JP2007221088A - 光検出素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】高いバイアス電圧を印加することなく、応答速度の低下を回避しつつ光感度の向上が図れる光検出素子を提供することを目的とする。
【解決手段】表面S1aと入射光を検出する光検出領域14aとを有しており光検出領域14aが平面視で光入射方向からみて表面S1aの中央部に設けられたフォトダイオード1aと、表面S1bと入射光を検出する光検出領域14bとを有しており光検出領域14bが平面視で光入射方向からみて表面S1bの中央部に設けられたフォトダイオード1bと、光を反射する反射面39aを有する反射部39とを備え、フォトダイオード1a、フォトダイオード1b及び反射部39は、光検出領域14a、光検出領域14b及び反射面39aが所定の光入射方向に対し重なるように順に配置され、フォトダイオード1aとフォトダイオード1bとは、電気的に並列接続されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、光検出素子に関する。
近年、アバランシェフォトダイオードを用いて可視光や赤外線等の低エネルギー光の検出が可能な光検出素子の開発が進んでいる。このような低エネルギー光の検出を高感度に行えるようにするためにはアバランシェフォトダイオードの厚みを大きくする必要がある。この点、特許文献1及び特許文献2には、アバランシェフォトダイオードの厚みを大きくすることなく複数のアバランシェ増倍層を積層することにより、応答速度の低下を回避しつつ光感度の向上を図るための技術が開示されている。
特開平7−235688号公報 特開2002−203986号公報
しかし、特許文献1及び特許文献2に開示されたアバランシェフォトダイオードは、複数のアバランシェ増倍層が電気的に直列接続されたものとなっている。このため、このアバランシェフォトダイオードには比較的高いバイアス電圧の印加が必要となる。従って、応答速度の低下が回避され、光感度の向上が図られていても、高バイアス電圧に対する耐性が不足することとなる。
そこで、本発明は、高いバイアス電圧を印加することなく、応答速度の低下を回避しつつ光感度の向上が図れる光検出素子を提供することを目的とする。
本発明の光検出素子は、1)入射光を検出する第1の光検出領域を有する第1のフォトダイオードと、2)上記第1のフォトダイオードと電気的に並列接続されており、入射光を検出する第2の光検出領域を有する第2のフォトダイオードと、3)光を反射する反射面を有する反射部とを備え、上記第1のフォトダイオード、上記第2のフォトダイオード及び上記反射部は、上記第1の光検出領域、上記第2の光検出領域及び上記反射面が、上記入射光の光入射方向に対し順に重なるように配置されている。
第1のフォトダイオード及び第2のフォトダイオードの厚みが小さい場合には、比較的高い応答速度が実現できる。しかしこの場合、第1のフォトダイオード及び第2のフォトダイオードのそれぞれにおいて光感度の低下を招くこととなる。この点、本発明の光検出素子によれば、第1のフォトダイオード及び第2のフォトダイオードが光入射方向に重ねられている。このため、第1及び第2のフォトダイオードの厚みが小さくても光検出素子全体として光感度の向上が図れる。更に、第1のフォトダイオード内及び第2のフォトダイオード内を伝搬した光が反射部により反射されることにより、第1のフォトダイオード内及び第2のフォトダイオード内を再度伝搬する。これにより、第1のフォトダイオード内及び第2のフォトダイオード内を通過する光量が実質的に増加するため、光検出素子の光感度の向上が更に図れる。また、本発明の光検出素子によれば、第1のフォトダイオード及び第2のフォトダイオードが電気的に並列接続されているため、第1のフォトダイオード及び第2のフォトダイオードの各々に対し印加するバイアス電圧は、2つのフォトダイオードを直列接続した場合の全体に印加するバイアス電圧に比較して低い。以上により、本発明の光検出素子は、高いバイアス電圧を印加することなく、応答速度の低下を回避しつつ光感度の向上が図れる。
本発明の光検出素子では、上記第1の光検出領域と上記第2の光検出領域とは、上記光入射方向に対する上記第1の光検出領域の光感度分布と上記第2の光検出領域の光感度分布とを合成した合成光感度分布が略均一となるように重なっている、ことを特徴とする。このため、光検出素子全体としての光感度(合成光感度)が、光検出領域表面に対する入射光の入射位置によらず略一定となり、光感度特性の向上が図られる。
本発明の光検出素子では、上記第1のフォトダイオードは、第1の反射防止膜及び第2の反射防止膜を有し、上記第1の反射防止膜及び上記第2の反射防止膜は、当該第1の反射防止膜、上記第1の光検出領域及び当該第2の反射防止膜が、上記光入射方向に対し順に重なるように配置されている、ことを特徴とする。このように、第1の反射防止膜によって反射が低減されるため、第1のフォトダイオードに入射する入射光の多くが第1の表面(第1のフォトダイオードにおける入射光の入射面)で反射されることなく第1のフォトダイオード内部に至る。更に、第2の反射防止膜によって反射が低減されるため、第1のフォトダイオード内部から外部に進む光の多くが第1の表面に対向する表面で反射されることなく第1のフォトダイオードから出射して、第2のフォトダイオードに入射する。このため、光検出素子の光感度の向上が図られる。
本発明の光検出素子では、上記第1のフォトダイオード及び上記第2のフォトダイオードの各々は、アバランシェフォトダイオードである、ことを特徴とする。本発明の光検出素子によれば、第1のフォトダイオード及び第2のフォトダイオードの各々がアバランシェフォトダイオードであるため、波長領域が可視〜近赤外領域にある低エネルギー光の検出が可能となる。このような低エネルギー光に対しても、良好な光感度が実現できる。また、アバランシェフォトダイオードの場合は、それ以外のフォトダイオードに比べて、光検出領域が厚くなり、増倍を行うことと合わせて光感度の面内分布が不均一となり易いが、前述の合成光感度分布を略均一とする特徴の効果は大きなものとなる。
本発明によれば、高いバイアス電圧を印加することなく、応答速度の低下を回避しつつ光感度の向上が図れる。
以下、図面を参照して、本発明に係る好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明においては同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する場合がある。図1を参照して実施形態に係るフォトダイオード1の構成を説明する。フォトダイオード1は、波長領域が可視〜近赤外領域にある低エネルギー光を検出するためのアバランシェフォトダイオードである。フォトダイオード1は、光が入射する表面S1を含むP型半導体基板10を有する。P型半導体基板10は、光検出領域14を有する。
光検出領域14は、平面視で(光入射方向からみて)表面S1の中央部に設けられている。光検出領域14は、表面S1から内側に厚みを有する。光検出領域14は、N型不純物領域11とP型不純物領域13とその下のP型半導体基板10で、バイアス時に空乏化している領域とからなる。N型不純物領域11は、表面S1からP型半導体基板10の内側に厚みを有する。N型不純物領域11は、N型ガードリング11aを有する。N型ガードリング11aは、N型不純物領域11の周端に設けられている。P型不純物領域13は、N型不純物領域11から更にP型半導体基板10の内側に厚みを有する。P型半導体基板10は、P型拡散遮蔽領域15を有する。P型拡散遮蔽領域15は、平面視で表面S1の周端にあって表面S1から内側に厚みを有する。P型拡散遮蔽領域15は、光検出領域14を囲むように設けられている。
型半導体基板10は、例えばボロン等のP型不純物が添加されたシリコン基板である。P型不純物領域13は、P型半導体基板10よりもP型不純物が高濃度に添加された領域である。P型拡散遮蔽領域15は、P型不純物領域13よりもP型不純物が高濃度で添加された領域である。N型不純物領域11は、例えばリン等のN型不純物が添加された領域である。N型不純物領域11(N型ガードリング11aを含む)及びP型不純物領域13は、P型半導体基板10内においてpn接合を構成している。
フォトダイオード1は、表面S1上に順次積層されたパッシベーション膜17及び反射防止膜19を有する。フォトダイオード1は、反射防止膜19上に設けられた電極21及び電極23を有する。光検出領域14上にはパッシベーション膜17と反射防止膜19とでAR膜が設けられることになる。パッシベーション膜17及び反射防止膜19には、N型不純物領域11上にコンタクトホールH1が設けられていると共に、P型拡散遮蔽領域15上にコンタクトホールH2が設けられている。電極21は、コンタクトホールH1を介してN型不純物領域11と電気的に接続されている。電極23は、コンタクトホールH2を介してP型拡散遮蔽領域15と電気的に接続されている。パッシベーション膜17の素材は、例えば酸化シリコン等である。反射防止膜19の素材は、例えば酸化シリコンや窒化シリコン等である。
フォトダイオード1は、表面S1の反対側の表面S2に設けられた凹部S3を有する。凹部S3はテーパ状の窪みである。凹部S3は、平面視で光検出領域14に重なるように形成されている。凹部S3の底面と表面S1との間の厚みは比較的小さく、例えば100〜200μm程度であり、150μm程度が好ましい。このように、表面S1と凹部S3の底面との間の厚みが比較的小さいため、応答速度が高速化されると共に、フォトダイオード1に印加するバイアス電圧が低減される。
また、フォトダイオード1は、パッシベーション膜25、電極29及び反射防止膜27を有する。パッシベーション膜25は、表面S2上及び凹部S3の表面上に設けられている。パッシベーション膜25にはコンタクトホールH3が設けられている。電極29は、パッシベーション膜25上に設けられている。電極29は、コンタクトホールH3を介してP型半導体基板10と電気的に接続されている。反射防止膜27は、パッシベーション膜25上にあって凹部S3内に設けられている。反射防止膜27の素材は、例えば酸化シリコンや窒化シリコン等である。この場合もパッシベーション膜25と反射防止膜27とでAR膜が構成されることになる。
上記構成を有するフォトダイオード1は、電極21と電極29とに対し逆バイアス電圧(ブレークダウン電圧)が印加されている場合、光検出領域14に入射する光量に応じたキャリアが光検出領域14で生成される。P型拡散遮蔽領域15の近傍で生成されたキャリアはP型拡散遮蔽領域15に流れ込む。このため、電極21からの出力信号に生じる裾引きは、P型拡散遮蔽領域15により低減される。
次に、図2を参照して、実施形態に係る光検出素子3aについて説明する。光検出素子3aは、フォトダイオード1a(第1のフォトダイオード)とフォトダイオード1b(第2のフォトダイオード)とを備える。フォトダイオード1a及びフォトダイオード1bは、何れも図1に示すフォトダイオード1と同様の構成を有する。フォトダイオード1aは、P型半導体基板10に対応するP型半導体基板10aと、光検出領域14に対応する光検出領域14a(第1の光検出領域)と、電極21に対応する電極21aと、電極23に対応する電極23aと、P型拡散遮蔽領域15に対応するP型拡散遮蔽領域15aと、電極29に対応する電極29aと、表面S1に対応する表面S1aと、凹部S3に対応する凹部S3aと、反射防止膜19に対応する反射防止膜19a(第1の反射防止膜)と、反射防止膜27に対応する反射防止膜27a(第2の反射防止膜)とを主に有する。フォトダイオード1bは、P型半導体基板10に対応するP型半導体基板10bと、光検出領域14に対応する光検出領域14b(第2の光検出領域)と、電極21に対応する電極21bと、電極23に対応する電極23bと、P型拡散遮蔽領域15に対応するP型拡散遮蔽領域15bと、電極29に対応する電極29bと、表面S1に対応する表面S1bと、凹部S3に対応する凹部S3bと、反射防止膜19に対応する反射防止膜19bと、反射防止膜27に対応する反射防止膜27bとを主に有する。なお、フォトダイオード1a及びフォトダイオード1bの各構成要素(図1に示すフォトダイオード1の各構成要素を参照)のうち上記構成要素以外の他の構成要素については簡略化のため図示
略とする。
図2に示すフォトダイオード1bには、凹部S3bの底部に反射部39が設けられている。反射部39は、光反射率の比較的高いAl等の金属膜等である。反射部39は、光を反射する反射面39aを有している。反射面39aは、フォトダイオード1bの反射防止膜27bに面している。フォトダイオード1a、フォトダイオード1b及び反射部39は、光検出領域14a、光検出領域14b及び反射面39aが、入射光Lの光入射方向(z軸に沿った向き)に対し順に重なるように配置されている。また、反射防止膜19a、光検出領域14a及び反射防止膜27aは、入射光Lの光入射方向に対し順に重なるように配置されている。
光検出素子3aは、ベース部31、支持部材33、カソード電極35及びアノード電極37を更に備える。ベース部31には、支持部材33、カソード電極35及びアノード電極37が設けられている。支持部材33は、フォトダイオード1aとフォトダイオード1bとを保持する。この場合、支持部材33は、フォトダイオード1aの表面S1aと、フォトダイオード1bの表面S1bとが、入射光Lの入射方向(z軸に沿った向き)からみて重なり合うように、フォトダイオード1aとフォトダイオード1bとを保持する。更に、支持部材33は、フォトダイオード1aの表面S1aと、フォトダイオード1bの表面S1bとが略平行となるように、フォトダイオード1aとフォトダイオード1bとを保持する。すなわち、表面S1aと表面S1bとは共にxy平面に対し略平行となっている。
フォトダイオード1aは、半田や接着剤等を介して支持部材33に設けられている。この場合、フォトダイオード1aの電極29aが支持部材33に接続されている。一方、フォトダイオード1bは、バンプボンディング34及びバンプボンディング38を介して支持部材33に設けられている。この場合、バンプボンディング34は、フォトダイオード1bの電極21bと、支持部材33の導体部34aとを電気的に接続する。バンプボンディング38は、フォトダイオード1bの電極23bと、支持部材33の導体部38aとを電気的に接続する。
カソード電極35は、導電性を有する例えば金属等からなる導電路W1を介して、フォトダイオード1aの電極21aに電気的に接続されている。そして、カソード電極35は、導電路W1、導体部34a及びバンプボンディング34を介して、フォトダイオード1bの電極21bに電気的に接続されている。アノード電極37は、導電性を有する例えば金属等からなる導電路W2を介して、フォトダイオード1aの電極29a(及び/又は、電極23a)と、電気的に接続されている。また、アノード電極37は、導電路W2、導体部38a及びバンプボンディング38を介して、フォトダイオード1bの電極23bに電気的に接続されている。すなわち、フォトダイオード1aとフォトダイオード1bとは電気的に並列接続されている。
次に、図3を参照して、フォトダイオード1a及びフォトダイオード1bが有する光感度分布について説明する。図3(a)は、図2に示す入射光Lの入射方向に対する光検出領域14aの光感度分布D1を示す図であり、図3(b)は、図2に示す入射光Lの入射方向に対する光検出領域14bの光感度分布D2を示す図である。図3(a)及び図3(b)に示す光感度分布は、波長785nm、5μmφ程度のスポット径の光をスキャンすることにより測定した測定結果を示している。図3(a)及び図3(b)に示すxy平面は、図2に示す入射光Lの入射方向に略垂直な光検出領域14aの表面(すなわち表面S1a)及び光検出領域14bの表面(すなわち表面S1b)にそれぞれ対応しており、k座標は光感度の大きさを表している。光検出領域14aの光感度分布D1は、比較的高感度を示す領域R1と、比較的低感度を示す領域R2とを含む。光検出領域14bの光感度分布D2も、フォトダイオード1aの場合と同様に、比較的高感度を示す領域R3と、比較的低感度を示す領域R4とを含む。
次に、フォトダイオード1aとフォトダイオード1bの配置について詳細に説明する。光検出領域14aの光感度分布D1のうち比較的高感度を示す領域R1と、光検出領域14bの光感度分布D2のうち比較的低感度を示す領域R4とが重なるように、フォトダイオード1aとフォトダイオード1bとが配置されている。他の表現を用いれば、光検出領域14aの光感度分布D1のうち比較的低感度を示す領域R2と、光検出領域14bの光感度分布D2のうち比較的高感度を示す領域R3とが重なるように、フォトダイオード1aとフォトダイオード1bとが配置されている。すなわち、光検出領域14aと光検出領域14bとは、光感度分布D1と光感度分布D2とを合成して得られる合成光感度分布が略均一となるように重なっている。単一のフォトダイオードでは、光感度分布の感度幅は20%程度である。この場合、合成光感度分布の感度幅は10%程度である。このように、光感度分布D1及び光感度分布D2の各々は共に非均一な光感度分布を有しているが、光検出領域14aと光検出領域14bとを上述のようにして重ねることにより、光感度分布D1と光感度分布D2とを合成して得られる合成光感度分布が均一化される。このため、光検出素子3aの光感度(合成光感度)が、光検出領域14a及び光検出領域14bに対する入射光Lの入射位置(xy平面上の位置)によらず略一定となり、光感度特性の向上が図られる。
以上説明した構成の光検出素子3aでは、入射光Lが、フォトダイオード1aの表面S1aに入射し、フォトダイオード1a内を伝搬する。これにより、電極21aと電極29aとに逆バイアス電圧が印加されている場合、フォトダイオード1aの光検出領域14aでキャリアが生成される。その後、フォトダイオード1aを通り抜けた光は、フォトダイオード1bの表面S1bに入射し、フォトダイオード1b内を伝搬する。これにより、電極21bと電極29bとに逆バイアス電圧が印加されている場合には、フォトダイオード1bの光検出領域14bでキャリアが生成される。その後、フォトダイオード1b内を伝搬した光は反射部39により反射され、フォトダイオード1b内及びフォトダイオード1a内を再度伝搬する。
次に、光検出素子3aの作用・効果について説明する。フォトダイオード1a及びフォトダイオード1bの各々には、応答速度向上のために、そして、高いバイアス電圧印加を回避するために、凹部S3a及び凹部S3bがそれぞれ設けられている。このため、フォトダイオード1a及びフォトダイオード1bの各々においては光感度が低下することとなる。しかし、光検出素子3aでは、フォトダイオード1a及びフォトダイオード1bが入射光Lの入射方向に対して重ねられているため、光検出素子3a全体としての光感度の向上が図られる。更に、フォトダイオード1a内及びフォトダイオード1b内を伝搬した光が反射部39によって反射され、フォトダイオード1b内及びフォトダイオード1a内を再度伝搬する。これにより、フォトダイオード1a内及びフォトダイオード1b内を通過する光量が実質的に増加するため、光検出素子3aの光感度の向上が更に図られることとなる。更に、フォトダイオード1a及びフォトダイオード1bが電気的に並列接続されているため、フォトダイオード1a及びフォトダイオード1bの各々に対し印加するバイアス電圧は、2つのフォトダイオードを直列接続した場合の全体に印加するバイアス電圧に比較して低い。すなわち、光検出素子3aは、高いバイアス電圧の印加を必要とすることなく、応答速度の低下を回避しつつ光感度の向上が図られる。また、フォトダイオード1a及びフォトダイオード1bの各々がアバランシェフォトダイオードであるため、波長領域が可視〜近赤外領域にある比較的エネルギーの低い低エネルギー光の検出が可能となる。このような低エネルギー光に対しても、良好な光感度が実現できる。また、アバランシェフォトダイオードの場合は、それ以外のフォトダイオードに比べて、光検出領域が厚くなり、増倍を行うことと合わせて光感度の面内分布が不均一となり易いが、前述の合成光感度分布を略均一とする特徴の効果は大きなものとなる。
<変形例1>
なお、本発明は上述の実施形態に係る光検出素子3aに限るものではなく詳細構成等の変更は可能である。例えば、本発明の実施形態としては図4に示す光検出素子3bであってもよい。光検出素子3bは、下記に示す相違を除けば、光検出素子3aと同様の構成を有する。光検出素子3bは、凹部S3bの底部に反射部39が設けられておらず、反射部39に替えて反射部41が設けられた構成となっている。反射部41は、光を反射する反射面41aを有しており、この反射面41aは、フォトダイオード1bの反射防止膜27bに面している。フォトダイオード1a、フォトダイオード1b及び反射部41は、光検出領域14a、光検出領域14b及び反射面41aが順に重なるように配置されている。以上が、光検出素子3bの光検出素子3aに対する主な相違点である。従って、この光検出素子3bは、上述の光検出素子3aと同様の作用・効果を有する。
上記構成の光検出素子3bでは、まず入射光Lが、z軸方向に沿ってフォトダイオード1aの表面S1aに入射し、フォトダイオード1a内を伝搬する。これにより、電極21aと電極29aとに逆バイアス電圧が印加されている場合、フォトダイオード1aの光検出領域14aでキャリアが生成される。その後、フォトダイオード1aを通り抜けた光は、フォトダイオード1bの表面S1bに入射し、フォトダイオード1b内を伝搬する。これにより、電極21bと電極23bとに逆バイアス電圧が印加されている場合、フォトダイオード1bの光検出領域14bでキャリアが生成される。その後、フォトダイオード1bを通り抜けた光は反射部41により反射され、フォトダイオード1b内及びフォトダイオード1a内を再度伝搬することとなる。
<変形例2>
また、本発明の実施形態としては図5に示す光検出素子3cであってもよい。光検出素子3cは、下記に示す相違を除けば、光検出素子3aと同様の構成を有する。光検出素子3cは、入射光Lの入射する向きに凹部S3bが面するように、フォトダイオード1bが設けられた構成となっている。フォトダイオード1bは、フォトダイオード1aと同様に、半田や接着剤等を介して支持部材33に設けられている。この場合、フォトダイオード1bの電極29bが支持部材33に接続されている。更に、光検出素子3cは、フォトダイオード1bの表面S1b上に反射部43が設けられた構成となっている。反射部43は、光を反射する反射面43aを有しており、この反射面43aは、フォトダイオード1bの反射防止膜19bに面している。フォトダイオード1a、フォトダイオード1b及び反射部43は、光検出領域14a、光検出領域14b及び反射面43aが順に重なるように配置されている。反射部43は、フォトダイオード1bの表面S1bに設けられていてもよいし、図示しない支持部により支持されていてもよい。以上が、光検出素子3cの光検出素子3aに対する主な相違点である。従って、光検出素子3cは、上述の光検出素子3aと同様の作用・効果を有する。
上記構成の光検出素子3cでは、まず入射光Lが、フォトダイオード1aの表面S1aに入射し、フォトダイオード1a内を伝搬する。これにより、電極21aと電極29aとに逆バイアス電圧が印加されている場合、フォトダイオード1aの光検出領域14aでキャリアが生成される。その後、フォトダイオード1aを通り抜けた光は、フォトダイオード1bの凹部S3bに入射し、フォトダイオード1b内を伝搬する。これにより、電極21bと電極29bとに逆バイアス電圧が印加されている場合、フォトダイオード1bの光検出領域14bでキャリアが生成される。その後、フォトダイオード1bを通り抜けた光は反射部43によって反射され、フォトダイオード1b内及びフォトダイオード1a内を再度伝搬することとなる。
<変形例3>
また、本発明の実施形態としては図6に示す光検出素子3dであってもよい。
光検出素子3dは、下記に示す相違を除けば、光検出素子3aと同様の構成を有する。光検出素子3dにおいて、フォトダイオード1aは、入射光Lの入射する向きに凹部S3aが面するように設けられている。すなわち、この構成において、フォトダイオード1aの凹部S3aと、フォトダイオード1bの光検出領域14bとは、共に入射光Lの入射する向きに面している。光検出素子3dにおいて、フォトダイオード1aは、フォトダイオード1bと同様に、半田や接着剤等を介して支持部材33に設けられている。この場合、フォトダイオード1aの電極21aはバンプボンディング51及び導体部51aを介して支持部材33に接続されている。光検出素子3dにおいて、フォトダイオード1a、フォトダイオード1b及び反射部39は、入射光Lの入射方向からみて、反射防止膜27a、光検出領域14a、光検出領域14b、反射防止膜27b及び反射部39が順に重なるように配置されている。光検出素子3dにおいて、導電路W1は、導体部34a及びバンプボンディング34を介して電極21bに電気的に接続されており、導体部51a及びバンプボンディング51を介して電極21aに電気的に接続されている。光検出素子3dにおいて、導電路W2は、導体部38a及びバンプボンディング38を介して電極23bに電気的に接続されている。以上が、光検出素子3dの光検出素子3aに対する主な相違点である。
上記構成の光検出素子3dに入射光Lが入射した場合の様子を説明する。まず入射光Lが、フォトダイオード1aの凹部S3aに入射し、フォトダイオード1a内を伝播する。電極21aと電極29aとに逆バイアス電圧が印加されている場合、光検出領域14aにおいてキャリアが生成される。その後、フォトダイオード1aを通り抜けた光は、フォトダイオード1bの表面S1bに入射し、フォトダイオード1b内を伝播する。電極21bと電極23bとに逆バイアス電圧が印加されている場合、フォトダイオード1bの光検出領域14bにおいてキャリアが生成される。その後、フォトダイオード1bを通り抜けた光は反射部39により反射され、フォトダイオード1b内及びフォトダイオード1a内を再度伝播する。
以上説明した変形例3に係る光検出素子3dは、光検出素子3aと同様の効果を奏する。ここで、光検出素子3aにおけるフォトダイオード1aに長波長の光(例えば波長1.06μmの光)を入射した場合を考えてみると、長波長の光に対しては、光の入射面(表面S1a)から深いところでキャリアが発生して電界で十分加速されてアバランシェ増倍が起こることになる。一方、光検出素子3aにおけるフォトダイオード1aに短波長の光(例えば波長500〜600nmの光)が入射した場合には、光の入射面(表面S1a)から浅いところからキャリアを生成するので、N型不純物領域11やP型不純物領域13の光入射面に近いところで発生したキャリアは電界で十分に加速されずアバランシェ増倍を起こすことなく、感度が低いままとなってしまう。しかし、光検出素子3dにおけるフォトダイオード1aは、光検出素子3aにおけるフォトダイオード1aとは入射光Lの入射方向からみて逆向きに配置されており、入射光Lは、反射防止膜27aに入射後、P型半導体基板10a内を伝播しながらキャリアを生成する。このため、入射光Lは、短波長の光の場合、P型半導体基板10a内の反射防止膜27aに近い浅いところでキャリアを生成し、これらのキャリアは電極21aと電極29aとに印加されたバイアス電圧による高い電界で十分加速されてアバランシェ増倍を起こすことになる。また、長波長の光は光入射面から深いところでキャリアを生成するため、光検出素子3dにおける第2のフォトダイオード(フォトダイオード1b)は、光検出素子3aにおける第1のフォトダイオード(フォトダイオード1a)と同様の動作を行うことになる。すなわち、光検出素子3dは、このような短波長の光(入射光L)に対しても長波長の光に対しても感度が高く、光検出素子3aと同様の効果を奏する。
<変形例4>
また、本発明の実施形態としては図7に示す光検出素子3eであってもよい。光検出素子3eは、下記に示す相違を除けば、光検出素子3dと同様の構成を有する。光検出素子3eにおいて、フォトダイオード1bは、入射光Lの入射する向きに凹部S3bが面するように設けられている。すなわち、フォトダイオード1bは、図5に示す光検出素子3cの場合と同様に配置されている。この構成において、フォトダイオード1aの凹部S3aと、フォトダイオード1bの凹部S3bとは、共に入射光Lの入射する向きに面している。光検出素子3eにおいて、フォトダイオード1bは、フォトダイオード1aと同様に、半田や接着剤を介して支持部材33に設けられている。この場合、フォトダイオード1bの電極29bが支持部材33に接続されている。
更に、光検出素子3eは、図5に示す光検出素子3cの場合と同様に、フォトダイオード1bの表面S1b上に設けられた反射部43を更に備える。フォトダイオード1a、フォトダイオード1b及び反射部43は、反射防止膜27a、光検出領域14a、反射防止膜27b、光検出領域14b及び反射面43aが順に重なるように配置されている。反射部43は、フォトダイオード1bの表面S1bに設けられていてもよいし、図示しない支持部により支持されていてもよい。光検出素子3eにおいて、導電路W1は、電極21bに電気的に接続されており、導体部51a及びバンプボンディング51を介して電極21aに電気的に接続されている。光検出素子3eにおいて、導電路W2は、電極29a及び電極29bに電気的に接続されている。以上が、光検出素子3eの光検出素子3dに対する主な相違点である。
上記構成の光検出素子3eに入射光Lが入射した場合の様子を説明する。まず、入射光Lが、フォトダイオード1aの凹部S3aに入射し、フォトダイオード1a内を伝播する。電極21aと電極29aとに逆バイアス電圧が印加されている場合、光検出領域14aにおいてキャリアが生成される。その後、フォトダイオード1aを通り抜けた光は、フォトダイオード1bの凹部S3bに入射し、フォトダイオード1b内を伝播する。電極21bと電極29bとに逆バイアス電圧が印加されている場合、フォトダイオード1bの光検出領域14bにおいてキャリアが生成される。その後、フォトダイオード1bを通り抜けた光は反射部43の反射面43aにより反射され、フォトダイオード1b内及びフォトダイオード1a内を再度伝播する。
以上説明した変形例4に係る光検出素子3eは、上述の光検出素子3dと同様の作用・効果を奏する。しかし、光検出素子3eにおけるフォトダイオード1bは、光検出素子3dにおけるフォトダイオード1bとは入射光Lの入射方向からみて逆向きに配置されており、入射光Lは、フォトダイオード1aを通り抜けた後、フォトダイオード1bの反射防止膜27bに入射する(フォトダイオード1bに入射する。)。従って、光検出素子3eにおけるフォトダイオード1bは、変形例3に係る光検出素子3dにおけるフォトダイオード1aと同じ動作となり、長い波長の光に対してのみでなく短い波長の光に対しても、アバランシェ増倍を起こすことになる。このため、光検出素子3eは、光検出素子3dに比較して、フォトダイオード1aを通過した光でもフォトダイオード1bにおいてアバランシェ増倍を起こすことにより、長波長の光と同様に短波長の光の検出が感度良く行える。
<変形例5>
また、本発明の実施形態としては図8に示す光検出素子3fであってもよい。光検出素子3fは、下記に示す相違を除けば、光検出素子3eと同様の構成を有する。光検出素子3fにおいて、支持部材33aは支持部材33上に設けられており、この支持部材33aは、支持部材33と同様の形状を有する。光検出素子3fにおいて、支持部材33にはフォトダイオード1bが接続されており、この支持部材33上に設けられた支持部材33aには、フォトダイオード1aが接続されている。光検出素子3fにおいて、フォトダイオード1aは半田や接着剤等を介して支持部材33aに設けられており、フォトダイオード1bも半田や接着剤等を介して支持部材33に設けられている。この場合、フォトダイオード1bの電極29bが支持部材33に接続されており、フォトダイオード1aの電極29aが支持部材33aに接続されている。この構成において、フォトダイオード1aの凹部S3aと、フォトダイオード1bの凹部S3bとは、共に入射光Lの入射する向きに面している。以上が、光検出素子3fの光検出素子3eに対する主な相違点である。
上記構成の光検出素子3fに入射光Lが入射した場合の様子を説明する。まず、入射光Lが、フォトダイオード1aの凹部S3aに入射し、フォトダイオード1a内を伝播する。電極21aと電極29aとに逆バイアス電圧が印加されている場合、光検出領域14aにおいてキャリアが生成される。その後、フォトダイオード1aを通り抜けた光は、フォトダイオード1bの凹部S3bに入射し、フォトダイオード1b内を伝播する。電極21bと電極29bとに逆バイアス電圧が印加されている場合、フォトダイオード1bの光検出領域14bにおいてキャリアが生成される。その後、フォトダイオード1bを通り抜けた光は、反射部43の反射面43aにより反射され、フォトダイオード1b内及びフォトダイオード1a内を再度伝播する。以上説明した変形例5に係る光検出素子3fは、上述の光検出素子3eと同様の作用・効果を奏する。
実施形態に係るフォトダイオードの構成を説明するための断面図である。 実施形態に係る光検出素子の構成を説明するための断面図である。 実施形態に係るフォトダイオードの光検出領域表面の光感度分布を示す図である。 実施形態に係る光検出素子の他の構成を説明するための断面図である。 実施形態に係る光検出素子の他の構成を説明するための断面図である。 実施形態に係る光検出素子の他の構成を説明するための断面図である。 実施形態に係る光検出素子の他の構成を説明するための断面図である。 実施形態に係る光検出素子の他の構成を説明するための断面図である。
符号の説明
S1,S2…表面、S3…凹部、H1,H2,H3…コンタクトホール、W1,W2…導電路、1,1a,1b…フォトダイオード、10…P型半導体基板、11…N型不純物領域、11a…N型ガードリング、13…P型不純物領域、14…光検出領域、15…P型拡散遮蔽領域、17…パッシベーション膜、19…反射防止膜、21,23,29…電極、25…パッシベーション膜、27…反射防止膜、3a,3b,3c,3d,3e,3f…光検出素子、31…ベース部、33,33a…支持部材、34,38,51…バンプボンディング、34a,38a,51a…導体部、35…カソード電極、37…アノード電極、39,41,43…反射部、39a,41a,43a…反射面。

Claims (4)

  1. 入射光を検出する第1の光検出領域を有する第1のフォトダイオードと、
    前記第1のフォトダイオードと電気的に並列接続されており、入射光を検出する第2の光検出領域を有する第2のフォトダイオードと、
    光を反射する反射面を有する反射部と
    を備え、
    前記第1のフォトダイオード、前記第2のフォトダイオード及び前記反射部は、前記第1の光検出領域、前記第2の光検出領域及び前記反射面が、前記入射光の光入射方向に対し順に重なるように配置されている光検出素子。
  2. 前記第1の光検出領域と前記第2の光検出領域とは、前記光入射方向に対する前記第1の光検出領域の光感度分布と前記第2の光検出領域の光感度分布とを合成した合成光感度分布が略均一となるように重なっている、ことを特徴とする請求項1に記載の光検出素子。
  3. 前記第1のフォトダイオードは、第1の反射防止膜及び第2の反射防止膜を有し、
    前記第1の反射防止膜及び前記第2の反射防止膜は、当該第1の反射防止膜、前記第1の光検出領域及び当該第2の反射防止膜が、前記光入射方向に対し順に重なるように配置されている、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の光検出素子。
  4. 前記第1のフォトダイオード及び前記第2のフォトダイオードの各々は、アバランシェフォトダイオードである、ことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の光検出素子。
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