JP2007217687A - フィルム及びフィルム形成性組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】新規で代替的な活性作用物質送達系に対するニーズに応えるため、組織表面上に適用され得るフィルム及びフィルム形成性組成物を提供する。
【解決手段】フィルム及びフィルム形成性組成物は少なくとも1種のポリカルボキシル化重合体及び少なくとも1種の多糖を含んで成り、同様に活性成分を含み、薬剤用、栄養補給用、薬用化粧品用及び化粧品用作用物質であり、その他の成分、例えば可塑化剤、乳化剤、湿潤剤、表面活性剤、香料、着色剤、味覚マスキング剤例えば着香剤又は甘味剤、浸透増強剤又はその他の表面改質剤などが含まれ、1つの態様においては、ガーゼなどの裏当て材が望まれる創傷といった外傷組織などに後で適用するために、基材と共にこのフィルムを包装したり、皮膚といったような組織表面上に直接適用され、その後フィルムを形成できる。
【選択図】なし

Description

本願発明は、フィルム及びフィルム形成性組成物に関する。該発明のフィルムは、湿った又は湿らされた組織の表面に接着し、経時的に浸食される。
負傷部位の治癒を促進するため、又は病状を治療するため又は特定の部位に活性成分を送達するために使用される従来の系は、特定の所望の最終的結果を達成するように設計されている。錠剤、カプセル、カプレット、溶解性フィルムなどといったようなこれらの送達系の一部は、活性物質が飲み込まれ、その後胃腸管を介して活性物質が放出されるように設計されている。送達されるべき選択された治療薬が溶解度の限界に起因する吸収の問題を示すか、胃腸管内で分解するか又は広範に代謝される場合、局所投与、経皮投与又は粘膜投与といったようなもう1つの方法を選択することができる。これらの投与方法も同じく固有の欠点を有する。局所的に塗布される溶液などは、体の発汗作用により洗い流される可能性があるか、又は機械的作用などに起因してこすり落とされる可能性がある。経皮的薬物送達デバイスは、数多くの利点を提供するが、使用後に除去する必要のある裏当て支持体を必要とする。
当該技術分野においては、新規で代替的な活性作用物質送達系に対するニーズが存在し続けている。本発明は、このニーズに向けられている。
本発明は、フィルム及びフィルム形成性組成物を提供する。形成されたフィルムは、保護障壁として作用しかつ/又は活性作用物質を所望の部位に送達するために使用される。
本発明の1つの実施形態は、少なくとも1種のポリカルボキシル化重合体及び少なくとも1種の多糖を含む浸食性フィルムを提供している。1つの好ましいフィルムは、架橋ポリ(アクリル酸)及びでんぷんを含む。この実施形態の1態様においては、該フィルムは同様に活性成分をも含んでいる。本発明のフィルムを用いて送達可能な活性物質としては、薬剤用、栄養補給用、薬用化粧品用及び化粧品用作用物質が含まれる。必要とされれば、その他の成分、例えば可塑化剤、乳化剤、香料、湿潤剤、表面活性剤、着色剤、味覚マスキング剤例えば着香剤又は甘味剤、浸透増強剤又はその他の表面改質剤などが含まれても良い。
本発明のもう1つの実施形態は、フィルム形成性組成物を提供している。フィルム形成性組成物は、水又は有機溶媒中に溶解又は分散された少なくとも1種の多糖及び少なくとも1種のポリカルボキシル化重合体の混合物を含む。好ましいフィルム形成性組成物には、架橋ポリ(アクリル酸)及びでんぷんが含まれる。フィルム形成性組成物も同様に活性成分を含み得る。活性物質は、薬剤用、栄養補給用、薬用化粧品用及び化粧品用作用物質であり得る。必要とされれば、その他の成分、例えば可塑化剤、乳化剤、湿潤剤、表面活性剤、香料、着色剤、味覚マスキング剤例えば着香剤又は甘味剤、浸透増強剤又はその他の表面改質剤などが含まれても良い。
1つの態様においては、フィルム形成性組成物は、後でフィルムが上に形成される基材表面上に流し込まれる。フィルム形成後に、該フィルムを基材から取り外し、後で適用するように包装しておくことができる。代替的には、例えばガーゼなどの裏当て材が望まれる創傷といった外傷組織などに後で適用するために、基材と共にこのフィルムを包装することもできる。
もう1つの態様においては、該フィルム形成性組成物は、皮膚といったような組織表面上に直接適用され、その後フィルムを形成する。フィルム形成性組成物の粘度は、所望の利用分野に合わせて調整可能である。例えば、罹患した又はその他の形で負傷した組織をコーティングし保護するため、及び/又は罹患又は負傷部域を治療するために使用可能である。
本発明のさらにもう1つの実施形態は、個体に対してフィルムを適用する方法を提供する。該フィルムは、個体の湿った組織表面に適用される。該組織は、例えば粘膜、個体の歯の表面又は重度の火傷といった損傷を受けた組織に適用される場合などのように、本質的に湿っていてよい。代替的には、皮膚の実質的に乾燥した部域といったような組織を、水、油、唾液又は適用部位に湿気を与えるその他のこのような作用物質で予め湿らせることができる。湿った表面と接触した時点で、フィルムは表面に接着し、その接着性を維持する。フィルムは、少なくとも1種のポリカルボキシル化重合体及び少なくとも1種の多糖を含み、好ましくは薬剤用、栄養補給用、薬用化粧品用及び化粧品用作用物質をも含むことになる。フィルムは、剥ぎ取られ、又は充分な量の水分の適用により摩滅するか又は除去され、例えば水道水で洗い流され又は、水分喪失すなわち乾燥に起因して剥げ落ちるまで、接着状態にとどまることになる。
本発明のさらにもう1つの実施形態は、個体に対しフィルム形成性組成物を適用する方法を提供する。該フィルム形成性組成物は少なくとも1種のポリカルボキシル化重合体及び少なくとも1種の多糖を含み、好ましくは同様に薬剤用、栄養補給用、薬用化粧品用及び化粧品用作用物質及び水といった担体液体をも含むことになる。フィルム形成性組成物の粘度は所望の利用分野向けに調整可能である。フィルム形成性組成物は時間が経つにつれ、それが適用された表面上でフィルムの形に乾燥する。
[発明の詳細な説明]
フィルム
フィルムというのは、ここでは例えば、基材上に、フィルム形成性成分及びその他の任意の又は所望の賦形剤又は活性物質、及び水又はその他の有機溶媒といった担体を含む流動性組成物を、キャスティング、押出し又は吹き込みすることによって形成される可撓性製品として定義づけされる。フィルム形成に続いて、形成されたフィルムは標準的に少なくとも約5重量%から約30重量%までの水分を保持することになる。フィルムは標準的に均一の厚みを有するが、必ずしもそうであるわけではなく、一般に約0.25ミルから約125ミルまでの厚みで変動することになる。個体の組織表面上に直接形成されたフィルムの厚みは0.25ミルより薄いものであり得るということがわかるであろう。該フィルムは、所望の最終用途利用分野に応じてさまざまな長さ、幅及び形状をもつように形成又は加工可能である。本明細書に定義されている通りのそして当該技術分野で理解されている通りのフィルムが、固体から圧縮される薄い錠剤と異なり全く区別されるということもわかるであろう。
本発明のフィルムは、少なくとも1種のポリカルボキシル化重合体及び少なくとも1種の多糖を含む。ポリアクリル酸及びナトリウム・カルボキシメチルセルロースといったような合成ポリカルボキシル化重合体が好まれる。好ましい多糖類はでんぷんであり、最も好ましくは物理的、化学的又は酵素的に改質されたでんぷんである。
本発明の実施において特に有用であるポリカルボキシル化重合体は、改質又は未改質のいずれであってもよく、少なくとも10,000ダルトン、より標準的には少なくとも約100,000ダルトン、さらに一層標準的には少なくとも約1,000,000ダルトン超の重量平均分子量を有し得る。改質には、架橋、中和反応、加水分解及び部分エステル化が含まれるが、これに制限されるわけではない。
本発明に使用し得るポリカルボキシル化重合体の例としては、ポリ(アクリル酸)、架橋ポリ(アクリル酸)、長鎖アルキルアクリレートによって改質されたポリ(アクリル酸)。長鎖アルキルアクリレートにより改質される架橋ポリ(アクリル酸)が含まれるが、これに制限されるわけではない。本発明の標準的なポリカルボキシル化重合体には、アリルスクロース、スクロースのアリルエーテル、アリルペンタエリスリトール、ペンタエリスリトール又はジビニルグリコールと架橋されたアクリル酸重合体が含まれる。好ましい重合体は、CARBO-POL(登録商標)、NOVEON(登録商標)及びPEMULEN(登録商標)という商標名でNOVEON社から、又はSTRUCTURE2001及び3001という商標名でNational Starch and Chemical社から入手可能である。特に適しているのは、医薬品グレードのCARBOPOL(登録商標)971P、CARBOPOL(登録商標)934P及びCARBOPOL(登録商標)974Pである。これらの例は、制限的な意味をもつものではなく、本発明に従った多糖類は、事実上任意のポリカルボキシル化重合体と組合せた形で使用することができる。
有用な多糖類は、植物、動物及び微生物供給源を含めた天然産物に由来し得る。多糖類の例としては、でんぷん、セルロース、キサンタン及びゴム例えばガラクトマンナンが含まれる。多糖でんぷん類には、トウモロコシ又はモロコシ、ワキシートウモロコシ、ジャガイモ、キャッサバ、タピオカ及び小麦でんぷんが含まれる。その他のでんぷんには、米、もち種米、エンドウ豆、サゴ、オート麦、大麦、ライ麦、アマランス、サツマイモそして例えば、高アミロースコーンスターチといったような40%以上のアミロース含有量を有するハイブリッド高アミロースでんぷんなどの従来の植物育種から入手可能なハイブリッドでんぷんという品種が含まれる。同様に有用であるのは、高アミロースジャガイモ及びワキシージャガイモでんぷんといった道伝子工学処理されたでんぷんである。
多糖類は、エーテル化、エステル化、酸加水分解、テキストリン化、架橋、カチオン化、加熱処理又は酵素処理(例えばアルファ−アミラーゼ、ベータ−アミラーゼ、プルラナーゼ、イソアミラーゼ又はグルコアミラーゼでの処理)によるものといったように、化学的に改質されるか又は誘導体化される可能性もある。特に適したでんぷんとしては、ヒドロキシプロピル化又はヒドロキシエテル化でんぷんといったようなヒドロキシアルキル化でんぷん、及びオクテニルコハク酸化又はドデシルコハク酸化でんぷんといったようなコハク酸化でんぷんが含まれる。ヒドロキシアルキル化でんぷんは、可塑化剤の必要性が少なくなるか又は全く無くなるように、より軟質のフィルムを形成するという付加的な利点を有する。同様に好ましいでんぷんは、低アミロースでんぷんである。本書で使用されているように、「低アミロース」という用語は、40重量%未満のアミロースを含有するでんぷんを含むものとして意図されている。1つの好ましいタイプのでんぷんは、National Starch and Chemical Companyから入手可能なヒドロキシプロピル化でんぷんである。その他の好ましいでんぷんは、ワキシーでんぷんであり、これも又National Starch and Chemical Companyから入手可能である。本書で使用される「ワキシー」(waxy)という用語は、少なくとも約95重量%のアミロペクチンを含有するでんぷんを含むように意図されている。
多糖類は同様に、例えば押出し、吹き付け乾燥、ドラム乾燥、集塊、予備糊化(pregelatinization)により物理的に改質され得る。でんぷんは、フィルム形成性組成物を調製する上で直ちに使用できるよう予備糊化され得る。代替的には、でんぷんを予備糊化し、次に、フィルム形成性組成物を調製するため後で使用するべく貯蔵することができる。1つの好ましい予備糊化したでんぷんは、National Starch and Chemical Companyから入手可能である予備糊化ワキシーコーンスターチである。
好ましい多糖類は、少なくとも10,000ダルトン、より好ましくは少なくとも約100,000ダルトン、さらに一層好ましくは約500,000ダルトンそして最も好ましくは約1,000,000ダルトン超の重量平均分子量を有することになる。ワキシーでんぷんの分子量を決定するのは困難であるものの、該発明の実施において使用され得るワキシーでんぷんは10,000,000ダルトン以上の重量平均分子量を有し得る。
本発明のフィルムは、標準的には約0.1乾燥重量%から約95乾燥重量%のポリカルボキシル化重合体及び約5乾燥重量%から約99.9乾燥重量%の多糖を含むことになる。より好ましくは、フィルムは、約0.1乾燥重量%〜約40乾燥重量%のポリカルボキシル化重合体構成要素及び約60乾燥重量%〜約99.9乾燥重量%の多糖を含むことになる。
本発明のフィルムは、活性構成要素を送達するために使用可能である。該発明のフィルムは、所望の作用又は特定の意図された用量を付与するのに充分な又は有効なレベルで、ここでは「活性物質」、又は「活性成分」、「活性作用物質」などと呼ばれている所望の予め定められた物質を投与するために使用される。先行技術において記述された既知の方法のいずれかを用いて活性構成要素を添加することができ、かかる添加は、フィルムの生成中及び/又は生成後に実施可能である。フィルムを形成する前に活性作用物質をフィルム形成性成分と混合することができ、そうでなければ、活性物質をフィルム調製の後好ましくはフィルムのキャスティングの直後にその表面上に散粉することができる。
本書で活性成分とも呼ばれている活性物質という用語は、あらゆる薬剤用、栄養補給用、薬用化粧品用及び化粧品用作用物質を意味するものとして使用される。活性成分は薬理学的活性物質であってもなくてもよいが、標準的に少なくとも所望の効果をもつと認められているものとなる。
調合薬には、規制された物質を内含する処方薬及び市販薬が含まれる。
薬学的活性作用物質の制限的意味のないクラスとしては、α-アドレナリン受容体作用薬、β-アドレナリン受容体作用薬、α-アドレナリン受容体遮断薬、β-アドレナリン受容体遮断薬、同化促進剤、鎮痛薬(麻酔性及び非麻酔性)、アンドロゲン、麻酔剤、抗アレルギー性物質、抗アンドロゲン物質、抗狭心症物質、不整脈治療剤、抗糖尿病薬、抗ヒスタミノ薬、抗片顕痛剤、気管支拡張薬、ゲスターゲン及び血管拡張剤が含まれる。更に、糖尿病、抗ヒスタミン、鎮痛管理、抗真菌治療、ホルモン管理、歯の知覚過敏、にきび治療、歯及び歯茎疾患、炎症、抗菌治療、鎮静、不眠症、乗り物酔い、嘔吐、ニコチン中毒、膀胱制御及び中枢神経疾患用の活性物質が含まれる。
特定的でかつ非制限的な調合薬の例としては、インシュリン、ロラチジン、ベンゾカイン、アムレキサノックス、コデイン、モルヒネ、ニコチン、フェンタニル、ミコナゾール、エストラジオール、プロゲステロン、テストステロン、硝酸カリウム、サリチル酸、過酸化ベンゾイル、トリクロサン、フッ化物、コルヘキシジン、ジクロフェナク、ケトプロフェン、リドカイン及びヒドロコルチゾンが含まれる。
栄養補給物質は、食品又は食品の一部とみなされ得て、疾患の予防及び治療を含めた医療上及び健康上の利益を提供するあらゆる物質として定義される。
投与可能な栄養補給用活性物質のタイプとしては、酸化防止剤、免疫増強剤、心臓血管健康増進剤、関節及び軟骨健康増強剤、記憶力・頭脳増強剤、婦人健康増強剤、気分・情動増強剤及び体重減量促進剤を含めた、機能的食品、食事補充物、薬草製品が含まれるがこれに制限されるわけではない。
栄養補給物質の非制限的な例としては、ショウガ、ルテイン、ニンニク、リコペン、カプサイシン、カフェイン、葉酸、ベータ−カロテン、カノコソウ、朝鮮人参、ビタミンE、ハーブティー(例えば緑茶)及び天然生物学的植物相が含まれる。
薬用化粧品は、体に治療効果をもたらすように意図されている局所施用のためのあらゆる物質又は製品として定義される。
局所的に投与可能な薬用化粧品用活性物質のタイプには、保湿剤、老化防止剤、酸化防止剤、セルフ・タナー、脱色剤、瘢痕管理、頭皮トリートメント、酵素、紫外線遮断薬(有機及び無機の両方)、制汗剤、ホルモンクリーム及びアミノ酸が含まれるがこれに制限されるわけではない。
薬用化粧品の制限的意味のない例としては、アルファ及びベータヒドロキシ酸、グリコール酸、乳酸、酸化防止剤、ビタミンC、ビタミンE、植物製薬品、パパイン酵素、ハイドロキノン、コウジ酸、チオグリコレート、オクチルメトキシシンナメート;二酸化チタン;アルミニウムクロロハイドレート;オートミール及びオレンジの皮が含まれる。
化粧品用作用物質は、洗浄、美化、魅力増進又は外観改変を目的として個体に適用するように意図された物質又は製品として定義される。含まれるのは、スキンクリーム、ローション、香水、口紅、爪みがき、目及び顔面メーキャップ、シャンプー、パーマネントウエーブ、ヘアカラー及び化粧品の構成要素のための活性物質である。
投与可能な化粧品用作用物質のタイプには、顔料、染料、定着剤、皮膚軟化剤、保湿剤、充填剤、香料、洗浄剤(表面活性剤と研磨タイプの両方を含む)、保湿剤、コンディショナー、デオドラント及び輝き増強剤が含まれるが、これに制限されるわけではない。
化粧品用作用物質の非制限的な例としては、酸化鉄、p-フェニレンジアミン、オクチルアクリルアミド、アクリレート、ブチルアミノエチル、メタクリレート共重合体、ワセリン、ヒドロキシアルキル尿素、タルク、リモネン、ラウリル硫酸ナトリウム、シリカ、ポリクオタニウム−10、ジャコウ及びシリコーンが含まれる。
分類を含めた上述の例は例示のみを目的としているということを理解すべきである。全ての国が一貫した形で活性物質を分類及び/又は規制しているわけではないということも認識されることだろう。疾病を治療するか予防する、又はその他の形で個体の構造及び/又は機能に影響を及ぼす活性物質が、1つの国では調合薬とみなされ、もう1つの国では薬用化粧品とみなされる可能性もある。同様にして、文化的レベルならびに個体レベルで分類の変動が存在する。1個体が薬用化粧品とみなすものを、他の個体が化粧品用作用物質とみなす可能性もある。
本発明の活性物質含有フィルムのための活性物質投入レベルは一般に、約0.01乾燥重量%〜約80乾燥重量%、より標準的には約0.1乾燥重量%〜約70乾燥重量%、さらには約1乾燥重量%〜約60乾燥重量%の範囲となる。活性物質投入は、例えば活性物質のタイプ、使用されるフィルムの厚み、フィルムが適用されるべき個体(ヒトの成人又は小児、非ヒト動物)などによって左右されることになる。
本発明の実施においては、活性物質は室温以上の水性環境中で可溶化又は分散させられる。該活性物質はまず第1に水中で可溶化又は分散させられ、次に活性物質含有溶液又は懸濁液がフィルム形成性成分と混合されて混合物を形成する。代替的にはそしてより好ましくは、活性物質はフィルム形成性成分の溶液又は懸濁液中で可溶化又は分散されて混合物を形成し得る。該混合物は次に適切な基材上にコーティングされてフィルムを形成し、次に約15重量%未満、より標準的には約5重量%〜約15重量%、さらに一層標準的には約6重量%〜約10重量%の水分という含水量まで乾燥させられる。活性の物質を含む形成されたフィルムは、空気乾燥又は暖気下で乾燥され得る。次にフィルムを所望の寸法にカットし、包装し、保管することができる。
フィルムは、個体の湿った組織表面に適用される。該組織は、例えば粘膜、個体の歯の表面又は重度の火傷といった損傷を受けた組織に適用される場合などのように、本質的に湿っていても良い。代替的には、皮膚の実質的に乾燥した領域といったような組織を、水、油、唾液又は適用部位に湿気を与えるその他のこのような作用物質で予め湿らせることができる。湿った表面と接触した時点で、フィルムは表面に接着し、その接着性を維持する。フィルムは、充分な量の水分の適用により浸食されるまで、例えば水道水で洗い流されるまで、又は、例えば全水分の喪失に起因してその後その他の形で除去されてしまう時点まで、接着状態にとどまることになる。
組織という用語は、ここでは個体の露出されたあらゆる表面を意味するように広く使用される。露出された表面というのは、侵襲的(例えば外科的)手順無く到達可能な体のあらゆる領域を意味する。かかる組織には、皮膚、さまざまな粘膜(口、膣、鼻腔、眼組織、直腸)、ケラチン(つめ、毛髪)及び歯が含まれるが、これに制限されるわけではない。
「個体」という用語は、本書ではその最も広義の意味で使用され、動物(イヌ、ネコ及びウマといったコンパニオン動物及び牛及びブタといった家畜を含めた非ヒト動物及びヒトの両方)及び植物(農業及び園芸の両方の利用分野)を含む。
活性物質は、最終活性物質含有単一剤形が予め定められた有効量を含むような量で添加される。有効量というのは、その活性作用物質が、所望の作用又は治療用量を付与するのに必要とされる量で存在することを意味している。活性物質は、所望の結果、例えば1つの身体条件の治療における所望の治療的効果をもたらすのに充分な、本書では有効量とも呼ばれている量で存在する。例えば1つの薬物の有効量というのは、特定の予め定められた期間又は用量回数にわたり選択された効果を提供するのに充分であるものの非毒性である量を意味する。有効量を構成する量は、フィルム内に取込まれた特定の活性物質、治療対象の身体条件及び/又はその重症度、選択された活性物質と併用されているその他のあらゆる活性物質、所望の治療期間及び好ましい投薬単位数、フィルムが投与されつつある個体の年令などに従って変動することになる。この点において、医療技術においては、一回用量としての投与のためには、例えば体重、年令などに応じて1回又は2回の投与が推奨されることが一般的である。
フィルムは、活性成分の全身的及び局所的投与の両方のために使用することができる。該フィルムは、活性物質の即時の又はその他の形で制御された放出のために使用可能である。本書で使用される制御放出という用語は、ホストの生体系が活性成分を利用できるようにするための方法及び組成物を意味するように意図されている。制御放出には、瞬間放出、遅延放出及び持続放出の使用が含まれる。「瞬間放出」はホストの生物系に対する即時の放出を意味する。「遅延放出」というのは、投与後一定の時間的遅延に至るまで活性成分をホストが利用できないことを意味している。「持続放出」というのは、一般に、ホストが利用可能な活性成分のレベルが一定の時限にわたり或るレベルに維持されるようにする、活性成分の放出を意味する。各々の放出タイプを割当てる方法は変動し得る。
フィルムは、非制限的に、可塑化剤、乳化剤、湿潤剤、表面活性剤、ゲル化剤、着色剤、味覚マスキング剤例えば着香剤又は甘味剤、浸透増強剤又はその他の表面改質剤及び香料といったその他の任意の又は所望の構成要素を含有することもできる。
1つの実施形態における着香剤類及び/又は甘味剤類が1つの活性物質であり得る一方で、もう1つの実施形態における1つの着香剤及び/又は甘味剤を例えばマスキング剤として使用することができるということがわかるだろう。利用される香味料の量は通常、着香料のタイプ、個々の着香料、所望の強度及び必要とされる味覚マスキングといった要因に従った、選好性の問題である。かくして、その量は、最終製品内で望まれる結果を得るために変動し得る。かかる変動は、不当な実験の必要性無く、当業者の能力範囲内に入るものである。これらの任意の構成要素は、標準的に少量、特にフィルムの約35乾燥重量%未満で添加される。
フィルム形成性組成物
本発明のフィルムを製造するために使用されるフィルム形成性組成物も、同様に個体の組織表面に対し直接適用することもできる。その組成物は、例えば溶液、懸濁液、エマルジョン又はコロイド分散の形で使用可能である。組織に対し直接適用され得るフィルム形成性組成物の制限的意味のない例としては、ゲル、溶液、エアゾルなどが含まれる。組成物の最終的形態は、例えばフィルム形成性組成物の粘度及び使用される賦形剤などを制御することによって得られる。
フィルム形成性組成物は、個体の実質的に乾燥した組織表面に対して適用されることになり、実質的に乾燥した環境の中に維持された場合に可撓性フィルムへと自然乾燥する。
フィルム形成性組成物は、少なくとも1種のポリカルボキシル化重合体及び少なくとも1種の多糖を水又は有機溶媒中に含んでいる。特に好ましいのは水である。有機溶媒の例には、エタノール及びジメチルスルホキシドが含まれている。
フィルムについて前述したものと同じポリカルボキシル化重合体及び多糖をフィルム形成性組成物のために使用することができる。好ましいフィルム形成性組成物は、物理的、化学的又は酵素的に改質されたでんぷん及び合成ポリカルボキシル化重合体を含む。
本発明のフィルム形成性組成物は同様に、薬剤用、栄養補給用、薬用化粧品用、化粧品用作用物質といったような活性物質をも含むことができる。該発明のフィルム実施形態の中で以前に使用されたものと同じ活性物質を、該発明のフィルム形成実施形態の中で使用することが可能である。
フィルム形成性組成物の中には、可塑化剤、乳化剤、湿潤剤、表面活性剤、着色剤、味覚マスキング剤例えば着香剤又は甘味剤、浸透増強剤又はその他の表面改質剤、香料及び/又はその他といった、フィルムについて記述された通りのその他の任意の構成要素を含み入れることができる。
組織表面に対するフィルムの適用
フィルムは、皮膚、さまざまな粘膜組織、角質組織及び歯といったような個体の所望の組織部位まで治療上有効な量の活性物質を送達するために使用可能である。フィルムは、健康な組織、又は損傷を受けた又は刺激を受けた又は罹患した組織表面に適用可能である。該フィルムは、完全に浸食されるか又はその他の形で除去されるまで誘導された部位の上にとどまることができるようにする可撓性特性を有する。
粘膜といったような湿った表面上への適用のためには、フィルムは湿った組織表面に接着することになり、そこで活性物質を放出する。乾燥した組織表面への適用のためには、フィルムを所望の組織部位上に適用する前に充分な水分がまず適用される。水分はより標準的には(ただし必ずしもそうであるわけではない)、フィルムが適用されるべき基材に加えられる。水分は、例えば水、唾液、血液、汗、体液、ローション又はオイルであり得る。
活性物質を含むフィルムを用いて、ターゲティングされた組織部位に活性物質を送達し得る。部位を保護しかつ/又は活性物質の組合せを提供するために、活性物質で予め処理された組織部位の上に、活性構成要素を伴う又は伴わないフィルムを適用することが可能である。
フィルムは所望の部位上に適用され得て、剥ぎ取られるか、充分な水分か又は乾燥により完全に浸食されるか又は水道水又はその他の溶媒で除去されるまで、部位上にフィルムとしてとどまることになる。
フィルムは、患者の粘膜、特に頬粘膜を介して様々な活性成分の送達に充分適したものである。溶解度の限界、胃腸管内での浸食、又は広範な代謝に起因する吸収の問題を示す治療薬は、この投与様式に特に適している。
充分な量の水分を適用することにより浸食されるまで、フィルムは誘導された部位上にとどまる。実質的に湿潤な環境内では、フィルムは誘導された部位で自然の浸食により除去される。数秒、数分、数時間、又は数日にわたる浸食所要時間及びその経時的な浸食度合又は範囲を制御するようにフィルムの構成要素を選択できるということがわかるであろう。フィルムの寸法的サイズ、形状、厚み及び重量は、用途、送達部位及び治療対象の個体(例えばヒト、イヌ、ウマ)によって異なる。フィルムの浸食も同様に、重合体及びでんぷんの溶解度並びに分子量といった性質、フィルムのサイズ、厚み、密度、活性物質及び添加剤の含有量、並びに部位の含水量によっても決定され、例えば含水量が高くなればなるほど浸食速度が増大する。
フィルムは、不要になった時点で、容易に除去することができる。フィルムは剥ぎ取るか又は水で洗い流すことで除去可能である。フィルムは、実質的な水分損失を伴って経時的に剥がれ落ちる可能性もある。
フィルム形成性組成物の適用
本発明のフィルムと同様にフィルム形成性組成物は、ターゲティングされている組織部位上に直接適用することができる。フィルム形成性組成物の非制限的な例では、ゲル、溶液及び/又はエアゾルの形をしていても良い。製品の最終的系の粘度を制御することによって、その他の水性混合物が考慮される。
フィルム形成性組成物内に活性物質が取込まれた場合、ターゲティングされた組織部位に活性物質を送達するために、このフィルム形成性組成物を使用することができる。フィルム形成性組成物は、活性物質を伴って又は伴わずに、活性物質で予め処理された組織部位全体にわたりさらに投与することができる。フィルム形成性組成物は適用部位で可撓性フィルムへと乾燥することになる。水分は、標準的には、空気に曝露することによって自然に除去されることになるが、人工的手段例えば放射線又は熱を用いることで乾燥を容易にすることができる。乾燥されたフィルムは、それが完全に浸食するか又はその他の形で除去されるまで、適用された部位上に接着した状態にとどまる。
本発明のフィルム形成性組成物を用いて形成されたフィルムの浸食は、環境に応じて秒、分、時間、さらには日数単位の時間にわたり発生し得る。フィルム形成水性混合物の構成要素が浸食の時間及び経時的な浸食の度合又は範囲ならびにコーティング厚み及び形成されたフィルムの重量、及び部位の含水量を制御するように選択可能なものであるということがわかるであろう。
本発明は、例示を目的として内含されているものの、該発明の範囲を制限するものとして意図されていない以下の実施例において、さらに詳しく記述されることになる。
例1
フィルム及びフィルム形成性組成物
表Iは、比較用フィルムA及びフィルム1を形成するための構成要素及びそのそれぞれの量及び乾燥重量百分率を列挙している。全ての成分は室温で検量され配合される。比較用フィルムAのためには、水中にヒドロキシプロピル化タピオカでんぷんを溶解させた。次にグリセリンを添加し、この混合物をWaring Commercial Laboratory Blender 34BL97型の中で、溶液が均質になるまで速度3で3〜5分間配合した。
液体混合物方法を用いてフィルム1を作った。液体混合物方法のためには、水中でヒドロキシプロピル化タピオカでんぷんを溶解させ、次にCarbopol(登録商標)974Pの3%溶液を組合わせて、でんぷん−重合体溶液を形成させた。でんぷん−重合体の滑らかな混合物を形成させた後、残りの構成要素を添加し、Waring Commercial Laboratory Blender 34BL97型の中で溶液が均質になるまで速度3で3〜5分間配合した。
Figure 2007217687
表IIは、2つのフィルム及びフィルム形成性組成物を作り上げるための成分とそのそれぞれの量及び乾燥重量%を列挙している。フィルム2も同様に液体混合物方法を用いて作った。水中で別々に予備糊化ワキシーコーンスターチ及びCarbopol(登録商標)974Pを溶解させ、次に組合わせてでんぷん−重合体溶液を形成させた。でんぷん−重合体の滑らかな混合物を形成させた後、残りの構成要素を添加し、Waring Commercial Laboratory Blender34BL97型の中で溶液が均質になるまで速度3で3〜5分間配合した。
同時スプレー乾燥方法を用いてフィルム3を作った。同時スプレー乾燥方法のためには、まず第1に水中に予備糊化ワキシーコーンスターチとCarbopol(登録商標)974Pの溶液混合物を溶解させ、次に同時スプレーした。同時スプレー乾燥した混合物を次に水中で再度分散させてでんぷん−重合体溶液を形成させた。でんぷん−重合体の滑らかな混合物を形成させた後、残りの構成要素を添加し、Waring Commercial Laboratory Blender34BL97型の中で溶液が均質になるまで速度3で3〜5分間配合した。
フィルム形成性組成物も同様に同時スプレー乾燥方法を用いて作った。水中にでんぷん−重合体混合物を再分散させた後、残りの構成要素を添加し、Waring Commercial Laboratory Blender34BL97型の中で溶液が均質になるまで速度3で3〜5分間配合した。
Figure 2007217687
例2
フィルムキャスティング
フィルムをキャストするために、フィルム2の溶液を注射器で10cc吸引した。次に溶液をコーターに押し出してフィルムをPET基材上にキャストした。湿潤フィルムを最初に厚み2ミルでキャストした。基材上のフィルムを次に150°F(66℃)の交流オーブン内で5〜8分間、または触っても粘着性がなくなるまで乾燥させた。最終的なフィルムは、厚み0.7ミルまで乾燥した。これを適切な寸法にカットし、パックし、保管した。
例3
比較用フィルムA及びフィルム1の水中での溶解速度
1”×1.25”×0.003”(25.4mm×31.8mm×0.076mm)の寸法で、例1に従って比較用フィルムA及びフィルム1を調製した。両方のフィルムを共に水入りビーカー内に入れた。比較用フィルムAの目に見える何らかの浸食が明白になるまでの所要時間はおよそ54秒であった。フィルム1については、フィルムの何らかの目に見える浸食が明白になるまでにおよそ3.5分が経過した。同じ寸法をもつフィルム1を水の上に置いた。フィルム1の目に見える何らかの浸食が明らかになるまでの所要時間は約22分であった。
例4
粘膜面上へのフィルムの適用
1”×1.25”×0.0007”(25.4mm×31.8mm×0.018mm)という寸法をもつ例1により調製されたフィルム2を、ボランティアの口の内部の頬面組織(頬内部面)上に設置した。フィルムは瞬間的に頬面に接着した。フィルムは完全に溶解するまで頬面上に接着した状態にとどまった。浸食には約25秒かかった。
例5
湿潤皮膚表面上へのフィルムの適用
1”×1.25”×0.0015”(25.4mm×31.8mm×0.038mm)という寸法をもつ例1により調製されたフィルム2を、湿潤皮膚表面上に設置した。フィルムは、皮膚の湿潤表面上に瞬間的に接着した。水道水の低速連続流をフィルム上に適用した。フィルムのせん断を回避するため、水道水の流れを最小限におさえた。フィルムは、完全に浸食するまで湿潤皮膚表面上に接着した状態にとどまった。
例6
乾燥皮膚表面上へのフィルムの適用
水道水を2〜3滴、乾燥した手の甲に適用した。1”×1.25”×0.0015”の寸法をもつ例1により調製されたフィルム3を、手の湿潤部域上に設定した。フィルムは瞬間的に湿潤皮膚表面上に接着した。フィルムは、残渣を3時間後に洗浄し終わってしまうまで、湿潤皮膚表面上に接着した状態にとどまった。
例7
皮膚表面上へのフィルム形成性組成物の適用
例1により調製された通りの約1.5gのフィルム形成性組成物を乾燥した手の甲に塗布し、皮膚表面上で透明になるまで皮膚に擦り付けた。フィルム形成性組成物は皮膚表面上で可撓性フィルムへと乾燥した。フィルムは、流水で洗われるまで皮膚表面上にとどまった。
当業者には明らかとなるように、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、本発明の数多くの修正及び変更を行なうことが可能である。本書中で記述されている特定の実施形態は、例として提供されているにすぎず、該発明は、冒頭のクレームの条件ならびにかかるクレームの等価物の全範囲によってのみ制限されるべきものである。

Claims (20)

  1. 少なくとも1種のポリカルボキシル化重合体及び少なくとも1種の多糖を含む、フィルム。
  2. さらに活性物質を含んで成る、請求項1に記載のフィルム。
  3. 前記活性物質が薬学的作用物質である、請求項2に記載のフィルム。
  4. 前記ポリカルボキシル化重合体が架橋ポリ(アクリル酸)である、請求項1に記載のフィルム。
  5. 前記多糖がでんぷんである、請求項4に記載のフィルム。
  6. 水又はその他の溶媒中に少なくとも1種の多糖及び少なくとも1種のポリカルボキシル化重合体を含んで成る、フィルム形成性組成物。
  7. さらに活性物質を含んで成る、請求項6に記載のフィルム形成性組成物。
  8. 前記活性物質が薬学的作用物質である、請求項7に記載のフィルム形成性組成物。
  9. 前記ポリカルボキシル化重合体が架橋ポリ(アクリル酸)である、請求項8に記載のフィルム形成性組成物。
  10. 前記多糖がでんぷんである、請求項9に記載のフィルム形成性組成物。
  11. 個体に活性物質を送達する方法において、前記個体の湿った組織表面に請求項1のフィルムを適用し、かくして該フィルムが前記湿った表面に接着することになる段階を含んで成る、方法。
  12. 前記フィルムか予め適用された活性物質の上に適用される、請求項11に記載の方法。
  13. 前記フィルムが活性物質で構成される、請求項11に記載の方法。
  14. 前記フィルムが予め湿らせた組織表面上に適用される、請求項11に記載の方法。
  15. 前記フィルムが粘膜表面上に適用される、請求項11に記載の方法。
  16. 個体の組織表面に対してフィルムを適用する方法において、個体の組織表面に対し請求項6のフィルム形成性組成物を適用する段階、及び該組成物がフィルムを形成できるようにする段階を含んで成る、方法。
  17. 前記フィルム形成性組成物が予め適用された活性物質の上に適用される、請求項16に記載の方法。
  18. 前記フィルム形成性組成物が活性物質を含んで成る、請求項16に記載の方法。
  19. 少なくとも1種のポリカルボキシル化重合体及び少なくとも1種の多糖の溶液を調製する段階、及び基材上に該溶液をコーティングしてフィルムを形成させる段階を含んで成る、フィルム形成方法。
  20. 前記溶液が個体の皮膚表面上にコーティングされる、請求項19に記載の方法。
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