JP2007224895A - 小型送風ファンの構造 - Google Patents

Abstract

【課題】 本発明の送風ファンの設計によれば、小型化と薄型化の需要性に達成することができると共に、電子システムが放熱ファンに対応する風排出量と風圧による放熱の需要性を提供することができるため、優越な放熱の効果を有する。
【解決手段】 軸座３０が含まれる小型送風ファンの構造において、軸座３０の中心位置には回転軸３１が固定され、軸座３０の外周には複数個のはね３２と磁石３３が設けられ、はね３２は規則的な輻射状に排列するように形成され、磁石３３ははね３２が回転時において被覆できる範囲内に位置するように形成され、はね３２と磁石３３の全体の総高さがＨとすると、はね３２の肉厚はHの総高さの３０％以上を、そして磁石３３の肉厚はＨの総高さの７０％以下を占めなければならないように構成されている。
【選択図】 図１

Description

本発明は、小型送風ファンの構造に関するもので、特に薄型化の電子システムの設備に設置されることにより、内部のマイクロチップに放熱を提供することができる小型送風ファンの構造に係るものである。

集積回路のレイアウトは日増しに精密化、複雑化になりつつあるが、消費者が製品の外形に対する趣味は軽、薄、短、小を好み勝ちであり、特に精緻化を好む個人用の３Ｃ電子製品に対して言えば、その内部の放熱構造の薄型化が求められるのは必然的である。

図６に示す従来の送風ファンの構造において、ファンホイール（１０）が含まれ、ファンホイール（１０）の内部の周縁に壁面には磁石（１１）が固定され、そして中心位置には突出するように軸座（１２）が形成され、軸座（１２）には回転軸（１３）が固定し結合される。その他に、ファンホイール（１０）の外周面には外へ向かって延伸するように輻射板（１４）が形成され、輻射板（１４）においては規則的な輻射状に排列するように複数個のはね（１５）が形成される。そのため、上記送風ファンの構造が回転時においてファンホイール（１０）の上方の気流を連動して吸引し、そしてはね（１５）を経て側辺へ向かって吹き出すため、電子システムの設備に放熱の目的を提供するようにとしたものがある。

集積回路の配置の精密化と複雑化に従って、特に薄小型化の電子システムの設備にとって複雑な回路設計によりその内部のマイクロチップの温度が急に上がるため、以前は単純に放熱フィンをもって放熱の面積を増やしていたり、或いは導熱管を利用して熱エネルギーを移転するとの放熱方式で放熱を行ったりしていたが、現在のシステムによる熱の急速な累積との問題点を充分に解決することができなくなり、さらに上述した従来の送風ファンの構造においては小型化、薄型化方面の難点を存在しているため、薄型化の電子システムの設備に運用することができないという問題点があった。というのは、一旦ファンホイール（１０）の全体の肉厚が縮減されると、ファンホイール（１０）の内部においてステータを配置できる空間は必ず制限されてしまうため、上記送風ファンの構造では比較的大きいパワーを有するモーターのステータコイルを選択して使用することができず、さらに上記従来の送風ファンの構造の全体の肉厚を縮減すると、はね（１５）の面積も同時に制限されてしまうため、ファンの風速と風圧を低く下げてしまうという問題点があった。そのため、薄型化の電子システム設備による熱がたまるという問題点を徹底的に解決し、そしてその内部のマイクロチップが迅速に放熱するのを補助し、システム設備の全体の正常な作動を維持するべく、新型の小型送風ファンの構造を積極的に開発し、集積回路の配置の精密化と薄型化の需要性に符合するようにしなければならない。

本発明はこのような問題点に鑑みて発明したものであって、その目的とするところは、軸座が含まれ、軸座の中心位置には回転軸が固定され、軸座の外周には複数個のはねと磁石が設けられ、はねは規則的な輻射状に排列するように形成され、磁石ははねが回転時において被覆できる範囲内に位置するように形成され、はねと磁石の全体の総高さがＨとすると、はねの肉厚はHの総高さの３０％以上を、そして磁石の肉厚はＨの総高さの７０％以下を占めるように形成される小型送風ファンの構造を提供しようとするものである。

本発明の第一の目的は、電子システム設備の需要性に符合すると共に、電子システムが放熱ファンに対応する風排出量と風圧による放熱の需要性を提供することにより、優越な放熱の効果に達することができる小型送風ファンの構造を提供しようとするものである。

上記目的を達成するために、本発明による小型送風ファンの構造は、下記のようになるものである。すなわち、
軸座が含まれる小型送風ファンの構造において、軸座の中心位置には回転軸が固定され、軸座の外周には複数個のはねと磁石が設けられ、はねは軸座の外周面から外へ向かって突出するように、そして規則的な輻射状に排列するように形成され、さらにはねの最大外径は框体の風進入口より大きくなるように形成され、磁石ははねが回転時において被覆できる範囲内に位置するように形成され、はねと磁石の全体の総高さがＨとすると、はねの肉厚はHの総高さの３０％以上を占めなければならないように形成される。

本発明による小型送風ファンの構造は、磁石の肉厚はＨの総高さの７０％以下を占めなければならないように形成されることもできる。また、はねの最大外径は磁石の最大外径とは同じになるように形成されることもできる。また、はねの最大外径は磁石の最大外径より大きくなるように形成されることもできる。

また、本発明による小型送風ファンの構造は、軸座が含まれる小型送風ファンの構造において、軸座の中心位置には回転軸が固定され、軸座の外周面には外へ向かって延伸するように輻射板が形成され、輻射板の片側はプレス成形により規則的な輻射状に排列するように複数個のはねが折り曲げられ、輻射板のもう一方の片側には磁石が固定され、磁石は輻射板が回転時において被覆できる範囲内に位置するように形成され、輻射板、はねと磁石の全体の総高さがＨとすると、はねの肉厚はHの総高さの３０％以上を占めなければならないように形成されることもできる。

本発明の小型送風ファンの構造によれば、電子システム設備の需要性に符合すると共に、電子システムが放熱ファンに対応する風排出量と風圧による放熱の需要性を提供することにより、優越な放熱の効果に達することができるという利点がある。

本発明は小型送風ファンの構造に関するもので、特に薄型化の電子システム設備のマイクロチップの放熱に運用されるものに関するものであり、本発明の実施の形態について、以下、図面を参照して説明する。

図１、２を参照すると、本発明の実施例１の小型送風ファンの構造が掲示され、小型送風ファンの構造には軸座３０が含まれ、軸座３０の中心位置には回転軸３１が固定し結合され、軸座３０の外周には複数個のはね３２と磁石３３が設けられ、はね３２は軸座３０の外周面から外へ向かって突出するように、そして規則的な輻射状に排列するように形成される。磁石３３ははね３２が回転時において被覆できる範囲内に位置するように形成される。

また、はね３２と磁石３３の全体の総高さがＨとすると、はね３２の肉厚はHの総高さの３０％以上を占めなければならず、そして磁石３３の肉厚はＨの総高さの７０％以下を占めなければならないように形成される。

また、本発明の実施例１の小型送風ファンの構造には框座２２が含まれ、框座２２において軸管２３が設けられ、軸管２３の内部には軸受２４が置き入れられ、送風ファンの回転軸３１を軸受２４の軸孔の中に貫穿させ、軸管２３の外周には他に鉄片２５が設けられる。その後、順序よく回路板２６とコイル２７が設けられ、コイル２７と磁石３３との間の励磁の効果によりはね３２が回転するように駆動させて気流を導引することができる。鉄片２５は磁石３３に対して下へ吸い付いて位置決めする力を有するように形成されるため、はね３２の回転の動作はさらに安定になると同時に、回転軸３１が上記軸孔から脱出するのを防止することができる。

さらに、框座２２の上方には框体２０が設置され、框体２０ははね３２の位置に対応して風進入口２１が設けられ、風進入口２１ははね３２の最大外径より小さくなるように形成される。

再び図１を参照すると、本発明の実施例１のはね３２の最大外径は磁石３３の最大外径とは同じで、その全体の輪郭は平らな設計に形成される。その他に、図３に示す本発明の実施例２において、はね３４の最大外径は磁石３３の最大外径より大きくなるように形成されるため、はね３４が気流と接触する面積を増やすと共に、風速と風圧を増やすことができる。

図４、５を参照すると、本発明の実施例３の小型送風ファンの構造が掲示され、小型送風ファンの構造には軸座４０が含まれ、軸座４０の中心位置には回転軸４１が固定し結合され、軸座４０の外周面には外へ向かって延伸するように輻射板４２が形成され、輻射板４２の片側はプレス成形により規則的な輻射状に排列するように複数個のはね４３が折り曲げられる。その他に、輻射板４２のもう一方の片側には磁石４４が固定され、磁石４４は輻射板４２が被覆できる範囲内に位置するように形成される。

また、輻射板４２、はね４３と磁石４４の全体の総高さがＨとすると、はね４３の肉厚はHの総高さの３０％以上を占めなければならず、そして磁石４４の肉厚はＨの総高さの７０％以下を占めなければならないように形成される。

上述の如く、本発明の小型送風ファンの構造の設計によれば、小型化と薄型化の目的を達成することができ、そして薄型化の電子システム設備に運用することができると共に、電子システムが放熱ファンに対応する風排出量と風圧による放熱の需要性を提供することができるため、優越な放熱の効果を有することができる。

本発明は、その精神及び必須の特徴事項から逸脱することなく他のやり方で実施することができる。従って、本明細書に記載した好ましい実施例は例示的なものであり、限定的なものではない。

本発明の実施例１の小型送風ファンの構造による組み立てられた状態を示す断面図である。 本発明の実施例１の小型送風ファンの構造を示す分解斜視図である。 本発明の実施例２の小型送風ファンの構造による組み立てられた状態を示す断面図である。 本発明の実施例３の小型送風ファンの構造による組み立てられた状態を示す断面図である。 本発明の実施例３の小型送風ファンの構造を示す分解斜視図である。 従来の小型送風ファンの構造による組み立てられた状態を示す断面図である。

符号の説明

１０ ファンホイール １１ 磁石
１２ 軸座 １３ 回転軸
１４ 輻射板 １５ はね
２０ 框体 ２１ 風進入口
２２ 框座 ２３ 軸管
２４ 軸受 ２５ 鉄片
２６ 回路板 ２７ コイル
３０ 軸座 ３１ 回転軸
３２ はね ３３ 磁石
３４ はね ４０ 軸座
４１ 回転軸 ４２ 輻射板
４３ はね ４４ 磁石

Claims (6)

1. 軸座（３０）が含まれる小型送風ファンの構造において、軸座（３０）の中心位置には回転軸（３１）が固定され、軸座（３０）の外周には複数個のはね（３２）と磁石（３３）が設けられ、はね（３２）は軸座（３０）の外周面から外へ向かって突出するように、そして規則的な輻射状に排列するように形成され、さらにはね（３２）の最大外径は框体（２０）の風進入口（２１）より大きくなるように形成され、磁石（３３）ははね（３２）が回転時において被覆できる範囲内に位置するように形成され、はね（３２）と磁石（３３）の全体の総高さがＨとすると、はね（３２）の肉厚はHの総高さの３０％以上を占めなければならないように形成されることを特徴とする小型送風ファンの構造。
2. 磁石（３３）の肉厚はＨの総高さの７０％以下を占めなければならないように形成されることを特徴とする請求項１記載の小型送風ファンの構造。
3. はね（３２）の最大外径は磁石（３３）の最大外径とは同じになるように形成されることを特徴とする請求項１記載の小型送風ファンの構造。
4. はね（３２）の最大外径は磁石（３３）の最大外径より大きくなるように形成されることを特徴とする請求項１記載の小型送風ファンの構造。
5. 軸座（４０）が含まれる小型送風ファンの構造において、軸座（４０）の中心位置には回転軸（４１）が固定され、軸座（４０）の外周面には外へ向かって延伸するように輻射板（４２）が形成され、輻射板（４２）の片側はプレス成形により規則的な輻射状に排列するように複数個のはね（４３）が折り曲げられ、輻射板（４２）のもう一方の片側には磁石（４４）が固定され、磁石（４４）は輻射板（４２）が回転時において被覆できる範囲内に位置するように形成され、輻射板（４２）、はね（４３）と磁石（４４）の全体の総高さがＨとすると、はね（４３）の肉厚はHの総高さの３０％以上を占めなければならないように形成されることを特徴とする小型送風ファンの構造。
6. 磁石（４４）の肉厚はＨの総高さの７０％以下を占めなければならないように形成されることを特徴とする請求項５記載の小型送風ファンの構造。

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