JP2007220414A - 触媒層及び固体高分子型燃料電池 - Google Patents

触媒層及び固体高分子型燃料電池 Download PDF

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Abstract

【課題】保水性が高く、低湿度環境下でも高い電池性能が得られる触媒層及びこれを用いた固体高分子型燃料電池を提供すること。
【解決手段】触媒を担持した球状カーボン多孔体と、カーボン繊維と、固体高分子電解質とを含む触媒層及びこれを用いた固体高分子型燃料電池。球状カーボン多孔体は、平均細孔径が3.0nm以下であるものが好ましい。また、球状カーボン多孔体は、P1/2における水吸着細孔容積が0.15〜0.5cc/gであるものが好ましい。
【選択図】図3

Description

本発明は、触媒層及び固体高分子型燃料電池に関し、さらに詳しくは、低湿度環境下においても高い性能を示す触媒層及びこれを用いた固体高分子型燃料電池に関する。
固体高分子型燃料電池は、固体高分子電解質膜の両面に電極が接合された膜電極接合体(MEA)を基本単位とする。また、固体高分子型燃料電池において、電極は、一般に、拡散層と触媒層の二層構造をとる。拡散層は、触媒層に反応ガス及び電子を供給するためのものであり、カーボンペーパー、カーボンクロス等が用いられる。また、触媒層は、電極反応の反応場となる部分であり、一般に、白金等の電極触媒を担持したカーボンと固体高分子電解質(触媒層内電解質)との複合体からなる。
このようなMEAを構成する電解質膜あるいは触媒層内電解質には、耐酸化性に優れた全炭化フッ素系電解質(高分子鎖内にC−H結合を含まない電解質。例えば、ナフィオン(登録商標、デュポン社製)、アシプレックス(登録商標、旭化成(株)製)、フレミオン(登録商標、旭硝子(株)製)等。)を用いるのが一般的である。
また、全炭化フッ素系電解質は、耐酸化性に優れるが、一般に極めて高価である。そのため、固体高分子型燃料電池の低コスト化を図るために、炭化水素系電解質(高分子鎖内にC−H結合を含み、C−F結合を含まない電解質)、又は部分炭化フッ素系電解質(高分子鎖内にC−H結合とC−F結合の双方を含む電解質)の使用も検討されている。
しかしながら、固体高分子型燃料電池を車載用動力源等として実用化するためには、解決すべき課題が残されている。
例えば、従来の固体高分子電解質は、いずれもプロトン伝導性を発現させるためには水を必要とする。そのため、固体高分子型燃料電池においては、一般に、電極に供給される反応ガスを水蒸気発生装置、ミスト発生装置などの補機を用いて加湿し、加湿量を制御することによって固体高分子電解質膜の含水率の調節を行う方法が採られている。しかしながら、補機を用いて反応ガスを加湿する場合において、燃料電池の運転条件が高加湿条件になると、過剰の水が電極内に滞留する。また、燃料極から空気極に向かってプロトンが電解質膜内部を移動する際、プロトンに同伴して水も空気極側に移動する。さらに、空気極では、電極反応により水が生成する。この水を放置すると、触媒層内の三相界面が水で閉塞する、いわゆる「フラッディング」が発生する。フラッディングは、触媒層のガス拡散性を低下させ、燃料電池の出力密度を低下させる原因となる。
一方、燃料電池システム全体の効率を上げるためには、補機の負荷を軽減し、低湿度条件下で燃料電池を作動させることが望ましい。しかしながら、低湿度条件下で作動させると、電解質膜が乾燥する、いわゆる「ドライアップ」が発生する。ドライアップは、電解質膜の膜抵抗を上昇させ、燃料電池の出力密度を低下させる原因となる。
さらに、電極触媒は高価であるので、燃料電池を低コスト化するためには、電極触媒の使用量を低減することが望ましい。そのためには、担体表面に電極触媒を高分散に担持させ、触媒粒子の利用率を向上させる必要がある。しかしながら、従来のカーボン材料(例えば、カーボンブラックなど)は、触媒粒子の分散性が悪く、触媒の利用率が低いという問題がある。
そこでこの問題を解決するために、従来から種々の提案がなされている。
例えば、特許文献1には、シリカメソ多孔体(MCM−48)を鋳型に用いて合成されたメソポーラスカーボン粒子(平均細孔径2.9nm(αs解析))と、カーボンブラックに、それぞれPtを担持させ、これらを重量比で1:1となるように混合した燃料電池用電極触媒が開示されている。同文献には、
(1)メソポーラスカーボンに触媒を担持させると、触媒粒子の分散性が良くなり、触媒粒子の利用率が向上すること、及び、
(2)触媒を担持させたメソポーラスカーボンと、触媒を担持させたカーボンブラックとを混合することによって、反応ガスの拡散性が向上すること、
が記載されている。
また、特許文献2には、触媒層と拡散層の間に、保水剤(例えば、水素イオン導電性高分子、セルロース、シリカなど)と、導電剤(例えば、アセチレンブラック粉末など)との混合物からなる保水層が配置された高分子電解質型燃料電池が開示されている。同文献には、保水層によって、触媒層から拡散層への水の移動が抑制されるので、長時間の低加湿運転が可能となる点が記載されている。
また、特許文献3には、Ptを担持させたアセチレンブラックと、気相成長炭素繊維との混合物を含む触媒層を備えた高分子電解質型燃料電池が開示されている。同文献には、触媒層に気相成長炭素繊維を添加することによって、発電特性が向上する点が記載されている。
さらに、非特許文献1には、メソポーラスアルミノシリケート(SBA−15)を鋳型に用いて合成されたナノポーラスカーボンにPtを担持させた材料が開示されている。同文献には、
(1)ナノポーラスカーボンを担体に用いると、Ptを高分散かつ均一に担持できること、及び、
(2)Pt担持ナノポーラスカーボンは、Pt担持カーボンブラックに比べて触媒活性が高いこと、
が記載されている。
特開2004−71253号公報 特開2002−289230号公報 特許第3608053号公報 "Ordered nanoporous arrays of carbon supporting high dispersions of platinum nanoparticles," S.H.Joo et al., Nature, vol.412, p169(2001)
アセチレンブラックに触媒を担持させ、これに気相成長炭素繊維を加えて触媒層を形成すると、触媒層の電子伝導性を向上させることができる。しかしながら、アセチレンブラックなどの従来のカーボン材料は、触媒を高分散に担持できないだけでなく、細孔容積が小さいので、保水性が不十分である。一方、この問題を解決するために、触媒層と拡散層の間に保水層を設けるのは、工程が増加し、生産性の面で課題が残る。
これに対し、メソポーラスカーボンは、大きさのそろったメソ孔を多量に含んでおり、細孔容積が大きい。そのため、メソポーラスカーボンは、触媒を高分散に担持できるだけでなく、従来のカーボン材料に比べて高い保水性を持つ。
しかしながら、従来のメソポーラスカーボンは、平均細孔径が相対的に大きい(約4nm以上)ので、メソ孔内への水の出入りは、相対湿度60〜100%のときに観測される。従って、平均細孔径の大きいメソポーラスカーボンを触媒層に含む燃料電池を相対湿度60%未満の低湿度環境下で作動させても、電解質膜が乾燥傾向となり、十分な電池性能の向上は認められない。
また、触媒層は、通常、電極触媒及び触媒層内電解質を適当な溶媒に分散させて触媒インクとし、これを適当な基材表面に塗布することにより形成される。しかしながら、従来のメソポーラスカーボンは、鋳型である無機物の形状をそのまま保持しており、不均一な形状、かつ、幅広い粒度分布を持つ。そのため、インク作製時にインクの粘度を適切な値に保持するのが困難である。また、メソポーラスカーボンは充填性が悪いので、触媒層の保水量をある一定量以上にするためには、触媒層を相対的に厚くする必要がある。
さらに、メソポーラスカーボンは、内部に大きな空洞を持たないので、メソポーラスカーボンのみを含む触媒層では、ガスの拡散性が不十分となる。一方、特許文献1に開示されているように、Pt担持メソポーラスカーボンとPt担持カーボンブラックとを適当な重量比で混合すると、触媒層のガス拡散性をある程度向上させることができる。しかしながら、メソポーラスカーボンの重量比が小さくなるほど、触媒層の保水性が低下する。
本発明が解決しようとする課題は、保水性が高く、低湿度環境下でも高い電池性能が得られる触媒層及びこれを用いた固体高分子型燃料電池を提供することにある。
また、本発明が解決しようとする他の課題は、触媒を高分散に担持でき、触媒利用率の高い触媒層及びこれを用いた固体高分子型燃料電池を提供することにある。
また、本発明が解決しようとする他の課題は、ガス拡散性及び電子伝導性の高い触媒層及びこれを用いた固体高分子型燃料電池を提供することにある。
さらに、本発明が解決しようとする他の課題は、インク作製時の粘度調整が容易であり、かつ、保水性を低下させることなく厚さを薄くするのが容易な触媒層及びこれを用いた固体高分子型燃料電池を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明に係る触媒層は、触媒を担持した球状カーボン多孔体と、カーボン繊維と、固体高分子電解質とを含むことを要旨とする。この場合、前記球状カーボン多孔体は、平均細孔径が3.0nm以下であるものが好ましい。また、前記球状カーボン多孔体は、P1/2における水吸着細孔容積が0.15〜0.5cc/gであるものが好ましい。
また、本発明に係る固体高分子型燃料電池は、本発明に係る触媒層を備えていることを要旨とする。
球状カーボン多孔体は、大きさのそろった細孔を有し、かつ、細孔容積が相対的に大きいので、保水性が高く、かつ、触媒を高分散に担持することができる。特に、平均細孔径が3nm以下であるナノ細孔を有する球状カーボン多孔体は、相対湿度60%未満の低湿度環境下でも水を吸着/放出することができる。また、球状カーボン多孔体は、充填性が高いので、インク作製時の粘度調整が容易であり、かつ、保水性を低下させることなく触媒層を薄くすることができる。さらに、触媒を担持した球状カーボン多孔体とカーボン繊維とを触媒層に添加すると、触媒層の電子伝導性及びガス拡散性が向上する。
以下、本発明の一実施の形態について詳細に説明する。
本発明に係る触媒層は、触媒を担持した球状カーボン多孔体と、カーボン繊維と、固体高分子電解質とを含む。
「球状カーボン多孔体」とは、実質的にカーボンのみからなる球状粒子であって、カーボン粒子の表面から内部に向かってメソサイズ〜ナノサイズの細孔が互いに連結しているものをいう。細孔の連結構造は、特に限定されるものではなく、反応物質がカーボン粒子の表面上の1点から内部を通って、他の表面上の1点に輸送可能なものであれば良い。
特に、球状カーボン多孔体は、球の中心から表面に向かってカーボンロッドが枝分かれしつつ放射状に伸びる内部構造を有し、その隙間が、中心から表面に向かって放射状に伸びる細孔を形成しているものが好ましい。細孔の利用効率を向上させるためには、放射状に伸びる細孔の割合は、高いほど良い。後述する方法を用いると、細孔の大部分がその中心から表面に向かって放射状に伸びている球状カーボン多孔体が得られる。
「球状」とは、同一条件下で製造された複数個(好ましくは、20個以上)の粒子を顕微鏡観察した場合において、各粒子の真球度の平均値が、13%以下であることをいう。また、「真球度」とは、各粒子の外形の真円からのずれの程度を表す指標であって、粒子の表面に接する最小の外接円の半径(r)に対する、外接円と粒子表面の各点との半径方向の距離の最大値(Δrmax)の割合(=Δrmax×100/r(%))で表される値をいう。インク作製時の粘度調整が容易であり、かつ、充填密度の高い触媒層を得るためには、カーボン粒子の真球度は、小さいほど良い。後述する方法を用いると、真球度が7%以下、あるいは、3%以下である球状カーボン多孔体が得られる。
球状カーボン多孔体は、単分散粒子であっても良く、あるいは多分散粒子であっても良い。特に、単分散粒子は、触媒層への充填密度が高くなるので、調湿量が格段に大きくなるという利点がある。
「単分散」とは、次の(1)式で表される単分散度が、10%以下であることをいう。高い充填性を得るためには、単分散度は、小さいほど良い。後述する方法を用いると、単分散度が10%以下、あるいは、5%以下である球状カーボン多孔体が得られる。
単分散度=(粒子径の標準偏差/平均粒子径)×100(%) ・・・(1)
球状カーボン多孔体に含まれる細孔の平均細孔径は、特に限定されるものではなく、目的に応じて任意に選択することができる。一般に、球状カーボン多孔体の平均細孔径が小さくなるほど、低湿度環境下における水の吸着・脱離が容易化し、保水性に優れた触媒層が得られる。保水性の高い触媒層を得るためには、平均細孔径は、3.0nm以下が好ましく、さらに好ましくは2.5nm以下、さらに好ましくは2.0nm以下である。
ここで、「平均細孔径」とは、N吸着等温線をBJH解析することにより得られる細孔分布のピーク値をいう。
球状カーボン多孔体の細孔容積は、特に限定されるものではなく、目的に応じて任意に選択することができる。一般に、球状カーボン多孔体の水吸着細孔容積(ある条件下で球状カーボン多孔体に吸着する単位重量当たりの水の吸着量)が多くなるほど、保水性の高い触媒層が得られる。球状カーボン多孔体のP1/2における水吸着細孔容積は、具体的には、0.15cc/g以上が好ましい。
一方、水吸着細孔容積が大きくなりすぎると、球状カーボン多孔体の強度が低下し、触媒層を作製する過程で形状を維持するのが困難となる。従って、球状カーボン多孔体のP1/2における水吸着細孔容積は、0.5cc/g以下が好ましい。
ここで、「P1/2」とは、25℃における水蒸気吸着離脱等温線の脱離時の吸着量が水で飽和したときの吸着量の1/2になるときの水蒸気分圧をいう。
球状カーボン多孔体の平均粒子径は、特に限定されるものではなく、目的に応じて任意に選択することができる。一般に、球状カーボン多孔体の平均粒子径が小さくなりすぎると、多量の細孔を保有させることができない。ある一定量以上の保水量を確保するためには、球状カーボン多孔体の平均粒子径は、100nm以上が好ましい。
一方、球状カーボン多孔体の平均粒子径が大きくなりすぎると、厚さが薄くかつ均一な触媒層を形成するのが困難となる。従って、球状カーボン多孔体の平均粒子径は、1500nm以下が好ましい。
球状カーボン多孔体に担持させる触媒は、特に限定されるものではなく、目的に応じて任意に選択することができる。燃料電池用の触媒には、一般に、Pt、Rh、Pd、Ru、Ir、Ag、Au等、又はこれらの合金が用いられる。特に、Ptは、触媒活性が高いので、球状カーボン多孔体に担持させる触媒として好適である。
触媒担持量は、触媒層に要求される特性、用途等に応じて最適な量を選択する。一般に、触媒担持量が多くなるほど、高活性な触媒層となる。一方、必要以上の触媒の担持は実益が無く、むしろ高コスト化を招く。触媒担持量(=触媒の重量×100/(球状カーボン多孔体の重量+触媒の重量))は、具体的には、10〜40wt%が好ましい。
カーボン繊維は、主として球状カーボン多孔体間に電子伝導パスを形成するために添加される。本発明において、カーボン繊維の種類は、特に限定されるものではなく、種々の材料を用いることができる。カーボン繊維としては、具体的には、PAN系炭素繊維、ピッチ系炭素繊維、気相法により合成された気相成長炭素繊維、カーボンナノチューブなどがある。特に、気相成長炭素繊維は、他のカーボン繊維に比べて繊維径が細いので、触媒層に添加するカーボン繊維として特に好適である。
ここで、「気相成長炭素繊維」とは、炭化水素ガスを金属系触媒の存在下で気相熱分解させることにより得られる炭素繊維をいう。気相成長炭素繊維は、
(1) ベンゼン、トルエンなどの有機化合物と、フェロセン、ニッケルセンなどの有機遷移金属化合物をキャリアガスとともに炉内に導入し、有機遷移金属化合物を熱分解させることによって基板上に遷移金属微粒子を生成させ、これを触媒として炭素繊維を気相成長させる方法、
(2) 炭素化合物のガスと、遷移金属化合物のガスとを気相中で熱分解させ、浮遊状態で炭素繊維を気相成長させる方法、
(3) フェロセンを含有するベンゼンの微少液滴を加熱炉壁面に吹き付け、炉壁面に炭素繊維を成長させる方法、
などがある。
カーボン繊維の長さ及び直径は、触媒層内に良好な電子伝導パスが形成されるように、球状カーボン多孔体の大きさ、触媒層の組成等に応じて、最適なものを選択する。
一般に、カーボン繊維の長さが相対的に長すぎると、触媒層中でのカーボン繊維の均一分散が困難となる。カーボン繊維を均一に分散させるためには、カーボン繊維の長さは、200μm以下が好ましく、さらに好ましくは、100μm以下である。
カーボン繊維の直径が相対的に大きすぎると、球状カーボン多孔体とカーボン繊維との接触が不十分となる。触媒層内に良好な電気伝導パスを形成するためには、カーボン繊維の直径は、300nm以下が好ましい。
同様に、カーボン繊維の添加量は、触媒層内に良好な電子伝導パスが形成されるように、球状カーボン多孔体の大きさ、触媒層の組成等に応じて、最適なものを選択する。
一般に、触媒層内に含まれるカーボン繊維の量が相対的に少ないと、球状カーボン多孔体が孤立する確率が高くなる。触媒層内に良好な電気伝導パスを形成するためには、カーボン繊維の重量比(=カーボン繊維の重量/触媒を担持した球状カーボン多孔体の重量)は、0.03以上が好ましく、さらに好ましくは、0.07以上である。
一方、カーボン繊維の量が相対的に多くなりすぎると、触媒層内に含まれる触媒の絶対量が少なくなり、触媒層の活性が低下する。触媒層の活性を高く維持するためには、カーボン繊維の重量比は、0.50以下が好ましく、さらに好ましくは、0.29以下である。
固体高分子電解質(触媒層内電解質)は、触媒にプロトンを供給するために触媒層に添加される。触媒層内電解質は、通常、触媒層が接合される電解質膜と同一成分が用いられるが、異なる成分を用いても良い。
本発明において、固体高分子電解質(触媒層内電解質及び電解質膜)には、種々の材料を用いることができる。すなわち、固体高分子電解質は、ポリマ骨格の全部又は一部がフッ素化されたフッ素系ポリマであってカチオン交換基を備えているものでもよく、あるいはポリマ骨格にフッ素を含まない炭化水素系ポリマであってカチオン交換基を備えているものであってもよい。
また、これらのポリマに含まれるカチオン交換基の種類も、特に限定されるものではない。カチオン交換基としては、具体的には、スルホン酸基、カルボン酸基、ホスホン酸基、亜ホスホン酸基、フェノール基などがある。上述したポリマには、これらのカチオン交換基のいずれか1種を備えたものでも良く、あるいは、2種以上を備えたものでも良い。
ポリマ骨格の全部又は一部がフッ素化された固体高分子電解質としては、具体的には、パーフルオロカーボンスルホン酸系ポリマ、パーフルオロカーボンホスホン酸系ポリマ、トリフルオロスチレンスルホン酸系ポリマ、エチレンテトラフルオロエチレン−g−スチレンスルホン酸系ポリマなどがある。
また、フッ素を含まない炭化水素系の固体高分子電解質としては、具体的には、ポリスルホンスルホン酸、ポリアリールエーテルケトンスルホン酸、ポリベンズイミダゾールアルキルスルホン酸、ポリベンズイミダゾールアルキルホスホン酸などがある。
触媒層に含まれる触媒層内電解質の量は、電極性能に影響を及ぼす。電極反応を効率よく進行させるためには、触媒表面にプロトン、電子及び反応ガスが効率よく供給される必要がある。一般に、触媒層内電解質の量が相対的に少ないと、触媒表面へのプロトンの供給が不十分となる。プロトンの供給を十分に行うためには、触媒層内電解質の重量比(=触媒層内電解質の重量/触媒を担持した球状カーボン多孔体の重量)は、0.20以上が好ましい。
一方、触媒層内電解質の量が過剰になると、触媒表面への電子や反応ガスの供給が阻害されやすくなる。電子及び反応ガスの供給を十分に行うためには、触媒層内電解質の重量比は、0.70以下が好ましい。
次に、本発明に係る触媒層及びこれを備えた固体高分子型燃料電池の製造方法について説明する。
本発明に係る触媒層及びこれを備えたMEAを作製する方法としては、
(1) 触媒を担持した球状カーボン多孔体、カーボン繊維、及び固体高分子電解質を所定の比率で適当な溶剤に分散又は溶解させて触媒インクとし、これを適当な基材(例えば、ポリテトラフルオロエチレン)表面に塗布し、これを電解質膜に転写し、さらに必要に応じて触媒層の表面に拡散層を接合する方法、
(2) 触媒インクを直接、電解質膜表面に塗布し、さらに必要に応じて触媒層の表面に拡散層を接合する方法、
(3) 触媒インクを拡散層表面に塗布し、触媒層を介して、拡散層と電解質膜とを接合する方法、
(3) 触媒インクを噴霧して所定の大きさを有する造粒粉とし、静電スクリーン印刷法、静電複写法等を用いて電解質膜表面に造粒粉を付着させて触媒層とし、さらに必要に応じて触媒層の表面に拡散層を接合する方法、
などがある。本発明においては、いずれの方法を用いても良い。
さらに、得られたMEAの両面を、ガス流路を備えたセパレータで挟持すれば、本発明に係る固体高分子型燃料電池が得られる。
次に、触媒層に添加される球状カーボン多孔体を合成するためのテンプレートとして用いられる球状メソ多孔体の製造方法について説明する。
球状カーボン多孔体は、シリカを含む球状メソ多孔体の細孔内に吸着させた炭素源を炭化させ、球状メソ多孔体を除去することにより得られる。そのため、所定の平均粒径を有し、球状単分散で、かつ、細孔が中心から表面に向かって放射状に伸びているカーボン粒子を合成するためには、このような構造を有する球状メソ多孔体をテンプレートに用いる必要がある。
この場合、球状メソ多孔体は、シリカのみからなるものであっても良く、あるいは、シリカ以外の金属元素Mの酸化物を含んでいても良い。金属元素Mは、特に限定されるものではないが、2価以上の金属アルコキシドを製造可能なものが好ましい。金属元素Mが2価以上の金属アルコキシドを製造可能なものであると、金属元素Mの酸化物を含むメソポーラスシリカを容易に製造することができる。このような金属元素Mとしては、具体的には、Al、Ti、Mg、Zrなどがある。特に、Alを含む球状メソ多孔体は、後述する有機物を重合させるための固体酸としても機能するという利点がある。
球状メソ多孔体に含まれるシリカの含有量は、相対的に多い方が好ましい。シリカの含有量が相対的に多くなるほど、球状メソ多孔体の除去が容易化する。球状メソ多孔体中のシリカの含有量は、具体的には、20wt%以上が好ましく、さらに好ましくは、50wt%以上、さらに好ましくは、80wt%以上である。
シリカを含む球状メソ多孔体は、界面活性剤を鋳型として、シリカ原料を含む原料を3次元的に重合させることにより得られる。具体的には、
(1)水に適量の界面活性剤とシリカ原料(及び必要に応じて他の原料)とを加え、塩基性条件下でシリカ原料(及び必要に応じて添加された他の原料)を加水分解させ、
(2)溶液から生成物を分離し、界面活性剤を除去すること、
により得られる(例えば、特開平10−328558号公報、特開2004−2161号公報等参照)。
この時、溶液中の界面活性剤の濃度、シリカ原料の濃度、及び、両者の比率を最適化すると、メソ孔がその中心から外側に向かって放射状に配置された球状メソ多孔体が得られる。さらに、溶液中に特定種類のアルコール及び/又は親水性ポリマを加えると、2μm以下の微少粒径を有し、かつ、粒度分布の狭い球状メソ多孔体が得られる。
シリカ原料には、
(1) テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、テトライソプロポキシシラン、テトラブトキシシラン、ジメトキシジエトキシシラン等のテトラアルコキシシラン(シラン化合物)、
(2) トリメトキシシラノール、トリエトキシシラノール、トリメトキシメチルシラン、トリメトキシビニルシラン、トリエトキシビニルシラン、トリエトキシ−3−グリシドキシプロピルシラン、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、3−クロロプロピルトリメトキシシラン、3−(2−アミノエチル)アミノプロピルトリメトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、フェニルトリエトキシシラン、γ−(メタクリロキシプロピル)トリメトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン等のトリアルコキシシラン(シラン化合物)、
(3) ジメトキシジメチルシラン、ジエトキシジメチルシラン、ジエトキシ−3−グリシドキシプロピルメチルシラン、ジメトキシジフェニルシラン、ジメトキシメチルフェニルシラン等のジアルコキシシラン(シラン化合物)、
(4) メタケイ酸ナトリウム(NaSiO)、オルトケイ酸ナトリウム(NaSiO)、二ケイ酸ナトリウム(NaSi)、四ケイ酸ナトリウム(NaSi)、水ガラス(NaO・nSiO、n=2〜4)等のケイ酸ナトリウム、
(5) カネマイト(NaHSi・3HO)、二ケイ酸ナトリウム結晶(α、β、γ、δ−NaSi)、マカタイト(NaSi)、アイアライト(NaSi17・xHO)、マガディアイト(NaSi1417・xHO)、ケニヤイト(NaSi2041・xHO)等の層状シリケート、
(6) Ultrasil(Ultrasil社)、Cab−O−Sil(Cabot社)、HiSil(Pittsburgh Plate Glass社)等の沈降性シリカ、コロイダルシリカ、Aerosil(Degussa−Huls社)等のフュームドシリカ、
などを用いることができる。
これらの中でも、テトラアルコキシシランは、加水分解により生ずるシラノール結合の数が多くなり、強固な骨格を形成することができるので、シリカ原料として好適である。
なお、これらのシリカ原料は、単独で用いても良く、あるいは、2種以上を組み合わせて用いても良い。但し、2種以上のシリカ原料を用いると、メソポーラスシリカの製造時の反応条件が複雑化する場合がある。このような場合には、シリカ原料は、単独で使用するのが好ましい。
また、金属元素Mを含む原料には、
(1) アルミニウムブトキシド(Al(OC))、アルミニウムエトキシド(Al(OC))、アルミニウムイソプロポキシド(Al(OC))等のAlを含むアルコキシド類、及び、アルミン酸ナトリウム、塩化アルミニウム等の塩類、
(2) チタンイソプロポキシド(Ti(Oi−C))、チタンブトキシド(Ti(OC))、チタンエトキシド(Ti(OC))等のTiを含むアルコキシド、
(3) マグネシウムメトキシド(Mg(OCH))、マグネシウムエトキシド(Mg(OC))等のMgを含むアルコキシド、
(4) ジルコニウムイソプロポキシド(Zr(Oi−C))、ジルコニウムブトキシド(Zr(OC))、ジルコニウムエトキシド(Zr(OC))等のZrを含むアルコキシド、
などを用いることができる。
また、界面活性剤は、次の(2)式で表されるものが好ましい。
CH−(CH)−N(R)(R)(R)X ・・・(2)
(但し、R、R、Rは、炭素数が1〜3であって、同一又は異なるアルキル基、Xはハロゲン原子、nは8〜21の整数。)
(1)式で表される界面活性剤の中でも、アルキルトリメチルアンモニウムハライド(例えば、ヘキサデシルトリメチルアンモニウムハライド、オクタデシルトリメチルアンモニウムハライド、ノニルトリメチルアンモニウムハライド、デシルトリメチルアンモニウムハライド、ウンデシルトリメチルアンモニウムハライド、ドデシルトリメチルアンモニウムハライド等)が好ましく、特に、アルキルトリメチルアンモニウムブロミド又はアルキルトリメチルアンモニウムクロリドが好ましい。
メソ孔がその中心から外側に向かって放射状に配置した球状メソ多孔体を得るためには、溶液中のシリカ原料(及び必要に応じて添加される他の原料)の濃度は、0.005mol/L以上0.05mol/L以下が好ましく、さらに好ましくは、0.007mol/L以上0.045mol/L以下、さらに好ましくは、0.009mol/L以上0.04mol/L以下である。
同様に、溶液中の界面活性剤の濃度は、0.005mol/L以上0.04mol/L以下が好ましく、さらに好ましくは、0.007mol/L以上0.03mol/L以下、さらに好ましくは、0.008mol/L以上0.018mol/L以下である。
さらに、界面活性剤/シリカ原料(及び必要に応じて添加される他の原料)の比率(モル比)は、0.1以上3以下が好ましく、さらに好ましくは、0.2以上2.7以下、さらに好ましくは、0.3以上2.5以下である。
溶液中にアルコールを添加する場合、アルコールは、メタノール、エタノール、プロパノール等の1価のアルコール、エチレングリコール等の2価のアルコール、グリセリン等の3価のアルコールのいずれでも良い。この場合、2μm以下の微少粒径を有し、かつ、粒度分布の狭い球状メソ多孔体が得るためには、アルコールの添加量は、水の容量100に対して5〜80が好ましく、さらに好ましくは、7〜70、さらに好ましくは、10〜60である。
アルコールに加えて又はアルコールに代えて、溶液中に親水性ポリマを添加する場合、親水性ポリマは、ポリビニルアルコール又はポリエチレングリコールが好ましい。この場合、親水性ポリマの分子量は、200〜50000が好ましく、さらに好ましくは、300〜30000である。また、2μm以下の微少粒径を有し、かつ、粒度分布の狭いメソポーラスシリカが得るためには、溶液中の親水性ポリマの濃度は、0.1〜20重量%が好ましく、さらに好ましくは、0.5〜10重量%である。
これらの原料を含む溶液には、溶液を塩基性とし、シリカ原料等を加水分解させるために、塩基性物質を加える。塩基性物質としては、具体的には、水酸化ナトリウム、アンモニア水等がある。塩基性物質の添加量は、原料の種類や濃度、作製しようとする球状メソ多孔体の特性等に応じて最適な添加量を選択する。一般に、塩基性物質の添加量が少なすぎる場合には、収率が極端に低下する。一方、塩基性物質の添加量が多すぎる場合には、多孔体の形成が困難となる場合がある。塩基性物質の添加量は、具体的には、塩基性物質のアルカリ当量を原料中のケイ素及び金属元素Mのモル数で除した値で、
(1) 塩基性物質が強塩基である場合は、0.1〜0.9が好ましく、さらに好ましくは、0.2〜0.5、
(2) 塩基性物質が弱塩基の場合は、0.2〜5が好ましく、さらに好ましくは、1〜3、である。
シリカ原料として、テトラアルコキシシラン等のシラン化合物を用いる場合には、これをそのまま出発原料として用いる。
一方、シリカ原料としてシラン化合物以外の化合物を用いる場合には、予め、水(又は、必要に応じてアルコールが添加されたアルコール水溶液)にシリカ原料を加えて、水酸化ナトリウム等の塩基性物質を加える。塩基性物質の添加量は、シリカ原料中のケイ素原子と等モル程度の量とするのが好ましい。シラン化合物以外のシリカ原料を含む溶液に塩基性物質を加えると、シリカ原料中に既に形成されているSi−(O−Si)結合の一部が切断され、均一な溶液が得られる。溶液中に含まれる塩基性物質の量は、球状メソ多孔体の収量や気孔率に影響を及ぼすので、均一な溶液が得られた後、溶液に希薄酸溶液を加え、溶液中に存在する過剰の塩基性物質を中和させる。希薄酸溶液の添加量は、シリカ原料中のケイ素原子に対して1/2〜3/4倍モルに相当する量が好ましい。
必要に応じて予備処理が行われたシリカ原料に対し、所定量の水及び界面活性剤、並びに、必要に応じて、金属元素Mを含む原料、アルコール及び/又は親水性ポリマを加え、これにさらに塩基性物質を加えて、塩基性条件下で加水分解を行う。これにより、界面活性剤がテンプレートとして機能し、その内部に界面活性剤を含むケイ素含有酸化物(以下、これを「前駆体」という。)が得られる。
次に、溶液から得られた前駆体を分離し、この前駆体から界面活性剤を除去すれば、シリカを含み、平均粒径が50nm〜2.0μmであり、単分散で、かつ、細孔が放射状に形成された球状メソ多孔体(単分散球状メソポーラスシリカ)が得られる。
界面活性剤を除去する方法としては、具体的には、
(1) 前駆体を大気中又は不活性雰囲気下において、所定温度(300〜1000℃、好ましくは、400〜700℃)で所定時間(30分以上、好ましくは、1時間以上)焼成する焼成方法、
(2) 前駆体を界面活性剤の良溶媒(例えば、少量の塩酸を含むメタノール)中に浸漬し、所定の温度(例えば、50〜70℃)で加熱しながら攪拌し、前駆体中の界面活性剤を抽出するイオン交換法、
などがある。
次に、球状カーボン多孔体の製造方法について説明する。球状カーボン多孔体の製造方法は、吸着工程と、重合工程と、炭化工程と、除去工程とを備えている。なお、製造方法によっては、吸着工程と重合工程とを、あるいは、吸着工程と、重合工程と、炭化工程とを一工程で実施する場合がある。
吸着工程は、シリカを含有する球状メソ多孔体(以下、単に「メソポーラスシリカ」という。)の細孔内に有機物を吸着させる工程である。
有機物は、炭素源となるものであり、熱分解によって炭素を生成可能なものであればよい。このような有機物としては、具体的には、
(1) 常温で液体であり、かつ、熱重合性のポリマー前駆体(例えば、フルフリルアルコール、アニリン等)、
(2) 炭水化物の水溶液と酸の混合物(例えば、スクロース(ショ糖)、キシロース(木糖)、グルコース(ブドウ糖)などの単糖類、あるいは、二糖類、多糖類と、硫酸、塩酸、硝酸、リン酸などの酸との混合物)、
(3) 不飽和結合を有する重合性のガス(例えば、アセチレン、プロピレン等)、
(4) 2液硬化型のポリマー前駆体の混合物(例えば、フェノールとホルマリン等)、
などがある。
これらの中でも、ポリマー前駆体は、溶媒で希釈することなくメソポーラスシリカの細孔内に含浸させることができるので、相対的に少数回の含浸回数で、相対的に多量の炭素を細孔内に生成させることができる。また、重合開始剤が不要であり、取り扱いも容易であるという利点がある。
液体又は溶液の炭素源を吸着させる場合、メソポーラスシリカに所定量の液体又は溶液を加えるだけで良い。メソポーラスシリカは、極めて吸着特性に優れているので、これに液体又は溶液を加え、室温で単に放置するだけ又は外部から軽く振動を加えるだけで、細孔内に液体又は溶液を含浸させることができる。
また、メソポーラスシリカを密閉可能な容器内に入れ、容器内を排気した後、容器に液体又は溶液の炭素源の蒸気を導入してもよい。これにより、メソポーラスシリカの細孔内に炭素源を吸着させることができる。
液体又は溶液の炭素源を用いる場合、1回当たりの液体又は溶液の吸着量は、多いほど良く、メソポーラスシリカ内のすべての細孔が液体又は溶液で満たされる量が好ましい。
また、炭素源として炭水化物の水溶液と酸の混合物を用いる場合、酸の量は、有機物を重合させることが可能な最小量とするのが好ましい。
さらに、炭素源として、2液硬化型のポリマー前駆体の混合物を用いる場合、その比率は、ポリマー前駆体の種類に応じて、最適な比率を選択する。
重合工程は、細孔内に吸着された有機物を重合させる工程である。
例えば、有機物が、ポリマー前駆体、炭水化物の水溶液と酸の混合物、又は、2液硬化型のポリマー前駆体の混合物である場合、有機物の重合は、有機物を吸着させたメソポーラスシリカを所定温度で所定時間加熱することにより行う。最適な重合温度及び重合時間は、有機物の種類により異なるが、通常、重合温度は50℃〜400℃、重合時間は5分〜24時間である。
炭化工程は、重合させた有機物を細孔内において炭化させる工程である。
有機物の炭化は、非酸化雰囲気中(例えば、不活性雰囲気中、真空中など)において、メソポーラスシリカを所定温度に加熱することにより行う。加熱温度は、具体的には、500℃以上1200℃以下が好ましい。加熱温度が500℃未満であると、有機物の炭化が不十分となる。一方、加熱温度が1200℃を超えると、シリカと炭素が反応するので好ましくない。加熱時間は、加熱温度に応じて、最適な時間を選択する。
一方、不飽和結合を有する重合性のガスを炭素源として用いる場合、これを不活性ガス(N、アルゴン、ヘリウム等)で希釈して、メソポーラスシリカを設置した流通型反応管に流し、所定温度で所定時間加熱する(いわゆる「熱CVD法」)。これにより、細孔内への炭素源の吸着と同時に重合と炭化が起こる。同様の方法で、液体の炭素源を不活性ガスでバブリングし、一工程でメソポーラスシリカ内に炭素を析出させることもできる。加熱温度は、ガスの種類に応じて、最適な温度を選択する。
なお、細孔内に生成させる炭素量は、メソポーラスシリカを除去した時に、形状を維持できる量以上であればよい。従って、1回の吸着工程、重合工程及び炭化工程で生成する炭素量が相対的に少ない場合には、これらの工程を複数回繰り返すのが好ましい。この場合、繰り返される各工程の条件は、それぞれ、同一であっても良く、あるいは、異なっていても良い。
また、吸着、重合及び炭化の各工程を複数回繰り返す場合、各炭化工程は、相対的に低温で炭化処理を行い、最後の炭化処理が終了した後、さらにこれより高い温度で、再度、炭化処理を行っても良い。最後の炭化処理を、それ以前の炭化処理より高い温度で行うと、複数回に分けて細孔内に導入されたカーボンが一体化しやすくなる。
除去工程は、細孔内にカーボンが生成したメソポーラスシリカ・カーボン複合体から、メソポーラスシリカを除去する工程である。これにより、所定の平均粒径、単分散度及び細孔構造を有する球状カーボン多孔体が得られる。
メソポーラスシリカの除去方法としては、具体的には、
(1) 複合体を水酸化ナトリウム中で加熱する方法、
(2) 複合体をフッ化水素酸水溶液でエッチングする方法、
などがある。
次に、触媒を担持した球状カーボン多孔体の製造方法について説明する。
触媒を担持した球状カーボン多孔体は、
(1) 上述の方法を用いて合成された球状カーボン多孔体の細孔内に触媒金属化合物を溶解させた溶液を含浸させ、これを乾燥させることによって細孔内に触媒金属化合物を析出させ、さらにこれを還元雰囲気下で加熱することによって細孔内に触媒金属微粒子を析出させる第1の方法、
(2) 第1の方法と同様の方法を用いて触媒金属微粒子を担持させた球状メソ多孔体を作製し、これをテンプレートに用いて球状カーボン多孔体を作製する第2の方法、
などがある。本発明においては、いずれの方法を用いても良い。
球状カーボン多孔体及び球状メソ多孔体は、いずれも吸着特性に優れているので、これを触媒金属化合物を溶解させた溶液に加えて攪拌するだけで、触媒金属化合物溶液を細孔内に容易に吸着させることができる。
触媒金属化合物は、使用する触媒金属の種類に応じて最適なものを選択する。触媒金属化合物としては、具体的には、
(1) ヘキサクロロ白金(IV)酸六水和物、ジニトロジアンミン白金(II)、ヘキサアンミン白金(IV)塩化物、テトラアンミン白金(II)塩化物、ビス(アセチルアセトナト)白金(II)等のPt化合物、
(2) 硫酸パラジウム、塩化パラジウム、硝酸パラジウム、ジニトロジアンミンパラジウム(II)、ビス(アセチルアセトナト)パラジウム(II)、トランス−ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)等のPd化合物、
(3) 塩化ロジウム、硫酸ロジウム、硝酸ロジウム、酢酸ロジウム(II)、トリス(アセチルアセトナト)ロジウム(III)、クロロトリス(トリフェニルホスフィン)ロジウム(I)、アセチルアセトナトジカルボニルロジウム(I)、テトラカルボニルジ−μ−クロロジロジウム(I)等のRh化合物、
(4) 塩化ルテニウム、硝酸ルテニウム、ドデカカルボニルトリルテニウム(0)、トリス(アセチルアセトナト)ルテニウム(III)等のRu化合物、
(5) ヘキサクロロイリジウム(IV)酸六水和物、ドデカカルボニルテトライリジウム(0)、カルボニルクロロビス(トリフェニルホスフィン)イリジウム(I)、トリス(アセチルアセトナト)イリジウム(III)等のIr化合物、
(6) ヘキサクロロ金(IV)酸六水和物、シアン化金アンモニウム等のAu化合物、
(7) 硝酸銀、シアン化銀等のAg化合物、
などがある。これらは、単独で用いても良く、あるいは、2種以上を組み合わせて用いても良い。
触媒金属化合物を溶解させる溶媒は、特に限定されるものではなく、水、あるいは、アルコール等の有機溶媒のいずれであっても良い。
溶液中に溶解させる触媒金属化合物の量は、溶媒への触媒金属化合物の溶解度、目的とする担持量等に応じて、任意に選択することができる。一般に、触媒金属化合物の濃度が高くなるほど、1回当たりの触媒金属化合物の吸着量を多くすることができる。なお、1回当たりの触媒金属微粒子の担持量が相対的に少ない場合には、触媒金属化合物の吸着、乾燥、及び還元を複数回繰り返しても良い。
次に、本発明に係る触媒層及びこれを用いた固体高分子型燃料電池の作用について説明する。
球状カーボン多孔体は、大きさのそろった細孔を有し、かつ、細孔容積が従来のカーボン材料(例えば、カーボンブラックなど)に比べて大きいので、保水性が高い。特に、平均細孔径が3nm以下であるナノ細孔を有する球状カーボン多孔体は、相対湿度60%未満の低湿度環境下でも水を吸着/放出することができる。
図1に、特許文献1に記載の方法で作製された不定形のカーボン多孔体(平均細孔径:3nm)と従来のカーボン担体(カーボンブラック)の25℃における水蒸気吸着脱離等温線を示す。
一般に、多孔質材料を一定の温度に保ったまま、雰囲気中の相対湿度(P/P)を上げていくと、細孔内に吸着される水の量が徐々に増加する。そして、相対湿度が100%に近づくと、水はそれ以上吸着されなくなる。また、細孔内が水で飽和した状態から雰囲気中の相対湿度を下げていくと、細孔内に吸着された水が除々に放出される。この時、一般に吸着時と脱離時で異なる経路を通るので、吸着脱離等温線は、ヒステリシスを描く。本発明においては、25℃における脱離時の吸着量が水で飽和した状態の1/2になるときの水蒸気分圧(P1/2)を保水性の指標として用いる。
従来のカーボン担体は、細孔が相対的に少ないので、図1に示すように、P1/2における水吸着細孔容積は、約0.15cc/gである。また、P1/2は、約0.66である。これは、従来のカーボン担体を相対湿度60%未満の低湿度環境下で使用すると、ほとんどの水が既に放出されており、電解質膜に水を補給することができないので、ドライアップが発生しやすいことを意味する。
これに対し、カーボン多孔体は、細孔が相対的に多いので、図1に示すように、P1/2における水吸着細孔容積は、約0.45cc/gに達する。また、P1/2は、約0.5である。これは、カーボン多孔体を相対湿度60%未満の低湿度環境下で使用しても、多量の水が細孔内に保持されているので、カーボン多孔体から電解質膜に水が補給され、ドライアップを抑制できることを意味する。
保水性の指標となるP1/2は、カーボン多孔体の平均細孔径と相関がある。図2に、カーボン多孔体の細孔径とP1/2との関係を示す。なお、図2中、平均細孔径3nm以上のデータは、主として特許文献1に記載の方法で作製された不定形のカーボン多孔体のデータであり、3nm以下のデータは、主として本願の方法により作製された球状カーボン多孔体のデータである。また、従来のカーボン材料は、N吸着脱離測定を行っても、細孔分布に明確なピークが認められないので、図2においては、従来のカーボン材料のP1/2を一点鎖線で示してある。
図2より、平均細孔径が小さくなるほど、P1/2が小さくなることがわかる。自動車用燃料電池は、相対湿度50%以下での作動が求められているので、触媒担体には、P1/2が0.5以下である材料を用いるのが好ましい。図2より、平均細孔径が3nm以下である球状カーボン多孔体を用いると、P1/2が約0.5以下になることがわかる。
また、球状カーボン多孔体は、大きさのそろった相対的に小さな細孔を有しているので、触媒を高分散に担持することができる。そのため、従来のカーボン材料に担持させた場合に比べて、高い活性が得られる。また、触媒の利用率が高いので、従来に比べて触媒使用量を低減することができる。
また、球状カーボン多孔体は、充填性が高いので、触媒層内に相対的に多量の球状カーボン多孔体を含ませることができる。そのため、従来のカーボン担体を用いた場合に比べて、触媒層内の保水量を飛躍的に増大させることができる。また、保水性を低下させることなく、触媒層の厚さを薄くすることができる。しかも、不定形のカーボン多孔体を担体に用いた場合に比べて、インク作製時の粘度調整が容易であるので、均一な厚さを有する触媒層を容易に作製することができる。
さらに、カーボン繊維を触媒層に添加すると、球状カーボン多孔体間がカーボン繊維により電気的に接続される頻度が高くなり、かつ、カーボン繊維により適度な空隙が形成されるので、触媒層の電子伝導性及びガス拡散性が向上する。
(実施例1〜9、比較例1〜3)
[1. 球状カーボン多孔体の作製]
文献(J.Mater.Chem.14, 2004, 1579-1584)に記載の方法に従って合成した球状メソポーラスシリカ粉末2.0gをPFA製ジャーに入れ、フルフリルアルコール1.40mL(細孔容積相当)を加えて細孔中に含浸させた。これを150℃で24h加熱し、細孔内でフルフリルアルコールを重合させた。これを管状炉にて窒素気流(1.0L/min)中、500℃で6h熱処理することにより、ポリフルフリルアルコールをカーボン化した。
次に、この粉末をPFA製ジャーに入れ、フルフリルアルコール0.56mL(細孔容積相当)を追添加して、再び150℃×24h加熱及び窒素気流(1.0L/min)中500℃×6h熱処理を行った。その後、窒素気流(1.0L/min)中、900℃で6h熱処理して、完全にカーボン化させた。
得られた粉末を48%HF溶液に浸し、室温で3h攪拌してシリカを溶解させた。さらに溶液をろ過・洗浄して、球状カーボン多孔体を得た。得られた球状カーボン多孔体の平均細孔径は1nm(BJH法による)、P1/2における水吸着細孔容積は0.3cc/g(水吸着測定による)であった。
[2. 球状カーボン多孔体へのPt触媒の担持]
球状カーボン多孔体粉末1.0gをジニトロジアンミンPt硝酸溶液(1wt%)50gに分散させ、ロータリーエバポレータで溶媒を除去した。得られた粉末を、5%H−N気流中、300℃で2h熱処理し、Pt担持球状カーボン多孔体を得た。
[3. 触媒層の形成]
Pt担持球状カーボン多孔体(30wt%Pt/MPC)又は市販のPt担持カーボンブラック(30wt%Pt/VC)、23.4wt%ナフィオン(登録商標)溶液(DE2020:デュポン製)、蒸留水、エタノール、プロピレングリコール(PG)、及びカーボン繊維(VGCF(登録商標)、昭和電工(株)製)を、表1に示す組成で混合し、超音波分散を行って触媒インクを調製した。
得られた触媒インクを、ポリテトラフルオロエチレンシート上に塗布し、室温乾燥及び70℃での真空乾燥を行い、触媒層シートを得た。
[4. MEAの作製]
[3.]で得られた各触媒層シートを36mm角に切り出し、これらをそれぞれ、空気極とした。また、比較例1と同一組成の触媒層シートを36mm角に切り出し、これをすべてのMEAの燃料極とした。空気極及び燃料極を、電解質膜(NRE212、デュポン製)の両面に対峙させ、120℃で20分間ホットプレスを行い、MEAを得た。
[4. 評価]
セル温度80℃、両極加湿温度75℃、水素流量0.5L/min、空気流量1.0L/min、背圧0.1MPaの条件にて、0.2、0.5、及び1.0A/cmの定電流放電を10分間行い、その後に空気極に供給される酸化剤ガスを湿潤空気から乾燥空気に切り替えて、電圧低下の度合いを測定し、これを乾燥ガス雰囲気における性能の指標とした。
図3に、実施例1で得られたMEAの各電流密度での電圧の経時変化を示す。いずれの電流密度においても乾燥ガスに切り替えた直後から、一旦電圧が上昇することがわかる。これは、球状カーボン多孔体に特有の現象であった。
また、乾燥ガスに切り替えると、セルの抵抗は増加し、電流密度が小さくなるほど、抵抗は高くなった。これは、電流密度が小さくなるほど、電極反応により生成する水の量が少なくなり、膜が乾燥傾向となるためである。
表1に、各触媒層を空気極に用いた場合の、1.0A/cm定電流放電時の性能指標(ガス切替前後の電圧低下量)を示す。市販のPt担持カーボンブラックを用いた比較例2、3は、電圧低下量が大きいのに対し、Pt担持球状カーボン多孔体を用いた実施例1〜9は、いずれも、電圧低下量を抑制できていることがわかる。
比較例2の電圧低下量が比較例3より大きいのは、ナフィオン(登録商標)/C比が小さいためである。すなわち、触媒層内電解質の量が相対的に少ない場合において、触媒層が乾燥雰囲気に曝されると、触媒表面へのプロトンの供給が不十分となるためである。
また、Pt担持球状カーボン多孔体のみを用い、カーボン繊維を添加しなかった比較例1は、1.0A/cmでの放電ができなかった。これは、球状粒子が互いに点接触でしか接合できず、電子伝導性が十分でないためである。
Figure 2007220414
以上、本発明の実施の形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改変が可能である。
本発明に係る触媒層は、固体高分子型燃料電池、水電解装置、ハロゲン化水素酸電解装置、食塩電解装置、酸素及び/又は水素濃縮器、湿度センサ、ガスセンサ等の各種電気化学デバイスに用いられるMEA用の触媒層として使用することができる。
また、本発明に係る固体高分子型燃料電池は、車載動力源、定置型小型発電器、コジェネレーションシステムなどに使用することができる。
カーボン多孔体と従来のカーボン担体の25℃における水蒸気吸着脱離等温線である。 カーボン多孔体の平均細孔径と、P1/2(25℃における脱離時の吸着量が水で飽和した状態の1/2になるときの水蒸気分圧)との関係を示す図である。 実施例1で得られたMEAを用いて定電流放電させ、一定時間経過後に空気極側に供給される酸化剤ガスを湿潤空気から乾燥空気に切り替えたときのセル電圧及び抵抗の変化を示す図である。

Claims (9)

  1. 触媒を担持した球状カーボン多孔体と、カーボン繊維と、固体高分子電解質とを含む触媒層。
  2. 前記球状カーボン多孔体は、平均細孔径が3.0nm以下である請求項1に記載の触媒層。
  3. 前記球状カーボン多孔体は、P1/2における水吸着細孔容積が0.15〜0.5cc/gである請求項1又は2に記載の触媒層。
    但し、「P1/2」とは、25℃における水蒸気吸着離脱等温線の脱離時の吸着量が水で飽和したときの吸着量の1/2になるときの水蒸気分圧をいう。
  4. 前記球状カーボン多孔体は、平均粒子径が100〜1500nmである請求項1から3までのいずれかに記載の触媒層。
  5. 前記触媒は、Ptである請求項1から4までのいずれかに記載の触媒層。
  6. 前記触媒の担持量は、10〜40wt%である請求項5に記載の触媒層。
  7. 前記カーボン繊維の重量比(=前記カーボン繊維の重量/前記触媒を担持した前記球状カーボン多孔体の重量)は、0.07〜0.5である請求項1から6までのいずれかに記載の触媒層。
  8. 前記固体高分子電解質の重量比(=前記固体高分子電解質の重量/前記触媒を担持した球状カーボン多孔体の重量)は、0.2〜0.7である請求項1から7までのいずれかに記載の触媒層。
  9. 請求項1から8までのいずれかに記載の触媒層を備えた固体高分子型燃料電池。
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