JP2007221930A - 方向性をもった保護継電装置および方向性をもった保護継電システム - Google Patents

方向性をもった保護継電装置および方向性をもった保護継電システム Download PDF

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Abstract

【課題】 距離継電装置に保護機能を高め、しかも、コストを低く抑えることができる方向比較キャリアリレー機能付き距離継電装置および方向比較キャリア機能付き距離継電リレーシステムを提供する。
【解決手段】 リレー演算部13の距離継電方式で破棄していたデータを含めて、この特性データを基にして、所定方向で送電線に事故が発生したとき動作する第1のリレーと、所定方向と逆方向で送電線に事故が発生したとき動作する第2のリレーとを構築する演算手段と、これらのリレーの動作情報を対向端側に送信し、対向端側から第1のリレーおよび第2のリレーの動作情報を受信する送受信部20と送受信部20から伝送制御演算部14への情報を変換するP/S変換部15を備える。伝送制御演算部14は、各リレーの動作情報と、送受信部20からの動作情報とを基にして短絡や地絡事故の事故点の判別をする。
【選択図】 図2

Description

この発明は、電力系統の運用に用いられる方向性をもった保護継電装置および方向性をもった保護継電システムに関する。
電力を安定して需要家に供給するために、また、電力系統に事故が発生したときに設備の損傷を防ぐために、電力系統には各種の保護継電装置が設置されている。電力系統に発生した事故を高感度で検出し、また、事故点を高精度で算出するために、例えばPCM電流差動保護継電装置(以下、「PCMリレー」という)が用いられている。PCMリレーを用いる場合、このPCMリレーを主保護に用い、後備保護には、短絡保護では距離継電装置(以下、「DZリレー」という)、地絡保護において、175kV以下の抵抗接地系統では、地絡方向継電装置(以下、「DGリレー」という)を、220kV以上の直接接地系統では、距離継電装置が一般的に用いられている。さらに、PCMリレーに、方向比較継電装置(以下、「DCrリレー」という)の機能を備えた保護継電装置がある(例えば、特許文献1参照)。この保護継電装置は、常時は主保護のPCMリレーと組み合わせて後備保護のDZリレーとして運用するが、主保護休止の場合には、主保護の伝送装置を用いて、DZリレーとDGリレーをDCrリレーとして使用するものである。
特開平9−93787号公報
しかし、先に述べた特許文献1の保護継電装置には次の課題がある。この保護継電装置は、主保護のPCMリレーが休止した場合に、主保護の伝送装置を用いてDZリレーをDCrリレーとして使用するため、後備保護リレーの役割である次の区間の保護機能は失われてしまう欠点がある。従ってDZリレーによる保護機能を向上するものではない。また、従来の保護継電装置は、高価なPCMリレーと、PCMリレーに比べれば安価であるがDZリレーを用いるので、コストの高い装置となっており、装置を設置する際の経済的な負担が大きい。また、このために、装置の設置台数を増やすと経済的な負担がさらに増加してしまう。
この発明は、前記の課題を解決すると共に、単に後備保護として使用されているDZリレーやDGリレーなどの保護機能を高め、しかも、コストを低く抑えることができる方向比較継電機能を備えた保護継電装置(以下、「DCr付リレー」という)およびDCr付保護継電システムを提供することにある。
前記課題を解決するために、請求項1の発明は、送電線から得た電圧と電流の検出データを基にして短絡事故の事故点までの距離および方向を計るための特性データを算出し、この特性データが表す距離および方向が所定距離以内および所定方向のときに動作し、前記方向と異なるときは特性データを破棄するDCr付保護継電装置において、前記破棄されるデータを含む特性データを送る送受信手段と、前記送受信手段からの特性データを受け取ると、この特性データを基にして、前記所定方向で前記送電線に短絡事故が発生したとき動作する第1のリレーと、前記所定方向と逆方向で前記送電線またはこの送電線以外に短絡事故が発生したとき動作する第2のリレーとを構築する演算手段と、前記第1のリレーおよび前記第2のリレーの動作情報を対向するDCr付保護継電に送信し、このDCr付保護継電からこの装置の第1のリレーおよび第2のリレーからの動作情報を受信する送受信部とを備え、前記演算手段は、前記第1のリレーおよび前記第2のリレーの動作情報と、前記送受信部からの動作情報とを基にして短絡事故の事故点の判別をすることを特徴とするDCr付保護継電装置である。
請求項1の発明では、あらかじめ設定された方向(所定方向)の短絡事故で動作する第1のリレーと、この方向と逆方向の短絡事故で動作する第2のリレーとを演算手段が構築し、さらに、対向端に設置されたDCr付保護継電装置に向けて第1のリレーおよび第2のリレーの動作情報を送受信部が送信し、かつ、対向端の装置の第1のリレーおよび第2のリレーの動作情報を送受信部が受信し、自端と対向端との動作情報を基にして事故点を判別する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のDCr付保護継電装置において、前記演算手段は、DZリレーの動作を加えて短絡事故の事故点の判別をすることを特徴とする。
請求項3の発明は、送電線から得た電圧と電流の検出データを基にして地絡事故の事故点までの方向を表す特性データを算出し、この特性データが表す方向が所定方向のときに動作し、前記方向と異なるときは特性データを破棄するDCr付保護継電装置において、前記破棄するデータを含む特性データを送る送受信手段と、前記送受信手段からの特性データを受け取ると、この特性データを基にして、前記所定方向で前記送電線に地絡事故が発生したとき動作する第1のリレーと、前記所定方向と逆方向で前記送電線に地絡事故が発生したとき動作する第2のリレーとを構築する演算手段と、前記第1のリレーおよび前記第2のリレーの動作情報を対向する保護継電装置に送信し、この保護継電装置からこの装置の第1のリレーおよび第2のリレーの動作情報を受信する送受信部とを備え、前記演算手段は、前記第1のリレーおよび前記第2のリレーの動作情報と、前記送受信部からの動作情報とを基にして地絡事故の事故点の判別をすることを特徴とする特徴とするDCr付保護継電装置である。
請求項3の発明では、送電線は175kV以下の抵抗接地系統のものであり、データの破棄を行うのはDGリレー(220kV以上の直接接地系統の送電線では、DZリレーと読み替える)である。請求項3では、あらかじめ設定された方向(所定方向)の地絡事故で動作する第1のリレーと、この方向と逆方向の地絡事故で動作する第2のリレーとを演算手段が構築し、さらに、対向端に設置されたDCr付保護継電装置に第1のリレーおよび第2のリレーの動作情報を送受信部が送信し、かつ、この装置の第1のリレーおよび第2のリレーの動作情報を送受信部が受信し、自端と対向端との動作情報を基にして事故点の判別をする。
請求項4の発明は、請求項3に記載のDCr付保護継電装置において、前記演算手段は、DGリレーの動作を加えて地絡事故の事故点の判別をすることを特徴とする。
請求項5の発明は、送電線の保護範囲の両端に、請求項1から請求項4のいずれか1つに記載のDCr付保護継電装置を互いに対向して設置し、互いに対向する方向を前記所定方向とすることを特徴とするDCr付保護継電システムである。
請求項5の発明では、2つのDCr付保護継電装置により、自端と対向端との間を送電線の主な保護範囲とするシステムを構築する。
請求項1、請求項3、および請求項5の発明により、自端および対向端の第1の方向リレーおよび第2の方向リレーの動作情報を基にして事故点の判別をするので、保護範囲で発生した事故か、保護範囲外であって自端の外側で発生した事故か、保護範囲外であって対向端の外側で発生した事故かなどを区別すること、つまり、事故点を判別することができる。また、別の区間との協調を気にせずに、対象となる保護範囲の事故を早期に除去することを可能にする。さらに、従来のDZリレーやDGリレーを用いて、方向比較継電装置と同等の装置を構築することができ、装置を設置する際の経済的な負担を少なくすることができる。
請求項2および請求項4の発明により、事故点の判別に際してDZリレーやDGリレーの動作も加えるので、DZリレーやDGリレーの協調により遮断時間が延びることを防ぐことができる。
つぎに、この発明の実施の形態について、図面を用いて詳しく説明する。
(実施の形態1)
この実施の形態によるDCr付保護継電システムを図1に示す。このDCr付保護継電システムはDCr付リレー装置1、2を備え、DCr付リレー装置1は両端に電源を持つ送電線100のA端に設置され、DCr付リレー装置2は送電線100のB端に設置されている。DCr付リレー装置1はA端側に設置されている遮断器1Aに遮断信号を与え、DCr付リレー装置2はB端側に設置されている遮断器2Aに遮断信号を与え、送電線100のA端からB端までの区間を主な保護対象とする。DCr付リレー装置1は、図2に示すように、保護継電部10と送受信部20とを備えている。保護継電部10は、主に保護区間内での短絡事故や地絡事故の有無を検出し、入力部11とA/D変換部12とリレー演算部13と伝送制御演算部14、データのシリアル/パラレルの変換をするP/S変換部15、および出力部16とを備えている。
入力部11は、送電線100のA端側に設置されている電流検出器1Bからの検出電流と、同じく送電線100のA端側に設置されている電圧検出器1Cからの検出電圧とを、保護継電部10での処理に適した値に変換する。A/D変換部12は、入力部11からのアナログの検出電流および検出電圧をディジタルの検出電流および検出電圧に変換する。これらディジタルの検出電流と検出電圧とは送電線100の状態を表す検出データである。
リレー演算部13にはディジタル形のDZリレー機能が搭載されている。リレー演算部13のDZリレー演算処理は、A/D変換部12から受け取った検出電流および検出電圧から、事故点の距離と方向とを表す特性データ、例えば特性データとしてインピーダンスを算出し、あらかじめ設定されている整定値と、算出した特性データが表す距離および方向とを比較する。この比較結果から、送電線100のA端からB端までの間である保護範囲で発生した短絡事故かどうかを判別する。リレー演算部13は、事故点が保護範囲で発生したと判別したとき、次に述べるDZリレーの特性に従って出力部16に遮断信号を送り遮断器1Aを遮断する。
リレー演算部13のDZリレー特性データの表す特性としては、例えば図3に示すようなモー特性がある。図3では、送電線100が短絡したとき、原点0をDCr付リレー装置1の設置点とすれば、送電線100のインピーダンスZの位相角θが一定の範囲で遅れ、送電線100のインピーダンスZが減少する。これにより、リレー演算部13は、短絡事故が正動作領域(図中の斜線部分)に発生したかどうかを判断する。通常の場合、A端からB端に電力が送られる送り潮流のとき、インピーダンスZが正動作領域のR軸周辺となり、受け潮流のときインピーダンスが−R軸周辺となる。DZリレーとして動作するリレー演算部13は、正動作領域の外側の領域をリレーとして感知しない領域(不動作領域)としている。従来のDZリレーでは、不動作領域のインピーダンスを表す特性データを破棄していたが、この実施の形態では、不動作領域のデータを含めて特性データを、伝送制御演算部14からP/S変換部15を経由して送受信部20に送っている。
また、リレー演算部13は、図4に示すように、A端からB端までの保護範囲に対して、A端からB端までのインピーダンスの80〜85%を第1段保護範囲とし、この第1段保護範囲で短絡事故が発生すると遮断器1Aに対して即時に遮断信号を送る。また、リレー演算部13は、残りの範囲を第2段保護範囲とし、所定時間経過しても事故が継続しているときに、つまり、時限確認後に遮断信号を送る。
リレー演算部13にはディジタル形のDGリレー機能が搭載されている。リレー演算部13のDGリレー演算処理は、A/D変換部12から受け取った検出電流および検出電圧を基にして、電圧と電流の位相差を特性データとして算出し、この特性データが表す位相差から事故点の方向を判別する。そして、リレー演算部13は送り潮流側の地絡事故を判別すると、次に述べるDGリレーの特性に従って遮断器1Aに遮断信号を送る。つまり、図5に示すように、DGリレーの整定時限をT1とし、B端の送り潮流側にある別のDGリレー(図示を省略)の整定時限をT2とすると、
T1>T2
となるように遮断時限が設定されている。リレー演算部13は、位相差が送り潮流側を示すときに、この位相差を表す領域を動作領域とし、動作領域を除く領域をリレーとして感知しない領域(不動作領域)としている。従来のDGリレーでは、不動作領域の位相差を表す特性データを破棄していたが、この実施の形態では、不動作領域のデータを含めて特性データを、伝送制御演算部14からP/S変換部15を経由して送受信部20に送っている。
伝送制御演算部14は、リレー演算部13から受け取った、不動作領域のデータを含む特性データを送受信部20に送るためのインタフェースである。伝送制御演算部14は、自端つまりA端の後述するDZリレーSIおよびDZリレーSOの動作情報と、後述するDGリレーGIおよびDGリレーGOの動作情報とを、P/S変換部15を経由して送受信部20から対向端つまりB端のDCr付リレー装置2に送信する。送受信部20はDCr付リレー装置2の後述するDZリレーSIおよびDZリレーSOの動作情報と、後述するDGリレーGIおよびDGリレーGOの動作情報とを受信して、これらの動作情報をP/S変換部15を経由して伝送制御演算部14に送る。
伝送制御演算部14は、方向比較リレー方式による処理を記憶している。また、伝送制御演算部14は、事故点を判別する際に用いられる比較テーブルを記憶している。
伝送制御演算部14は、リレー演算部13からのDZリレーSIとSOおよび不足電圧継電器UV(以下、「UVリレー」という)の動作情報およびDGリレーGIとGOおよび地絡過電圧継電器OVG(以下、「OVGリレー」という)の動作情報と伝送制御演算部14に記憶されている処理に従って方向比較リレー方式による演算処理を構築する。具体的には、図6に示すように、伝送制御演算部14は、リレー演算部13のDZリレー特性データを基にして、DZリレーSIとDZリレーSOとUVリレーを構築する。つまり、伝送制御演算部14は、送電線100で発生した短絡事故を判別する際に、リレー演算部13で正動作領域の特性データを利用してDZリレーSIと、従来ではリレー演算部13で破棄されていた、不動作領域の特性データをも利用してDZリレーSOを構築する。DZリレーSIは、所定方向つまりA端の送り潮流側に発生する短絡事故で動作し、DZリレーSOは、所定方向とは逆方向であるA端の受け潮流側に発生する短絡事故で動作する。また、UVリレーは系統内での短絡事故で動作する。
同じようにして、伝送制御演算部14は、リレー演算部13からのDGリレー特性データを基にして、DGリレーGIとDGリレーGOとOVGリレーを構築する。つまり、伝送制御演算部14は、A端の送り潮流側で発生した地絡事故を判別する際に、リレー演算部13で用いられる正動作領域の特性データを利用してDGリレーGIを構築し、従来ではリレー演算部13で破棄されていた、不動作領域の位相差を表す特性データを利用してDGリレーGOを構築する。DGリレーGIは、A端の送り潮流側に発生する地絡事故で動作し、DGリレーGOは、A端の受け潮流側に発生する地絡事故で動作する。また、OVGリレーは系統内での地絡事故で動作する。
伝送制御演算部14は、先に述べたように、自端のDZリレーSIおよびDZリレーSOの動作を表す動作情報と、DGリレーGIおよびDGリレーGOの動作を表す動作情報とを伝送制御演算部14からP/S変換部15を経由して送受信部20に送る。また、伝送制御演算部14は、DCr付リレー装置2の後述するDZリレーSIおよびDZリレーSOの動作情報と、DCr付リレー装置2の後述するDGリレーGIおよびDGリレーGOの動作情報とを送受信部20からP/S変換部15を経由して受け取る。伝送制御演算部14は、これらの動作情報を受け取ると、図7に示すように、自端のDZリレーSI、DZリレーSO、UVリレー、DGリレーGI、DGリレーGOおよびOVGリレーの動作情報と、対向端のDZリレーSI、DZリレーSO、DGリレーGI、およびDGリレーGOの動作情報とを比較して、短絡や地絡などの事故点の発生方向を判別する。なお、図7では、入力部11の記載を省略している。
一方、B端に設置されているDCr付リレー装置2は、DCr付リレー装置1と同じ構成であるが、図6に示すように、DCr付リレー装置2のDZリレーSIはB端の受け潮流側に発生する短絡を判別し、DZリレーSOはB端の送り潮流側に発生する短絡を判別する。また、DGリレーGIはB端の受け潮流側に発生する地絡を判別し、DGリレーGOはB端の送り潮流側に発生する地絡を判別する。
この実施の形態によるDCr付保護継電システムは以上の構成である。この保護継電システムによるDCr方式の動作は次のとおりである。短絡事故には例えば図8(a)に示すように、この事故がA端からB端までの間である保護範囲内に発生する場合(ケース1)、A端の受け潮流側に発生する場合(ケース2)、B端の送り潮流側に発生する場合(ケース3)がある。DCr付リレー装置1は自端の動作情報と対向端のDCr付リレー装置2からの動作情報とを比較する。事故がケース1の場合、自端のDZリレーSIと対向端のDZリレーSIとが短絡の発生と判別すると、DCr付リレー装置1の送受信部20は、図8(b)に示すような、伝送制御演算部14の比較テーブル14Aを用いて、保護範囲内に発生した事故と判断する。事故がケース2の場合、自端のDZリレーSOと対向端のDZリレーSIとが短絡の発生と判別すると、A端の受け潮流側に発生した事故と判断する。事故がケース3の場合、自端のDZリレーSIと対向端のDZリレーSOとが短絡の発生と判別すると、B端の送り潮流側に発生した事故と判断する。
地絡事故には例えば図9(a)に示すように、この事故がA端からB端までの間である保護範囲内に発生する場合(ケース1)、A端の受け潮流側に発生する場合(ケース2)、B端の送り潮流側に発生する場合(ケース3)がある。DCr付リレー装置1は自端の動作情報と対向端のDCr付リレー装置2からの動作情報とを比較する。事故がケース1の場合、自端のDGリレーGIと対向端のDGリレーGIとが地絡の発生と判別すると、DCr付リレー装置1の伝送制御演算部14は、図9(b)に示すような、伝送制御演算部14の比較テーブル14Bを用いて、保護範囲内に発生した事故と判断する。ケース2の場合、自端のDGリレーGOと対向端のDGリレーGIとが地絡の発生と判別すると、A端の受け潮流側に発生した事故と判断する。さらに、ケース3の場合、自端のDGリレーGIと対向端のDGリレーGOとが地絡の発生と判別すると、B端の送り潮流側に発生した事故と判断する。
こうして、この実施の形態により、A端の受け潮流側の区間やB端の送り潮流側の区間との協調に重点をおかなくても、対象となる保護区間内の事故を早期に除去することを可能にする。また、従来のDZリレーやDGリレーの特性データを用いて伝送制御演算部14が方向リレーとしてDZリレーSI、DZリレーSO、DGリレーGI、およびDGリレーGOを構築し、かつ、保護継電部10が通信機能を持つことにより、方向比較継電装置と同等の装置を構築することができ、しかも、伝送制御演算部14は、従来のDZリレーであるリレー演算部13の動作情報と、DGリレーであるリレー演算部13の動作情報とを用いるので、方向比較継電装置と同等の装置を構築するにもかかわらず、コストを低く抑えることができる。
(実施の形態2)
この実施の形態では、図2の伝送制御演算部14が方向比較継電方式とリレー演算部13による距離方式とを併用する。なお、この実施の形態では、先に説明した実施の形態1と同一もしくは同一と見なされる構成要素には、それと同じ参照符号を付けてその説明を省略する。
短絡事故には例えば図10(a)に示すように、リレー演算部13に整定された第1段保護範囲で事故が発生する場合(ケース1)、B端の受け潮流側であり、かつ、リレー演算部13に整定された第2段保護範囲で事故が発生する場合(ケース2)、B端の送り潮流側であり、かつ、リレー演算部13に整定された第2段保護範囲で事故が発生する場合(ケース3)がある。
図10(b)に示すように、事故がケース1の場合、この事故が第1段保護範囲であるので、自端側のリレー演算部13が動作し、出力部16に遮断信号(遮断命令)を送り遮断器1Aを遮断する。また、自端側では、DZリレーSIが動作するが、このとき、対向端のDCr付リレー装置2から受信した動作情報によれば、対向端のDZリレーSIが動作し、自端側のDZリレーSIが動作しているので、伝送制御演算部14が動作し、出力部16に遮断信号(遮断命令)を送り遮断器1Aを遮断する。この結果、リレー演算部13による距離方式と共に伝送制御演算部14による方向比較継電方式により、事故を直ちに除去することができる。
事故がケース2の場合、この事故が第2段保護範囲であるので、自端側のリレー演算部13が動作し、時限確認後に出力部16に遮断信号(遮断命令)を送り遮断器1Aを遮断しようとする。しかし、自端側ではDZリレーSIが動作し、かつ、対向端のDCr付リレー装置2から受信した動作情報によれば、対向端のDZリレーSIも動作し、自端側のDZリレーSIは動作しているので、伝送制御演算部14が動作し、出力部16に遮断信号(遮断命令)を送り、遮断器1Aを遮断する。これにより、リレー演算部13の距離方式による時限確認後の遮断命令を待つことなく、伝送制御演算部14の方向比較継電方式により事故を直ちに除去することができる。
事故がケース3の場合、この事故が第2段保護範囲であるので、自端側リレー演算部13が動作し、時限確認後に出力部16に遮断信号(遮断命令)を送り遮断器1Aを遮断しようとする。しかし、自端側ではDZリレーSIが動作し、かつ、対向端のDCr付リレー装置2から受信した動作情報によれば、対向端のDZリレーSOが動作しているので、伝送制御演算部14は動作しない。これにより、リレー演算部13の距離方式による時限確認後の出力部16に遮断命令を送り遮断器1Aを遮断する。
(実施の形態3)
この実施の形態では、図2の伝送制御演算部14が方向比較継電方式とリレー演算部13による地絡方向継電方式とを併用する。なお、この実施の形態では、先に説明した実施の形態1と同一もしくは同一と見なされる構成要素には、それと同じ参照符号を付けてその説明を省略する。
地絡事故には例えば図11(a)に示すように、保護範囲で事故が発生する場合(ケース1)、B端の受け潮流側で事故が発生する場合(ケース2)、B端の送り潮流側で事故が発生する場合(ケース3)がある。
図11(b)に示すように、事故がケース1およびケース2の場合、自端側のリレー演算部13が動作し、整定時限後に遮断命令を遮断器1Aに送ろうとする。また、自端側では、DGリレーGIが動作するが、このとき、対向端のDCr付リレー装置2から受信した動作情報によればDGリレーGIが動作しているので、自端側のDGリレーGIがトリップ信号を出力する。これにより、リレー演算部13による地絡方向継電方式と共に方向比較継電方式により、事故を直ちに除去することができる。
事故がケース3の場合、自端側のリレー演算部13が動作し、整定時限後に遮断命令を遮断器1Aに送ろうとする。しかし、自端側ではDGリレーGIが動作し、かつ、対向端のDCr付リレー2から受信した動作情報によればDGリレーGOが動作しているので、自端側のDGリレーGIはトリップ信号を出力しない。同時に、対向端のDGリレーGOが動作したので、自端側のリレー演算部13は動作しないで時限確認後の遮断命令を出力しない。これにより、リレー演算部13の地絡方向継電方式による整定時限後の遮断命令を待つことなく、方向比較継電方式により事故を直ちに除去することができる。
以上、この発明の実施の形態1〜3を詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、この発明に含まれる。例えば、実施の形態1では、DCr付リレー1、2の保護継電部10がリレー演算部13で短絡保護と地絡保護の両方を備える構成であったが、どちらか一方を備える構成であってもよい。
(実施の形態4)
この実施の形態では、図12に示すようにB端に電源を持たない場合の短絡事故について説明する。
短絡事故には例えば図12(a)に示すように、リレー演算部13に整定された距離方式による第1段保護範囲で事故が発生する場合(ケース1)、B端の受け潮流側であり、かつ、リレー演算部13に整定された距離方式による第2段保護範囲で事故が発生する場合(ケース2)、B端以降の送電線でリレー演算部13に整定された距離方式による第2段保護範囲で事故が発生する場合(ケース3)がある。
図12(b)に示すように、事故がケース1の場合、この事故が距離方式による第1段保護範囲であるので、自端側のリレー演算部13のDZリレーが動作し、遮断信号(遮断命令)を遮断器1Aに送る。つまり、リレー演算部13はトリップ信号を出力する。また、自端側では、DZリレーSIが動作するが、このとき、対向端のDCr付リレー装置2ではDZリレーSIは動作しない。対向端以降の送電線事故でないためDZリレーSOも動作しない。短絡事故であるため、対向端母線に接続されているUVリレーは動作する。B端のDCr付リレーは、DZリレーSI、SO不動作でかつUVリレー動作で対向端を通過する事故電流でなく、送電線100もしくはA端以降の事故であると判断して、A端にトリップ許容信号を送信する。自端側のDZリレーSIが動作しているので、自端側のDZリレーSIはトリップ信号を遮断器1Aに出力する。これにより、リレー演算部13による距離方式と共に方向比較継電方式により、事故を直ちに除去することができる。
事故がケース2の場合、この事故が距離方式による第2段保護範囲であるので、自端側のリレー演算部13のDZリレーが動作し、時限確認後に遮断信号(遮断命令)を遮断器1Aに出力しようとする。しかし、自端側ではDZリレーSIが動作するが、対向端のDCr付リレー装置2ではDZリレーSIは動作しない。対向端以降の送電線事故でないためDZリレーSOも動作しない。短絡事故であるため、対向端母線に接続されているUVリレーは動作する。B端のDCr付リレーは、DZリレーSI、SO不動作でかつUVリレー動作で対向端を通過する事故電流でなく、送電線100もしくはA端以降の事故であると判断して、A端にトリップ許容信号を送信する。自端側のDZリレーSIが動作しているので、自端側のDZリレーSIはトリップ信号を遮断器1Aに出力する。これにより、リレー演算部13の距離方式による時限確認後の遮断命令を待つことなく、方向比較継電方式により事故を直ちに除去することができる。
事故がケース3の場合、この事故が距離方式による第2段保護範囲であるので、自端側のリレー演算部13のDZリレーが動作し、距離方式による時限確認後に遮断信号(遮断命令)を遮断器1Aに出力しようとする。しかし、自端側ではDZリレーSIが動作しているものの、対向端のDCr付リレー装置2から受信した動作情報によれば、対向端のDZリレーSOが動作しているので、自端側のDZリレーSIはトリップ信号を出力しない。同時に、対向端のDCr付リレー装置2は、DZリレーSOが動作しているので不動作である。このケースの場合、対向端以降の送電線事故であるため自端側のリレー演算部13は距離方式による時限確認をしているが、対向端以降のリレー動作による事故除去により、リレー演算部13の距離方式による時限確認中にリセットがかかるため距離方式も動作しない。
(実施の形態5)
この実施の形態では、図13に示すようにB端に電源を持たない場合の地絡事故について説明する。
事故がケース1の場合、地絡事故には例えば図13(a)に示すように、リレー演算部13に整定された地絡方向方式による整定時限後に遮断指令を遮断器1Aに送ろうとする。また、自端側では、DGリレーGIが動作するが、このとき、対向端のDCr付リレー装置2からは、DGリレーGIは動作していない。対向端以降の送電線事故でないためDGリレーGOも動作しない。地絡事故であるため対向端母線に接続されているOVGリレーは動作する。B端のDCr付リレーは、DGリレーGI、GO不動作でかつOVGリレー動作で対向端を通過する事故電流がなく、送電線100もしくはA端以降の事故であると判断する。A端側からはDGリレーGIが動作しているため、自端側の遮断器1Aに出力すると共にA端側にトリップ許容信号を送信する。A端側のDGリレーGIは動作しているので、自端側のDGリレーGIはトリップ信号を遮断器1Aに出力する。これにより、方向比較継電方式により、事故を直ちに除去することができる。
事故がケース2の場合、先に説明したケース1と同様なため説明を省略する。
事故がケース3の場合、この事故はB端側以降であるので、A端側のリレー演算部13が動作し、地絡方向方式による時限確認後に遮断信号(遮断命令)を遮断器1Aに出力しようとする。しかし、自端側ではDGリレーGIが動作しているものの、対向端のDCr付リレー装置2から受信した動作情報によれば、対向端のDGリレーGOが動作しているので、自端側のDGリレーGIはトリップ信号を出力しない。同時に、対向端のDCr付リレー装置2は、DGリレーGOが動作しているので不動作である。このケースの場合、対向端以降の送電線事故であるため、A端側のリレー演算部13は地絡方向方式による時限確認をしているが、対向端以降のリレー動作による事故除去により、リレー運算部13の地絡方向継電方式による時限確認中にリセットがかかるため、地絡方向継電方式も動作しない。
実施の形態1によるDCr付リレーを説明する説明図である。 実施の形態1によるDCr付リレーを示す構成図である。 DZリレーの特性を示す図である。 DZリレーによる遮断を説明する説明図である。 DGリレーによる遮断を説明する説明図である。 伝送制御演算部が構築する方向リレーを説明する説明図である。 DCr付リレーの処理部を説明する説明図である。 短絡事故の判別を説明する説明図であり、図8(a)は事故点の位置を示す図、図8(b)は記憶部の比較テーブルを示す図である。 地絡事故の判別を説明する説明図であり、図9(a)は事故点の位置を示す図、図9(b)は記憶部の比較テーブルを示す図である。 実施の形態2を説明する説明図であり、図10(a)は事故点の位置を示す図、図10(b)は比較を示す図である。 実施の形態3を説明する説明図であり、図11(a)は事故点の位置を示す図、図11(b)は比較を示す図である。 実施の形態4を説明する説明図であり、図12(a)は事故点の位置を示す図、図12(b)は比較を示す図である。 実施の形態5を説明する説明図であり、図13(a)は事故点の位置を示す図、図13(b)は比較を示す図である。
符号の説明
1、2 DCr付リレー装置(保護継電装置)
1A、2A 遮断器
1B 電流検出器
1C 電圧検出器
10 保護継電部
11 入力部
12 A/D変換部
13 リレー演算部(演算手段)
14 伝送制御演算部(演算手段)
15 P/S変換部(送受信手段)
16 出力部
20 送受信部(送受信手段)
100 送電線
SI 距離継電器(第1のリレー)
SO 距離継電器(第2のリレー)
GI 地絡方向継電器(第3の方向リレー)
GO 地絡方向継電器(第4の方向リレー)

Claims (5)

  1. 送電線から得た電圧と電流の検出データを基にして短絡事故の事故点までの距離および方向を計るための特性データを算出し、この特性データが表す距離および方向が所定距離以内および所定方向のときに動作し、前記方向と異なるときは特性データを破棄する方向性をもった保護継電装置において、
    前記破棄するデータを含む特性データを送る送受信手段と、
    前記送受信手段からの特性データを受け取ると、この特性データを基にして、前記所定方向で前記送電線に短絡事故が発生したとき動作する第1のリレーと、前記所定方向と逆方向で前記送電線またはこの送電線以外に短絡事故が発生したとき動作する第2のリレーとを構築する演算手段と、
    前記第1のリレーおよび前記第2のリレーの動作情報を対向する保護継電装置に送信し、この保護継電装置からこの装置の第1のリレーおよび第2のリレーからの動作情報を受信する送受信部と、
    を備え、
    前記演算手段は、前記第1のリレーおよび前記第2のリレーの動作情報と、前記送受信部からの動作情報とを基にして短絡事故の事故点の判別をする、
    ことを特徴とする特徴とする方向性をもった保護継電装置。
  2. 前記演算手段は、距離継電装置の動作を加えて短絡事故の事故点の判別をすることを特徴とする請求項1に記載の方向性をもった保護継電装置。
  3. 送電線から得た電圧と電流の検出データを基にして地絡事故の事故点までの方向を表す特性データを算出し、この特性データが表す方向が所定方向のときに動作し、前記方向と異なるときは特性データを破棄する方向性をもった保護継電装置において、
    前記破棄するデータを含む特性データを送る送受信手段と、
    前記送受信手段からの特性データを受け取ると、この特性データを基にして、前記所定方向で前記送電線に地絡事故が発生したとき動作する第1のリレーと、前記所定方向と逆方向で前記送電線に地絡事故が発生したとき動作する第2のリレーとを構築する演算手段と、
    前記第1のリレーおよび前記第2のリレーの動作情報を対向する保護継電装置に送信し、この保護継電装置からこの装置の第1のリレーおよび第2のリレーの動作情報を受信する送受信部と、
    を備え、
    前記演算手段は、前記第1のリレーおよび前記第2のリレーの動作情報と、前記送受信部からの動作情報とを基にして地絡事故の事故点の判別をする、
    ことを特徴とする特徴とする方向性をもった保護継電装置。
  4. 前記演算手段は、地絡方向継電器の動作を加えて地絡事故の事故点の判別をすることを特徴とする請求項3に記載の方向性をもった保護継電装置。
  5. 送電線の保護範囲の両端に、請求項1から請求項4のいずれか1つに記載の方向性をもった保護継電装置を互いに対向して設置し、互いに対向する方向を前記所定方向とすることを特徴とする方向性をもった保護継電システム。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015115997A (ja) * 2013-12-10 2015-06-22 株式会社東芝 短絡方向継電器
JP2015154670A (ja) * 2014-02-18 2015-08-24 中国電力株式会社 短絡保護継電システム
KR20200080694A (ko) * 2018-12-27 2020-07-07 충북대학교 산학협력단 방향성 지락과전류 계전기와 거리계전기를 이용한 분산 전원이 연계된 계통의 보호 장치

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