JP2007219008A - 情報処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】バックライトの劣化を考慮して、バックライトの周辺温度が高くなった場合には、バックライトの輝度を下げるようにした情報処理装置を提供する。
【解決手段】本発明に係る情報処理装置は、バックライトを有する表示装置と、前記バックライトの周辺に設けられて、前記バックライトの周辺温度を検出する、温度検出部と、 前記温度検出部で検出した周辺温度に基づいて、前記バックライトの輝度を制御する、輝度制御部であって、第1の温度より前記周辺温度が高い場合には、前記バックライトの輝度を下げるように制御する、輝度制御部と、を備えて構成されている。
【選択図】図5

Description

本発明は、情報処理装置に関し、特に、表示装置にバックライトが設けられている情報処理装置に関する。
最近の小型の情報処理装置は、表示装置における表示部には、LCD(Liquid Crystal Display)が用いられていることが多い。このLCDが用いる場合、一般に、LCDの裏側に、LED(Light Emitting Diode)で構成されたバックライトが設けられている。
しかし、バックライトとしてLEDを用いる場合、LEDの劣化等の問題から、LEDの温度に応じて、バックライトに流すことのできる電流が制限される。このため、情報処理装置の設計にあたっては、その情報処理装置の使用環境の上限温度で使用された場合を想定し、この使用環境の上限温度で情報処理装置が使用された場合におけるバックライトの温度上昇に基づいて、バックライトに流す最大の電流である許容上限電流を決定してる。
この許容上限電流を決定するにあたっては、バックライトの劣化を抑制するため、さらにマージンをもって、許容上限電流を決定する。このため、情報処理装置がバックライトに実際に流す電流は、バックライト自体の仕様における許容上限電流よりも、かなり小さくなってしまう。すなわち、バックライトの性能を十分に活用しておらず、最大の明るさをユーザに提供していないこととなっている。
しかし、使用環境の上限温度で情報処理装置を使用するユーザは稀であり、通常の温度(25℃程度)で使用している大多数のユーザは、バックライトの仕様上は、もっとバックライトに電流を流して高い輝度で使用できるにも拘わらず、使用環境の上限温度に合わせて、上限電流が制限されているため、低い輝度での使用を強いられていることとなる。
一方、中には使用環境の上限温度以上の温度で情報処理装置を使用するユーザも存在し得る。しかし、このような場合、バックライトの許容上限電流が上限温度に合わせて設定されているため、バックライトの温度がバックライトの仕様で定められている温度以上に上昇し、バックライトの劣化が促進してしまうという問題が生じる。
特開平6−67159号公報(特許文献1)によれば、周囲の照度変化によりバックライトの輝度を自動調整し、周囲の温度変化によりコントラストを自動調整する技術を開示しているが、これはLCDにおけるユーザの見え方を調整しているに過ぎずない。
特開平6−67159号公報
そこで本発明は、前記課題に鑑みてなされたものであり、バックライトの劣化を考慮して、バックライトの周辺温度が高くなった場合には、バックライトの輝度を下げるようにした情報処理装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る情報処理装置は、
バックライトを有する表示装置と、
前記バックライトの周辺に設けられて、前記バックライトの周辺温度を検出する、温度検出部と、
前記温度検出部で検出した周辺温度に基づいて、前記バックライトの輝度を制御する、輝度制御部であって、第1の温度より前記周辺温度が高い場合には、前記バックライトの輝度を下げるように制御する、輝度制御部と、
を備えることを特徴とする。
この場合、前記第1の温度より前記周辺温度が低い場合には、前記輝度制御部は、前記バックライトの輝度を、このバックライトの仕様上認められている最大の輝度で、バックライトを駆動できるようにしてもよい。
また、前記輝度制御部は、
前記バックライトに流す電流の大きさを制御することにより、前記バックライトの輝度を制御し、
前記第1の温度より前記周辺温度が低い場合には、前記バックライトの仕様上、前記バックライトに流すことが許容されている最大の電流を、前記バックライトに流す許容上限電流として設定するようにしてもよい。
この場合、情報処理装置は、前記バックライトの輝度の設定を、ユーザが複数の段階で指定する、ユーザ設定手段を、さらに備えており、
前記ユーザ設定手段で設定された輝度の設定が、前記複数の段階のうち最も高い輝度の設定である場合で、且つ、前記第1の温度より前記周辺温度が低い場合には、前記輝度制御部は、前記バックライトに前記許容上限電流を流すようにしてもよい。
また、前記輝度制御部は、前記第1の温度より前記周辺温度が高い場合には、前記周辺温度が高くなるに従って、前記バックライトの輝度を次第に下げるように制御するようにしてもよい。
また、前記輝度制御部は、前記周辺温度が第2の温度より高い場合には、前記バックライトの駆動を停止させるようにしてもよい。
また、前記バックライトは、LED(Light Emitting Diode)により構成されているようにしてもよい。
また、前記第1の温度は、前記バックライトが温度により劣化し始める限界温度近傍の温度であってもよい。
本発明に係る情報処理装置の制御方法は、
バックライトを有する表示装置を備える情報処理装置の制御方法であって、
前記バックライトの周辺温度を検出するステップと、
前記検出した周辺温度が所定の温度より高い場合には、前記バックライトの輝度を下げるステップと、
を備えることを特徴とする。
本発明に係るプログラムは、
バックライトを有する表示装置を備える情報処理装置を制御するためのプログラムであって、
前記バックライトの周辺温度を検出するステップと、
前記検出した周辺温度が所定の温度より高い場合には、前記バックライトの輝度を下げるステップと、
を前記情報処理装置に実行させることを特徴とする。
本発明に係る記録媒体は、
バックライトを有する表示装置を備える情報処理装置を制御するためのプログラムが記録された記録媒体であって、
前記バックライトの周辺温度を検出するステップと、
前記検出した周辺温度が所定の温度より高い場合には、前記バックライトの輝度を下げるステップと、
を前記情報処理装置に実行させるためのプログラムが記録されたことを特徴とする。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
図1は、本実施形態に係る情報処理装置10の内部構成の一例を説明するブロック図である。なお、この図1においては、情報処理装置10の主要部を示しており、情報処理装置10は、これ以外の構成要素を備えて構成されていてもよい。
この図1に示すように、情報処理装置10は、CPU(Central Processing Unit)20と、RAM(Random Access Memory)22と、ROM(Read Only Memory)24と、ハードディスクドライブ26と、表示装置28とを備えて構成されており、これらは互いに内部バス30を介して接続されている。
表示装置28は、表示部40とバックライト42とを備えている。本実施形態においては、表示部40はLCD(Liquid Crystal Display)により構成されており、バックライト42はLED(Light Emitting Diode)により構成されている。
バックライト42の近傍には、温度検出部50が設けられている。この温度検出部50は、表示装置28とは別体で設けられていてもよいし、或いは、表示装置28の内部に一体に組み込まれて設けられていてもよい。この温度検出部50で検出された温度は、温度信号としてCPU20に出力される。
図2は、本実施形態に係る温度検出部50の具体的な回路構成を一例として示す図である。この図2に示すように、本実施形態においては、温度検出部50は、電源とグランドとの間に直列に接続された抵抗R1とサーミスタR2とにより構成されている。例えば、抵抗R1は10Kオームの抵抗素子により構成されている。また、サーミスタR2は温度により抵抗値が大きく変化する抵抗素子により構成されている。
このため、サーミスタR2を流れる電流が温度により大きく変化するため、この変化を、抵抗R1とサーミスタR2との間のノードN1における電圧V1の変化として取り出し、これを温度信号としてCPU20に出力する。CPU20では、温度検出部50から取得した電圧V1を、予め定められている換算式や換算テーブルを用いて温度に換算し、バックライト42の周辺温度を取得する。無論、図2に例示した以外の構成で、温度検出部50を構成することも可能である。
図1に示すように、本実施形態に係る情報処理装置10は、さらにバックライトコントローラ60を備えている。このバックライトコントローラ60は、いわゆる電源コントローラであり、CPU20から出力された輝度制御信号に基づいて、バックライト42に供給する電源を制御する。
図3は、本実施形態に係るバックライトコントローラ60とバックライト42との間の接続関係を示す回路図である。この図3においては、バックライト42は、複数のLEDにより等価的に表現されている。この複数のLEDにおける電圧降下は、例えば6Vである。バックライトコントローラ60の高電圧側からは、例えば10Vの電圧の電源が供給されている。
そして、バックライト42に供給する電源は、バックライトコントローラ60の低電圧側の電源の電圧を変動させることにより、制御される。バックライトコントローラ60の低電圧側の電圧は、例えば図4に示すようなPWM(Pulse Width Modulation)出力により制御される。すなわち、バックライト42に供給すべき電流の大きさに応じて、パルス幅の変化するPWM出力により、制御される。
本実施形態では、例えば、PWM出力のハイレベルは6Vであり、ローレベルは0Vである。このため、PWM出力がハイレベルの間はバックライト42に電流は流れないが、ローレベルの間はバックライト42に電流が流れることとなる。したがって、PWM出力のハイレベルのパルス幅が大きいほど、バックライト42に流れる電流が小さくなり、PWM出力のハイレベルのパルス幅が小さいほど、バックライト42に流れる電流が大きくなる。本実施形態に係るバックライトコントローラ60では、この原理を利用して、バックライト42に流れる電流の大きさを制御し、バックライト42の輝度を制御している。
したがって、CPU20からバックライトコントローラ60に出力される輝度制御信号は、PWM信号である。但し、本実施形態では、輝度制御信号の位相と、バックライトコントローラ60のPWM出力の位相とは、正反対である。例えば、輝度制御信号がデューティー比100%のハイレベルの場合、バックライト42には最大の電流を流すことを意味しており、バックライトコントローラ60のPWM出力はデューティー比0%のローレベルになる。
次に、図5に基づいて、本実施形態に係る情報処理装置10によるバックライト制御処理について説明する。この図5は、本実施形態に係るバックライト制御処理の処理内容を説明するフローチャートを示す図である。このバックライト制御処理は、例えば、ROM24又はハードディスクドライブ26に格納されたバックライト制御プログラムをCPU20が読み込んで実行することにより、実現される処理である。また、このバックライト制御処理は、情報処理装置10の電源がオンにされた時点で、自動的に起動され、定常的に実行される処理である。
図5に示すように、まず、情報処理装置10は、バックライト42の輝度についてのユーザ設定を取得する(ステップS10)。本実施形態では、バックライト42の輝度についてのユーザ設定は、SET=1〜5の5段階が用意されている。ここでは、SET=1が最も低い輝度(暗い輝度)であり、SET=5が最も高い輝度(明るい輝度)であるとする。
次に、情報処理装置10は、輝度設定テーブルを検索して、ステップS10で取得したユーザ設定に対応するノーマルデューティー比Duty0(SET)を取得する(ステップS12)。図6は、本実施形態に係る輝度設定テーブルTB10の構成の一例を示す図である。本実施形態では、この輝度設定テーブルTB10は、ROM24又はハードディスクドライブ26に予め格納されている。
この図6に示すように、輝度設定テーブルTB10には、ユーザ設定SETと、このユーザ設定SETに対応するノーマルデューティー比Duty0(SET)とが格納されている。例えば、最も明るいユーザ設定SET=5の場合、ノーマルデューティー比Duty0(SET)は100%である。また、例えば、ユーザ設定SET=3の場合、ノーマルデューティー比Duty0(SET)は60%である。
ここで、ノーマルデューティー比Duty0(SET)は、バックライト42の周辺温度が、通常の温度(50℃以下)である場合における、輝度制御信号のデューティー比DutyT(SET)の値を示している。つまり、通常の温度であれば、ノーマルデューティー比Duty0(SET)=輝度制御信号のデューティー比DutyT(SET)である。
本実施形態では、例えば、輝度制御信号のデューティー比DutyT(SET)が100%の場合、バックライト42には10mAの電流が流れる換算となり、輝度制御信号のデューティー比DutyT(SET)が80%の場合、バックライト42には8mAの電流が流れる換算となり、輝度制御信号のデューティー比DutyT(SET)が60%の場合、バックライト42には6mAの電流が流れる換算となり、輝度制御信号のデューティー比DutyT(SET)が40%の場合、バックライト42には4mAの電流が流れる換算となり、輝度制御信号のデューティー比DutyT(SET)が20%の場合、バックライト42には2mAの電流が流れる換算となる。デューティー比DutyT(SET)が100%の場合、バックライト42には、このバックライト42の仕様上許容される最大の電流(許容上限電流)が流れることとなり、バックライト42の輝度は最大になる。
図5に示すように、次に、情報処理装置10は、温度検出部50から、バックライト42の周辺温度を取得する(ステップS14)。
次に、情報処理装置10は、ステップS14で取得した周辺温度が、50℃以下であるか、50℃を超えて100℃未満であるか、100℃以上であるかを判断する(ステップS16)。ここで、50℃という温度は、バックライト42が温度により劣化し始める限界温度近傍の温度である。また、100℃という温度は、バックライト42が温度により急激に劣化するおそれの高い限界温度近傍の温度である。実際のこれらの温度条件は、バックライト42や情報処理装置10の仕様に応じて、設定すればよい。
周辺温度が50℃以下である場合には、輝度制御信号のデューティー比DutyT(SET)を、ステップS12で取得したノーマルデューティー比Duty0(SET)とする(ステップS18)。すなわち、CPU20から出力する輝度制御信号のデューティー比DutyT(SET)を、輝度設定テーブルTB10で設定されているノーマルデューティー比Duty0(SET)とする。
一方、ステップS16で、周辺温度が50℃を超えて100℃未満であると判断した場合には、前回、輝度制御信号のデューティー比DutyT(SET)を算出してから、0.5℃以上、周辺温度が変化したかどうかを判断する(ステップS20)。本実施形態では、上述したステップS18、又は、後述するステップS22、ステップS24で輝度制御信号のデューティー比DutyT(SET)を算出した際の周辺温度を、RAM22又はハードディスクドライブ26に格納して保持している。このため、情報処理装置10は、この保持されている前回の周辺温度と、ステップS14で取得した周辺温度との差が、0.5℃以上あるかどうかを判断する。
周辺温度が0.5℃以上変化した場合(ステップS20:YES)には、次の数式(1)に基づいて、輝度制御信号のデューティー比DutyT(SET)を算出する(ステップS22)。
DutyT(SET)=Duty0(SET)×(1-0.02×(T-50)) …(1)
ここで、TはステップS14で取得したバックライト42の周辺温度である。したがって、情報処理装置10は、この数式(1)に、ステップS14で取得した周辺温度Tと、ステップS12で取得したノーマルデューティー比Duty0(SET)を代入して、輝度制御信号のデューティー比DutyT(SET)を算出する。この数式(1)を用いることにより、周辺温度が50℃を超えて100℃未満の場合に、周辺温度が上昇するに従って、輝度制御信号のデューティー比DutyT(SET)が次第に減少し、バックライト42の劣化防止が図られるようになる。
一方、ステップS20で、周辺温度が0.5℃以上変化していないと判断した場合(ステップS20:NO)には、このステップS22の処理をスキップする。これは、周辺温度が0.5℃以内の変化でバックライト42の明るさが小刻みに変化すると、表示装置28の表示が揺れて、画面が見にくくなる恐れがあるためである。
これに対して、ステップS16で、周辺温度が100℃以上であると判断した場合には、輝度制御信号のデューティー比DutyT(SET)をゼロに設定する(ステップS24)。これにより、周辺温度が100℃以上の場合には、輝度制御信号のデューティー比DutyT(SET)がゼロになり、バックライト42の駆動が停止し、バックライト42の保護が優先される。
これらステップS18、ステップS22、及び、ステップS24の後、或いは、ステップS20で0.5℃以上周辺温度が変化していないと判断した場合(ステップS20:NO)には、情報処理装置10は、これらのステップで設定されたデューティー比DutyT(SET)で、輝度制御信号をバックライトコントローラ60に出力する(ステップS26)。上述したように、バックライトコントローラ60は、入力された輝度制御信号のデューティー比DutyT(SET)を反転したデューティー比のPWM出力で、バックライト42に電源を供給する。ステップS20で0.5℃以上周辺温度が変化していないと判断した場合には、これまでと同じデューティー比DutyT(SET)で、輝度制御信号の出力が継続することになる。
このステップS26の後、情報処理装置10は、ステップS10に戻り、このステップS10からの処理を定常的に繰り返す。
図7は、このバックライト制御処理により設定される、周辺温度の変化に対する、輝度制御信号のデューティー比DutyT(SET)の変化をグラフに表したものである。但し、ここでは、ユーザ設定が「5」の場合と「3」の場合とを例示している。
同様に、図8は、ユーザ設定が「5」の場合と「3」の場合における、周辺温度の変化に対する、バックライト42を流れる電流の変化をグラフに表したものである。すなわち、図7のように輝度制御信号のデューティー比DutyT(SET)が変化した場合における、バックライト42を流れる電流の変化を示している。このバックライト42を流れる電流I(SET)は、例えば、次の数式(2)により表現することができる。
I(SET)=DutyT(SET)×10 …(2)
これら図7及び図8から分かるように、周辺温度がバックライト42の劣化が始まる温度である50℃以下であれば、輝度制御信号のデューティー比DutyT(SET)は、輝度設定テーブルTB10に保持されているノーマルデューティー比Duty0(SET)のままとなる。本実施形態では、ユーザ設定が「5」の場合、このノーマルデューティー比Duty0(SET)は100%となり、バックライト42自体の仕様における100%の輝度ととなる。この例では、許容上限電流である10mAの電流が、バックライト42を流れて、最大の輝度を発揮することとなる。
そして、50℃を超えた時点から、周辺温度が上昇するに従って、輝度制御信号のデューティー比DutyT(SET)は次第に減少する。これにより、温度上昇によるバックライト42の劣化を抑制しつつ、可能な限り明るい輝度設定で、バックライト42を使用することが可能となる。また、周辺温度が上昇するに従って、バックライト42を流れる電流は次第に減少するので、電流量の減少により、バックライト42の発熱量が減少し、ある程度、輝度制御信号のデューティー比DutyT(SET)が減少した時点で、バックライト42を継続して使用できることが期待される。また、バックライト42の輝度は周辺温度の上昇に伴って次第に減少するので、ユーザがバックライトの輝度が低くなったことに気づかないようにすることができる。
さらに、周辺温度がバックライト42の劣化が急速に進むであろう100℃以上になった場合には、輝度制御信号のデューティー比DutyT(SET)はゼロになり、バックライト42を流れる電流もゼロとなる。このため、バックライト42の駆動は停止する。これにより、バックライト42の劣化が急速に進むような高温下で、バックライト42が駆動され続けることが回避される。
このように、本実施形態に係る情報処理装置10によれば、通常の温度(50℃以下)であれば、バックライト42自体の設計上の許容上限電流を、バックライト42に流すことができるようになり、ユーザは、最大の輝度でバックライト42を使用することができる。すなわち、従来においては、情報処理装置10の使用環境温度の上限に合わせて、バックライト42に流す許容上限電流を定めていたため、バックライト42自体の設計上の許容上限電流よりも小さい電流しか、バックライト42に流すことができなかったが、本実施形態に係る情報処理装置10によれば、バックライト42自体の設計上の許容上限電流を流すことができるようになる。
しかも、周辺温度がバックライト42の劣化が始まる程度の高温になってきた場合には、次第にバックライト42に流す電流を減らして、バックライト42を徐々に暗くしたので、高温下におけるバックライト42の劣化を抑制することができる。また、バックライト42を暗くする際には、ユーザが気づかないように、徐々に暗くなるようにしているので、突然バックライト42が暗くなってユーザが不快に思うことを回避することができる。
さらに、バックライト42の劣化が急速になる程度の高温に周辺温度がなった場合には、バックライト42の駆動を停止することとしたので、バックライト42が高温下で駆動され続けて、バックライト42が急激に劣化してしまうのを回避することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されず種々に変形可能である。例えば、上述したノーマルデューティー比Duty0(SET)の設定値や、数式(1)を適用する周辺温度の範囲などは、任意に設計可能である。また、輝度に関するユーザ設定も5段階である必要はなく、複数段であればよい。さらには、輝度に関するユーザ設定は、必ずしも必要な機能ではなく、常にユーザ設定「5」に相当する輝度制御信号で、バックライト42が駆動されるようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、バックライト42の劣化が始まる温度である50℃を超えた場合には、最も高い輝度であるユーザ設定「5」でなくとも、輝度制御信号のデューティー比DutyTを下げることとしたが、ユーザ設定が「1」から「4」の場合には、その温度の上限電流に達するまでは、輝度制御信号のデューティー比DutyTを下げないようにしてもよい。例えば、図9は、このような輝度制御信号のデューティー比DutyTの設定にした場合のバックライト周辺温度と輝度制御信号のデューティー比DutyTとの関係を示すグラフである。
この図9を上述した図7と対比すると分かるように、ユーザ設定が「3」の場合、周辺温度が50℃を超えても輝度制御信号のデューティー比DutyTは下がっておらず、60%のままである。そして、周辺温度が70℃近傍から、上述した数式(1)を用いて算出したデューティー比DutyTが60%以下になってくるので、これに合わせて、ユーザ設定が「3」の場合の輝度制御信号のデューティー比DutyTも下げるようにする。このようにすることにより、ユーザ設定による輝度を可能な限り維持しつつ、バックライト42の保護を図ることができる。
また、上述した実施形態では、バックライト42に供給する電源の電圧を、PWM出力により制御することにより、バックライト42を流れる電流の大きさを制御することとしたが、これ以外の手法で、バックライト42に流れる電流の大きさを制御するようにしてもよい。さらに、上述した実施形態では、バックライト42の輝度を、このバックライト42に流す電流の大きさにより制御する場合を例に説明したが、バックライト42の輝度を他の手法により制御するようにしてもよい。
また、上述の実施形態で説明したバックライト制御処理については、このバックライト制御処理を実行するためのプログラムをフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、ROM、メモリカード等の記録媒体に記録して、記録媒体の形で頒布することが可能である。この場合、この記録媒体に記録されたプログラムを情報処理装置10に読み込ませ、実行させることにより、上述した実施形態を実現することができる。
また、情報処理装置10は、オペレーティングシステムや別のアプリケーションプログラム等の他のプログラムを備える場合がある。この場合、情報処理装置10の備える他のプログラムを活用するために、その情報処理装置10が備えるプログラムの中から、上述した実施形態と同等の処理を実現するプログラムを呼び出すような命令を含むプログラムを、記録媒体に記録するようにしてもよい。
さらに、このようなプログラムは、記録媒体の形ではなく、ネットワークを通じて搬送波として頒布することも可能である。ネットワーク上を搬送波の形で伝送されたプログラムは、情報処理装置10に取り込まれて、このプログラムを実行することにより上述した実施形態を実現することができる。
また、記録媒体にプログラムを記録する際や、ネットワーク上を搬送波として伝送される際に、プログラムの暗号化や圧縮化がなされている場合がある。この場合には、これら記録媒体や搬送波からプログラムを読み込んだ情報処理装置10は、そのプログラムの復号や伸張を行った上で、実行する必要がある。
さらに、上述した実施形態では、バックライト制御処理をソフトウェアにより実現することとしたが、これをASIC(Application Specific IC)などのハードウェアにより実現することもできる。
一実施形態に係る情報処理装置の内部構成の一例を示す図。 図1における温度検出部の具体的な回路構成の一例を示す図。 図1におけるバックライトコントローラとバックライトとの間の接続関係の一例を示す図。 図3のバックライトコントローラの低電圧側から出力されるPWM出力の波形の一例を示す図。 本実施形態に係る情報処理装置が実行するバックライト制御処理の内容を説明するフローチャートを示す図。 情報処理装置が保持する輝度設定テーブルの構成の一例を示す図。 本実施形態に係る情報処理装置における、バックライトの周辺温度と輝度制御信号のデューティー比DutyTとの関係をグラフにして示す図。 本実施形態に係る情報処理装置における、バックライトの周辺温度とバックライトを流れる電流との関係をグラフにして示す図。 図7に対応するグラフを用いて、輝度制御信号のデューティー比DutyTの設定の変形例を説明する図。
符号の説明
10 情報処理装置
20 CPU
22 RAM
24 ROM
26 ハードディスクドライブ
28 表示装置
30 内部バス
40 表示部
42 バックライト
50 温度検出部
60 バックライトコントローラ

Claims (11)

  1. バックライトを有する表示装置と、
    前記バックライトの周辺に設けられて、前記バックライトの周辺温度を検出する、温度検出部と、
    前記温度検出部で検出した周辺温度に基づいて、前記バックライトの輝度を制御する、輝度制御部であって、第1の温度より前記周辺温度が高い場合には、前記バックライトの輝度を下げるように制御する、輝度制御部と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記第1の温度より前記周辺温度が低い場合には、前記輝度制御部は、前記バックライトの輝度を、このバックライトの仕様上認められている最大の輝度で、バックライトを駆動できるようにする、ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記輝度制御部は、
    前記バックライトに流す電流の大きさを制御することにより、前記バックライトの輝度を制御し、
    前記第1の温度より前記周辺温度が低い場合には、前記バックライトの仕様上、前記バックライトに流すことが許容されている最大の電流を、前記バックライトに流す許容上限電流として設定する、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記バックライトの輝度の設定を、ユーザが複数の段階で指定する、ユーザ設定手段を、さらに備えており、
    前記ユーザ設定手段で設定された輝度の設定が、前記複数の段階のうち最も高い輝度の設定である場合で、且つ、前記第1の温度より前記周辺温度が低い場合には、前記輝度制御部は、前記バックライトに前記許容上限電流を流す、
    ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記輝度制御部は、前記第1の温度より前記周辺温度が高い場合には、前記周辺温度が高くなるに従って、前記バックライトの輝度を次第に下げるように制御する、ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の情報処理装置。
  6. 前記輝度制御部は、前記周辺温度が第2の温度より高い場合には、前記バックライトの駆動を停止させる、ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の情報処理装置。
  7. 前記バックライトは、LED(Light Emitting Diode)により構成されている、ことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の情報処理装置。
  8. 前記第1の温度は、前記バックライトが温度により劣化し始める限界温度近傍の温度である、ことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の情報処理装置。
  9. バックライトを有する表示装置を備える情報処理装置の制御方法であって、
    前記バックライトの周辺温度を検出するステップと、
    前記検出した周辺温度が所定の温度より高い場合には、前記バックライトの輝度を下げるステップと、
    を備えることを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  10. バックライトを有する表示装置を備える情報処理装置を制御するためのプログラムであって、
    前記バックライトの周辺温度を検出するステップと、
    前記検出した周辺温度が所定の温度より高い場合には、前記バックライトの輝度を下げるステップと、
    を前記情報処理装置に実行させるためのプログラム。
  11. バックライトを有する表示装置を備える情報処理装置を制御するためのプログラムが記録された記録媒体であって、
    前記バックライトの周辺温度を検出するステップと、
    前記検出した周辺温度が所定の温度より高い場合には、前記バックライトの輝度を下げるステップと、
    を前記情報処理装置に実行させるためのプログラムが記録された記録媒体。
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