JP2007217906A - ディストリビュータ - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成であるとともにコンクリート打設時の作業員の負担を軽減して作業の効率化を図ることができるディストリビュータに関する技術を提供する。
【解決手段】入口部がコンクリート供給手段200に接続され、コンクリート供給手段から供給されるコンクリートが流通する第一のコンクリート配管6と、第一のコンクリート配管を介して供給されるコンクリートが流通し、出口部に構築する構造物100にコンクリートを吐出する吐出口が略下向きに形成されている第二のコンクリート配管1と、前記構築する構造物の上部に中心軸が略垂直になるように配置され、前記第一のコンクリート配管の出口部を下部に、前記第二のコンクリート配管1の入口部を上部に、前記中心軸を基準に回動自在に接続して、前記第二のコンクリート配管1の吐出口8が前記中心軸を基準に回動するコンクリート配管継手手段4とを備えたディストリビュータである。
【選択図】図1

Description

本発明は、コンクリート構造物を構築する場合のコンクリート打設に用いられるディストリビュータに関する。
コンクリート構造物、例えば橋脚やビル建物等、比較的背の高いコンクリート構造物を構築する場合、コンクリート配管をコンクリート打設高さまで接続し、ポンプによりコンクリートを圧送して打設することが行われている。また、旋回可能なブームと走行機構を備えるディストリビュータが知られている(例えば、特許文献1参照)。このようなディストリビュータによれば、高所位置のコンクリート打設を効率よく行うことができる。
特開平11−311025号公報
コンクリート配管を所定位置まで接続し、ポンプによりコンクリートを圧送する技術によれば、簡易な構成で橋脚等のコンクリート構造物のコンクリート打設を行うことができる。しかし、打設時における配管の移動は作業員に大きな負担をかけ、コンクリート打設作業の効率の低下を招く。また、打設効率が低下することによって、コンクリートの品質低下も懸念されている。一方、旋回可能なブームと走行機構を備えるディストリビュータは、高所位置のコンクリート打設を効率よく行うことができる。しかし、装置自体の価格が高いことが懸念されるとともに、このような大型装置を設置することで作業スペースが制限されることになる。すなわち、予算や作業スペースの制限により、このようなディストリビュータを使用することができないことも多い。したがって、簡易な構成であるとともに効率よくコンクリート打設作業が行うことができるディストリビュータの開発が望まれていた。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、簡易な構成であるとともにコンクリート打設時の作業員の負担を軽減して作業の効率化を図ることができるディストリビュータを提供することを課題とする。
本発明では、上記の課題を解決するため、以下の手段を採用した。すなわち、入口部がコンクリート供給手段に接続され、該コンクリート供給手段から供給されるコンクリートが流通する第一のコンクリート配管と、前記第一のコンクリート配管を介して供給されるコンクリートが流通し、出口部に構築する構造物にコンクリートを吐出する吐出口が略下向きに形成されている第二のコンクリート配管と、前記構築する構造物の上部に中心軸が略垂直になるように配置され、前記第一のコンクリート配管の出口部と前記第二のコンクリート配管の入口部とを前記中心軸を基準に回動自在に接続して、前記第二のコンクリート配管の吐出口が前記中心軸を基準に回動するコンクリート配管継手手段と、を備えることを特徴とするディストリビュータである。
本発明に係るディストリビュータは、コンクリート配管を接続するコンクリート配管継手手段と第一及び第二のコンクリート配管とにより構成される。したがって、本発明に係るディストリビュータは、非常に簡易な構成である。また、上記のようなコンクリート配管継手手段及び第二のコンクリート配管を備えることで、コンクリート配管継手手段の中心軸から所定の距離に位置する部分にコンクリートを打設することができる。すなわち、コンクリート配管継手手段の配置位置を基準に吐出口を回転させるだけで、その周囲のコ
ンクリートを打設することができる。したがって、作業員はコンクリート配管を移動することなくコンクリートを打設することができる。その結果、作業の効率化を図ることができる。
コンクリート配管継手手段は、中心軸を基準に第一のコンクリート配管の出口部と第二のコンクリート配管の入口部とを回動自在に接続する。回動自在に接続するとは、中心軸を基準として相対的に回動自在に接続することを意味する。そして、本発明においては中心軸が略垂直になるようにコンクリート配管継手手段が配置されている。したがって、コンクリート配管継手手段と接続する第一のコンクリート配管の出口部及び第二のコンクリート配管の入口部は、垂直に形成されている垂直部を有することが好ましい。
また、コンクリート配管継手手段は、構築する構造物の上部に配置される。構築する構造物とは、本発明に係るディストリビュータを用いてコンクリートを打設するコンクリート構造物を意味する。そして、構築する構造物には、橋脚やビル建築物等の比較的背の高い構造物が例示できる。また、構築する構造物の上部とは、構築時の構造物の最上部を意味する。なお、例えば橋脚を構築する場合、橋脚は、地盤から上向きに複数回に分けてコンクリートを打設する。すなわち、第一段目の型枠組み立て完了後、第一段目のコンクリートを打設する。そして、第一段目のコンクリートが硬化した後、第一段目の上に第二段目の型枠を組み立て、第二段目のコンクリートを打設する。本発明に係るディストリビュータによれば、最上部にコンクリート配管継手手段を設置し、第二のコンクリート配管の鉛直方向の長さを調整するだけで各段にコンクリートを打設することができる。すなわち、コンクリート配管継手手段等、本発明にかかるディストリビュータを構成する殆どの装置を移動したりすることとなく各段のコンクリートを打設することができる。なお、入口部と出口部はコンクリート配管内を流通するコンクリートの流通方向により区別されるものである。すなわち、第一のコンクリート配管においてはコンクリート供給装置側の端部が入口部であり、コンクリート配管継手手段側の端部が出口部である。一方、第二のコンクリート配管においてはコンクリート配管継手手段側の端部が入口部であり、吐出口が形成されている側が出口部である。
第一及び第二のコンクリート配管は、フレッシュコンクリート(以下、コンクリートと称する)を供給するものであり、材質等は特に限定されない。形状も特に限定されるものではないが、円筒形であることが好ましい。そして、第一及び第二のコンクリート配管は、直線状のコンクリート配管、エルボ状のコンクリート配管により構成することができる。また、フレキシブルホースにより構成してもよい。
第一のコンクリート配管は、入口部がコンクリート供給手段に接続される。そして、第一のコンクリート配管は、出口部がコンクリート配管継手手段に接続される。コンクリート配管継手手段の上部又は下部のいずれに接続してもよいが、下部に接続することで効率のよい配管構造とすることができる。第一のコンクリート配管は、コンクリート供給手段から供給されるコンクリートをコンクリート配管継手手段まで供給する。このように、第一のコンクリート配管は、コンクリート供給手段から供給されるコンクリートをコンクリート配管継手手段が配置される構造物の上部まで接続する必要がある。コンクリート配管継手手段が配置される所定の高さまでの垂直部分は、直線状のコンクリート配管を垂直に繋ぎ合わせて形成することができる。また、地上から垂直部分への角部や垂直部分から構造物の上部平面への角部は、エルボ状のコンクリート配管を用いて形成することができる。なお、上述したようにコンクリート配管継手手段と接続する第一のコンクリート配管の出口部は、垂直に形成されている垂直部を有することが好ましい。
第二のコンクリート配管は、入口部がコンクリート配管継手手段に接続されている。コンクリート配管継手手段の上部又は下部のいずれに接続してもよい。但し、第一のコンク
リート配管の出口部は、コンクリート配管継手手段の下部に接続することで効率のよい配管構造とすることができる。したがって、第二のコンクリート配管の入口部は、これに合わせてコンクリート配管継手手段の上部に接続することが好ましい。第二のコンクリート配管は、出口部に構築する構造物にコンクリートを吐出する吐出口が略下向きに形成されている。したがって、第二のコンクリート配管は、第一のコンクリート配管から供給されたコンクリートをコンクリート打設位置まで供給する。例えば、コンクリート配管継手手段の上部にエルボ状のコンクリート配管の一端を接続し、エルボ状のコンクリート配管の他端に所定の長さの直線状のコンクリート配管を接続する。そして、直線状のコンクリート配管の先端にエルボ状のコンクリート配管を吐出口が下向きになるように接続する。なお、コンクリート配管継手手段により、第二のコンクリート配管の吐出口は、コンクリート配管継手手段の中心軸を基準に回転することができる。その結果、コンクリート配管継手手段の周囲、すなわちコンクリート配管継手手段の周囲360度を第二のコンクリート配管の吐出口をコンクリート配管継手手段の中心軸を基準に回転させるだけでコンクリートを打設することができる。
なお、コンクリート配管継手手段の上部に第一のコンクリート配管の出口部を接続する場合には例えば以下のように構成する。すなわち、第一のコンクリート配管の最高位置をコンクリート配管継手手段よりも高くなるように接続する。そして、第一のコンクリート配管の出口部を下向きになるようにして、コンクリート配管継手手段の上部と接続する。この際、コンクリート配管継手手段は、上部より吊り下げる構成とすればよい。コンクリート配管継手手段の上部からの吊り下げは、例えば構造物の上部にコンクリート配管継手手段吊下げ用の枠組を形成すればよい。これにより、前記枠組からコンクリート配管継手手段を吊り下げることが可能となる。その結果、コンクリート配管継手手段の上部に第一のコンクリート配管の出口部を接続することが可能となる。コンクリート配管継手手段の下部には、第二のコンクリート配管の入口部を接続する。なお、第二のコンクリート配管の吐出口は、上記同様下向きに形成する。これにより、コンクリート配管継手手段の周囲360度を第二のコンクリート配管の吐出口をコンクリート配管継手手段の中心軸を基準に回転させるだけでコンクリートを打設することができる。
また、本発明において、前記第二のコンクリート配管は、該第二のコンクリート配管の入口部から前記吐出口までの水平長さを調整する調整手段を有することとしてもよい。
調整手段を有することで、コンクリート配管継手手段の中心軸からコンクリートを打設する位置までの水平長さを調整することができる。したがって、コンクリート配管継手手段が配置される構造物の上部において、コンクリートを吐出させる吐出口を容易にかつ自由に移動させることができる。その結果、効率よくコンクリート打設作業を行うことができる。また、型枠の角部等必要な場所に的確にコンクリートを打設することができ、コンクリート構造物の品質を向上させることもできる。
また、本発明において、前記コンクリート配管継手手段は、前記構築する構造物の上部中央付近に配置されることとしてもよい。構築する構造物の上部中央付近に配置することで、最も効率よくコンクリート打設作業を行うことができる。中央付近とは、例えば構造物上部平面が略円形である場合には、円の中心を意味する。また、例えば構造物上部平面が略矩形である場合には、対角線交点を意味する。
また、本発明に係るディストリビュータは、前記コンクリート配管継手手段、前記第一のコンクリート配管、及び前記第二のコンクリート配管が設置される架台を更に備え、前記架台は、支柱部と、前記支柱部の下端に接続されたベース部と、を有することとしてもよい。
上記のような架台を備えることで、コンクリート配管継手手段、第一のコンクリート配管、及び第二のコンクリート配管を構造物の上部において安定的に支持することができる。なお、架台には、例えばH鋼材を用いることができる。また、第一及び第二のコンクリート配管やコンクリート配管継手手段の架台への設置は、接続金具や溶接により接続することができる。
本発明に係るディストリビュータは、簡易な構成であるとともにコンクリート打設時の作業員の負担を軽減して作業の効率化を図ることができる。その結果、コンクリートの品質を向上させることもできる。
次に、本発明に係るディストリビュータの実施形態について図面に基づいて説明する。
(構成)
図1は、第1の実施形態に係るディストリビュータ30を示す側面図である。図1に示すように、第1の実施形態に係るディストリビュータ30は、本発明の第一のコンクリート配管に相当するコンクリート配管6と、コンクリート配管継手4と、本発明の第二のコンクリート配管に相当する第二のコンクリート配管1と、支柱7aと支柱7aの下端に接続された十字状のベース部7bにより構成される架台7と、により構成されている。そして、コンクリート配管6とコンクリート配管1は、コンクリート配管継手4により、コンクリート配管継手4の中心軸を基準に回動自在に接続されている。また、第1の実施形態に係るディストリビュータ30は、コンクリート配管保持部3を有している。そして、コンクリート配管保持部3は、架台7に接続され、コンクリート配管1を中心軸を基準として回動自在に保持している。また、架台7は、構築する構造物100の上部平面中央付近に配置されている。なお、本実施形態における構造物100は、中空橋脚である。そして、符号21は、構造物100を構成するH鋼材であり、符号22は、構造物100を構築する際に用いる型枠を示す。
コンクリート配管6は、地上に配置されたコンクリート供給装置200に入口部が接続され、出口部はコンクリート配管継手4の下部に接続されている。その結果、コンクリート供給装置200から圧送されたコンクリートは、コンクリート配管6内を流通して、コンクリート配管継手4まで供給される。より詳細には、まず、コンクリート供給装置200にエルボ状のコンクリート配管6aが接続されている。エルボ状のコンクリート配管6aは、垂直に配置された直線状のコンクリート配管6bに接続されている。直線状のコンクリート配管6bの上端は、エルボ状のコンクリート配管6cの一端に接続されている。エルボ状のコンクリート配管6c他端は、水平に配置された直線状のコンクリート配管6dの一端に接続されている。直線状のコンクリート配管6dの他端は、エルボ状のコンクリート配管6eの一端に接続されている。エルボ状のコンクリート配管6eの他端、すなわちコンクリート配管6の出口部は、コンクリート配管継手4の下部に接続されている。なお、直線状のコンクリート配管6dは、架台7のベース部7b上に沿って配置されている。
コンクリート配管1は、コンクリート配管継手4の上部に入口部が接続され、出口部は下向きに形成された吐出口となっている。すなわち、第一のコンクリート配管6から供給されたコンクリートは、第二のコンクリート配管1を流通してコンクリート打設位置まで供給される。詳細には、コンクリート配管継手4の上部は、エルボ状のコンクリート配管1aの一端に接続されている。エルボ状のコンクリート配管1aの他端は、水平に配置された所定の長さの直線状のコンクリート配管1bの一端に接続されている。直線状のコン
クリート配管6bの他端は、エルボ状のコンクリート配管1cの一端に接続されている。エルボ状のコンクリート配管1c他端は、垂直に配置された直線状のコンクリート配管1dの一端に接続されている。直線状のコンクリート配管1dの他端、すなわちコンクリート配管1の出口部は下向きに形成された吐出口となっている。
上述したコンクリート配管6及びコンクリート配管1を構成する直線状のコンクリート配管6b、6d、1b、1dの長さを適宜変更することで、構造物100に適したディストリビュータとすることができる。特に直線状のコンクリート配管1bの長さを変更することで、コンクリート配管継手4の中心軸、すなわち構造物100のの上部平面中心から所定の距離に組み立てられた型枠内にコンクリートを的確に打設することができる。なお、直線状のコンクリート配管1bを蛇腹状とすることで、コンクリート配管を取り替えることなくコンクリート配管継手4の中心軸から任意の距離にコンクリートを打設することができる。また、下端に吐出口8を有する直線状のコンクリート配管1dの長さを変更することで、コンクリートの打設高さを変更することができる。したがって、例えば、直線状のコンクリート配管1dについても、蛇腹状のコンクリート配管を用いることで打設高さを自由に変更することができる。更に、吐出口付近を若干湾曲させることで、吐出口から吐出されたコンクリートの落下速度を低減させることができる。
図2は、第1の実施形態に係るディストリビュータ30を示す上面図である。上述したように、本実施形態に係るディストリビュータ30は、コンクリート配管継手4を備える。これにより、コンクリート配管1の吐出口8は、コンクリート配管継手4の中心軸を基準として360度回転することができる。コンクリート配管1をコンクリート配管継手4の中心軸を基準として回転させるだけで、コンクリート配管継手4の周囲に形成された型枠22内にコンクリート打設することができる。
次に、コンクリート配管6とコンクリート配管1との接続構造について説明する。図3は、コンクリート配管6とコンクリート配管1との接続付近の透視図である。図3に示すように、コンクリート配管6の出口部である上端部6e1とコンクリート配管継手4の下部4bは、ボルトを用いて固定されている。一方、コンクリート配管1の入口部である下端部1a1とコンクリート配管継手4の上部4aもボルトを用いて固定されている。そして、コンクリート配管継手4は、二重管構造となっており、外側の管4cと内側の管4dの間にはスチールボール9が埋め込まれている。これにより、二重管の上下への分離を防止するとともに、二重管が相対的に中心軸を基準として回動可能となっている。なお、第1の実施形態に係るコンクリート配管継手4には、株式会社昭和技研工業製の圧力屈折継手パールスイベルジョイントを用いた。
また、第1の実施形態に係るディストリビュータは、コンクリート配管1の入口部付近をコンクリート配管保持部3を用いて架台7に接続して保持している。コンクリート配管保持部3は、コンクリート配管1を中心軸を基準として回動自在に保持することができる。したがって、第二のコンクリート配管1を回動させる際の中心軸の振れを防止することができる。その結果、より安定的にコンクリートを打設することができる。なお、第1の実施形態に係るコンクリート配管保持部3には、株式会社ジェイテクト製プランマブロックを用いた。
(使用方法)
次に、第1の実施形態に係るディストリビュータ30の使用方法について上述した構造物100、すなわち中空橋脚を構築する場合について説明する。
まず、構造物100の上部平面に架台100を設置する。架台6に予めコンクリート配管保持部3等を接続しておいてもよいし、架台6を設置後にコンクリート配管保持部3等
を接続してもよい。なお、架台6の設置は、構造物100を構成するH鋼材を建て込む際に、クレーン等を用いて設置すればよい。なお、コンクリート配管6は、構造物100の高さに合わせて設計する。そして、コンクリート配管6の入口部は、コンクリート供給装置200に接続し、出口部はコンクリート配管継手4の下部に接続する。また、コンクリート配管1も、構造物100の径及び高さに合わせて設計する。すなわち、コンクリート配管1の入口部は、コンクリート配管継手4の上部に接続し、出口は下向きに形成された吐出口8とする。
次に、第一段目に組み立てられた型枠22内にコンクリートを打設する。第1の実施形態に係る構造物100は、中空橋脚であり、型枠22も環状に形成されている。したがって、コンクリート配管1の吐出口8を中心軸を基準に360度回転させることで、環状に形成された型枠22内にコンクリートを打設することができる。
第一段目の型枠22へのコンクリート打設完了後、十分にコンクリートを養生する。その後、第一段目の型枠を解体し、第二段目の型枠を組み立てる。第二段目の型枠組み立て完了後、第一段目のコンクリート打設と同様にコンクリートを打設する。その際、第二のコンクリート配管1を構成するコンクリート配管のうち、吐出口8を有する直線状のコンクリート配管1dは、第一段目を打設する際に用いたコンクリート配管1dよりも短いものを用いて打設する。第二のコンクリート配管1の吐出口8を中心軸を基準に360度回転させることで、環状に形成された型枠22内にコンクリート打設することができる。
第二段目の型枠22へのコンクリート打設完了後、構造物100の最上段に達するまで上記作業を繰り返す。全てのコンクリート打節作業が完了したら、架台6を構造物100の上部平面から取り外し、作業を終了する。
以上説明したように、第一の実施形態に係るディストリビュータ30は、非常に簡易な構成である。また、コンクリート配管1の吐出口8を中心軸を基準に360度回転させるだけで、コンクリート配管継手4の周囲に形成された型枠22内へコンクリートを打設することができる。その結果、比較的背の高い橋脚等の構造物のコンクリートを打設する場合、従来に比べて作業員の負担を大幅に軽減することができる。また、コンクリート配管1の吐出口8は、構造物100の上部平面から制御、すなわち誘導することができる。したがって、狭隘部による苦渋作業が軽減され、その結果コンクリート打設の効率が向上する。したがって、コンクリートの品質自体を向上させることも可能となる。
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、本発明に係るディストリビュータはこれらに限らず、可能な限りこれらの組合せを含むことができる。
第1の実施形態に係るディストリビュータ30を示す側面図である。 第1の実施形態に係るディストリビュータ30を示す上面図である。 コンクリート配管6とコンクリート配管1との接続付近の透視図である。
符号の説明
1、6・・・コンクリート配管
3・・・コンクリート配管保持部
4・・・コンクリート配管継手
7・・・架台
8・・・吐出口
9・・・スチールボール
21・・・H鋼材
22・・・型枠
100・・・構造物
200・・・コンクリート供給装置

Claims (4)

  1. 入口部がコンクリート供給手段に接続され、該コンクリート供給手段から供給されるコンクリートが流通する第一のコンクリート配管と、
    前記第一のコンクリート配管を介して供給されるコンクリートが流通し、出口部に構築する構造物にコンクリートを吐出する吐出口が略下向きに形成されている第二のコンクリート配管と、
    前記構築する構造物の上部に中心軸が略垂直になるように配置され、前記第一のコンクリート配管の出口部と前記第二のコンクリート配管の入口部とを前記中心軸を基準に回動自在に接続して、前記第二のコンクリート配管の吐出口が前記中心軸を基準に回動するコンクリート配管継手手段と、を備えることを特徴とするディストリビュータ。
  2. 前記第二のコンクリート配管は、該第二のコンクリート配管の入口部から前記吐出口までの水平長さを調整する調整手段を有することを特徴とする請求項1に記載のディストリビュータ。
  3. 前記コンクリート配管継手手段は、前記構築する構造物の上部中央付近に配置されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のディストリビュータ。
  4. 前記コンクリート配管継手手段、前記第一のコンクリート配管、及び前記第二のコンクリート配管が設置される架台を更に備え、
    前記架台は、支柱部と、前記支柱部の下端に接続されたベース部と、を有することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のディストリビュータ。
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