JP2021197812A - 保護制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】第1送電線と第2送電線を有する平行2回線送電線を含む電力系統に用いられる保護制御装置を安価で小型に構成することができる技術を提供する。【解決手段】第1送電線1Lに接続されている遮断器(CB)11を制御する1L保護制御装置と、第2送電線2Lに接続されている遮断器(CB)21を制御する2L保護制御装置を有している。1L保護制御装置を構成する1L保護継電手段の1L第1主検出部121、1L監視制御手段の1L直接制御部131、2L保護制御装置を構成する2L保護継電手段の2L第1主検出部161および2L監視制御手段の2L遠方制御部(受信部)172により第1保護制御グループ210が構成されている。2L保護継電手段の2L第2主検出部162、2L監視制御手段の2L直接制御部171、1L保護継電手段の1L第2主検出部122および1L監視制御手段の1L遠方制御部(受信部)132により第2保護制御グループ220が構成されている。【選択図】図4

Description

本発明は、保護制御装置に関し、特に、第1送電線と第2送電線を有する平行2回線送電線を含む電力系統に用いられる保護制御装置に関する。
送電線等の電力設備を含む電力系統には、例えば、特開2004−336864号公報(特許文献1)に開示されている保護制御装置が設けられている。特許文献1に開示されている保護制御装置は、保護範囲内の電力設備に事故や故障等(以下、単に「事故」という)が発生した場合に、保護範囲内の送電線に設けられている遮断器(CB)を遮断(トリップ)して被害の拡大を軽減する保護継電手段と、遠方に設けられている中央監視装置からの信号によりあるいは現場に配置されている操作部の操作により、保護範囲内の送電線に設けられている遮断器を遮断もしくは投入(クローズ)する監視制御手段を有している。
保護継電手段は、例えば、特開2012−120281号公報(特許文献2)に開示されているように、主検出部と事故検出部を有している。主検出部は、保護範囲内の電力設備に、保護範囲内の送電線に接続されている遮断器を遮断する主要因として規定されている事故が発生したことを検出した場合に、検出信号(主検出信号)を出力する。事故検出部は、保護範囲内の送電線に接続されている遮断器を遮断するフェイルセーフ要因として規定されている事故を検出した場合に、検出信号(事故検出信号)を出力する。
主検出部は、高価であるが、対象となる送電線の事故を検出することができる。一方、事故検出部は、安価であるが、検出範囲が広く、特定の送電線の事故を検出するのが困難である。
監視制御手段は、例えば、特開2005−218300号公報(特許文献3)に開示されているように、遠方制御部と直接制御部を有している。直接制御部は、現場に配置されている操作部を操作員が操作することにより、保護範囲内の送電線に接続されている遮断器の遮断を指示する遮断制御信号もしくは投入を指示する投入制御信号を出力する。遠方制御部は、現場に配置されている遠方制御部(受信部)と中央監視装置に配置されている遠方制御部(送信部)により構成される。遠方制御部(受信部)は、遠方制御部(送信部)から送信された信号を受信することにより、保護範囲内の遮断器の遮断を指示する遮断制御信号もしくは投入を指示する投入制御信号を出力する。中央監視装置は、電力設備の監視結果(例えば、負荷配分)に基づいて、あるいは、中央監視装置に配置されている操作部を操作員が操作することにより、遠方制御部(送信部)から遠方制御部(受信部)に信号を出力する。
保護制御装置は、主検出部および事故検出部から検出信号が出力された場合(AND条件)、遠方制御部(受信部)から遮断制御信号が出力された場合、直接制御部から遮断制御信号が出力された場合のいずれかにおいて、遮断器を遮断する。また、遠方制御部(受信部)から投入制御信号が出力された場合、直接制御部から投入制御信号が出力された場合のいずれかにおいて、遮断器を投入する。
ここで、保護継電手段と監視制御手段が同時に故障(「同時喪失」という)すると、電力系統の信頼性が低下する。このため、特許文献1に開示されている保護制御装置では、保護継電手段と監視制御手段は、独立して構成されている。例えば、保護継電手段と監視制御手段は、それぞれ異なる電源から電力が供給される保護継電ユニットと監視制御ユニットとして構成されている。
第1送電線1Lと第2送電線2Lを有する平行2回線送電線を含む電力系統10を、特許文献1に開示されている保護制御装置を用いて保護する場合、図9に示されている保護制御装置400が構成される。
保護制御装置400は、第1送電線1L用の(第1送電線1Lに接続されている遮断器11を制御する)1L保護制御装置410と、第2送電線2L用の(第2送電線2Lに接続されている遮断器21を制御する)2L保護制御装置450を有している。1L保護制御装置410は、1L保護継電手段420と1L監視制御手段430を有している。1L保護継電手段420は、1L主検出部421と1L事故検出部422を有している。1L監視制御手段430は、1L直接制御部431と1L遠方制御部(受信部)432を有している。2L保護制御装置450は、2L保護継電手段460と2L監視制御手段470を有している。2L保護継電手段460は、2L主検出部461と2L事故検出部462を有している。2L監視制御手段470は、2L直接制御部471と2L遠方制御部(受信部)472を有している。
図9に示されている保護制御装置400は、平行2回線送電線を含む電力系統10の信頼性を高めるために、図10に示されているように、1L保護継電手段420と1L監視制御手段430の同時喪失、2L保護継電手段460と2L監視制御手段470の同時喪失、1L保護制御装置410と2L保護制御装置450の同時喪失を回避するように構成される。すなわち、1L保護継電手段420、1L監視制御手段430、2L保護継電手段460および2L監視制御手段470は、独立して構成される。例えば、1L保護継電手段420、1L監視制御手段430、2L保護継電手段460および2L監視制御手段470は、それぞれ異なる電源から電力が供給されるIL保護継電ユニット510、1L監視制御ユニット520、2L保護継電ユニット530および2L監視制御ユニット540として構成される。
また、特開2013−66267号公報(特許文献4)には、信頼度を高めるために、主検出部を2系列化した(第1主検出部と第2主検出部を有する)保護継電手段が開示されている。
主検出部を2系列化した保護継電手段を有する保護制御装置は、第1主検出部および第2主検出部から検出信号が出力された場合(AND条件)あるいは第1主検出部と第2主検出部の一方から検出信号が出力された場合(OR条件)、遠方制御部(受信部)から遮断制御信号が出力された場合、直接制御部から遮断制御信号が出力された場合のいずれかにおいて、遮断器を遮断する。
第1送電線1Lと第2送電線2Lを有する平行2回線送電線を含む電力系統10を、主検出部を2系列化した保護継電手段を有する保護制御装置を用いて保護する場合、図11に示されている保護制御装置600が構成される。
保護制御装置600は、第1送電線1L用の1L保護制御装置610と、第2送電線2L用の2L保護制御装置650を有している。1L保護制御装置610は、1L保護継電手段620と1L監視制御手段630を有している。1L保護継電手段620は、1L第1主検出部621と1L第2主検出部622を有している。1L監視制御手段630は、1L直接制御部631と1L遠方制御部(受信部)632を有している。2L保護制御装置650は、2L保護継電手段660と2L監視制御手段670を有している。2L保護継電手段660は、2L第1主検出部661と2L第2主検出部662を有している。2L監視制御手段670は、2L直接制御部671と2L遠方制御部(受信部)672を有している。
図11に示されている保護制御装置600は、平行2回線送電線を含む電力系統10の信頼性を高めるために、図12に示されているように、1L第1主検出部621と1L第2主検出部622の同時喪失、1L保護継電手段620と1L監視制御手段630の同時喪失、2L第1主検出部661と2L第2主検出部662の同時喪失、2L保護継電手段660と2L監視制御手段670の同時喪失、1L保護制御装置610と2L保護制御装置650の同時喪失を回避するように構成される。すなわち、1L第1主検出部621、1L第2主検出部622、1L監視制御手段630、2L第1主検出部661、2L第2主検出部662および2L監視制御手段670は、独立して構成される。例えば、1L第1主検出部621、1L第2主検出部622、1L監視制御手段630、2L第1主検出部661、2L第2主検出部662および2L監視制御手段670は、それぞれ異なる電源から電力が供給されるIL第1保護継電ユニット710、1L第2保護継電ユニット720、1L監視制御ユニット730、2L第1保護継電ユニット740、2L第2保護継電ユニット750および2L監視制御ユニット760として構成される。
特開2004−336864号公報 特開2012−120281号公報 特開2005−218300号公報 特開2013−66267号公報
従来の保護制御装置を用いて平行2回線送電線を含む電力系統10を保護する場合には、多くのユニットが必要となる。特に、主検出部を2系列化した保護継電手段を有する保護制御装置を用いる場合には、6つのユニットが必要となる。このため、高価となり、また、広い設置スペースが必要である。
本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、第1送電線と第2送電線を有する平行2回線送電線を含む電力系統に用いられる保護制御装置を、信頼性を高めながら、安価で小型(省スペース)に構成することができる技術を提供することを目的とする。
本発明の保護制御装置は、第1送電線に接続されている第1遮断器を制御する第1保護制御装置と、第2送電線に接続されている第2遮断器を制御する第2保護制御装置を備えている。
第1保護制御装置は、第1保護継電手段と第1監視制御手段を有している。第1保護継電手段は、第1主検出部と第2主検出部を有している。第1主検出部と第2主検出部は、第1遮断器を遮断する要因として規定されている事故を検出して検出信号(主検出信号)を出力する。好適には、第1主検出部と第2主検出部は、同じ情報を入力し、同じ事故を検出可能に構成される。また、第1監視制御手段は、第1直接制御部と第1遠方制御部を有している。第1直接制御部は、現場に配置されている操作部の操作に基づいて、第1遮断器の遮断を指示する遮断制御信号もしくは投入を指示する投入制御信号を出力する。第1遠方制御部は、中央監視装置からの信号に基づいて、第1遮断器の遮断を指示する遮断制御信号もしくは投入を指示する投入制御信号を出力する。
第2保護制御装置は、第2保護継電手段と第2監視制御手段を有している。第2保護継電手段は、第3主検出部と第4主検出部を有している。第3主検出部と第4主検出部は、第2遮断器を遮断する要因として規定されている事故を検出して検出信号(主検出信号)を出力する。好適には、第3主検出部と第4主検出部は、同じ情報を入力し、同じ事故を検出可能に構成される。また、第2監視制御手段は、第2直接制御部と第2遠方制御部を有している。第2直接制御部は、現場に配置されている操作部の操作に基づいて、第2遮断器の遮断を指示する遮断制御信号もしくは投入を指示する投入制御信号を出力する。第2遠方制御部は、中央監視装置からの信号に基づいて、第2遮断器の遮断を指示する遮断制御信号もしくは投入を指示する投入制御信号を出力する。
なお、通常、遠方制御部は、現場に配置されている受信部と中央監視装置に配置されている送信部により構成される。送信部からは、電力系統の監視結果あるいは中央監視装置に配置されている操作部の操作に基づいて信号が出力される。受信部は、送信部から送信される信号の受信に基づいて、遮断器の遮断を指示する遮断制御信号もしくは投入を指示する投入制御信号を出力する。本明細書では、特に断りがない場合には、「第1遠方制御部」という記載は、第1遠方制御部の受信部を示し、「第2遠方制御部」という記載は、第2遠方制御部の受信部を示す。
第1保護制御装置は、第1主検出部から出力される検出信号、第2主検出部から出力される検出信号、第1直接制御部から出力される遮断制御信号もしくは投入制御信号、第1遠方制御部から出力される遮断制御信号もしくは投入制御信号に基づいて、第1遮断器を制御する。
第2保護制御装置は、第3主検出部から出力される検出信号、第4主検出部から出力される検出信号、第2直接制御部から出力される遮断制御信号もしくは投入制御信号、第2遠方制御部から出力される遮断制御信号もしくは投入制御信号に基づいて、第2遮断器を制御する。
そして、本発明では、第1主検出部と第2主検出部の一方、第1直接制御部と第2直接制御部の一方、第3主検出部と第4主検出部の一方および第2遠方制御部により第1保護制御グループが構成され、第1主検出部と第2主検出部の他方、第1直接制御部と第2直接制御部の他方、第3主検出部と第4主検出部の他方および第1遠方制御部により第2保護制御グループが構成されている。第1保護制御グループと第2保護制御グループは、互いに独立している。例えば、第1保護制御グループに含まれる要素(検出部、制御部)と第2保護制御グループに含まれる要素(検出部、制御部)に、それぞれ異なる電源から電力が供給されるように構成される。なお、第1保護制御グループに含まれる要素(検出部、制御部)と第2保護制御グループに含まれる要素(検出部、制御部)は、異なる電源から電力が供給される異なるユニットに配置してもよいし、共通のユニットに、異なる電源から電力が供給されるように配置してもよい。従来の保護制御装置では、6つのユニットが必要であったが、本発明の保護制御装置では、2つまたは1つのユニットですむ。
第1保護制御グループ(第1主検出部と第2主検出部の一方、第1直接制御部と第2直接制御部の一方、第3主検出部と第4主検出部の一方、第2遠方制御部)がダウンした場合には、第2保護制御グループ(第1主検出部と第2主検出部の他方、第1直接制御部と第2直接制御部の他方、第3主検出部と第4主検出部の他方、第1遠方制御部)により第1遮断器および第2遮断器を遮断することができる。一方、第2保護制御グループがダウンした場合には、第1保護制御グループにより第1遮断器および第2遮断器を遮断することができる。
本発明では、平行2回線送電線を含む電力系統の信頼性を高めながら、安価で小型の保護制御装置を提供することができる。
本発明の異なる形態では、第1保護制御装置は、第1主検出部および第2主検出部から検出信号が出力された場合、第1直接制御部から遮断制御信号が出力された場合、第1遠方制御部から遮断制御信号が出力された場合のいずれかにおいて、第1遮断器を遮断するように構成されている。また、第1保護制御装置は、第1直接制御部から投入制御信号が出力された場合、第1遠方制御部から投入制御信号が出力された場合のいずれかにおいて、第1遮断器を投入するように構成されている。
また、第2保護制御装置は、第3主検出部および第4主検出部から検出信号が出力された場合、第2直接制御部から遮断制御信号が出力された場合、第2遠方制御部から遮断制御信号が出力された場合のいずれかにおいて、第2遮断器を遮断するように構成されている。また、第2保護制御装置は、第2直接制御部から投入制御信号が出力された場合、第2遠方制御部から投入制御信号が出力された場合のいずれかにおいて、第2遮断器を投入するように構成されている。
本形態では、平行2回線送電線を含む電力系統を確実に保護および制御することができる。
本発明の異なる形態では、第1保護制御装置は、第2主検出部が故障している状態で、第1主検出部から検出信号が出力された場合、第1主検出部が故障している状態で、第2主検出部から検出信号が出力された場合のいずれかにおいて、第1遮断器を遮断するように構成されている。また、第2保護制御装置は、第4主検出部が故障している状態で、第3主検出部から検出信号が出力された場合、第3主検出部が故障している状態で、第4主検出部から検出信号が出力された場合のいずれかにおいて、第2遮断器を遮断するように構成されている。
第1〜第4主検出部が故障していることは、例えば、第1〜第4主検出部に電力が供給されていないことや、第1〜第4主検出部が正常に動作していないこと等により検出することができる。好適には、第1〜第4主検出部の故障を検出する故障検出部が設けられる。
本形態では、第1主検出部と第2主検出部の一方(第3主検出部と第4主検出部の一方)がダウンした場合でも、第1主検出部と第2主検出部の他方(第3主検出部と第4主検出部の他方)により第1遮断器(第2遮断器)を遮断することができる。
本発明の異なる形態では、第1保護制御グループおよび第2保護制御グループは、インテリジェント電子装置(IED:Intelligent Electronics Device)により構成されている。IEDは、MPU(マイクロプロセッサ)を用いて保護機能や制御機能を実行する装置である。
本形態では、保護制御装置をより小型に構成することができる。
本発明では、第1送電線と第2送電線を有する平行2回線送電線を含む電力系統に用いられる保護制御装置を安価で小型に構成することができる。
本発明の保護制御装置の第1実施形態のブロック図である。 本発明の保護制御装置の第1実施形態の概要を示す図である。 本発明の保護制御装置の第1実施形態における遮断器トリップ動作を説明する図である。 本発明の保護制御装置の第1実施形態における保護制御グループを示す図である。 保護制御グループを異なるユニットに配置した状態を示す図である。 保護制御グループを共通のユニットに配置した状態を示す図である。 本発明の保護制御装置の第2実施形態の概要を示す図である。 本発明の保護制御装置の第2実施形態における保護制御グループを示す図である。 従来の保護制御装置の一例における保護制御グループを示す図である。 従来の保護制御装置の一例の概要を示す図である。 従来の保護制御装置の他の例における保護制御グループを示す図である。 従来の保護制御装置の他の例の概要を示す図である。
以下に本発明の保護制御装置の実施形態を、図面を参照して説明する。
図1に、第1実施形態の保護制御装置100のブロック図が示されている。
第1実施形態の保護制御装置100は、第1送電線1Lと第2送電線2Lを有する平行2回線送電線を含む電力系統10を保護する。第1送電線1Lおよび第2送電線2Lは、遮断器11および21を介して母線Aに接続され、遮断器12および22を介して母線Bに接続されている。第1送電線1Lおよび第2送電線2Lには、変圧器等を介して電気機器(負荷)が接続されている。第1送電線1L、第2送電線2L、第1送電線1Lおよび第2送電線2Lに接続されている変圧器等を「電力設備」という。
保護制御装置100は、第1送電線1Lに接続されている遮断器11を制御する、第1送電線1L用の1L保護制御装置110と、第2送電線2Lに接続されている遮断器21を制御する、第2送電線2L用の2L保護制御装置150を有している。第1送電線1Lに接続されている遮断器12は、1L保護制御装置110により制御してもよいし、他の保護制御装置により制御してもよい。また、第2送電線2Lに接続されている遮断器22は、2L保護制御装置150により制御してもよいし、他の保護制御装置により制御してもよい。
以下では、遮断器11を制御する1L保護制御装置110と、遮断器21を制御する2L保護制御装置150について説明する。
第1送電線1Lが、本発明の「第1送電線」に対応し、第2送電線2Lが、本発明の「第2送電線」に対応する。また、遮断器11が、本発明の「第1送電線に接続されている第1遮断器」に対応し、遮断器21が、本発明の「第2送電線に接続されている第2遮断器」に対応する。また、1L保護制御装置110が、本発明の「第1遮断器を制御する第1保護制御装置」に対応し、2L保護制御装置150が、本発明の「第2遮断器を制御する第2保護制御装置」に対応する。
1L保護制御装置110は、1L保護継電手段120、1L監視制御手段130、駆動部140を有している。
1L保護継電手段120は、1L第1主検出部121と1L第2主検出部122を有している。
1L第1主検出部121および1L第2主検出部122は、遮断器11を遮断する要因として規定されている事故を検出して検出信号(主検出信号)を出力する。遮断器11を遮断する要因としては、例えば、第1送電線1Lの状態を示す情報(電流検出器13により検出される電流、電圧検出器14により検出される電圧等)に基づいて検出される事故の種類(短絡事故、地絡事故等)や事故が発生した位置(区間)が規定される。
1L第1主検出部121と1L第2主検出部122は、同じ事故を検出するように構成される。本実施形態では、1L第1主検出部121と1L第2主検出部122は、同じ構成を有している。例えば、同じ情報を入力し、同じ方法で同じ事故を検出可能に構成されている。
1L監視制御手段130は、1L直接制御部131と1L遠方制御部132を有している。
1L直接制御部131は、現場に配置されている操作部を操作員が操作することにより、遮断器11の遮断を指示する遮断制御信号もしくは投入を指示する投入制御信号を出力する。
1L遠方制御部132は、中央監視装置190に配置されている1L遠方制御部(送信部)191とともに、1L遠方制御部を構成する。1L遠方制御部132は、1L遠方制御部(送信部)191から送信される信号を受信することにより、遮断器11の遮断を指示する遮断制御信号もしくは投入を指示する投入制御信号を出力する。中央監視装置190は、電力系統の監視結果(例えば、第1送電線1Lと第2送電線2Lの負荷配分等)に基づいて、あるいは、中央監視装置190に配置されている操作部を操作員が操作することにより、1L遠方制御部(送信部)191から1L遠方制御部132に信号を出力する。
駆動部140は、1L保護継電手段120の1L第1主検出部121および1L第2主検出部122から出力される検出信号(主検出信号)、1L監視制御手段130の1L直接制御部131および1L遠方制御部132から出力される遮断制御信号に基づいて、遮断器11を遮断する駆動信号(トリップ信号)を出力する。また、駆動部140は、1L監視制御手段130の1L直接制御部131および1L遠方制御部132から出力される投入制御信号に基づいて、遮断器11を投入する駆動信号(クローズ信号)を出力する。
2L保護制御装置150は、1L保護制御装置110と同様に、2L保護継電手段160、2L監視制御手段170、駆動部180を有している。
2L保護継電手段160は、2L第1主検出部161と2L第2主検出部162を有している。
2L第1主検出部161および2L第2主検出部162は、遮断器21を遮断する要因として規定されている事故を検出して検出信号(主検出信号)を出力する。遮断器21を遮断する要因としては、例えば、第2送電線2Lの状態を示す情報(電流検出器23により検出される電流、電圧検出器24により検出される電圧等)に基づいて検出される事故の種類(短絡事故、地絡事故等)や事故が発生した位置(区間)が規定される。
2L第1主検出部161と2L第2主検出部162は、同じ事故を検出するように構成される。本実施形態では、2L第1主検出部161と2L第2主検出部162は、同じ構成を有している。例えば、同じ情報を入力し、同じ方法で同じ事故を検出可能に構成されている。
2L監視制御手段170は、2L直接制御部171と2L遠方制御部172を有している。
2L直接制御部171は、現場に配置されている操作部を操作員が操作することにより、遮断器21の遮断を指示する遮断制御信号もしくは投入を指示する投入制御信号を出力する。
2L遠方制御部172は、中央監視装置190に配置されている2L遠方制御部(送信部)192とともに、2L遠方制御部を構成する。2L遠方制御部172は、2L遠方制御部(送信部)192から送信される信号を受信することにより、遮断器21の遮断を指示する遮断制御信号もしくは投入を指示する投入制御信号を出力する。中央監視装置190は、電力系統の監視結果(例えば、第1送電線1Lと第2送電線2Lの負荷配分等)に基づいて、あるいは、中央監視装置190に配置されている操作部を操作員が操作することにより、2L遠方制御部(送信部)192から2L遠方制御部172に信号を出力する。
駆動部180は、2L保護継電手段160の2L第1主検出部161および2L第2主検出部162から出力される検出信号(事故検出信号)、2L監視制御手段170の2L直接制御部171および2L遠方制御部172から出力される遮断制御信号に基づいて、遮断器21を遮断する駆動信号(トリップ信号)を出力する。また、駆動部180は、1L監視制御手段170の2L直接制御部171および2L遠方制御部172から出力される投入制御信号に基づいて、遮断器21を投入する駆動信号(クローズ信号)を出力する。
1L第1主検出部121が、本発明の「第1主検出部」に対応し、1L第2主検出部122が、本発明の「第2主検出部」に対応し、1L直接制御部131が、本発明の「第1直接制御部」に対応し、1L遠方制御部132が、本発明の「第1遠方制御部」に対応する。また、2L第1主検出部161が、本発明の「第3主検出部」に対応し、2L第2主検出部162が、本発明の「第4主検出部」に対応し、2L直接制御部171が、本発明の「第2直接制御部」に対応し、2L遠方制御部172が、本発明の「第2遠方制御部」に対応する。
第1実施形態の保護制御装置100の概要を、図2を参照して説明する。
図11に示されている従来の保護制御装置600は、図12に示されているように、それぞれの送電線用の保護制御装置における、保護継電手段の2系列の主検出部の同時喪失および保護継電手段と監視制御手段の同時喪失、一方の送電線用の保護制御装置と他方の送電線用の保護制御装置の同時喪失を回避するように構成されているため、冗長的な構成となり、ユニットの数が多くなっていた。
これに対し、本実施形態の保護制御装置100は、図2に示されているように、それぞれの送電線用の保護制御装置における、保護継電手段の2系列の主検出部の同時喪失、監視制御手段の直接制御部と遠方制御部の同時喪失、保護継電手段の2系列の主検出部の一方と監視制御手段の遠方制御の同時喪失、一方の送電線用の保護制御装置における保護継電手段と他方の送電線用の保護制御装置における保護継電手段の同時喪失を回避するように構成されている。
具体的には、1L保護継電手段120の1L第1主検出部121と1L第2主検出部122の同時喪失、1L監視制御手段130の1L直接制御部131と1L遠方制御部132の同時喪失、1L保護継電手段120の1L第1主検出部121と1L第2主検出部122の一方(図2では、1L第1主検出部121)と1L監視制御手段130の1L遠方制御部132の同時喪失、2L保護継電手段160の2L第1主検出部161と2L第2主検出部162の同時喪失、2L監視制御手段170の2L直接制御部171と2L遠方制御部172の同時喪失、2L保護継電手段160の2L第1主検出部161と2L第2主検出部162の一方(図2では、2L第2主検出部162)と2L監視制御手段170の2L遠方制御部172の同時喪失、1L保護継電手段120(1L第1主検出部121および1L第2主検出部122)と2L保護継電手段160(2L第1主検出部161および2L第2主検出部162)の同時喪失を回避するように構成されている。
本実施形態の保護制御装置100の1L保護制御装置110の駆動部140の動作および2L保護制御装置150の駆動部180の動作を説明する。なお、駆動部140と駆動部180の動作は同じであるため、駆動部140の動作を、図3に示されているリレーシーケンス回路図を参照して説明する。
制御電源の一方端子と他方端子の間に、1L第1主検出部121の第1出力接点121aと、1L第2主検出部122の第1出力接点122a1と第2出力接点122bの並列回路との直列回路、1L第1主検出部121の第2出力接点121bと1L第2主検出部122の第3出力接点122a2との直列回路、1L直接制御部131の出力接点131a、1L遠方制御部132の出力接点132aが並列に接続されている。
1L第1主検出部121の第1出力接点121aは、1L第1主検出部121から検出信号(主検出信号)が出力されていない場合に開路され、1L第1主検出部121から検出信号(主検出信号)が出力された場合に閉路される。出力接点121aは、好適には、常開接点として構成される。
1L第1主検出部121の第2出力接点121bは、1L第1主検出部121が正常である場合に開路され、1L第1主検出部121が故障(ダウン)している場合に閉路される。好適には、1L第1主検出部121が故障していることを検出する故障検出部が設けられる。故障検出部は、例えば、1L第1主検出部121に電力が供給されていないことによって、あるいは、1L第1主検出部121が正常に動作していないことによって、1L第1主検出部121が故障していることを検出する。第2出力接点121bは、好適には、常閉接点として構成される。
1L第2主検出部122の第1出力接点122a1および第3出力接点122a2は、1L第2主検出部122から検出信号(主検出信号)が出力されていない場合に開路され、1L第2主検出部122から検出信号(主検出信号)が出力された場合に閉路される。第1出力接点122a1および第3出力接点122a2は、好適には、常開接点として構成される。
1L第2主検出部122の第2出力接点122bは、1L第2主検出部122が正常である場合に開路され、1L第2主検出部122が故障(ダウン)している場合に閉路される。好適には、1L第2主検出部122が故障していることを検出する故障検出部が設けられる。故障検出部は、例えば、1L第2主検出部122に電力が供給されていないことによって、あるいは、1L第2主検出部122が正常に動作していないことによって、1L第2主検出部122が故障していることを検出する。第2出力接点122bは、好適には、常閉接点として構成される。
1L直接制御部131の出力接点131aは、現場に配置されている操作部が操作員によって操作された場合に閉路する。出力接点131aは、好適には、常開接点として構成される。
1L遠方制御部132の出力接点132aは、1L遠方制御部(送信部)191から送信される信号を受信した場合に閉路する。出力接点132aは、好適には、常開接点として構成される。
駆動部140のリレーシーケンス回路図が図3に示されるように設定されていることにより、駆動部140は、以下の条件のいずれかが満足された場合に、遮断器11を遮断する駆動信号(トリップ信号)を出力する。
(条件1)1L第1主検出部121から検出信号(主検出信号)が出力される(第1出力接点121aが閉路)とともに、1L第2主検出部122から検出信号主検出信号が出力される(第1出力接点122a1が閉路)。
(条件2)1L第2主検出部122が故障している状態(第2出力接点122bが閉路)で、1L第1主検出部121から検出信号(主検出信号)が出力される(第1出力接点121aが閉路)。
(条件3)1L第1主検出部121が故障している状態(第2出力接点121bが閉路)で、1L第2主検出部122から検出信号(主検出信号)が出力される(第3出力接点122a2が閉路)。
(条件4)1L直接制御部131から遮断器11の遮断を指示する遮断制御信号が出力される(出力接点131aが閉路)。
(条件5)1L遠方制御部132から遮断器11の遮断を指示する遮断制御信号が出力される(出力接点132aが閉路)。
本実施形態の保護制御装置100における保護制御グループを、図4を参照して説明する。
図4に示されている保護制御装置100は、互いに独立した第1保護制御グループ210と第2保護制御グループ220を有している。例えば、第1保護制御グループ210と第2保護制御グループ220は、異なる電源から電力が供給される。これにより、第1保護制御グループ210と第2保護制御グループ220の一方の電源が喪失した場合でも、他方の電源は確保される。
第1保護制御グループ210には、1L保護制御装置110を構成する1L保護継電手段120の1L第1主検出部121および1L監視制御手段130の1L直接制御部131、2L保護制御装置150を構成する2L保護継電手段160の2L第1主検出部161および2L監視制御手段170の2L遠方制御部172が含まれている。
第2保護制御グループ220には、2L保護制御装置150を構成する2L保護継電手段160の2L第2主検出部162および2L監視制御手段170の2L直接制御部171、1L保護制御装置110を構成する1L保護継電手段120の1L第2主検出部122および1L監視制御手段130の1L遠方制御部132が含まれている。
本実施形態では、第1保護制御グループ210に含まれる要素および第2保護制御グループ220に含まれる要素は、IEDにより構成されている。
すなわち、第1保護制御グループ210に含まれる1L第1主検出部121、1L直接制御部131、2L第1主検出部161および2L遠方制御部172を構成するIEDと、第2保護制御グループ220に含まれる2L第2主検出部162、2L直接制御部171、1L第2主検出部122および1L遠方制御部132を構成するIEDを有している。
また、第1保護制御グループ210に含まれている要素と第2保護制御グループ220に含まれている要素の同時喪失を防止するように構成されている。
本実施形態では、第1保護制御グループ210に含まれている1L第1主検出部121、1L直接制御部131、2L第1主検出部161および2L遠方制御部172と、第2保護制御グループ220に含まれている2L第2主検出部162、2L直接制御部171、1L第2主検出部122および1L遠方制御部132に異なる電源から電力が供給されている。
第1保護制御グループ210に含まれている要素と第2保護制御グループ220に含まれている要素に異なる電源から電力を供給する方法としては、種々の方法を用いることができる。
例えば、図5に示されているように、第1保護制御グループ210に含まれている要素を第1保護制御ユニット250に配置し、第2保護制御グループ220に含まれている要素を第2保護制御ユニット260に配置する。そして、第1保護制御グループ210に含まれている要素に電力を供給する第1電源230と、第2保護制御グループ220に含まれている要素に電力を供給する第2電源240を設ける。
あるいは、図6に示されているように、第1保護制御グループ210に含まれている要素と第2保護制御グループ220に含まれている要素を共通の保護制御ユニット270に配置する。そして、第1保護制御グループ210に含まれている要素に電力を供給する第1電源230と、第2保護制御グループ220に含まれている要素に電力を供給する第2電源240を設ける。
本実施形態の保護制御装置100では、第1保護制御グループ210(1L第1主検出部121、1L直接制御部131、2L第1主検出部161、2L遠方制御部172)がダウンした場合には、第2保護制御グループ220(2L第2主検出部162、2L直接制御部171、1L第2主検出部122、1L遠方制御部132)により遮断器11および遮断器21を遮断することができる。
すなわち、1L第1主検出部121がダウンしているため、1L第1主検出部121および1L第2主検出部122の検出信号により遮断器11を遮断することはできないが、1L第1主検出部121の故障を条件に、1L第2主検出部122の検出信号により遮断器11を遮断することができる。
また、2L第1主検出部161がダウンしているため、2L第1主検出部161および2L第2主検出部162の検出信号により遮断器21を遮断することはできないが、2L第1主検出部161の故障を条件に、2L第2主検出部162の検出信号により遮断器21を遮断することができる。
また、1L直接制御部131がダウンしているが、中央監視装置190に配置されている操作部を操作することにより1L遠方制御部132を用いて遮断器11を遮断することができる。
また、2L遠方制御部172がダウンしているが、現場に配置されている操作部を操作することにより2L直接制御部171を用いて遮断器21を遮断することができる。
一方、第2保護制御グループ220(2L第2主検出部162、2L直接制御部171、1L第2主検出部122、1L遠方制御部132)がダウンした場合には、第1保護制御グループ210(1L第1主検出部121、1L直接制御部131、2L第1主検出部161、2L遠方制御部172)により遮断器11および遮断器21を遮断することができる。
すなわち、1L第2主検出部122がダウンしているため、1L第1主検出部121および1L第2主検出部122の検出信号により遮断器11を遮断することはできないが、1L第2主検出部122の故障を条件に、1L第1主検出部121の検出信号により遮断器11を遮断することができる。
また、2L第2主検出部162がダウンしているため、2L第1主検出部161および2L第2主検出部162の検出信号により遮断器21を遮断することはできないが、2L第2主検出部162の故障を条件に、2L第1主検出部161の検出信号により遮断器21を遮断することができる。
また、1L遠方制御部132がダウンしているが、現場に配置されている操作部を操作することにより1L直接制御部131を用いて遮断器11を遮断することができる。
また、2L直接制御部171がダウンしているが、中央監視装置190に配置されている操作部を操作することにより2L遠方制御部172を用いて遮断器21を遮断することができる。
図4では、1L第1主検出部121と2L第1主検出部161が第1保護制御グループ210に含まれ、1L第2主検出部122と2L第2主検出部162が第2保護制御グループ220に含まれるように構成されている。
ここで、1L第1主検出部121および1L第2主検出部122は、単独で第1送電線1Lの事故を検出することができる。また、2L第1主検出部161と2L第2主検出部162は、単独で第2送電線2Lの事故を検出することができる。
このため、1L第2主検出部122が第1保護制御グループ210に含まれ、1L第1主検出部121が第2保護制御グループ220に含まれように構成することもできる。また、2L第2主検出部162が第1保護制御グループ210に含まれ、2L第1主検出部161が第2保護制御グループ220に含まれように構成することもできる。
すなわち、1L第1主検出部121と1L第2主検出部122の一方および2L第1主検出部161と2L第2主検出部162の一方が第1保護制御グループ210に含まれ、1L第1主検出部121と1L第2主検出部122の他方および2L第1主検出部161と2L第2主検出部162の他方が第2保護制御グループ220に含まれるように構成することができる。
本実施形態では、通常は、1L第1主検出部121と1L第2主検出部122の検出信号により(AND条件)遮断器11が遮断される。また、2L第1主検出部161と2L第2主検出部162の検出信号により(AND条件)遮断器21が遮断される。これにより、電力系統10の信頼性を高めることができる。
一方、1L第1主検出部121と1L第2主検出部122の一方が故障(ダウン)した場合には、1L第1主検出部121と1L第2主検出部122の他方により遮断器11が遮断される。また、2L第1主検出部161と2L第2主検出部162の一方が故障(ダウン)した場合には、2L第1主検出部161と2L第2主検出部162の他方により遮断器21が遮断される。これにより、電力系統10の信頼性を確保しながら、第1送電線1Lと第2送電線2Lの一方のみの運転を回避することができる。
さらに、1L直接制御部131と1L遠方制御部132の一方が故障(ダウン)した場合には、1L直接制御部131と1L遠方制御部132の他方により遮断器11を遮断することができる。また、2L直接制御部171と2L遠方制御部172の一方が故障(ダウン)した場合には、2L直接制御部171と2L遠方制御部172の他方により遮断器21を遮断することができる。
次に、本発明の保護制御装置の第2実施形態を説明する。
第2実施形態の保護制御装置100のブロック図は、図1に示されている、第1実施形態の保護制御装置100のブロック図と同様である。また、第2実施形態の保護制御装置100の1L保護制御装置110の駆動部140および2L保護制御装置150の駆動部180の動作は、第1実施形態の駆動部140および駆動部180と同様である。
第2実施形態の保護制御装置100の概要を、図7を参照して説明する。
本実施形態の保護制御装置100は、図7に示されているように、それぞれの送電線用の保護制御装置における、保護継電手段の2系列の主検出部の同時喪失、保護継電手段の2系列の主検出部の一方と監視制御手段の遠方制御部の同時喪失、一方の送電線用の保護制御装置における保護継電手段と他方の送電線用の保護制御装置における保護継電手段の同時喪失を回避するように構成されている。
第1実施形態の保護制御装置100では、図2に示されているように、それぞれの送電線用の保護制御装置における、監視制御手段の直接制御部と遠方制御部の同時喪失を回避するように構成されているが、本実施形態の保護制御装置100では、監視制御手段の直接制御部と遠方制御部の同時喪失を回避するように構成されていない。
本実施形態の保護制御装置100における保護制御グループを、図8を参照して説明する。
図8に示されている保護制御装置100は、第1実施形態の保護制御装置100と同様に、互いに独立した第1保護制御グループ310と第2保護制御グループ320を有している。
第1保護制御グループ310には、1L保護制御装置110を構成する1L保護継電手段120の1L第1主検出部121と、2L保護制御装置150を構成する2L保護継電手段160の2L第1主検出部161と2L監視制御手段170の2L直接制御部171および2L遠方制御部172が含まれている。
第2保護制御グループ320には、2L保護制御装置150を構成する2L保護継電手段160の2L第2主検出部162と、1L保護制御装置110を構成する1L保護継電手段120の1L第2主検出部122と1L監視制御手段130の1L直接制御部131および1L遠方制御部132が含まれている。
本実施形態では、第1保護制御グループ310に含まれている要素および第2保護制御グループ320に含まれている要素は、IEDにより構成されている。
また、第1保護制御グループ310に含まれている要素と第2保護制御グループ320に含まれている要素の同時喪失を防止するように構成されている。本実施形態では、第1保護制御グループ310に含まれている1L第1主検出部121、2L第1主検出部161、2L直接制御部171および2L遠方制御部172と、第2保護制御グループ320に含まれている2L第2主検出部162、1L第2主検出部122、1L直接制御部131および1L遠方制御部132に異なる電源から電力が供給されている。
なお、第1保護制御グループ310に含まれている要素と第2保護制御グループ320に含まれている要素に異なる電源から電力を供給する方法としては、第1実施形態と同様の方法(図5、図6)を用いることができる。
本実施形態の保護制御装置100では、第1保護制御グループ310(1L第1主検出部121、2L第1主検出部161、2L直接制御部171、2L遠方制御部172)がダウンした場合には、第2保護制御グループ320(2L第2主検出部162、1L第2主検出部122、1L直接制御部131、1L遠方制御部132)により遮断器11および遮断器21を遮断することができる。
すなわち、1L第1主検出部121がダウンしているため、1L第1主検出部121および1L第2主検出部122の検出信号により遮断器11を遮断することはできないが、1L第1主検出部121の故障を条件に、1L第2主検出部122の検出信号により遮断器11を遮断することができる。なお、現場に配置されている操作部を操作することにより、1L直接制御部131を用いて遮断器11を遮断することができ、また、中央監視装置190に配置されている操作部を操作することにより、1L遠方制御部132を用いて遮断器11を遮断することもできる。
また、2L第1主検出部161がダウンしているため、2L第1主検出部161および2L第2主検出部162の検出信号により遮断器21を遮断することはできないが、2L第1主検出部161の故障を条件に、2L第2主検出部162の検出信号により遮断器21を遮断することができる。
一方、第2保護制御グループ320(2L第2主検出部162、1L第2主検出部122、1L直接制御部131、1L遠方制御部132)がダウンした場合には、第1保護制御グループ310(1L第1主検出部121、2L第1主検出部161、2L直接制御部171、2L遠方制御部172)により遮断器11および遮断器21を遮断することができる。
すなわち、1L第2主検出部122がダウンしているため、1L第1主検出部121および1L第2主検出部122の検出信号により遮断器11を遮断することはできないが、1L第2主検出部122の故障を条件に、1L第1主検出部121の検出信号により遮断器11を遮断することができる。
また、2L第2主検出部162がダウンしているため、2L第1主検出部161および2L第2主検出部162の検出信号により遮断器21を遮断することはできないが、2L第2主検出部162の故障を条件に、2L第1主検出部161の検出信号により遮断器21を遮断することができる。なお、現場に配置されている操作部を操作することにより、2L直接制御部171を用いて遮断器21を遮断することができ、また、中央監視装置190に配置されている操作部を操作することにより、2L遠方制御部172を用いて遮断器21を遮断することもできる。
図8では、1L第1主検出部121と2L第1主検出部161が第1保護制御グループ310に含まれ、1L第2主検出部122と2L第2主検出部162が第2保護制御グループ320に含まれるように構成されている。
本実施形態においても、第1実施形態と同様に、1L第2主検出部122が第1保護制御グループ310に含まれ、1L第1主検出部121が第2保護制御グループ320に含まれように構成することもできる。また、2L第2主検出部162が第1保護制御グループ310に含まれ、2L第1主検出部161が第2保護制御グループ320に含まれように構成することもできる。
すなわち、1L第1主検出部121と1L第2主検出部122の一方および2L第1主検出部161と2L第2主検出部162の一方が第1保護制御グループ310に含まれ、1L第1主検出部121と1L第2主検出部122の他方および2L第1主検出部161と2L第2主検出部162の他方が第2保護制御グループ320に含まれるように構成することができる。
本実施形態では、第1実施形態と同様に、通常は、1L第1主検出部121と1L第2主検出部122の検出信号により(AND条件)遮断器11が遮断される。また、2L第1主検出部161と2L第2主検出部162の検出信号により(AND条件)遮断器21が遮断される。これにより、電力系統10の信頼性を高めることができる。
一方、1L第1主検出部121と1L第2主検出部122の一方が故障(ダウン)した場合には、1L第1主検出部121と1L第2主検出部122の他方により遮断器11が遮断される。また、2L第1主検出部161と2L第2主検出部162の一方が故障(ダウン)した場合には、2L第1主検出部161と2L第2主検出部162の他方により遮断器21が遮断される。これにより、電力系統10の信頼性を確保しながら、第1送電線1Lと第2送電線2Lの一方のみの運転を回避することができる。
なお、本実施形態では、1L直接制御部131と1L遠方制御部132の同時喪失、2L直接制御部171と2L遠方制御部172の同時喪失は回避されていないが、1L第1主検出部121と1L第2主検出部122の同時喪失、1L第1主検出部121と1L第2主検出部122の一方と1L遠方制御部132の同時喪失、2L第1主検出部161と2L第2主検出部162の一方と2L遠方制御部172の同時喪失、1L保護継電手段120(1L第1主検出部121および1L第2主検出部122)と2L保護継電手段160(2L第1主検出部161および2L第2主検出部162)の同時喪失を回避するように構成されていることにより、信頼性を確保することができる。
本発明は、実施形態で説明した構成に限定されず、種々の変更、追加、削除が可能である。
実施形態では、保護制御グループに含まれる検出部および制御部をIEDにより構成したが、機械要素などで構成することもできる。
また、第1保護制御グループと第2保護制御グループを独立して構成する態様としては、好適には、それぞれ異なる電源から電力が供給されるように構成する態様が用いられるが、これに限定されない。
実施形態で説明した構成は、単独で用いることもできるし、適宜選択した複数の構成を組み合わせて用いることもできる。
本発明の保護制御装置は、実施形態で説明した構成の電力系統以外の種々の構成の電力系統に用いることができる。
A、B 母線
1L、2L 送電線
10 電力系統
11、12、21、22 遮断器(CB)
13、23 電流検出器
14、24 電圧検出器
100 保護制御装置
110 1L保護制御装置(第1保護制御装置)
120 1L保護継電手段(第1保護継電手段)
121 1L第1主検出部(第1主検出部)
122 1L第2主検出部(第2主検出部)
130 1L監視制御手段(第1監視制御手段)
131 1L直接制御部(第1直接制御部)
132 1L遠方制御部(受信部)(第1遠方制御部)
140、180 駆動部
150 2L保護制御装置(第2保護制御装置)
160 2L保護継電手段(第2保護継電手段)
161 2L第1主検出部(第3主検出部)
162 2L第2主検出部(第4主検出部)
170 2L監視制御手段(第2監視制御手段)
171 2L直接制御部(第2直接制御部)
172 2L遠方制御部(受信部)(第2遠方制御部)
190 中央監視装置
191 1L遠方制御部(送信部)
192 2L遠方制御部(送信部)
210、220、310、320 保護制御グループ
230、240 電源
250、260、270 保護制御ユニット
520、540 監視制御ユニット
400、600 保護制御装置
410、610 1L保護制御装置
420、620 1L保護継電手段
421、621、622 1L主検出部
422 1L事故検出部
430、630 1L監視制御手段
431、631 1L直接制御部
432、632 1L遠方制御部(受信部)
440、480、640、680 駆動部
450、650 2L保護制御装置
460、660 2L保護継電手段
461、661、662 2L主検出部
462 2L事故検出部
470、670 2L監視制御手段
471、671 2L直接制御部
472、672 2L遠方制御部(受信部)
510、530、710、720、740、750 保護継電ユニット
520、540、730、760 監視制御ユニット

Claims (4)

  1. 第1送電線と第2送電線を有する平行2回線送電線を含む電力系統に用いられる保護制御装置であって、
    前記第1送電線に接続されている第1遮断器を制御する第1保護制御装置と、前記第2送電線に接続されている第2遮断器を制御する第2保護制御装置を備え、
    前記第1保護制御装置は、第1保護継電手段と第1監視制御手段を有し、
    前記第1保護継電手段は、前記第1遮断器を遮断する要因として規定されている事故を検出して検出信号を出力する第1主検出部と第2主検出部を有し、
    前記第1監視制御手段は、現場に配置されている操作部の操作に基づいて前記第1遮断器の遮断を指示する遮断制御信号を出力する第1直接制御部と、中央監視装置から送信される信号に基づいて前記第1遮断器の遮断を指示する遮断制御信号を出力する第1遠方制御部を有し、
    前記第2保護制御装置は、第2保護継電手段と第2監視制御手段を有し、
    前記第2保護継電手段は、前記第2遮断器を遮断する要因として規定されている事故を検出して検出信号を出力する第3主検出部と第4主検出部を有し、
    前記第2監視制御手段は、現場に配置されている操作部の操作に基づいて前記第2遮断器の遮断を指示する遮断制御信号を出力する第2直接制御部と、中央監視装置から送信される信号に基づいて前記第2遮断器の遮断を指示する遮断制御信号を出力する第2遠方制御部を有し、
    前記第1主検出部と前記第2主検出部のうちの一方と、前記第1直接制御部と前記第2直接制御部のうちの一方と、前記第3主検出部と前記第4主検出部のうちの一方と、前記第2遠方制御部とにより第1保護制御グループが構成され、
    前記第1主検出部と前記第2主検出部のうちの他方と、前記第1直接制御部と前記第2直接制御部のうちの他方と、前記第3主検出部と前記第4主検出部のうちの他方と、前記第1遠方制御部とにより第2保護制御グループが構成されていることを特徴とする保護制御装置。
  2. 請求項1に記載の保護制御装置であって、
    前記第1保護制御装置は、前記第1主検出部から前記検出信号が出力されるとともに前記第2主検出部から前記検出信号が出力された場合、前記第1直接制御部から前記遮断制御信号が出力された場合、前記第1遠方制御部から前記遮断制御信号が出力された場合のいずれかにおいて、前記第1遮断器を遮断するように構成され、
    前記第2保護制御装置は、前記第3主検出部から前記検出信号が出力されるとともに前記第4主検出部から前記検出信号が出力された場合、前記第2直接制御部から前記遮断制御信号が出力された場合、前記第2遠方制御部から前記遮断制御信号が出力された場合のいずれかにおいて、前記第2遮断器を遮断するように構成されていることを特徴とする保護制御装置。
  3. 請求項2に記載の保護制御装置であって、
    前記第1保護制御装置は、前記第2主検出部が故障している状態で、前記第1主検出部から前記検出信号が出力された場合、前記第1主検出部が故障している状態で、前記第2主検出部から前記検出信号が出力された場合のいずれかにおいて、前記第1遮断器を遮断するように構成され、
    前記第2保護制御装置は、前記第4主検出部が故障している状態で、前記第3主検出部から前記検出信号が出力された場合、前記第3主検出部が故障している状態で、前記第4主検出部から前記検出信号が出力された場合のいずれかにおいて、前記第2遮断器を遮断するように構成されていることを特徴とする保護制御装置。
  4. 請求項1〜3のうちのいずれか一項に記載の保護制御装置であって、
    前記第1保護制御グループおよび前記第2保護制御グループは、インテリジェント電子装置(IED:Intelligent Electronics Device)により構成されていることを特徴とする保護制御装置。
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