JP2021112032A - 保護制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】第1送電線と第2送電線を有する平行2回線送電線を含む電力系統に用いられる保護制御装置を安価で小型に構成することができる技術を提供する。【解決手段】保護制御装置10は、第1送電線1Lに接続されている遮断器11を制御する1L保護制御装置100と、第2送電線2Lに接続されている遮断器21を制御する2L保護制御装置200を有している。1L保護制御装置100を構成する1L保護継電手段120の1L主検出部121、1L監視制御手段130の1L直接制御部131、2L保護制御装置200を構成する2L保護継電手段220の2L事故検出部222および2L監視制御手段230の2L遠方制御部(受信部)232により第1保護制御グループ410が構成されている。2L保護継電手段220の2L主検出部221、2L監視制御手段230の2L直接制御部231、1L保護継電手段120の1L事故検出部122および1L監視制御手段130の1L遠方制御部(受信部)132により第2保護制御グループ420が構成されている。【選択図】図4

Description

本発明は、保護制御装置に関し、特に、第1送電線と第2送電線を有する平行2回線送電線を含む電力系統に用いられる保護制御装置に関する。
送電線等の電力設備を含む電力系統には、例えば、特開2004−336864号公報(特許文献1)に開示されている保護制御装置が設けられている。特許文献1に開示されている保護制御装置は、保護範囲内の電力設備に事故や故障等(以下、単に「事故」という)が発生した場合に、保護範囲内の送電線に設けられている遮断器を遮断(トリップ)して被害の拡大を軽減する保護継電手段と、遠方に設けられている中央監視装置からの信号によりあるいは現場に配置されている操作部の操作により、保護範囲内の送電線に設けられている遮断器を遮断する監視制御手段を有している。
保護継電手段は、例えば、特開2012−120281号公報(特許文献2)に開示されているように、主検出部と事故検出部を有している。主検出部は、保護範囲内の電力設備に、保護範囲内の送電線に接続されている遮断器を遮断する主要因として規定されている事故が発生したことを検出した場合に、検出信号(主検出信号)を出力する。事故検出部は、保護範囲内の送電線に接続されている遮断器を遮断するフェイルセーフ要因として規定されている事故を検出した場合に、検出信号(事故検出信号)を出力する。
監視制御手段は、例えば、特開2005−218300号公報(特許文献3)に開示されているように、遠方制御部と直接制御部を有している。直接制御部は、現場に配置されている操作部を操作員が操作することにより、保護範囲内の送電線に接続されている遮断器の遮断を指示する遮断制御信号を出力する。遠方制御部は、現場に配置されている遠方制御部(受信部)と中央監視装置に配置されている遠方制御部(送信部)により構成される。遠方制御部(受信部)は、遠方制御部(送信部)から送信された信号を受信することにより、保護範囲内の遮断器の遮断を指示する遮断制御信号を出力する。中央監視装置は、電力設備の監視結果(例えば、負荷配分)に基づいて、あるいは、中央監視装置に配置されている操作部を操作員が操作することにより、遠方制御部(送信部)から遠方制御部(受信部)に信号を出力する。
保護制御装置は、主検出部および事故検出部から検出信号が出力された場合(AND条件)、遠方制御部(受信部)から遮断制御信号が出力された場合、直接制御部から遮断制御信号が出力された場合のいずれかにおいて、遮断器を遮断する。
ここで、保護継電手段と監視制御手段が同時に故障(「同時喪失」という)すると、電力系統の信頼性が低下する。このため、特許文献1に開示されている保護制御装置では、保護継電手段と監視制御手段は、独立して構成されている。例えば、保護継電手段と監視制御手段は、それぞれ異なる電源から電力が供給される保護継電ユニットと監視制御ユニットとして構成されている。
特開2004−336864号公報 特開2012−120281号公報 特開2005−218300号公報
第1送電線1Lと第2送電線2Lを有する平行2回線送電線を含む電力系統を、特許文献1に開示されている保護制御装置を用いて保護する場合、図7に示されている保護制御装置20が構成される。
図7に示されている保護制御装置20は、第1送電線1L用の(第1送電線1Lに接続されている遮断器11を制御する)1L保護制御装置100と、第2送電線2L用の(第2送電線2Lに接続されている遮断器21を制御する)2L保護制御装置200を有している。1L保護制御装置100は、1L保護継電手段120と1L監視制御手段130を有している。1L保護継電手段120は、1L主検出部121と1L事故検出部122を有している。1L監視制御手段130は、1L直接制御部131と1L遠方制御部(受信部)132を有している。2L保護制御装置200は、2L保護継電手段220と2L監視制御手段230を有している。2L保護継電手段220は、2L主検出部221と2L事故検出部222を有している。2L監視制御手段230は、2L直接制御部231と2L遠方制御部(受信部)232を有している。
図7に示されている保護制御装置20は、平行2回線送電線を含む電力系統の信頼性を高めるために、図8に示されているように、1L保護継電手段120と1L監視制御手段130の同時喪失、2L保護継電手段220と2L監視制御手段230の同時喪失、1L保護制御装置100と2L保護制御装置200の同時喪失を回避するように構成される。すなわち、1L保護継電手段120、1L監視制御手段130、2L保護継電手段220および2L監視制御手段230は、独立して構成される。例えば、1L保護継電手段120、1L監視制御手段130、2L保護継電手段220および2L監視制御手段230は、それぞれ異なる電源から電力が供給されるIL保護継電ユニット510、1L監視制御ユニット520、2L保護継電ユニット530および2L監視制御ユニット540として構成される。
従来の保護制御装置を用いて平行2回線送電線を含む電力系統を保護する場合には、4つのユニットが必要となる。このため、高価となり、また、広い設置スペースが必要である。
本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、第1送電線と第2送電線を有する平行2回線送電線を含む電力系統に用いられる保護制御装置を、信頼性を高めながら、安価で小型(省スペース)に構成することができる技術を提供することを目的とする。
本発明の保護制御装置は、第1送電線に接続されている第1遮断器を制御する第1保護制御装置と、第2送電線に接続されている第2遮断器を制御する第2保護制御装置を備えている。
第1保護制御装置は、第1保護継電手段と第1監視制御手段を有している。第1保護継電手段は、第1主検出部と第1事故検出部を有している。第1主検出部は、第1遮断器を遮断する主要因として規定されている事故を検出して検出信号(主検出信号)を出力する。第1事故検出部は、第1遮断器を遮断するフェイルセーフ要因として規定されている事故を検出して検出信号(事故検出信号)を出力する。また、第1監視制御手段は、第1直接制御部と第1遠方制御部を有している。第1直接制御部は、現場に配置されている操作部の操作に基づいて、第1遮断器の遮断を指示する遮断制御信号を出力する。第1遠方制御部は、中央監視装置からの信号に基づいて、第1遮断器の遮断を指示する遮断制御信号を出力する。
第2保護制御装置は、第2保護継電手段と第2監視制御手段を有している。第2保護継電手段は、第2主検出部と第2事故検出部を有している。第2主検出部は、第2遮断器を遮断する主要因として規定されている事故を検出して検出信号(主検出信号)を出力する。第2事故検出部は、第2遮断器を遮断するフェイルセーフ要因として規定されている事故を検出して検出信号(事故検出信号)を出力する。また、第2監視制御手段は、第2直接制御部と第2遠方制御部を有している。第2直接制御部は、現場に配置されている操作部の操作に基づいて、第2遮断器の遮断を指示する遮断制御信号を出力する。第2遠方制御部は、中央監視装置からの信号に基づいて、第2遮断器の遮断を指示する遮断制御信号を出力する。
なお、通常、遠方制御部は、現場に配置されている受信部と中央監視装置に配置されている送信部により構成される。送信部からは、電力系統の監視結果あるいは中央監視装置に配置されている操作部の操作に基づいて信号が出力される。受信部は、送信部から送信される信号の受信に基づいて、遮断器の遮断を指示する遮断制御信号を出力する。本明細書では、特に断りがない場合には、「第1遠方制御部」という記載は、第1遠方制御部の受信部を示し、「第2遠方制御部」という記載は、第2遠方制御部の受信部を示す。
第1保護制御装置は、第1主検出部から出力される検出信号、第1事故検出部から出力される検出信号、第1直接制御部から出力される遮断制御信号、第1遠方制御部から出力される遮断制御信号に基づいて、第1遮断器を制御する。
第2保護制御装置は、第2主検出部から出力される検出信号、第2事故検出部から出力される検出信号、第2直接制御部から出力される遮断制御信号、第2遠方制御部から出力される遮断制御信号に基づいて、第2遮断器を制御する。
そして、本発明では、第1主検出部、第1直接制御部と第2直接制御部の一方、第2事故検出部および第2遠方制御部により第1保護制御グループが構成され、第2主検出部、第1直接制御部と第2直接制御部の他方、第1事故検出部および第1遠方制御部により第2保護制御グループが構成されている。第1保護制御グループと第2保護制御グループは、互いに独立している。例えば、第1保護制御グループに含まれる検出部および制御部と第2保護制御グループに含まれる検出部および制御部に、それぞれ異なる電源から電力が供給されるように構成される。なお、第1保護制御グループに含まれる検出部および制御部と第2保護制御グループに含まれる検出部および制御部は、異なる電源から電力が供給される異なるユニットに配置してもよいし、共通のユニットに、異なる電源から電力が供給されるように配置してもよい。従来の保護制御装置では、4つのユニットが必要であったが、本発明の保護制御装置では、2つまたは1つのユニットですむ。
第1保護制御グループ(第1主検出部、第1直接制御部と第2直接制御部の一方、第2事故検出部、第2遠方制御部)がダウンした場合には、第2保護制御グループ(第2主検出部、第1直接制御部と第2直接制御部の他方、第1事故検出部、第1遠方制御部)により第1遮断器および第2遮断器を遮断することができる。一方、第2保護制御グループがダウンした場合には、第1保護制御グループにより第1遮断器および第2遮断器を遮断することができる。
本発明では、平行2回線送電線を含む電力系統の信頼性を高めながら、安価で小型の保護制御装置を提供することができる。
本発明の異なる形態では、第1保護制御装置は、第1主検出部および第1事故検出部から検出信号が出力された場合、第1直接制御部から遮断制御信号が出力された場合、第1遠方制御部から遮断制御信号が出力された場合のいずれかにおいて、第1遮断器を遮断するように構成されている。
また、第2保護制御装置は、第2主検出部および第2事故検出部から検出信号が出力された場合、第2直接制御部から遮断制御信号が出力された場合、第2遠方制御部から遮断制御信号が出力された場合のいずれかにおいて、第2遮断器を遮断するように構成されている。
本形態では、平行2回線送電線を含む電力系統を確実に保護および制御することができる。
本発明の異なる形態では、第1保護制御装置は、第1事故検出部が故障している状態で、第1主検出部から検出信号が出力された場合に、第1遮断器を遮断するように構成されている。また、第2保護制御装置は、第2事故検出部が故障している状態で、第2主検出部から検出信号が出力された場合に、第2遮断器を遮断するように構成されている。
第1事故検出部(第2事故検出部)が故障していることは、例えば、第1事故検出部(第2事故検出部)に電力が供給されていないことや、第1事故検出部(第2事故検出部)が正常に動作していないこと等により検出することができる。好適には、第1事故検出部の事故を検出する故障検出部や、第2事故検出部の故障を検出する故障検出部が設けられる。
本形態では、第1事故検出部(第2事故検出部)がダウンした場合でも、第1主検出部(第2主検出部)により第1遮断器(第2遮断器)を遮断することができる。
本発明の異なる形態では、第1保護制御グループおよび第2保護制御グループは、インテリジェント電子装置(IED:Intelligent Electronics Device)により構成されている。IEDは、MPU(マイクロプロセッサ)を用いて保護機能や制御機能を実行する装置である。
本形態では、保護制御装置をより小型に構成することができる。
本発明では、第1送電線と第2送電線を有する平行2回線送電線を含む電力系統に用いられる保護制御装置を安価で小型に構成することができる。
本発明の保護制御装置の第1実施形態のブロック図である。 本発明の保護制御装置の第1実施形態の概要を示す図である。 本発明の保護制御装置の第1実施形態における遮断器トリップ動作を説明する図である。 本発明の保護制御装置の第1実施形態における保護制御グループを示す図である。 本発明の保護制御装置の第2実施形態の概要を示す図である。 本発明の保護制御装置の第2実施形態における保護制御グループを示す図である。 従来の保護制御装置における保護制御グループを示す図である。 従来の保護制御装置の概要を示す図である。
以下に本発明の保護制御装置の実施形態を、図面を参照して説明する。
図1に、第1実施形態の保護制御装置10のブロック図が示されている。
第1実施形態の保護制御装置10は、第1送電線1Lと第2送電線2Lを有する平行2回線送電線を含む電力系統を保護する。第1送電線1Lおよび第2送電線2Lは、遮断器11および21を介して母線Aに接続され、遮断器12および22を介して母線Bに接続されている。第1送電線1Lおよび第2送電線2Lには、変圧器等を介して電気機器(負荷)が接続されている。第1送電線1L、第2送電線2L、第1送電線1Lおよび第2送電線2Lに接続されている変圧器等を「電力設備」という。
保護制御装置10は、第1送電線1Lに接続されている遮断器11を制御する、第1送電線1L用の1L保護制御装置100と、第2送電線2Lに接続されている遮断器21を制御する、第2送電線2L用の2L保護制御装置200を有している。第1送電線1Lに接続されている遮断器12は、1L保護制御装置100により制御してもよいし、他の保護制御装置により制御してもよい。また、第2送電線2Lに接続されている遮断器22は、第2保護制御装置200により制御してもよいし、他の保護制御装置により制御してもよい。
以下では、遮断器11を制御する1L保護制御装置100と、遮断器21を制御する2L保護制御装置200について説明する。
第1送電線1Lが、本発明の「第1送電線」に対応し、第2送電線2Lが、本発明の「第2送電線」に対応する。また、遮断器11が、本発明の「第1送電線に接続されている第1遮断器」に対応し、遮断器21が、本発明の「第2送電線に接続されている第2遮断器」に対応する。また、1L保護制御装置100が、本発明の「第1遮断器を制御する第1保護制御装置」に対応し、2L保護制御装置200が、本発明の「第2遮断器を制御する第2保護制御装置」に対応する。
1L保護制御装置100は、駆動部110、1L保護継電手段120、1L監視制御手段130を有している。
1L保護継電手段120は、1L主検出部121と1L事故検出部122を有している。
1L主検出部121は、遮断器11を遮断する主要因として規定されている事故を検出して検出信号(主検出信号)を出力する。主要因としては、例えば、第1送電線1Lの状態を示す情報(電流検出器13により検出される電流、電圧検出器14により検出される電圧等)に基づいて検出される事故の種類(短絡事故、地絡事故等)や事故が発生した位置(区間)が規定される。
1L事故検出部122は、遮断器11を遮断するフェイルセーフ要因として規定されている事故を検出して検出信号(事故検出信号)を出力する。フェイルセーフ要因としては、例えば、第1送電線1L、第2送電線2L、母線Aの状態を示す情報(電圧、電流、電力、周波数等)に基づいて検出される、主要因に対してフェイルセーフとして機能する事故(例えば、1L主検出部121では検出されない事故)が規定される。
1L監視制御手段130は、1L直接制御部131と1L遠方制御部132を有している。
1L直接制御部131は、現場に配置されている操作部を操作員が操作することにより、遮断器11の遮断を指示する遮断制御信号を出力する。
1L遠方制御部132は、中央監視装置300に配置されている1L遠方制御部(送信部)133とともに、1L遠方制御部を構成する。1L遠方制御部132は、1L遠方制御部(送信部)133から送信される信号を受信することにより、遮断器11の遮断を指示する遮断制御信号を出力する。中央監視装置300は、電力系統の監視結果(例えば、第1送電線1Lと第2送電線2Lの負荷配分等)に基づいて、あるいは、中央監視装置300に配置されている操作部を操作員が操作することにより、1L遠方制御部(送信部)133から1L遠方制御部132に信号を出力する。
駆動部110は、1L保護継電手段120の1L主検出部121から出力される検出信号(主検出信号)および1L事故検出部122から出力される検出信号(事故検出信号)、1L監視制御手段130の1L直接制御部131から出力される遮断制御信号および1L遠方制御部132から出力される遮断制御信号に基づいて、遮断器11を遮断する駆動信号(トリップ信号)を出力する。
2L保護制御装置200は、1L保護制御装置100と同様に、駆動部210、2L保護継電手段220、2L監視制御手段230を有している。
2L保護継電手段220は、2L主検出部221と2L事故検出部222を有している。
2L主検出部221は、遮断器21を遮断する主要因として規定されている事故を検出して検出信号(主検出信号)を出力する。主要因としては、例えば、第2送電線2Lの状態を示す情報(電流検出器23により検出される電流、電圧検出器24により検出される電圧等)に基づいて検出される事故の種類(短絡事故、地絡事故等)や事故が発生した位置(区間)が規定される。
2L事故検出部222は、遮断器21を遮断するフェイルセーフ要因として規定されている事故を検出して検出信号(事故検出信号)を出力する。フェイルセーフ要因としては、例えば、第1送電線1L、第2送電線2L、母線Aの状態を示す情報(電圧、電流、電力、周波数等)に基づいて検出される、主要因に対してフェイルセーフとして機能する事故(例えば、2L主検出部221では検出されない事故)が規定される。
2L監視制御手段230は、2L直接制御部231と2L遠方制御部232を有している。
2L直接制御部231は、現場に配置されている操作部を操作員が操作することにより、遮断器21の遮断を指示する遮断制御信号を出力する。
2L遠方制御部232は、中央監視装置300に配置されている2L遠方制御部(送信部)233とともに、2L遠方制御部を構成する。2L遠方制御部232は、2L遠方制御部(送信部)233から送信される信号を受信することにより、遮断器21の遮断を指示する遮断制御信号を出力する。中央監視装置300は、電力系統の監視結果(例えば、第1送電線1Lと第2送電線2Lの負荷配分等)に基づいて、あるいは、中央監視装置300に配置されている操作部を操作員が操作することにより、2L遠方制御部(送信部)233から2L遠方制御部232に信号を出力する。
駆動部210は、2L保護継電手段220の2L主検出部221から出力される検出信号(主検出信号)および2L事故検出部222から出力される検出信号(事故検出信号)、2L監視制御手段230の2L直接制御部231から出力される遮断制御信号および2L遠方制御部232から出力される遮断制御信号に基づいて、遮断器21を遮断する駆動信号(トリップ信号)を出力する。
1L主検出部121が、本発明の「第1主検出部」に対応し、1L事故検出部122が、本発明の「第1事故検出部」に対応し、1L直接制御部131が、本発明の「第1直接制御部」に対応し、1L遠方制御部132が、本発明の「第1遠方制御部」に対応する。また、2L主検出部221が、本発明の「第2主検出部」に対応し、2L事故検出部222が、本発明の「第2事故検出部」に対応し、2L直接制御部231が、本発明の「第2直接制御部」に対応し、2L遠方制御部232が、本発明の「第2遠方制御部」に対応する。
第1実施形態の保護制御装置10の概要を、図2を参照して説明する。
図7に示されている従来の保護制御装置20は、図8に示されているように、それぞれの送電線用の保護制御装置における保護継電手段と監視制御手段の同時喪失、一方の送電線用の保護制御装置と他方の送電線用の保護制御装置の同時喪失を回避するように構成されているため、冗長的な構成となり、ユニットの数が多くなっていた。
これに対し、本実施形態の保護制御装置10は、図2に示されているように、それぞれの送電線用の保護制御装置における、保護継電手段の主検出部と監視制御手段の遠方制御部の同時喪失、保護継電手段の事故検出部の故障時における保護継電手段の主検出部の喪失、一方の送電線用の保護制御装置における保護継電手段の主検出部と他方の送電線用の保護制御装置における保護継電手段の主検出部の同時喪失を回避するように構成されている。
具体的には、1L保護継電手段120の1L主検出部121と1L監視制御手段130の1L遠方制御部132同時喪失、1L保護継電手段120の1L事故検出部122と1L主検出部121の同時喪失、1L監視制御手段130の1L直接制御部131と1L遠方制御部132の同時喪失、2L保護継電手段220の2L主検出部221と2L監視制御手段230の2L遠方制御部232の同時喪失、2L保護継電手段220の2L事故検出部222と2L主検出部221の同時喪失、2L監視制御手段230の2L直接制御部231と2L遠方制御部232の同時喪失、1L保護継電手段120の1L主検出部121と2L保護継電手段220の2L主検出部221の同時喪失を回避するように構成されている。
本実施形態の保護制御装置10の1L保護制御装置100の駆動部110の動作および2L保護制御装置200の駆動部210の動作を説明する。なお、駆動部110と駆動部210の動作は同じであるため、駆動部110の動作を、図3に示されているリレーシーケンス回路図を参照して説明する。
制御電源の一方端子と他方端子の間に、1L主検出部121の出力接点121aと、1L事故検出部122の第1出力接点122aと第2出力接点122bの並列回路との直列回路、1L直接制御部131の出力接点131a、1L遠方制御部132の出力接点132aが並列に接続されている。
1L主検出部121の出力接点121aは、1L主検出部121から検出信号(主検出信号)が出力されていない場合に開路され、1L主検出部121から検出信号(主検出信号)が出力された場合に閉路される。出力接点121aは、好適には、常開接点として構成される。
1L事故検出部122の第1出力接点122aは、1L事故検出部122から検出信号(事故検出信号)が出力されていない場合に開路され、1L事故検出部から検出信号(事故検出信号)が出力された場合に閉路される。第1出力接点122aは、好適には、常開接点として構成される。1L事故検出部122の第2出力接点122bは、1L事故検出部122が正常である場合に開路され、1L事故検出部122が故障(ダウン)している場合に閉路される。好適には、1L事故検出部122が故障していることを検出する故障検出部(1L故障検出部)が設けられる。故障検出部は、例えば、1L事故検出部122に電力が供給されていないことによって、あるいは、1L事故検出部122が正常に動作していないことによって、1L事故検出部122が故障していることを検出する。第2出力接点122bは、好適には、常閉接点として構成される。
1L直接制御部131の出力接点131aは、現場に配置されている操作部が操作員によって操作された場合に閉路する。出力接点131aは、好適には、常開接点として構成される。
1L遠方制御部132の出力接点132aは、1L遠方制御部(送信部)133から送信される信号を受信した場合に閉路する。出力接点132aは、好適には、常開接点として構成される。
駆動部110のリレーシーケンス回路図が図3に示されるように設定されていることにより、駆動部110は、以下の条件のいずれかが満足された場合に、遮断器11を遮断する駆動信号(トリップ信号)を出力する。
(条件1)1L主検出部121から検出信号(主検出信号)が出力される(出力接点121aが閉路)とともに、1L事故検出部122から検出信号(事故検出信号)が出力される(第1出力接点122aが閉路)。
(条件2)1L直接制御部131から遮断器11の遮断を指示する遮断制御信号が出力される(出力接点131aが閉路)。
(条件3)1L遠方制御部132から遮断器11の遮断を指示する遮断制御信号が出力される(出力接点132aが閉路)。
(条件4)1L事故検出部122が故障している(第2出力接点122bが閉路)状態で、1L主検出部121から検出信号(主検出信号)が出力される(出力接点121aが閉路)。
本実施形態の保護制御装置10における保護制御グループを、図4を参照して説明する。
図4に示されている保護制御装置10は、互いに独立した第1保護制御グループ410と第2保護制御グループ420を有している。例えば、第1保護制御グループ410と第2保護制御グループ420は、異なる電源から電力が供給される。これにより、第1保護制御グループ410と第2保護制御グループ420の一方の電源が喪失した場合でも、他方の電源は確保される。
第1保護制御グループ410には、1L保護制御装置100を構成する1L保護継電手段120の1L主検出部121および1L監視制御手段130の1L直接制御部131、2L保護制御装置200を構成する2L保護継電手段220の2L事故検出部222および2L監視制御手段230の2L遠方制御部232が含まれている。
第2保護制御グループ420には、2L保護制御装置200を構成する2L保護継電手段220の2L主検出部221および2L監視制御手段230の2L直接制御部231、1L保護制御装置100を構成する1L保護継電手段120の1L事故検出部122および1L監視制御手段130の1L遠方制御部132が含まれている。
本実施形態では、第1保護制御グループ410および第2保護制御グループ420は、IEDにより構成されている。
なお、第1保護制御グループ410に含まれる1L主検出部121、1L直接制御部131、2L事故検出部222および2L遠方制御部232を構成するIEDと、第2保護制御グループ420に含まれる2L主検出部221、2L直接制御部231、1L事故検出部122および1L遠方制御部132を構成するIEDは、異なる電源から電力が供給される異なるユニットに配置してもよいし、共通のユニットに、異なる電源から電力が供給されるように配置してもよい。
本実施形態の保護制御装置10では、第1保護制御グループ410(1L主検出部121、1L直接制御部131、2L事故検出部222、2L遠方制御部232)がダウンした場合には、第2保護制御グループ420(2L主検出部221、2L直接制御部231、1L事故検出部122、1L遠方制御部132)により遮断器11および遮断器21を遮断することができる。
すなわち、1L主検出部121がダウンしているため、1L主検出部121および1L事故検出部122により(AND条件)遮断器11を遮断することはできないが、1L遠方制御部132により遮断器11を遮断することができる。
また、2L事故検出部222がダウンしているため、2L主検出部221および2L事故検出部222により(AND条件)遮断器21を遮断することはできないが、2L事故検出部222の故障を条件に、2L主検出部221により遮断器21を遮断することができる。この場合、2L事故検出部222を用いずに、2L主検出部221のみを用いることにより(「縮退運転」)、第2送電線2Lを介して電気機器に電力を供給することができる。なお、2L直接制御部231により遮断器21を遮断することもできる。
一方、第2保護制御グループ420(2L主検出部221、2L直接制御部231、1L事故検出部122、1L遠方制御部132)がダウンした場合には、第1保護制御グループ410(1L主検出部121、1L直接制御部131、2L事故検出部222、2L遠方制御部232)により遮断器11および遮断器21を遮断することができる。
すなわち、1L事故検出部122がダウンしているため、1L主検出部121および1L事故検出部122により(AND条件)遮断器11を遮断することはできないが、1L事故検出部122の故障を条件に、1L主検出部121により遮断器11を遮断することができる。この場合、1L事故検出部122を用いずに、1L主検出部121のみを用いることにより(「縮退運転」)、第1送電線1Lを介して電気機器に電力を供給することができる。なお、1L直接制御部131により遮断器11を遮断することもできる。
また、2L主検出部221がダウンしているため、2L主検出部221および2L事故検出部222により(AND条件)遮断器21を遮断することはできないが、2L遠方制御部232により遮断器21を遮断することができる。
次に、本発明の保護制御装置の第2実施形態を説明する。
第2実施形態の保護制御装置10のブロック図は、図1に示されている、第1実施形態の保護制御装置10のブロック図と同様である。また、第2実施形態の保護制御装置10の第1保護制御装置100の駆動部110および第2保護制御装置200の駆動部210の動作は、第1実施形態の駆動部110および駆動部210と同様である。
第2実施形態の保護制御装置10の概要を、図5を参照して説明する。
本実施形態の保護制御装置10は、図5に示されているように、それぞれの送電線用の保護制御装置における、保護継電手段の主検出部と監視制御手段の遠方制御部の同時喪失、保護継電手段の事故検出部の故障時における保護継電手段の主検出部の喪失、一方の送電線用の保護制御装置における保護継電手段の主検出部と他方の送電線用の保護制御装置における保護継電手段の主検出部の同時喪失を回避するように構成されている。
第1実施形態の保護制御装置10では、図2に示されているように、それぞれの送電線用の保護制御装置における、監視制御手段の直接制御部と遠方制御部の同時喪失を回避するように構成されているが、本実施形態の保護制御装置10では、監視制御手段の直接制御部と遠方制御部の同時喪失を回避するように構成されていない。
本実施形態の保護制御装置10における保護制御グループを、図6を参照して説明する。
図6に示されている保護制御装置10は、第1実施形態の保護制御装置10と同様に、互いに独立した第1保護制御グループ410と第2保護制御グループ420を有している。
第1保護制御グループ410には、1L保護制御装置100を構成する1L保護継電手段120の1L主検出部121、2L保護制御装置200を構成する2L保護継電手段220の2L事故検出部222および2L監視制御手段230の2L直接制御部231と2L遠方制御部232が含まれている。
第2保護制御グループ420には、1L保護制御装置100を構成する1L保護継電手段120の1L事故検出部122および1L監視制御手段130の1L直接制御部131と1L遠方制御部132、2L保護制御装置200を構成する2L保護継電手段220の2L主検出部221が含まれている。
本実施形態では、第1保護制御グループ410および第2保護制御グループ420は、IEDにより構成されている。
なお、第1保護制御グループ410に含まれる1L主検出部121、2L事故検出部222、2L直接制御部231および2L遠方制御部232を構成するIEDと、第2保護制御グループ420に含まれる2L主検出部221、1L事故検出部122、1L直接制御部131および1L遠方制御部132を構成するIEDは、異なる電源から電力が供給される異なるユニットに配置してもよいし、共通のユニットに、異なる電源から電力が供給されるように配置してもよい。
本実施形態の保護制御装置10では、第1保護制御グループ410(1L主検出部121、2L事故検出部222、2L直接制御部231、2L遠方制御部232)がダウンした場合には、第2保護制御グループ420(2L主検出部221、1L事故検出部122、1L直接制御部131、1L遠方制御部132)により遮断器11および遮断器21を遮断することができる。
すなわち、1L主検出部121がダウンしているため、1L主検出部121および1L事故検出部122により(AND条件)遮断器11を遮断することはできないが、1L直接制御部131あるいは1L遠方制御部132により遮断器11を遮断することができる。
また、2L事故検出部222がダウンしているため、2L主検出部221および2L事故検出部222により(AND条件)遮断器21を遮断することはできないが、2L事故検出部222の故障を条件に、2L主検出部221により遮断器21を遮断することができる。この場合、第2送電線2Lを介して電気機器に電力を供給することができる。
一方、第2保護制御グループ420(2L主検出部221、1L事故検出部122、1L直接制御部131、1L遠方制御部132)がダウンした場合には、第1保護制御グループ410(1L主検出部121、2L事故検出部222、2L直接制御部231、2L遠方制御部232)により遮断器11および遮断器21を遮断することができる。
すなわち、1L事故検出部122がダウンしているため、1L主検出部121および1L事故検出部122により(AND条件)遮断器11を遮断することはできないが、1L事故検出部122の故障を条件に、1L主検出部121により遮断器11を遮断することができる。この場合、第1送電線1Lを介して電気機器に電力を供給することができる。
また、2L主検出部221がダウンしているため、2L主検出部221および2L事故検出部222により(AND条件)遮断器21を遮断することはできないが、2L直接制御部231あるいは2L遠方制御部232により遮断器21を遮断することができる。
第2実施形態の保護制御装置10は、監視制御手段の直接制御部と遠方制御部の同時喪失は回避されていないが、それぞれの送電線用の保護制御装置における、保護継電手段の主検出部と監視制御手段の遠方制御部の同時喪失、保護継電手段の事故検出部の故障時における保護継電手段の主検出部の喪失、一方の送電線用の保護制御装置における保護継電手段の主検出部と他方の送電線用の保護制御装置における保護継電手段の主検出部の同時喪失を回避するように構成されていることにより、信頼性を高めながら小型に構成することができる。
また、第1実施形態の保護制御装置10は、さらに、監視制御手段の直接制御部と遠方制御部の同時喪失が回避されるように構成されているため、信頼性をより高めることができる。
本発明は、実施形態で説明した構成に限定されず、種々の変更、追加、削除が可能である。
実施形態では、保護制御グループに含まれる検出部および制御部をIEDにより構成したが、機械要素などで構成することもできる。
また、第1保護制御グループと第2保護制御グループを独立して構成する態様としては、好適には、それぞれ異なる電源から電力が供給されるように構成する態様が用いられるが、これに限定されない。
本発明の保護制御装置は、実施形態で説明した構成の電力系統以外の種々の構成の電力系統に用いることができる。
A、B 母線
1L、2L 送電線
10、20 保護制御装置
11、12、21、22 遮断器(CB)
13、23 電流検出器
14、24 電圧検出器
100 1L保護制御装置(第1保護制御装置)
110 駆動部
120 1L保護継電手段(第1保護継電手段)
121 1L主検出部(第1主検出部)
122 1L事故検出部(第1事故検出部)
130 1L監視制御手段(第1監視制御手段)
131 1L直接制御部(第1直接制御部)
132 1L遠方制御部(受信部)
133 1L遠方制御部(送信部)
200 2L保護制御装置(第2保護制御装置)
210 駆動部
220 2L保護継電手段(第2保護継電手段)
221 2L主検出部(第2主検出部)
222 2L事故検出部(第2事故検出部)
230 2L監視制御手段(第2監視制御手段)
231 2L直接制御部(第2直接制御部)
232 2L遠方制御部(受信部)
233 2L遠方制御部(送信部)
300 中央監視装置
410、420 保護制御グループ
510、530 保護継電ユニット
520、540 監視制御ユニット

Claims (4)

  1. 第1送電線と第2送電線を有する平行2回線送電線を含む電力系統に用いられる保護制御装置であって、
    前記第1送電線に接続されている第1遮断器を制御する第1保護制御装置と、前記第2送電線に接続されている第2遮断器を制御する第2保護制御装置を備え、
    前記第1保護制御装置は、第1保護継電手段と第1監視制御手段を有し、
    前記第1保護継電手段は、前記第1遮断器を遮断する主要因として規定されている事故を検出して検出信号を出力する第1主検出部と、前記第1遮断器を遮断するフェールセーフ要因として規定されている事故を検出して検出信号を出力する第1事故検出部を有し、
    前記第1監視制御手段は、現場に配置されている操作部の操作に基づいて前記第1遮断器の遮断を指示する遮断制御信号を出力する第1直接制御部と、中央監視装置から送信される信号に基づいて前記第1遮断器の遮断を指示する遮断制御信号を出力する第1遠方制御部を有し、
    前記第2保護制御装置は、第2保護継電手段と第2監視制御手段を有し、
    前記第2保護継電手段は、前記第2遮断器を遮断する主要因として規定されている事故を検出して検出信号を出力する第2主検出部と、前記第2遮断器を遮断するフェイルセーフ要因として規定されている事故を検出して検出信号を出力する第2事故検出部を有し、
    前記第2監視制御手段は、現場に配置されている操作部の操作に基づいて前記第2遮断器の遮断を指示する遮断制御信号を出力する第2直接制御部と、中央監視装置から送信される信号に基づいて前記第2遮断器の遮断を指示する遮断制御信号を出力する第2監視制御部を有し、
    前記第1主検出部、前記第1直接制御部と前記第2直接制御部の一方、前記第2事故検出部および前記第2遠方制御部により第1保護制御グループが構成され、
    前記第2主検出部、前記第1直接制御部と前記第2直接制御部の他方、前記第1事故検出部および前記第1遠方制御部により第2保護制御グループが構成されていることを特徴とする保護制御装置。
  2. 請求項1に記載の保護制御装置であって、
    前記第1保護制御装置は、前記第1主検出部から前記検出信号が出力されるとともに前記第1事故検出部から前記検出信号が出力された場合、前記第1直接制御部から前記遮断制御信号が出力された場合、前記第1遠方制御部から前記遮断制御信号が出力された場合のいずれかにおいて、前記第1遮断器を遮断するように構成され、
    前記第2保護制御装置は、前記第2主検出部から前記検出信号が出力されるとともに前記第2事故検出部から前記検出信号が出力された場合、前記第2直接制御部から前記遮断制御信号が出力された場合、前記第2遠方制御部から前記遮断制御信号が出力された場合のいずれかにおいて、前記第2遮断器を遮断するように構成されていることを特徴とする保護制御装置。
  3. 請求項2に記載の保護制御装置であって、
    前記第1保護制御装置は、前記第1事故検出部が故障している状態で、前記第1主検出部から前記検出信号が出力された場合に、前記第1遮断器を遮断するように構成され、
    前記第2保護制御装置は、前記第2事故検出部が故障している状態で、前記第2主検出部から前記検出信号が出力された場合に、前記第2遮断器を遮断するように構成されていることを特徴とする保護制御装置。
  4. 請求項1〜3のうちのいずれか一項に記載の保護制御装置であって、
    前記第1保護制御グループおよび前記第2保護制御グループは、インテリジェント電子装置(IED:Intelligent Electronics Device)により構成されていることを特徴とする保護制御装置。
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