JP2007221890A - 半導体集積回路 - Google Patents

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泰之 曽原
Masayasu Tanaka
正泰 田中
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Abstract

【課題】プリチャージ用ハイサイドスイッチもしくは出力駆動用ローサイドスイッチを低耐圧トランジスタで構成しても、所望の昇圧動作を達成することが可能なチャージポンプ回路を提供すること。
【解決手段】クロック信号CLKに応答してプリチャージ用ハイサイドスイッチQ11と出力駆動用ローサイドスイッチQ14とを駆動する駆動入力信号VDHSのハイレベルが昇圧出力電圧Voutに設定され、駆動入力信号VDHSのローレベルは接地電位Vss(GND)ではなく入力電圧Vddのレベルに設定されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、チャージポンプ回路によって構成された昇圧回路を具備する半導体集積回路に関し、特に昇圧回路のチップ占有面積を低減するのに有益な技術に関する。
チャージポンプ回路により構成された昇圧回路としては、下記特許文献1に記載されているように、容量の一端と他端とにプリチャージ用ハイサイドスイッチとプリチャージ用ローサイドスイッチとをそれぞれ接続して、この容量の他端と一端とに出力駆動用ハイサイドスイッチと出力駆動用ローサイドスイッチとをそれぞれ接続する。この4つのスイッチとしての4つのトランジスタは、クロック信号によって駆動される。クロック信号の一方のレベルの期間はチャージポンプ回路により構成された昇圧回路は昇圧されるべき入力電圧により容量を充電するプリチャージ期間となり、クロック信号の他方のレベルの期間はチャージポンプ回路により構成された昇圧回路は入力電圧に容量の充電電圧を重畳した昇圧電圧を出力する出力駆動期間となる。プリチャージ期間では、入力電圧と容量の一端との間に接続されたプリチャージ用ハイサイドスイッチがオンとなり、基底電位(接地電位)と容量の他端との間に接続されたプリチャージ用ローサイドスイッチがオンとなる。従って、容量を介して入力電圧から基底電位(接地電位)へ充電電流が流れるので、容量の一端と他端との間の充電電圧が上昇する。出力駆動期間では、入力電圧と容量の他端との間に接続された出力駆動用ハイサイドスイッチがオンとなり、容量の一端と出力端子との間に接続された出力駆動用ローサイドスイッチがオンとなる。従って、入力電圧に容量の充電電圧を重畳した昇圧電圧が、出力端子から出力される。クロック信号が一方のレベルと他方のレベルとの間で十分な数のサイクルで変化を反復することで容量の充電電圧が入力電圧まで上昇するので、出力端子からの昇圧電圧は入力電圧の約2倍となる。
特開2005−57860号 公報
本発明に先立って、本発明者等は、ディジタル・スチル・カメラや携帯電話等に搭載される撮像デバイスとしてのCCD(チャージカップルドデバイス)を駆動するためのCCD駆動LSIの開発に従事した。このCCD駆動LSIでは、入力される入力電圧Vddは2.7ボルトから5.5ボルトの入力範囲であるので、チャージポンプ回路による昇圧回路から出力される2倍昇圧電圧は5.4ボルトから11ボルトの出力範囲をカバーしなければならない。前記チャージポンプ回路による昇圧回路では、出力端子から出力される最大の2倍昇圧電圧2Vddが11ボルトとなるだけでなく、プリチャージされる容量の一端の最大の充電電圧も11ボルトになる。ところで、本発明に先立って、本発明者等は、プリチャージ用ハイサイドスイッチもしくは出力駆動用ローサイドスイッチを構成するトランジスタの制御入力端子の駆動信号のローレベルを、基底電位(接地電位)とする駆動方法を検討した。この駆動方法では、基底電位(接地電位)のローレベル駆動入力信号により駆動されるトランジスタは、最大の充電電圧が略11ボルトの2倍昇圧電圧2Vddになるプリチャージ容量の一端に接続されている。従って、このトランジスタは低耐圧トランジスタではなく高耐圧トランジスタとしなければならないことが明らかとなった。高耐圧トランジスタの素子サイズは低耐圧トランジスタの素子サイズよりもはるかに大きいため、CCD駆動LSIの半導体チップ上でのチャージポンプ回路により構成された昇圧回路のチップ占有面積が極めて大きくなると言う問題も明らかとされた。
従って、本発明は、上記のような本発明者等による検討結果を基にしてなされたものである。従って、本発明の目的とするところは、最大充電電圧が2倍昇圧電圧になるプリチャージ容量の一端に接続されたプリチャージ用ハイサイドスイッチもしくは出力駆動用ローサイドスイッチを低耐圧トランジスタで構成しても、所望の昇圧動作を達成することが可能な昇圧回路を提供することにある。本発明のその他の目的は、半導体集積回路の半導体チップ上での昇圧回路のチップ占有面積を低減することにある。
本発明の前記並びにその他の目的と新規な特徴とは、本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下記の通りである。
すなわち、本発明のひとつの形態による半導体集積回路のチャージポンプ回路により構成された昇圧回路では、容量(C1)の一端と他端とには、プリチャージ用ハイサイドスイッチを構成する第1トランジスタ(Q11)とプリチャージ用ローサイドスイッチを構成する第2トランジスタ(Q12)とがそれぞれ接続されている。この容量(C1)の他端と一端とには、出力駆動用ハイサイドスイッチを構成する第3トランジスタ(Q13)と出力駆動用ローサイドスイッチを構成する第4トランジスタ(Q14)とがそれぞれ接続されている。これらの4つのトランジスタ(Q11、Q12、Q13、Q14)はクロック信号(CLK)によって駆動される。クロック信号(CLK)の一方のレベル(ハイレベル)の期間はチャージポンプ回路による昇圧回路は入力電圧(Vdd)によって容量(C1)を充電するプリチャージ期間となり、クロック信号(CLK)の他方のレベル(ローレベル)の期間はチャージポンプ回路による昇圧回路は入力電圧(Vdd)に容量(C1)の充電電圧(Vcg)を重畳した昇圧出力電圧(Vout)を出力する出力駆動期間となる。プリチャージ期間では、クロック信号(CLK)に応答して入力電圧(Vdd)と容量(C1)の一端との間に接続されたプリチャージ用ハイサイドスイッチを構成する第1トランジスタ(Q11)がオンとなり、基底電位(Vss)と容量(C1)の他端との間に接続されたプリチャージ用ローサイドスイッチを構成する第2トランジスタ(Q12)がオンとなる。従って、容量(C1)を介して入力電圧(Vdd)から基底電位(Vss)へ充電電流(Ip)が流れ、容量(C1)の一端と他端との間の充電電圧(Vcg)が上昇する。出力駆動期間では、クロック信号(CLK)に応答して入力電圧(Vdd)と容量(C1)の他端との間に接続された出力駆動用ハイサイドスイッチを構成する第3トランジスタ(Q13)がオンとなり、容量(C1)の一端と出力端子との間に接続された出力駆動用ローサイドスイッチを構成する第4トランジスタ(Q14)がオンとなる。従って、入力電圧(Vdd)に容量(C1)の充電電圧(Vcg)を重畳した昇圧出力電圧(Vout)が、出力端子から出力される。特に、クロック信号(CLK)に応答してプリチャージ用ハイサイドスイッチを構成する第1トランジスタ(Q11)の入力端子と出力駆動用ローサイドスイッチを構成する第4トランジスタ(Q14)の入力端子とを駆動する駆動入力信号(VDHS)のハイレベルとローレベルとが出力端子から出力される昇圧出力電圧(Vout)のレベルと入力電圧(Vdd)のレベルとにそれぞれ設定されている(図1、図2参照)。
本発明の前記ひとつの形態の手段によれば、最大の充電電圧が2倍昇圧電圧(2Vdd)になる容量(C1)の一端に接続されたプリチャージ用ハイサイドスイッチを構成する第1トランジスタ(Q11)と出力駆動用ローサイドスイッチを構成する第4トランジスタ(Q14)とは、ハイレベルとローレベルとが2倍昇圧電圧(2Vdd)となる昇圧出力電圧(Vout)のレベルと入力電圧(Vdd)のレベルとにそれぞれ設定された駆動入力信号(VDHS)によって駆動される。この駆動入力信号(VDHS)の電圧振幅が入力電圧(Vdd)の値であるので、プリチャージ用ハイサイドスイッチを構成する第1トランジスタ(Q11)と出力駆動用ローサイドスイッチを構成する第4トランジスタ(Q14)とは、高耐圧トランジスタとする必要はなく、低耐圧トランジスタで構成することができる。
本発明の具体的な形態による半導体集積回路のチャージポンプ回路による昇圧回路では、クロック信号(CLK)に応答してプリチャージ用ローサイドスイッチを構成する第2トランジスタ(Q12)の入力端子と出力駆動用ハイサイドスイッチを構成する第3トランジスタ(Q13)の入力端子とを駆動する駆動入力信号(VDLS)のハイレベルとローレベルとが入力電圧(Vdd)のレベルと基底電位(Vss)のレベルとにそれぞれ設定されている(図1、図2参照)。
本発明の前記具体的な形態の手段によれば、プリチャージ用ローサイドスイッチを構成する第2トランジスタ(Q12)と出力駆動用ハイサイドスイッチを構成する第3トランジスタ(Q13)とは、高耐圧トランジスタとする必要はなく、低耐圧トランジスタで構成することができる。
本発明のより具体的な形態による半導体集積回路のチャージポンプ回路による昇圧回路では、入力電圧(Vdd)と容量(C1)の一端との間に第1補助スイッチとしての第5トランジスタ(Q15)が接続され、容量(C1)の一端と昇圧出力電圧(Vout)を出力する出力端子との間に第2補助スイッチとしての第6トランジスタ(Q16)が接続されている。クロック信号(CLK)に応答して第1補助スイッチとしての第5トランジスタ(Q15)の入力端子と第2補助スイッチとしての第6トランジスタ(Q16)の入力端子とを駆動する駆動入力信号(VDHP、VDHD)のハイレベルとローレベルとが出力端子から出力される昇圧出力電圧(Vout)のレベルと基底電位(Vss)のレベルとにそれぞれ設定されている。第1補助スイッチとしての第5トランジスタ(Q15)と第2補助スイッチとしての第6トランジスタ(Q16)とは第1トランジスタ(Q11)、第2トランジスタ(Q12)、第3トランジスタ(Q13)、第4トランジスタ(Q14)よりも高耐圧のトランジスタ構造とされ、また、これらのトランジスタよりも小さな素子サイズとされている(図9、図10、図11参照)。
本発明の前記より具体的なひとつの形態は、チャージポンプ回路による昇圧回路へクロック信号(CLK)の供給が開始された直後の起動時にプリチャージ用ハイサイドスイッチを構成する第1トランジスタ(Q11)の入力端子と出力駆動用ローサイドスイッチを構成する第4トランジスタ(Q14)の入力端子とを駆動する駆動入力信号(VDHS)の電圧振幅が十分に大きくなっていない時に、有効である(図11参照)。本発明の前記より具体的なひとつの形態の手段によれば、ローレベルが入力電圧(Vdd)に設定された駆動入力信号(VDHS)の電圧振幅が十分に大きくなっていない時に、ローレベルが基底電圧(Vss)に設定された駆動入力信号(VDHP、VDHD)の電圧振幅が既に十分に大きくなっている。従って、第1補助スイッチとしての第5トランジスタ(Q15)と第2補助スイッチとしての第6トランジスタ(Q16)は、十分にオン・オフ動作を実行できる。起動時のプリチャージ期間には、第1補助スイッチとしての第5トランジスタ(Q15)とプリチャージ用ローサイドスイッチを構成する第2トランジスタ(Q12)とがオンすることにより、容量(C1)に入力電圧(Vdd)の充電電圧(Vcg)が充電される。起動時の出力駆動期間には、出力駆動用ハイサイドスイッチを構成する第3トランジスタ(Q13)と第2補助スイッチとしての第6トランジスタ(Q16)とがオンすることにより、入力電圧(Vdd)に容量(C1)の充電電圧(Vcg)を重畳した昇圧出力電圧(Vout)が出力端子から出力される。その後、駆動入力信号(VDHS)の電圧振幅が十分に大きくなると、プリチャージ用ハイサイドスイッチを構成する第1トランジスタ(Q11)と出力駆動用ローサイドスイッチを構成する第4トランジスタ(Q14)とがオンするようになる。第1トランジスタ(Q11)、第2トランジスタ(Q12)、第3トランジスタ(Q13)、第4トランジスタ(Q14)の大きな素子サイズによるスイッチング動作が可能となり、チャージポンプ回路により構成された昇圧回路は大きな負荷駆動能力のモードの動作を開始する。
本発明の更に具体的な形態による半導体集積回路のチャージポンプ回路による昇圧回路では、P型ウェルが入力電圧(Vdd)に接続されたNチャンネルMOSトランジスタにより第1トランジスタ(Q11)が構成され、P型ウェルが基底電位(Vss)に接続されたNチャンネルMOSトランジスタにより第2トランジスタ(Q12)が構成され、N型ウェルが入力電圧(Vdd)に接続されたPチャンネルMOSトランジスタにより第3トランジスタ(Q13)が構成され、昇圧出力電圧(Vout)が出力される出力端子と容量(C1)の一端との一方にN型ウェルが接続されたPチャンネルMOSトランジスタにより第4トランジスタ(Q14)が構成されている(図1、図6参照)。
本発明の更に具体的な形態による半導体集積回路のチャージポンプ回路による昇圧回路では、コレクタとエミッタとが入力電圧(Vdd)と容量(C1)の一端にそれぞれ接続されたNPN型バイポーラトランジスタにより第1トランジスタ(Q11)が構成され、エミッタとコレクタとが容量(C1)の一端と昇圧出力電圧(Vout)を出力する出力端子にそれぞれ接続されたPNP型バイポーラトランジスタにより第4トランジスタ(Q14)が構成されている(図23参照)。
本発明の更に具体的な形態による半導体集積回路のチャージポンプ回路による昇圧回路では、第1トランジスタ(Q11)のコレクタとエミッタとの間には容量(C1)の高速充電用ダイオード(D2)が接続され、第4トランジスタ(Q14)のエミッタとコレクタとの間には昇圧出力電圧(Vout)を出力する出力端子に接続された出力容量(C2)の高速充電用ダイオード(D3)が接続されている(図23参照)。
本発明の更に具体的な形態による半導体集積回路のチャージポンプ回路による昇圧回路は、従属接続された多段のチャージポンプ回路(CP1、CP2)によって構成されている。多段のチャージポンプ回路(CP1、CP2)の前段チャージポンプ回路(CP1)に入力電圧(Vdd)が供給されることにより前段チャージポンプ回路(CP1)から前段昇圧出力電圧(Vout1)が生成される。前段チャージポンプ回路(CP1)から生成された前段昇圧出力電圧(Vout1)が多段のチャージポンプ回路(CP1、CP2)の後段チャージポンプ回路(CP2)に供給されることにより後段チャージポンプ回路(CP2)から後段昇圧出力電圧(Vout2)が生成される(図12参照)。
この後段チャージポンプ回路(CP2)では、容量(C3)の一端と他端とには、プリチャージ用ハイサイドスイッチを構成する第1トランジスタ(Q21)とプリチャージ用ローサイドスイッチを構成する第2トランジスタ(Q22)とがそれぞれ接続されている。この容量(C3)の他端と一端とには、出力駆動用ハイサイドスイッチを構成する第3トランジスタ(Q23)と出力駆動用ローサイドスイッチを構成する第4トランジスタ(Q24)とがそれぞれ接続されている。これらの4つのトランジスタ(Q21、Q22、Q23、Q24)はクロック信号(CLK)によって駆動される。クロック信号(CLK)の一方のレベル(ハイレベル)の期間では後段チャージポンプ回路(CP2)は前段昇圧出力電圧(Vout1)によって容量(C3)を充電するプリチャージ期間となり、クロック信号(CLK)の他方のレベル(ローレベル)の期間では後段チャージポンプ回路(CP2)は前段昇圧出力電圧(Vout1)に容量(C3)の充電電圧(Vcg)を重畳した後段昇圧出力電圧(Vout2)を出力する出力駆動期間となる。プリチャージ期間では、クロック信号(CLK)に応答して前段昇圧出力電圧(Vout1)と容量(C3)の一端との間に接続されたプリチャージ用ハイサイドスイッチを構成する第1トランジスタ(Q21)がオンとなり、基底電位(Vss)と容量(C3)の他端との間に接続されたプリチャージ用ローサイドスイッチを構成する第2トランジスタ(Q22)がオンとなる。従って、容量(C3)を介して前段昇圧出力電圧(Vout1)から基底電位(Vss)へ充電電流(Ip2)が流れ、容量(C3)の一端と他端との間の充電電圧(Vcg)が上昇する。出力駆動期間では、クロック信号(CLK)に応答して前段昇圧出力電圧(Vout1)と容量(C3)の他端との間に接続された出力駆動用ハイサイドスイッチを構成する第3トランジスタ(Q23)がオンとなり、容量(C3)の一端と出力端子との間に接続された出力駆動用ローサイドスイッチを構成する第4トランジスタ(Q24)がオンとなる。従って、前段昇圧出力電圧(Vout1)に容量(C3)の充電電圧(Vcg)を重畳した後段昇圧出力電圧(Vout2)が、出力端子から出力される。特に、クロック信号(CLK)に応答してプリチャージ用ハイサイドスイッチを構成する第1トランジスタ(Q21)の入力端子と出力駆動用ローサイドスイッチを構成する第4トランジスタ(Q24)の入力端子とを駆動する駆動入力信号(VDHS´)のハイレベルとローレベルとが後段昇圧出力電圧(Vout2)のレベルと前段昇圧出力電圧(Vout1)のレベルとにそれぞれ設定されている(図12参照)。
本発明の更に具体的な形態による半導体集積回路のチャージポンプ回路による昇圧回路では、出力駆動用ハイサイドスイッチを構成する第3トランジスタ(Q23)の入力端子を駆動する駆動入力信号(VDLS´)のハイレベルとローレベルとが前段昇圧出力電圧(Vout1)のレベルと入力電圧(Vdd)のレベルとにそれぞれ設定されている(図12参照)。
本発明の更に具体的な形態による半導体集積回路のチャージポンプ回路による昇圧回路では、前段昇圧出力電圧(Vout1)と容量(C3)の一端との間に第1補助スイッチとしての第5トランジスタ(Q15)が接続され、容量(C3)の一端と後段昇圧出力電圧(Vout2)を出力する出力端子との間に第2補助スイッチとしての第6トランジスタ(Q16)が接続されている。クロック信号(CLK)に応答して第1補助スイッチとしての第5トランジスタ(Q15)の入力端子と第2補助スイッチとしての第6トランジスタ(Q16)の入力端子とを駆動する駆動入力信号(VDHP、VDHD)のハイレベルとローレベルとが出力端子から出力される後段昇圧出力電圧(Vout2)のレベルと基底電位(Vss)のレベルとにそれぞれ設定されている。第1補助スイッチとしての第5トランジスタ(Q15)と第2補助スイッチとしての第6トランジスタ(Q16)とは第1トランジスタ(Q11)、第2トランジスタ(Q12)、第3トランジスタ(Q13)、第4トランジスタ(Q14)よりも高耐圧のトランジスタ構造とされ、また、これらのトランジスタよりも小さな素子サイズとされている(図12参照)。
本発明の更に具体的な形態による半導体集積回路のチャージポンプ回路による昇圧回路では、容量(C1)の一端と他端とには、プリチャージ用ハイサイドスイッチを構成する第1トランジスタ(Q11)とプリチャージ用ローサイドスイッチを構成する第2トランジスタ(Q12)とがそれぞれ接続されている。この容量(C1)の他端と一端とには、出力駆動用ハイサイドスイッチを構成する第3トランジスタ(Q13)と出力駆動用ローサイドスイッチを構成する第4トランジスタ(Q14)とがそれぞれ接続されている。この昇圧回路は、入力電圧(Vdd)のレベルを検出する入力電圧レベル検出回路(Vdd_Dis_Cir)と、複数のレベルのベース電圧(VBB)を生成するベース電圧発生回路(VBB_Gen)とを含む。入力電圧レベル検出回路(Vdd_Dis_Cir)による入力電圧(Vdd)のレベル検出結果に応答して複数のレベルのベース電圧(VBB)から選択された1つのベース電圧(VBB)がベース電圧発生回路(VBB_Gen)の出力から出力駆動用ハイサイドスイッチを構成する第3トランジスタ(Q23)に供給される。これらの4つのトランジスタ(Q11、Q12、Q13、Q14)はクロック信号(CLK)によって駆動される。クロック信号(CLK)の一方のレベル(ハイレベル)の期間では入力電圧(Vdd)によって容量(C1)を充電するプリチャージ期間となり、クロック信号(CLK)の他方のレベル(ローレベル)の期間では昇圧出力電圧(Vout)を出力する出力駆動期間となる。プリチャージ期間では、クロック信号(CLK)に応答して入力電圧(Vdd)と容量(C1)の一端との間に接続されたプリチャージ用ハイサイドスイッチを構成する第1トランジスタ(Q11)がオンとなり、基底電位(Vss)と容量(C1)の他端との間に接続されたプリチャージ用ローサイドスイッチを構成する第2トランジスタ(Q12)がオンとなる。従って、容量(C1)を介して入力電圧(Vdd)から基底電位(Vss)へ充電電流(Ip)が流れ、容量(C1)の一端と他端との間の充電電圧(Vcg)が上昇する。出力駆動期間では、クロック信号(CLK)に応答してベース電圧発生回路(VBB_Gen)の出力から生成された選択された1つのベース電圧(VBB)と容量(C1)の他端との間に接続された出力駆動用ハイサイドスイッチを構成する第3トランジスタ(Q13)がオンとなり、容量(C1)の一端と出力端子との間に接続された出力駆動用ローサイドスイッチを構成する第4トランジスタ(Q14)がオンとなる。従って、選択された1つのベース電圧(VBB)に容量(C1)の充電電圧(Vcg)を重畳した昇圧出力電圧(Vout)が、出力端子から出力される。特に、クロック信号(CLK)に応答してプリチャージ用ハイサイドスイッチを構成する第1トランジスタ(Q11)の入力端子と出力駆動用ローサイドスイッチを構成する第4トランジスタ(Q14)の入力端子とを駆動する駆動入力信号(VDHS)のハイレベルとローレベルとが昇圧出力電圧(Vout)のレベルと入力電圧(Vdd)のレベルとにそれぞれ設定されている(図14参照)。
本発明の更に具体的な形態による半導体集積回路のチャージポンプ回路による昇圧回路では、プリチャージ用ローサイドスイッチを構成する第2トランジスタ(Q12)の入力端子と出力駆動用ハイサイドスイッチを構成する第3トランジスタ(Q13)の入力端子を駆動する駆動入力信号(VDLS)のハイレベルとローレベルとが入力電圧(Vdd)のレベルと基底電位(Vss)のレベルとにそれぞれ設定されている(図14参照)。
本発明の更に具体的な形態による半導体集積回路のチャージポンプ回路による昇圧回路では、入力電圧(Vdd)と容量(C1)の一端との間に第1補助スイッチとしての第5トランジスタ(Q15)が接続され、容量(C1)の一端と昇圧出力電圧(Vout)を出力する出力端子との間に第2補助スイッチとしての第6トランジスタ(Q16)が接続されている。クロック信号(CLK)に応答して第1補助スイッチとしての第5トランジスタ(Q15)の入力端子と第2補助スイッチとしての第6トランジスタ(Q16)の入力端子とを駆動する駆動入力信号(VDHP、VDHD)のハイレベルとローレベルとが出力端子から出力される昇圧出力電圧(Vout)のレベルと基底電位(Vss)のレベルとにそれぞれ設定されている。第1補助スイッチとしての第5トランジスタ(Q15)と第2補助スイッチとしての第6トランジスタ(Q16)とは第1トランジスタ(Q11)、第2トランジスタ(Q12)、第3トランジスタ(Q13)、第4トランジスタ(Q14)よりも高耐圧のトランジスタ構造とされ、また、これらのトランジスタよりも小さな素子サイズとされている(図14参照)。
本発明の更に具体的な形態による半導体集積回路のチャージポンプ回路による昇圧回路は、従属接続された多段のチャージポンプ回路(CP1、CP2)によって構成されている。多段のチャージポンプ回路(CP1、CP2)の前段チャージポンプ回路(CP1)に入力電圧(Vdd)が供給されることにより前段チャージポンプ回路(CP1)から前段昇圧出力電圧(Vout1)が生成される。前段チャージポンプ回路(CP1)から生成された前段昇圧出力電圧(Vout1)が多段のチャージポンプ回路(CP1、CP2)の後段チャージポンプ回路(CP2)に供給されることにより後段チャージポンプ回路(CP2)から後段昇圧出力電圧(Vout2)が生成される(図17参照)。
この後段チャージポンプ回路(CP2)では、容量(C3)の一端と他端とには、プリチャージ用ハイサイドスイッチを構成する第1トランジスタ(Q21)とプリチャージ用ローサイドスイッチを構成する第2トランジスタ(Q22)とがそれぞれ接続されている。この容量(C3)の他端と一端とには、出力駆動用ハイサイドスイッチを構成する第3トランジスタ(Q23)と出力駆動用ローサイドスイッチを構成する第4トランジスタ(Q24)とがそれぞれ接続されている。また、この昇圧回路は、入力電圧(Vdd)のレベルを検出する入力電圧レベル検出回路(Vdd_Dis_Cir)と、複数のレベルのベース電圧(VBB)を生成するベース電圧発生回路(VBB_Gen)とを含む。入力電圧レベル検出回路(Vdd_Dis_Cir)による入力電圧(Vdd)のレベル検出結果に応答して複数のレベルのベース電圧(VBB)から選択された1つのベース電圧(VBB)がベース電圧発生回路(VBB_Gen)の出力から出力駆動用ハイサイドスイッチを構成する第3トランジスタ(Q23)に供給される。これらの4つのトランジスタ(Q21、Q22、Q23、Q24)はクロック信号(CLK)によって駆動される。クロック信号(CLK)の一方のレベル(ハイレベル)の期間では後段チャージポンプ回路(CP2)は前段昇圧出力電圧(Vout1)によって容量(C3)を充電するプリチャージ期間となり、クロック信号(CLK)の他方のレベル(ローレベル)の期間では後段チャージポンプ回路(CP2)は選択された1つのベース電圧(VBB)に容量(C3)の充電電圧(Vcg)を重畳した後段昇圧出力電圧(Vout2)を出力する出力駆動期間となる。プリチャージ期間では、クロック信号(CLK)に応答して前段昇圧出力電圧(Vout1)と容量(C3)の一端との間に接続されたプリチャージ用ハイサイドスイッチを構成する第1トランジスタ(Q21)がオンとなり、基底電位(Vss)と容量(C3)の他端との間に接続されたプリチャージ用ローサイドスイッチを構成する第2トランジスタ(Q22)がオンとなる。従って、容量(C3)を介して前段昇圧出力電圧(Vout1)から基底電位(Vss)へ充電電流(Ip2)が流れ、容量(C3)の一端と他端との間の充電電圧(Vcg)が上昇する。出力駆動期間では、クロック信号(CLK)に応答してベース電圧発生回路(VBB_Gen)の出力から生成された選択された1つのベース電圧(VBB)と容量(C3)の他端との間に接続された出力駆動用ハイサイドスイッチを構成する第3トランジスタ(Q23)がオンとなり、容量(C3)の一端と出力端子との間に接続された出力駆動用ローサイドスイッチを構成する第4トランジスタ(Q24)がオンとなる。従って、選択された1つのベース電圧(VBB)に容量(C3)の充電電圧(Vcg)を重畳した後段昇圧出力電圧(Vout2)が、出力端子から出力される。特に、クロック信号(CLK)に応答してプリチャージ用ハイサイドスイッチを構成する第1トランジスタ(Q21)の入力端子と出力駆動用ローサイドスイッチを構成する第4トランジスタ(Q24)の入力端子とを駆動する駆動入力信号(VDHS´)のハイレベルとローレベルとが後段昇圧出力電圧(Vout2)のレベルと前段昇圧出力電圧(Vout1)のレベルとにそれぞれ設定されている(図17参照)。
本発明の更に具体的な形態による半導体集積回路のチャージポンプ回路による昇圧回路では、出力駆動用ハイサイドスイッチを構成する第3トランジスタ(Q23)の入力端子を駆動する駆動入力信号(VDLS´)のハイレベルとローレベルとが前段昇圧出力電圧(Vout1)のレベルと入力電圧(Vdd)のレベルとにそれぞれ設定されている(図17参照)。
本発明の更に具体的な形態による半導体集積回路のチャージポンプ回路による昇圧回路では、前段昇圧出力電圧(Vout1)と容量(C3)の一端との間に第1補助スイッチとしての第5トランジスタ(Q15)が接続され、容量(C3)の一端と後段昇圧出力電圧(Vout2)を出力する出力端子との間に第2補助スイッチとしての第6トランジスタ(Q16)が接続されている。クロック信号(CLK)に応答して第1補助スイッチとしての第5トランジスタ(Q15)の入力端子と第2補助スイッチとしての第6トランジスタ(Q16)の入力端子とを駆動する駆動入力信号(VDHP、VDHD)のハイレベルとローレベルとが出力端子から出力される後段昇圧出力電圧(Vout2)のレベルと基底電位(Vss)のレベルとにそれぞれ設定されている。第1補助スイッチとしての第5トランジスタ(Q15)と第2補助スイッチとしての第6トランジスタ(Q16)とは第1トランジスタ(Q11)、第2トランジスタ(Q12)、第3トランジスタ(Q13)、第4トランジスタ(Q14)よりも高耐圧のトランジスタ構造とされ、また、これらのトランジスタよりも小さな素子サイズとされている(図17参照)。
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下記の通りである。
すなわち、本発明によれば、最大充電電圧が2倍昇圧電圧になるプリチャージ容量の一端に接続されたプリチャージ用ハイサイドスイッチもしくは出力駆動用ローサイドスイッチを低耐圧トランジスタで構成しても、所望の昇圧動作を達成することが可能なチャージポンプ回路により構成された昇圧回路を提供することができる。
≪チャージポンプ回路による昇圧回路の構成≫
図1は、本発明のひとつの実施形態に従って半導体集積回路のチップ上に具備したチャージポンプ回路により構成された昇圧回路の構成を示す図である。
同図に示すように、このチャージポンプ回路により構成された昇圧回路では、容量C1の一端と他端とにプリチャージ用ハイサイドスイッチを構成する第1トランジスタQ11とプリチャージ用ローサイドスイッチを構成する第2トランジスタQ12とがそれぞれ接続されている。この容量C1の他端と一端とに出力駆動用ハイサイドスイッチを構成する第3トランジスタQ13と出力駆動用ローサイドスイッチを構成する第4トランジスタQ14とがそれぞれ接続されている。これらの4つのトランジスタQ11、Q12、Q13、Q14は、クロック信号CLKによって駆動される。クロック信号CLKの一方のレベル(ハイレベル)の期間はチャージポンプ回路により構成された昇圧回路は入力電圧Vddによって容量C1を充電するプリチャージ期間となり、クロック信号の他方のレベル(ローレベル)の期間はチャージポンプ回路により構成された昇圧回路は入力電圧Vddに容量の充電電圧Vcgを重畳した昇圧出力電圧Voutを出力する出力駆動期間となる。プリチャージ期間では、クロック信号CLKに応答して入力電圧Vddと容量C1の一端との間に接続されたプリチャージ用ハイサイドスイッチを構成する第1トランジスタQ11がオンとなり、基底電位Vssと容量C1の他端との間に接続されたプリチャージ用ローサイドスイッチを構成する第2トランジスタQ12がオンとなる。従って、容量C1を介して入力電圧Vddから基底電位Vssへ充電電流Ipが流れ、容量C1の一端と他端との間の充電電圧Vcgが上昇する。出力駆動期間では、クロック信号CLKに応答して入力電圧Vddと容量C1の他端との間に接続された出力駆動用ハイサイドスイッチを構成する第3トランジスタQ13がオンとなり、容量C1の一端と出力端子との間に接続された出力駆動用ローサイドスイッチを構成する第4トランジスタQ14がオンとなる。従って、入力電圧Vddに容量C1の充電電圧Vcgを重畳した昇圧出力電圧Voutが、出力端子から出力される。特に、クロック信号CLKに応答してプリチャージ用ハイサイドスイッチを構成する第1トランジスタQ11の入力端子と出力駆動用ローサイドスイッチを構成する第4トランジスタQ14の入力端子とを駆動する駆動入力信号VDHSのハイレベルとローレベルとが出力端子から出力される昇圧出力電圧Voutのレベルと入力電圧Vddのレベルとにそれぞれ設定されている。すなわち、本実施形態の大きな特徴は、第1トランジスタQ11の入力端子と第4トランジスタQ14の入力端子とを駆動する駆動入力信号VDHSのローレベルが、接地電位Vss(GND)ではなく、入力電圧Vddのレベルに設定されていることである。
すなわち、最大充電電圧が2倍昇圧電圧2Vddになる容量C1の一端に接続されたプリチャージ用ハイサイドスイッチを構成する第1トランジスタQ11と出力駆動用ローサイドスイッチを構成する第4トランジスタQ14とは、ハイレベルとローレベルとが2倍昇圧電圧2Vddとなる昇圧出力電圧Voutのレベルと入力電圧Vddのレベルとにそれぞれ設定された駆動入力信号VDHSによって駆動される。その結果、駆動入力信号VDHSの電圧振幅が入力電圧Vddの値となるので、プリチャージ用ハイサイドスイッチを構成する第1トランジスタQ11と出力駆動用ローサイドスイッチを構成する第4トランジスタQ14とは、高耐圧トランジスタとする必要はなく、低耐圧トランジスタで構成することができる。すなわち、図1に示すように、クロック信号CLKに応答してプリチャージ用ハイサイドスイッチを構成する第1トランジスタQ11のNチャンネルMOSFETのゲートGと出力駆動用ローサイドスイッチを構成する第4トランジスタQ14のPチャンネルMOSFETのゲートGとを駆動する第1駆動回路Drv1は、インバータInv1、レベルシフト回路LSC、インバータInv2とにより構成されている。クロック信号CLKに応答するインバータInv1には入力電圧Vddと基底電位としての接地電圧Vssとが供給されるので、インバータInv1には、入力電圧Vddと接地電圧Vssとの差電圧が動作電源電圧として供給されている。従って、インバータInv1からの出力信号のハイレベルとローレベルとは、入力電圧Vddのレベルと接地電圧Vssのレベルとにそれぞれ設定されている。インバータInv1の出力信号に応答するレベルシフト回路LSCには2倍昇圧電圧2Vddとなる昇圧出力電圧Voutと基底電位としての接地電圧Vssとが供給される。レベルシフト回路LSCには、2倍昇圧電圧2Vddとなる昇圧出力電圧Voutと接地電圧Vssとの差電圧が動作電源電圧として供給されている。従って、レベルシフト回路LSCの出力信号のハイレベルとローレベルとは2倍昇圧電圧2Vddとなる昇圧出力電圧Voutと接地電圧Vssのレベルとにそれぞれ設定されている。レベルシフト回路LSCの出力信号に応答するインバータInv2には2倍昇圧電圧2Vddとなる昇圧出力電圧Voutと入力電圧Vddとが供給される。インバータInv2には、2倍昇圧電圧2Vddとなる昇圧出力電圧Voutと入力電圧Vddとの差電圧が動作電源電圧として供給されている。従って、インバータInv2の出力信号のハイレベルとローレベルとは、2倍昇圧電圧2Vddとなる昇圧出力電圧Voutと入力電圧Vddのレベルとにそれぞれ設定されている。また、図1に示すように、クロック信号CLKに応答してプリチャージ用ローサイドスイッチを構成する第2トランジスタQ12のNチャンネルMOSFETのゲートGと出力駆動用ハイサイドスイッチを構成する第3トランジスタQ13のPチャンネルMOSFETのゲートGとを駆動する第2駆動回路Drv2は、インバータInv3、Inv4とにより構成されている。クロック信号CLKに応答するインバータInv3には入力電圧Vddと基底電位としての接地電圧Vssとが供給される。インバータInv3には、入力電圧Vddと接地電圧Vssとの差電圧が動作電源電圧として供給されている。従って、インバータInv3の出力信号のハイレベルとローレベルとはそれぞれ入力電圧Vddのレベルと接地電圧Vssのレベルとに設定されている。インバータInv3の出力信号に応答するインバータInv4にも入力電圧Vddと基底電位としての接地電圧Vssとが供給される。インバータInv4には、入力電圧Vddと接地電圧Vssとの差電圧が動作電源電圧として供給されている。従って、インバータInv4の出力信号のハイレベルとローレベルとは、入力電圧Vddのレベルと接地電圧Vssのレベルとにそれぞれ設定されている。
尚、プリチャージ用ハイサイドスイッチを構成する第1トランジスタQ11のNチャンネルMOSFETのN型ドレインDとP型ウェルP−Wellとには入力電圧Vddが供給され、第1トランジスタQ11のNチャンネルMOSFETのN型ソースSは容量C1の一端に接続されている。また、第1トランジスタQ11のP型ウェルP−WellとN型ソースSとの間には、P型ウェルP−WellとN型ソースSとにより形成された寄生ダイオードD11が存在している。従って、プリチャージ用ハイサイドスイッチを構成する第1トランジスタQ11がオフ状態でも、この寄生ダイオードD11を介して容量C1にプリチャージ電流Ipが流れることができる。すなわち、この寄生ダイオードD11は、電源投入時のプリチャージ容量C1の高速充電を開始する。
また、出力駆動用ローサイドスイッチを構成する第4トランジスタQ14のPチャンネルMOSFETのP型ドレインDとN型ウェルN−Wellとは、昇圧出力電圧Voutを出力する出力端子に接続され、第4トランジスタQ14のPチャンネルMOSFETのP型ソースSは、容量C1の一端に接続されている。また、第4トランジスタQ14のP型ソースSとN型ウェルN−Wellとの間には、P型ソースSとN型ウェルN−Wellとにより形成された寄生ダイオードD14が存在している。従って、出力駆動用ローサイドスイッチを構成する第4トランジスタQ14がオフ状態でも、この寄生ダイオードD14を介して容量C1からの出力駆動電流Idが流れることができる。すなわち、この寄生ダイオードD14は、電源投入時の出力容量C2の高速充電を開始する。
また、プリチャージ用ローサイドスイッチを構成する第2トランジスタQ12のNチャンネルMOSFETのN型ソースSとP型ウェルP−Wellとは基底電位としての接地電圧Vssに接続され、第2トランジスタQ12のNチャンネルMOSFETのN型ドレインDは容量C1の他端に接続されている。また、第2トランジスタQ12のN型ドレインDとP型ウェルP−Wellとの間には、N型ドレインDとP型ウェルP−Wellとにより形成された寄生ダイオードD12が存在している。
また、出力駆動用ハイサイドスイッチを構成する第3トランジスタQ13のPチャンネルMOSFETのP型ソースSとN型ウェルN−Wellとには入力電圧Vddが供給され、第3トランジスタQ13のPチャンネルMOSFETのP型ドレインDは容量C1の他端に接続されている。また、第3トランジスタQ13のPチャンネルMOSFETのP型ドレインDとN型ウェルN−Wellとの間には、P型ドレインDとN型ウェルN−Wellとにより形成された寄生ダイオードD13が存在している。
尚、入力電圧Vddと昇圧出力電圧Voutを出力する出力端子との間には、電源投入時の起動加速用の整流素子であるダイオードD1が接続されている。従って、入力電圧Vddが投入された直後から、クロック信号CLKによって駆動される4つのトランジスタQ11、Q12、Q13、Q14のオン・オフ動作が不十分でも、この整流素子であるダイオードD1を介しての出力容量C2への充電が高速に開始されることができる。
また、ここでMOSFETのソースSとドレインDとの呼称は、MOSFETのドレイン・ソース経路の電流の方向により決定している。NチャンネルMOSFETでは、ドレイン・ソース経路の電流が流入する端子をドレインDと呼び、ドレイン・ソース経路の電流が流出する端子をソースSと呼んでいる。逆に、PチャンネルMOSFETでは、ドレイン・ソース経路の電流が流入する端子をソースSと呼び、ドレイン・ソース経路の電流が流出する端子をドレインDと呼んでいる。従って、MOSFETのドレイン・ソース経路の電流の方向が逆転すれば、MOSFETのソースSとドレインDとは逆にドレインとソースとしてそれぞれ動作することもあることは言うまでもない。
≪チャージポンプ回路による昇圧回路の動作≫
図2は、図1に示したチャージポンプ回路によって構成された昇圧回路の動作を説明するための波形図である。同図に示すように、インバータInv1、レベルシフト回路LSC、インバータInv2により構成された第1駆動回路Drv1の出力から、クロック信号CLKに応答してプリチャージ用ハイサイドスイッチを構成する第1トランジスタQ11のNチャンネルMOSFETのゲートGと出力駆動用ローサイドスイッチを構成する第4トランジスタQ14のPチャンネルMOSFETのゲートGとを駆動する駆動入力信号VDHSが生成される。第1駆動回路Drv1の出力からの駆動入力信号VDHSのハイレベルとローレベルとは、2倍昇圧電圧2Vddとなる昇圧出力電圧Voutと入力電圧Vddのレベルとにそれぞれ設定されている。また、インバータInv1、Inv2により構成された第2駆動回路Drv2の出力から、クロック信号CLKに応答してプリチャージ用ローサイドスイッチを構成する第2トランジスタQ12のNチャンネルMOSFETのゲートGと出力駆動用ハイサイドスイッチを構成する第3トランジスタQ13のPチャンネルMOSFETのゲートGとを駆動する駆動入力信号VDLSが生成される。第2駆動回路Drv2の出力からの駆動入力信号VDLSのハイレベルとローレベルとは、入力電圧Vddのレベルと基底電位としての接地電圧Vssのレベルとにそれぞれ設定されている。
一方、プリチャージ用ハイサイドスイッチを構成する第1トランジスタQ11のNチャンネルMOSFETのP型ウェルP−Wellには、入力電圧Vddが供給されている。従って、図2に示すように、第1トランジスタQ11のNチャンネルMOSFETは、それぞれ2倍昇圧電圧2Vddとなる昇圧出力電圧Voutと入力電圧Vddのレベルとに設定された駆動入力信号VDHSのハイレベルとローレベルとにより確実にオンとオフとに制御される。
また、出力駆動用ローサイドスイッチを構成する第4トランジスタQ14のPチャンネルMOSFETのN型ウェルN−Wellには、2倍昇圧電圧2Vddとなる昇圧出力電圧Voutが供給されている。従って、図2に示すように、第4トランジスタQ14のPチャンネルMOSFETは、それぞれ2倍昇圧電圧2Vddとなる昇圧出力電圧Voutと入力電圧Vddのレベルとに設定された駆動入力信号VDHSのハイレベルとローレベルとにより確実にオフとオンとに制御される。
一方、プリチャージ用ローサイドスイッチを構成する第2トランジスタQ12のNチャンネルMOSFETのP型ウェルP−Wellには、基底電位としての接地電圧Vssが供給されている。従って、図2に示すように、第2トランジスタQ12のNチャンネルMOSFETは、入力電圧Vddと基底電位としての接地電圧Vssとに設定された駆動入力信号VDLSのハイレベルとローレベルとにより確実にオンとオフとに制御される。
また、出力駆動用ハイサイドスイッチを構成する第3トランジスタQ13のPチャンネルMOSFETのN型ウェルN−Wellには入力電圧Vddが供給されている。従って、図2に示すように、第3トランジスタQ13のPチャンネルMOSFETは、入力電圧Vddと基底電位としての接地電圧Vssとに設定された駆動入力信号VDLSのハイレベルとローレベルとにより確実にオフとオンとに制御される。
この結果、図2に示すように、クロック信号CLKがハイレベルであるプリチャージ期間には、駆動入力信号VDHSのハイレベルによりオンに制御されたプリチャージ用ハイサイドスイッチを構成する第1トランジスタQ11のNチャンネルMOSFETから駆動入力信号VDLSのハイレベルによりオンに制御されたリチャージ用ローサイドスイッチを構成する第2トランジスタQ12のNチャンネルMOSFETに流れるプリチャージ電流Ipにより容量C1が充電されることができる。
また、クロック信号CLKがローレベルである出力駆動期間には、入力電圧Vddから駆動入力信号VDLSのローレベルによりオンに制御された出力駆動用ハイサイドスイッチを構成する第3トランジスタQ13のPチャンネルMOSFETと、容量C1と、駆動入力信号VDHSのローレベルによりオンに制御された出力駆動用ローサイドスイッチを構成する第4トランジスタQ14のPチャンネルMOSFETとを介して出力端子の出力容量C2へ出力駆動電流Idを供給することができる。
尚、プリチャージ用ローサイドスイッチを構成する第2トランジスタQ12のNチャンネルMOSFETのN型ドレインDとP型ウェルP−Wellとの間に存在する寄生ダイオードD12は、図1に示したチャージポンプ回路によって構成された昇圧回路の動作に対して何の悪影響も与えるものではない。
また、出力駆動用ハイサイドスイッチを構成する第3トランジスタQ13のP型ドレインDとN型ウェルN−Wellとの間に存在する寄生ダイオードD13は、図1に示したチャージポンプ回路によって構成された昇圧回路の動作に対して何の悪影響も与えるものではない。
≪第1トランジスタQ11と第4トランジスタQ14の変更例≫
図3は、図1に示したチャージポンプ回路によって構成された昇圧回路で、図1のプリチャージ用ハイサイドスイッチを構成する第1トランジスタQ11のNチャンネルMOSFETのP型ウェルP−WellをN型ソースSに接続した参考例を示す図である。図3の参考例では、第1トランジスタQ11のNチャンネルMOSFETのP型ウェルP−WellとN型ドレインDとの間に存在する寄生ダイオードD11を介して、最大の充電電圧が略11ボルトの2倍昇圧電圧2Vddになるプリチャージ容量C1の一端VCHから入力電圧Vddへ逆流電流Irが流れると言う欠点を持つことになる。従って、図3の参考例は、実用的な昇圧回路とならないことになる。
図4は、図1に示したチャージポンプ回路によって構成された昇圧回路で、図1のプリチャージ用ハイサイドスイッチを構成する第1トランジスタQ11のPチャンネルMOSFETに変更して、そのN型ウェルN−WellをP型ドレインDに接続した参考例を示す図である。図4の参考例では、プリチャージ容量C1の一端VCHが1倍昇圧電圧Vddになるプリチャージ期間に、第1トランジスタQ11のPチャンネルMOSFETを確実にオンに制御するためには、駆動入力信号VDHSのローレベルを基底電圧Vss(ゼロボルト)に設定しなければならない。一方、図4の参考例では、プリチャージ容量C1の一端VCHが2倍昇圧電圧2Vddになる出力駆動期間に、第1トランジスタQ11のPチャンネルMOSFETを確実にオフに制御するためには、駆動入力信号VDHSのハイレベルを2Vddに設定しなければならない。すると、駆動入力信号VDHSの電圧振幅が2Vddとなるので、第1トランジスタQ11のPチャンネルMOSFETを、低耐圧トランジスタではなく、高耐圧トランジスタとしなければならない。従って、図4の参考例も、実用的な昇圧回路とならないことになる。
図5は、図1に示したチャージポンプ回路によって構成された昇圧回路で、図1のプリチャージ用ハイサイドスイッチを構成する第1トランジスタQ11のPチャンネルMOSFETに変更して、そのN型ウェルN−WellをP型ソースSに接続した参考例を示す図である。図5の参考例では、第1トランジスタQ11のPチャンネルMOSFETのP型ドレインDとN型ウェルN−Wellとの間に存在する寄生ダイオードD11を介して、最大の充電電圧が略11ボルトの2倍昇圧電圧2Vddになるプリチャージ容量C1の一端VCHから入力電圧Vddへ逆流電流Irが流れると言う欠点を持つことになる。従って、図5の参考例も、実用的な昇圧回路とならないことになる。
図6は、図1に示したチャージポンプ回路によって構成された昇圧回路で、図1の出力駆動用ローサイドスイッチを構成する第4トランジスタQ14のPチャンネルMOSFETのN型ウェルN−WellをP型ソースSに接続した本発明の変形実施形態を示す図である。図6の変形実施形態では、プリチャージ容量C1の一端VCHが2倍昇圧電圧2Vddになる出力駆動期間に、第4トランジスタQ14のPチャンネルMOSFETを確実にオンに制御するためには、駆動入力信号VDHSのローレベルをVddに設定すればよい。すると、駆動入力信号VDHSの電圧振幅がVddとなるので、第4トランジスタQ14のPチャンネルMOSFETを、高耐圧トランジスタとする必要はなく、低耐圧トランジスタで十分となる。従って、図6の本発明の変形実施形態は、実用的な昇圧回路になるものである。
図7は、図1に示したチャージポンプ回路によって構成された昇圧回路で、図1の出力駆動用ローサイドスイッチを構成する第4トランジスタQ14をNチャンネルMOSFETに変更して、そのP型ウェルP−WellをN型ソースSに接続した参考例を示す図である。ここで出力駆動用ローサイドスイッチを構成する第4トランジスタQ14のゲート・スレッシュホールド電圧を、Vthnとする。図7の参考例では、昇圧出力電圧Voutが2倍昇圧電圧2Vddになる出力駆動期間に、第4トランジスタQ14のPチャンネルMOSFETを確実にオンに制御するためには、駆動入力信号VDHSのハイレベルを2Vdd+Vtpnに設定しなければならない。しかし、図1に示したように、出力駆動用ローサイドスイッチを構成する第4トランジスタQ14のゲートGを駆動する第1駆動回路Drv1の出力からの駆動入力信号VDHSのハイレベルは2倍昇圧電圧2Vddとなる昇圧出力電圧Voutのレベルに設定されているので、第4トランジスタQ14のPチャンネルMOSFETをオンに制御することができない。もし、第4トランジスタQ14のPチャンネルMOSFETをオンに制御するならば、駆動入力信号VDHSのハイレベルが2倍昇圧電圧2Vddより高い出力電圧を発生するブートストラップ回路によって第1駆動回路Drv1を構成することとなる。しかし、ブートストラップ回路はプリチャージ期間に充電されるブートストラップ容量を必要とするので、ブートストラップ容量により昇圧回路のチップ占有面積が増加してしまう。従って、図7の参考例も、実用的な昇圧回路とならないことになる。
図8は、図1に示したチャージポンプ回路によって構成された昇圧回路で、図1の出力駆動用ローサイドスイッチを構成する第4トランジスタQ14をNチャンネルMOSFETに変更して、そのP型ウェルP−WellをN型ドレインDに接続した参考例を示す図である。図8の参考例でも、図7と同様に、プリチャージ容量C1の一端VCHが2倍昇圧電圧2Vddになる出力駆動期間に、第4トランジスタQ14のPチャンネルMOSFETを確実にオンに制御するためには、駆動入力信号VDHSのハイレベルを2Vdd+Vtpnに設定しなければならない。従って、図7と同様に、ブートストラップ回路によって第1駆動回路Drv1を構成する必要がある。従って、図8の参考例も、実用的な昇圧回路とならないことになる。
一方、図1の昇圧回路のプリチャージ用ローサイドスイッチを構成する第2トランジスタQ12と駆動出力用ハイサイドスイッチを構成する第3トランジスタQ13とは、それぞれ電圧プルダウン素子と電圧プルアップ素子として動作している。電圧プルダウン素子としての第2トランジスタQ12としては、図1に示したようにP型ウェルP−WellがN型ソースSに接続されたNチャンネルMOSFET以外の選択肢は考えられない。同様に、電圧プルアップ素子としての第3トランジスタQ13としては、図1に示したようにN型ウェルN−WellがP型ソースSに接続されたPチャンネルMOSFET以外の選択肢は考えられない。
≪その他の実施形態による昇圧回路≫
図9は、本発明の他のひとつの実施形態に従って半導体集積回路のチップ上に具備したチャージポンプ回路により構成された昇圧回路の構成を示す図である。
以下に、図9の実施形態が図1と相違する点を説明する。同図に示すように、図1に示した昇圧回路に、第1補助スイッチとしての第5トランジスタQ15と、第2補助スイッチとしての第6トランジスタQ16とが追加されている。すなわち、図9に示した半導体集積回路のチャージポンプ回路による昇圧回路では、入力電圧Vddと容量C1の一端との間に第1補助スイッチとしての第5トランジスタQ15が接続され、容量C1の一端と昇圧出力電圧Voutを出力する出力端子との間に第2補助スイッチとしての第6トランジスタQ16が接続されている。第1補助スイッチとしての第5トランジスタQ15はPチャンネルMOSトランジスタにより構成され、P型ソースSには入力電圧Vddが供給され、N型ウェルN−WellとP型ドレインDとは容量C1の一端VCHに接続されている。第2補助スイッチとしての第6トランジスタQ16もPチャンネルMOSトランジスタにより構成されて、P型ソースSは容量C1の一端VCHに接続され、N型ウェルN−WellとP型ドレインDとは昇圧電圧Voutが出力される出力端子の出力容量C2に接続されている。第1補助スイッチとしての第5トランジスタQ15のケードGと第2補助スイッチとしての第6トランジスタQ16のケードGとを駆動する駆動入力信号VDHP、VDHDは、第3駆動回路Drv3の2つの出力端子から生成されている。
図10に示すように、クロック信号CLKに応答して第1補助スイッチとしての第5トランジスタQ15の入力端子と第2補助スイッチとしての第6トランジスタQ16の入力端子とを駆動する駆動入力信号VDHP、VDHDのハイレベルとローレベルとが出力端子から出力される昇圧出力電圧Voutのレベルと基底電位Vssのレベルとにそれぞれ設定されている。第1補助スイッチとしての第5トランジスタQ15と第2補助スイッチとしての第6トランジスタQ16とは、第1トランジスタQ11、第2トランジスタQ12、第3トランジスタQ13、第4トランジスタQ14よりも高耐圧のトランジスタ構造とされ、また、これらのトランジスタよりも小さな素子サイズとされている。
図9に示した本発明の他のひとつの実施形態は、図11のチャージポンプ回路による昇圧回路へクロック信号CLKの供給が開始された直後の起動時Op_At_Stの動作において、プリチャージ用ハイサイドスイッチを構成する第1トランジスタQ11の入力端子と出力駆動用ローサイドスイッチを構成する第4トランジスタQ14の入力端子とを駆動する駆動入力信号VDHSの電圧振幅が十分に大きくなっていない時に、有効である。図9に示した本発明の他のひとつの実施形態によれば、図11のクロック信号CLKの供給が開始された直後の起動時Op_At_Stの動作に示すように、ローレベルが入力電圧Vddに設定された駆動入力信号VDHSの電圧振幅が十分に大きくなっていない時に、ローレベルが基底電圧Vssに設定された駆動入力信号VDHP、VDHDの電圧振幅が既に十分に大きくなっている。従って、第1補助スイッチとしての第5トランジスタQ15と第2補助スイッチとしての第6トランジスタQ16とは、十分にオン・オフ動作を実行できる。起動時Op_At_Stのプリチャージ期間には、第1補助スイッチとしての第5トランジスタQ15とプリチャージ用ローサイドスイッチを構成する第2トランジスタQ12とがオンすることによって、容量C1に入力電圧Vddの充電電圧Vcgが充電される。起動時Op_At_Stの出力駆動期間には、出力駆動用ハイサイドスイッチを構成する第3トランジスタQ13と第2補助スイッチとしての第6トランジスタQ16とがオンすることにより、入力電圧Vddに容量C1の充電電圧Vcgを重畳した昇圧出力電圧Voutが出力端子から出力される。その後は、図11の起動後の定常動作Op_Af_Stに示すように駆動入力信号VDHSの電圧振幅が十分に大きくなると、プリチャージ用ハイサイドスイッチを構成する第1トランジスタQ11と出力駆動用ローサイドスイッチを構成する第4トランジスタQ14とがオンするようになる。第1トランジスタQ11、第2トランジスタQ12、第3トランジスタQ13、第4トランジスタQ14の大きな素子サイズによるスイッチング動作が可能となり、チャージポンプ回路により構成された昇圧回路は大きな負荷駆動能力のモードの動作を開始する。尚、図11中に示した起動後の定常動作Op_Af_Stは、図10の動作波形に対応している。
図12は、本発明の更に他のひとつの実施形態に従って半導体集積回路のチップ上に具備したチャージポンプ回路により構成された昇圧回路の構成を示す図である。
同図において、昇圧回路は従属接続された多段のチャージポンプ回路CP1、CP2によって構成され、前段のチャージポンプ回路CP1に3ボルト以下の入力電圧Vddが供給され、前段のチャージポンプ回路CP1から2倍昇圧電圧2Vddの出力電圧Vout1が出力される。前段チャージポンプ回路CP1からの出力電圧Vout1(=2Vdd)が後段チャージポンプ回路CP2に供給され、後段チャージポンプ回路CP2から2倍昇圧電圧2Vout1の出力電圧Vout2(=4Vdd)が出力される。ここで、前段チャージポンプ回路CP1は6ボルト以下である2倍昇圧電圧2Vddの出力電圧Vout1で動作するので、前段チャージポンプ回路CP1を構成する4つのトランジスタQ11、Q12、Q13、Q14は低耐圧トランジスタによって構成されている。また、駆動回路Drv11、Drv12による前段チャージポンプ回路CP1を構成する4つのトランジスタQ11、Q12、Q13、Q14の入力端子の駆動方法は、図13の波形VDHS、VDLSに示すように、一般的な方法である。しかし、後段チャージポンプ回路CP2は12ボルトの4倍昇圧電圧4Vddの出力電圧Vout2で動作するので、後段チャージポンプ回路CP2を構成する4つのトランジスタQ21、Q22、Q23、Q24を低耐圧トランジスタで構成できるように工夫されている。すなわち、第1駆動回路後Drv21、第2駆動回路Drv22による後段チャージポンプ回路CP2を構成する4つのトランジスタQ21、Q22、Q23、Q24の入力端子の駆動方法は、図13の定常動作Op_Af_Stの波形VDHS´、VDLS´に示すような工夫となっている。図13の定常動作Op_Af_Stの波形VDHS´に示すように、トランジスタQ21、Q24の入力端子の駆動入力信号VDHS´のハイレベルとローレベルとは4倍昇圧電圧4Vddの出力電圧Vout2のレベルと2倍昇圧電圧2Vddの出力電圧Vout1のレベルとにそれぞれ設定されている。従って、4倍昇圧電圧4Vddの出力電圧Vout2を出力する後段チャージポンプ回路CP2のトランジスタQ21、Q24の入力端子の駆動入力信号VDHS´の電圧振幅は2倍昇圧電圧2Vddとなり、トランジスタQ21、Q24は低耐圧トランジスタで構成できる。このように、図12に示した後段チャージポンプ回路CP2のトランジスタQ21、Q24の入力駆動の動作原理は、図1と図9に示した昇圧回路の動作原理と同一となっている。
また、図12の後段チャージポンプ回路CP2で、前段のチャージポンプ回路CP1からの2倍昇圧電圧2Vddの出力電圧Vout1がソースに供給されるトランジスタQ23の入力端子の駆動方法は、図13の定常動作Op_Af_Stの波形VDLS´に示すような工夫となっている。すなわち、図13の定常動作Op_Af_Stの波形VDLS´に示すように、第2駆動回路Drv2の出力から生成されるトランジスタQ23の駆動入力信号VDLS´ハイレベルとローレベルとは2倍昇圧電圧2Vddの出力電圧Vout1のレベルと入力電圧Vddのレベルとにそれぞれ設定されている。従って、トランジスタQ23は、低耐圧トランジスタで構成できる。尚、図12に示した後段チャージポンプ回路CP2の第1補助スイッチS25と第2補助スイッチS26とは、図9に示した第1補助スイッチとしての第5トランジスタQ15と第2補助スイッチとしての第6トランジスタQ16と同様に高耐圧トランジスタで構成されている。これは、図13の定常動作Op_Af_Stの波形VDHP、VDHDに示した4倍昇圧電圧4Vddの出力電圧Vout2の電圧振幅からも理解できるであろう。
図14は、本発明の更に他のひとつの実施形態に従って半導体集積回路のチップ上に具備したチャージポンプ回路により構成された昇圧回路の構成を示す図である。
図14の実施形態が、図9の実施形態と相違する点を下記に説明する。尚、図14のチャージポンプ回路により構成された昇圧回路には、3ボルトまでの入力範囲の入力電圧Vddが供給されるものと仮定する。図14のチャージポンプ回路により構成された昇圧回路には、入力電圧Vddのレベルを検出する入力電圧レベル検出回路Vdd_Dis_Cirと、ベース電圧発生回路VBB_Genとが接続されている。ベース電圧発生回路VBB_Genは、入力電圧レベル検出回路Vdd_Dis_Cirの複数のレベル検出出力信号Out1、Out2、Out3、Out4によりオン・オフが制御される複数のスイッチSW1、SW2、SW3、SW4と、入力電圧の半分の電圧0.5Vddを生成する電圧源0.5Vdd、入力電圧の1倍の電圧Vddを生成する電圧源Vdd、入力電圧の1.5倍の電圧1.5Vddを生成する電圧源1.5Vddとから構成されている。従って、入力電圧Vddが2.7ボルトから3.1ボルトまでのレベルの際には、入力電圧レベル検出回路Vdd_Dis_Cirのレベル検出出力信号Out4だけがハイレベルとなる。従って、スイッチSW4がオン状態となって、電圧源1.5Vddからの入力電圧Vddの1.5倍の電圧1.5Vddがベース電圧VBBとして図14の後段チャージポンプ回路CP2のトランジスタQ23のソースに供給される。この時には、プリチャージ期間によってチャージポンプ回路の容量C1の両端には、入力電圧Vddが印加されている。従って、チャージポンプ回路は出力駆動期間に、入力電圧VddにトランジスタQ23のソースの電圧1.5Vddのベース電圧VBBを重畳する。従って、この時のチャージポンプ回路の出力電圧Voutは、入力電圧Vddの2.5倍の電圧2.5Vddとなる。従って、図15に示すように、入力電圧Vddが2.7ボルトから3.1ボルトまでのレベルの際には、ベース電圧VBBは1.5Vddとなり、図16に示すように、図14の昇圧回路全体の昇圧率Nは2.5となり、最終昇圧電圧Vout2は6.75ボルトから7.75ボルトまで変化する。また、入力電圧Vddが3.1ボルトから3.8ボルトまでのレベルの際には、入力電圧レベル検出回路Vdd_Dis_Cirのレベル検出出力信号Out3だけがハイレベルとなる。従って、スイッチSW3がオン状態となって、電圧源Vddからの入力電圧Vddの1倍の電圧Vddがベース電圧VBBとして図14の後段チャージポンプ回路CP2のトランジスタQ23のソースに供給される。従って、この時のチャージポンプ回路の出力電圧Voutは、入力電圧Vddの2.5倍の電圧2.0Vddとなる。従って、図15に示すように、入力電圧Vddが3.1ボルトから3.8ボルトまでのレベルの際には、ベース電圧VBBは1Vddとなり、図16に示すように、図14の昇圧回路全体の昇圧率Nは2.0となり、最終昇圧電圧Vouは6.20ボルトから7.60ボルトまで変化する。また、入力電圧Vddが3.8ボルトから4.5ボルトまでのレベルの際には、入力電圧レベル検出回路Vdd_Dis_Cirのレベル検出出力信号Out2だけがハイレベルとなる。従って、スイッチSW2がオン状態となって、電圧源0.5Vddからの入力電圧Vddの0.5倍の電圧0.5Vddがベース電圧VBBとして図14のチャージポンプ回路のトランジスタQ23のソースに供給される。従って、この時のチャージポンプ回路の出力電圧Voutは、入力電圧Vddの1.5倍の電圧1.5Vddとなる。従って、図15に示すように、入力電圧Vddが3.8ボルトから4.5ボルトまでのレベルの際には、ベース電圧VBBは0.5Vddとなり、図16に示すように、図14の昇圧回路全体の昇圧率Nは1.5となり、最終昇圧電圧Voutは5.70ボルトから6.75ボルトまで変化する。また、入力電圧Vddが4.5ボルトから5.5ボルトまでのレベルの際には、入力電圧レベル検出回路Vdd_Dis_Cirのレベル検出出力信号Out1だけがハイレベルとなる。従って、スイッチSW1がオン状態となって、接地電圧である基底電位Vssがベース電圧VBBとして図14の後段チャージポンプ回路CP2のトランジスタQ23のソースに供給される。従って、この時のチャージポンプ回路の出力電圧Voutは、入力電圧Vddの1.0倍の電圧1Vddとなる。従って、図15に示すように、入力電圧Vddが4.5ボルトから5.5ボルトまでのレベルの際には、ベース電圧VBBはゼロボルトとなり、図16に示すように、図14の昇圧回路全体の昇圧率Nは2.0となり、最終昇圧電圧Voutは4.50ボルトから5.50ボルトまで変化する。この実施形態によれば、昇圧前の入力電圧Vddのレベルがリニアに上昇しても、図16に示すように、チャージポンプ回路からの最終昇圧出力電圧Voutのレベルがリニアに上昇せず若干変動するが4.50ボルトから7.75ボルトの範囲で略一定の飽和特性を持つようになる。尚、図14のベース電圧発生回路VBB_Genは、同図の右下のように、容量値の等しい2つの容量C101、C103と複数のスイッチSW101、SW102、SW103、SW104、SW105により構成されている。ベース電圧VBBとして1.5Vddを出力する時には、最初に2つの容量C101、C103を入力電圧Vddにより充電して、その後、2つの容量C101、C103を並列接続して0.5Vddを生成する。その後、入力電圧Vddに接続されたスイッチSW105をオンすることにより、並列接続された2つの容量C101、C103を入力電圧Vddでブーストすることにより、1.5Vddのベース電圧VBBを生成することができる。ベース電圧VBBとして1.0Vddを出力する時には、常に2つの容量C101、C103を並列接続して、1.0Vddのベース電圧VBBを生成することができる。ベース電圧VBBとして0.5Vddを出力する時には、最初に2つの容量C101、C103を入力電圧Vddにより充電して、その後、2つの容量C101、C103を並列接続することにより、0.5Vddのベース電圧VBBを生成することができる。
図17は、本発明の更に他のひとつの実施形態に従って半導体集積回路のチップ上に具備したチャージポンプ回路により構成された昇圧回路の構成を示す図である。
図17の実施形態が、図12の実施形態と相違する点を下記に説明する。尚、図14のチャージポンプ回路により構成された昇圧回路には、2.7ボルトから5.5ボルトまでの入力範囲の入力電圧Vddが供給されるものと仮定する。図14のチャージポンプ回路により構成された昇圧回路には、入力電圧Vddのレベルを検出する入力電圧レベル検出回路Vdd_Dis_Cirと、ベース電圧発生回路VBB_Genとが接続されている。ベース電圧発生回路VBB_Genは、入力電圧レベル検出回路Vdd_Dis_Cirの複数のレベル検出出力信号Out1、Out2、Out3、Out4によりオン・オフが制御される複数のスイッチSW1、SW2、SW3、SW4と、入力電圧の半分の電圧0.5Vddを生成する電圧源0.5Vdd、入力電圧の1倍の電圧Vddを生成する電圧源Vdd、入力電圧の1.5倍の電圧1.5Vddを生成する電圧源1.5Vddとから構成されている。従って、入力電圧Vddが2.7ボルトから3.1ボルトまでのレベルの際には、入力電圧レベル検出回路Vdd_Dis_Cirのレベル検出出力信号Out4だけがハイレベルとなる。従って、スイッチSW4がオン状態となって、電圧源1.5Vddからの入力電圧Vddの1.5倍の電圧1.5Vddがベース電圧VBBとして図14の後段チャージポンプ回路CP2のトランジスタQ23のソースに供給される。この時に、後段チャージポンプ回路CP2の容量C3の両端には、前段チャージポンプ回路CP1の昇圧出力Vout1の2倍昇圧電圧2Vddが印加されている。従って、後段チャージポンプ回路CP2は、前段チャージポンプ回路CP1の昇圧出力Vout1の2倍昇圧電圧2VddにトランジスタQ23のソースの電圧1.5Vddのベース電圧VBBを重畳する。従って、この時の後段チャージポンプ回路CP2の出力電圧Vout2は、入力電圧Vddの3.5倍の電圧3.5Vddとなる。従って、図15に示すように、入力電圧Vddが2.7ボルトから3.1ボルトまでのレベルの際には、ベース電圧VBBは1.5Vddとなり、図18に示すように、図14の昇圧回路全体の昇圧率Nは3.5となり、最終昇圧電圧Vout2は9.45ボルトから10.85ボルトまで変化する。また、入力電圧Vddが3.1ボルトから3.8ボルトまでのレベルの際には、入力電圧レベル検出回路Vdd_Dis_Cirのレベル検出出力信号Out3だけがハイレベルとなる。従って、スイッチSW3がオン状態となって、電圧源Vddからの入力電圧Vddの1倍の電圧Vddがベース電圧VBBとして図14の後段チャージポンプ回路CP2のトランジスタQ23のソースに供給される。従って、この時の後段チャージポンプ回路CP2の出力電圧Vout2は、入力電圧Vddの3.0倍の電圧3.0Vddとなる。従って、図15に示すように、入力電圧Vddが3.1ボルトから3.8ボルトまでのレベルの際には、ベース電圧VBBは1Vddとなり、図18に示すように、図14の昇圧回路全体の昇圧率Nは3.0となり、最終昇圧電圧Vout2は9.30ボルトから11.40ボルトまで変化する。また、入力電圧Vddが3.8ボルトから4.5ボルトまでのレベルの際には、入力電圧レベル検出回路Vdd_Dis_Cirのレベル検出出力信号Out2だけがハイレベルとなる。従って、スイッチSW2がオン状態となって、電圧源0.5Vddからの入力電圧Vddの0.5倍の電圧0.5Vddがベース電圧VBBとして図14の後段チャージポンプ回路CP2のトランジスタQ23のソースに供給される。従って、この時の後段チャージポンプ回路CP2の出力電圧Vout2は、入力電圧Vddの2.5倍の電圧2.5Vddとなる。従って、図15に示すように、入力電圧Vddが3.8ボルトから4.5ボルトまでのレベルの際には、ベース電圧VBBは0.5Vddとなり、図18に示すように、図14の昇圧回路全体の昇圧率Nは2.5となり、最終昇圧電圧Vout2は9.50ボルトから11.25ボルトまで変化する。また、入力電圧Vddが4.5ボルトから5.5ボルトまでのレベルの際には、入力電圧レベル検出回路Vdd_Dis_Cirのレベル検出出力信号Out1だけがハイレベルとなる。従って、スイッチSW1がオン状態となって、接地電圧である基底電位Vssがベース電圧VBBとして図14の後段チャージポンプ回路CP2のトランジスタQ23のソースに供給される。従って、この時の後段チャージポンプ回路CP2の出力電圧Vout2は、入力電圧Vddの2.0倍の電圧2.0Vddとなる。従って、図15に示すように、入力電圧Vddが4.5ボルトから5.5ボルトまでのレベルの際には、ベース電圧VBBはゼロボルトとなり、図18に示すように、図14の昇圧回路全体の昇圧率Nは2.0となり、最終昇圧電圧Vout2は9.00ボルトから11.00ボルトまで変化する。この実施形態によれば、昇圧前の入力電圧Vddのレベルがリニアに上昇しても、図18に示すように、後段チャージポンプ回路CP2からの最終昇圧出力電圧Vout2のレベルがリニアに上昇せず若干変動するが9.00ボルトから11.40ボルトの範囲で略一定の飽和特性を持つようになる。尚、図17のベース電圧発生回路VBB_Genは、図14と全く同様に、容量値の等しい2つの容量C101、C103と複数のスイッチSW101、SW102、SW103、SW104、SW105により構成されている。ベース電圧VBBとして1.5Vddを出力する時には、最初に2つの容量C101、C103を入力電圧Vddにより充電して、その後、2つの容量C101、C103を並列接続して0.5Vddを生成する。その後、入力電圧Vddに接続されたスイッチSW105をオンすることにより、並列接続された2つの容量C101、C103を入力電圧Vddでブーストすることにより、1.5Vddのベース電圧VBBを生成することができる。ベース電圧VBBとして1.0Vddを出力する時には、常に2つの容量C101、C103を並列接続して、1.0Vddのベース電圧VBBを生成することができる。ベース電圧VBBとして0.5Vddを出力する時には、最初に2つの容量C101、C103を入力電圧Vddにより充電して、その後、2つの容量C101、C103を並列接続することにより、0.5Vddのベース電圧VBBを生成することができる。尚、図17に示した後段チャージポンプ回路CP2の第1補助スイッチS25と第2補助スイッチS26とは、図9に示した第1補助スイッチとしての第5トランジスタQ15と第2補助スイッチとしての第6トランジスタQ16と同様に高耐圧トランジスタで構成されている。
図19は、図9に示した第1補助スイッチとしての第5トランジスタQ15と第2補助スイッチとしての第6トランジスタQ16とを構成する高耐圧トランジスタとしてのMOSトランジスタの構造を示している。高耐圧MOSトランジスタを実現するために、ゲート電極Gの直下のゲート絶縁膜の厚さTOXHVは、以下に説明する低耐圧MOSトランジスタのゲート絶縁膜の厚さTOXLVよりも薄くされている。また、ゲート電極Gの両サイドの半導体基板中には低不純物濃度ソース領域と低不純物濃度ドレイン領域とが形成されている。この低不純物濃度ソース領域と低不純物濃度ドレイン領域との外には高不純物濃度ソース領域と高不純物濃度ドレイン領域とが形成されている。特に、ゲート電極Gの右エッジと高不純物濃度ドレイン領域とは、低不純物濃度ドレイン領域の幅によるドレイン・ゲート間オフセット距離ToffDG・HVが確保されている。この高耐圧MOSトランジスタのドレイン・ゲート間オフセット距離ToffDG・HVは、以下に説明する低耐圧MOSトランジスタのドレイン・ゲート間オフセット距離ToffDG・LVよりも大きくされている。このように、図19の高耐圧MOSトランジスタは、ドレイン・ゲート間オフセット距離ToffDG・HVの幅を有する低不純物濃度ドレイン領域の存在により高耐圧化されたLDD(Low Doped Drain)構造となっている。図19の高耐圧MOSトランジスタは高耐圧特性を有しているが、製造上の理由により、ソース側にも低不純物濃度ソース領域が形成される。その結果、ソース抵抗が高くなって、図19の高耐圧MOSトランジスタの相互コンダクタンスGmは、以下に説明する低耐圧MOSトランジスタの相互コンダクタンスGmよりも小さくなる。その結果、図17の高耐圧MOSトランジスタは、大きな電流駆動能力を必要とする図1に示した低耐圧トランジスタとしてのMOSトランジスタQ11、Q12、Q13、Q14としては適さない。図19の高耐圧MOSトランジスタで大きな電流駆動能力を実現するためには、ゲート電極Gの幅であるMOSトランジスタのチャンネル幅を極めて大きな値とすることが必要となる。
図20は、図1の昇圧回路に示した低耐圧トランジスタとしてのMOSトランジスタQ11、Q12、Q13、Q14に適切な高い相互コンダクタンスGmを持つ低耐圧素子としてのMOSトランジスタの構造を示している。図20に示した低耐圧MOSトランジスタは、ゲート電極Gの両サイドの半導体基板中には低不純物濃度ソース領域と低不純物濃度ドレイン領域とが形成されていない。ゲート電極Gの両サイドの半導体基板中には高不純物濃度ソース領域と高不純物濃度ドレイン領域とが形成されている。この低耐圧MOSトランジスタのドレイン・ゲート間オフセット距離ToffDG・LVは、ゼロに近い。また、この低耐圧MOSトランジスタのゲート絶縁膜の厚さTOXLVは、高耐圧MOSトランジスタのゲート絶縁膜の厚さTOXHVより薄くなっている。その結果、図1の昇圧回路に示した低耐圧トランジスタとしてのMOSトランジスタQ11、Q12、Q13、Q14の大きな電流駆動能力をMOSトランジスタの小さなチャンネル幅(ゲート電極Gの幅)で実現することが可能となる。その結果、昇圧回路のチップ占有面積を、大幅に低減することができる。同じ電流駆動能力の条件で、図1の昇圧回路を図19の高耐圧MOSトランジスタで構成した場合と比較して、図20に示した低耐圧MOSトランジスタで構成した場合の昇圧回路のチップ占有面積が53分の1と大幅に削減されることが本発明者等により確認された。
図21は、図9に示したトランジスタQ11、Q12、Q13、Q14、Q15、Q16と、2つの容量C1、C2とを含む昇圧回路を、半導体集積回路のチップに構成した場合の平面レイアウト図を示している。図21で示したトランジスタQ11、Q12、Q13、Q14は、図20に示した低耐圧MOSトランジスタで構成されているとともに、チャンネル幅Wとチャンネル長Lとの比W/Lは大きく設定されている。すなわち、これらのトランジスタQ11、Q12、Q13、Q14のゲートGの幅が大きく設定されている。また、図21で示したトランジスタQ15、Q16は、図19の高耐圧MOSトランジスタで構成されているとともに、チャンネル幅Wとチャンネル長Lとの比W/Lは小さく設定されている。すなわち、これらのトランジスタQ15、Q16のゲートGの幅が小さく設定されている。また、図21で、SGIはシャロー・グルーブ・アイソレーション(Shallow Grove Isolation)の領域である。このSGI領域は、NチャンネルMOSトランジスタQ11、Q12の2つのP型ウェル領域P−Wellを互いに電気的に分離しており、またPチャンネルMOSトランジスタQ13、Q14の2つのN型ウェル領域N−Wellを互いに電気的に分離している。
図22は、図21の平面レイアウト図の線A−A´に沿った半導体チップの断面図を示している。同図で、半導体基板Subの上には絶縁膜Insを介してPチャンネルMOSトランジスタQ16のN型ウェル領域N−WellとPチャンネルMOSトランジスタQ14のN型ウェル領域N−Wellとが形成されている。この2つのトランジスタQ16、Q14の間にはMIM(メタル・絶縁層・メタル)構造の容量C1が形成され、容量C1の下部の半導体層には浮遊容量を低減するために、SGI領域が形成されている。尚、容量C2も、MIM構造で形成されている。
以上本発明者によってなされた発明を実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、図23に示すように、図1などで示したこれまでの昇圧回路においては第1トランジスタQ11と第2トランジスタQ12とはNPN型バイポーラトランジスタによって置換することができ、同様に第3トランジスタQ13と第4トランジスタQ14とはPNP型バイポーラトランジスタによって置換することができる。尚、第3トランジスタQ13のコレクタ・エミッタ間には電源投入時のプリチャージ容量C1の高速充電用ダイオードD2が接続され、更に第4トランジスタQ14のエミッタ・コレクタ間には電源投入時の出力容量C2の高速充電用ダイオードD3が接続されている。
更に、本発明による昇圧回路は、CCD駆動LSIにおける昇圧回路以外に、LCD駆動LSIにおける液晶駆動電圧を生成する昇圧回路や、不揮発性メモリにおける書き込み電圧と消去電圧を生成する昇圧回路等、入力電圧や電源電圧よりも高い昇圧電圧を生成する昇圧回路一般に適用が可能である。
図1は、本発明のひとつの実施形態に従って半導体集積回路のチップ上に具備したチャージポンプ回路により構成された昇圧回路の構成を示す図である。 図2は、図1に示したチャージポンプ回路によって構成された昇圧回路の動作を説明するための波形図である。 図3は、図1に示したチャージポンプ回路によって構成された昇圧回路で、図1のプリチャージ用ハイサイドスイッチを構成する第1トランジスタQ11のNチャンネルMOSFETのP型ウェルP−WellをN型ソースSに接続した参考例を示す図である。 図4は、図1に示したチャージポンプ回路によって構成された昇圧回路で、図1のプリチャージ用ハイサイドスイッチを構成する第1トランジスタQ11のPチャンネルMOSFETに変更して、そのN型ウェルN−WellをP型ドレインDに接続した参考例を示す図である。 図5は、図1に示したチャージポンプ回路によって構成された昇圧回路で、図1のプリチャージ用ハイサイドスイッチを構成する第1トランジスタQ11のPチャンネルMOSFETに変更して、そのN型ウェルN−WellをP型ソースSに接続した参考例を示す図である。 図6は、図1に示したチャージポンプ回路によって構成された昇圧回路で、図1の出力駆動用ローサイドスイッチを構成する第4トランジスタQ14のPチャンネルMOSFETのN型ウェルN−WellをP型ソースSに接続した本発明の変形実施形態を示す図である。 図7は、図1に示したチャージポンプ回路によって構成された昇圧回路で、図1の出力駆動用ローサイドスイッチを構成する第4トランジスタQ14をNチャンネルMOSFETに変更して、そのP型ウェルP−WellをN型ソースSに接続した参考例を示す図である。 図8は、図1に示したチャージポンプ回路によって構成された昇圧回路で、図1の出力駆動用ローサイドスイッチを構成する第4トランジスタQ14をNチャンネルMOSFETに変更して、そのP型ウェルP−WellをN型ドレインDに接続した参考例を示す図である。 図9は、本発明の他のひとつの実施形態に従って半導体集積回路のチップ上に具備したチャージポンプ回路により構成された昇圧回路の構成を示す図である。 図10は、図9に示した昇圧回路の動作を説明するための波形図である。 図11は、図9に示した昇圧回路の動作を説明するための波形図である。 図12は、本発明の更に他のひとつの実施形態に従って半導体集積回路のチップ上に具備したチャージポンプ回路により構成された昇圧回路の構成を示す図である。 図13は、図12に示した昇圧回路の動作を説明するための波形図である。 図14は、本発明の更に他のひとつの実施形態に従って半導体集積回路のチップ上に具備したチャージポンプ回路により構成された昇圧回路の構成を示す図である。 図15は、図14に示した昇圧回路の動作を説明するための特性図である。 図16は、図14に示した昇圧回路の動作を説明するための特性図である。 図17は、本発明の更に他のひとつの実施形態に従って半導体集積回路のチップ上に具備したチャージポンプ回路により構成された昇圧回路の構成を示す図である。 図18は、図17に示した昇圧回路の動作を説明するための特性図である。 図19は、図9に示した第1補助スイッチとしての第5トランジスタQ15と第2補助スイッチとしての第6トランジスタQ16とを構成する高耐圧トランジスタとしてのMOSトランジスタの構造を示す図である。 図20は、図1の昇圧回路に示した低耐圧トランジスタとしてのMOSトランジスタQ11、Q12、Q13、Q14に適切な高い相互コンダクタンスGmを持つ低耐圧素子としてのMOSトランジスタの構造を示す図である。 図21は、図9に示したトランジスタQ11、Q12、Q13、Q14、Q15、Q16と、2つの容量C1、C2とを含む昇圧回路を、半導体集積回路のチップに構成した場合の平面レイアウト図を示す図である。 図22は、図21の平面レイアウト図の線A−A´に沿った半導体チップの断面図を示す図である。 図23は、本発明の変形実施形態による昇圧回路の構成を示す図である。
符号の説明
C1 容量
Q11 プリチャージ用ハイサイドスイッチを構成する第1トランジスタ
Q12 プリチャージ用ローサイドスイッチを構成する第2トランジスタ
Q13 出力駆動用ハイサイドスイッチを構成する第3トランジスタ
Q14 出力駆動用ローサイドスイッチを構成する第4トランジスタ
CLK クロック信号
Vdd 入力電圧
Vcg 容量の充電電圧
Vout 昇圧出力電圧
DHS 駆動入力信号

Claims (28)

  1. チップ上に昇圧回路を具備し、
    前記昇圧回路では、容量の一端と他端とに、プリチャージ用ハイサイドスイッチを構成する第1トランジスタとプリチャージ用ローサイドスイッチを構成する第2トランジスタとがそれぞれ接続され、
    前記容量の前記他端と前記一端とに出力駆動用ハイサイドスイッチを構成する第3トランジスタと出力駆動用ローサイドスイッチを構成する第4トランジスタとがそれぞれ接続され、
    前記第1トランジスタと前記第2トランジスタと前記第3トランジスタと前記第4トランジスタとはクロック信号によって駆動され、前記クロック信号の一方のレベルの期間はチャージポンプ回路による前記昇圧回路は入力電圧によって前記容量を充電するプリチャージ期間となり、前記クロック信号の他方のレベルの期間は前記チャージポンプ回路による前記昇圧回路は前記入力電圧に前記容量の充電電圧を重畳した昇圧出力電圧を出力する出力駆動期間となり、
    前記プリチャージ期間では、前記クロック信号に応答して前記入力電圧と前記容量の一前記端との間に接続された前記プリチャージ用ハイサイドスイッチを構成する前記第1トランジスタがオンとなり、基底電位と前記容量の前記他端との間に接続された前記プリチャージ用ローサイドスイッチを構成する前記第2トランジスタがオンとなることにより、前記容量を介して前記入力電圧から前記基底電位へ充電電流が流れ、前記容量の前記一端と前記他端との間の前記充電電圧が上昇して、
    前記出力駆動期間では、前記クロック信号に応答して前記入力電圧と前記容量の前記他端との間に接続された前記出力駆動用ハイサイドスイッチを構成する前記第3トランジスタがオンとなり、前記容量の前記一端と前記出力端子との間に接続された前記出力駆動用ローサイドスイッチを構成する前記第4トランジスタがオンとなることにより、前記入力電圧に前記容量の前記充電電圧を重畳した前記昇圧出力電圧が前記出力端子から出力され、
    前記クロック信号に応答して前記プリチャージ用ハイサイドスイッチを構成する前記第1トランジスタの入力端子と前記出力駆動用ローサイドスイッチを構成する前記第4トランジスタの入力端子とを駆動する駆動入力信号のハイレベルとローレベルとが前記出力端子から出力される前記昇圧出力電圧のレベルと前記入力電圧のレベルとにそれぞれ設定されている半導体集積回路。
  2. 前記クロック信号に応答して前記プリチャージ用ローサイドスイッチを構成する前記第2トランジスタの前記入力端子と前記出力駆動用ハイサイドスイッチを構成する前記第3トランジスタの前記入力端子とを駆動する駆動入力信号のハイレベルとローレベルとが前記入力電圧のレベルと前記基底電位のレベルとにそれぞれ設定されている請求項1に記載の半導体集積回路。
  3. 前記入力電圧と前記容量の前記一端とに第1補助スイッチとしての第5トランジスタが接続され、前記容量の前記一端と前記昇圧出力電圧を出力する前記出力端子との間に第2補助スイッチとしての第6トランジスタが接続され、
    前記クロック信号に応答して前記第1補助スイッチとしての前記第5トランジスタの入力端子と前記第2補助スイッチとしての前記第6トランジスタの入力端子とを駆動する駆動入力信号のハイレベルとローレベルとが前記出力端子から出力される前記昇圧出力電圧のレベルと前記基底電位のレベルとにそれぞれ設定されて、前記第1補助スイッチとしての前記第5トランジスタと前記第2補助スイッチとしての前記第6トランジスタとは前記第1トランジスタ、前記第2トランジスタ、前記第3トランジスタ、前記第4トランジスタよりも高耐圧のトランジスタ構造とされ、また小さな素子サイズとされている請求項1に記載の半導体集積回路。
  4. 前記入力電圧と前記容量の前記一端とに第1補助スイッチとしての第5トランジスタが接続され、前記容量の前記一端と前記昇圧出力電圧を出力する前記出力端子との間に第2補助スイッチとしての第6トランジスタが接続され、
    前記クロック信号に応答して前記第1補助スイッチとしての前記第5トランジスタの入力端子と前記第2補助スイッチとしての前記第6トランジスタの入力端子とを駆動する駆動入力信号のハイレベルとローレベルとが前記出力端子から出力される前記昇圧出力電圧のレベルと前記基底電位のレベルとにそれぞれ設定されて、前記第1補助スイッチとしての前記第5トランジスタと前記第2補助スイッチとしての前記第6トランジスタとは前記第1トランジスタ、前記第2トランジスタ、前記第3トランジスタ、前記第4トランジスタよりも高耐圧のトランジスタ構造とされ、また小さな素子サイズとされている請求項2に記載の半導体集積回路。
  5. P型ウェルが前記入力電圧に接続されたNチャンネルMOSトランジスタにより前記第1トランジスタが構成され、P型ウェルが前記基底電位に接続されたNチャンネルMOSトランジスタにより第2トランジスタが構成され、N型ウェルが前記入力電圧に接続されたPチャンネルMOSトランジスタにより第3トランジスタが構成され、前記昇圧出力電圧が出力される前記出力端子と前記容量の前記一端との一方にN型ウェルが接続されたPチャンネルMOSトランジスタにより前記第4トランジスタが構成されている請求項1から請求項4までのいずれかに記載の半導体集積回路。
  6. コレクタとエミッタとが前記入力電圧と前記容量の前記一端にそれぞれ接続されたNPN型バイポーラトランジスタにより前記第1トランジスタが構成され、エミッタとコレクタとが前記容量の前記一端と前記昇圧出力電圧を出力する前記出力端子にそれぞれ接続されたPNP型バイポーラトランジスタにより前記第4トランジスタが構成されている請求項1から請求項4までのいずれかに記載の半導体集積回路。
  7. 前記第1トランジスタの前記コレクタと前記エミッタとの間には前記容量の高速充電用ダイオードが接続され、前記第4トランジスタの前記エミッタと前記コレクタとの間には前記昇圧出力電圧を出力する前記出力端子に接続された出力容量の高速充電用ダイオードが接続されている請求項6に記載の半導体集積回路。
  8. 半導体集積回路のチャージポンプ回路による昇圧回路は、従属接続された多段のチャージポンプ回路によって構成され、
    前記多段のチャージポンプ回路の前段チャージポンプ回路に入力電圧が供給されることにより前記前段チャージポンプ回路から前段昇圧出力電圧が生成され、
    前記前段チャージポンプ回路から生成された前記前段昇圧出力電圧が前記多段のチャージポンプ回路の後段チャージポンプ回路に供給されることにより前記後段チャージポンプ回路から前記後段昇圧出力電圧が生成され、
    前記後段チャージポンプ回路では、容量の一端と他端とには、プリチャージ用ハイサイドスイッチを構成する第1トランジスタとプリチャージ用ローサイドスイッチを構成する第2トランジスタとがそれぞれ接続されて、前記容量の前記他端と前記一端とには、出力駆動用ハイサイドスイッチを構成する第3トランジスタと出力駆動用ローサイドスイッチを構成する第4トランジスタとがそれぞれ接続され、
    前記第1トランジスタと前記第2トランジスタと前記第3トランジスタと前記第4トランジスタとはクロック信号によって駆動され、前記クロック信号の一方のレベルの期間では前記後段チャージポンプ回路は前記前段昇圧出力電圧によって前記容量を充電するプリチャージ期間となり、前記クロック信号の他方のレベルの期間では前記後段チャージポンプ回路は前記前段昇圧出力電圧に前記容量の前記充電電圧を重畳した後段昇圧出力電圧を出力する出力駆動期間となり、
    前記プリチャージ期間では、前記クロック信号に応答して前記前段昇圧出力電圧と前記容量の前記一端との間に接続された前記プリチャージ用ハイサイドスイッチを構成する前記第1トランジスタがオンとなり、前記基底電位と前記容量の前記他端との間に接続された前記プリチャージ用ローサイドスイッチを構成する前記第2トランジスタがオンとなり、前記容量を介して前記前段昇圧出力電圧から前記基底電位へ充電電流が流れ、前記容量の前記一端と前記他端との間の前記充電電圧が上昇し、
    前記出力駆動期間では、前記クロック信号に応答して前記前段昇圧出力電圧と前記容量の前記他端との間に接続された前記出力駆動用ハイサイドスイッチを構成する前記第3トランジスタがオンとなり、前記容量の前記一端と前記出力端子との間に接続された前記出力駆動用ローサイドスイッチを構成する第4トランジスタがオンとなり、前記入力電圧前段昇圧出力電圧に前記容量の前記充電電圧を重畳した前記後段昇圧出力電圧が、出力端子から出力され、
    前記クロック信号に応答して前記プリチャージ用ハイサイドスイッチを構成する前記第1トランジスタの入力端子と前記出力駆動用ローサイドスイッチを構成する前記第4トランジスタの入力端子とを駆動する駆動入力信号のハイレベルとローレベルとが前記後段昇圧出力電圧のレベルと前記前段昇圧出力電圧のレベルとにそれぞれ設定されている半導体集積回路。
  9. 前記出力駆動用ハイサイドスイッチを構成する前記第3トランジスタの入力端子を駆動する駆動入力信号のハイレベルとローレベルとが前記前段昇圧出力電圧のレベルと前記入力電圧のレベルとにそれぞれ設定されている請求項8に記載の半導体集積回路。
  10. 前記前段昇圧出力電圧と前記容量の前記一端との間に第1補助スイッチとしての第5トランジスタが接続され、前記容量の前記一端と前記後段昇圧出力電圧を出力する前記出力端子との間に第2補助スイッチとしての第6トランジスタが接続され、
    前記クロック信号に応答して前記第1補助スイッチとしての前記第5トランジスタの入力端子と前記第2補助スイッチとしての前記第6トランジスタの入力端子とを駆動する駆動入力信号のハイレベルとローレベルとが前記出力端子から出力される前記後段昇圧出力電圧のレベルと前記基底電位のレベルとにそれぞれ設定され、前記第1補助スイッチとしての前記第5トランジスタと前記第2補助スイッチとしての前記第6トランジスタとは前記第1トランジスタ、前記第2トランジスタ、前記第3トランジスタ、前記第4トランジスタよりも高耐圧のトランジスタ構造とされ、また小さな素子サイズとされている請求項8に記載の半導体集積回路。
  11. 前記前段昇圧出力電圧と前記容量の前記一端との間に第1補助スイッチとしての第5トランジスタが接続され、前記容量の前記一端と前記後段昇圧出力電圧を出力する前記出力端子との間に第2補助スイッチとしての第6トランジスタが接続され、
    前記クロック信号に応答して前記第1補助スイッチとしての前記第5トランジスタの入力端子と前記第2補助スイッチとしての前記第6トランジスタの入力端子とを駆動する駆動入力信号のハイレベルとローレベルとが前記出力端子から出力される前記後段昇圧出力電圧のレベルと前記基底電位のレベルとにそれぞれ設定され、前記第1補助スイッチとしての前記第5トランジスタと前記第2補助スイッチとしての前記第6トランジスタとは前記第1トランジスタ、前記第2トランジスタ、前記第3トランジスタ、前記第4トランジスタよりも高耐圧のトランジスタ構造とされ、また小さな素子サイズとされている請求項9に記載の半導体集積回路。
  12. P型ウェルが前記入力電圧に接続されたNチャンネルMOSトランジスタにより前記第1トランジスタが構成され、P型ウェルが前記基底電位に接続されたNチャンネルMOSトランジスタにより第2トランジスタが構成され、N型ウェルが前記入力電圧に接続されたPチャンネルMOSトランジスタにより第3トランジスタが構成され、前記昇圧出力電圧が出力される前記出力端子と前記容量の前記一端との一方にN型ウェルが接続されたPチャンネルMOSトランジスタにより前記第4トランジスタが構成されている請求項8から請求項11までのいずれかに記載の半導体集積回路。
  13. コレクタとエミッタとが前記入力電圧と前記容量の前記一端にそれぞれ接続されたNPN型バイポーラトランジスタにより前記第1トランジスタが構成され、エミッタとコレクタとが前記容量の前記一端と前記昇圧出力電圧を出力する前記出力端子にそれぞれ接続されたPNP型バイポーラトランジスタにより前記第4トランジスタが構成されている請求項8から請求項11までのいずれかに記載の半導体集積回路。
  14. 前記第1トランジスタの前記コレクタと前記エミッタとの間には前記容量の高速充電用ダイオードが接続され、前記第4トランジスタの前記エミッタと前記コレクタとの間には前記昇圧出力電圧を出力する前記出力端子に接続された出力容量の高速充電用ダイオードが接続されている請求項13に記載の半導体集積回路。
  15. チップ上に昇圧回路を具備し、
    前記昇圧回路では、容量の一端と他端とに、プリチャージ用ハイサイドスイッチを構成する第1トランジスタとプリチャージ用ローサイドスイッチを構成する第2トランジスタとがそれぞれ接続され、
    前記容量の前記他端と前記一端とに出力駆動用ハイサイドスイッチを構成する第3トランジスタと出力駆動用ローサイドスイッチを構成する第4トランジスタとがそれぞれ接続され、
    前記入力電圧のレベルを検出する入力電圧レベル検出回路と、複数のレベルのベース電圧を生成するベース電圧発生回路とを含み、前記入力電圧レベル検出回路による入力電圧のレベル検出結果に応答して前記複数のレベルのベース電圧から選択された1つのベース電圧が前記ベース電圧発生回路の出力から前記出力駆動用ハイサイドスイッチを構成する前記第3トランジスタに供給され、
    前記第1トランジスタと前記第2トランジスタと前記第3トランジスタと前記第4トランジスタとはクロック信号によって駆動され、前記クロック信号の一方のレベルの期間はチャージポンプ回路による前記昇圧回路は入力電圧によって前記容量を充電するプリチャージ期間となり、前記クロック信号の他方のレベルの期間は前記選択された1つのベース電圧に前記容量の前記充電電圧を重畳した昇圧出力電圧を出力する出力駆動期間となり、
    前記プリチャージ期間では、前記クロック信号に応答して前記入力電圧と前記容量の前記一端との間に接続された前記プリチャージ用ハイサイドスイッチを構成する前記第1トランジスタがオンとなり、基底電位と前記容量の前記他端との間に接続された前記プリチャージ用ローサイドスイッチを構成する前記第2トランジスタがオンとなることにより、前記容量を介して前記入力電圧から前記基底電位へ充電電流が流れ、前記容量の前記一端と前記他端との間の充電電圧が上昇して、
    前記出力駆動期間では、前記クロック信号に応答して前記ベース電圧発生回路の前記出力から生成された前記選択された1つのベース電圧と前記容量の前記他端との間に接続された前記出力駆動用ハイサイドスイッチを構成する前記第3トランジスタがオンとなり、前記容量の一端と前記出力端子との間に接続された前記出力駆動用ローサイドスイッチを構成する前記第4トランジスタがオンとなることにより、前記選択された1つのベース電圧に前記容量の前記充電電圧を重畳した前記昇圧出力電圧が、前記出力端子から出力され、
    前記クロック信号に応答して前記プリチャージ用ハイサイドスイッチを構成する前記第1トランジスタの入力端子と前記出力駆動用ローサイドスイッチを構成する前記第4トランジスタの入力端子とを駆動する駆動入力信号のハイレベルとローレベルとが前記出力端子から出力される前記昇圧出力電圧のレベルと前記入力電圧のレベルとにそれぞれ設定されている半導体集積回路。
  16. 前記クロック信号に応答して前記プリチャージ用ローサイドスイッチを構成する前記第2トランジスタの前記入力端子と前記出力駆動用ハイサイドスイッチを構成する前記第3トランジスタの前記入力端子とを駆動する駆動入力信号のハイレベルとローレベルとが前記入力電圧のレベルと前記基底電位のレベルとにそれぞれ設定されている請求項15に記載の半導体集積回路。
  17. 前記入力電圧と前記容量の前記一端とに第1補助スイッチとしての第5トランジスタが接続され、前記容量の前記一端と前記昇圧出力電圧を出力する前記出力端子との間に第2補助スイッチとしての第6トランジスタが接続され、
    前記クロック信号に応答して前記第1補助スイッチとしての前記第5トランジスタの入力端子と前記第2補助スイッチとしての前記第6トランジスタの入力端子とを駆動する駆動入力信号のハイレベルとローレベルとが前記出力端子から出力される前記昇圧出力電圧のレベルと前記基底電位のレベルとにそれぞれ設定されて、前記第1補助スイッチとしての前記第5トランジスタと前記第2補助スイッチとしての前記第6トランジスタとは前記第1トランジスタ、前記第2トランジスタ、前記第3トランジスタ、前記第4トランジスタよりも高耐圧のトランジスタ構造とされ、また小さな素子サイズとされている請求項15に記載の半導体集積回路。
  18. 前記入力電圧と前記容量の前記一端とに第1補助スイッチとしての第5トランジスタが接続され、前記容量の前記一端と前記昇圧出力電圧を出力する前記出力端子との間に第2補助スイッチとしての第6トランジスタが接続され、
    前記クロック信号に応答して前記第1補助スイッチとしての前記第5トランジスタの入力端子と前記第2補助スイッチとしての前記第6トランジスタの入力端子とを駆動する駆動入力信号のハイレベルとローレベルとが前記出力端子から出力される前記昇圧出力電圧のレベルと前記基底電位のレベルとにそれぞれ設定されて、前記第1補助スイッチとしての前記第5トランジスタと前記第2補助スイッチとしての前記第6トランジスタとは前記第1トランジスタ、前記第2トランジスタ、前記第3トランジスタ、前記第4トランジスタよりも高耐圧のトランジスタ構造とされ、また小さな素子サイズとされている請求項16に記載の半導体集積回路。
  19. P型ウェルが前記入力電圧に接続されたNチャンネルMOSトランジスタにより前記第1トランジスタが構成され、P型ウェルが前記基底電位に接続されたNチャンネルMOSトランジスタにより第2トランジスタが構成され、N型ウェルが前記入力電圧に接続されたPチャンネルMOSトランジスタにより第3トランジスタが構成され、前記昇圧出力電圧が出力される前記出力端子と前記容量の前記一端との一方にN型ウェルが接続されたPチャンネルMOSトランジスタにより前記第4トランジスタが構成されている請求項15から請求項18までのいずれかに記載の半導体集積回路。
  20. コレクタとエミッタとが前記入力電圧と前記容量の前記一端にそれぞれ接続されたNPN型バイポーラトランジスタにより前記第1トランジスタが構成され、エミッタとコレクタとが前記容量の前記一端と前記昇圧出力電圧を出力する前記出力端子にそれぞれ接続されたPNP型バイポーラトランジスタにより前記第4トランジスタが構成されている請求項15から請求項18までのいずれかに記載の半導体集積回路。
  21. 前記第1トランジスタの前記コレクタと前記エミッタとの間には前記容量の高速充電用ダイオードが接続され、前記第4トランジスタの前記エミッタと前記コレクタとの間には前記昇圧出力電圧を出力する前記出力端子に接続された出力容量の高速充電用ダイオードが接続されている請求項20に記載の半導体集積回路。
  22. 半導体集積回路のチャージポンプ回路による昇圧回路は、従属接続された多段のチャージポンプ回路によって構成され、
    前記多段のチャージポンプ回路の前段チャージポンプ回路に入力電圧が供給されることにより前記前段チャージポンプ回路から前段昇圧出力電圧が生成され、
    前記前段チャージポンプ回路から生成された前記前段昇圧出力電圧が前記多段のチャージポンプ回路の後段チャージポンプ回路に供給されることにより前記後段チャージポンプ回路から前記後段昇圧出力電圧が生成され、
    前記後段チャージポンプ回路では、容量の一端と他端とには、プリチャージ用ハイサイドスイッチを構成する第1トランジスタとプリチャージ用ローサイドスイッチを構成する第2トランジスタとがそれぞれ接続されて、前記容量の前記他端と前記一端とには、出力駆動用ハイサイドスイッチを構成する第3トランジスタと出力駆動用ローサイドスイッチを構成する第4トランジスタとがそれぞれ接続され、
    前記入力電圧のレベルを検出する入力電圧レベル検出回路と、複数のレベルのベース電圧を生成するベース電圧発生回路とを含み、前記入力電圧レベル検出回路による前記入力電圧のレベル検出結果に応答して前記複数のレベルのベース電圧から選択された1つのベース電圧が前記ベース電圧発生回路の出力から前記出力駆動用ハイサイドスイッチを構成する前記第3トランジスタに供給され、
    前記第1トランジスタと前記第2トランジスタと前記第3トランジスタと前記第4トランジスタとはクロック信号によって駆動され、前記クロック信号の一方のレベルの期間では前記後段チャージポンプ回路は前記前段昇圧出力電圧によって前記容量を充電するプリチャージ期間となり、前記クロック信号の他方のレベルの期間では前記後段チャージポンプ回路は前記選択された1つのベース電圧に前記容量の前記充電電圧を重畳した後段昇圧出力電圧を出力する出力駆動期間となり、
    前記プリチャージ期間では、前記クロック信号に応答して前記前段昇圧出力電圧と前記容量の前記一端との間に接続された前記プリチャージ用ハイサイドスイッチを構成する前記第1トランジスタがオンとなり、前記基底電位と前記容量の前記他端との間に接続された前記プリチャージ用ローサイドスイッチを構成する前記第2トランジスタがオンとなり、前記容量を介して前記前段昇圧出力電圧から前記基底電位へ充電電流が流れ、前記容量の前記一端と前記他端との間の前記充電電圧が上昇し、
    前記出力駆動期間では、前記クロック信号に応答して前記ベース電圧発生回路の前記出力から生成された前記選択された1つのベース電圧と前記容量の前記他端との間に接続された前記出力駆動用ハイサイドスイッチを構成する前記第3トランジスタがオンとなり、前記容量の前記一端と前記出力端子との間に接続された前記出力駆動用ローサイドスイッチを構成する第4トランジスタがオンとなり、前記選択された1つのベース電圧に前記容量の前記充電電圧を重畳した前記後段昇圧出力電圧が、出力端子から出力され、
    前記クロック信号に応答して前記プリチャージ用ハイサイドスイッチを構成する前記第1トランジスタの入力端子と前記出力駆動用ローサイドスイッチを構成する前記第4トランジスタの入力端子とを駆動する駆動入力信号のハイレベルとローレベルとが前記後段昇圧出力電圧のレベルと前記前段昇圧出力電圧のレベルとにそれぞれ設定されている半導体集積回路。
  23. 前記出力駆動用ハイサイドスイッチを構成する前記第3トランジスタの入力端子を駆動する駆動入力信号のハイレベルとローレベルとが前記前段昇圧出力電圧のレベルと前記入力電圧のレベルとにそれぞれ設定されている請求項22に記載の半導体集積回路。
  24. 前記前段昇圧出力電圧と前記容量の前記一端との間に第1補助スイッチとしての第5トランジスタが接続され、前記容量の前記一端と前記後段昇圧出力電圧を出力する前記出力端子との間に第2補助スイッチとしての第6トランジスタが接続され、
    前記クロック信号に応答して前記第1補助スイッチとしての前記第5トランジスタの入力端子と前記第2補助スイッチとしての前記第6トランジスタの入力端子とを駆動する駆動入力信号のハイレベルとローレベルとが前記出力端子から出力される前記後段昇圧出力電圧のレベルと前記基底電位のレベルとにそれぞれ設定され、前記第1補助スイッチとしての前記第5トランジスタと前記第2補助スイッチとしての前記第6トランジスタとは前記第1トランジスタ、前記第2トランジスタ、前記第3トランジスタ、前記第4トランジスタよりも高耐圧のトランジスタ構造とされ、また小さな素子サイズとされている請求項22に記載の半導体集積回路。
  25. 前記前段昇圧出力電圧と前記容量の前記一端との間に第1補助スイッチとしての第5トランジスタが接続され、前記容量の前記一端と前記後段昇圧出力電圧を出力する前記出力端子との間に第2補助スイッチとしての第6トランジスタが接続され、
    前記クロック信号に応答して前記第1補助スイッチとしての前記第5トランジスタの入力端子と前記第2補助スイッチとしての前記第6トランジスタの入力端子とを駆動する駆動入力信号のハイレベルとローレベルとが前記出力端子から出力される前記後段昇圧出力電圧のレベルと前記基底電位のレベルとにそれぞれ設定され、前記第1補助スイッチとしての前記第5トランジスタと前記第2補助スイッチとしての前記第6トランジスタとは前記第1トランジスタ、前記第2トランジスタ、前記第3トランジスタ、前記第4トランジスタよりも高耐圧のトランジスタ構造とされ、また小さな素子サイズとされている請求項23に記載の半導体集積回路。
  26. P型ウェルが前記入力電圧に接続されたNチャンネルMOSトランジスタにより前記第1トランジスタが構成され、P型ウェルが前記基底電位に接続されたNチャンネルMOSトランジスタにより第2トランジスタが構成され、N型ウェルが前記入力電圧に接続されたPチャンネルMOSトランジスタにより第3トランジスタが構成され、前記昇圧出力電圧が出力される前記出力端子と前記容量の前記一端との一方にN型ウェルが接続されたPチャンネルMOSトランジスタにより前記第4トランジスタが構成されている請求項22から請求項25までのいずれかに記載の半導体集積回路。
  27. コレクタとエミッタとが前記入力電圧と前記容量の前記一端にそれぞれ接続されたNPN型バイポーラトランジスタにより前記第1トランジスタが構成され、エミッタとコレクタとが前記容量の前記一端と前記昇圧出力電圧を出力する前記出力端子にそれぞれ接続されたPNP型バイポーラトランジスタにより前記第4トランジスタが構成されている請求項22から請求項25までのいずれかに記載の半導体集積回路。
  28. 前記第1トランジスタの前記コレクタと前記エミッタとの間には前記容量の高速充電用ダイオードが接続され、前記第4トランジスタの前記エミッタと前記コレクタとの間には前記昇圧出力電圧を出力する前記出力端子に接続された出力容量の高速充電用ダイオードが接続されている請求項27に記載の半導体集積回路。
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