JP2007219910A - 中古車オークションシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】中古車を購入したユーザーが購入後の通常使用で発生した故障についても無償で修理可能であり、ユーザーが安心して中古車を購入することができる中古車オークションシステムを提供する。
【解決手段】中古車売買管理業者は所定期間内の無償修理を可能とする車両保証を付与してオークションに出品する。落札参加業者は中古車を落札すると車両保証に対する落札側保証料金と車両代金とを含む落札側支払金を中古車売買管理業者に支払う。預けた中古車が落札された出品業者は車両代金から出品側保証料金を差し引いた出品側受取金を中古車売買管理業者から受け取る。中古車売買管理業者は落札側保証料金と出品側保証料金との中から保険業者に対して掛け金を支払う。そして中古車売買管理業者は無償修理の請求を受けた場合、当該中古車を修理した整備工場からの修理費用を支払い、当該修理費用に対する保険金を保険業者から受け取ることが可能である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、中古車のオークションシステムに関する。
近年、自動車の新車の販売が比較的好調の様子であり、それに伴って中古車の数も増加の傾向にある。
新車を購入する場合、一般的にはユーザーは新車の販売業者(正規ディーラ、特約店等)から購入する。そして新車を購入したユーザーは、新車の販売業者を介して当該新車の製造業者から所定期間(例えば3年間)の保証を受けられ、所定期間内であれば通常の使用状態で故障した個所があれば、無償で修理を受けられる。このため、新車を購入する場合は高価な買い物であっても、比較的安心して購入することができる。
中古車を購入する場合、ユーザーは中古車の販売業者から購入することも可能であるし、個人から購入することも可能である。中古車を販売業者から購入したユーザーは、販売業者を介して当該車両の製造業者から保証を受けられるとは限らない。保証された所定期間内であれば、保証の継承手続きをすればよいが、手間がかかる。また当該中古車の前の使用者がどのように使用していたかが明確には判らないため、外観では判断できない内部に種々の劣化が進行している場合もあり、安心して購入することは比較的困難である。
また中古車を個人から購入する場合、当該中古車の前の使用者がどのように使用していたかが明確には判らないことに加えて、車両の名義変更等の手続きが非常に複雑、且つ手間がかかり、安心して購入することは非常に困難である。
特許文献1に記載の従来技術では、リニューカー施工時に交換した部品については所定期間内の交換費用を免除されるが、交換部品のみを対象とした保証であり、車両を構成するその他の部品については保証されない。
また特許文献2に記載の従来技術では、中古車の購入希望者は、当該中古車に対して整備が必要な個所、及び当該整備が必要な個所に対する整備状況、及び整備されていない場合は整備に要する費用、を確認することができる。しかし、これは購入時点における整備証明であって、購入後に発生した故障に対して無償修理を保証するものではない。
また特許文献3に記載の従来技術では、中古車の購入希望者は、整備業者によって診断された当該中古車に対する整備必要個所と、その整備価格を確認することができる。しかし、これは購入時点における整備証明であって、購入後に発生した故障に対して無償修理を保証するものではない。
また特許文献4に記載の従来技術では、中古車の購入希望者は、購入時点における整備保証(整備完了)、入金・返金保証、名義変更手続を希望することが可能である。しかし、この整備保証は購入時点における整備証明であって、購入後に発生した故障に対して無償修理を保証するものではない。
以上のように従来技術では、中古車の購入後に発生した故障については、ユーザーが自費で修理しなければならなかった。
特開2004−164018号公報 特開2002−269407号公報 特開2001−344448号公報 特開2001−290970号公報
中古車市場を活性化するためには、ユーザーが安心して中古車を購入できることが必要である。ユーザーが安心できるようにするためには、購入時点の中古車に故障がないことはもちろんのこと、購入後の通常使用で発生した故障についても無償で修理可能であることが要求される。
現在では、中古車の販売業者が独自の保証を付与している場合があるが、販売業者毎に内容が異なることと、新車の販売業者(正規ディーラー)が中古車を扱い、独自の保証を付与するケースがほとんどである。これでは数多く存在する中古車販売業者のほんの一部でしか保証を付与することができず、比較的規模が小さな中古車販売業者では保証を付与することは非常に困難である。
本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、中古車を購入したユーザーが購入後の通常使用で発生した故障についても無償で修理可能であり、ユーザーが安心して中古車を購入することができる中古車オークションシステムを提供することを課題とする。
上記課題を解決するための手段として、本発明の第1発明は、請求項1に記載されたとおりの中古車オークションシステムである。
請求項1に記載の中古車オークションシステムは、中古車売買管理業者と、出品業者と、落札参加業者と、保険業者とで構成された中古車オークションシステムである。
出品業者は、オークションに出品する中古車を中古車売買管理業者に預ける。
中古車売買管理業者は、預けられた中古車が所定の保証付与条件を満足する場合、所定期間内の無償修理を可能とする車両保証を付与してオークションに出品する。
落札参加業者はオークションにて車両保証が付与されている中古車を落札すると、前記車両保証に対する落札側保証料金と車両代金とを含む落札側支払金を中古車売買管理業者に支払う。
預けた中古車が落札された出品業者は車両代金から出品側保証料金を差し引いた出品側受取金を中古車売買管理業者から受け取る。
中古車売買管理業者は、オークションで落札した落札参加業者に、前記車両保証が付与されていることを示す保証書を発行し、前記落札側保証料金と前記出品側保証料金との中から保険業者に対して掛け金を支払うことで、前記車両保証に対する無償修理保険を保険業者と契約する。
そして中古車売買管理業者は、オークションにて車両保証が付与されている中古車を落札した落札参加業者から当該中古車に対する所定期間内の無償修理の請求を受け且つ前記請求が所定の保証実施条件を満足する場合、当該中古車を修理した整備工場からの修理費用を支払い、無償修理保険に基づいて当該修理費用に対する保険金を保険業者から受け取ることが可能である。
また、本発明の第2発明は、請求項2に記載されたとおりの中古車オークションシステムである。
請求項2に記載の中古車オークションシステムは、中古車売買管理業者の管理業者端末装置と、保険業者の保険業者端末装置とを備えた中古車オークションシステムであって、管理業者端末装置と保険業者端末装置は通信回線を介して互いに接続されている。
管理業者端末装置は、オークションに出品されて落札され、且つ所定の保証付与条件を満足して所定期間内の無償修理を可能とする車両保証が中古車売買管理業者から付与された中古車に対して落札参加業者からの落札側支払金が入力されると、入力された落札側支払金から予め設定した落札側保証料金と予め設定された出品側保証料金とを求めて当該中古車に割り付けられた中古車識別情報とともに記憶し、前記中古車識別情報が入力されて前記車両保証に対する無償修理保険の掛け金の支払操作が行われると、前記落札側保証料金と前記出品側保証料金の中から掛け金を求め、前記中古車識別情報に対応させた掛け金を含む掛け金支払情報を保険業者端末装置に送信する。
保険業者端末装置は、掛け金支払情報を受信すると、当該掛け金支払情報に含まれている中古車識別情報に対応させて、当該掛け金支払情報に含まれている掛け金を記憶する。
管理業者端末装置は、前記中古車識別情報が入力されて保険金の請求操作が行われると、前記中古車識別情報を含む保険金請求情報を保険業者端末装置に送信する。
保険業者端末装置は、保険金請求情報を受信すると、当該保険金請求情報に含まれている中古車識別情報と、自己が記憶している中古車識別情報とを照合し、照合が一致した場合、前記中古車識別情報と保険金の支払の可否とを含む保険金支払可否情報を管理業者端末装置に送信する。
管理業者端末装置は、保険金支払可否情報を受信すると、受信した保険金支払可否情報を表示手段に表示する。
また、本発明の第3発明は、請求項3に記載されたとおりの中古車オークションシステムである。
請求項3に記載の中古車オークションシステムは、中古車売買管理業者の管理業者端末装置と、保険業者の保険業者端末装置とを備えた中古車オークションシステムであって、管理業者端末装置と保険業者端末装置は通信回線を介して互いに接続されており、所定の保証条件を満足して所定期間内の無償修理を可能とする車両保証は中古車売買管理業者から付与され、当該車両保証には保証書識別情報が付与されている。
管理業者端末装置は、保証書識別情報と掛け金の金額とを含む契約情報を保険業者端末装置に送信することが可能であり、所定の確認期間に対応する掛け金累積期間内に支払った掛け金の金額を累積することが可能であり、整備工場からの修理費用の金額が入力されて前記確認期間に対応する修理費用累積期間内に支払った修理費用の金額を累積することが可能である。
管理業者端末装置は前記修理費用の金額と保証書識別情報とを含む保険金請求情報を保険業者端末装置に送信することが可能であり、保険業者端末装置は管理業者端末装置から保険金請求情報を受信した後、当該保険金請求情報に対する保険金の金額を含む保険金支払情報を管理業者端末装置に送信することが可能である。
そして管理業者端末装置は、更に、前記確認期間に対応する保険金累積期間内における保険金支払情報に含まれている保険金の金額を累積することが可能であり、前記累積した掛け金の金額と、前記累積した修理費用の金額と、前記累積した保険金の金額とに基づいて、次の確認期間中、または次以降の確認期間におけるいずれかの確認期間中の、掛け金または落札側保証料金または出品側保証料金の少なくとも一つを新たに算出することが可能である。
請求項1に記載の中古車オークションシステムでは、中古車のオークションを開催する中古車売買管理業者が、保証付与条件を満足する中古車に、所定期間の無償修理を可能とする車両保証を付与してオークションに出品する。
そして落札参加業者から当該中古車を購入したユーザーは、所定期間内に故障した場合、車両保証に基づいて無償修理を受けられる。その修理費用は中古車売買管理業者が支払うが、支払った修理費用の一部は保険金で補填される(残りの修理費用は、出品業者から徴収した出品側保険料金と、落札参加業者から徴収した落札側保険料金の中から無償修理保険の掛け金を差し引いた残りから支払われる)。また当該保険金は、出品業者から徴収した出品側保険料金と、落札参加業者から徴収した落札側保険料金の中から保険業者に支払った掛け金に基づいた無償修理保険によるものである。
このように、修理費用の一部を保険金で補填することにより、中古車売買管理業者は安心して車両保証を付与することができる。また修理費用、及び保険金を受け取るための無償修理保険の保険料を、出品業者と落札参加業者から、広く公平に徴収しておくことができる。
これにより、中古車を購入したユーザーが購入後の通常使用で発生した故障についても無償で修理可能であり、ユーザーが安心して中古車を購入することができる中古車オークションシステムを提供することができる。
また、請求項2に記載の中古車オークションシステムによれば、管理業者端末装置と保険業者端末装置とを用いて、中古車売買管理業者が付与した車両保証に対して、修理費用の全部または一部を保険金で補填する無償修理保険(中古車売買管理業者と保険業者との契約に基づいて成立)に関する手続きを容易に行うことができる。
また、請求項3に記載の中古車オークションシステムによれば、保険業者に支払った掛け金と、車両保証に対して整備工場に支払った修理費用と、保険業者から受け取った保険金のバランスを見直し、掛け金または落札側保証料金または出品側保証料金の少なくとも一つをより適切な金額へと修正していくことができる。
以下に本発明を実施するための最良の形態を図面を用いて説明する。図1は本発明の中古車オークションシステムの一実施の形態の全体の流れを示す図である。
●[中古車オークションシステムの全体の流れ(図1)]
本発明の中古車オークションシステムは、中古車売買管理業者と、出品業者と、落札参加業者と、保険業者とで構成されている。なお、図1では中古車を購入したユーザーが無償修理を受けることができる様子を示すために、ユーザーと整備工場も記載しているが、本発明の中古車オークションシステムには、ユーザーと整備工場は含まない。落札参加業者から中古車を購入するユーザーは、誰でもなり得ることができ、特定することができず、整備工場は、どの整備工場でもなり得ることができ、特定することができないからである。
これに対して中古車売買管理業者は当該中古車オークションを開催する業者に特定することができ、出品業者は当該中古車オークションに中古車を出品可能な資格(オークションの会員等)を有する業者に特定することができ、落札参加業者は当該中古車オークションにて中古車を落札可能な資格(オークションの会員等)を有する業者に特定することができ、保健業者は中古車売買管理業者と契約を交わす無償修理保険を提供する業者に特定することができる。
本発明の中古車オークションシステムでは、中古車を購入したユーザーに対して、購入後の所定期間内の故障に対して無償修理を保証し、修理に要した修理費用は、出品業者及び落札参加業者から徴収した保険料金の一部と、保険料金の残りを掛け金とした無償修理保険に基づいた保険金で賄われる。以下、図1を用いて本発明の中古車オークションシステムの全体の流れについて説明する。
出品業者は、中古車オークションに出品する中古車を車検証等とともに中古車売買管理業者に預ける(入庫する)。
中古車売買管理業者は、当該中古車に対する新車保証書(メンテナンスノート等)があるか否か確認し、新車保証書がない場合は再交付申請を実施する。当該車両の初年度登録時から、例えば3年以内であれば、新車保証書に基づいて車両の製造メーカからの保証を受けられるからである。また中古車売買管理業者は、実際の中古車と車検証と整備ノート等をチェックして、保証付与条件を満足する中古車であるか否かを判定する。保証付与条件を満足する中古車には、中古車売買管理業者から所定期間内の無償修理を可能とする車両保証を付与してオークションに出品する。
例えば保証付与条件には、当該車両の初年度登録から5年以内、走行距離が10万Km以内、車両の状態の評価基準が4点以上(評価基準は、中古車売買管理業者が独自に定めた基準であり、詳細は省略する)等がある。また、保険業者との無償修理保険の契約台数の関係等から、毎月N台までしか車両保証を付与できない場合は、当該N台に達しているか否かも保証付与条件とする場合がある。
なお、保証付与条件の詳細の説明は省略する。
車両保証が付与された中古車は、オークションにて車両保証付きであることが明示される。オークションでは複数の落札参加業者が参加し、最も高い値段をつけた(落札した)落札参加業者がオークションに出品された中古車を購入することができる。
落札参加業者は、オークションにて車両保証が付与されている中古車を落札すると、当該中古車の代金に相当する車両代金と、車両保証に対する落札側保証料金とを含む落札側支払金を中古車売買管理業者に支払う。
中古車売買管理業者は、落札側支払金を受け取り、車両保証を示す保証書を発行し、当該保証書を中古車とともに落札参加業者に譲渡する。
出品業者は、落札側支払金に含まれている車両代金から出品側保証料金を差し引いた出品側受取金を中古車売買管理業者から受け取る。
上記に説明した出品側保証料金と落札側保証料金を用いて、当該中古車における所定期間内の無償修理を実現する。
車両保証が付与された中古車を落札した落札参加業者は、自己の販売店舗にて、当該中古車を「所定期間内の無償修理を可能とする車両保証付き」という、ユーザーが安心して中古車を購入するための大きな魅力を有する付加価値を付けて販売することができる。
当該中古車を購入したユーザーは、通常の使用(例えば競技、改造等を行わず、国内における自家用車としての一般的な使用)において故障が発生した場合、任意の整備工場(または中古車売買管理業者が指定した整備工場)にて修理を行い、修理費用を中古車売買管理業者から支払ってもらうことが可能である。この場合、修理費用の請求が整備工場から中古車売買管理業者になされ、中古車売買管理業者は、車両保証に基づいて修理費用を整備工場に支払う。これにより、ユーザーは無償で修理を行うことが可能になる。なお、故障が発生してから整備工場で修理が行われ、修理費用が中古車売買管理業者から支払われる手順の詳細は、図2を用いて後述する。
次に、中古車売買管理業者が支払う修理費用を、中古車売買管理業者がどのように賄うか、について説明する。
上記に説明した出品側保証料金と落札側保証料金のみを蓄えておき、この中から修理費用を支払うようにすることも可能であるが、修理費用が予想以上に過大となるリスクを含んでいる。そこで、修理費用の一部を保険業者からの保険金で補填することでリスクを小さくする(なお、修理費用の全部を保険金で補填するようにしてもよい)。
中古車売買管理業者は、予め保険業者に対して、車両保証を付与した中古車の無償修理が行われた際の修理費用を支払った場合、修理費用に対する保険金(修理費用の一部または前部)を受け取ることが可能な無償修理保険の契約を交わしておく。例えば修理費用の50%を保険金として受け取ることが可能な契約を交わす。
例えば中古車売買管理業者は、車両保証を付与して落札された中古車を月毎にまとめた集計データ(保証書識別情報(保証書ID)に対応させた掛け金に関する情報が含まれている)を、翌月の10日までに保険業者に送付する。そして中古車売買管理業者は、前記集計データに基づいた保険料金(掛け金)を、翌月末までに支払う。この保険料金(掛け金)は、出品側保証料金と落札側保証料金の一部または前部から支払われる。例えば出品側保証料金と落札側保証料金の50%が掛け金となるように、出品側保証料金と落札側保証料金の金額を設定する。
中古車売買管理業者は、車両保証を付与した中古車の無償修理が行われた際の修理費用を支払った場合、保険業者に保険金の請求を行うことで、保険金を受け取ることが可能となる。このようにして、修理費用が予想以上に過大となるリスクを小さくすることができる。なお掛け金は、例えば中古車の年式や排気量等に応じた金額に設定されている。
●[故障発生から修理費用が支払われる手順の詳細(図2)]
次に図2を用いて、車両保証が付与された中古車に故障が発生し、整備工場で修理が行われ、修理費用が中古車売買管理業者から支払われる手順の詳細について説明する。
車両保証が付与された中古車を落札参加業者から購入したユーザーは(または、車両保証が付与された中古車をオークションにて落札した落札参加業者は)、所定期間内(以下、「保証期間」といい、例えば購入日の翌日から6ヶ月間)であれば、通常の使用において故障した場合(または、オークション時の車両の状態を記載した出品リストと実際の車両の状態とが異なる場合)、ユーザーは(または、落札参加業者は)無償修理を受けることができる。例えば落札参加業者から中古車を購入したユーザーは、前記中古車に故障が発生した場合、当該中古車を購入した落札参加業者に連絡を入れる。
故障の連絡を受けた落札参加業者は、関連書類(1)を中古車売買管理業者に送付する。これが落札参加業者からの無償修理の請求に相当する。関連書類(1)は、例えば車両保証を示す保証書の写しと、故障状況報告書と、売買契約書である。
関連書類(1)を受領した中古車売買管理業者は、当該故障が保証対象であるか否か(保証実施条件を満足するか否か)をチェックする。例えば保証実施条件には、売買契約書の契約日等に基づいた保証期間内であるか否か、故障状況報告書の対象部品が消耗品等の保証対象外の部品であるか否か、保証書の発行元が中古車売買管理業者(自身)であるか否か、等がある。
なお、保証実施条件の詳細な説明は省略する。
保証実施条件を満足する場合、中古車売買管理業者は、対象の中古車に対応する整備工場を選択(ユーザーから比較的近距離に存在する正規ディーラ等)して故障状況報告書に基づいて修理費用の見積りを依頼する。
そして中古車売買管理業者は、整備工場から受け取った修理見積結果と、保証書の写し等を含む関連書類(2)を保険業者に送付する。
関連書類(2)を受領した保険業者は、関連書類(2)に基づいて保険金の支払いの可否を判定し、支払可否結果を中古車売買管理業者に送付する。
支払可否結果を受領した中古車売買管理業者は、支払可否結果を落札参加業者とユーザーに送付する。支払可否結果が「支払可」であり、且つユーザーが修理を所望する場合、ユーザーは落札参加業者から関連書類(3)を受け取り、中古車とともに整備工場に搬入する。
整備工場では、関連書類(3)に記載された内容に基づいて対象個所の修理を行う(関連書類(3)には対象個所と費用の請求先等が示されている)。修理が完了した中古車は、整備工場からユーザーに渡され、整備工場から中古車売買管理業者に関連書類(3)が整備費用の請求書(請求明細書、部品納品書等)とともに送付される。
なお、図2の点線にて示す別の例のように、前記保険業者にて前記関連書類(3)を用意し、当該保険業者からユーザーに、支払可否結果と関連書類(3)を送付するようにしてもよい。
関連書類(3)及び修理費用の請求書を受領した中古車売買管理業者は、整備工場に修理費用を支払い、関連書類(4)を保険業者に送付する。例えば関連書類(4)には、無償修理保険申請書、整備費用の請求書(請求明細書、部品納品書等)等が含まれている。
そして関連書類(4)を受領した保険業者は、整備費用の請求書に基づいた保険金を中古車売買管理業者に支払う。なお、整備工場に支払われる修理費用の一部(例えば10%)を、対象中古車をユーザーに販売した落札参加業者に支払わせるようにしてもよい。
このように、修理費用の一部または全部を保険金で補填することにより、中古車売買管理業者は安心して車両保証を付与することができる。また修理費用、及び保険金を受け取るための無償修理保険の掛け金を、出品業者と落札参加業者から、広く公平に徴収しておくことができる。
これにより、中古車を購入したユーザーが購入後の通常使用で発生した故障についても無償で修理可能であり、比較的規模が小さな中古車販売業者(落札参加業者)でも保証を付与することが可能な中古車オークションシステムを提供することができる。
●[保証料金等の自動算出(図3、図4)]
また、例えば図3に示すように、中古車売買管理業者1が管理業者端末装置10を備え、保険業者2が保険業者端末装置20を備え、通信回線30(インターネット等)を介して管理業者端末装置10と保険業者端末装置20とを互いに通信可能に接続すると、種々の手続き等を効率的に処理することが可能である。
例えば管理業者端末装置10の記憶装置には、図4に示すオークション情報10Aが記憶されている。(なおオークション情報10Aは、必ず管理業者端末装置10に記憶されている必要はなく、例えば通信回線30に接続された第3の業者(データベースサービス提供業者4等)のサーバ40の記憶装置に記憶されていてもよいし、保険業者端末装置20の記憶装置に記憶されていてもよい。)
例えばオークション情報10Aの各項目はオペレータ等から入力される。
次に、図4に示すオークション情報10Aの例について説明する。オークション情報10Aには、図1にて説明したオークションに関する種々の情報が記憶されている。
まず「車両ID」〜「排気量」(対象中古車に固有の情報)について説明する。
「車両ID」には、オークションに出品及び落札された中古車に固有のID(中古車売買管理業者が割り付けた識別情報や、車両に固有の車体番号等)が記憶されている。
「車両メーカ」には、「車両ID」に対応する中古車の製造メーカを識別可能な情報が記憶されている。
「年式等」には、「車両ID」に対応する中古車の初年度登録された年及び月を識別可能な情報が記憶されている。例えば「H14.9」が記憶されている場合は平成14年9月が初年度登録された年及び月であることを示している。
「車名」には、「車両ID」に対応する中古車の車両名称(カタログ等に記載の名称等)に関する情報が記憶されている。
「排気量」には、「車両ID」に対応する中古車の排気量に関する情報が記憶されている。
次に「出品業者名」〜「出品側保証料」(対象中古車を出品した出品業者に関する情報)について説明する。
「出品業者名」には、「車両ID」に対応する中古車をオークションに出品した出品業者を識別可能な情報が記憶されている。
「入庫日」には、「車両ID」に対応する中古車をオークションに出品するために中古車売買管理業者に預けた日(入庫した日)に関する情報が記憶されている。
「出品側保証料」には、「車両ID」に対応する中古車が落札され、当該出品業者が中古車売買管理業者に支払った出品側保証料金が記憶されている。
次に「落札業者名」〜「落札側保証料」(対象中古車を落札した落札参加業者に関する情報)について説明する。
「落札業者名」には、「車両ID」に対応する中古車をオークションで落札した落札参加業者を識別可能な情報が記憶されている。
「落札日」には、「車両ID」に対応する中古車をオークションで落札した日に関する情報が記憶されている。
「落札側保証料」には、「車両ID」に対応する中古車を落札した当該落札参加業者が中古車売買管理業者に支払った落札側保証料金が記憶されている。
次に「保証書ID」〜「支払掛け金」(所定期間内の無償修理を保証する車両保証に関する情報)について説明する。
「保証書ID」には、「車両ID」に対応する中古車に付与した車両保証の保証書に固有のID(識別情報)が割り付けられて記憶されている。
「保証期間」には、「保証書ID」に対応する保証書による無償修理を可能とする期間が記憶されている。例えば保証期間は、落札日から2ヶ月経過後から6ヶ月とする(例えば落札業者が落札してから2ヶ月以内にユーザーに販売した場合は販売翌日から6ヶ月とする)。
「保証金額」には、「車両ID」に対応する中古車に対する保険金の上限となる金額が記憶されている。例えば、車両の代金(出品業者が受け取った車両代金から出品側保証料金を差し引いた金額等)の所定割合(例えば90%)であり、且つ所定金額(例えば100万円)を上限とした金額が記憶されている。
「支払掛け金」には、「保証書ID」に対応する車両保証に対して保険業者に支払った掛け金の金額が記憶されている。
次に「支払日」〜「支払金額」(無償修理に対して整備工場に支払った修理費用に関する情報)について説明する。
「支払日」には、無償修理の対象となる修理を行った整備工場への修理費用を支払った日が記憶されている。
「支払金額」には、前記「支払日」に支払った修理費用の金額が記憶されている。
次に「受取日」〜「受取金額」(支払った修理費用に対して受け取った保険金に関する情報)について説明する。
「受取日」には、修理費用に対して保険金の請求を行い、保険金を受け取った日が記憶されている。
「受取金額」には、前記「受取日」に受け取った保険金の金額が記憶されている。
例えば管理業者端末装置10は、図1に示す「集計データの送付」では、オークション情報10Aにおける「落札日」に記憶されている情報が、所定の確認期間(例えば前月の1日から前月末日までであり、例えば2005年1月1日から2005年1月31日まで)に対応する「保証書ID」及び「保証期間」及び「支払掛け金」を抽出し、抽出した情報を含む契約情報を保険業者端末装置20に送信することが可能である。また、当該確認期間に対応する掛け金累積期間内に支払った(この場合、「落札日」が2005年1月1日から2005年1月31日までの対象中古車に対して支払った)掛け金の金額を累積することが可能である。
また管理業者端末装置10は、前記確認期間に対応する修理費用累積期間内に支払った(この場合、「落札日」が2005年1月1日から2005年1月31日までの対象中古車に対して支払った)整備工場への修理費用の金額を累積することが可能である。
また管理業者端末装置10は、保険金の請求をする際、無償修理保険に基づいて、「保証書ID」と「(支払修理費用)支払金額」とを含む保険金請求情報を保険業者端末装置20に送信することが可能である。
また保険業者端末装置20は、管理業者端末装置10から保険金請求情報を受信した後、保険金を支払う際、無償修理保険に基づいた保険金の金額と「保証書ID」とを含む保険金支払情報を管理業者端末装置10に送信することが可能である。
また管理業者端末装置10は、前記確認期間に対応する保険金累積期間内に受け取った(この場合、「落札日」が2005年1月1日から2005年1月31日までの対象中古車に対して受け取った)保険金の金額を累積することが可能である。
また管理業者端末装置10は、前記確認期間に対応する保証料金累積期間内に受け取った(この場合、「落札日」が2005年1月1日から2005年1月31日までの対象中古車に対して受け取った)出品側保証料金と落札側保証料金の金額を累積することが可能である。
以上に説明した各累積した金額は、所定の確認期間に対応する中古車の車両保証に要した費用における支払金額(累積した掛け金、累積した修理費用)と受取金額(累積した出品側保証料金と落札側保証料金、累積した保険金)の実績を示している。この収支が適切な状態に近づいていくように、次回の確認期間(または次回以降の確認期間)の掛け金または出品側保証料金または落札側保証料金の少なくとも一つを新たに算出可能なプログラムが管理業者端末装置10には記憶されている。
●[オークション情報の利用方法の例(図5、図6)]
次に図5及び図6を用いて、オークション情報10Aの利用方法の例について説明する。例えば管理業者端末装置10は、オークション情報10Aを用いて種々の分析結果(支払金額と受取金額の分析結果)を表示することができる。
図5(A)は分析方法の設定画面10aの例を示している。例えば作業者は、設定画面10aの確認期間設定部10aaにて、分析対象の中古車が落札された期間を指定することができる。また作業者は、設定画面10aの分析観点設定部10abにて、所望する観点で分析結果を表示させることができる。そして実行部10acが操作されると、確認期間設定部10aaに設定されている確認期間において、分析観点設定部10abに設定されている観点での分析結果が表示される。
図5(B)は「確認期間:2005年1月1日〜2005年1月末日」における「分析観点:オークション全体」における分析結果の表示例を示している。
本実施例は、中古車売買管理業者の管理業者端末装置10での表示であるので、「受取(金額)」には、「出品側保証料(出品側保証料金)、落札側保証料(落札側保証料金)、保険金」がある。また「支払(金額)」には、「(無償修理保険の)掛け金、修理費用」がある。例えば受取と支払を同一グラフ上に表示すれば、作業者は収支バランスを容易に判断することができる。図5(B)に示す例では、支払のほうが受取よりも大きいことが瞬時に判断できるため、当該確認期間においては、オークション全体としては収入よりも支出が多く、若干の赤字であったことが容易にわかる。
図5(C)は「確認期間:2005年1月1日〜2005年1月末日」における「分析観点:車両メーカ別」における分析結果の表示例を示している。
例えば図5(C)の例の場合、車両メーカ「A社」の中古車は修理費用が多くかかり、収支バランスの支出の増加に影響を及ぼしている可能性があることがわかる。また車両メーカ「B社」の中古車は修理費用が少ないことがわかる。
これにより、例えば、今後は車両保証を付与する数を、車両メーカ「A社」の中古車よりも車両メーカ「B社」の中古車を多くするほうが収支バランスが改善される期待が持てる、と推定することができる。
このように、当該確認期間の収支バランスの原因を調査する材料とすることができる。
図6(A)は「確認期間:2005年1月1日〜2005年1月末日」における「分析観点:出品業者別」における分析結果の表示例を示している。
例えば図6(A)の例の場合、出品業者「YY」がオークションに出品した中古車は修理費用が多くかかり、収支バランスの支出の増加に影響を及ぼしている可能性があることがわかる。また出品業者「WW」がオークションに出品した中古車は修理費用が少ないことがわかる。
これにより、例えば、次回の確認期間では出品業者「YY」から徴収する出品側保証料金を「標準料金に対して割増した料金」を徴収するようにすることもできる。また次回の確認期間では出品業者「WW」から徴収する出品側保証料金を「標準料金に対して割引した料金」を徴収するようにすることもできる。
このように、当該確認期間の収支バランスの原因を調査する材料とすることができるとともに、保証に必要な費用の負担をより公平にすることができる。
図6(B)は「確認期間:2005年1月1日〜2005年1月末日」における「分析観点:落札業者別」における分析結果の表示例を示している。
例えば図6(B)の例の場合、落札業者「ZZ」がオークションで落札した中古車は修理費用が多くかかり、収支バランスの支出の増加に影響を及ぼしている可能性があることがわかる。また落札業者「SS」がオークションで落札した中古車は修理費用が少ないことがわかる。
これにより、例えば、次回の確認期間では落札業者「ZZ」から徴収する落札側保証料金を「標準料金に対して割増した料金」を徴収するようにすることもできる。また次回の確認期間では落札業者「SS」から徴収する落札側保証料金を「標準料金に対して割引した料金」を徴収するようにすることもできる。
このように、当該確認期間の収支バランスの原因を調査する材料とすることができるとともに、保証に必要な費用の負担をより公平にすることができる。
なお図6(A)及び(B)の例において、出品業者「YY」と落札業者「YY」は同一の業者である(オークションへの出品及びオークションでの落札を可能な資格を有する中古車販売業者「YY」である)。
●[オークションに出品する中古車の検査(点検)について]
従来の中古車オークションでは、出品業者から出品料を徴収し、当該出品料を用いてオークションに出品される中古車を全数検査している。そして、当該中古車に不具合個所が発見された場合は、出品リストに明記している。また、出品業者が予め認識している不具合個所があれば、当該出品業者が申請し、出品リストに明記している。落札参加業者は、出品リストを確認して不具合個所があることを認識した上で落札し、落札後に当該不具合個所を修理して販売し、その修理費用は落札参加業者が負担している(修理費用が必要であることを認知した上で落札する)。
しかし、出品リストに掲載されていなかったにもかかわらず、落札後に修理が必要となる個所が発生する場合もある。この場合、その修理費用を出品業者に負担してもらうか、落札参加業者に負担してもらうか、話し合いにより負担割合を決定するのであるが、出品業者の負担割合が高くなるのがほとんどである。これでは出品業者が安心してオークションに中古車を出品することができなくなる可能性がある。
本実施の形態にて説明した中古車オークションシステムも、従来と同様に、オークション前に出品業者または中古車売買管理業者が、出品される中古車の検査(例えば12ヶ月点検相当の検査)を行い、当該検査証(検査結果)とともにオークションに出品する。そして当該検査にて発見された不具合個所は、出品リストに明記される。なお、発見された不具合個所は、特に修理することなく出品リストに明記される(落札参加業者は、修理費用が必要であることを認知した上で落札する)。もちろん、発見された不具合個所を修理して出品してもよい(この場合は、出品リストに修理済みと明記すればよい)。
そして中古車売買管理業者は、当該検査証に対する検査保険の契約を保険業者と交わす。この検査保険が、従来とは大きく異なる点である。検査保険は、上記の検査証及び出品リストに記載された内容と実際の中古車とが一致しなかった場合において、所定期間内の中古車の修理代等を補填するものである。例えば「修理済み」と記載されていた個所に不具合が再度発生した場合や、不具合の記載のない個所に不具合が発見された場合等、対象となる中古車を検査証及び出品リストに記載された状態にするための費用を補填するものである。
例えば、当該検査保険の掛け金は、すでに説明した無償修理保険と同様に、出品側保証料金及び落札側保証料金から捻出される。
なお、オークション前の所定期間内(例えばオークションの2ヶ月前〜オークション当日まで)に12ヶ月点検、または車検等を受けている場合は、検査保険の契約をするための検査証として利用できるようにしてもよい。
●[無償修理保険に関する情報のやり取りの一部を端末装置で行う方法]
次に、無償修理保険(図1及び図2参照)に関する情報のやり取りの一部を端末装置で行う例について説明する。
中古車売買管理業者の管理業者端末装置10と、保険業者の保険業者端末装置20とを備え、管理業者端末装置10と保険業者端末装置20とを通信回線30を介して互いに接続する(図3参照)。
管理業者端末装置10は、オークションに出品されて落札され、且つ所定の保証付与条件を満足して所定期間内の無償修理を可能とする車両保証が中古車売買管理業者から付与された中古車に対して落札参加業者からの落札側支払金が入力されると、入力された落札側支払金から予め設定した落札側保証料金と予め設定された出品側保証料金とを求めて当該中古車に割り付けられた中古車識別情報とともに記憶する。
管理業者端末装置10は、前記中古車識別情報が入力されて前記車両保証に対する無償修理保険の掛け金の支払操作が行われると、前記落札側保証料金と前記出品側保証料金の中から掛け金を求め、前記中古車識別情報に対応させた掛け金を含む掛け金支払情報を保険業者端末装置20に送信する。
保険業者端末装置20は、掛け金支払情報を受信すると、当該掛け金支払情報に含まれている中古車識別情報に対応させて、当該掛け金支払情報に含まれている掛け金を記憶する。そして所定の手続きを行うことで無償修理保険の契約が完了する。
無効修理保険の契約後、前記所定期間内に不具合が発生して修理を行った場合、管理業者端末装置10は、前記中古車識別情報が入力されて保険金の請求操作が行われると、前記中古車識別情報を含む保険金請求情報を保険業者端末装置20に送信する。
保険業者端末装置20は、保険金請求情報を受信すると、当該保険金請求情報に含まれている中古車識別情報と、自己が記憶している中古車識別情報とを照合し、照合が一致した場合、前記中古車識別情報と保険金の支払の可否とを含む保険金支払可否情報を管理業者端末装置に送信する。
管理業者端末装置10は、保険金支払可否情報を受信すると、受信した保険金支払可否情報を表示手段に表示する。
そして中古車売買管理業者は、表示手段(モニタ等)に表示された保険金支払可否情報を確認し、「支払可」である場合、すでに説明した手続きを行う。
なお、上記の説明において、中古車識別情報の代わりに、無償修理保険に対して保険業者等が割り付けた保険識別情報を用いてもよい。
以上の実施の形態にて説明した中古車オークションシステムを用いれば、比較的規模が小さな中古車販売業者(落札参加業者)でも車両の無償修理を可能とする保証を付与することができる。これにより比較的規模が小さな中古車販売業者であっても、ユーザーは安心して中古車を購入することができ、中古車市場をより活性化させることができる。
また、車両の製造メーカとは異なる独自の保証を車両保証として付与することも可能である(例えば製造メーカが3年間の保証としている部品を、独自に5年間の保証とする等)。これにより、他の中古車との差別化を図ることができるとともに、ユーザーからの魅力をより向上させることが可能であり、中古車市場をより活性化させることができる。
本発明の中古車オークションシステムは、本実施の形態で説明したシステムに限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更、追加、削除が可能である。
本実施の形態の説明に用いたオークション情報10A、分析に関する表示(図5(A)〜(C)、図6(A)及び(B))の項目、構成等は一例であり、これに限定されるものではない。
また、本実施の形態の説明に用いた数値は一例であり、この数値に限定されるものではない。
本発明の中古車オークションシステムの一実施の形態の全体の流れを示す図である。 故障が発生してから整備工場で修理が行われ、修理費用が中古車売買管理業者から支払われる手順の詳細の例を説明する図である。 通信回線30を介して管理業者端末装置10と保険業者端末装置20とを互いに通信可能に接続した状態を説明する図である。 オークション情報10Aの例を説明する図である。 オークション情報10Aに基づいた種々の分析の例を説明する図である。 オークション情報10Aに基づいた種々の分析の例を説明する図である。
符号の説明
1 中古車売買管理業者
2 保険業者
10 管理業者端末装置
20 保険業者端末装置
30 通信回線
40 (データベースサービス提供業者等の)サーバ

Claims (3)

  1. 中古車売買管理業者と、出品業者と、落札参加業者と、保険業者とで構成された中古車オークションシステムであって、
    出品業者は、オークションに出品する中古車を中古車売買管理業者に預け、
    中古車売買管理業者は、預けられた中古車が所定の保証付与条件を満足する場合、所定期間内の無償修理を可能とする車両保証を付与してオークションに出品し、
    落札参加業者はオークションにて車両保証が付与されている中古車を落札すると、前記車両保証に対する落札側保証料金と車両代金とを含む落札側支払金を中古車売買管理業者に支払い、
    預けた中古車が落札された出品業者は、前記車両保証に対する出品側保証料金を車両代金から差し引いた出品側受取金を中古車売買管理業者から受け取り、
    中古車売買管理業者は、オークションで落札した落札参加業者に、前記車両保証が付与されていることを示す保証書を発行し、前記落札側保証料金と前記出品側保証料金との中から保険業者に対して掛け金を支払うことで、前記車両保証に対する無償修理保険を保険業者と契約し、
    中古車売買管理業者は、オークションにて車両保証が付与されている中古車を落札した落札参加業者から当該中古車に対する所定期間内の無償修理の請求を受け且つ前記請求が所定の保証実施条件を満足する場合、当該中古車を修理した整備工場からの修理費用を支払い、無償修理保険に基づいて当該修理費用に対する保険金を保険業者から受け取ることが可能である、
    ことを特徴とする中古車オークションシステム。
  2. 中古車売買管理業者の管理業者端末装置と、保険業者の保険業者端末装置とを備えた中古車オークションシステムであって、
    管理業者端末装置と保険業者端末装置は通信回線を介して互いに接続されており、
    管理業者端末装置は、
    オークションに出品されて落札され、且つ所定の保証付与条件を満足して所定期間内の無償修理を可能とする車両保証が中古車売買管理業者から付与された中古車に対して落札参加業者からの落札側支払金が入力されると、入力された落札側支払金から予め設定した落札側保証料金と予め設定された出品側保証料金とを求めて当該中古車に割り付けられた中古車識別情報とともに記憶し、
    前記中古車識別情報が入力されて前記車両保証に対する無償修理保険の掛け金の支払操作が行われると、前記落札側保証料金と前記出品側保証料金の中から掛け金を求め、前記中古車識別情報に対応させた掛け金を含む掛け金支払情報を保険業者端末装置に送信し、
    保険業者端末装置は、
    掛け金支払情報を受信すると、当該掛け金支払情報に含まれている中古車識別情報に対応させて、当該掛け金支払情報に含まれている掛け金を記憶し、
    管理業者端末装置は、
    前記中古車識別情報が入力されて保険金の請求操作が行われると、前記中古車識別情報を含む保険金請求情報を保険業者端末装置に送信し、
    保険業者端末装置は、
    保険金請求情報を受信すると、当該保険金請求情報に含まれている中古車識別情報と、自己が記憶している中古車識別情報とを照合し、
    照合が一致した場合、前記中古車識別情報と保険金の支払の可否とを含む保険金支払可否情報を管理業者端末装置に送信し、
    管理業者端末装置は、
    保険金支払可否情報を受信すると、受信した保険金支払可否情報を表示手段に表示する、
    ことを特徴とする中古車オークションシステム。
  3. 中古車売買管理業者の管理業者端末装置と、保険業者の保険業者端末装置とを備えた中古車オークションシステムであって、
    管理業者端末装置と保険業者端末装置は通信回線を介して互いに接続されており、
    所定の保証条件を満足して所定期間内の無償修理を可能とする車両保証は中古車売買管理業者から付与され、当該車両保証には保証書識別情報が付与されており、
    管理業者端末装置は、
    保証書識別情報と掛け金の金額とを含む契約情報を保険業者端末装置に送信することが可能であり、
    所定の確認期間に対応する掛け金累積期間内に支払った掛け金の金額を累積することが可能であり、
    整備工場からの修理費用の金額が入力されて前記確認期間に対応する修理費用累積期間内に支払った修理費用の金額を累積することが可能であり、
    管理業者端末装置は、
    前記修理費用の金額と保証書識別情報とを含む保険金請求情報を保険業者端末装置に送信することが可能であり、
    保険業者端末装置は、
    管理業者端末装置から保険金請求情報を受信した後、当該保険金請求情報に対する保険金の金額を含む保険金支払情報を管理業者端末装置に送信することが可能であり、
    管理業者端末装置は、
    更に、前記確認期間に対応する保険金累積期間内における保険金支払情報に含まれている保険金の金額を累積することが可能であり、
    前記累積した掛け金の金額と、前記累積した修理費用の金額と、前記累積した保険金の金額とに基づいて、次の確認期間中、または次以降の確認期間におけるいずれかの確認期間中の、掛け金または落札側保証料金または出品側保証料金の少なくとも一つを新たに算出することが可能である、
    ことを特徴とする中古車オークションシステム。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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