JP2007223869A - ダイシングラインの膜構造、光学基板のウェハ、光学部品、及び光学部品の製造方法 - Google Patents

ダイシングラインの膜構造、光学基板のウェハ、光学部品、及び光学部品の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】光学基板ウェハ面上に、光学薄膜を備えた複数の光学部品個片領域と、各個片領域間を区画するダイシングラインをフォトリソグラフィ技術によって製造する際に、光学薄膜から成るダイシングラインを形成する過程でウェハ面上に成膜されるフォトレジスト膜をリムーバ液によって除去するのに長時間を要する不具合、フォトレジストの残渣がオリフラ面に残される不具合を解消する。
【解決手段】光学基板ウェハWの面上に、複数の小面積の光学部品個片領域2を区画形成するために成膜されるダイシングライン1であって、ダイシングラインは、光学部品個片領域上に光学薄膜を成膜する際に同材料によって形成され、ダイシングラインを構成する光学薄膜を、非連続的に配列された複数の短尺光学薄膜20から構成した。
【選択図】図1

Description

本発明はガラス基板ウェハ等の大面積の光学基板ウェハを用いて光学部品を量産する工程において光学基板ウェハ面上に形成するダイシングラインの膜構造、及び光学部品の製造方法の改良に関するものである。
従来、ガラス基板等の光学基板面上に光学薄膜を形成した構造の光学部品を量産する場合には、例えば図4(a)に示すガラス基板ウェハ100の全体図のように、大面積のガラス基板ウェハ100の片面に線状のダイシングライン101を格子状に形成するとともに、ダイシングライン101によって画成される各光学部品個片領域102の面上に光学薄膜を成膜し、ダイシングラインに沿って光学基板ウェハを切断して個片に分割する手順が行われていた。
図4(b)は(a)に示したガラス基板ウェハの一部拡大図であり、光学部品個片としての開口フィルタ105がダイシングライン101を介して連結された状態を示している。この開口フィルタ105は、光学部品個片領域102の面上に性質の異なる第1の光学薄膜106、及び第2の光学薄膜107を成膜した構成を備えている。例えば、中心部に位置する円形の第1の光学薄膜106はDVD記録再生用の660nm帯域のレーザ光を透過させる性質を備え、第1の光学薄膜106の外径側に位置する第2の光学薄膜107は660nm帯域、及びCD記録再生用の780nm帯域のレーザ光を共に透過させる性質を備えている。
図4(c)は(b)に示したダイシングライン101の一部拡大図であり、ダイシングライン101を構成する膜は、第2の光学薄膜107を形成する際に同時に形成されるため、第2の光学薄膜を構成する光学薄膜と同材質である。
このダイシングライン101を構成する第2の光学薄膜は、図示しないダイシングブレードによって切断する際の切断幅の中心線に沿って形成された細い中心線101aと、中心線101aの両サイドに夫々所定の間隔を隔てて平行に配置された太い外側線101bと、から構成されている。中心線101aと各外側線101bとの間、及び外側線の外側にはガラス基板面が線状に露出した基板露出部101cが残されている。
各ダイシングライン101を構成する中心線101a、及び外側線101bは、何れも寸断することなく連続形成されている。
一方、光学部品個片領域102内には、光学部品としての開口フィルタ105の方向を示すための目印としてオリフラ(基板露出面)103が形成されている。例えば、最終的に個片に分割された開口フィルタ105を運搬用のトレイ等に収納する際には、このオリフラ103を目印にして全ての開口フィルタを同一方向に向けた状態でトレイ内に収納することが可能となる。光学装置のアッセンブリメーカーサイドにおいて自動マウンタを用いて実機に光学部品を自動搭載する際には、カメラによってオリフラの位置を確認しながら正しい組付け方向を確認する作業が行われる。従って、オリフラ面にフォトレジスト膜等の残渣が僅かでも残っていると、光学部品の方向を確認できないため不良品として廃棄されることがある。
即ち、ダイシングライン101、及び各光学薄膜106、107は、後述するフォトリソグラフィ技術によって形成される。このフォトリソグラフィ技術による光学薄膜の成膜工程中は、基板露出部101cやオリフラ103に相当する部分は、フォトレジスト膜によりマスクされた状態にあり、成膜完了後にリムーバ(溶剤)によってフォトレジスト膜は除去されるが、上記従来例に係るダイシングラインのように中心線101a、及び外側線101bが連続した構造であると、換言すればフォトレジストの使用量が多いと、フォトレジスト膜をリムーバ液によって除去する際の除去効率が極めて悪くなり、余程長時間(例えば、15〜24時間)リムーバにウェハを浸漬し続けない限り、フォトレジストの一部が除去し切れずに残留するという問題があった。
特に、成膜されたフォトレジスト膜がポストベイクされている場合には、フォトレジスト膜が凝固した状態となるため、リムーバ液に浸漬することによる除去に要する時間は更に長時間化して生産性が大幅に低下する。更にリムーバ液が早期に汚れてしまい、短時間で寿命が到来する。
次に、図5(a)乃至(j)は、図4に示したガラス基板ウェハ上に複数の開口フィルタとダイシングラインを形成する手順を示す説明図である。
まず、図5(a)の第1のレジスト成膜工程では、光学基板ウェハ100の片面上にネガ型の第1のフォトレジスト膜111を成膜する。
図5(b)の第1の露光工程では、第1のフォトレジスト膜111をプレベーキングした後で、所定のフォトマスク112を用いて選択的に露光することにより第1の光学薄膜領域106となる範囲を除いた第2の光学薄膜領域107とダイシングライン領域101を露光する。この際、第2の光学薄膜領域107とダイシングライン領域101との間に位置する図示しないオリフラ形成領域も露光する。
図5(c)の第1の現像工程では、第1のフォトレジスト膜111の非露光部分を除去して露光部分のみを第1の現像膜113として残存させる。(d)の第1の光学薄膜成膜工程では、第1の現像膜113を含む光学基板ウェハ面上に第1の光学薄膜114を成膜する。(e)の第1の現像膜除去工程では、第1の現像膜113、及び第1の現像膜上の第1の光学薄膜114を除去することにより、光学基板ウェハ面100上の第1の光学薄膜114だけを残存させる。(f)の第2のレジスト膜成膜工程では、第1の光学薄膜114を含む光学基板ウェハ面100上にネガ型の第2のフォトレジスト膜115を成膜する。この工程では、第2のフォトレジスト膜115をプレベーキング、及びポストベーキングする。
図5(g)の第2の露光工程では、所定のフォトマスク116を用いて選択的に露光することにより、第1の光学薄膜114上の第2のフォトレジスト膜115全体(第1の光学薄膜106に相当する領域)と、中心線101aと外側線101b間、及び外側線の外側に位置する基板露出部101cとなる線状の領域を部分的に露光する。(h)の第2の現像工程では、第2のフォトレジスト膜115の非露光部分を除去して露光部分のみを第2の現像膜117として残存させる。(i)の第2の光学薄膜成膜工程では、第2の現像膜117を含む光学基板ウェハ面100上に第2の光学薄膜118を成膜する。
図5(j)の第2の現像膜除去工程では、第2の現像膜117(第2のフォトレジスト膜115)を除去するためのリムーバ液(溶剤)により第2の現像膜117、及び第2の現像膜117上の第2の光学薄膜118を除去(リフトオフ)することにより、光学基板ウェハ面100上に直接成膜された第2の光学薄膜118を残存させる。この処理の結果として、光学部品個片領域内には第1及び第2の光学薄膜117、118、オリフラ103が夫々の適正な位置に配置された状態となる。
基板露出面としてのオリフラ103については、図5(j)中に示されていないが、ダイシングライン領域101を構成する一方の外側線101bの更に外側位置(光学部品個片領域102内)に、ダイシングライン領域内の露出部101cと同様の手法により形成される。
上記各工程を実施した結果、各個片領域102内には、夫々第1の光学薄膜114(106)、第2の光学薄膜118(107)、及びオリフラ(基板露出面)103を備えた開口フィルタ105が形成される。
ダイシングライン領域101は、図4(c)に示した中心線101a、外側線101b、及び基板露出部101cとから構成されており、中心線101a、及び外側線101bは夫々連続的な(寸断のない)帯状線として構成されている。
しかし、上記従来の製造方法にあっては、第2のレジスト膜成膜工程(f)において第2のフォトレジスト膜115をポストベーキングして第2の現像膜117とするため、(g)の露光工程、(h)の現像後にウェハ面上に第2の現像膜117が収縮して強く固着した状態となっている。従って、第2の現像膜除去工程(j)においてリムーバ液(溶剤)によって第2の現像膜117(第2のフォトレジスト膜115)を簡単に除去することが不可能となり、オリフラ103の形成領域と、基板露出部101cの面上に夫々第2の現像膜(第2のフォトレジスト膜)117の残渣が残り易くなる。オリフラ103の形成領域にレジスト残渣が付着した状態の光学部品個片がアッセンブリメーカに供給されると、自動マウンタによってオリフラの位置や形状を自動認識しながら光学部品個片を実機に搭載する際にオリフラを認識することができず、その結果不良品として廃棄される可能性が高まる。
更に、従来のダイシングラインは、所定のギャップを隔てて平行に離間配置された中心線101aと2本の外側線101bが長手方向に連続した構造(非寸断構造)であるため、工程(j)においてリムーバ液をダイシングライン内のみならずオリフラ形成領域にまで十分に循環させることが不可能となり、その結果、第2の現像膜117を効率的に除去することが困難となる。つまり、大半のリムーバ液は基板露出部101cに相当する細長い凹所内に沿って流動するだけとなり、外側線101bを乗り越えてオリフラ形成領域側へ流動しにくい構造であるため、上記不具合が発生する。
このため、オリフラ形成領域上のレジスト残渣を完全に除去するために光学基板ウェハ全体をリムーバ液中に長時間浸漬し続けなければならなくなり、生産性が低下するという不具合が発生する。
特許文献1には、半導体ウェハ上のダイシングラインの交差点の角部や段差の影響により溶剤の塗布ムラが発生することを防止するためにダミーパターンを形成する技術が開示されているが、光学薄膜によってダイシングラインを形成する場合に、基板露出部分にフォトリソグラフィ工程中に形成したレジスト膜が残渣として残る不具合を解決する手法については一切開示されていない。
特開平5−55371号公報
以上のように光学薄膜を光学基板面に成膜した構造の光学部品を量産する際に、大面積の光学基板ウェハ上にダイシングラインと、ダイシングラインによって区画された光学部品個片領域(オリフラを含む)を形成すると共に、ダイシングラインを構成する膜材として光学個片領域に成膜された光学薄膜を使用した場合に、ダイシングライン完成直前の段階で基板面に形成されているポストベイク済みのフォトレジスト膜が長手方向に連続形成されていると、リムーバ液中に浸漬したとしてもダイシングライン領域上、及びオリフラ面上の各フォトレジスト膜を効率的に除去することができなくなるという問題があった。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、光学基板ウェハ面上に、光学薄膜を備えた複数の光学部品個片領域と、各個片領域間を区画するダイシングラインをフォトリソグラフィ技術によって製造する際に、光学薄膜から成るダイシングラインを形成する過程でウェハ面上に成膜されるフォトレジスト膜が長手方向に連続形成されていること、或いは/及び、該フォトレジスト膜がポストベーキングによって硬化していることに起因して、レジスト膜除去用のリムーバ液によって除去するのに長時間を要する(リムーバ液の汚れが短時間で発生して寿命が低下する)という不具合と、リムーバ液によるレジスト膜除去が十分に遂行されない結果としてフォトレジストの残渣がオリフラ面に残された場合には当該光学部品の不良品率が増大するという不具合を解決することができるダイシングラインの膜構造、及び光学部品の製造方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明に係るダイシングラインの膜構造は、光学基板ウェハの面上に、複数の小面積の光学部品個片領域を区画形成するために成膜されるダイシングラインであって、前記ダイシングラインは、前記光学部品個片領域上に光学薄膜を成膜する際に同材料によって形成され、前記ダイシングラインを構成する光学薄膜を、非連続的に配列された複数の短尺光学薄膜から構成したことを特徴とする。
ダイシングラインを光学部品個片領域上の光学薄膜と同材料によって構成する場合、フォトリソグラフィによる成膜工程中において、ダイシングラインや光学薄膜領域以外の基板露出面、特にオリフラ面にフォトレジスト膜の残渣が残っていると、光学部品の不良品率が高まる虞がある。本発明では、ダイシングラインを連続した線とせずに、短尺光学薄膜を非連続的に配列するようにしたので、上記の如き不具合を一挙に解決することが可能となる。個々の短尺光学薄膜間に露出した基板面があるため、フォトリソグラフィ工程において短尺光学薄膜間にあるフォトレジスト膜をリムーバ液によって除去する際に液の流動性、特に光学部品個片領域への流動性を高めることが可能となる。このため、オリフラ領域上のフォトレジストを残渣なく短時間で除去することが可能となる。具体的には従来レジスト膜除去に15〜24時間を要していたのが、2時間で完了することが可能となる。
また、本発明に係るダイシングラインの膜構造は、光学基板ウェハの面上に、複数の小面積の光学部品個片領域を区画形成するために成膜されるダイシングラインであって、前記ダイシングラインは、前記光学部品個片領域上に光学薄膜を成膜する際に同材料によって形成され、前記ダイシングラインは、切断中心ラインに沿って配列された非連続的な中心線と、該中心線の幅方向両側に夫々所定の基板露出部を隔てて配置された非連続的な外側線と、を備えていることを特徴とする。
本発明を適用することができるダイシングラインのパターンには制限はないが、2本の平行な線から構成されるダイシングラインに本発明を適用した場合には、個々の線を短尺光学薄膜から構成することとなる。
本発明に係るダイシングラインの膜構造は、光学基板ウェハの面上に、複数の小面積の光学部品個片領域を区画形成するために成膜されるダイシングラインであって、前記ダイシングラインは、前記光学部品個片領域上に光学薄膜を成膜する際に同材料によって形成され、前記ダイシングラインを構成する光学薄膜を連続した帯状膜から構成すると共に、該帯状膜の幅内には基板露出部が非連続的に形成されていることを特徴とする。
ダイシングライン自体は長手方向に連続しているが、その幅内部に穴状の基板露出部を断続的に配置することによっても、フォトリソグラフィ工程においてオリフラ面への残渣発生防止機能を発揮することができる。
本発明に係るダイシングラインの膜構造は、前記光学部品個片領域内の外周縁に沿った適所には、前記光学部品の方向を示す基板露出面としてのオリフラが形成されていることを特徴とする。
本発明に係るダイシングラインの膜構造では、前記光学部品は、前記光学部品個片領域上に成膜され且つ所定の波長帯域の光を通過させる第1の光学薄膜領域と、該第1の光学薄膜領域の外周を包囲した状態で前記光学部品個片領域上に成膜され且つ所定の異なった波長帯域の光を通過させる第2の光学薄膜領域と、該第2の光学薄膜領域と前記ダイシングラインとの間に形成された基板露出面としてのオリフラと、を備えた開口フィルタであることを特徴とする。
本発明に係る光学基板ウェハは、上記ダイシングラインの膜構造を備えたことを特徴とする。
本発明に係る光学部品は、光学基板ウェハを前記ダイシングラインに沿って切断、分割することによって得られることを特徴とする。
本発明に係る光学部品の製造方法は、前記光学基板ウェハの面上にネガ型の第1のフォトレジスト膜を成膜する第1のレジスト成膜工程と、前記第1のフォトレジスト膜を所定のフォトマスクを用いて選択的に露光することにより前記第1の光学薄膜領域を除いた前記第2の光学薄膜領域と前記ダイシングライン領域を露光する第1の露光工程と、前記第1のフォトレジスト膜の非露光部分を除去して露光部分のみを第1の現像膜として残存させる第1の現像工程と、前記第1の現像膜を含む光学基板ウェハ面上に第1の光学薄膜を成膜する第1の光学薄膜成膜工程と、前記第1の現像膜、及び該第1の現像膜上の第1の光学薄膜を除去することにより、前記光学基板ウェハ面上の第1の光学薄膜だけを残存させる第1の現像膜除去工程と、前記第1の光学薄膜を含む光学基板ウェハ面上にネガ型の第2のフォトレジスト膜を成膜する第2のレジスト成膜工程と、前記第2のフォトレジスト膜をポストベーキングせずに所定のフォトマスクを用いて選択的に露光することにより、前記第1の光学薄膜上の第2のフォトレジスト全体と、前記ダイシングライン領域の一部を露光する第2の露光工程と、前記第2のフォトレジスト膜の非露光部分を除去して露光部分のみを第2の現像膜として残存させる第2の現像工程と、前記第2の現像膜を含む光学基板ウェハ面上に第2の光学薄膜を成膜する第2の光学薄膜成膜工程と、前記第2の現像膜、及び該第2の現像膜上の前記第2の光学薄膜を除去することにより、光学基板ウェハ面上に第2の光学薄膜を残存させて、前記第1の光学薄膜領域、前記第2の光学薄膜領域、及び前記オリフラとなる基板露出面から成る各光学部品個片領域と、前記ダイシングライン領域とを形成する第2の現像膜除去工程と、前記第2の光学薄膜から成るダイシングラインに沿って切断することにより光学部品個片に分割する分割工程と、からなることを特徴とする。
第2のフォトレジスト膜をポストベーキングすると、収縮して硬くなり、基板面上にこびり付き残渣となる。残渣をなくするためには残渣が完全に除去されるまでリムーバ液に浸漬しておかねばならないが、長時間(15〜24時間)を要し、生産性が著しく低下する。また、長時間浸漬していると、レジストによってリムーバが汚れてしまう。本発明では、このような不具合を解消することができる。また、ダイシングラインをベタで作らず(長手方向への連続線とせず)、長手方向に沿って間隔(基板露出面)を形成した非連続構造としたので、リムーバ液の流動性が高まり、残渣を除去するのに要する時間が短縮化(2時間)する。
以下、本発明を図面に示した実施の形態により詳細に説明する。
図1(a)(b)及び(c)は本発明の一実施形態に係るダイシングラインの膜構造を備えた光学基板ウェハ(ガラス基板ウェハ)の構成例を示す全体図、この光学基板ウェハの要部拡大図、及びダイシングラインの一部拡大図である。
図1(a)に示すガラス基板ウェハWの片面には線状のダイシングライン1が格子状に形成されるとともに、ダイシングライン1によって画成される各光学部品個片領域2の面上には第1及び第2の光学薄膜領域6、7が成膜されている。矩形の第2の光学薄膜領域7の一つの角隅部を直線状に面取りすることにより基板面が露出した三角形状のオリフラ3がダイシングラインとの間に形成されている。ダイシングライン1に沿って光学基板ウェハWを切断することにより光学部品個片としての開口フィルタ5を得る。
図1(b)は(a)に示したガラス基板ウェハの一部拡大図であり、光学部品個片としての開口フィルタ5がダイシングライン1を介して連結された状態を示している。この開口フィルタ5は、光学部品個片領域2の面上に性質の異なる第1の光学薄膜領域6、及び第2の光学薄膜領域7を成膜した構成を備えている。例えば、中心部に位置する円形の第1の光学薄膜6はDVD記録再生用の660nm帯域のレーザ光を透過させる性質を備え、第1の光学薄膜6の外径側に位置する第2の光学薄膜7は660nm帯域、及びCD記録再生用の780nm帯域のレーザ光を共に透過させる性質を備えている。
図1(c)は(b)に示したダイシングライン1の一部拡大図であり、ダイシングライン1を構成する膜は、第2の光学薄膜7を形成する際に同時に形成されるため、第2の光学薄膜を構成する光学薄膜と同材質である。
本発明のダイシングライン1の特徴的な構成は、ダイシングラインを構成する第2の光学薄膜を非連続的(断続的)に、即ちミシン目の如く断続的に配列した点にある。即ち、本発明のダイシングライン1は、光学部品個片領域2上に光学薄膜を成膜する際に同材料によって同時に形成されると共に、ダイシングラインを構成する光学薄膜を、非連続的に配列された複数の短尺光学薄膜20から構成した点が特徴的である。一つのダイシングラインを構成する各短尺光学薄膜20間には基板面21が露出している。
このダイシングライン1を構成する第2の光学薄膜は、図示しないダイシングブレードによって切断する際の切断幅の中心線に沿って形成された細い中心線1aと、中心線1aの両サイドに夫々所定の間隔を隔てて平行に配置された太い外側線1bと、から構成されている。中心線1aと各外側線1bとの間、及び外側線1bの外側にはガラス基板面が線状に露出した基板露出部1cが残されている。
各ダイシングライン1を構成する中心線1a、及び外側線1bは、何れもミシン目状に寸断されており、非連続的に形成されている。個々の短尺光学薄膜20の形状、寸法と、短尺光学薄膜20間に露出した基板面21の寸法(短尺光学薄膜の形成ピッチ)は任意に設定可能である。但し、後述するようにフォトレジスト膜をリムーバ液に浸漬したときの液の循環性(光学部品個片領域2内のオリフラ3への循環性)を考慮すると、各線1a、1bに夫々形成する露出した各基板面21は図示のように同じ位置関係にあるように構成(幅方向に沿って直線状に配列)することが好ましい。
また、ダイシングラインを形成するのに要するフォトレジスト膜材料の使用量が全体として減少する結果として、リムーバ液によって除去されるレジスト膜の量が減少して、リムーバ液の寿命を延ばすことが出来る。
なお、この例ではダイシングラインを三本の線1a、1b、1bにより構成した例を示したが、本数や各線の太さが限定されるものではない。従って例えば図2(a)に示したように一本のダイシングライン1をミシン目状に非連続に構成してもよい。
また、図1(c)に示した短尺光学薄膜20の形状は線状、帯状、或いは矩形ブロック状であるが、個々の短尺光学薄膜の形状に制限はない。例えば、図2(b)に示したダイシングライン構造の変形例のように、外側線1bを構成する短尺光学薄膜20をE字状、その他の任意の形状に構成してもよい。このダイシングラインにあっても個々の短尺光学薄膜間には露出した基板面21が位置しているため、フォトレジスト膜除去用のリムーバ液の基板面に沿った循環性、流動性が向上し、オリフラ領域3上のレジストを効率良く除去することが可能となる。更に、リムーバ液によって除去されるレジスト膜材料の量が減少する結果として、リムーバ液の寿命を延ばすことが出来る。
第2の光学薄膜7と同材料により構成されるダイシングライン1(1a、1b)を非連続的な構成とした場合には、ダイシングライン1を形成する直前の工程において基板露出部1c、及びオリフラ形成領域3上にフォトレジスト膜が形成されている。このフォトレジスト膜を除去するためにリムーバ液中にガラス基板ウェハW全体を浸漬させた際に、図1(c)中に矢印で示すように短尺光学薄膜20間の露出した基板面21を介してリムーバ液がダイシングライン内外は勿論、光学部品個片領域2内にも十分に循環して供給される。このため、ダイシングライン領域内、及びオリフラ領域内のフォトレジスト膜を短時間で効率的に除去することが可能となる。
前述の如く、オリフラ面にフォトレジスト膜等の残渣が僅かでも残っていると、光学部品を自動マウンタによって実機に組み付ける際に、光学部品の方向を確認できないため不良品として廃棄されることとなるが、本発明によればこのような不良品率の発生を大幅に減少することができる。
特に、成膜されたフォトレジスト膜がポストベイクされている場合には、フォトレジスト膜が凝固した状態となるため、リムーバ液に浸漬することによるレジスト除去に要する時間は更に長時間化して生産性が大幅に低下したり、リムーバ液が汚れて寿命が短くなるが、後述するように本発明ではポストベイクしない方法を採用するため、このような不具合を解消できる。
次に、図2(c)に示すようにダイシングラインを構成する光学薄膜を連続した帯状膜25から構成すると共に、帯状膜25の幅内に穴状の基板露出部(非膜部)26を断続的に形成した構成であってもよい。この実施形態に係るダイシングラインは帯状膜25の幅内に基板露出部26を有しているために成膜過程でマスクとして使用されるフォトレジスト膜の使用量を減少させることができ、その結果リムーバ液によってダイシングライン領域上のレジスト膜を除去するのに要する時間を短縮することができる。更に、リムーバ液によって除去されるレジスト膜材料の量が減少する結果として、リムーバ液の寿命を延ばすことが出来る。なお、各基板露出部26を包囲する帯状膜25の一部に切欠きを設けて基板露出部26を帯状膜外部と連通させることによりリムーバ液の循環性を高めることが可能である。
次に、図3(a)乃至(j)はガラス基板ウェハ上に複数の開口フィルタとダイシングラインを形成する手順(光学部品としての開口フィルタの製造方法)を示す工程図である。
まず、図3(a)の第1のレジスト成膜工程では、光学基板ウェハWの片面上にネガ型の第1のフォトレジスト膜11を成膜する。(b)の第1の露光工程では、第1のフォトレジスト膜11をプレベーキング、及びポストベーキングした後で、所定の開口パターンを備えたフォトマスク12を用いて選択的に露光することにより第1の光学薄膜領域6となる範囲を除いた第2の光学薄膜領域7とダイシングライン領域1を露光する。この際、第2の光学薄膜領域7とダイシングライン領域1との間に位置する図示しないオリフラ形成領域も露光する。
図3(c)の第1の現像工程では、第1のフォトレジスト膜11の非露光部分を除去して露光部分のみを第1の現像膜13として残存させる。この時点で、ガラス基板ウェハWの他の面上は、第1の現像膜13の形成範囲を除けば露出した状態にある。(d)の第1の光学薄膜成膜工程では、第1の現像膜13の上面を含む光学基板ウェハ面全体に第1の光学薄膜14を成膜する。(e)の第1の現像膜除去工程では、第1の現像膜13、及び第1の現像膜上の第1の光学薄膜14を除去することにより、光学基板ウェハW面上に第1の光学薄膜14だけを残存させる。つまり、工程(c)において露出した基板面上のみに光学薄膜14が成膜された状態となる。
図3(f)の第2のレジスト膜成膜工程では、第1の光学薄膜14の上面を含む光学基板ウェハW面上にネガ型の第2のフォトレジスト膜15を成膜する。この工程では、第2のフォトレジスト膜15をプレベーキングするが、ポストベーキングしない点が特徴的である。プレベーキングするだけで第2のフォトレジスト膜15の保形性を十分に維持できるからである。つまり、この工程では、後述するリムーバ液によって第2のフォトレジスト膜を容易に除去できる程度に硬化させれば十分である。(g)の第2の露光工程では、所定の開口パターンを備えたフォトマスク16を用いて選択的に露光することにより、第1の光学薄膜14上の第2のフォトレジスト膜15全体(第1の光学薄膜6に相当する領域)と、ダイシングライン1a、1b間の基板露出部1cとなる線状の領域と、短尺光学薄膜20間の露出した基板面21、及び図示しないオリフラ領域3を露光する。
図3(h)の第2の現像工程では、第2のフォトレジスト膜15の非露光部分を除去して露光部分のみを第2の現像膜17として残存させる。(i)の第2の光学薄膜成膜工程では、第2の現像膜17の上面と、第2の現像膜17によって覆われていない光学基板ウェハ面上に第2の光学薄膜18を成膜する。(j)の第2の現像膜除去工程では、第2の現像膜17(第2のフォトレジスト膜15)を除去するためのリムーバ液(溶剤)により第2の現像膜17、及び第2の現像膜17上の第2の光学薄膜18を除去(リフトオフ)することにより、光学基板ウェハW面上に直接成膜された第2の光学薄膜18を残存させる。
図1(b)(c)に示した基板露出面としてのオリフラ3については、図3(j)中に示されていないが、ダイシングライン領域1を構成する一方の外側線1bの更に外側位置(光学部品個片領域2内)に、ダイシングライン領域内の露出部1cと同様の手法により形成される。
上記各工程を実施した結果、各個片領域2内には、夫々第1の光学薄膜14(6)、第2の光学薄膜18(7)、及びオリフラ(基板露出面)3を備えた開口フィルタ5が形成される。
ダイシングライン領域1は、図1(c)に示した中心線1a、外側線1b、及び基板露出部1cと、個々の中心線1a及び外側線1bを構成する短尺光学薄膜20及び露出した基板面21と、から構成されている。中心線1a、及び外側線1bは夫々非連続的な構成を有している。
本発明の製造方法にあっては、第2のレジスト膜成膜工程(f)において第2のフォトレジスト膜15をポストベーキングしないで第2の現像膜17とするため、(g)の露光工程、(h)の現像後にウェハ面上に第2の現像膜17が収縮して強く固着した状態となることがない。従って、第2の現像膜除去工程(j)においてリムーバ液(溶剤)によって第2の現像膜17(第2のフォトレジスト膜15)を簡単、且つ短時間(約2時間)で除去することができ、オリフラ3の形成領域と、基板露出部1cの面上に夫々第2の現像膜(第2のフォトレジスト膜)17の残渣が残ることがなくなる。
このため、オリフラ3の形成領域にレジスト残渣が付着した状態の光学部品個片がアッセンブリメーカに供給されることがなくなるため、不良品として廃棄される可能性が大幅に低下する。
更に、本発明のダイシングラインは、短尺光学薄膜20を露出した基板面21を介して断続的に配列した構成を備えているので、工程(j)においてリムーバ液をダイシングライン内のみならずオリフラ3の形成領域にまで十分に循環させることが可能となり、その結果、第2の現像膜17を効率的に除去することができる。つまり、リムーバ液は短尺光学薄膜20間の基板面21を介してオリフラ形成領域側へ流動して同領域上の第2の現像膜17を残渣なく除去することが可能となる。
上記製造手順は、図2(a)(b)及び(c)に夫々例示した他の形態例に係るダイシングラインの膜構造の製造に際しても適用することができることは勿論である。
(a)(b)及び(c)は本発明の一実施形態に係るダイシングラインの膜構造を備えた光学基板ウェハ(ガラス基板ウェハ)の構成例を示す全体図、この光学基板ウェハの要部拡大図、及びダイシングラインの一部拡大図である。 (a)(b)及び(c)は本発明の他の実施形態に係るダイシングラインの膜構造を示す図である。 (a)乃至(j)はガラス基板ウェハ上に複数の開口フィルタとダイシングラインを形成する手順を示す工程図である。 (a)はガラス基板ウェハの全体図、(b)はこのガラス基板ウェハの一部拡大図、(c)は(b)に示したダイシングラインの一部の更なる拡大図である。 (a)乃至(j)は図4に示したガラス基板ウェハ上に複数の開口フィルタとダイシングラインを形成する手順を示す説明図である。
符号の説明
1…ダイシングライン(領域)、1a…中心線、1b…外側線、1c…基板露出部、2…個片領域、3…オリフラ(形成領域)、5…開口フィルタ、6…第1の光学薄膜(形成領域)、7…第2の光学薄膜(形成領域)、12…フォトマスク、13…現像膜、14…第1の光学薄膜、15…フォトレジスト膜、16…フォトマスク、17…現像膜、18…第2の光学薄膜、20…短尺光学薄膜、21…露出した基板面、25…帯状膜、26…基板露出部。

Claims (8)

  1. 光学基板ウェハの面上に、複数の小面積の光学部品個片領域を区画形成するために成膜されるダイシングラインであって、
    前記ダイシングラインは、前記光学部品個片領域上に光学薄膜を成膜する際に同材料によって形成され、
    前記ダイシングラインを構成する光学薄膜を、非連続的に配列された複数の短尺光学薄膜から構成したことを特徴とするダイシングラインの膜構造。
  2. 光学基板ウェハの面上に、複数の小面積の光学部品個片領域を区画形成するために成膜されるダイシングラインであって、
    前記ダイシングラインは、前記光学部品個片領域上に光学薄膜を成膜する際に同材料によって形成され、
    前記ダイシングラインは、切断中心ラインに沿って配列された非連続的な中心線と、該中心線の幅方向両側に夫々所定の基板露出部を隔てて配置された非連続的な外側線と、を備えていることを特徴とする請求項1に記載のダイシングラインの膜構造。
  3. 光学基板ウェハの面上に、複数の小面積の光学部品個片領域を区画形成するために成膜されるダイシングラインであって、
    前記ダイシングラインは、前記光学部品個片領域上に光学薄膜を成膜する際に同材料によって形成され、
    前記ダイシングラインを構成する光学薄膜を連続した帯状膜から構成すると共に、該帯状膜の幅内には基板露出部が非連続的に形成されていることを特徴とするダイシングラインの膜構造。
  4. 前記光学部品個片領域内の外周縁に沿った適所には、前記光学部品の方向を示す基板露出面としてのオリフラが形成されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載のダイシングラインの膜構造。
  5. 前記光学部品は、前記光学部品個片領域上に成膜され且つ所定の波長帯域の光を通過させる第1の光学薄膜領域と、該第1の光学薄膜領域の外周を包囲した状態で前記光学部品個片領域上に成膜され且つ所定の異なった波長帯域の光を通過させる第2の光学薄膜領域と、該第2の光学薄膜領域と前記ダイシングラインとの間に形成された基板露出面としてのオリフラと、を備えた開口フィルタであることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載のダイシングラインの膜構造。
  6. 請求項1乃至5の何れか一項に記載のダイシングラインの膜構造を備えたことを特徴とする光学基板ウェハ。
  7. 請求項6に記載の光学基板ウェハを前記ダイシングラインに沿って切断、分割することによって得られることを特徴とする光学部品。
  8. 請求項7に記載の光学部品の製造方法であって、
    前記光学基板ウェハの面上にネガ型の第1のフォトレジスト膜を成膜する第1のレジスト成膜工程と、
    前記第1のフォトレジスト膜を所定のフォトマスクを用いて選択的に露光することにより前記第1の光学薄膜領域を除いた前記第2の光学薄膜領域と前記ダイシングライン領域を露光する第1の露光工程と、
    前記第1のフォトレジスト膜の非露光部分を除去して露光部分のみを第1の現像膜として残存させる第1の現像工程と、
    前記第1の現像膜を含む光学基板ウェハ面上に第1の光学薄膜を成膜する第1の光学薄膜成膜工程と、
    前記第1の現像膜、及び該第1の現像膜上の第1の光学薄膜を除去することにより、前記光学基板ウェハ面上の第1の光学薄膜だけを残存させる第1の現像膜除去工程と、
    前記第1の光学薄膜を含む光学基板ウェハ面上にネガ型の第2のフォトレジスト膜を成膜する第2のレジスト成膜工程と、
    前記第2のフォトレジスト膜をポストベーキングせずに所定のフォトマスクを用いて選択的に露光することにより、前記第1の光学薄膜上の第2のフォトレジスト全体と、前記ダイシングライン領域の一部を露光する第2の露光工程と、
    前記第2のフォトレジスト膜の非露光部分を除去して露光部分のみを第2の現像膜として残存させる第2の現像工程と、
    前記第2の現像膜を含む光学基板ウェハ面上に第2の光学薄膜を成膜する第2の光学薄膜成膜工程と、
    前記第2の現像膜、及び該第2の現像膜上の前記第2の光学薄膜を除去することにより、光学基板ウェハ面上に第2の光学薄膜を残存させて、前記第1の光学薄膜領域、前記第2の光学薄膜領域、及び前記オリフラとなる基板露出面から成る各光学部品個片領域と、前記ダイシングライン領域とを形成する第2の現像膜除去工程と、
    前記第2の光学薄膜から成るダイシングラインに沿って切断することにより光学部品個片に分割する分割工程と、
    からなることを特徴とする光学部品の製造方法。
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