JP2007221512A - 受信システム、及び受信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両の前後席に別々のコンテンツを視聴することのできる受信システム及び受信方法を提供すること。
【解決手段】統合チューナモジュール20の送信用統合伝送部22から、各受信アンテナ11〜13で受信した異なる種類の放送受信コンテンツの信号が多重化されてシリアル信号S5として出力される。このシリアル信号S5は前席用統合復調モジュール30の再伝送部31に入力されて、前席用復調側統合伝送部32と後席用復調側統合伝送部41に出力される。前席用統合復調部33は前席側のユーザにより復調指示されたコンテンツの信号を復調して出力する。後席用統合復調部42は後席側のユーザのより復調指示されたコンテンツの信号を復調して出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両の前席と後席とで異なる種類の放送受信コンテンツを視聴可能にした受信システム及び受信方法に関する。
従来技術として、例えば、カーナビゲーション装置と後席表示装置とで夫々描画ICを備え、後席表示装置からの要求信号をカーナビゲーション装置が取得すると、対応する画像データを、専用線を介して後席表示装置に転送することで、カーナビゲーション装置と後席表示装置とで異なる表示画面の映像を表示するようにしたものがある(例えば、以下の特許文献1)。
特開2005−199998号公報
しかしながら、異なる種類の放送受信コンテンツに対応する夫々異なる種類のデータを受信し多重化して処理するような受信システムにおいても、前席と後席とで別々のコンテンツを視聴できるようにすることが望まれていた。
そこで、本発明は、車両の前後席において異なる種類の放送受信コンテンツを視聴することのできる受信システム及び受信方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、受信システムにおいて、受信した異なる種類の放送受信コンテンツの信号を多重化しシリアル信号として出力する統合チューナユニットと、前記シリアル信号に対し復調指示に基づいて前記各放送受信コンテンツの信号を復調する複数の統合復調ユニットとを備えることを特徴とする。
また、本発明は、前記受信システムにおいて、前記統合復調ユニットは、車両の前席側に配置され、前記統合チューナユニットからのシリアル信号に対して第1の復調指示に基づいて前記各放送受信コンテンツの信号を復調する前席用統合復調ユニットと、前記車両の後席側に配置され、前記前席用統合復調ユニットからの前記シリアル信号に対して第2の復調指示に基づいて前記各放送受信コンテンツの信号を復調する後席用統合復調ユニットと、を備え、前記前席用統合復調ユニットには、前記統合チューナユニットからの前記シリアル信号を前記後席用統合復調ユニットに伝送する再伝送部を備えることを特徴とする。
更に、本発明は、前記受信システムにおいて、前記統合復調ユニットには、車両の前席側に配置され、前記統合チューナユニットからの前記シリアル信号に対して第1の復調指示に基づいて前記各放送受信コンテンツの信号を復調する前席用統合復調ユニットと、 前記車両の後席側に配置され、前記前席用統合復調ユニットからのシリアル信号に対して第2の復調指示に基づいて前記各放送受信コンテンツの信号を復調する後席用統合復調ユニットと、を備え、前記前席用統合復調ユニットには、復調後の前記各放送受信コンテンツの信号のうちいずれか一つを選択する選択部と、選択された前記放送受信コンテンツの信号をシリアル変換して前記前席用統合復調ユニットからのシリアル信号として前記後席用統合復調ユニットに出力する統合伝送部と、を備えることを特徴とする。
更に、本発明は、前記受信システムにおいて、前記前席用統合復調ユニットからの第1の出力信号が入力される前席側切替部と、前記後席用統合復調ユニットからの第2の出力信号が入力される後席側切替部と、前記第1の復調指示と前記第2の復調指示とが同一の前記放送受信コンテンツを指示したとき、前記第1の出力信号又は前記第2の出力信号が前記前席側切替部から前席側の出力段に出力されるとともに前記後席側切替部から後席側の出力段に出力されるように前記前席側切替部又は前記後席側切替部を制御し、更に、前記前席用統合復調ユニット又は前記後席用統合復調ユニットの電源をオフにさせる制御部を備えることを特徴とする。
更に、本発明は、前記受信システムにおいて、前記制御部は、前記第1の復調指示と前記第2の復調指示とが同一の前記放送受信コンテンツを指示したとき、前記前席側切替部に対して前記第1の出力信号を前席側の出力段に出力させるとともに前記後席側切替部に出力させ、前記後席側切替部に対して前記前席側切替部からの前記第1の出力信号を後席側の出力段に出力させるように、前記前席側切替部と前記後席側切替部とを制御し、更に前記後席用統合復調ユニットの電源をオフにさせ、又は、前記第1の復調指示と前記第2の復調指示とが同一の前記放送受信コンテンツを指示したとき、前記後席側切替部に対して前記第2の出力信号を後席側の出力段に出力させるとともに前記前席側切替部に出力させ、前記前席側切替部に対して前記後席側切替部からの前記第2の出力信号を前席側の出力段に出力させるよう、前記後席側切替部と前記前席側切替部とを制御し、更に前記前席用統合復調ユニットの電源をオフにさせることを特徴とする。
更に、本発明は、前記受信システムにおいて、前記統合チューナユニットには、予め決められた所定の領域に前記各放送受信コンテンツの信号が挿入されるよう前記シリアル信号を生成する送信用統合伝送部を備えることを特徴とする。
また、上記目的を達成するために本発明は、受信方法において、受信した異なる種類の放送受信コンテンツの信号を多重化しシリアル信号として出力し、複数の統合復調ユニットの各前記統合復調ユニットにおいて、前記シリアル信号に対し復調指示に基づいて前記各放送受信コンテンツの信号を復調することを特徴とする。
本発明によれば、車両の前後席において別々の放送受信コンテンツを視聴することのできる受信システム及び受信方法を提供することができる。
本発明を実施するための最良の形態について、以下図面を参照しながら説明する。図1は、本発明が適用される統合受信システム1の一構成例である。
統合受信システム1は、全体として各受信アンテナ11〜13と、統合チューナモジュール(統合チューナユニット)20と、前席用統合復調モジュール(前席用統合復調ユニット)30と、後席用統合復調モジュール(後席用統合復調ユニット)40とから構成される。
ここで、統合チューナモジュール20は受信アンテナ11〜13近傍に配置される。また、前席用統合復調モジュール30は車両の前席に配置され、後席用統合復調モジュール40は車両の後席に配置される。
受信アンテナ11〜13は、デジタルテレビ(DTV)放送を受信するためのDTV用受信アンテナ11と、AM放送を受信するためのAM用受信アンテナ12と、FM放送を受信するためのFM用受信アンテナ13とから構成される。DTV、AM、FM等、異なる種類の放送受信コンテンツを夫々異なる受信アンテナ11〜13で受信する。
統合チューナモジュール20は各受信アンテナ11〜13と接続される。統合チューナモジュール20は、統合RF21と送信側統合伝送部22から構成される。
統合RF21は、各受信アンテナ11〜13からの受信信号(アナログのDTV用RF信号や、アナログのAM、FM信号など)が入力され、中間周波数(Intermediate Frequency)信号S4に変換して出力する。
送信側統合伝送部22は、統合RF21と接続され、各中間周波数信号S4をデジタル信号に変換後多重化し、多重化されたパラレル信号をシリアル信号S5に変換して出力する。
前席用統合復調モジュール30は、統合チューナモジュール20と接続されると共に、後席用統合復調モジュール40と接続される。
前席用統合復調モジュール30は、再伝送部31と前席用復調側統合伝送部32と前席用統合復調部33とから構成される。
再伝送部31は、内部にバッファ311、312を備え、送信側統合伝送部22からのシリアル信号S5を前席用復調側統合伝送部32に出力するとともに後席用統合復調モジュール40に出力する。
前席用復調側統合伝送部32は、再伝送部31と接続され、入力されたシリアル信号S5をパラレル信号S6に変換して出力する。
前席用統合復調部33は、前席用復調側統合伝送部32と接続され、入力されたパラレル信号S6に対し、各コンテンツに対応する信号に分離して復調指示された放送受信コンテンツの信号を復調して出力する。
後席用統合復調モジュール40は、後席用復調側統合伝送部41と後席用統合復調部42とから構成される。この後席用復調側統合伝送部41と後席用統合復調部42は、前席用復調側統合伝送部32と前席用統合復調部33と略同じ構成である。
後席用復調側統合伝送部41は再伝送部31と接続され、再伝送部31からのシリアル信号S5に対してパラレル信号S6に変換して出力する。
後席用統合復調部42は、後席用復調側統合伝送部41と接続され、後席用復調側統合伝送部41からのパラレル信号S6に対して各放送受信コンテンツに対応する信号に分離し、復調指示されたコンテンツの信号を復調して出力する。
このような構成の統合受信システム1における動作について説明する。一例として、前席用統合復調モジュール30に対してFM放送の復調が指示され、後席用統合復調モジュール40に対しDTVの復調が指示されたときを考える。
このとき、前席用統合復調モジュール30には、統合チューナモジュール20からDTVやFM放送の信号が多重化されたシリアル信号S5が入力される。また、後席用統合復調モジュール40には前席用統合復調モジュール30の再伝送部31を介してかかるシリアル信号S5が入力される。
前席用統合復調部33では指示されたFM放送の信号を復調し、後席用統合復調部42では指示されたDTV用の信号を復調する。従って、前席と後席とで夫々FM放送とDTVを視聴できるため、異なる種類の放送受信コンテンツを視聴することができる。
このように、各コンテンツの信号が多重化されたシリアル信号S5が前席用統合復調モジュール30と後席用統合復調モジュール40の夫々に入力されて、復調指示された信号のみを復調して出力するため、前席と後席とで異なる種類の放送受信コンテンツを視聴することができる。
尚、本統合受信システム1において、統合チューナモジュール20は受信アンテナ11〜13の近傍に配置されているため、受信アンテナ11〜13からの統合チューナモジュール20までの信号線を短くすることができ、信号線に発生するパルス雑音や高周波雑音の影響を小さくすることができる。また、信号線が短いため、信号線の損失減少による受信感度の向上を図ることもできる。更に、かかる信号線の配線スペースを小さくすることも可能である。
また、本統合受信システム1において、前席用統合復調モジュール30と後席用統合復調モジュール40を車内の前席や後席の任意のスペースに配置することで統合受信システム1の実装の自由度を上げることもできる。
更に、本統合受信システム1において、統合チューナモジュール20と各統合復調モジュール30、40との間をケーブル一本でシリアル信号S5により伝送しているため、各受信信号をパラレル信号として夫々ケーブル配線して伝送する場合と比較して、配線数を少なくすることができ、車内の配線スペースを減らすことができる。
図2は、同様に前席と後席とで異なる種類のコンテンツを視聴することのできる統合受信システムの他の構成例である。図1の統合受信システム1と同一構成には同一の番号が付されている。
本統合受信システム100は、復調側において分離後の各信号S9を選択して後席側の統合復調モジュール40に伝送するようにしている。
即ち、前席用統合復調モジュール30には、前席用復調側統合伝送部32の他に、分離部34と選択部35と送信用復調側統合伝送部36とを備える。更に、統合受信システム100は制御部50を備える。
分離部34は、前席用復調側統合伝送部32からのパラレル信号S6を放送受信コンテンツごとに分離して出力する。後席側の出力段には、分離部34で分離された出力信号S9が出力される。
選択部35は、分離した出力信号S9が入力されいずれ一つのコンテンツに対応する信号を選択して出力する。尚、選択は制御部50からの切替制御信号に基づいて行われる。
送信用復調側統合伝送部36は、選択部35からの信号S9をシリアル信号に変換して出力する。
後席用統合復調モジュール40は、後席用復調側統合伝送部41を備える。後席用復調側統合伝送部41は、前席用復調モジュール30からのシリアル信号S10が入力され、シリアル信号S10をパラレル信号に変換して出力する。
このような構成の統合受信システム100において、例えば、後席側のユーザがAM復調を指示したときを考える。この指示信号は後席用復調側統合伝送部41に出力されるとともに制御部50にも出力される。制御部50では、この指示信号に基づいて、AM信号を選択する切替制御信号を選択部35に出力する。選択部35では、この切替制御信号に基づいて、分離された信号のうちAM信号を選択して送信用統合伝送部36に出力する。そして、AM信号はシリアル信号S10として後席用復調側統合伝送部41に出力されて、AM信号が出力信号S11として出力される。
ここで、統合チューナモジュール20から前席用統合復調モジュール30へのシリアル信号S5は予めどの領域にどのコンテンツの信号が挿入されるかが決められている。図3は、シリアル信号S5のデータ構造を示す。
図3に示すようにシリアル信号S5は、「ヘッダ」領域と各コンテンツの信号が挿入される複数の領域に分けられている。そして、DTV用の信号は1チャンネル目の「AD1」の領域に、AM用の信号は2チャンネル目の「AD2」の領域に、FM用の信号は3チャンネル目の「AD3」の領域に予め挿入される。
従って、選択部35に入力される各信号線をどのチャンネルの信号が伝送されるか決めておけば、切替制御信号に基づいて、AM用の信号やDTV用の信号等を選択して出力することが可能となる。
尚、このようなデータ構造のシリアル信号S5は送信用統合伝送部22で生成される。
図2に示す統合受信システム100においても、図1に示す統合受信システム1と同一の作用効果を奏する。更に、後席用統合復調モジュール40には分離後のシリアル変換された信号S10が入力されるため、後席用統合復調モジュール40は前席用統合復調モジュール30と比較して少ない構成で実現でき、統合受信システム100全体のコスト削減を実現できる。
また、送信用復調側統合伝送部36から後席用復調側統合伝送部41へのシリアル信号S10に関し、DTV用の信号は「384Mbps」の伝送ビットレートで伝送され、FM用の信号とAM用の信号は夫々「64Mbps」と「3.2Mbps」で伝送される。
一方、送信側統合伝送部22から前席用復調側統合伝送部32までのシリアル信号S5の伝送ビットレートは「700Mbps」である。
つまり、シリアル信号S5を伝送するために、両統合伝送部22、32は「700MHz」のクロックで動作させる必要があるが、シリアル信号S10を伝送するのに両統合伝送部36、41は最大「384MHz」のクロックで済む。従って、図1の場合と比較しても、少ないクロックでシリアル信号S10を伝送することができ、前席用統合復調モジュール30と後席用統合復調モジュール40の消費電力を少なくすることができる。
尚、本統合受信システム100において、後席側の復調指示を直接、選択部35に入力されるようにし、選択部35ではこの復調指示に基づいて信号を選択して出力するようにしてもよい。この場合、制御部50は必要なく、更にコスト削減を図ることも可能である。
次に、前席と後席とで異なるコンテンツを視聴できる統合受信システム1において、同じ放送受信コンテンツを前席と後席のユーザが視聴している場合に、一方の統合復調モジュール30(又は40)を動作させ、他方の統合復調モジュール40(又は30)をオフにし、全体の消費電力を削減するようにした例について説明する。
図4は、かかる例の統合受信システム200の全体構成の一例である。図1の統合受信システム1と同一構成には同一符号が付されている。
本統合受信システム200は、図1に示す統合受信システム1と比較して、前席側切替部60と、後席側切替部70と、制御部50を追加した構成となっている。
前席側切替部60は、前席用統合復調部33と接続され、前席用統合復調部33から出力された信号を前席側の出力段に出力するか又は後席側切替部70に出力する。この切替えは、制御部50から切替制御信号に基づいて行われる。
一方、後席側切替部70は、後席用統合復調部42と接続され、後席用統合調整部42からの出力信号を後席側の出力段に出力するか又は前席側切替部60に出力する。この切替えも、制御部50からの切替制御信号に基づいて行われる。
図5は、前席側切替部60と後席側切替部70の具体的な構成例を示す図である。
前席側切替部60は、第1の切替部61と第2の切替部62とを備える。第1の切替部61は2つの端子A、Bを有し、端子Aは前席用統合復調部33と接続され、端子Bは前席側の出力段に接続される。第1の切替部61は、前席用統合復調部33からの復調信号S7を端子Aから端子Bへ接続するか否かを切り替える。
第2の切替部62は3つの端子C〜Eを有し、端子Cは前席用統合復調部33に接続され、端子Dは端子Bからの前席側の出力段と接続され、端子Eは後席側切替部70と接続される。前席用統合復調部33からの復調信号S7を後席側切替部70へ出力するときは端子Cと端子Eとが接続され、後席用統合復調部42からの復調信号S7を前席側の出力段に出力するときは端子Eと端子Dとが接続される。
2つの切替部61、62の切替は、制御部50からの切替制御信号に基づいて行われる。
また、後席側切替部70は第3の切替部71と第4の切替部72とを備える。第3の切替部71は3つの端子F〜Hを有し、端子Fは後席用統合復調部42と接続され、端子Gは端子Jからの後席側の出力段と接続され、端子Hは第2の切替部62の端子Eと接続される。前席用統合復調部33からの復調信号S7を後席側の出力段に出力させるときは端子Hと端子Gとが接続され、後席用統合復調部42からの復調信号S7を前席側の出力段に出力させるときは端子Hと端子Fとが接続される。
第4の切替部72は2つの端子I、Jを有し、端子Iは後席用統合復調部42と接続され、端子Jは後席側の出力段と接続される。後席側統合復調部42からの復調信号S7を後席側の出力段に出力させるときは、2つの端子I、Jが接続される。
これら2つの切替部71、72の切替えは、制御部50からの切替制御信号に基づいて行われる。
このように構成された統合受信システム200の切替え動作について説明する。まず、前席側のユーザがDTVを視聴し、後席側のユーザがFM放送を視聴するときを考える。
この場合、二人のユーザは異なる種類の放送受信コンテンツを視聴しているため、前席側の復調指示(DTV視聴指示)と後席側の復調指示(FM放送視聴指示)とに基づいて制御部50は、第1の切替部61をオン状態(端子A、Bを接続)にするとともに、第4の切替部72もオン状態(端子I、Jを接続)にするように切替制御信号を出力して切替え制御を行う。更に、制御部50は、第2の切替部62及び第3の切替部71をオフ状態(いずれの端子とも接続されない状態)にするよう切替制御信号を出力して切替え制御を行う。
そして、後席側のユーザがFM放送から前席側のユーザと同じDTVの視聴に切り替えたときを考える。
この場合、制御部50は後席側のDTV復調指示に基づき、後席と前席のユーザは同じ種類の放送受信コンテンツを視聴していることを把握できる。そして、制御部50は第4の切替部72をオフ状態にするとともに第3の切替部71を端子Hと端子Gとが接続されるように切替制御信号を出力して切替制御を行う。また、制御部50は第2の切替部62の端子Eと端子Cとが接続されるようにする。尚、制御部50は第1の切替部61をオン状態のままにしておく。
これにより、前席用統合復調部33から出力されたDTV用の信号S7は、端子A、Bを経由して前席側の出力段に出力されるため、前席側のユーザはDTVの放送を視聴することができる。また、このDTV用の信号S7は端子C、E、H、Gを経由して後席側の出力段にも出力されるため、後席側のユーザも同じDTVの放送を視聴できる。
このとき制御部50は、後席用統合復調モジュール40の電源をオフにする。後席用統合復調モジュール40を使用していないため、電源をオフにしても、後席側のユーザは前席と同じDTVの放送を視聴することができるからである。
従って、本例における統合受信システム200では、前述の例と同様の作用効果を奏するとともに、更に、一方の統合復調モジュール40の電源がオフになるため本統合受信システム200の消費電力の削減を図ることができる。
本統合受信システム200では、同じDTVの放送を視聴できる状況で、前席用統合復調モジュール30の一部の電源をオフにすることも可能である。
例えば、第1の切替部61をオフ状態にさせ、第2の切替部62を端子Eと端子Dとが接続されるようにし、第3の切替部71を端子Fと端子Hとから接続されるようにし、第4の切替部72をオン状態にさせるよう、制御部50が制御する。
従って、後席用統合復調部42からのDTV用の信号S7は、前席側の出力段と後席側の出力段に出力されるため、前席と後席の各ユーザは同じDTVを視聴できる。
このとき、前席用統合復調モジュール30の統合伝送部32と統合復調部33とは使用されない。従って、制御部50はこの部分の電源をオフにさせるよう前席用統合復調モジュール30を制御することで、本統合受信システム200全体の消費電力の削減を図ることができる。
前述した例は、いずれも受信アンテナ11〜13として、DTV放送やAM放送、FM放送を受信する受信アンテナとして説明した。勿論、これら以外にも、デジタルラジオや他のデジタル音声を受信するための受信アンテナを別途設けて、前席と後席とで異なるコンテンツを視聴することもできる。
この場合、放送受信コンテンツの増えた分だけチャンネル数を増加させるようにシリアル信号S5を送信側統合伝送部22で生成させればよい。例えば、4チャンネル目の「AD4」をデジタルラジオ等にすればよい。
また、図3に示すシリアル信号S5のデータ構造は一例であって、例えばどのような順番で各コンテンツが挿入されていてもよい。予めどの領域にどのコンテンツの信号が挿入されるかを決めておけば、前述の例と同様の作用効果を奏する。更に、ヘッダ領域にどのチャンネルにどのコンテンツが挿入されたかを示すデータを挿入して、前席用統合復調モジュール30の前席用復調側統合伝送部32又は前席用統合復調部33で解析して、予めどのコンテンツをどの信号線に伝送させるか決めておき、解析結果に基づいて各コンテンツを各信号線に伝送させるようにしてもよい。この場合も、前述の例と同様の作用効果を奏する。
更に、上述して例は、2つの統合復調モジュール30、40により統合受信システム1が構成される例について説明した。それ以外にも、3つ、4つ等複数の統合復調モジュールから統合受信システム1が構成されるようにしてもよい。
例えば、各統合復調モジュールには各々再伝送部31を備え、後段の統合復調モジュールに統合チューナモジュール20からのシリアル信号S5を伝送させるようにすればよい。
更には、各統合復調モジュールの後段に分離部34や選択部35、後段の統合モジュールに選択部35からの信号をシリアル変換して出力する送信用統合伝送部35を備えるようにしてもよい。いずれの場合でも上述の例と同様の作用効果を奏する。
尚、上述の例で前席用統合復調部33や後席用統合復調部42に対する復調指示は、例えば、ユーザがリモートコントローラや各種ボタンを操作することで行われる。
更に、前席用統合復調モジュール30が車両の後席に配置され、後席用統合復調モジュール40が車両の前席側に配置されてもよい。更に、前席用統合復調部30と後席用統合復調部40とが車両の左右に夫々配置されるようにしてもよい。いずれの場合も、上述の例と同様の作用効果を奏する。
本発明に係る統合受信システムの構成例を示す図である。 本発明に係る統合受信システムの他の構成例を示す図である。 シリアル信号のデータ構造例を示す図である。 本発明に係る統合受信システムの他の構成例を示す図である。 前席側切替部と後席側切替部の構成例を示す図である。
符号の説明
1:統合受信システム、11:DTV用受信アンテナ、12:AM用受信アンテナ、13:FM用受信アンテナ、20:統合チューナモジュール、21:統合RF、22:送信側統合伝送部、30:前席用統合復調モジュール、31:再伝送部、32:前席用復調側統合伝送部、33:前席用統合復調部、40:後席用統合復調モジュール、41:後席用復調側統合伝送部、42:後席用統合復調部、50:制御部、60:前席側切替部、61:第1の切替部、62:第2の切替部、70:後席側切替部、71:第3の切替部、72:第4の切替部、100及び200:統合受信システム、S5:シリアル信号

Claims (7)

  1. 受信した異なる種類の放送受信コンテンツの信号を多重化しシリアル信号として出力する統合チューナユニットと、
    前記シリアル信号に対し復調指示に基づいて前記各放送受信コンテンツの信号を復調する複数の統合復調ユニットと、を備えることを特徴とする受信システム。
  2. 前記統合復調ユニットは、
    車両の前席側に配置され、前記統合チューナユニットからのシリアル信号に対して第1の復調指示に基づいて前記各放送受信コンテンツの信号を復調する前席用統合復調ユニットと、
    前記車両の後席側に配置され、前記前席用統合復調ユニットからの前記シリアル信号に対して第2の復調指示に基づいて前記各放送受信コンテンツの信号を復調する後席用統合復調ユニットと、を備え、
    前記前席用統合復調ユニットには、前記統合チューナユニットからの前記シリアル信号を前記後席用統合復調ユニットに伝送する再伝送部を備えることを特徴とする請求項1記載の受信システム
  3. 前記統合復調ユニットには、
    車両の前席側に配置され、前記統合チューナユニットからの前記シリアル信号に対して第1の復調指示に基づいて前記各放送受信コンテンツの信号を復調する前席用統合復調ユニットと、
    前記車両の後席側に配置され、前記前席用統合復調ユニットからのシリアル信号に対して第2の復調指示に基づいて前記各放送受信コンテンツの信号を復調する後席用統合復調ユニットと、を備え、
    前記前席用統合復調ユニットには、
    復調後の前記各放送受信コンテンツの信号のうちいずれか一つを選択する選択部と、選択された前記放送受信コンテンツの信号をシリアル変換して前記前席用統合復調ユニットからのシリアル信号として前記後席用統合復調ユニットに出力する統合伝送部と、を備えることを特徴とする請求項1記載の受信システム。
  4. 更に、前記前席用統合復調ユニットからの第1の出力信号が入力される前席側切替部と、
    前記後席用統合復調ユニットからの第2の出力信号が入力される後席側切替部と、
    前記第1の復調指示と前記第2の復調指示とが同一の前記放送受信コンテンツを指示したとき、前記第1の出力信号又は前記第2の出力信号が前記前席側切替部から前席側の出力段に出力されるとともに前記後席側切替部から後席側の出力段に出力されるように前記前席側切替部又は前記後席側切替部を制御し、更に、前記前席用統合復調ユニット又は前記後席用統合復調ユニットの電源をオフにさせる制御部、を備えることを特徴とする請求項2記載の受信システム。
  5. 前記制御部は、前記第1の復調指示と前記第2の復調指示とが同一の前記放送受信コンテンツを指示したとき、前記前席側切替部に対して前記第1の出力信号を前席側の出力段に出力させるとともに前記後席側切替部に出力させ、前記後席側切替部に対して前記前席側切替部からの前記第1の出力信号を後席側の出力段に出力させるように、前記前席側切替部と前記後席側切替部とを制御し、更に前記後席用統合復調ユニットの電源をオフにさせ、又は、前記第1の復調指示と前記第2の復調指示とが同一の前記放送受信コンテンツを指示したとき、前記後席側切替部に対して前記第2の出力信号を後席側の出力段に出力させるとともに前記前席側切替部に出力させ、前記前席側切替部に対して前記後席側切替部からの前記第2の出力信号を前席側の出力段に出力させるよう、前記後席側切替部と前記前席側切替部とを制御し、更に前記前席用統合復調ユニットの電源をオフにさせることを特徴とする請求項4記載の受信システム。
  6. 前記統合チューナユニットには、予め決められた所定の領域に前記各放送受信コンテンツの信号が挿入されるよう前記シリアル信号を生成する送信用統合伝送部を備えることを特徴とする請求項1乃至5記載の受信システム。
  7. 受信した異なる種類の放送受信コンテンツの信号を多重化しシリアル信号として出力し、
    複数の統合復調ユニットの各前記統合復調ユニットにおいて、前記シリアル信号に対し復調指示に基づいて前記各放送受信コンテンツの信号を復調する、
    ことを特徴とする受信方法。
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