JP2017192179A - 直流保護継電システム - Google Patents

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優 大友
実 奥田
Minoru Okuda
実 奥田
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貴裕 塩飽
慎司 松田
Shinji Matsuda
慎司 松田
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Masayuki Ando
正将 安藤
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Takashi Kiritani
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Abstract

【課題】事故電流の誤検出を防止できる直流保護継電システムを提供する。【解決手段】複数の交直変換器11A、11B、12A、12Bの間で、送電経路としてケーブルのみを使用する第1のモードと、送電経路の一部として地中を使用する第2のモードとを切り替えて送電する直流送電系統100において、発生した事故電流を検出する検出部210と、検出部210が事故電流を検出した場合に、送電を停止させるトリップ信号を出力するトリップ出力部220と、第2のモードの送電経路に、地中を介して事故電流が流れる状態にあることを判定する判定部230と、判定部230が、地中を介して事故電流が流れる状態にあると判定した場合に、トリップ出力部220の機能をロックするロック部240とを有する。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、直流送電系統を保護する直流保護継電システムに関する。
近年、電力の損失が少なく、ケーブル数を抑えることができる直流送電が、遠隔地間の交流系統や周波数の異なる交流系統の連系等に利用されている。例えば、2つの単位直流送電系統を正側と負側の2極に区分して、各単位直流送電系統の中性線に相当する線路を帰線として別々に設けた双極直流送電系統が提案されている。このような双極直流送電系統では、2つの単位直流送電系統を選択的に運転又は停止することにより、電力需要に応じて送電電力を調整することができる。
特開平11−18278号公報
しかしながら、上記のような双極直流送電系統では、2極の帰線としてのケーブルを別々に設ける必要があり、設備にコストがかかる。これに対処するため、海底等の地中を帰線として利用することにより、帰線のケーブルを省略した直流送電系統が提案されている。
このような直流送電系統は、2極の一方のみを運転する際には、2極の一方の本線とともに、他方の本線を帰線として利用することにより、ケーブルのみを使用した送電が可能となる。また、大電力を要するために2極を同時に運転する場合、ケーブルに異常が生じた場合などには、地中を帰線として利用する送電が可能となる。
かかる直流送電系統においては、地絡等の事故電流を検出して送電を停止させる直流保護継電システムが設けられている。この直流保護継電システムは、複数の保護継電装置を有し、各保護継電装置は、それぞれが管理する直流送電系統の一部の領域の事故電流を検出する。
しかし、地中を帰線として利用していない場合でも、地絡等の事故電流は地中を流れる。このため、地中を中性線として利用する領域を管理している保護継電装置は、他の領域で地絡事故が発生したにもかかわらず、地中を流れる事故電流を検出し、送電を停止させる動作をしてしまう場合があった。
本発明の実施形態は、上記のような従来技術の問題点を解決するために提案されたものであり、その目的は、事故電流の誤検出を防止できる直流保護継電システムを提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の実施形態である直流保護継電システムは、複数の交直変換器の間で、送電経路としてケーブルのみを使用する第1のモードと、送電経路の一部として地中を使用する第2のモードとを切り替えて送電する直流送電系統において、事故電流を検出する検出部と、前記検出部が事故電流を検出した場合に、前記送電を停止させるトリップ信号を出力するトリップ出力部と、前記第2のモードの送電経路に、地中を介して事故電流が流れる状態にあることを判定する判定部と、前記判定部が、地中を介して事故電流が流れる状態にあると判定した場合に、前記トリップ出力部の機能をロックするロック部と、を有する。
実施形態が適用される直流送電系統を示す結線図である。 実施形態の直流保護継電システムを示すブロック図である。 実施形態の直流保護継電装置を示すブロック図である。 直流送電系統の第1のモードでの運転状態を示す結線図である。 第1のモードでの運転中に地絡が発生した状態を示す結線図である。 第1のモードでの運転中に転流失敗が発生した状態を示す結線図である。 第2のモードでの運転状態を示す結線図である。 第2のモードと第1のモードとの切り替え時を示す結線図である。 ロック部によるロックの条件の一例を示す表である。
[第1の実施形態]
[直流送電系統]
本実施形態の適用対象となる直流送電系統100は、図1に示すように、複数の交直変換器11A、11Bの間、12A、12Bの間で、直流送電を行う系統である。
直流送電系統100は、後述する中性線となる電極部120に対して、正側となる単位直流送電系統101、負側となる単位直流送電系統102を有する。一対の交直変換器11A、11Bは、正側の単位直流送電系統101を構成し、一対の交直変換器12A、12Bは、負側の単位直流送電系統102を構成している。
交直変換器11A、12A、11B、12Bは、交流を直流に又は直流を交流に変換する変換器である。交直変換器11A、12A、11B、12Bは、複数のバルブデバイスを組み合わせて、各バルブデバイスの通電タイミングを切り替えることにより、直流を交流に変換し又は交流を直流に変換する。バルブデバイスは、一方向に電流を流す半導体素子であり、例えば、光パルスにより点弧するサイリスタを用いる。
交直変換器11A、12A、11B、12Bは、それぞれ過電流保護器111A、112A、111B、112Bを介して接地されている。過電流保護器111A、112A、111B、112Bは、過電流を地面に逃がすアレスタである。
交直変換器11A、12Aの設置場所と、交直変換器11B、12Bの設置場所は、例えば、海を挟んだ遠隔地である。本実施形態では、交直変換器11A、12Aを送電側、交直変換器11B、12Bを受電側とする。つまり、交直変換器11A、12Aは交流を直流に変換し、交直変換器11B、12Bは直流を交流に変換する。なお、送電側、受電側は、交直変換器11A、12Aが直流を交流に変換し、交直変換器11B、12Bが交流を直流に変換することにより逆にすることも可能である。
交直変換器11A、12Aは、その設置場所に延長された交流系統SAに、変圧器21A、22Aを介して接続されている。交直変換器11B、12Bは、その設置場所に延長された交流系統SBに、変圧器21B、22Bを介して接続されている。変圧器21A、22A、21B、22Bは、交流系統SA、SBとの間で、電圧の昇降により連系を行う変換器用変圧器である。
なお、交直変換器11A、12A、11B、12Bは、それぞれ図示しない制御部により制御される。制御部は、後述する保護継電装置200、制御装置300との間で情報の送受信を行い、交直変換器11A、12A、11B、12Bの動作を制御する。例えば、制御部は、トリップ信号の受信に応じて、交直変換器11A、12A、11B、12Bを停止させる。また、交直変換器11A、12A、11B、12Bが起動しているか否かの状態情報を保護継電装置200、制御装置300に出力する。
このような直流送電系統100は、送電経路としてケーブルのみを使用する第1のモードと、送電経路の一部として地中を使用する第2のモードとを切り替えて送電することができる。このための構成を、以下に説明する。
まず、単位直流送電系統101においては、交直変換器11A、11Bの正側が、ケーブルである本線30Aを介して、相互に接続されている。単位直流送電系統102においては、交直変換器12A、12Bの負側が、ケーブルである本線30Bを介して、相互に接続されている。
一方、交直変換器11Aにおける本線30Aと反対端、交直変換器11Bにおける本線30Aと反対端は、正側の本線30Aの電位に対して基準電位となる中性線を構成する電極部120に接続されている。また、交直変換器12Aにおける本線30Bと反対端、交直変換器12Bにおける本線30Bと反対端も、負側の本線30Bの電位に対する基準となる中性線を構成する電極部120に接続されている。
電極部120は、送電経路の一部として地中を使用する領域である。電極部120は、送電側電極部121A、受電側電極部121Bを有する。送電側電極部121A、受電側電極部121Bは、それぞれ電極122A、122B、断路器123A、123B、変流器124A、124Bを有する。
電極122Aは送電側において、電極122Bは受電側において、それぞれ地中に挿入された導電性の部材である。電極122Aは、断路器123Aを介して、上記のように交直変換器11A、12Aにケーブルで接続されている。電極122Bは、断路器123Bを介して、上記のように交直変換器11B、12Bにケーブルで接続されている。
断路器123A、123Bは、非通電時又は無負荷時に電路を開閉する開閉装置である(以下、断路器は同様である)。変流器124A、124Bは、送電側電極部121A、受電側電極部121Bの通電電流を計測する検出器である(以下、変流器は同様である)。送電側電極部121Aにおける電極122A、断路器123A及び変流器124Aは、それぞれ一対が並列に設けられている。受電側電極部121Bの電極122B、断路器123B及び変流器124Bも、それぞれ一対が並列に設けられている。
送電側電極部121Aと交直変換器11A、12Aとの間のケーブルは、遮断器125Aにより開閉可能に設けられ、さらに、遮断器126Aを介して接地されている。遮断器125A、遮断器126Aは、通電時に電路を開閉可能な開閉装置である(以下、遮断器は同様である)。受電側電極部121Bと交直変換器11B、12Bとの間のケーブルには断路器128が設けられ、さらに、遮断器126Bを介して接地されている。遮断器126A、126Bと接地面の間には変流器127A、127Bが設けられている。
本線30A、本線30Bとの間には、両者を接続するバイパス経路31、32が、送電側と受電側にそれぞれ設けられている。バイパス経路31、32には、それぞれ正側に断路器33A、34A、負側に断路器33B、34Bが設けられている。
送電側電極部121Aと交直変換器11A、12Aとの間のケーブルは分岐して、バイパス経路31に接続されている。この分岐したケーブルには、断路器131、遮断器132が設けられている。受電側電極部121Bと交直変換器11B、12Bとの間のケーブルは分岐して、バイパス経路32に接続されている。この分岐したケーブルには、断路器133、134が設けられている。送電側のみ遮断器125A、126A、132を用いているのは、コスト面で有利なためである。
以上のような直流送電系統100において、第1のモードは、交直変換器11Aと11Bとの間で、本線30Aを本線として、本線30Bを帰線として直流送電を行うことに相当する(図4参照)。また、交直変換器12Aと12Bとの間で、本線30Bを本線として、本線30Aを帰線として直流送電を行うことも、第1のモードに相当する。
一方、第2のモードは、交直変換器11Aと11Bとの間で、本線30Aを本線として、電極部120を帰線として直流送電を行うことに相当する(図7参照)。また、交直変換器12Aと12Bとの間で、本線30Bを本線として、電極部120を帰線として直流送電を行うことも、第2のモードに相当する。
なお、直流送電系統100には、上記で説明した以外にも、適宜、遮断器、断路器、過電流保護器、変流器、リアクトル等が設置されているが、説明を省略する。
[直流保護継電システム]
上記のような直流送電系統100を保護対象とする本実施形態の直流保護継電システムを、図2及び図3を参照して説明する。なお、直流保護継電システムは、基本的には、保護継電装置200により構成されている。但し、ネットワークNを介して接続された制御装置300A、300B、監視装置400A、400Bの一部を含めて、直流保護継電システムを構成する場合もある。
[保護継電装置]
保護継電装置200は、図2に示すように、直流送電系統100における各部に保護動作を行わせる装置である。保護継電装置200は、交直変換器11A、12A、11B、12Bを保護領域とする装置、中性線である電極部120を保護領域とする装置、本線30A、30Bを保護領域とする装置等が、それぞれ設けられている。これらの保護継電装置200は、それぞれの保護領域の変流器等からの検出信号、交直変換器、遮断器等からの状態情報を専用の通信線を介して受信して、保護動作を行う。また、保護継電装置200は、ネットワークNを介して、後述する制御装置300A、300B、監視装置400A、400Bと情報を送受信可能に設けられている。
以下、中性線、つまり電極部120のうち、受電側電極部121Bを保護するための保護継電装置200Bを、図3を参照して説明する。なお、送電側電極部121Aを保護するための保護継電装置200Aは、少なくとも以下の検出部210、トリップ出力部220を有していることで、保護継電装置200Bと共通している。
保護継電装置200Bは、検出部210、トリップ出力部220、判定部230、ロック部240、警報指示部250、遅延部260、送受信部270を有する。検出部210は、外部から入力された情報に基づいて、事故電流を検出する。例えば、上記の変流器124B、127Bから入力された検出値が、所定のしきい値である整定値を超えた場合に、事故電流を検出する。なお、ここでいう事故電流は、検出部210が事故として検出する電流であり、正常な運転時に流れる電流であっても、事故として検出される可能性のあるものを含む。また、地絡電流には限定されず、後述する転流失敗により流れる電流も含む。
トリップ出力部220は、検出部210が事故電流を検出した場合に、トリップ信号を出力する。トリップ信号は、直流送電系統100による送電を停止させる信号である。トリップ信号による送電の停止は、これを受信した交直変換器11A、12A、11B、12Bの各制御部が、交直変換器11A、12A、11B、12Bを停止させることにより行う。
判定部230は、第2のモードの送電経路に、地中を介して事故電流が流れる状態にあることを判定する。判定部230による判定は、受電側電極部121Aを保護するための保護継電装置200Aからの情報、第2のモードでの送電中であることを示す情報等に基づいて行う。
より具体的には、判定部230は、以下のような場合に、地中を介して事故電流が流れる状態にあると判定する。
(1)遮断器125Aが閉状態にある場合
遮断器125Aが閉状態となっていると、電極部120による地中を介した送電が可能となり、事故電流であると誤検出される可能性がある電流が流れる。遮断器125Aは、保護継電装置200Bが保護する領域とは別の保護継電装置200Aが保護する領域に存在する。このため、遮断器125Aの開閉状態を示す状態情報は、保護継電装置200Aから制御装置300Aが取得し、ネットワークNを介して保護継電装置200Bに入力される。
(2)遮断器126Aが閉状態にある場合
遮断器126Aが閉状態となっていると、過電流が電極部120に流れ込む可能性がある。遮断器126Aは、保護継電装置200Aが保護する領域に存在する。このため、遮断器126Aの開閉状態を示す状態情報は、保護継電装置200Aから制御装置300Aが取得し、ネットワークNを介して保護継電装置200Bに入力される。
ロック部240は、判定部230が、地中を介して事故電流が流れる状態にあると判定した場合に、トリップ出力部220の機能をロックする。つまり、第2のモードの送電経路に、地中を介して事故電流が流れる状態にある場合には、トリップ出力部220はトリップ信号を出さない。
警報指示部250は、検出部210が事故電流を検出した場合に、警報の出力を指示する。警報の出力を指示する信号は、ネットワークNを介して、監視装置400に送信される。この警報指示部250による警報の出力の指示は、ロック部240のロックの対象とすることができる。つまり、警報指示部250による警報の出力の指示を出さない設定とすることができる。
但し、警報指示部250に対するロックは、トリップ出力部220のロックとは設定を変えることができる。例えば、第2のモードによる送電中は、トリップ信号の出力と同様に警報の出力指示を出さないが、その他の場合においては警報の出力指示を出す設定することができる。
遅延部260は、トリップ出力部220によるトリップ信号の出力、警報指示部250による警報指示の出力を、所定時間遅延させるタイマである。例えば、警報指示部250の警報指示を出力するタイミングよりも、トリップ出力部220によるトリップ信号の出力のタイミングを遅延させることができる。
送受信部270は、ネットワークNを介して、状態情報、トリップ信号、警報指示等の情報を送受信する。
[制御装置]
制御装置300A、300Bは、各保護継電装置200の情報をネットワークNを介して収集して、より上位のシステム又は制御装置300A、300B同士で送受信を行う装置である。本実施形態においては、特に、送電側の制御装置300Aと受電側の制御装置300Bとの間で情報を送受信することにより、送電側の保護継電装置200Aと受電側の保護継電装置200Bとが情報を送受信することができる。
[監視装置]
監視装置400A、400Bは、ネットワークNを介して制御装置300A、300Bから入力される情報に基づいて、直流送電系統100の状態を監視する装置である。監視装置400Aは送電側、監視装置400Bは受電側に設置される。
監視装置400A、400Bは、それぞれ図示はしないが、入力部、出力部を有する。入力部は、処理の選択や指示を入力する手段である。出力部は、直流系統100の状態を出力する手段である。
入力部としては、キーボード、マウス、タッチパネル、スイッチ等、現在又は将来において利用可能な入力装置を含む。本実施形態では、入力部は、トリップ信号の出力指示を入力することができる。入力部から、トリップ信号の出力指示の入力があった場合には、ロック部240によるロックがあっても、トリップ出力部220からトリップ信号が出力される。つまり、例えば、入力部からトリップ信号の出力を指示する入力がなされた場合、全てに優先して警報、トリップ信号が出力される設定としてもよい。
出力部としては、表示装置、プリンタ、スピーカ、ブザー等、現在又は将来において利用可能なあらゆる出力装置を含む。例えば、出力部は、図1に示したような結線図を、機器の状態、充電部等を識別できるように表示する。また、本実施形態では、出力部は、警報指示部250の警報指示を受けて、表示装置の表示画面及びスピーカの音声により警報を出力する。
上記の保護継電装置200、制御装置300A、300B、監視装置400A、400Bは、CPUを含むコンピュータにより構成され、プログラムをメモリ、HDD、SSD等の記憶部に記憶しており、プログラムに従ってCPUが演算することにより、各部に必要な処理を行う。演算に必要な各種の情報も、記憶部に記憶される。記憶部には、レジスタ、揮発性のメモリのように、処理に一時的に使用される媒体も含まれる。例えば、検出部210の整定値、判定部230の判定基準、ロック部240のロックの設定、遅延部260の遅延時間等を記憶する。
[動作]
以上のような本実施形態の動作を、図1〜図3に加えて、図4〜図8を参照して説明する。なお、図4〜図8において、網掛け部分が通電部分であり、太線の矢印が電流の方向を示す。図5〜図8において、円で囲んだ変流器が事故電流を検出する箇所である。
[第1のモード運転時]
第1のモードでの運転について説明する。なお、以下の説明は、正側の単位直流送電系統101による第1のモードの運転である。まず、基本的には、断路器123A、123B、128、131、133、134は閉状態にある。第1のモードでの運転時には、断路器33A、33Bを開状態として、断路器34A、34B、遮断器132を閉状態とする。
これにより、図4に示すように、交流系統SAからの交流を交直変換器11Aにより直流に変換した電力が、バイパス経路31、本線30B、バイパス経路32、本線30Aという送電経路で、交直変換器11Bに供給される。交直変換器11Bにおいては、供給された直流電力を交流に変換して、交流系統SBに供給する。なお、負側の単位直流送電系統102による第1のモードの運転は、上記と逆にバイパス経路31、本線30A、バイパス経路32、本線30Bという送電経路となるが、説明は省略する。
[第1のモードでの地絡事故]
このような第1のモードでの運転時に、図5に示すように、本線30Bに地絡事故が発生した場合、事故電流は、地絡点から受電側電極部121Bに流れ込む。このため、受電側の保護継電装置200Bの検出部210が、地絡電流を検出するので、トリップ出力部220がトリップ信号を出力する。トリップ信号は、送受信部270により制御装置300A、300Bに送信され、制御装置300A、300Bは、直交変換器11A、11Bを制御している制御部に直交変換器11A、11Bの停止を指示する。これにより、送電が停止する。
[第1のモードでの転流失敗]
第1のモードでの運転時に、転流失敗が発生した場合について説明する。転流失敗は、以下のような状態を言う。例えば、送電側の直交変換器11A(他の直交変換器も同様)を構成する各サイリスタバルブは、光パルスによって点弧すると、その時点から電流を流さなくなる。直交変換器11Aは、光パルスによって、各サイリスタバルブの点弧のタイミングをずらすことにより、直流を作り出している。光パルスはmsec単位の非常に短時間で制御されているので、光パルスが出ないタイミングが生じる場合がある。このようなタイミングが存在すると、サイリスタバルブによって形成される波形が崩れて、過大な大電流が流れてしまう状態が生じる。この状態が転流失敗である。
このような転流失敗が発生した場合、図6に示すように、アレスタによる過電流保護器111Aは、サイリスタバルブが壊れないように、過電流を逃がす。しかし、電流が非常に大きい場合、アレスタも破壊されてしまう可能性がある。このため、転流失敗があった場合、直交変換器11Aの制御部からの状態情報に基づいて、保護継電装置200Aは、開状態にある遮断器126Aを閉じる。すると、過電流が地面に流れるので、流れ切ったところで、遮断器126Aを開く。これにより、第1のモードによる送電の回路が復活する。
ところが、遮断器126Aを閉じることにより地面に流れた事故電流が、地中を介して受電側電極部121Bに流れ込むと、受電側の保護継電装置200Bが誤動作して、トリップ信号を出力し、送電自体を止めてしまう場合がある。
本実施形態においては、受電側の保護継電装置200Bの判定部230が、制御装置300Aから取得した遮断器126Aの状態情報により、遮断器126Aが閉状態にあると判定した場合に、ロック部340がトリップ出力部320のトリップ信号の出力をロックする。このため、たとえ受電側の電極部121Bに事故電流が流れ込んでも、送電自体が停止することはない。
[第2のモードでの運転時]
本線30A、30Bのいずれかがケーブル工事などのために停止する必要がある場合、第2のモードで運用する必要がある。例えば、本線30Bを帰線として用いることができない場合、遮断器132を開状態として、遮断器125Aを閉状態とする。これにより、図7に示すように、本線30Aのケーブルを本線とし、送電側電極部121A、受電側電極部121B及びその間の地中を帰線として、送電を行うことができる。
このように、遮断器125Aを閉状態とした場合に受電側電極部121Bに流れ込む電流を、保護継電装置200Bの検出部210が検出した場合、これを事故電流として、トリップ出力部220がトリップ信号を出力してしまい、送電を停止してしまう場合がある。
しかしながら、実際に地絡事故が発生した場合の電流は、全てが受電側電極部121Bに流れ込むわけではないので、整定値は地絡電流よりも小さな値としておかなければ、地絡電流を検出できない。このため、第2のモードとした場合の正常な電流値が、整定値を超えている場合、遮断器125Aを閉状態とすると、このときに流れる電流が地絡電流であるとして誤動作してしまう可能性がある。
本実施形態では、保護継電装置200Bの判定部230が、制御装置300Aからの状態情報により、遮断器125Aが閉状態にあると判定した場合に、ロック部240がトリップ出力部220のトリップ出力をロックする。このため、たとえ受電側電極部121Bに電流が流れ込んでも、送電自体が停止することはない。
[第2のモード及び第1のモードの切替時]
第2のモードから第1のモードへ切り替える場合、先に充電部分の遮断器125Aを開くことはできないため、遮断器132を閉じてから、遮断器125Aを開くという手順を経る。このため、図8に示すように、切り替えるまでの中間の段階で、遮断器132と遮断器125Aの両方が閉じているという状態が生じる。この場合、第2のモードの状態を維持しながら、第1のモードになるという状況となり、この場合にも、受電側電極部121Bに流れ込む電流によって、上記と同様の誤動作が発生する可能性がある。
本実施形態では、判定部230が、制御装置300Aから取得した状態情報に基づいて、遮断器125A、遮断器132が閉状態にあると判定した場合に、ロック部240がトリップ出力部220のトリップ出力をロックする。このため、たとえ受電側の電極部121Bに正常な電流が流れ込んでも、送電自体が停止することはない。
[警報の出力]
警報指示部250は、第1のモードでの運転中に、検出部210が事故電流を検出した場合に、警報の出力の指示を監視装置400に出力する。すると、監視装置400の出力部に警報が出力される。この警報は、表示装置の画面上に警報を知らせる表示をするとともに、スピーカから音声を出力する。
なお、このような警報の出力とともに、上記のようにトリップ出力がなされると、送電が停止する。但し、遅延部260により、警報の出力よりもトリップ信号の出力を遅延させる設定とすることもできる。つまり、検出部210が事故電流を検出したときに、即座に停止するのではなく、警報だけを出しておいて、オペレータの判断で順次、入力部を用いてトリップさせて行く。
但し、警報指示部250による警報指示の出力は、第2のモードによる送電中は、ロック部240によってロックされる。これにより、第2のモードによる送電中は、検出部210の検出による送電停止にはならず、警報も出力されない。
また、第1のモードでの転流失敗、第2のモード及び第1のモードの切り替え時については、警報はロックしない。このため、この場合には、トリップ信号の出力はされないが、警報が出力される。オペレータは、警報によって何等かの異常があるか否かを判断して、異常であれば入力部を用いて強制的にトリップ信号を出力させることができる。
[装置異常]
さらに、判定部230が、制御装置300A、300B、ネットワークNの通信装置の状態情報の取得、キープアライブ等のヘルスチェックにより、装置に異常があったと判定した場合にも、ロック部240は、トリップ信号の出力をロックする。この場合にも、警報指示部250は警報の出力を指示する。この場合にも、オペレータは警報により何等かの異常があったことを知ることができるので、状況に応じて入力部を用いてトリップ信号を出力させることができる。
なお、正側の本線30A、負側の本線30B、交直変換器11A、11Bの状態情報に基づいて、いずれが動作しているかを判定して、正側の警報、トリップを出力するか、負側の警報、トリップを出力するかを決めることができる。
[作用効果]
以上のような本実施形態では、複数の交直変換器11A、11B、12A、12Bの間で、送電経路としてケーブルのみを使用する第1のモードと、送電経路の一部として地中を使用する第2のモードとを切り替えて送電する直流送電系統100において、発生した事故電流を検出する検出部210と、検出部210が事故電流を検出した場合に、送電を停止させるトリップ信号を出力するトリップ出力部220と、第2のモードの送電経路に、地中を介して事故電流が流れる状態にあることを判定する判定部230と、判定部230が、地中を介して事故電流が流れる状態にあると判定した場合に、トリップ出力部220の機能をロックするロック部240とを有する。
このため、事故ではない電流が地中を介して流れた場合に、検出部210が事故電流であると判定して、トリップ出力部220がトリップ信号を出力することによる誤動作を防止できる。
また、判定部230は、直流送電系統100における開閉装置の状態情報に基づいて判定を行う。開閉装置の開閉状態は明確であるため、正確な判定が可能となる。特に、本実施形態では、検出部210、トリップ出力部220を有する保護継電装置200A、200Bが、直流送電系統100における送電側と受電側にそれぞれ設けられ、一方の保護継電装置200Bが、判定部230及びロック部240を有し、判定部230は、他方の保護継電装置200Aが保護対象とする遮断器125A、126Aの状態情報に基づいて、判定を行う。他の保護継電装置200Aが管理する遮断器125A、126Bの情報に基づいて、ロックの有無を制御して、誤動作を防止することができる。
遮断器125A、126Bの状態情報は、ネットワークNを介して入力される情報である。電流ゼロ点のない直流送電系統100のトリップは、一般的な交流系統の遮断動作のように瞬時に行われるものではないため、情報通信用の汎用のネットワーク等を介した情報の送受信を利用した制御であっても実現できる。このため、送電側と受電側とが遠隔地にある場合のように、各保護継電装置200同士での通信線を用意することが困難な場合であっても、容易且つ低コストで実現できる。
また、検出部210が事故電流を検出した場合に、警報の出力を指示する警報指示部250を有する。このため、ロックしたために送電停止に至らない場合であっても、オペレータは警報により事故電流の検出を知ることができるので、確認の上、必要な対応をすることができる。
また、トリップ出力部220によるトリップ信号の出力を遅延させる遅延部260を有する。このため、トリップ信号が出力される場合であっても、警報に対してトリップ信号の出力を遅らせることができるので、送電停止に至る前にオペレータが確認した上で、原因を除去して送電停止に至ることを防止できる。
さらに、ロック部240によるロックの有無にかかわらず、トリップ信号の出力指示を入力する入力部を有する。このため、ロック部240によりトリップ信号の出力がロックされている場合であっても、オペレータが確認の上、必要であれば入力部から指示を入力して、強制的に送電を停止させることができる。以上のようなトリップ信号と警報のロックの設定を簡単にまとめた表を、図9に示す。
[他の実施形態]
本実施形態は、上記の態様には限定されない。
(1)判定部230による判定のための開閉装置の情報は、遮断器125A、126Aの状態情報には限らない。断路器133、134のいずれか一方が開の場合には、第2のモードによる運転時であるため、トリップ信号をロックしてもよい。
(2)単位直流送電系統101、単位直流送電系統102のいずれを正側とするか負側とするかは自由である。このため、一方を第1極の直流送電系統、他方を第2極の直流送電系統と読んでもよい。上記の実施形態では、第1極が正側、第2極が負側となっている。
(3)保護継電装置200、制御装置300A、300B、監視装置400A、400Bは、コンピュータを所定のプログラムで制御することによって実現できる。この場合のプログラムは、コンピュータのハードウェアを物理的に活用することで、上記のような各部の処理を実現するものである。このため、上記の処理を実行する方法、プログラム及びプログラムを記録した記録媒体も、実施形態の一態様である。また、ハードウェアで処理する範囲、プログラムを含むソフトウェアで処理する範囲をどのように設定するかは、特定の態様には限定されない。
(4)保護制御装置200A、200Bの制御装置300A、300B、監視装置400A、400Bの構成の全部又は一部を、共通のコンピュータで実現することもできる。
(5)ネットワークNは、情報の送受信が可能な伝送路(伝送回線)を広く含む。伝送路としては、有線若しくは無線のあらゆる伝送媒体を適用可能であり、どのようなLANやWANを経由するかは問わない。通信プロトコルについても、現在又は将来において利用可能なあらゆるものを適用可能である。なお、上記の実施形態は、上記のように、汎用のネットワークを用いて情報を送受信して、保護制御を行うことができることに利点がある。
(6)以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
11A、11B 交直変換器
12A、12B 交直変換器
21A、21B 変圧器
22A、22B 変圧器
31、32 バイパス経路
33A、33B 断路器
34A、34B 断路器
100 直流送電系統
101 単位直流送電系統
102 単位直流送電系統
111A、111B 過電流保護器
112A、112B 過電流保護器
120 電極部
121A 送電側電極部
121B 受電側電極部
122A、122B 電極
123A、123B 断路器
123A、124B 変流器
125 遮断器
126A、126B 遮断器
127A、127B 変流器
128、131、133、134 断路器
200、200A、200B 保護継電装置
210 検出部
220 トリップ出力部
230 判定部
240 ロック部
250 警報指示部
260 遅延部
270 送受信部
300A、300B 制御装置
400A、400B 監視装置
N ネットワーク
SA、SB 交流系統

Claims (7)

  1. 複数の交直変換器の間で、送電経路としてケーブルのみを使用する第1のモードと、送電経路の一部として地中を使用する第2のモードとを切り替えて送電する直流送電系統において、発生した事故電流を検出する検出部と、
    前記検出部が事故電流を検出した場合に、前記送電を停止させるトリップ信号を出力するトリップ出力部と、
    前記第2のモードの送電経路に、地中を介して事故電流が流れる状態にあることを判定する判定部と、
    前記判定部が、地中を介して事故電流が流れる状態にあると判定した場合に、前記トリップ出力部の機能をロックするロック部と、
    を有することを特徴とする直流保護継電システム。
  2. 前記判定部は、前記直流送電系統における開閉装置の状態情報に基づいて、前記判定を行うことを特徴とする請求項1記載の直流保護継電システム。
  3. 前記検出部及び前記トリップ出力部を有する保護継電装置が、前記直流送電系統における送電側と受電側にそれぞれ設けられ、
    少なくとも一方の保護継電装置が、前記判定部及び前記ロック部を有し、
    前記判定部は、他方の保護継電装置が保護対象とする開閉装置の状態情報に基づいて、前記判定を行うことを特徴とする請求項2記載の直流保護継電システム。
  4. 前記開閉装置の状態情報は、ネットワークを介して入力される情報であることを特徴とする請求項2又は請求項3記載の直流保護継電システム。
  5. 前記検出部が事故電流を検出した場合に、警報の出力を指示する警報指示部を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の直流保護継電システム。
  6. 前記トリップ出力部によるトリップ信号の出力を遅延させる遅延部を有することを特徴とする請求項5記載の直流保護継電システム。
  7. 前記ロック部によるロックの有無にかかわらず、前記トリップ信号の出力指示を入力する入力部を有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の直流保護継電システム。
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