JP5079812B2 - 発光制御装置等 - Google Patents

発光制御装置等 Download PDF

Info

Publication number
JP5079812B2
JP5079812B2 JP2009529907A JP2009529907A JP5079812B2 JP 5079812 B2 JP5079812 B2 JP 5079812B2 JP 2009529907 A JP2009529907 A JP 2009529907A JP 2009529907 A JP2009529907 A JP 2009529907A JP 5079812 B2 JP5079812 B2 JP 5079812B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
output value
drive current
light emission
target output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009529907A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2009028058A1 (ja
Inventor
悟 鈴木
昌夫 中根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pioneer Corp filed Critical Pioneer Corp
Publication of JPWO2009028058A1 publication Critical patent/JPWO2009028058A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5079812B2 publication Critical patent/JP5079812B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B45/00Circuit arrangements for operating light-emitting diodes [LED]
    • H05B45/10Controlling the intensity of the light
    • H05B45/18Controlling the intensity of the light using temperature feedback

Landscapes

  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Electroluminescent Light Sources (AREA)
  • Control Of El Displays (AREA)

Description

本願は、電子機器に設けられている発光素子の輝度を制御する発光制御装置等に関するものである。
近年、小型、安価、又は長寿命化などの利点から、発光ダイオード(以下、「LED」と称する。)が発光素子として電子機器に用いられている。当該LEDは、例えば液晶パネルなどの光変調素子を背面から照射するバックライトとして表示装置に用いられている。
しかしながら、表示装置の長時間の使用によってLEDが高温となり、当該LEDの低寿命化や破損を招く場合があった。このような事態を回避すべく、従来の表示装置は、LEDが高温状態になると、LEDの駆動電流を遮断したり、LEDが高温状態になるのを回避すべく放熱部を設けたり、LEDの輝度を絞って点灯させたりしていた。
また、従来の表示装置の一例として、温度に応じてLEDに印加する駆動電流を制御する装置が存在する(特許文献1参照)。
特開2006−318733号公報
しかしながら、放熱部を設けた表示装置は、小型化又は薄型化が図れないという問題があり、輝度を絞る表示装置は、輝度が低くなり、車載に設置する表示装置などに適用できないなどの問題がある。
また、特許文献1に記載の表示装置は、温度に応じた駆動電流の出力値を記憶する必要があり、その記憶数が少ない場合には、急峻に輝度が変化するため、ユーザに対して違和感を与えてしまう場合がある。このような事態を回避すべく、記憶数を増やせば、温度が変化するたびに異なる駆動電流に制御する必要性が生じ、駆動電流を制御する制御部の負荷が増加するなどの問題がある。
本願は、このような問題の解消を一つの課題とし、その目的の一例は、簡易な構成で使用状況に応じて適切な発光制御を行うことが可能な発光制御装置等を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、発光素子に駆動電流を印加して前記発光素子の輝度を制御する発光制御装置において、前記発光素子の温度を示す温度情報を取得する温度情報取得手段と、予め閾値となる複数の温度閾値とそれぞれの前記温度閾値に対して前記駆動電流の目標出力値及び当該目標出力値に到達するまでの到達時間をそれぞれ設定して対応づけておき、前記温度情報が前記温度閾値のいずれかに達した場合に、前記駆動電流の出力値を当該温度閾値に対応づけられる目標出力値に前記到達時間をかけて近づくように制御する駆動電流制御手段と、を備え、前記駆動電流制御手段は、前記温度閾値が高いほど前記到達時間が短いことを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、発光素子に駆動電流を印加して前記発光素子の輝度を制御する発光制御装置における発光制御方法において、前記発光素子の温度を示す温度情報を取得する温度情報取得工程と、予め閾値となる複数の温度閾値とそれぞれの前記温度閾値に対して前記駆動電流の目標出力値及び当該目標出力値に到達するまでの到達時間をそれぞれ設定して対応づけておき、前記温度情報が前記温度閾値のいずれかに達した場合に、前記駆動電流の出力値を当該温度閾値に対応づけられる目標出力値に前記到達時間をかけて近づくように制御する駆動電流制御工程と、を備え、前記駆動電流制御工程は、前記温度閾値が高いほど前記到達時間が短いことを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、コンピュータを、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の発光制御装置として機能させることを特徴とする。
本実施形態に係る表示システムのハードウェア構成の一例を示す図である。 所定の温度閾値を越えた出力状態時に参照するテーブルデータの一例を示す図である。 本実施形態における発光制御処理の駆動出力値と到達時間の関係の一例を示す図である。 他の表示システムのハードウェア構成の一例を示す図である。 他の表示システムにおける駆動電流の制御例を示す図である。 発光制御処理の動作の一例を示すフローチャート図である。
符号の説明
S、S2 表示システム
2 表示部
4 温度検出部
6 発光制御部
8 ドライバ
10 外光検出部
以下、本願の最良の実施形態について添付図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、発光ダイオード(以下、「LED」と称する。)が液晶パネルなどの光変調素子を背面から照射するバックライトとして用いられた表示システムに対して本願を適用したものである。
−第1実施形態−
本願の発光制御装置は、LEDがバックライトとして機能する表示システムSにおいて、LEDの温度を温度情報として取得し、当該温度情報が所定の温度閾値を超えた駆動電流の出力状態時に、LEDに印加される駆動電流が徐々にその温度閾値に対応づけられた出力値となるように前記駆動電流のパラメータを制御するようになっている。そして、発光制御装置は、このような制御によって使用状況に適した発光制御が可能であるとともに、駆動電流を徐々に制御するためLEDの輝度が変化してもユーザに対して明るさの変化による違和感を与えにくくすることが可能になっている。
また、発光制御装置は、LEDの破損を招くような温度に対しては急峻に駆動電流を制御するようになっており、このような制御によってLEDの破損を防止するようになっている。
−表示システムの構成及び機能の概要−
まず、図1及び図2を参照して、本実施形態における表示システムの構成及び機能について説明する。図1は本実施形態に係る表示システムのハードウェア構成の一例を示す図、図2は所定の温度閾値を越えた出力状態時に参照するテーブルデータの一例を示す図である。
図1に示すように、表示システムSは、LEDを備えた表示部2と、当該LEDの温度を検出する温度検出部4と、前記温度検出部4によって検出される温度が所定の温度閾値を超えた駆動電流の出力状態時に、その温度閾値に対応づけられている目標とする駆動電流の出力値(以下、「目標出力値」と称する。)となるように徐々にLEDの輝度を制御する制御情報を設定する発光制御部6と、前記制御情報に基づいてLEDを発光させるドライバ8と、を含んで構成されている。
当該制御情報とは、温度閾値に応じて所定の時間でもって目標出力値となるように前記LEDの輝度を制御するための駆動電流のパラメータである。このパラメータは図2に示すテーブルデータに基づいて発光制御部6によって設定される。
なお、表示部2、温度検出部4、発光制御部6、及びドライバ8は電気的に接続されており、前記発光制御部6によって各部が統括的に制御される。
表示部2は、光変調素子などから構成される液晶パネルと、当該液晶パネルの背面に設けられているLEDと、を備えている。この表示部2は、ドライバ8によってLEDに駆動電流が印加されてLEDの輝度(バックライトの明るさ)が変化するようになっている。なお、液晶パネルに情報を表示する技術に関しては、公知の技術を適用できるので、詳しい説明を省略する。
温度検出部4は、温度センサを備え、発光制御部6の制御により、LEDの温度測定を開始し、一度温度測定を開始すると、発光制御部6による他の処理(プログラムの実行を含む)と並行して、連続して温度測定を行うようになっている。また、当該温度測定によって検出された温度情報は発光制御部6に出力される。
発光制御部6は、コンピュータとして、演算機能を有するCPU(Central Processing Unit)、作業用RAM、ROM、各種処理プラグラムや所定のテーブルデータ等を記憶する記憶手段の一例としての記憶部(例えば、ハードディスク等)等を備えている。そして、CPUが、記憶部に記憶された発光制御用プログラム等の各種プログラムを読み出し実行することにより、各部を統括制御するものであって、本願の温度情報取得手段、及び駆動電流制御手段として機能するようになっている。この発光制御用プログラムとは、駆動出力値が目標出力値となるようにLEDに印加する駆動電流を制御する処理プログラムである。なお、当該発光制御部6は、本願の発光制御装置として機能するものである。
記憶部には、図2に示すように、複数の温度閾値T1〜T5と、その温度閾値に対応する目標出力値と、当該目標出力値に駆動電流の出力値が到達するまでの到達時間H1〜H5と、を含んで構成されるテーブルデータが記憶されている。
そして、発光制御部6は、温度検出部4から取得した温度が所定の温度閾値を超えた駆動電流の出力状態時に、図2のテーブルデータに基づいて、LEDの輝度を制御するための駆動電流のパラメータを設定し、ドライバ8に出力するようになっている。
なお、目標出力値は、温度閾値が高くなるにしたがって低くなるように設定され、到達時間は、当該温度閾値が高くなるにしたがって短くなるように設定されている。このようにすれば、温度閾値に対するLEDの危険度が低い(温度が低い)場合には、長い時間をかけてLEDの輝度が制御されるためユーザに対して違和感を与えずに明るさを変化させることが可能となる。一方、温度閾値に対するLEDの危険度が高い(温度が高い)場合には、短い時間でLEDの輝度が制御されるため、LEDの保護を図ることが可能となる。
具体的には、発光制御部6は、温度検出部4によって検出された温度情報に基づいて予め駆動出力値に対応づけられる温度閾値に達したか否かを判別し、温度検出部4から取得した温度が所定の温度閾値を超えた駆動電流の出力状態時に、記憶部から当該温度閾値に対応づけられる目標出力値と到達時間を取得し、LEDを駆動する駆動電流のパラメータを設定する。なお、当該パラメータはドライバ8に出力され、当該パラメータで表示部2の明るさが制御される。
また、設定されたパラメータでLEDの輝度を制御中にLEDが温度上昇し、当該温度が前回検出された温度閾値(例えば、T2)よりも高く設定された温度閾値(例えば、T3)に達した場合には、当該温度閾値(例えば、T3)に対応づけられる目標出力値と到達時間を記憶部から取得し、LEDを駆動する駆動電流のパラメータを再度設定するようになっている。
一方、設定されたパラメータでLEDの輝度を制御中にLEDが温度降下し、当該温度が前回検出された温度閾値(例えば、T2)よりも低く設定された温度閾値(例えば、T1)に達した場合には、当該温度閾値(例えば、T1)に対応づけられる目標出力値と到達時間を記憶部から取得し、LEDを駆動する駆動電流のパラメータを再度設定するようになっている。
ドライバ8は、発光制御部6から取得したパラメータに相当する駆動電流をLEDに印加し、当該LEDを発光させる。
次に、図3を参照して、発光制御装置における発光制御処理動作の一例について説明する。図3は本実施形態における発光制御処理の駆動出力値と到達時間の関係の一例を示す図である。
まず、図中実線に示すように、A時間経過後、例えば、所定の温度閾値を超えた駆動電流の出力状態時であって、温度検出部4によって検出された温度がT2である場合に、発光制御部6は、図2のテーブルデータを参照して、H2時間で駆動出力値が95(%)となるように駆動電流のパラメータを設定し、ドライバ8によってLEDを発光させる。
しかしながら、図中2点鎖線で示すように、駆動出力値を徐々に目標出力値にすべく駆動電流を制御している最中に、例えば、B時間に到達した時にLEDの温度が上昇して、所定の温度閾値を超えた駆動電流の出力状態時であって、温度検出部4によって検出された温度がT3である場合には、発光制御部6は、図2のテーブルデータを参照して、H3時間で駆動出力値が90(%)となるように駆動電流のパラメータを再度設定し、ドライバ8によってLEDを発光させるようになっている。
更にその後、例えば、C時間に到達した時にLEDの温度が降下して、所定の温度閾値を超えた駆動電流の出力状態時であって、温度検出部4によって検出された温度がT2である場合には、発光制御部6は、図2のテーブルデータを参照して、H2時間で駆動出力値が95(%)となるように駆動電流のパラメータを再度設定し、ドライバ8によってLEDを発光させるようになっている。
以上の処理を繰り返すことによって、発光制御部6は、使用状況に応じてLEDの駆動出力値を徐々に目標出力値とすべく駆動電流を制御するようになっている。このようにすれば、LEDの破損を防止しつつ、しかも、ユーザに明るさの変化による違和感を与えにくくして、LEDを使用状況に応じた適切な輝度に変化させることが可能となっている。
以上に説明したように、本実施形態の表示システムSは、LEDを備えた表示部2と、LEDの温度を検出する温度検出部4と、検出した温度に基づいてLEDに印加する駆動電流を設定し、その駆動電流でLEDの輝度を制御する発光制御部6と、設定された駆動電流をLEDに印加するドライバ8と、を備え、発光制御部は、前記LEDの温度を示す温度情報を取得し、予め駆動電流の出力値に閾値となる閾値温度、及び前記閾値温度に対応づけられる駆動電流の目標出力値を設定しておき、所定の温度閾値を超えた駆動電流の出力状態時であって、前記LEDの温度が前記閾値温度に達した場合に、前記駆動電流の出力値が徐々に前記目標出力値に近づくように制御するようになっている。
このようにすれば、使用状況に適した発光制御が可能であるとともに、駆動電流を徐々に制御するためLEDの輝度が変化してもユーザに対して明るさの変化による違和感を与えにくくすることが可能である。
−第2実施形態−
次に、図4及び図5を参照して、他の表示装置の構成及び機能について説明する。図4は他の表示システムのハードウェア構成の一例を示す図、図5は他の表示システムにおける駆動電流の制御例を示す図である。
上記第1実施形態では、LEDの温度検出のみでLEDの駆動電流を制御するようになっているが、実際には、外部の照度によってもバックライトの明るさを調整する必要があるため、本実施形態では、外部の照度を更に検出して、当該外部の照度及びLEDの温度でLEDの駆動電流を制御する点で異なるものである。
なお、図4において、図1に相当するものについては同一符号を付し、その詳細な説明は省略するものとする。
図4に示すように、表示装置S2は、LEDを備えた表示部2と、外部の照度を検出する外光検出部10と、前記LEDの温度を検出する温度検出部4と、当該温度検出部4によって検出される温度が所定の温度閾値を超えた駆動電流の出力状態時に、外光検出部10によって検出された照度に対応する目標となる駆動電流の出力値(以下、「目標出力値」と称する)と温度検出部4によって検出された温度に対応する目標出力値とを比較して、値が低い方の目標出力値となるようにLEDの輝度を徐々に制御する制御情報を設定する発光制御部6と、前記制御情報に基づいてLEDを発光させるドライバ8と、を含んで構成されている。
なお、外光検出部10によって検出された目標出力値になるようにLEDの輝度を制御する場合の制御情報は、当該目標出力値に相当する駆動電流のパラメータである。
外光検出部10は、外部の明るさを照度として検出する照度センサを備え、発光制御部6の制御により、外部の照度測定を開始し、一度照度測定を開始すると、発光制御部6による他の処理(プログラムの実行を含む)と並行して、連続して照度測定を行なうようになっている。また、当該照度測定によって検出された照度情報は発光制御部6に出力される。
発光制御部6に備えられている記憶部には、照度閾値に対応づけられる目標出力値が記憶されており、発光制御部6は、当該目標出力値に基づいてLEDの輝度を制御するための駆動電流のパラメータを設定し、ドライバ8に出力するようになっている。
具体的には、発光制御部6は、温度検出部4によって検出された温度情報に基づいて予め駆動出力値に対応づけられる温度閾値に達したか否かを判別し、温度検出部4から取得した温度が所定の温度閾値を超えた駆動電流の出力状態時に、照度検出部10によって検出された照度情報に対応づけられる目標出力値よりも前記温度閾値に対応づけられる目標出力値が低いか否かを判断する。
照度情報に対応づけられる目標出力値の方が低い場合には、当該照度情報に対応づけられる目標出力値に相当する駆動電流のパラメータを設定し、ドライバ8に出力するようになっている。
一方、閾値に対応づけられている目標出力値の方が低い場合には、当該温度閾値に対応づけられる目標出力値と到達時間を取得し、LEDを駆動する駆動電流のパラメータを設定する。なお、当該パラメータはドライバ8に出力され、当該パラメータで表示部2の明るさが制御される。
さらに、設定されたパラメータでLEDの輝度を制御中にLEDが温度上昇し、当該温度が前回検出された温度閾値(例えば、T2)よりも高く設定された温度閾値(例えば、T3)に達した場合には、再度、照度検出部に検出された照度情報に対応づけられる目標出力値よりも前記温度閾値(例えば、T3)に対応づけられる目標出力値が低いか否かを判断する。そして、照度情報に対応づけられている目標出力値の方が低い場合には、当該照度情報に対応づけられる目標出力値に相当する駆動電流のパラメータを再度設定するようになっている。
一方、閾値に対応づけられている目標出力値の方が低い場合には、温度上昇して検出された温度閾値に対応づけられる目標出力値と到達時間を取得し、LEDを駆動する駆動電流のパラメータを再度設定するようになっている。
また、設定されたパラメータでLEDの輝度を制御中にLEDが温度降下し、当該温度が前回検出された温度閾値(例えば、T2)よりも低く設定された温度閾値(例えば、T1)に達した場合には、再度、照度検出部に検出された照度情報に対応づけられる目標出力値よりも前記温度閾値(例えば、T1)に対応づけられる目標出力値が低いか否かを判断する。そして、照度情報に対応づけられる目標出力値の方が低い場合には、当該照度情報に対応づけられる目標出力値に相当する駆動電流のパラメータを再度設定するようになっている。
一方、閾値に対応づけられている目標出力値の方が低い場合には、温度降下して検出された温度閾値に対応づけられる目標出力値と到達時間を取得し、LEDを駆動する駆動電流のパラメータを再度設定するようになっている。
以上に説明したように、本実施形態の発光制御装置S2は、温度検出部4から取得した温度が所定の温度閾値を超えた駆動電流の出力状態時に、当該温度閾値に対応づけられる目標出力値と外部の照度情報に対応づけられる目標出力値とを比較して、値が低い方の目標出力値に相当する駆動電流のパラメータを設定し、その設定されたパラメータでLEDの輝度を制御するようになっている。
このようにすれば、図5に示すように、図中点線で示す温度閾値に対応づけられる目標出力値によって設定される駆動電流の制御曲線と図中一点鎖線で示す外部の照度情報に対応づけられる目標出力値によって設定される駆動電流の制御曲線の低い側に沿ってLEDの駆動電流が制御されることとなり(図中実線参照)、使用状況に応じてLEDを適切な輝度に変化させることが可能となっている。
次に、図6を参照して、発光制御装置における発光制御処理の動作の一例について説明する。図6は発光制御処理の動作の一例を示すフローチャート図である。なお、理解しやすいように、LEDには駆動出力値が100(%)出力されているものとし、当該駆動出力値が100(%)の時の温度の閾値nがT2(℃)として説明を行なう。また、本動作においては、LEDの温度が所定の閾値n(T2)に達して、一旦駆動制御処理を行ない、その後、更にLEDの温度が上昇して所定の閾値n+1(T3)に達した場合及びLEDの温度が下降して所定の閾値n−1(T1)に達した場合についての処理例について説明するものとする。
まず、発光制御装置S2は、電源の投入後、規定された駆動電流のパラメータでLEDの輝度を制御するようになっており、その後のLEDの温度変化によって駆動電流のパラメータを変更して制御する発光制御処理を開始する。
まず、発光制御部6は、温度検出部4によって取得した温度が所定の閾値T2以上か否かを判断し(ステップS1)、この判断が肯定されれば、ステップS3に進み、否定されれば、現在のLEDの輝度を維持し(ステップS2)、待機する。
次に、ステップS3では、発光制御部6は、外光検出部10によって取得した照度情報に設定されている目標出力値よりも、前記閾値T2に設定されている目標出力値が低いか否かを判断する。この判断が肯定されれば、ステップS5に進み、否定されれば、照度に対応づけられている目標出力値に相当する駆動電流のパラメータでLEDの輝度を制御し(ステップS4)、待機する。
次に、ステップS5では、発光制御部6は、閾値T2に設定されている到達時間H2で目標出力値95(%)となるように駆動電流のパラメータを設定し、徐々に駆動電流(LEDの輝度)を下げていく。
次に、発光制御部6は、所定時間経過後、温度検出部によって取得した温度が所定の閾値T3以上か否かを判断し(ステップS6)、この判断が肯定されれば、ステップS7に進み、否定されれば、ステップS9に進む。
ステップS7では、発光制御部6は、外光検出部10によって取得した照度情報に設定されている目標出力値よりも、前記閾値T3に設定されている目標出力値が低いか否かを判断する。この判断が肯定されれば、ステップS8に進み、否定されれば、照度に設定されている目標出力値に相当する駆動電流のパラメータでLEDの輝度を制御し(ステップS10)、待機する。
次に、ステップS8では、発光制御部6は、閾値T3に設定されている到達時間H3で目標出力値90(%)となるように駆動電流のパラメータを設定し、徐々に駆動電流(LEDの輝度)を下げていき、処理を終了する。
一方、ステップS9では、発光制御部6は、温度検出部4によって取得した温度が所定の閾値T2以下か否かを判断し、この判断が肯定されれば、ステップS11に進み、否定されれば、ステップS5に戻り、駆動電流の制御処理を継続する。
ステップS11では、外光検出部10によって取得した照度に設定されている目標出力値よりも、閾値T1に設定されている目標出力値が低いか否かを判断する。この判断が肯定されれば、ステップS13に進み、否定されれば、照度に設定されている目標出力値に相当する駆動電流のパラメータでLEDの輝度を制御し(ステップS12)、待機する。
次に、ステップS13では、発光制御部6は、閾値T1に設定されている到達時間H1で目標出力値100(%)となるように駆動電流のパラメータを設定し、徐々に駆動電流(LEDの輝度)を上げていき、待機する。
以上に説明したように、本実施形態の表示システムS2は、LEDを備えた表示部2と、LEDの温度を検出する温度検出部4と、外部の照度を検出する外光検出部10と、前記検出した温度及び照度に基づいてLEDに印加する駆動電流を設定し、その駆動電流でLEDの輝度を制御するする発光制御部6と、設定された駆動電流をLEDに印加するドライバ8と、を備え、発光制御部6は、前記LEDの温度を示す温度情報及び外部の照度を示す照度情報を取得し、予め駆動電流の出力値に閾値となる温度、及び前記温度に対応づけられる駆動電流の目標出力値を設定しておくとともに、照度に対応づけられる駆動電流の目標出力値を設定しておき、所定の温度閾値を超えた駆動電流の出力状態時であって、前記LEDの温度が前記閾値温度に達した場合に、前記温度情報に対応づけられる目標出力値と前記照度情報に対応づけられる目標出力値とを比較し、その比較結果に基づいて、低い方の前記目標出力値に前記駆動電流の出力値が徐々に近づくように制御するようになっている。
このようにすれば、使用状況に適した発光制御が可能であるとともに、駆動電流を徐々に制御するためLEDの輝度が変化してもユーザに対して明るさの変化による違和感を与えにくくすることが可能である。
なお、本願の発光制御装置は、例えば、車載用表示装置や携帯端末用表示装置など軽薄短小を求められる表示装置に適用することが可能である。また、閾値温度にヒステリシスを持たせることにより発光制御部の負荷は増大するものの、無駄な輝度変化を起こしにくくすることが可能である。

Claims (5)

  1. 発光素子に駆動電流を印加して前記発光素子の輝度を制御する発光制御装置において、
    前記発光素子の温度を示す温度情報を取得する温度情報取得手段と、
    予め閾値となる複数の温度閾値とそれぞれの前記温度閾値に対して前記駆動電流の目標出力値及び当該目標出力値に到達するまでの到達時間をそれぞれ設定して対応づけておき、前記温度情報が前記温度閾値のいずれかに達した場合に、前記駆動電流の出力値を当該温度閾値に対応づけられる目標出力値に前記到達時間をかけて近づくように制御する駆動電流制御手段と、
    を備え
    前記駆動電流制御手段は、前記温度閾値が高いほど前記到達時間が短いことを特徴とする発光制御装置。
  2. 前記駆動電流制御手段は、前記駆動電流の出力値を制御している最中に前記温度情報が変動し、異なる温度閾値に到達した場合には、
    前記駆動電流の出力値を当該温度閾値に対応づけられる目標出力値に近づくように制御することを特徴とする請求項1に記載の発光制御装置。
  3. 外部の照度を示す照度情報を取得する照度情報取得手段を更に備え、
    前記駆動電流制御手段は、予め前記照度情報に対応づけられる駆動電流の目標出力値を設定しておき、
    前記温度閾値に対応づけられる目標出力値と、前記照度情報に対応づけられる目標出力値と、を比較し、その比較結果に基づいて、低い方の前記目標出力値に前記駆動電流の出力値が近づくように制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の発光制御装置。
  4. 発光素子に駆動電流を印加して前記発光素子の輝度を制御する発光制御装置における発光制御方法において、
    前記発光素子の温度を示す温度情報を取得する温度情報取得工程と、
    予め閾値となる複数の温度閾値とそれぞれの前記温度閾値に対して前記駆動電流の目標出力値及び当該目標出力値に到達するまでの到達時間をそれぞれ設定して対応づけておき、前記温度情報が前記温度閾値のいずれかに達した場合に、前記駆動電流の出力値を当該温度閾値に対応づけられる目標出力値に前記到達時間をかけて近づくように制御する駆動電流制御工程と、
    を備え、
    前記駆動電流制御工程は、前記温度閾値が高いほど前記到達時間が短いことを特徴とする発光制御方法。
  5. コンピュータを、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の発光制御装置として機能させることを特徴とする発光制御プログラム。
JP2009529907A 2007-08-29 2007-08-29 発光制御装置等 Expired - Fee Related JP5079812B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2007/066781 WO2009028058A1 (ja) 2007-08-29 2007-08-29 発光制御装置等

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2009028058A1 JPWO2009028058A1 (ja) 2010-11-25
JP5079812B2 true JP5079812B2 (ja) 2012-11-21

Family

ID=40386802

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009529907A Expired - Fee Related JP5079812B2 (ja) 2007-08-29 2007-08-29 発光制御装置等

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5079812B2 (ja)
WO (1) WO2009028058A1 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5411668B2 (ja) * 2009-11-24 2014-02-12 パナソニック株式会社 点灯装置、高輝度放電灯点灯装置、半導体光源点灯装置及びそれを搭載した前照灯並びに車輌
JP5546437B2 (ja) * 2010-12-09 2014-07-09 カルソニックカンセイ株式会社 発光ダイオードの駆動制御方法
KR101760695B1 (ko) * 2011-03-21 2017-07-24 삼성전자 주식회사 휴대 단말기의 휘도 제어 방법 및 장치
JP2014143100A (ja) * 2013-01-24 2014-08-07 Pioneer Electronic Corp 発光装置及び制御装置
DE102016104440A1 (de) * 2016-03-10 2017-09-14 Inova Semiconductors Gmbh Verfahren und Vorrichtung zur Helligkeitskompensation einer LED
JP2020177846A (ja) * 2019-04-19 2020-10-29 三菱電機株式会社 照明器具および温度検知ユニット
CN115379615B (zh) * 2022-10-20 2023-04-07 荣耀终端有限公司 一种电子设备及控制发光装置亮度的方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004022646A (ja) * 2002-06-13 2004-01-22 New Japan Radio Co Ltd Led駆動回路
JP2006318733A (ja) * 2005-05-12 2006-11-24 Rohm Co Ltd 照明装置及びこれを用いた表示装置
JP2007087901A (ja) * 2005-09-26 2007-04-05 Harison Toshiba Lighting Corp 平面型放電ランプ点灯システム

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004022646A (ja) * 2002-06-13 2004-01-22 New Japan Radio Co Ltd Led駆動回路
JP2006318733A (ja) * 2005-05-12 2006-11-24 Rohm Co Ltd 照明装置及びこれを用いた表示装置
JP2007087901A (ja) * 2005-09-26 2007-04-05 Harison Toshiba Lighting Corp 平面型放電ランプ点灯システム

Also Published As

Publication number Publication date
WO2009028058A1 (ja) 2009-03-05
JPWO2009028058A1 (ja) 2010-11-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5079812B2 (ja) 発光制御装置等
JP3984214B2 (ja) 発光制御装置
JP5984398B2 (ja) 発光装置及びその制御方法
WO2018119574A1 (zh) 一种显示屏的控制方法及装置
EP3168956A1 (en) Electronic device and method charging electronic device
JP6700412B2 (ja) Ledの輝度補正のための方法および装置
RU2011103438A (ru) Подсветка и устройство отображения с ее использованием
EP2261728A2 (en) Liquid crystal display device, backlight control method and program
JP2007219008A (ja) 情報処理装置
CN106782378B (zh) 获取背光亮度及其数据处理方法、装置、液晶显示设备
EP3550938B1 (en) Light source actuating apparatus
JP6767690B2 (ja) 電子ミラー装置
RU2017140207A (ru) Система освещения
WO2013099165A1 (ja) 液晶表示装置
US9179515B2 (en) Driver circuit for LED backlight of liquid crystal display device
JP4843156B2 (ja) 表示装置
CN104808709A (zh) 一种具有温度控制功能的车载装置及温度控制方法
KR20190076112A (ko) 백라이트 수명 관리 lcd 장치
JP2009054433A (ja) 光源装置
JP6330439B2 (ja) 照明制御装置
KR102610740B1 (ko) 객체 검출 제어 장치 및 방법
JP2018037200A (ja) Ledショート検出装置
JP2011232564A (ja) 液晶表示装置の駆動電圧制御方法及び液晶表示装置の駆動回路
JP4681991B2 (ja) Lcd装置及びこの装置におけるヒータの駆動方法
JP2016207139A (ja) Usb電源の実力値チェックシステム

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120807

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120829

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150907

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5079812

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees