかに従属するレンズ系。
54.式123を満たす10.乃至52.のいずれかに従属するレンズ系。
60.負屈折を示す媒質で形成された第1のレンズと、それ以外に第2のレンズを含み、
前記第1のレンズを形成する材料のアッベ数と、前記第2のレンズを形成する材料のアッベ数との符号が同じであることを特徴とするレンズ系。
70.負屈折を示す媒質で形成された第1のレンズと、正の屈折率を持つ媒質で形成された第2のレンズを含み、
前記第1のレンズを形成する材料のアッベ数と、前記第2のレンズを形成する材料のアッベ数との符号が同じであることを特徴とするレンズ系。
80.負屈折を示す媒質で形成された第1のレンズと、負屈折を示す媒質で形成された第2のレンズを含み、
前記第1のレンズを形成する材料のアッベ数と、前記第2のレンズを形成する材料のアッベ数との符号が同じであることを特徴とするレンズ系。
100.前記第1のレンズの焦点距離と、前記第2のレンズの焦点距離とが異符号であることを特徴とする60.乃至80.のいずれかに従属するレンズ系。
102.前記第1のレンズと、前記第2のレンズとからなる60.乃至100.のいずれかに従属するレンズ系。
104.式123を満たす60.乃至102.のいずれかに従属するレンズ系。
110.10.乃至104のいずれかのレンズ系を備えた光学装置。
111.10.乃至104のいずれかのレンズ系を備えた顕微鏡。
112.10.乃至104のいずれかのレンズ系を備えた光ディスク装置。
113.10.乃至104のいずれかのレンズ系を備えた観察装置。
114.10.乃至104のいずれかのレンズ系に加えさらに撮像素子を備えた撮像装置。
115.10.乃至104のいずれかのレンズ系を備えた投影装置。
120.前記負屈折を示す媒質が負屈折率媒質であることを特徴とする10.乃至115.のいずれかに従属するレンズ系または装置。
125.前記負屈折を示す媒質が完全結像の性質を示す媒質であることを特徴とする10.乃至115.のいずれかに従属するレンズ系または装置。
130.前記負屈折を示す媒質がフォトニック結晶であることを特徴とする10.乃至115.のいずれかに従属するレンズ系または装置。
130−2.前記負屈折を示す媒質としてフォトニック結晶を用い、かつ当該フォトニック結晶の回転対称性の最も良い軸が前記光学系の光軸方向を向いていることを特徴とする130に従属するレンズ系または装置。
131.前記負屈折を示す媒質が式5−8を満たすことを特徴とする10.乃至115.のいずれかに従属するレンズ系または装置。
132.前記負屈折を示す媒質の屈折率が式142を満たすことを特徴とする10.乃至131.のいずれかに従属するレンズ系または装置。
133.前記負屈折を示す媒質のアッベ数が式147を満たすことを特徴とする10.乃至132.のいずれかに従属するレンズ系または装置。
本発明の実施例1に係るレンズ系の構成を示す図である。 角周波数と屈折率との関係を示す図である。 変形例に係るレンズ系の構成を示す図である。 実施例2に係るレンズ系の構成を示す図である。 実施例3に係るレンズ系の構成を示す図である。 他の変形例に係るレンズ系の構成を示す図である。 フォトニック結晶340の第1の具体例を示す図である。 フォトニック結晶340の第2の具体例を示す図である。 負屈折率媒質301で形成された平行平板380による結像について説明するための図である。 色収差について説明するための図である。
符号の説明
301 負屈折率媒質
302 正の屈折率媒質
303 負屈折率媒質
304 負屈折率媒質
340 フォトニック結晶
380 平行平板
408 撮像素子
501 レンズ
502 レンズ
503 レンズ
504 レンズ系
505 レンズ系
506 レンズ
507 レンズ
508 レンズ系
509 レンズ
510 レンズ
511 レンズ系
512 レンズ系

Claims (6)

  1. 負屈折を示す媒質で形成された第1のレンズと、それ以外に第2のレンズを含み、
    前記第1のレンズを形成する材料のアッベ数と、前記第2のレンズを形成する材料のアッベ数との符号が異なることを特徴とするレンズ系。
  2. 負屈折を示す媒質で形成された第1のレンズと、正の屈折率を持つ媒質で形成された第2のレンズを含み、
    前記第1のレンズを形成する材料のアッベ数と、前記第2のレンズを形成する材料のアッベ数との符号が異なることを特徴とするレンズ系。
  3. 負屈折を示す媒質で形成された第1のレンズと、負屈折を示す媒質で形成された第2のレンズを含み、
    前記第1のレンズを形成する材料のアッベ数と、前記第2のレンズを形成する材料のアッベ数との符号が異なることを特徴とするレンズ系。
  4. 負屈折を示す媒質で形成された第1のレンズと、それ以外に第2のレンズを含み、
    前記第1のレンズを形成する材料のアッベ数と、前記第2のレンズを形成する材料のアッベ数との符号が同じであることを特徴とするレンズ系。
  5. 負屈折を示す媒質で形成された第1のレンズと、正の屈折率を持つ媒質で形成された第2のレンズを含み、
    前記第1のレンズを形成する材料のアッベ数と、前記第2のレンズを形成する材料のアッベ数との符号が同じであることを特徴とするレンズ系。
  6. 負屈折を示す媒質で形成された第1のレンズと、負屈折を示す媒質で形成された第2のレンズを含み、
    前記第1のレンズを形成する材料のアッベ数と、前記第2のレンズを形成する材料のアッベ数との符号が同じであることを特徴とするレンズ系。
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