JP2007223687A - 原稿読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】耐久性を有し、且つ製造コストも低減できながら、搬送される原稿のすくい上げの作用が確実にできるようにした原稿読取装置を提供する。
【解決手段】一対の原稿ガイド体34には、原稿搬送経路21の搬送方向に沿って規制手段23の近傍まで延びる縁案内部材37が取付られ、各縁案内部材37には、規制手段23と読取ガラス板4における通過画像読取位置4aの表面との間を通過し、且つすくいガイド部材11の表面上に対して少なくとも先端部が重複するようにすくい上げ部材39が連設されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、画像が記載された原稿を搬送しながら、その画像を読み取る手段を有する原稿読取装置に係り、より詳しくは給紙トレイに複数枚堆積させた原稿を1枚ずつ分離すると共に分離された原稿を搬送しながら画像を読取る自動原稿搬送装置付きの原稿読取装置の構成に関するものである。
従来から、上記の自動原稿搬送装置付きの原稿読取装置では、特許文献1等に開示されているように、透明な大判のガラス板と端部ガラス板との間にすくいガイド部材を配置している。原稿を静置して画像を読取るための大判のガラス板と、搬送原稿が通過する端部ガラス板との下面にわたって移動可能なライン型CCD撮像素子などからなる読取装置を備える一方、大判のガラス板と端部ガラス板との表面側を覆う蓋状のカバー体の一端部寄りには、カバー体の上面側に、給紙トレイ部と排紙トレイ部と、その間を側面視でUターン状に形成した原稿搬送経路と、原稿搬送経路中に設けられた原稿搬送ローラ等とを備えている。
そして、特許文献1では、原稿は、自動原稿搬送装置における上方に設けられた給紙部からU字状の搬送経路に沿って、下方の端部ガラス板上に搬送され、この端部ガラス板の下面側で停止している読取装置にて、原稿の画像が読み取られる。原稿の前端縁部は上記すくいガイド部材にてすくい上げられて、排紙トレイ方向へと搬送されるものである。
上述のように、大判のガラス板と端部ガラス板との間にすくいガイド部材を配置していると、細長い端部ガラス板やすくいガイド部材の部分の強度が弱くなるという問題があった。この問題を解消するため、特許文献2では、大判のガラス板(コンタクトガラス)の上面であって、読取部の搬送方向直後に、流動体または接着剤を塗布または接着して硬化させたすくいあげ部材を配置し、該すくいあげ部材の後方にすくいガイド部材を連設するという技術を提案している。
特開平04−299867公報(図2、図3等参照) 特開平06−62171公報(図1〜図4等参照)
しかしながら、特許文献2のように構成した場合、ガラス板の強度を弱化させないという効果はあるけれども、流動体または接着剤を塗布または接着して硬化させることにより、すくいあげ部材をその側断面が山形状に正確に形成することが困難であり、すくいあげ部材の成形の手間がかかって製造コスト高となる。さらに、搬送方向の上流側でのすくいあげ部材の先端部がガラス板の表面に対して薄く且つ微小な傾斜角度で立ち上がるように形成すると、その薄い先端部がガラス板の表面に対して強固に接着できないので、長期間の使用中に搬送される原稿の先端縁がすくいあげ部材の先端部に繰り返し衝突することで、当該すくいあげ部材がガラス板から剥がれてしまい、耐久性に乏しいという問題があった。
本発明は、このような課題を解消し、耐久性且つ強度を有し、且つ製造コストも低減できながら、搬送される原稿のすくい上げの作用が確実にできるようにした原稿読取装置を提供することを課題とするものである。
前記課題を解決するために、請求項1に記載の発明における原稿読取装置は、給紙トレイから原稿を 1枚ずつ分離して搬送する原稿搬送手段と、原稿の画像を読取ガラス板が備えられた読取位置で読み取る読取手段と、前記給紙トレイから前記読取位置を経て排紙トレイまで原稿を搬送する原稿搬送経路とを有する画像読取装置において、前記読取ガラス板の表面には前記読取位置より搬送方向下流直後にすくいガイド部材が固定され、搬送される原稿を前記読取ガラス板の表面に沿わせるための規制手段が、前記読取位置に配置され、前記給紙トレイには、前記原稿の幅方向の側縁を案内する左右一対の原稿ガイド体が広狭動可能に配置され、前記一対の原稿ガイド体には、前記原稿搬送経路の搬送方向に沿って前記規制手段の近傍まで延びる縁案内部材が取付られ、前記各縁案内部材には、前記規制手段と前記読取ガラス板の表面との間を通過し、且つ前記すくいガイド部材の表面上に対して少なくとも先端部が重複するようにすくい上げ部材が連設されているものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の原稿読取装置において、前記すくい上げ部材は、板厚さの薄い可撓性を有する金属部材にて形成されているものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の原稿読取装置において、前記すくいガイド部材の前記搬送方向の上流側端縁は、前記一対のすくい上げ部材が位置する側では前記搬送方向の上流側に位置し、前記原稿の幅方向の中央寄りに行くに従って、前記搬送方向の下流側に位置するように、前記搬送方向と傾斜状にて交差するように形成されているものである。
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の原稿読取装置において、前記各縁案内部材は、前記搬送される原稿の幅方向の側縁部分を表裏両側を案内するように断面コ字状に形成され、且つ前記原稿搬送経路に沿って湾曲可能に形成されているものである。
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の原稿読取装置において、前記規制手段には、前記読取ガラス板の表面との間をすくい上げ部材が通過し得る隙間を形成するための規制突起が前記搬送される原稿の最大幅より外側の位置に設けられているものである。
請求項1に記載の発明によれば、一対の原稿ガイド体には、原稿搬送経路の搬送方向に沿って規制手段の近傍まで延びる縁案内部材が取付られ、各縁案内部材には、規制手段と読取ガラス板における通過画像読取位置の表面との間を通過し、且つすくいガイド部材の表面上に対して少なくとも先端部が重複するようにすくい上げ部材が連設されている構成であるので、搬送される原稿はすくい上げ部材の上面につかえることがなく、搬送される原稿のすくい上げの作用が確実にできると共に、原稿が円滑に通過できるから耐久性を有する。そして、縁案内部材の先端部に小さいサイズのすくい上げ部材を連設するだけであるので、製造コストも低減できるという顕著な効果を奏する。
請求項2に記載の発明によれば、前記すくい上げ部材は、板厚さの薄い可撓性を有する金属部材にて形成されているものであるので、すくい上げ部材に乗った原稿により、当該すくい上げ部材が柔軟に撓み変位できるので、耐久性に優れたものとなる。
請求項3に記載の発明によれば、すくいガイド部材の前記搬送方向の上流側端縁は、前記一対のすくい上げ部材が位置する側では前記搬送方向の上流側に位置し、前記原稿の幅方向の中央寄りに行くに従って、前記搬送方向の下流側に位置するように、前記搬送方向と傾斜状にて交差するように形成されているものであるから、搬送される原稿の先端縁が一度にすくいガイド部材の上流側端縁に突き当たることがなく、円滑にすくいガイド部材の緩い傾斜面に乗ることができて、排紙トレイ部側に搬送できるのである。
請求項4に記載の発明によれば、各縁案内部材は、前記搬送される原稿の幅方向の側縁部分を表裏両側を案内するように断面コ字状に形成され、且つ前記原稿搬送経路に沿って湾曲可能に形成されているものであるので、原稿の幅方向の側縁部分が各縁案内部材から外れることがなく、ひいては前記一対のすくい上げ部材上に原稿の幅方向の側縁部分を確実に案内することができる。
請求項5に記載の発明によれば、前記規制手段には、前記読取ガラス板の表面との間をすくい上げ部材が通過し得る隙間を形成するための規制突起が前記搬送される原稿の最大幅より外側の位置に設けられているものであるので、搬送される原稿の先端縁が規制手段とつかえることなく、円滑に通過でき、画像読取の精度が悪化したり、不安定にならないという効果を奏する。
以下、本発明の第1の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図1は本発明の原稿読取装置の斜視図、図2(a)は原稿読取装置の下方から見た斜視図、図2(b)は要部拡大斜視図、図3は蓋カバー体を開いた状態の斜視図、図4は原稿読取装置の一部切欠き側断面図、図5は原稿ガイド体、縁案内部材、ガラス板(原稿読取面)の斜視図、図6は図4の要部拡大断面図、図7はガラス板とすくいガイド部材とを示す斜視図、図8はすくいガイド部材の拡大斜視図である。
本発明の実施の形態は、ファクシミリ機能、スキャナ機能、複写機能及びプリンタ機能を備えた多機能装置(複合装置)のハウジング2の上に搭載した画像読取装置1に適用したものである。即ち、画像読取装置1は、ファクシミリ機能時に相手ファクシミリ装置に送信すべきファクシミリ原稿や、複写機能時に複写すべき原稿の画像を読取るものである。
図3〜図5に示すように、画像読取装置1の本体ケース3における上面には、原稿読取用の透明な大判の読取ガラス板4が水平状態で固定されている。本体ケース3の上面のうち後側縁には、蝶番6を介して上下回動可能に蓋状カバー体7が装着され、本発明の自動原稿搬送装置5が、蓋状カバー体7の上面一側に設けられている。自動原稿搬送装置5は、給紙トレイ部20と、搬送ローラなどの原稿搬送手段22が配置された側面視U字状の搬送経路21と、原稿Pを読取ガラス板4における通過画像読取位置4aの表面に接近させるようにする規制手段23と、画像読取後の原稿Pが排出されて堆積される排紙トレイ部24とを備えている。
スキャナ機能を実行するための画像読取装置1は、本体ケース3の上面に固定された読取ガラス板4の下面側に配置させた画像読取手段たる読取装置10(例えば、ライン型の密着型イメージセンサ(CIS:Contact Image Sensor)が図1及び図4のX軸方向に沿って往復移動可能に設けられている(図4参照)。なお、読取装置10はライン型CCD撮像素子であっても良い。
蓋状カバー体7の上面の一側には後に詳述する原稿搬送手段22が配置されており、給紙トレイ部20から供給された原稿Pを原稿搬送手段22で搬送し、この原稿Pの画像を通過画像読取位置4a(図3、図4、図5及び図7で読取ガラス板4の左端部)の下面側で静止している読取装置10によって読み取らせ、搬送する原稿Pは通過画像読取位置4aの直後(搬送方向下流側)における読取ガラス板4に固定されたすくいガイド部材11の箇所ですくいあげられた後、排紙トレイ部24に排紙するように構成されている(図4参照)。
なお、本実施形態では、図3、図4、図5及び図7ですくいガイド部材11の位置よりも読取ガラス板4の右側の大きい面積の部分は、大判のガラス板4上に伏せて置いた原稿の画像を読取るフラットベッド読取部となる。そのため、蓋状カバー体7の下面(図2及び図3参照)には、読取ガラス板4上に画像が記載された面を下向きにして原稿を押えるためのスポンジ及び白板等からなる押え体7aを備えている。これにより、押え体7aにて原稿を押えた状態で、画像読み取り指令により、画像読取装置10が読取ガラス板4の下面に配置されたガイドレール(図示せず)に沿って移動しながら画像を読み取ることができる構成でもある。
給紙トレイ部20から供給された原稿Pの片面を通過原稿読取位置4aで読み取って排紙可能な搬送経路21には、原稿搬送手段22として搬送用の駆動ローラ22a,22b,22c,22dが適宜間隔をあけて複数配置され(図4参照)、これらの駆動ローラ22a,22b,22c,22dは図示しない駆動系により回転駆動するものである。なお、給紙トレイ部20に1番近い位置の駆動ローラ22aは、図示しないが分離用の摩擦体と対面しており、給紙トレイ部20に堆積された複数枚の原稿Pを1枚ずつに分離しながら順次搬送経路21中に搬送する機能を有する。その他の各駆動ローラ22b,22c,22dに対面するように図示しない従動ローラが配置されている。
次に、給紙トレイ部20及び搬送経路21の構成を詳細に説明する。蓋状カバー体7の一側には、自動原稿搬送装置5におけるケース部31が固定されており、該ケース部31の一端には、給紙トレイ部20がその自由端を上方とし、ケース部31への取り付け位置が低い高さとなるように傾斜状に配置され、原稿Pは画像が書かれた面を上にして堆積積層される。一方、給紙トレイ部20の下方の蓋状カバー体7の上面に排紙トレイ部24が形成されている(図1及び図4参照)。
図4に示すように、搬送経路21は給紙トレイ部20に連設された側面視横向き略U字状の内側経路板21aとこの内側経路板21aの外径側に所定の隙間を隔てて配置される外側経路板21bとからなる。内側経路板21aはケース部31内に一体的に形成されている。外側経路板21bはケース部31の上側を覆う回動カバー体32の内面側に一体的に形成されている。回動カバー体32の下端(基端)はケース部31の側端部に対して枢軸部33を中心にして回動可能に連結されている。そのため、回動カバー体32を開放することによって、搬送経路21の部位で紙詰まりした原稿Pを取り除けるだけでなく、紙詰まりによって通過原稿読取位置4aで規制手段3の箇所で停止している原稿Pも取り除くことができるようになっている。
給紙トレイ部20の上面には、堆積された原稿Pの搬送方向と平行な左右両側縁に当接して案内する一対の原稿ガイド体34が原稿Pの横幅方向(搬送方向と直交する方向、図5及び図7でY軸方向)に移動可能に構成されている。即ち、断面がL字状に形成された左右一対の原稿ガイド体34は、底板34aとそれから垂直に立設する側規制片34bと、各底板34aから原稿Pの横幅方向に延びるラック片35とからなる。各ラック片35には、互いに対向するようにラック部35aが形成されている。この一対のラック部35aが給紙トレイ部20に回転可能に設けられたピニオンギヤ36(図4参照)に噛み合っている。これにより、一方の側規制片34bを指で摘んで原稿Pの横幅方向(Y軸方向)に移動させると、他方の側規制片34bも同時に移動し、給紙トレイ部20の上面に載置された原稿Pの横幅の中心に対して広狭自在となっている(図5参照)。
上記左右一対の原稿ガイド体34には、各縁案内部材37が各底板34a部分から原稿搬送経路21に沿って通過画像読取位置4aまで延びるように一体的に形成されている。実施形態では、各縁案内部材37は外側経路板21bと内側経路板21aとの隙間に沿って延びるものであり、内側経路板21aに近い位置で沿う内径側片37aと、外側経路板21bに近い位置で沿う外形側片37bと、内径側片37aと外形側片37bとを原稿搬送経路21の横幅の外側より部位で連結する縦連結片37cとが一体的に形成されて、断面コ字状に形成されているものである(図4及び図5参照)。実施形態では、各縁案内部材37はポリエチレンテレフタレートなどの可撓性を有する合成樹脂材にて一体的に形成する。従って、各縁案内部材37は、搬送される原稿の幅方向の側縁部分を表裏両側を案内するように、且つ原稿搬送経路21に沿って湾曲可能となる。
各縁案内部材37の先端部、より詳しくは、外形側片37bの先端部には、細長いすくい上げ部材39が規制手段23と読取ガラス板4における通過画像読取位置4aの表面との間を通過するように連設されている(図2〜図6参照)。すくい上げ部材39の先端側(原稿の搬送方向下流側)は、すくいガイド部材11の表面に乗るか、または上方に一部上方に重なるよう配置されている(図2〜図6参照)。このすくい上げ部材39の基部は、実施形態では、外側経路板21bの下面側(読取ガラス板4の上面と対面する側)に接着剤等にて固着されている。すくい上げ部材39は、可撓性を有する金属部材にて形成され、実施形態では板厚さが0.3mm程度の薄いものである。
他方、すくいガイド部材11は、図5〜図8に示すように、断面が実質状三角形を呈するように合成樹脂材にて構成されている。そして、すくいガイド部材11はその鋭角状の上流側端縁11aの部位が原稿Pの搬送方向の上流側に位置するように、読取ガラス板4の上面に接着剤にて固定される。すくいガイド部材11の上流側端縁11aは、一対のすくい上げ部材39が位置する側では搬送方向の上流側に位置し、原稿Pの幅方向の中央寄りに行くに従って、搬送方向の下流側に位置するように、搬送方向と傾斜状にて交差するように形成されている。
上述の構成において、原稿Pの画像を読取るため、給紙トレイ部20に画像が上面になるようにして原稿Pを堆積させる。次いで、原稿Pの横幅寸法に合わせて、左右一対の原稿ガイド体34をY軸方向に沿って移動させる。この一対の原稿ガイド体34に取りつけられた一対の縁案内部材37は、原稿搬送経路21における外側経路板21bと内側経路板21aとの隙間に沿って延びるので、左右一対の原稿ガイド体34移動に伴って、一対の縁案内部材37もY軸方向(原稿Pの横幅方向)に沿って移動することになる。この場合、規制手段23の下面には、読取ガラス板4の表面との間をすくい上げ部材39が通過し得る隙間を形成するための一対の規制突起40が搬送される原稿の最大幅より外側の位置に設けられている(図2参照)ので、一対の縁案内部材37における外形側片37bの先端部から延びるすくい上げ部材39も、規制手段3に押えつけられることなく、Y軸方向(原稿Pの横幅方向)に沿って円滑に移動できるのである。規制突起40の高さを上記すくい上げ部材39の厚さ(例えば、0.3mm)と同じか、若干大きい寸法、例えば、0.3mm〜0.4mm程度に設定すれば良い。
図示しない読取指令スイッチなどを押す等して、原稿読取を実行すると、給紙トレイ部20に堆積させた原稿Pは1枚ずつに分離されて、原稿搬送経路21中へ搬送される。そのとき、当該原稿Pの左右両側縁は、一対の縁案内部材37に案内されるので斜行しない。そして、搬送されている原稿Pの先端部が通過画像読取位置4aの表面に当接しながら、読取ガラス板4の下面側の読取装置10にて画像の読取が実行される。搬送されている原稿Pの先端部のうち左右両側縁部分は上記一対のすくい上げ部材39に既に乗っているので、すくいガイド部材11の上流側端縁11aにつかえることなく、円滑にすくいガイド部材11の傾斜状の上面に乗ることができる。
上記のように、本発明では、一対の原稿ガイド体34には、原稿搬送経路21の搬送方向に沿って規制手段23の近傍まで延びる縁案内部材37が取付られ、各縁案内部材37には、規制手段23と読取ガラス板4における通過画像読取位置4aの表面との間を通過し、且つすくいガイド部材11の表面上に対して少なくとも先端部が重複するようにすくい上げ部材39が連設されている構成であるので、すくい上げ部材39の上面をつかえることなく、搬送される原稿Pのすくい上げの作用が確実にできる。また、本構成では、読取ガラス板4を大判のガラス板と端ガラス板の2つに分断する必要がなく、読取ガラス板4は高い強度を有する。そして、縁案内部材37の先端部に小さいサイズのすくい上げ部材39を連設するだけであるので、製造コストも低減できる。
すくいガイド部材11の上流側端縁11aは、一対のすくい上げ部材39が位置する側では搬送方向(X軸方向)の上流側に位置し、原稿Pの幅方向の中央寄りに行くに従って、搬送方向の下流側に位置するように、搬送方向と傾斜状にて交差するように形成されているので、搬送される原稿Pの先端縁が一度に上流側端縁11aに突き当たることがなく、円滑にすくいガイド部材11の緩い傾斜面に乗り、排紙トレイ部24側に搬送できるのである。
本発明の原稿読取装置の斜視図である。 (a)は原稿読取装置の下方から見た斜視図、(b)は要部拡大斜視図である。 蓋カバー体を開いた状態の斜視図である。 原稿読取装置の一部切欠き側断面図である。 原稿ガイド体、縁案内部材、ガラス板(原稿読取面)の斜視図である。 図4の要部拡大断面図である。 読取ガラス板とすくいガイド部材とを示す斜視図である。 すくいガイド部材の拡大斜視図である。
符号の説明
1画像読取装置
3本体ケース
4読取ガラス板
4a通過画像読取位置
5自動原稿搬送装置
7蓋状カバー体
7a押え体
10読取装置
11すくいガイド部材
20給紙トレイ部
21原稿搬送経路
21a内側経路板
21b外側経路板
22原稿搬送手段
23規制手段
24排紙トレイ部
37縁案内部材
37a内側片
37b外側片
39すくい上げ部材
40規制突起

Claims (5)

  1. 給紙トレイから原稿を 1枚ずつ分離して搬送する原稿搬送手段と、原稿の画像を読取ガラス板が備えられた読取位置で読み取る読取手段と、前記給紙トレイから前記読取位置を経て排紙トレイまで原稿を搬送する原稿搬送経路とを有する原稿読取装置において、
    前記読取ガラス板の表面には前記読取位置より搬送方向下流直後にすくいガイド部材が固定され、
    搬送される原稿を前記読取ガラス板の表面に沿わせるための規制手段が、前記読取位置に配置され、
    前記給紙トレイには、前記原稿の幅方向の側縁を案内する左右一対の原稿ガイド体が広狭動可能に配置され、
    前記一対の原稿ガイド体には、前記原稿搬送経路の搬送方向に沿って前記規制手段の近傍まで延びる縁案内部材が取付られ、
    前記各縁案内部材には、前記規制手段と前記読取ガラス板の表面との間を通過し、且つ前記すくいガイド部材の表面上に対して少なくとも先端部が重複するようにすくい上げ部材が連設されていることを特徴とする原稿読取装置。
  2. 前記すくい上げ部材は、板厚さの薄い可撓性を有する金属部材にて形成されていることを特徴とする請求項1に記載の原稿読取装置。
  3. 前記すくいガイド部材の前記搬送方向の上流側端縁は、前記一対のすくい上げ部材が位置する側では前記搬送方向の上流側に位置し、前記原稿の幅方向の中央寄りに行くに従って、前記搬送方向の下流側に位置するように、前記搬送方向と傾斜状にて交差するように形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の原稿読取装置。
  4. 前記各縁案内部材は、前記搬送される原稿の幅方向の側縁部分を表裏両側を案内するように断面コ字状に形成され、且つ前記原稿搬送経路に沿って湾曲可能に形成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の原稿読取装置。
  5. 前記規制手段には、前記読取ガラス板の表面との間をすくい上げ部材が通過し得る隙間を形成するための規制突起が前記搬送される原稿の最大幅より外側の位置に設けられていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の原稿読取装置。
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